JPH05103318A - 動きベクトル検出回路 - Google Patents

動きベクトル検出回路

Info

Publication number
JPH05103318A
JPH05103318A JP31805891A JP31805891A JPH05103318A JP H05103318 A JPH05103318 A JP H05103318A JP 31805891 A JP31805891 A JP 31805891A JP 31805891 A JP31805891 A JP 31805891A JP H05103318 A JPH05103318 A JP H05103318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
shift register
value
search range
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31805891A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaichi Isomura
政一 礒村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Publication of JPH05103318A publication Critical patent/JPH05103318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動きベクトル検出回路のハードウェア規模を
大幅に縮小する。 【構成】 平均値回路17により注目ブロックの輝度の
中間値を求め、この中間値を閾値として、2値化回路1
9、20、21により、注目ブロック及び探索範囲の画
素を2値化する。パターンマッチング回路23は、画素
の一致の度合を全てのベクトルについて調べる。その過
程でより一致するベクトルが出現するたびに、レジスタ
25と26の値を、制御回路22から出力されるそのベ
クトルの各成分に更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動き補償予測符号化を
行う動画像データ圧縮装置における動きベクトル検出回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】最も一般的な動きベクトルの計算方法
は、著書、TV画像の多次元信号処理(日刊工業新聞社
刊、吹抜敬彦著)の6・3・2項で解説されているパタ
ーンマッチングによる方法である。これは、ある程度動
きがあっても実時間で求められるので、フレーム間符号
化装置などで広く使われている。2つの画像信号、g0
(x,y)、g1(x,y)の間で、
【0003】
【数1】
【0004】を求める。そして、8×8程度のブロック
に分け、このブロックで差分絶対値の総和を求め、e
(ζ,η)が最小になるζ、ηをそのブロックの動きベ
クトルとするものである。
【0005】では、上述の様な演算を実時間で行うため
の従来のハードウェアの構成を図6に示す。41は注目
ブロックの画素データを入力する端子、42は探索範囲
の上半分のデータを入力する端子、43は探索範囲の下
半分のデータを入力する端子、44はブロック同期信号
を入力する端子、45は制御回路、46はパターンマッ
チング回路、47は動きベクトルの水平成分を保持する
レジスタ、48は垂直成分を保持するレジスタ、49は
動きベクトルの水平成分を出力する端子、50は垂直成
分を出力する端子である。
【0006】次に、動作について説明する。まず、端子
44から入力するブロック同期信号によって、レジスタ
47及び48に残っている動きベクトルを初期化する。
それと同時に制御回路に、次の注目ブロックの処理を開
始する合図を送る。
【0007】端子41から入力される注目ブロックの画
素データと、端子42及び端子43から入力される探索
範囲の画素データは、パターンマッチング回路46に入
力される。
【0008】図7にパターンマッチング回路46の内部
構成を示す。図7に示した例は、注目ブロックが8×8
で、探索範囲が15×15の場合である。図7に於て、
211、212及び213は、データ長8ビット、シフ
トの段数8ビットのシフトレジスタ(以後、8×8ビッ
トのシフトレジスタと言う)、214は8×8ビットの
シフトレジスタを8個内蔵したシフトレジスタ群、21
5は8×8ビットのシフトレジスタを15個内蔵したシ
フトレジスタ群、216はマルチプレクサー回路、21
7は64個の減算器を内蔵した減算器群、218は64
個の絶対値回路を内蔵した絶対値回路群、219は8ビ
ット64入力の加算を行う加算器、220は比較器、2
21はレジスタ、222はスイッチ回路である。
