JPH05102441A - マスタースライス半導体集積回路 - Google Patents
マスタースライス半導体集積回路Info
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- JPH05102441A JPH05102441A JP26028691A JP26028691A JPH05102441A JP H05102441 A JPH05102441 A JP H05102441A JP 26028691 A JP26028691 A JP 26028691A JP 26028691 A JP26028691 A JP 26028691A JP H05102441 A JPH05102441 A JP H05102441A
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- power supply
- master slice
- lines
- integrated circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マスタースライス半導体集積回路の消費電力
を低減する。 【構成】 異なる電位に設定された電源ライン2a,2
bとそれに対応した接地ライン3a,3bとをバッファ
のパッド領域1aと平行に配置する。マスタースライス
半導体集積回路の内部回路への給電は、電源ライン2a
及び接地ライン3aと接続した第一層配線6a,6bに
より第1の電圧を供給し、電源ライン2b及び接地ライ
ン3bと接続した第一層配線6c,6dにより第2の電
圧を供給することにより行う。 【効果】 異なる閾値電圧を有するマスタースライス半
導体集積回路の内部回路に適切な給電を行うことがで
き、マスタースライス半導体集積回路の消費電力を低減
することができる。
を低減する。 【構成】 異なる電位に設定された電源ライン2a,2
bとそれに対応した接地ライン3a,3bとをバッファ
のパッド領域1aと平行に配置する。マスタースライス
半導体集積回路の内部回路への給電は、電源ライン2a
及び接地ライン3aと接続した第一層配線6a,6bに
より第1の電圧を供給し、電源ライン2b及び接地ライ
ン3bと接続した第一層配線6c,6dにより第2の電
圧を供給することにより行う。 【効果】 異なる閾値電圧を有するマスタースライス半
導体集積回路の内部回路に適切な給電を行うことがで
き、マスタースライス半導体集積回路の消費電力を低減
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マスタースライス方
式によって製造される半導体集積回路に関し、特に異な
る複数の電源電圧により動作するマスタースライス半導
体集積回路に関するものである。
式によって製造される半導体集積回路に関し、特に異な
る複数の電源電圧により動作するマスタースライス半導
体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマスタースライス半導体集積回路
について図4を用いて説明する。図4は、従来のマスタ
ースライスLSIの構成を示す図である。図において、
1aはバッファのパッドが形成されているパッド領域、
1bは回路を形成するためのトランジスタ等の素子が形
成されている内部セル領域、1cは電源ライン及びGN
Dラインが形成される電源・GND領域である。正方形
の内部セル領域1bを囲むように電源・GND領域1c
が形成され、電源・GND領域1cの外側にそれと平行
にパッド領域1aが形成されている。そして、電源・G
ND領域1cの電源ライン及び接地ラインは半導体基板
上に形成されたMOSトランジスタのゲートの上にある
絶縁膜上に配線されている。この電源・GND領域1c
の電源ライン及び接地ラインからは単一の電源電圧が内
部セル領域1bに供給されている。電源・GND領域よ
り配線により電源電圧を内部セル領域1bに供給する場
合、同時に、この配線をパッド領域に形成されたパッド
と接続することにより、バッファと接続されてインピー
ダンスのマッチングやノイズ対策等が行われる。なお、
図には示されていないがバッファを構成する回路は、例
えば電源・GND領域1cの上に形成され、電源・GN
D領域1cとパッド領域1aとを平行に配置することに
より、効率よくバッファ回路を構成することができる。
について図4を用いて説明する。図4は、従来のマスタ
ースライスLSIの構成を示す図である。図において、
1aはバッファのパッドが形成されているパッド領域、
1bは回路を形成するためのトランジスタ等の素子が形
成されている内部セル領域、1cは電源ライン及びGN
Dラインが形成される電源・GND領域である。正方形
の内部セル領域1bを囲むように電源・GND領域1c
が形成され、電源・GND領域1cの外側にそれと平行
にパッド領域1aが形成されている。そして、電源・G
ND領域1cの電源ライン及び接地ラインは半導体基板
上に形成されたMOSトランジスタのゲートの上にある
絶縁膜上に配線されている。この電源・GND領域1c
の電源ライン及び接地ラインからは単一の電源電圧が内
部セル領域1bに供給されている。電源・GND領域よ
り配線により電源電圧を内部セル領域1bに供給する場
合、同時に、この配線をパッド領域に形成されたパッド
と接続することにより、バッファと接続されてインピー
ダンスのマッチングやノイズ対策等が行われる。なお、
図には示されていないがバッファを構成する回路は、例
えば電源・GND領域1cの上に形成され、電源・GN
D領域1cとパッド領域1aとを平行に配置することに
より、効率よくバッファ回路を構成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のマスタースライ
スLSIは以上のように構成されているので、内部セル
領域1bには全て同一の電源電圧が供給され、例えば内
部セル領域1bにおいてTTLやCMOS回路等の閾値
が異なる回路を用いる場合には、電源電圧を閾値が大き
いほうの回路に合わせて大きい値に設定しなければなら
ず、消費電力が増大してしまうという問題点があった。
スLSIは以上のように構成されているので、内部セル
領域1bには全て同一の電源電圧が供給され、例えば内
部セル領域1bにおいてTTLやCMOS回路等の閾値
が異なる回路を用いる場合には、電源電圧を閾値が大き
いほうの回路に合わせて大きい値に設定しなければなら
ず、消費電力が増大してしまうという問題点があった。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、一つのマスタースライス半導体
集積回路内で閾値の異なる回路を複数用いる場合、各々
の回路に適した電圧を供給することができ、消費電力を
低減することができるマスタースライス半導体集積回路
を得ることを目的とする。
ためになされたもので、一つのマスタースライス半導体
集積回路内で閾値の異なる回路を複数用いる場合、各々
の回路に適した電圧を供給することができ、消費電力を
低減することができるマスタースライス半導体集積回路
を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のマスタースラ
イス半導体集積回路は、半導体基板上にバッファのパッ
ド領域と平行になるよう形成され、異なる電位に設定さ
れた複数の電源ラインと、前記半導体基板上に前記パッ
ド領域と平行になるよう形成された少なくとも一つの接
地ラインとを備えて構成されている。
イス半導体集積回路は、半導体基板上にバッファのパッ
ド領域と平行になるよう形成され、異なる電位に設定さ
れた複数の電源ラインと、前記半導体基板上に前記パッ
ド領域と平行になるよう形成された少なくとも一つの接
地ラインとを備えて構成されている。
【0006】
【作用】この発明におけるマスタースライス半導体集積
回路は、半導体基板上にバッファのパッド領域と平行に
なるよう形成され、異なる電位に設定された複数の電源
ラインを備えて構成され、マスタースライス半導体集積
回路内に閾値電圧が異なる回路が混在する場合に、各回
路の閾値電圧に適した電圧を複数の電源ラインから供給
する。
回路は、半導体基板上にバッファのパッド領域と平行に
なるよう形成され、異なる電位に設定された複数の電源
ラインを備えて構成され、マスタースライス半導体集積
回路内に閾値電圧が異なる回路が混在する場合に、各回
路の閾値電圧に適した電圧を複数の電源ラインから供給
する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1及び
図2を用いて説明する。図1はこの発明の一実施例によ
るマスタースライスLSIの電源ラインと接地ラインの
配置を示す図である。図1において、1aはマスタース
ライスLSIのバッファと接続するパッドが形成されて
