JPH05101922A - 超電導コイルの製造方法 - Google Patents
超電導コイルの製造方法Info
- Publication number
- JPH05101922A JPH05101922A JP25911691A JP25911691A JPH05101922A JP H05101922 A JPH05101922 A JP H05101922A JP 25911691 A JP25911691 A JP 25911691A JP 25911691 A JP25911691 A JP 25911691A JP H05101922 A JPH05101922 A JP H05101922A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling channel
- superconducting coil
- thermosetting resin
- temporary
- bobbin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻枠と超電導線間に形成される冷却チャンネ
ル溝に熱硬化樹脂が浸入るすることがなく確実に冷却チ
ャンネルが形成できるとともに作業性の良い超電導コイ
ルの製造方法を得る。 【構成】 熱硬化性樹脂と剥離容易な部材でなる仮巻枠
10に超電導線7を巻回し、次いで熱硬化性樹脂を含浸
し硬化成形後、仮巻枠10を冷却チャンネル溝付き巻枠
15と取り替える超電導コイルの製造方法
ル溝に熱硬化樹脂が浸入るすることがなく確実に冷却チ
ャンネルが形成できるとともに作業性の良い超電導コイ
ルの製造方法を得る。 【構成】 熱硬化性樹脂と剥離容易な部材でなる仮巻枠
10に超電導線7を巻回し、次いで熱硬化性樹脂を含浸
し硬化成形後、仮巻枠10を冷却チャンネル溝付き巻枠
15と取り替える超電導コイルの製造方法
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は超電導コイルの製造方
法に関し、特に巻枠によって形成される冷却チャンネル
に関するものである。
法に関し、特に巻枠によって形成される冷却チャンネル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開昭58−64007号
公報に示された従来の超電導コイルの製造方法における
冷却チャンネルの形成を示す斜視図である。図におい
て、1は鍔枠2と巻胴3とでなるの巻枠、4は鍔枠に沿
って配置され凹溝4aを放射状に有するスペーサ、5は
凹溝4aに挿入される介在物、6は巻胴3に沿って配置
され表面と凹溝4aと通ずる凹溝(図示せず)を有して
なるスペーサ、7は巻枠1に巻回される超電導線であ
る。
公報に示された従来の超電導コイルの製造方法における
冷却チャンネルの形成を示す斜視図である。図におい
て、1は鍔枠2と巻胴3とでなるの巻枠、4は鍔枠に沿
って配置され凹溝4aを放射状に有するスペーサ、5は
凹溝4aに挿入される介在物、6は巻胴3に沿って配置
され表面と凹溝4aと通ずる凹溝(図示せず)を有して
なるスペーサ、7は巻枠1に巻回される超電導線であ
る。
【0003】次に動作について説明する。巻枠1に各ス
ペーサ4および6を配置し凹溝4aに介在物5が挿入さ
れた状態で超電導線7を巻回する。次に熱硬化性の例え
ばエポキシ樹脂(図示せず)を含浸して一体に硬化形成
させ、硬化後介在物5を除去してスペーサ4における冷
却チャンネルを形成させる。なお、介在物5にはあらか
じめ、エポキシ樹脂等と反応し難い剥離材を塗布してお
き除去を容易にする。
ペーサ4および6を配置し凹溝4aに介在物5が挿入さ
れた状態で超電導線7を巻回する。次に熱硬化性の例え
ばエポキシ樹脂(図示せず)を含浸して一体に硬化形成
させ、硬化後介在物5を除去してスペーサ4における冷
却チャンネルを形成させる。なお、介在物5にはあらか
じめ、エポキシ樹脂等と反応し難い剥離材を塗布してお
き除去を容易にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の超電導コイルの
製造方法は以上のようになされていたので介在物と溝と
の隙間から熱硬化性樹脂が侵入し、冷却チャンネルに膜
を形成して冷媒の通路を遮断してしまうという問題点が
あった。また、介在物も1個づつ取外してゆくため作業
性も極めて悪いなどの問題点もあった。
製造方法は以上のようになされていたので介在物と溝と
の隙間から熱硬化性樹脂が侵入し、冷却チャンネルに膜
を形成して冷媒の通路を遮断してしまうという問題点が
あった。また、介在物も1個づつ取外してゆくため作業
性も極めて悪いなどの問題点もあった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、確実に冷却チャンネルが形成
できるとともに作業性の良い超電導コイルの製造方法を
得ることを目的とする。
るためになされたもので、確実に冷却チャンネルが形成
できるとともに作業性の良い超電導コイルの製造方法を
得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る超電導コ
イルの製造方法は、熱硬化性樹脂と剥離容易な部材でな
る仮巻枠に超電導線を巻回し、次いで熱硬化性樹脂を含
浸し硬化成形後、仮巻枠を冷却チャンネル溝付き巻枠と
取り替えるものである。
イルの製造方法は、熱硬化性樹脂と剥離容易な部材でな
る仮巻枠に超電導線を巻回し、次いで熱硬化性樹脂を含
浸し硬化成形後、仮巻枠を冷却チャンネル溝付き巻枠と
取り替えるものである。
【0007】
【作用】この発明における超電導コイルの製造方法で
は、仮巻枠で超電導線の硬化成形がなされ取り替えた冷
却チャンネル溝付きの巻枠には熱硬化性樹脂の付着なく
このため冷却チャンネルを阻害しない。又熱硬化性樹脂
と剥離容易な仮巻枠の部材は巻枠の取り替えを容易にす
る。
は、仮巻枠で超電導線の硬化成形がなされ取り替えた冷
却チャンネル溝付きの巻枠には熱硬化性樹脂の付着なく
このため冷却チャンネルを阻害しない。又熱硬化性樹脂
と剥離容易な仮巻枠の部材は巻枠の取り替えを容易にす
る。
【0008】
【実施例】実施例1 以下この発明の実施例1を図について説明する。図1は
この発明の超電導コイルの製造方法における成形工程の
仮巻枠を示す断面図、図2はこの発明の超電導コイルの
製造方法における巻枠を示す断面図、図3はこの発明の
超電導コイルの製造方法における冷却チャンネルの形成
を示す斜視図である。図において、10は鍔枠8と巻胴
9とでなる仮巻枠でいずれも熱硬化性樹脂と剥離容易な
例えばテフロンなどの部材でなり、超電導線7が巻回さ
れる、11は巻胴、12は巻胴11の両端に設けられた
鍔枠、13は鍔枠に沿って配置され凹溝13aを放射状
に有するスペーサ、14は巻胴11に沿って配置され軸
方向に凹溝14aを有するスペーサでこれら11〜14
で冷却チャンネル溝付き巻枠15が形成されている。
この発明の超電導コイルの製造方法における成形工程の
仮巻枠を示す断面図、図2はこの発明の超電導コイルの
製造方法における巻枠を示す断面図、図3はこの発明の
超電導コイルの製造方法における冷却チャンネルの形成
を示す斜視図である。図において、10は鍔枠8と巻胴
9とでなる仮巻枠でいずれも熱硬化性樹脂と剥離容易な
例えばテフロンなどの部材でなり、超電導線7が巻回さ
れる、11は巻胴、12は巻胴11の両端に設けられた
鍔枠、13は鍔枠に沿って配置され凹溝13aを放射状
に有するスペーサ、14は巻胴11に沿って配置され軸
方向に凹溝14aを有するスペーサでこれら11〜14
で冷却チャンネル溝付き巻枠15が形成されている。
【0009】次に動作について説明する。図1に示す仮
巻枠10に超電導線7が巻回されエポキシ樹脂などの熱
硬化性樹脂(図示せず)が含浸されて一体硬化成形がな
され成形工程が完了する。その後仮巻枠を取り外し硬化
成形された超電導線7でなるコイル単体とし、図2,図
3に示す様に巻胴11,スペーサ13,14,鍔枠12
を順次組み立てて冷却チャンネル溝付き巻枠15で形成
された超電導コイルを仕上げる。
巻枠10に超電導線7が巻回されエポキシ樹脂などの熱
硬化性樹脂(図示せず)が含浸されて一体硬化成形がな
され成形工程が完了する。その後仮巻枠を取り外し硬化
成形された超電導線7でなるコイル単体とし、図2,図
3に示す様に巻胴11,スペーサ13,14,鍔枠12
を順次組み立てて冷却チャンネル溝付き巻枠15で形成
された超電導コイルを仕上げる。
【0010】実施例2 なお、上記実施例1では仮巻枠10の巻胴9をテフロン
などの部材でなるものを示したが、図4に示すように鉄
製の巻胴16に、テフロンコーティング17を施したも
のを用いても所期の目的を達し得る。
などの部材でなるものを示したが、図4に示すように鉄
製の巻胴16に、テフロンコーティング17を施したも
のを用いても所期の目的を達し得る。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば熱硬化
性樹脂と剥離容易な部材でなる仮卷枠に超電導線を卷回
し、次いで熱硬化性樹脂を含浸し硬化成形後、仮巻枠を
冷却チャンネル溝付き巻枠と取り替え、巻枠と超電導線
間に冷却チャンネルを形成するようにしたので熱硬化性
樹脂によって冷却チャンネルが塞がれることがなく確実
に冷媒路を確保できるとともに仮巻枠と冷却チャンネル
溝付きの巻枠取り替えが容易にでき作業性の良い超電導
コイルの製造方法が得られる効果がある。
性樹脂と剥離容易な部材でなる仮卷枠に超電導線を卷回
し、次いで熱硬化性樹脂を含浸し硬化成形後、仮巻枠を
冷却チャンネル溝付き巻枠と取り替え、巻枠と超電導線
間に冷却チャンネルを形成するようにしたので熱硬化性
樹脂によって冷却チャンネルが塞がれることがなく確実
に冷媒路を確保できるとともに仮巻枠と冷却チャンネル
溝付きの巻枠取り替えが容易にでき作業性の良い超電導
コイルの製造方法が得られる効果がある。
【図1】この発明の実施例1の超電導コイルの製造方法
における成形工程の仮巻枠を示す断面図である。
における成形工程の仮巻枠を示す断面図である。
【図2】この発明の実施例1の超電導コイルの製造方法
における巻枠を示す断面図である。
における巻枠を示す断面図である。
【図3】この発明の実施例1の超電導コイルの製造方法
における冷却チャンネルの形成を示す斜視図である。
における冷却チャンネルの形成を示す斜視図である。
【図4】この発明の実施例2を示す断面図である。
【図5】従来の超電導コイルの製造方法における冷却チ
ャンネルの形成を示す斜視図である。
ャンネルの形成を示す斜視図である。
7 超電導線 10 仮巻枠 13a 冷却チャンネル溝 14a 冷却チャンネル溝 15 冷却チャンネル溝付き巻枠
Claims (1)
- 【請求項1】 熱硬化性樹脂と剥離容易な部材でなる仮
卷枠に超電導線を卷回し、次いで熱硬化性樹脂を含浸し
硬化成形後、上記仮巻枠を冷却チャンネル溝付き巻枠と
取り替え、巻枠と上記超電導線間に冷却チャンネルを形
成することを特徴とする超電導コイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25911691A JPH05101922A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 超電導コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25911691A JPH05101922A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 超電導コイルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05101922A true JPH05101922A (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=17329541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25911691A Pending JPH05101922A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 超電導コイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05101922A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2444507A (en) * | 2006-12-06 | 2008-06-11 | Siemens Magnet Technology Ltd | Method for production of magnet end coil |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP25911691A patent/JPH05101922A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2444507A (en) * | 2006-12-06 | 2008-06-11 | Siemens Magnet Technology Ltd | Method for production of magnet end coil |
GB2444507B (en) * | 2006-12-06 | 2010-09-29 | Siemens Magnet Technology Ltd | Wound in-situ moulded magnet end coil and method for production thereof |
US7883656B2 (en) | 2006-12-06 | 2011-02-08 | Siemens Plc | Wound in-situ moulded magnet end coil and method for production thereof |
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