【0009】シフトレジスタ211は、深さ8ビットの
注目ブロックのデータが入力され、8×8ビットのパラ
レル信号に変換される。シフトレジスタ211の駆動ク
ロックは、図3に示すクロックAである。上記の8×8
ビットの信号は、シフトレジスタ群214で各々8×8
ビットのシフトレジスタ214a〜214hに供給さ
れ、8×64本のパラレル信号に変換される。シフトレ
ジスタ群214の駆動クロックは、図3に示すクロック
Bとなる。つまり、シフトレジスタ214に注目ブロッ
クの縦8個の画素データの入力が完了すると、それら8
画素のデータをクロックBでまとめてシフトレジスタ群
214に転送する。このサイクルを8回繰り返し、以
後、クロックBの供給を停止して、シフトレジスタ群2
14に、注目ブロックの64個の8ビット画素データを
保持させる。
【0010】シフトレジスタ212とシフトレジスタ2
13には、深さ8ビットの探索範囲の上半分と下半分の
データがそれぞれ入力され、各々8×8ビットと8×7
ビットのパラレル信号に変換され計8×15ビットのパ
ラレル信号となる。シフトレジスタ212と213の駆
動クロックは、図3に示すクロックCとなる。つまり、
上記の8×15ビットの信号は、シフトレジスタ群21
5で各々8×8ビットのシフトレジスタ215a〜21
5oに供給され、8×120本のパラレル信号に変換さ
れる。シフトレジスタ群215の駆動クロックは、図3
に示すクロックDとなる。シフトレジスタ212と21
3に探索範囲の縦15個の画素データの入力が完了する
と、それら15画素のデータをクロックDでまとめてシ
フトレジスタ群215に転送する。このサイクルを8回
繰り返すことにより、横8画素、縦15画素、深さ8ビ
ットの探索範囲の画素データを、シフトレジスタ群21
5へ入力することができる。この時点で、図4の(a)
に示すように、目的の探索範囲の斜線部分が、シフトレ
ジスタ群215へ入力されたことになる。
【0011】マルチプレクサー216は、120本の入
力から64本を選択して出力する。その選択方法は、最
初の8×15の探索範囲をシフトレジスタ群215に入
力した直後の第1サイクルでは、図5の(a)の斜線部
に示すように、探索範囲の上部の64画素を選択して出
力し、次の第2サイクルでは、同図の(b)の斜線部に
示すように、1行下の64画素を選択して出力する。こ
うして8サイクルごとに1行下の64画素を選択して行
き、第8サイクルでは、同図の(h)の斜線部に示すよ
うに、探索範囲の下部の64画素を選択することにな
る。この第1から第8までの8サイクルの各々で、減算
器回路群217で64ペアの差分を同時に取り、さら
に、その64個の差分データを絶対値回路群218で同
時に絶対値に変換する。そして、64画素の差分絶対値
の和を加算器219で計算する。
【0012】次の8サイクルでは、シフトレジスタ21
2と213から、新たな縦15個の画素データをシフト
レジスタ群215へ入力する。このとき、いちばん最初
に入力した縦15個の画素データは放棄される。つま
り、図4の(b)に示す斜線部分がシフトレジスタ群2
15へ入力されたことになる。そして、同様に、図5に
示すように、マルチプレクサー216で次々と探索範囲
をシフトさせながら、減算回路群217で64ペアの差
分を取り、それらを絶対値回路群218で絶対値の変換
し、差分絶対値和を加算器219で計算する。 上述の
ようにして、探索範囲の画素をシフトさせながら、全て
のベクトルについて、総当たり的に注目ブロックとのマ
ッチングをとり、差分絶対値和の大きさを調べていく。
【0013】加算器219の出力は、値が小さいほどマ
ッチングがよい。そこで、比較器220で、レジスタ2
21に保持されている過去の最小値と比較し、新たに入
力した値がより小さければ、スイッチ222を1側に倒
し、新たな最小値をレジスタ221に保持させる。一
方、新たに入力した値がレジスタに保持されている過去
の最小値よりも大きければ、スイッチ222を2側に倒
し、レジスタ221に保持されているデータの更新は行
わない。
【0014】上述の様にして、全てのベクトルについ
て、総当たり的に注目ブロックとのマッチングを取り、
差分絶対値和を求め、過去のマッチングと比べ、差分絶
対値和が小さいとき、パターンマッチング回路46は、
レベル1を出力し、大きいときは、レベル0を出力す
る。
【0015】このとき、制御回路20から、パターンマ
ッチング回路の出力のタイミングに合わせて、対応する
ベクトルの水平成分と垂直成分が出力され、パターンマ
ッチング回路の出力がレベル1の場合は、レジスタ47
と48の値はその時のベクトル値に更新される。
【0016】上述の処理を探索範囲の全てのベクトルに
ついて行うことにより、レジスタ47と48には最終的
