JPH05102739A - 電力増幅器 - Google Patents
電力増幅器Info
- Publication number
- JPH05102739A JPH05102739A JP25735091A JP25735091A JPH05102739A JP H05102739 A JPH05102739 A JP H05102739A JP 25735091 A JP25735091 A JP 25735091A JP 25735091 A JP25735091 A JP 25735091A JP H05102739 A JPH05102739 A JP H05102739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power amplifier
- distortion
- signal
- detector
- comparator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電力増幅器が有する周波数特性により、複数の
帯域に配置された信号周波数の歪量の変化を自動的に補
正する歪補正回路付き電力増幅器を提供する。 【構成】電力増幅器3の出力側に信号検波器5、歪み検
波器8,9と、複数個の帯域フィルタ6,7と、信号対
歪の検波電圧差が最大となるように、減算器11,比較
器12を有し歪補正回路2に帰還をかけることによっ
て、広帯域にわたる複数の信号について歪量を抑圧す
る。
帯域に配置された信号周波数の歪量の変化を自動的に補
正する歪補正回路付き電力増幅器を提供する。 【構成】電力増幅器3の出力側に信号検波器5、歪み検
波器8,9と、複数個の帯域フィルタ6,7と、信号対
歪の検波電圧差が最大となるように、減算器11,比較
器12を有し歪補正回路2に帰還をかけることによっ
て、広帯域にわたる複数の信号について歪量を抑圧す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力増幅器に関し、特に
マイクロ波帯及びミリ波帯で用いられる自動歪補正回路
を備えた電力増幅器に関する。
マイクロ波帯及びミリ波帯で用いられる自動歪補正回路
を備えた電力増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電力増幅器は図3に示すように、
電力増幅器28の入力部に歪補正回路27を備えてい
る。
電力増幅器28の入力部に歪補正回路27を備えてい
る。
【0003】次に従来例の動作について説明する。入力
信号は分配器22により2つの経路に分けられる。経路
1では、歪発生器23が入力信号を相殺し、かつ予想さ
れる歪量を発生する。次に可変減衰器24ではその歪み
量の振幅を可変する。経路2では入力信号の位相を可変
位相器26により移相している。経路1,2の出力信号
は合成器25で合成されるが、この合成信号は任意の振
幅の歪量と位相を持つ歪み信号になる。この歪み信号は
電力増幅器内で受ける歪の逆位相でかつ同振幅の歪をも
った入力信号として設定される。この歪信号が電力増幅
器28に入力して電力増幅器で生じる歪と相殺して結果
として出力は歪のない信号になる。
信号は分配器22により2つの経路に分けられる。経路
1では、歪発生器23が入力信号を相殺し、かつ予想さ
れる歪量を発生する。次に可変減衰器24ではその歪み
量の振幅を可変する。経路2では入力信号の位相を可変
位相器26により移相している。経路1,2の出力信号
は合成器25で合成されるが、この合成信号は任意の振
幅の歪量と位相を持つ歪み信号になる。この歪み信号は
電力増幅器内で受ける歪の逆位相でかつ同振幅の歪をも
った入力信号として設定される。この歪信号が電力増幅
器28に入力して電力増幅器で生じる歪と相殺して結果
として出力は歪のない信号になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の電力増幅器
では、広帯域にわたり複数の周波数帯域に配置された信
号を有する場合に、電力増幅器が有する周波数特性の帯
域ごとに異なる歪みに対して入力周波数の歪量の変化を
個別に補正できないので、広帯域で歪量を補正できない
欠点があった。
では、広帯域にわたり複数の周波数帯域に配置された信
号を有する場合に、電力増幅器が有する周波数特性の帯
域ごとに異なる歪みに対して入力周波数の歪量の変化を
個別に補正できないので、広帯域で歪量を補正できない
欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電力増幅器は、
複数個の帯域に分れて配置された信号を共通増幅する電
力増幅器本体と、この電力増幅器本体の出力信号の一部
を分岐し検波する信号検波器と、前記複数個の信号のそ
れぞれの混変調歪を抽出する帯域フィルタ付検波器と、
前記信号検波器と前記帯域フィルタ付検波器との差の電
圧を求める減算器と、この減算器の出力信号を基に信号
対歪の比が最大となるように制御する比較器と、この比
較器の制御信号により前記電力増幅器の歪み電圧と逆相
の歪成分を生成する歪補正回路とを前記電力増幅器本体
の前段に備えている。
複数個の帯域に分れて配置された信号を共通増幅する電
力増幅器本体と、この電力増幅器本体の出力信号の一部
を分岐し検波する信号検波器と、前記複数個の信号のそ
れぞれの混変調歪を抽出する帯域フィルタ付検波器と、
前記信号検波器と前記帯域フィルタ付検波器との差の電
圧を求める減算器と、この減算器の出力信号を基に信号
対歪の比が最大となるように制御する比較器と、この比
較器の制御信号により前記電力増幅器の歪み電圧と逆相
の歪成分を生成する歪補正回路とを前記電力増幅器本体
の前段に備えている。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック図である。
る。図1は本発明の一実施例のブロック図である。
【0007】図1の実施例は電力増幅器3の出力側に信
号検波器5と歪信号を抽出する帯域フィルタ6,7を有
する検波器8,9を備えている。帯域フィルタ6,7
は、混変調歪が発生すると予想される周波数帯域のみが
通過するフィルタであり、これによってそれぞれ、検波
器8,9では、混変調歪だけが検波される。複数個の歪