いるパッド領域、2a,2bはそれぞれ異なる第1、第
2の電位に設定された電源ライン、3a,3bはそれぞ
れ電源ライン2a,2bに対応した接地ライン、4aは
ゲート領域である。図1にはパッド領域1aと電源・G
ND領域の一部が示されているだけであるが、全体の構
成は図4に示した従来のマスタースライスLSIと同様
に、内部セル領域の周囲に複数の電源ライン2a,2b
と接地ライン3a,3bを有する電源・GND領域が形
成され、その外周にパッド領域1aが形成されている。
そして、図1の座標に示すように、ゲート領域をつぶし
てその上にパッド領域1aと平行に異なる電位に設定さ
れた2つの電源ライン2a,2bと接地ライン3a,3
bが形成されている。
図2を用いて説明する。図1はこの発明の一実施例によ
るマスタースライスLSIの電源ラインと接地ラインの
配置を示す図である。図1において、1aはマスタース
ライスLSIのバッファと接続するパッドが形成されて
いるパッド領域、2a,2bはそれぞれ異なる第1、第
2の電位に設定された電源ライン、3a,3bはそれぞ
れ電源ライン2a,2bに対応した接地ライン、4aは
ゲート領域である。図1にはパッド領域1aと電源・G
ND領域の一部が示されているだけであるが、全体の構
成は図4に示した従来のマスタースライスLSIと同様
に、内部セル領域の周囲に複数の電源ライン2a,2b
と接地ライン3a,3bを有する電源・GND領域が形
成され、その外周にパッド領域1aが形成されている。
そして、図1の座標に示すように、ゲート領域をつぶし
てその上にパッド領域1aと平行に異なる電位に設定さ
れた2つの電源ライン2a,2bと接地ライン3a,3
bが形成されている。
【0008】次に、電源ライン2a,2bおよび接地ラ
イン3a,3bから内部セル領域への配線方法を図2に
ついて説明する。図2において、6a〜6dは第1層配
線、7a〜7dは第1層配線6a〜6dとパッド領域1
aに形成されたパッドとの接続点、7e〜7hは第1層
配線6a〜6dと電源ライン2a,2bまたは接地ライ
ン3a,3bとの接続点であり、以下これらの接続点を
コンタクトホールと呼ぶ。
イン3a,3bから内部セル領域への配線方法を図2に
ついて説明する。図2において、6a〜6dは第1層配
線、7a〜7dは第1層配線6a〜6dとパッド領域1
aに形成されたパッドとの接続点、7e〜7hは第1層
配線6a〜6dと電源ライン2a,2bまたは接地ライ
ン3a,3bとの接続点であり、以下これらの接続点を
コンタクトホールと呼ぶ。
【0009】そして、電源ライン2aと接地ライン3a
間の電圧により動作させるのに適した内部セル領域の回
路に給電する場合、電源側では、電圧値が異なる電源ラ
イン2b及び接地ライン3a,3bに接続していない第
1層配線6aと、電源ライン2aとが交差している点に
コンタクトホール7eを形成し、パッド領域1aと第1
層配線6aの端部が重なる部分にコンタクトホール7a
を形成する。一方、接地側では、電源ライン2aに対応
した接地ライン3aと、電源ライン2a,2bに接続し
ていない第1層配線6bとが交差している点にコンタク
トホール7fを形成し、パッド領域1aと第1層配線6
bの端部が重なる部分にコンタクトホール7bを形成す
る。そして、この2本の第1層配線6a,6bから必要
な電圧を内部セル領域に形成されている回路に供給す
る。
間の電圧により動作させるのに適した内部セル領域の回
路に給電する場合、電源側では、電圧値が異なる電源ラ
イン2b及び接地ライン3a,3bに接続していない第
1層配線6aと、電源ライン2aとが交差している点に
コンタクトホール7eを形成し、パッド領域1aと第1
層配線6aの端部が重なる部分にコンタクトホール7a
を形成する。一方、接地側では、電源ライン2aに対応
した接地ライン3aと、電源ライン2a,2bに接続し
ていない第1層配線6bとが交差している点にコンタク
トホール7fを形成し、パッド領域1aと第1層配線6
bの端部が重なる部分にコンタクトホール7bを形成す
る。そして、この2本の第1層配線6a,6bから必要
な電圧を内部セル領域に形成されている回路に供給す
る。
【0010】また、電源ライン2bと接地ライン3b間
の電圧により動作させるのに適した内部セル領域の回路
に給電する場合、電源側では、電圧値が異なる電源ライ
ン2a及び接地ライン3a,3bには接続していない第
1層配線6cと、電源ライン2bとが交差している点に