に求める動きベクトルが保持され、求める動きベクトル
の水平成分が端子49に、垂直成分が端子50に出力さ
れる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】パターンマッチングに
よる動きベクトルの計算には膨大な計算回数を必要とす
る。例えば、8×8画素のブロックについて、±7の範
囲で動きベクトルを検出する場合、64画素についての
8ビットの差分絶対値和演算を15の2乗回行わなけれ
ばならない。この演算を実時間内で実行するためには、
従来例で示したように、1クロックで差分絶対値和が計
算できるような構成が必要となる。しかし、従来の動き
ベクトル検出回路は、大量のシフトレジスタや加算器を
必要とするため、回路規模が大きくなるという問題点が
あった。本発明は、上述の問題点を解決するためになさ
れたもので、回路規模の小さい動きベクトル検出回路を
得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】現画面内の注目ブロック
の画素の最小値と最大値を計算する手段と、前記最小値
と最大値の中間値を閾値として前記注目ブロックの画素
を2値化し、2値化注目ブロックを得る手段と、前記中
間値を閾値として前画面内の探索範囲の画素を2値化
し、2値化探索範囲を得る手段と、前記2値化注目ブロ
ックと前記2値化探索範囲のパターンマッチングを複数
のベクトルについて行い、一致しない画素の個数が最小
となるときのベクトルを求める動きベクトルとする手段
を備えたことを特徴とする。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例である。11は注目
ブロックの画素データを入力する端子、12及び13は
探索範囲の画素を入力する端子、14はブロック同期信
号を入力する端子、15は注目ブロックの最小値を計算
する最小値回路、16は注目ブロックの最大値を計算す
る最大値回路、17は最大値と最小値の中間値を計算す
る平均値回路、18はメモリ、19、20及び21は2
値化回路、22は制御回路、23はパターンマッチング
回路、24は論理積回路、25は動きベクトルの水平成
分を保持するレジスタ、26は垂直成分を保持するレジ
スタ、27、28、29及び30は絶対値回路、31、
32は加算器、33は比較回路、34は動きベクトルの
水平成分を出力する端子、35は垂直成分を出力する端
子である。
【0020】次に、動作について説明する。まず、端子
14から入力するブロック同期信号によって、最小値回
路15と最大値回路16に残っている直前に処理した注
目ブロックの最小値、最大値やレジスタ25及び26に
残っている動きベクトルを初期化する。それと同時に制
御回路22に、次の注目ブロックの処理を開始する合図
を送る。
【0021】端子11から入力される注目ブロックの画
素データは、最小値回路15と最大値回路16及びメモ
リ18に供給される。最小値回路15は、注目ブロック
内の全画素から最小値を計算する。同様に、最大値回路
16は、最大値を計算する。次に、こうして得られた最
小値と最大値の平均値を平均値回路17で計算すること
により、それらの中間値を得る。また、メモリ18は、
平均値回路17が中間値を計算するまで、注目ブロック
の画素データを遅延させるためのもので、2値化回路1
9には、上記中間値が注目ブロックの先頭画素に先んじ
てあるいは同時に供給される。
【0022】端子12は探索範囲の上半分のデータを入
力する端子、端子13は探索範囲の下半分を入力する端
子である。探索範囲のデータは、平均値回路17が中間
値を計算する時間分、注目ブロックの画素データより遅
れて入力され、2値化回路20、21には、上記中間値
が各々の探索範囲の先頭画素データに先んじてあるいは
同時に供給される。2値化回路19、20及び21で
は、上記中間値を閾値として各々の画素データを2値化
する。従って、パターンマッチング回路23には、3ビ
ットの信号が供給されることになる。
【0023】図2に本発明に係わるパターンマッチング
回路23の内部構成を示す。図2に示した例は、注目ブ
ロックが8×8で、探索範囲が15×15の場合であ
る。
【0024】図2に於て、111、112及び113は
1×8ビットのシフトレジスタ、114は1×8ビット
のシフトレジスタを8個内蔵したシフトレジスタ群、1
15は1×8ビットのシフトレジスタを15個内蔵した
シフトレジスタ群、116はマルチプレクサー回路、1
17は64個の排他的論理和回路を内蔵した排他的論理
和回路群、118は1ビット64入力の加算を行う加算
器、119は比較器、120はレジスタ、121はスイ
ッチ回路である。
【0025】シフトレジスタ111は、2値化された注
目ブロックのデータが入力され、8ビットのパラレル信
号に変換される。シフトレジスタ111の駆動クロック
は、図3に示すクロックAである。上記の8ビットの信
号は、シフトレジスタ群114で各々8ビットのシフト
レジスタ114a〜114hに供給され、64本のパラ
レル信号に変換される。シフトレジスタ群114の駆動
クロックは、図3に示すクロックBとなる。つまり、シ
フトレジスタ114に注目ブロックの縦8個の画素デー
タの入力が完了すると、それら8画素のデータをクロッ
クBでまとめてシフトレジスタ群114に転送する。こ
のサイクルを8回繰り返し、以後、クロックBの供給を
停止して、シフトレジスタ群114に、注目ブロックの
64個の2値化画素データを保持させる。
【0026】シフトレジスタ112とシフトレジスタ1
13には、2値化された探索範囲の上半分と下半分のデ
ータがそれぞれ入力され、各々8ビットと7ビットのパ
ラレル信号に変換され計15ビットのパラレル信号とな
る。シフトレジスタ112と113の駆動クロックは、
図3に示すクロックCとなる。つまり、上記の15ビッ
トの信号は、シフトレジスタ群115で各々8ビットの
シフトレジスタ115a〜115oに供給され、120
本のパラレル信号に変換される。シフトレジスタ群11
5の駆動クロックは、図3に示すクロックDとなる。シ
フトレジスタ112と113に探索範囲の縦15個の画
素データの入力が完了すると、それら15画素のデータ
をクロックDでまとめてシフトレジスタ群115に転送
する。このサイクルを8回繰り返すことにより、横8画
素、縦15画素の探索範囲の2値化画素データを、シフ
トレジスタ群115へ入力することができる。この時点
で、図4の(a)に示すように、目的の探索範囲の斜線
部分が、シフトレジスタ群115へ入力されたことにな
る。
【0027】マルチプレクサー116は、120本の入
力から64本を選択して出力する。その選択方法は、最
初の8×15の探索範囲をシフトレジスタ群115に入
力した直後の第1サイクルでは、図5の(a)の斜線部
に示すように、探索範囲の上部の64画素を選択して出
力し、次の第2サイクルでは、同図の(b)の斜線部に
示すように、1行下の64画素を選択して出力する。こ
うして8サイクルごとに1行下の64画素を選択して行
き、第8サイクルでは、同図の(h)の斜線部に示すよ
うに、探索範囲の下部の64画素を選択することにな
る。この第1から第8までの8サイクルの各々で、排他
的論理和回路群117で64ペアの排他的論理和を一斉
に取り、画素の値が一致しないペア、すなわち出力が1
になる画素の個数を加算器118で計算する。
【0028】次の8サイクルでは、シフトレジスタ11
2と113から、新たな縦15個の画素データをシフト
レジスタ群115へ入力する。このとき、いちばん最初
に入力した縦15個の画素データは放棄される。つま
り、図4の(b)に示す斜線部分がシフトレジスタ群1
15へ入力されたことになる。そして、同様に、図5に
示すように、マルチプレクサー116で次々と探索範囲
をシフトさせながら、排他的論理和回路群117で64
ペアの排他的論理和を取り、画素の値が一致しないペ
ア、すなわち出力が1になる画素の個数を加算器118
で計算する。 上述のようにして、探索範囲の画素をシ
フトさせながら、全てのベクトルについて、総当たり的
に注目ブロックとのマッチングをとり、画素の一致の度
合を調べていく。
【0029】加算器118の出力は、値が小さいほどマ
ッチングがよい。そこで、比較器119で、レジスタ1
20に保持されている過去の最小値と比較し、新たに入
力した値がより小さければ、スイッチ121を1側に倒
し、新たな最小値をレジスタ120に保持させる。一
方、新たに入力した値がレジスタに保持されている過去
の最小値よりも大きければ、スイッチ121を2側に倒
し、レジスタ120に保持されているデータの更新は行
わない。
【0030】上述の様にして、全てのベクトルについ
て、総当たり的に注目ブロックとのマッチングを取り、
一致しない画素の個数を調べ、過去のマッチングと比
べ、一致しない画素の個数が少ないとき、パターンマッ
チング回路23は、レベル1を出力し、大きいときは、
レベル0を出力する。
【0031】このとき、制御回路22から、パターンマ
ッチング回路の出力のタイミングに合わせて、対応する
ベクトルの水平成分と垂直成分が出力され、パターンマ
ッチング回路の出力がレベル1の場合は、レジスタ25
と26の値はその時のベクトル値に更新される。
【0032】しかし、パターンマッチング回路の出力が
レベル1であっても、レジスタ25と26の値を更新し
ない場合がある。絶対値回路27と28で、現在、レジ
スタ25と26に保持されているベクトルの水平成分と
垂直成分を絶対値に変換し、これらを加算器31で加算
し、これを現在のベクトルの大きさとする。同様に、絶
対値回路29と30で、これから更新しようとする新し
いベクトルの水平成分と垂直成分を絶対値に変換し、こ
れらを加算器32で加算し、新しいベクトルの大きさと
する。この両者を比較器33で比較し、現在のベクトル
の方が小さいときは、レベル0を出力する。従って、論
理積回路24によって、この時のパターンマッチング回
路の出力がレベル1であっても、レジスタ25と26に
はレベル0が供給され、ベクトル値の更新は行われな
い。
【0033】上述の処理を探索範囲の全てのベクトルに
ついて行うことにより、レジスタ25と26には最終的
に求める動きベクトルが保持され、求める動きベクトル
の水平成分が端子34に、垂直成分が端子35に出力さ
れる。
【0034】上述した実施例では、基本的な動作原理を
説明するため、注目ブロックを8×8、探索範囲を15
×15としたが、シフトレジスタのビット数や個数等を
変更すれば、他のサイズのブロックや探索範囲について
も同様に処理できる。
【0035】上述した実施例では、零ベクトルに最も近
いベクトルの定義として、ベクトルの水平方向成分の絶
対値と垂直方向成分の絶対値の和を用いていたが、それ
ぞれの成分の2乗の和の平方根を取って比較してもよ
い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、画像を2値化してパタ
ーンマッチングをするようにしたので、大幅な回路規模
の削減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による動きベクトル検出回路の一実施
例の構成を示すブロック図。
【図2】 パターンマッチング回路23の内部構成を示
すブロック図。
【図3】 パターンマッチング回路23及び46に入力
される代表的な制御信号のタイミングを示したタイミン
グ図。
【図4】 探索範囲の画素がパターンマッチング回路2
3及び46に入力される状態を示した説明図。
【図5】 注目ブロックの画素が探索範囲をスキャニン
グする状態を示した説明図。
【図6】 従来の動きベクトル検出回路の構成を示すブ
ロック図。
【図7】 パターンマッチング回路46の内部構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
11 入力端子 12 入力端子 13 入力端子 14 入力端子 15 最小値回路 16 最大値回路 17 平均値回路 18 メモリ 19 2値化回路 20 2値化回路 21 2値化回路 22 制御回路 23 パターンマッチング回路 24 論理積回路 25 レジスタ 26 レジスタ 27 絶対値回路 28 絶対値回路 29 絶対値回路 30 絶対値回路 31 加算器 32 加算器 33 比較器 34 出力端子 35 出力端子 111 1×8ビットシフトレジスタ 112 1×8ビットシフトレジスタ 113 1×8ビットシフトレジスタ 114 1×8ビットシフトレジスタ群 115 1×8ビットシフトレジスタ群 116 マルチプレクサー 117 排他的論理和回路群 118 1ビット64入力加算器 119 比較器 120 レジスタ 121 スイッチ回路 211 8×8ビットシフトレジスタ 212 8×8ビットシフトレジスタ 213 8×8ビットシフトレジスタ 214 8×8ビットシフトレジスタ群 215 8×8ビットシフトレジスタ群 216 マルチプレクサー 217 減算回路群 218 絶対値回路群 219 8ビット64入力加算器 220 比較器 221 レジスタ 222 スイッチ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現画面内の注目ブロックの最小値を計算
    する手段と、前記現画面内の注目ブロックの最大値を計
    算する手段と、前記最小値と前記最大値の中間値を閾値
    として前記注目ブロックの画素を2値化し、2値化注目
    ブロックを得る手段と、前記中間値を閾値として前画面
    内の探索範囲の画素を2値化し、2値化探索範囲を得る
    手段と、前記2値化注目ブロックと前記2値化探索範囲
    のパターンマッチングを複数のベクトルについて行い、
    一致しない画素の個数が最小となるときのベクトルを、
    求める動きベクトルとする手段を備えたことを特徴とす
    る動きベクトル検出回路。
JP31805891A 1991-08-09 1991-12-02 動きベクトル検出回路 Pending JPH05103318A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20074891 1991-08-09
JP3-200748 1991-08-09