用の検波器8,9のそれぞれの検波電圧の最大値を最大
値検出回路10で歪検波電圧とする。次に信号検波器5
の信号成分の検波電圧と歪検波電圧との差を減算回路1
1で求め、その差と入力される参照電圧13とを比較器
12で行ない、歪み信号を発生する歪補正回路2に帰還
する。今図2の信号配置図に示すように、複数の信号波
15,16,17に対応する歪信号を混変調歪18,1
9,20とすると、初期設定を行なえば信号対各歪みの
比率が定められる。すなわち、信号がf1 からf2 及び
fN に存在する場合に、フィルタ6,7をf1 +△f、
f2 +△f2 …fN +△fの帯域通過フィルタ8,9〜
Nとすることで、増幅器の周波数特性からくる歪量の周
波数特性を自動に補正できる。
号検波器5と歪信号を抽出する帯域フィルタ6,7を有
する検波器8,9を備えている。帯域フィルタ6,7
は、混変調歪が発生すると予想される周波数帯域のみが
通過するフィルタであり、これによってそれぞれ、検波
器8,9では、混変調歪だけが検波される。複数個の歪
用の検波器8,9のそれぞれの検波電圧の最大値を最大
値検出回路10で歪検波電圧とする。次に信号検波器5
の信号成分の検波電圧と歪検波電圧との差を減算回路1
1で求め、その差と入力される参照電圧13とを比較器
12で行ない、歪み信号を発生する歪補正回路2に帰還
する。今図2の信号配置図に示すように、複数の信号波
15,16,17に対応する歪信号を混変調歪18,1
9,20とすると、初期設定を行なえば信号対各歪みの
比率が定められる。すなわち、信号がf1 からf2 及び
fN に存在する場合に、フィルタ6,7をf1 +△f、
f2 +△f2 …fN +△fの帯域通過フィルタ8,9〜
Nとすることで、増幅器の周波数特性からくる歪量の周
波数特性を自動に補正できる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数個の
混変調歪検波器と、減算器と、比較器と、歪補正回路と
を備えることにより、電力増幅器の複数の帯域に分散さ
れた歪量を複数の各信号に応じて歪み補正することがで
きる効果がある。
混変調歪検波器と、減算器と、比較器と、歪補正回路と
を備えることにより、電力増幅器の複数の帯域に分散さ
れた歪量を複数の各信号に応じて歪み補正することがで
きる効果がある。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本実施例の信号配置の説明図である。
【図3】従来の電力増幅器のブロック図である。
1 入力端子 4 出力端子 2,27 歪補正回路 3,28 電力増幅器 5,8,9 検波器 6,7 帯域通過フィルタ 10 最大値検出回路 11 減算回路 12 比較器 13 参照電圧
Claims (2)
- 【請求項1】 複数個の帯域に分れて配置された信号を
共通増幅する電力増幅器本体と、この電力増幅器本体の
出力信号の一部を分岐し検波する信号検波器と、前記複
数個の信号のそれぞれの混変調歪を抽出する帯域フィル
タ付検波器と、前記信号検波器と前記帯域フィルタ付検
波器との差の電圧を求める減算器と、この減算器の出力
信号を基に信号対歪の比が最大となるように制御する比
較器と、この比較器の制御信号により前記電力増幅器の
歪み電圧と逆相の歪成分を生成する歪補正回路とを前記
電力増幅器本体の前段に備えていることを特徴とする電
力増幅器。 - 【請求項2】 前記比較器が外部から入力される参照電
圧を基準として各混変調歪成分が所定のレベル以下とな
るように比較する作用を有することを特徴とする請求項
1記載の電力増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25735091A JP3186113B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 電力増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25735091A JP3186113B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 電力増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05102739A true JPH05102739A (ja) | 1993-04-23 |
JP3186113B2 JP3186113B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=17305163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25735091A Expired - Fee Related JP3186113B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 電力増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186113B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002025808A1 (fr) * | 2000-09-19 | 2002-03-28 | Japan Science And Technology Corporation | Amplificateur de puissance a compensation de distorsion non lineaire |
JP2004289542A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Mitsubishi Electric Corp | プレディストータ |
JP2007013576A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 歪補償増幅装置 |
JP2008172544A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Mitsubishi Electric Corp | ダイオードリニアライザを用いた歪補償回路 |
