JPH05102456A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH05102456A
JPH05102456A JP3257566A JP25756691A JPH05102456A JP H05102456 A JPH05102456 A JP H05102456A JP 3257566 A JP3257566 A JP 3257566A JP 25756691 A JP25756691 A JP 25756691A JP H05102456 A JPH05102456 A JP H05102456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
insulating film
photosensitive
solid
interlayer insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3257566A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tanaka
浩司 田中
Toshihiro Kuriyama
俊寛 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP3257566A priority Critical patent/JPH05102456A/ja
Publication of JPH05102456A publication Critical patent/JPH05102456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低スミアで暗電流の小さい固体撮像装置を提
供する。 【構成】 感光部および垂直CCD電荷転送部の絶縁膜
はシリコン窒化膜8とシリコン酸化膜4とで形成される
が、周辺配線部の絶縁膜はシリコン窒化膜8とシリコン
酸化膜4とさらにボロンとりんを含有したBPSG膜6
aとで形成されている。なおBPSG膜6aは1000
℃の熱処理によってフローされたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像装置およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の固体撮像装置について説明
する。
【0003】図3は従来の固体撮像装置の要部断面図で
あり、現在主流となっているインターライン転送方式C
CD撮像装置の画素部分と周辺配線部を示している。図
3において、1はP型シリコン基板、2はP型シリコン
基板1とでPN接合フォトダイオードを形成するN形フ
ォトダイオード、3は垂直CCD転送チャンネル部とな
るN形埋め込み領域、4はシリコン酸化膜、5は紙面に
垂直な方向に電荷を転送するための転送ゲートとなる多
結晶ポリシリコン膜、6はCVD層間絶縁膜、7はフォ
トダイオード以外への入射光を遮光する遮光膜および多
結晶ポリシリコン膜5に信号パルスを送るための配線と
なるアルミニウム膜である。lはフォトダイオード2の
直上のシリコン酸化膜4とCVD層間絶縁膜5との合計
膜厚である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、スミアの発生と、フォトダイオード上の
シリコン基板とシリコン酸化膜間の界面の結晶欠陥によ
り画質が劣化するという課題を有していた。以下図3に
沿って、スミアおよび画質劣化のメカニズムについて説
明する。まずスミアであるが、フォトダイオード2へ斜
めに入射した光が開口lを通してCCD電荷転送チャネ
ル部となるN形埋め込み領域3の近傍で電荷を発生させ
る。この発生電荷がN形埋め込み領域3へ漏れ込んで疑
似信号となる。この疑似信号がスミア成分の主なもので
ある。スミアを防止するためにCVD層間絶縁膜6を薄
くして開口lを短くし、斜めから入り込む入射光の進入
を防ぐ方法が一般に用いられるが、これでは同時に周辺
配線部のアルミニウム膜7の下のCVD層間絶縁膜6も
薄くなり、パルス転送時にアルミニウム膜7の下のP型
領域が反転してリーク電流が発生する。
【0005】次に画質劣化のメカニズムについて説明す
る。一般にアルミニウウム膜7で周辺配線形成と同時に
遮光膜を形成しており、その形成方法は精度を向上させ
るためにドライエッチ法を使用している。従来の構造で
は周辺配線で仕上がり段差が大きいためアルミニウム膜
7のエッチング残りをなくすためのアルミドライエッチ
時間は配線形成にかかる時間で律速される。このためア
ルミドライエッチ時にフォトダイオード2が受けるプラ
ズマダメージは非常に大きくなり、P形シリコン基板1
とシリコン酸化膜4の間に結晶欠陥を発生させる。この
結晶欠陥は界面準位を増加させ、PN接合フォトダイオ
ードの漏れ電流発生源となる。この漏れ電流は暗電流と
呼ばれ、光入力を全く遮断した場合でも電流を生じ、暗
い被写体を撮影したときに画像上の白い傷のように見え
著しく画質を劣化させる。
【0006】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、スミアおよび画質劣化を防止した固体撮像装置およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の固体撮像装置は、周辺配線部の層間絶縁膜は
従来と同じにし、フォトダイオードの上の層間絶縁膜の
み薄くしてフォトダイオードの表面と遮光膜の距離を短
くし、かつ層間絶縁膜にボロンとりんを含有させた膜を
用いて周辺配線部を平坦化した構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、パルス転送時に周辺配線部
のリーク電流を発生させることなくフォトダイオード表
面から斜めに入射されてCCD転送チャネル部へ漏れ込
む入射光を大幅に抑制できるため、高感度で低スミアの
固体撮像装置を得ることができる。また、周辺配線部を
平坦化することでアルミニウム膜の、エッチング残りを
なくすためのドライエッチ時間を大幅に短縮できるとと
もに、フォトダイオードに対するプラズマダメージを極
端に小さくできるため白傷を大幅に減少させた固体撮像
装置を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例における固体撮像
装置の要部断面図である。図1において、図3に示す従
来例と同一箇所には同一符号を付して詳細な説明を省略
した。なお、8はシリコン窒化膜である。図1が図3と
異なる点はN形埋め込み領域3とN形フォトダイオード
2の上に層間絶縁膜6が形成されていないこと、シリコ
ン窒化膜8が、N形フォトダイオード2の上以外に形成
されていること、N形フォトダイオード2の上の絶縁膜
の膜厚Lがlに比べて小さいこと、層間絶縁膜6aにボ
ロンとりんが含有されていることである。
【0011】本実施例によれば、N形フォトダイオード
2から遮光膜7まではシリコン酸化膜4とシリコン窒化
膜8のみで形成されるため、図3の従来例に示すlが3
000Åに対して、本実施例のLは1000Åと薄くす
ることができる。このように斜め入射光に対する開口L
を従来の1/3程度にすることによって、斜めから入射
する入射光を大幅に抑制することができ、スミアを従来
の1/2程度に抑えることができる。さらに、周辺配線
部の層間絶縁膜6aの膜厚は従来と同様であるため、周
辺配線部の下に反転層は形成されない。また、多結晶ポ
リシリコン膜5とアルミニウム膜7の間の層間絶縁膜6
aとしてボロンとりんを含有する常圧NSG膜(以下B
PSG膜と称する)を5000Å形成し、さらに、10
00℃の熱処理によってBPSG膜6aの粘性を小さく
し凹凸部分の段差をなくすようにしている。これによっ
てアルミニウム膜7を形成する前に下地が平坦化される
ため、アルミニウム膜7のエッチング残りをなくすため
に必要なアルミドライエッチ時間を従来の1/2程度に
短縮することができる。これによってN形フォトダイオ
ード2が受けるプラズマダメージも減少する。
【0012】次に、本発明による製造方法の一実施例に
ついて図2に示す工程図を参照しながら説明する。まず
図2(a)のように、P型シリコン基板1の上に100
0Åの第1の絶縁膜であるシリコン酸化膜4と多結晶ポ
リシリコン膜と200Åの第2の絶縁膜であるシリコン
窒化膜8とボロンおよびりんを含有した5000ÅのB
PSG膜6aとを形成した後、図2(b)のように、周
辺配線部のみにフォトレジスト9を形成し、等方性ウェ
ットエッチングでBPSG膜6aのみ除去する。シリコ
ン窒膜8は弗酸によって除去されないためシリコン酸化
膜4をエッチングすることはない。次に1000℃で熱
処理を行ない、BPSG膜6aをフローすることによっ
てアルミニウム膜7の形成前に下地を平坦化する。次に
図2(c)のように、アルミニウム膜7を8000Å形
成した上に配線部と電荷転送部にのみフォトレジスト1
0を形成し、図2(d)のように異方性ドライエッチン
グ法により遮光膜および周辺配線部のアルミニウム膜7
を形成する。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固体撮像
装置の基本特性であるスミアの主な発生原因となる遮光
膜とシリコン基板間から進入する入射光をきわめて少な
くすることができ、また遮光膜形成時にフォトダイオー
ドが受けるダメージを減少させ、画像の傷欠陥を極端に
少なくすることができるため、歩留まりを低下させるこ
となく低スミア特性が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における固体撮像装置の要部
断面図
【図2】本発明の一実施例における固体撮像装置の製造
方法の工程断面図
【図3】従来の固体撮像装置の要部断面図
【符号の説明】
1 P形シリコン基板(半導体基板) 2 N形フォトダイオード(感光部) 3 N形埋め込み領域(電荷転送部) 4 シリコン酸化膜(第1の絶縁膜) 6a BPSG膜(ボロンとりんを含有する層間絶縁
膜) 7 アルミニウム膜(遮光膜) 8 シリコン室化膜(第2の絶縁膜)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型の半導体基板に、光入射により生
    成される信号を蓄積する複数の感光部と、前記感光部で
    蓄積された信号電荷を転送する電荷転送部と、前記半導
    体基板上の第1の絶縁膜上に前記感光部の上方部を除い
    て形成された遮光膜と、前記感光部と前記転送部を除い
    て形成されたボロンとりんを含有する層間絶縁膜と、前
    記層間絶縁膜下に感光部を除いて形成された第2の絶縁
    膜とを有する固体撮像装置。
  2. 【請求項2】一導電型の半導体基板に感光部と電荷転送
    部を形成する工程と、前記感光部の上方部を除いて遮光
    膜を形成する工程と、前記感光部と前記転送部の上を除
    いてボロンとりんを含有する層間絶縁膜を積層形成する
    工程と、前記層間絶縁膜を加熱し流動させる工程とを有
    する固体撮像装置の製造方法。
JP3257566A 1991-10-04 1991-10-04 固体撮像装置およびその製造方法 Pending JPH05102456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257566A JPH05102456A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 固体撮像装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257566A JPH05102456A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 固体撮像装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05102456A true JPH05102456A (ja) 1993-04-23

Family

ID=17308053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3257566A Pending JPH05102456A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 固体撮像装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05102456A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6325969A (ja) * 1986-07-18 1988-02-03 Sony Corp 固体撮像装置
JPH039564A (ja) * 1989-06-07 1991-01-17 Matsushita Electron Corp 固体撮像装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6325969A (ja) * 1986-07-18 1988-02-03 Sony Corp 固体撮像装置
JPH039564A (ja) * 1989-06-07 1991-01-17 Matsushita Electron Corp 固体撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8901618B2 (en) Solid-state image pickup element, method of manufacturing the same, and electronic apparatus
JP2755176B2 (ja) 固体撮像素子
US8603852B2 (en) Method of manufacturing solid state imaging device, and solid state imaging device
JPH0567767A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JPH10189936A (ja) 固体撮像素子及びその製造方法
US5246875A (en) Method of making charge coupled device image sensor
US7122397B2 (en) Method for manufacturing CMOS image sensor
JPH0758772B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
JPH05102456A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP2773733B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
TW201946261A (zh) 攝像元件及攝像裝置
JPH06140615A (ja) 固体撮像装置の製造方法
JP2795241B2 (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JPH08306895A (ja) 固体撮像素子及び固体撮像素子の製造方法
JP2738679B2 (ja) 固体撮像装置
JP2002324899A (ja) 固体撮像素子の製造方法
JPH08116045A (ja) 固体撮像装置
JP2000200898A (ja) 半導体装置およびその作製方法
JPH0992813A (ja) 固体撮像素子とその製造方法
KR100327430B1 (ko) 고체 촬상 소자의 제조방법
JPH04137664A (ja) 光電変換装置
JPH09129858A (ja) 固体撮像素子及び固体撮像素子の製造方法
JPH04225566A (ja) 固体撮像装置
JP2780512B2 (ja) 固体撮像素子
JP2004363473A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法