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05103318A true JPH05103318A (ja) 1993-04-23

Family

ID=16429520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31805891A Pending JPH05103318A (ja) 1991-08-09 1991-12-02 動きベクトル検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05103318A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151169A (ja) * 1996-12-26 2007-06-14 United Module Corp 動ベクトル検出装置および記録媒体
JP2009123074A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Mega Chips Corp 画像処理装置
JP2009272765A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Sony Corp 動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151169A (ja) * 1996-12-26 2007-06-14 United Module Corp 動ベクトル検出装置および記録媒体
JP2009123074A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Mega Chips Corp 画像処理装置
JP2009272765A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Sony Corp 動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2053241C (en) Motion estimator
US5357287A (en) Method of and apparatus for motion estimation of video data
US5793443A (en) Motion vector detection circuit
JPH07115646A (ja) 画像処理装置
US7248750B2 (en) Object information processing apparatus, image processing system, game apparatus and image processing method
KR20000063035A (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 저장 매체
JPH05103318A (ja) 動きベクトル検出回路
US5581309A (en) Motion vector detecting circuit
US8611679B2 (en) Image processing device and image processing method
US6990149B2 (en) Circuit and method for full search block matching
JPH07222161A (ja) 空間情報を用いた動き検出回路及びその方法
JPS58222383A (ja) 画像処理方式
JPH0549017A (ja) 動きベクトル検出回路
JP2004229150A (ja) 動きベクトル探索方法および装置
JP3004685B2 (ja) 動きベクトル検出回路
KR100882300B1 (ko) 화상 움직임 검출 회로
JP3698501B2 (ja) 動きベクトル検出装置
JP2007097028A (ja) 動きベクトル検出方法および動きベクトル検出回路
JPH07271985A (ja) 動き検出装置及び方法
JPH01307384A (ja) 動き検出回路
JPS5839180A (ja) 相関追尾装置
JPS595945B2 (ja) パタ−ン認識方法
EP2002656A2 (en) Method and apparatus for computing a sliding sum of absolute differences
Genovese et al. Research Article FPGA Implementation of Gaussian Mixture Model Algorithm for 47fps Segmentation of 1080p Video
JPH06133296A (ja) 動き検出方法および装置