コンタクトホール7gを形成し、パッド領域1aと第1
層配線6cの端部が重なる部分にコンタクトホール7c
を形成する。一方、接地側では、電源ライン2bに対応
した接地ライン3bと、電源ライン2a,2bには接続
していない第1層配線6dとが交差している点にコンタ
クトホール7hを形成し、パッド領域1aと第1層配線
6dの端部が重なる部分にコンタクトホール7dを形成
する。そして、この2本の第1層配線6c,6dから必
要な電圧を内部セル領域に形成されている回路に供給す
る。
の電圧により動作させるのに適した内部セル領域の回路
に給電する場合、電源側では、電圧値が異なる電源ライ
ン2a及び接地ライン3a,3bには接続していない第
1層配線6cと、電源ライン2bとが交差している点に
コンタクトホール7gを形成し、パッド領域1aと第1
層配線6cの端部が重なる部分にコンタクトホール7c
を形成する。一方、接地側では、電源ライン2bに対応
した接地ライン3bと、電源ライン2a,2bには接続
していない第1層配線6dとが交差している点にコンタ
クトホール7hを形成し、パッド領域1aと第1層配線
6dの端部が重なる部分にコンタクトホール7dを形成
する。そして、この2本の第1層配線6c,6dから必
要な電圧を内部セル領域に形成されている回路に供給す
る。
【0011】以上のように構成された電源ライン、接地
ラインを備えたマスタースライスLSIは、CMOS回
路やTTL等の閾値電圧の異なる回路を同一マスタース
ライスLSIの内部セル領域に形成する場合、複数の電
源電圧を混在させてそれぞれ回路の特性に適合した電圧
を供給することができる。また、それぞれ回路の特性に
適合した電圧を供給することにより、余分な電力を消費
することがなくなる。
ラインを備えたマスタースライスLSIは、CMOS回
路やTTL等の閾値電圧の異なる回路を同一マスタース
ライスLSIの内部セル領域に形成する場合、複数の電
源電圧を混在させてそれぞれ回路の特性に適合した電圧
を供給することができる。また、それぞれ回路の特性に
適合した電圧を供給することにより、余分な電力を消費
することがなくなる。
【0012】なお、上記実施例では、2つの異なる電圧
を供給する場合を説明したが、供給する電圧は2つ以上
でもよく、その場合は電源ラインの本数を増加すること
により、上記実施例と同様の効果を奏する。
を供給する場合を説明したが、供給する電圧は2つ以上
でもよく、その場合は電源ラインの本数を増加すること
により、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0013】また、上記実施例では、複数の電源ライン
にそれぞれ対応した接地ラインを形成したが、接地を共
通接地として接地ラインを共通接地ラインにしてもよ
い。この例を図3を用いて説明する。図3において、5
aは各電源ライン2a,2bに対する共通接地ラインで
あり、その他の図1と同一符号のものは同一内容を示
す。電源・GND領域から内部セル領域への配線は、各
電源ライン2a,2bと共通接地ライン5aとを組み合
わせて、図3に示したように配線する。このように、共
通接地ラインを用いることにより、電源・GND領域を
小さくし、マスタースライス半導体集積回路が形成され
るチップを有効に利用して集積度を向上することができ
る。
にそれぞれ対応した接地ラインを形成したが、接地を共
通接地として接地ラインを共通接地ラインにしてもよ
い。この例を図3を用いて説明する。図3において、5
aは各電源ライン2a,2bに対する共通接地ラインで
あり、その他の図1と同一符号のものは同一内容を示
す。電源・GND領域から内部セル領域への配線は、各
電源ライン2a,2bと共通接地ライン5aとを組み合
わせて、図3に示したように配線する。このように、共
通接地ラインを用いることにより、電源・GND領域を
小さくし、マスタースライス半導体集積回路が形成され
るチップを有効に利用して集積度を向上することができ
る。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明のマスタースラ
イス半導体集積回路によれば、半導体基板上にバッファ
のパッド領域と平行になるよう形成され、異なる電位に
設定された複数の電源ラインとを備えて構成されている
ので、マスタースライス半導体集積回路の内部で適切な
給電を行い、マスタースライス半導体集積回路の消費電
力を低減することができるという効果がある。
イス半導体集積回路によれば、半導体基板上にバッファ
のパッド領域と平行になるよう形成され、異なる電位に
設定された複数の電源ラインとを備えて構成されている
ので、マスタースライス半導体集積回路の内部で適切な
給電を行い、マスタースライス半導体集積回路の消費電
力を低減することができるという効果がある。
【図1】この発明の一実施例によるマスタースライスL
SIの電源ラインと接地ラインの配置を示す図である。
SIの電源ラインと接地ラインの配置を示す図である。
【図2】図1に示したマスタースライスLSIの内部セ
ル領域への給電方法を示す図である。
ル領域への給電方法を示す図である。
【図3】この発明の他の実施例によるマスタースライス
LSIの電源ラインと接地ラインの配置を示す図であ
る。
LSIの電源ラインと接地ラインの配置を示す図であ
る。
【図4】従来のマスタースライスLSIの構成を示す図
である。
である。
1a パッド領域 1b 内部セル領域 1c 電源・GND領域 2a,2b 電源ライン 3a,3b 接地ライン 4a ゲート領域 5a 共通接地ライン 6a〜6d 第1層配線 7a〜7h コンタクトホール
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来のマスタースライス半導体集積回路
について図4を用いて説明する。図4は、従来のマスタ
ースライスLSIの構成を示す図である。図において、
1aはバッファのパッドが形成されているパッド領域、
1bは回路を形成するためのトランジスタ等の素子が形
成されている内部セル領域、1cは電源ライン及びGN
Dラインが形成される電源・GND領域である。正方形
の内部セル領域1bを囲むように電源・GND領域1c
が形成され、電源・GND領域1cの外側にそれと平行
にパッド領域1aが形成されている。そして、電源・G
ND領域1cの電源ライン及び接地ラインは半導体基板
上に形成されたMOSトランジスタのゲートの上にある
絶縁膜上に配線されている。この電源・GND領域1c
の電源ライン及び接地ラインからは単一の電源電圧が内
部セル領域1bに供給されている。電源・GND領域か
ら配線により電源電圧を内部セル領域1bに供給する場
合、同時に、電源・GND領域よりの配線をパッド領域
に形成されたパッドと接続することにより、バッファと
接続されて、マスタースライス半導体集積回路における
入出力信号を内部セル領域において入出力する場合のイ
ンピーダンスのマッチングやノイズ対策等が行われる。
なお、図には示されていないがバッファを構成する回路
は、例えば電源・GND領域1cの上に形成され、電源
・GND領域1cとパッド領域1aとを平行に配置する
ことにより、効率よくバッファ回路を構成することがで
きる。
について図4を用いて説明する。図4は、従来のマスタ
ースライスLSIの構成を示す図である。図において、
1aはバッファのパッドが形成されているパッド領域、
1bは回路を形成するためのトランジスタ等の素子が形
成されている内部セル領域、1cは電源ライン及びGN
Dラインが形成される電源・GND領域である。正方形
の内部セル領域1bを囲むように電源・GND領域1c
が形成され、電源・GND領域1cの外側にそれと平行
にパッド領域1aが形成されている。そして、電源・G
ND領域1cの電源ライン及び接地ラインは半導体基板
上に形成されたMOSトランジスタのゲートの上にある
絶縁膜上に配線されている。この電源・GND領域1c
の電源ライン及び接地ラインからは単一の電源電圧が内
部セル領域1bに供給されている。電源・GND領域か
ら配線により電源電圧を内部セル領域1bに供給する場
合、同時に、電源・GND領域よりの配線をパッド領域
に形成されたパッドと接続することにより、バッファと
接続されて、マスタースライス半導体集積回路における
入出力信号を内部セル領域において入出力する場合のイ
ンピーダンスのマッチングやノイズ対策等が行われる。
なお、図には示されていないがバッファを構成する回路
は、例えば電源・GND領域1cの上に形成され、電源
・GND領域1cとパッド領域1aとを平行に配置する
ことにより、効率よくバッファ回路を構成することがで
きる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】次に、電源ライン2a,2bおよび接地ラ
イン3a,3bからバッファ回路や内部セル領域への配
線方法を図2について説明する。図2において、6a〜
6dは第1層配線、7a〜7dは第1層配線6a〜6d
とパッド領域1aに形成されたパッドとの接続点、7e
〜7hは第1層配線6a〜6dと電源ライン2a,2b
または接地ライン3a,3bとの接続点であり、以下こ
れらの接続点をコンタクトホールと呼ぶ。
イン3a,3bからバッファ回路や内部セル領域への配
線方法を図2について説明する。図2において、6a〜
6dは第1層配線、7a〜7dは第1層配線6a〜6d
とパッド領域1aに形成されたパッドとの接続点、7e
〜7hは第1層配線6a〜6dと電源ライン2a,2b
または接地ライン3a,3bとの接続点であり、以下こ
れらの接続点をコンタクトホールと呼ぶ。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】そして、電源ライン2aと接地ライン3a
間の電圧により動作させるのに適したバッファ回路や内
部セル領域の回路に給電する場合、電源側では、電圧値
が異なる電源ライン2b及び接地ライン3a,3bに接
続していない第1層配線6aと、電源ライン2aとが交
差している点にコンタクトホール7eを形成し、パッド
領域1aと第1層配線6aの端部が重なる部分にコンタ
クトホール7aを形成する。一方、接地側では、電源ラ
イン2aに対応した接地ライン3aと、電源ライン2
a,2bに接続していない第1層配線6bとが交差して
いる点にコンタクトホール7fを形成し、パッド領域1
aと第1層配線6bの端部が重なる部分にコンタクトホ
ール7bを形成する。そして、この2本の第1層配線6
a,6bから必要な電圧をバッファ回路や内部セル領域
に形成されている回路に供給する。
間の電圧により動作させるのに適したバッファ回路や内
部セル領域の回路に給電する場合、電源側では、電圧値
が異なる電源ライン2b及び接地ライン3a,3bに接
続していない第1層配線6aと、電源ライン2aとが交
差している点にコンタクトホール7eを形成し、パッド
領域1aと第1層配線6aの端部が重なる部分にコンタ
クトホール7aを形成する。一方、接地側では、電源ラ
イン2aに対応した接地ライン3aと、電源ライン2
a,2bに接続していない第1層配線6bとが交差して
いる点にコンタクトホール7fを形成し、パッド領域1
aと第1層配線6bの端部が重なる部分にコンタクトホ
ール7bを形成する。そして、この2本の第1層配線6
a,6bから必要な電圧をバッファ回路や内部セル領域
に形成されている回路に供給する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、電源ライン2bと接地ライン3b間
の電圧により動作させるのに適したバッファ回路や内部
セル領域の回路に給電する場合、電源側では、電圧値が
異なる電源ライン2a及び接地ライン3a,3bには接
続していない第1層配線6cと、電源ライン2bとが交
差している点にコンタクトホール7gを形成し、パッド
領域1aと第1層配線6cの端部が重なる部分にコンタ
クトホール7cを形成する。一方、接地側では、電源ラ
イン2bに対応した接地ライン3bと、電源ライン2
a,2bには接続していない第1層配線6dとが交差し
ている点にコンタクトホール7hを形成し、パッド領域
1aと第1層配線6dの端部が重なる部分にコンタクト
ホール7dを形成する。そして、この2本の第1層配線
6c,6dから必要な電圧をバッファ回路や内部セル領
域に形成されている回路に供給する。
の電圧により動作させるのに適したバッファ回路や内部
セル領域の回路に給電する場合、電源側では、電圧値が
異なる電源ライン2a及び接地ライン3a,3bには接
続していない第1層配線6cと、電源ライン2bとが交
差している点にコンタクトホール7gを形成し、パッド
領域1aと第1層配線6cの端部が重なる部分にコンタ
クトホール7cを形成する。一方、接地側では、電源ラ
イン2bに対応した接地ライン3bと、電源ライン2
a,2bには接続していない第1層配線6dとが交差し
ている点にコンタクトホール7hを形成し、パッド領域
1aと第1層配線6dの端部が重なる部分にコンタクト
ホール7dを形成する。そして、この2本の第1層配線
6c,6dから必要な電圧をバッファ回路や内部セル領
域に形成されている回路に供給する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】以上のように構成された電源ライン、接地
ラインを備えたマスタースライスLSIは、CMOS回
路やTTL等の閾値電圧の異なる回路を同一マスタース
ライスLSIのバッファ回路や内部セル領域に形成する
場合、複数の電源電圧を混在させてそれぞれ回路の特性
に適合した電圧を供給することができる。また、それぞ
れ回路の特性に適合した電圧を供給することにより、余
分な電力を消費することがなくなる。
ラインを備えたマスタースライスLSIは、CMOS回
路やTTL等の閾値電圧の異なる回路を同一マスタース
ライスLSIのバッファ回路や内部セル領域に形成する
場合、複数の電源電圧を混在させてそれぞれ回路の特性
に適合した電圧を供給することができる。また、それぞ
れ回路の特性に適合した電圧を供給することにより、余
分な電力を消費することがなくなる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、上記実施例では、複数の電源ライン
にそれぞれ対応した接地ラインを形成したが、接地を共
通接地として接地ラインを共通接地ラインにしてもよ
い。この例を図3を用いて説明する。図3において、5
aは各電源ライン2a,2bに対する共通接地ラインで
あり、その他の図1と同一符号のものは同一内容を示
す。電源・GND領域からバッファ回路や内部セル領域
への配線は、各電源ライン2a,2bと共通接地ライン
5aとを組み合わせて、図3に示したように配線する。
このように、共通接地ラインを用いることにより、電源
・GND領域を小さくし、マスタースライス半導体集積
回路が形成されるチップを有効に利用して集積度を向上
することができる。
にそれぞれ対応した接地ラインを形成したが、接地を共
通接地として接地ラインを共通接地ラインにしてもよ
い。この例を図3を用いて説明する。図3において、5
aは各電源ライン2a,2bに対する共通接地ラインで
あり、その他の図1と同一符号のものは同一内容を示
す。電源・GND領域からバッファ回路や内部セル領域
への配線は、各電源ライン2a,2bと共通接地ライン
5aとを組み合わせて、図3に示したように配線する。
このように、共通接地ラインを用いることにより、電源
・GND領域を小さくし、マスタースライス半導体集積
回路が形成されるチップを有効に利用して集積度を向上
することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上にバッファのパッド領域と
平行になるよう形成され、異なる電位に設定された複数
の電源ラインと、 前記半導体基板上に前記パッド領域と平行になるよう形
成された少なくとも一つの接地ラインと、 を備えたマスタースライス半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26028691A JPH05102441A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | マスタースライス半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26028691A JPH05102441A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | マスタースライス半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05102441A true JPH05102441A (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=17345937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26028691A Pending JPH05102441A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | マスタースライス半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05102441A (ja) |
-
1991
- 1991-10-08 JP JP26028691A patent/JPH05102441A/ja active Pending
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