JP2008258704A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 増幅装置 |
WO2011030794A1 (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-17 | 住友電気工業株式会社 | 増幅装置、及びこれを用いた無線送信装置 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP25735091A patent/JP3186113B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002025808A1 (fr) * | 2000-09-19 | 2002-03-28 | Japan Science And Technology Corporation | Amplificateur de puissance a compensation de distorsion non lineaire |
US6859099B2 (en) | 2000-09-19 | 2005-02-22 | Japan Science And Technology Corporation | Nonlinear distortion compensation power amplifier |
JP2004289542A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Mitsubishi Electric Corp | プレディストータ |
JP4716306B2 (ja) * | 2003-03-24 | 2011-07-06 | 三菱電機株式会社 | プレディストータ |
JP2007013576A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 歪補償増幅装置 |
JP2008172544A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Mitsubishi Electric Corp | ダイオードリニアライザを用いた歪補償回路 |
JP2008258704A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 増幅装置 |
WO2011030794A1 (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-17 | 住友電気工業株式会社 | 増幅装置、及びこれを用いた無線送信装置 |
US8773201B2 (en) | 2009-09-10 | 2014-07-08 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Amplifying device and wireless transmission device using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3186113B2 (ja) | 2001-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5796304A (en) | Broadband amplifier with quadrature pilot signal | |
EP0541789B1 (en) | Feed forward amplifier network with frequency swept pilot tone | |
KR100356250B1 (ko) | 디지탈 상호 변조 제어 기능을 갖는 피드 포워드 앰프 | |
US4490684A (en) | Adaptive quadrature combining apparatus | |
US6408168B1 (en) | Receiver with automatic gain control circuit | |
JPH0878965A (ja) | フィードフォワード増幅器 | |
US4618999A (en) | Polar loop transmitter | |
US6081156A (en) | Method and apparatus for amplifying feedforward linear power using pilot tone hopping | |
KR100719779B1 (ko) | 전기 회로들에 의해 발생되는 왜곡을 감소시키는 제어 시스템용 양측파대 파일럿 기술 | |
KR100552251B1 (ko) | 전기 회로들에 의해 생성된 왜곡을 감소시키는 제어 시스템용 스위프 파일럿 기술 | |
JPH05102739A (ja) | 電力増幅器 | |
KR100642531B1 (ko) | 전기 회로들에 의해 생성된 왜곡을 감소시키는 제어 시스템용 주파수 홉 파일럿 기술 | |
JPH0470203A (ja) | フィードフォワード増幅器 | |
JPS6046887B2 (ja) | Agc回路 | |
JP3335226B2 (ja) | 受信機 | |
JP3160081B2 (ja) | 歪み補償回路 | |
JPH0346418A (ja) | スケルチ検出回路 | |
JPS609394B2 (ja) | 位相変調歪補正方式 | |
JPH01212919A (ja) | 直接合成シンセサイザ | |
JPH08248120A (ja) | レーダ受信機 | |
JPS61224682A (ja) | Agc回路 | |
JPS5847101B2 (ja) | ダイバシテイ受信装置 | |
JPH0278310A (ja) | Agcシステム | |
JPH10136227A (ja) | テレビジョン中継受信装置 | |
JPS61177077A (ja) | Tv受像機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010410 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |