JPH0510088A - シールド機の位置計測方法 - Google Patents

シールド機の位置計測方法

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JPH0510088A
JPH0510088A JP16442091A JP16442091A JPH0510088A JP H0510088 A JPH0510088 A JP H0510088A JP 16442091 A JP16442091 A JP 16442091A JP 16442091 A JP16442091 A JP 16442091A JP H0510088 A JPH0510088 A JP H0510088A
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俊和 宮嶋
Yasuo Higuchi
安夫 樋口
Yukinobu Sasaki
幸信 佐々木
Tsutomu Imagawa
勉 今川
Tetsuki Kikuchi
哲樹 菊地
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 土中にあるシールド機の位置を正確に測定す
ること。 【構成】 シールド機が到達又は接合しようとする位置
からボーリングパイプ35を伸長させてシールド機のス
リットからバルクヘッド27bまで延ばし、ボーリング
パイプ35の先端に設けた切削用金物でバルクヘッドを
切削し、その位置を内側から超音波センサでスキャンし
てシールド機の位置を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド工法において
シールド機で掘削する際に地中で2台のシールド機を接
合する場合やシールド機を立坑に到達させる場合のシー
ルド機の位置計測方法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】シールド機を用いて、例えば
海底トンネルを両側から掘削する場合に、両方のシール
ド機を所定位置で正しく一致させねばならない。また、
例えば立坑にシールド機を到達させる場合も同様であ
る。そのためには相手側が立坑であってもシールド機で
あっても相互の相対位置を正確に計測しなければならな
い。
【0003】そのために、例えば特開昭61−2547
93号公報や特開昭62−288297号公報には一方
のシールド機から先端に磁気センサを設けたボーリング
パイプを伸長させ、その磁気センサで他方のシールド機
のカッタディスクを検知し、他方のシールド機のカッタ
の回転による波形をあらかじめ実験して採取した波形と
比較して磁気センサの位置を定め、もって、両シールド
機の相対位置を求める技術が開示されている。
【0004】本発明をよく理解するために、図10およ
び図11を参照して公知のシールド機を説明する。
【0005】図10および図11において、シールド機
Aの筒状のスキンプレート1の前部には、駆動装置2a
で回転されるカッタディスク3が設けられ、そのディス
ク3には、外周カッタ4と、相互にスリット5を形成す
る図示の例では4個のカッタヘッド6とが設けられてい
る。このカッタヘッド6の背後には、バルクヘッド7に
より切羽室8が画成され、その切羽室8は、加圧泥水を
供給する送水管9と、掘削ズリ及び泥水を排出する排泥
管10とにより外部に連通されている。また、スキンプ
レート1の後部には、セグメント11を組立てるエレク
タ12が設けられ、このエレクタ12のフレーム13に
は、一端がバルクヘッド7側に取付けられた複数のシー
ルドジャッキ14の他端が支持されている。
【0006】このような構成において、送水管9からの
泥水で切羽室8を加圧しながら、カッタヘッド6を回転
して切羽面を掘削し、シールドジャッキ14を既設のセ
グメント11に当接し、伸長してシールド機Aを前進さ
せ、掘削ズリ及び泥水を排泥管10から外部に排出す
る。そして、所定距離掘進したら、シールドジャッキ1
4を収縮し、後部の空間にエレクタ12によりセグメン
ト11を組立てて一次覆工を行い、セグメント11と削
孔との間にセグメント等で2次覆工を行い、次いで、シ
ールドジャッキ14を伸長してセグメント11に当接さ
せ、前述の掘進を行うようになっている。
【0007】そして、他方のシールド機の位置を検知す
るためのボーリングパイプ15がカッタディスク3を通
して前方に延びている。
【0008】しかしながら、前記の公知技術を用いて相
対位置を検知する場合に、カッダディスクの摩耗や変形
によりあらかじめ採取した検知波形と異なる波形が生ず
ることがあり、また磁気センサとカッタディスクとの間
の距離によって波形が異なることがある。そのために、
波形の解析に時間がかかり、また誤差が発生した。
【0009】測定精度を高めるためには、検出距離が比
較的に短い磁気センサを使った方がよいが、検出距離を
短くすると、磁気センサが他方のシールド機のカッタデ
ィスクと接触し、損傷するおそれがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、シールド機が他方のシールド機と接合、又は立
坑に到達させる前の比較的に離れた位置においても高精
度でシールド機の相対位置を計測することのできるシー
ルド機の位置計測方法を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一方の
シールド機のバルクヘッド又は立坑の壁を貫通させて先
端に磁気センサを設けたボーリングパイプを他方のシー
ルド機に向けて伸長させ、その他方のシールド機を掘進
させるシールド機の位置計測方法において、他方のシー
ルド機のカッタディスクと磁気センサとの相対距離が所
定値に達した後に磁気センサによりカッタディスクのス
リットの位置を検出し、そして磁気センサをカッタディ
スクのスリットの所に位置させ、次いで、ボーリングパ
イプを引き戻して磁気センサを金属切削用の金物と交換
し、ボーリングパイプを伸長させて前記スリットを貫通
させてバルクヘッドに到達させ、そして前記金物を用い
てバルクヘッドに測定用の溝を切削し、他方のシールド
機の内側から超音波センサを用いてバルクヘッドの厚さ
の変化を測定して測定用の溝の位置を求め、もって一方
のシールド機又は立坑を他方のシールド機との相対位置
を計測するようになっている。
【0012】
【作用効果の説明】したがって、ボーリングパイプの位
置は解っているので、他方のシールド機のバルクヘッド
の溝がどの位置に穿設されたかが解れば、位置のずれを
正確に知ることができる。そのために、ボーリングパイ
プの長さ分だけ離れた比較的に遠い位置で正確に検知で
き、他方のシールド機の位置や姿勢を正しく制御して、
正しい位置に接合又は到達させることができる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を2台の
シールド機を互いに接合させる場合について説明する
が、立坑にシールド機を到達させる場合も同様である。
【0014】まず図1において、一方のシールド機Aの
バルクヘッド27aに設けた図示しない貫通穴を貫通し
て延び、そして先端にミラー36を有するボーリングパ
イプ35が設けられている。その貫通穴は常時はバルブ
で閉じている。そして他方のシールド機Bに向けてボー
リングする。その状態が図1に示されている。一方のシ
ールド機Aには公知の光学測量器37が設けられ、ボー
リング孔が正しく直線状であることを先端のミラー16
で確認し、またボーリング孔の先端位置を計測する。な
お、図中23a、27aは一方のシールド機Aのカッタ
ディスクおよびバルクヘッドであり、23b、27bは
他方のシールド機Bのカッタディスクおよびバルクヘッ
ドである。
【0015】このようにして、計測した結果、ボーリン
グパイプ35の先端位置が他方のシールド機Bのカッタ
ディスク23bのスリット(図11の符号5参照)の所
に位置していたとした場合は図6に示すように直ちにボ
ーリングパイプ35の先端に切削金物43を取付けてバ
ルクヘッド27bの方にボーリングパイプ35を伸長さ
せる。
【0016】しかしながら、ボーリングパイプ35がカ
ッタディスク23bのスリットに位置していない場合
は、スリットの位置を検出するために、図2に示すよう
に、ボーリングパイプ35の先端に例えば高周波発振型
近接アナログセンサのような磁気センサ38を取付け
る。そして他方のシールド機Bのロータリジョイント2
(図10参照)の回転軸22に角度検出器39を取付け
て、図3に示すように磁気センサ38および角度検出器
39からの信号線L1、L2を例えば外部の事務所に設
けたコントローラ21に接続する。このコントローラ2
1にはディスプレイ20が接続されている。このディス
プレイ20には例えば図4に示す波形が表示される。図
4で横軸には角度検出器39からの回転角度が、そして
縦軸には磁気センサ38からの検知距離が示されてい
る。
【0017】図5又は図11に示すように、カッタの刃
の取付部分とスリットとは交互に配列された構成である
からディスプレイ20に表示されて波形の山はスリット
5の位置を示している。また近づけば検知距離は短くな
るので、山の高さは次第に低くなる。
【0018】このように他方のシールド機Bを掘進させ
ることによってディスプレイ20により磁気センサ38
とカッタディスク3bの前面との距離およびカッタディ
スク23bのスリット5の位置を検出し、ボーリングパ
イプ35がスリット5に位置した所で他方のシールド機
のカッタディスク23bの回転を止める。その状態が図
6に示されている。
【0019】このようにボーリングパイプ35を他方の
シールド機Bのスリット5と一致させた後に、ボーリン
グパイプ35を引き戻してその先端に切削用金物43を
取付ける。そしてボーリングパイプ35を伸長して、他
方のシールド機Bのカッタディスク23bのスリットを
貫通させてバルクヘッド27bに押し当てる。次いで図
7に示すようにボーリングパイプ35を回転させてリン
グ状の溝44を切削する。このように溝44を切削した
後にバルクヘッド27bの内側に超音波センサ45を当
てて、この超音波センサ45を直交する2方向に動か
す。
【0020】図8に示すように、超音波センサ45の信
号線L3はコントローラ46に接続され、そのコントロ
ーラ46はディスプレイ47に接続されている。
【0021】したがって、超音波センサ35を直交する
2方向に動かすことによってディスプレイ47に図9に
示す波形が表示される。すなわち厚みの薄い部分が表示
されるのである。
【0022】このように超音波センサ45を直交する2
方向(例えば上下方向、左右方向)にスキャンすること
によって上下方向には2つの溝位置44a、44bが、
また左右方向にも2つの溝位置44c、44dが表示さ
れ、それらの溝位置の中心線xおよびyを求め、その交
点を0とすると、ボーリングパイプ35の中心線が位置
0にあることが解る。
【0023】したがって、他方のシールド機Bが一方の
シールド機Aに対してどのような位置にあるか正しく計
測することができる。
【0024】なお、バルクヘッド27bに傷が付くが到
達又は接合の寸前であるから掘進作業に問題はない。ま
た、他方のシールド機Bのカッタディスクのスリットが
比較的大きい場合は、ボーリングパイプの先端に磁気セ
ンサ等を取付けることがなくボーリングパイプを伸長し
バルクヘッドを切削することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば下記のすぐ
れた効果を奏する。
【0026】(1) 計測誤差を10〜20mm程度に
改善できる(従来の1/5以下である)。
【0027】(2) 波形の解析が時間を要せず、作業
性が向上し、時間ロスがない。
【0028】(3) 直接にボーリングパイプを介して
相対距離を求めることができ、また、バルクヘッドを介
して直接に位置を求めるので、信頼性が高い。
【0029】(4) シールド工法の種類(泥水加圧
式、圧気式、土圧式等)を問わず、ボーリングパイプを
バルクヘッドまで伸長できるシールド機であればすべて
に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一方のシールド機からボーリングパイプを伸長
させるところを示す説明図。
【図2】ボーリングパイプの先端に磁気センサを取付け
て他方のシールド機のスリットの位置を求めるところの
説明図。
【図3】図2のスリットの位置を求める装置の説明図。
【図4】図3のディスプレイの表示の一例を示す説明
図。
【図5】本発明を実施するカッタディスクの一例を示す
正面図。
【図6】ボーリングパイプに切削用金物を取付けてスリ
ットを貫通させバルクヘッドを切削する状態を示す説明
図。
【図7】切削用金物でバルクヘッドを切削し、磁気セン
サで切削した溝位置を検出しているところの説明図。
【図8】図7の溝位置を検出する装置の説明図。
【図9】図8のディスプレイの表示の一例の説明図。
【図10】本発明に実施される従来のシールド機の一例
を示す側面図。
【図11】図10のシールド機の正面図。
【符号の説明】
2・・・ロータリジョイント 3、23a、23b・・・カッタディスク 5・・・スリット 20、47・・・ディスプレイ 21、46・・・コントローラ 22・・・回転軸 27a、27b・・・バルクヘッド 35・・・ボーリングパイプ 36・・・ミラー 37・・・光学測量機 38・・・磁気センサ 39・・・角度検出器 43・・・切削用金物 44・・・溝 45・・・超音波センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今川 勉 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 赤坂D Kビル9階 鹿島建設株式会社東京支店内 (72)発明者 菊地 哲樹 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一方のシールド機のバルクヘッド又は立
    坑の壁を貫通させて先端に磁気センサを設けたボーリン
    グパイプを他方のシールド機に向けて伸長させ、その他
    方のシールド機を掘進させるシールド機の位置計測方法
    において、他方のシールド機のカッタディスクと磁気セ
    ンサとの相対距離が所定値に達した後に磁気センサによ
    りカッタディスクのスリットの位置を検出し、そして磁
    気センサをカッタディスクのスリットの所に位置させ、
    次いで、ボーリングパイプを引き戻して磁気センサを金
    属切削用の金物と交換し、ボーリングパイプを伸長させ
    て前記スリットを貫通させてバルクヘッドに到達させ、
    そして前記金物を用いてバルクヘッドに測定用の溝を切
    削し、他方のシールド機の内側から超音波センサを用い
    てバルクヘッドの厚さの変化を測定して測定用の溝の位
    置を求め、もって一方のシールド機又は立坑を他方のシ
    ールド機との相対位置を計測することを特徴とするシー
    ルド機の位置計測方法。
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