JPH05100339A - 蓄積性蛍光体シートの搬送装置 - Google Patents

蓄積性蛍光体シートの搬送装置

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JPH05100339A
JPH05100339A JP25815291A JP25815291A JPH05100339A JP H05100339 A JPH05100339 A JP H05100339A JP 25815291 A JP25815291 A JP 25815291A JP 25815291 A JP25815291 A JP 25815291A JP H05100339 A JPH05100339 A JP H05100339A
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JP
Japan
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stimulable phosphor
phosphor sheet
roller
sheet
conveyor belt
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JP25815291A
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English (en)
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Katsuhiro Koda
勝博 幸田
Masakazu Nakajo
正和 中條
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蓄積性蛍光体シートがローラ対、搬送ベルト等
と擦れた際に、該蓄積性蛍光体シートが帯電することを
防止する。 【構成】蓄積性蛍光体シートIPの保護層の材質を基準
として、帯電系列から前記保護層の材質より+側に帯電
する材質の部材と、−側に帯電する材質の部材とによっ
てローラ対、ローラ群、および搬送ベルトを形成し、こ
れらを搬送通路において順に交互に組み合わせて配置し
ている。そこで、蓄積性蛍光体シートIPの保護層をポ
リエチレンテレフタレートによって形成し、ポリウレタ
ンの材質によりローラ対32、36、74、84および
搬送ベルト40、46、54、98を形成する。ポリエ
ステルの材質から形成されたものとしてローラ対34、
38、78、92、100、102および搬送ベルト4
4、52があり、ポリ四弗化エチレンの材質から形成さ
れたものとしてローラ群68がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線画像読取装置等
において蓄積性蛍光体シートに発生する静電荷を除去す
ることができる蓄積性蛍光体シートの搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、輝尽性蛍光体を用いる放射線画像
変換システムが用いられている。この放射線画像変換シ
ステムは、輝尽性蛍光体を有する蓄積性蛍光体シートを
利用するもので、被写体を透過した放射線、あるいは被
検体から発せられた放射線を前記シートの輝尽性蛍光体
に吸収させ、その後にその輝尽性蛍光体をレーザ光等の
励起光で励起することにより得られる輝尽発光光を光電
的に読み取り、得られた信号を画像化するものである。
【0003】このような放射線画像変換システムを用い
れば、従来の放射線写真法による場合に比較して、はる
かに少ない放射線量で情報量の豊富な放射線画像を得る
ことができるので、医療診断を目的とする医療用放射線
撮影に極めて有用である。
【0004】上記の放射線画像変換システムに用いられ
る蓄積性蛍光体シートは、基本構造として、支持体と、
その片面に設けられた蛍光体層とからなるものである。
なお、この蛍光体層の表面には、一般に、高分子物質か
らなる透明な保護膜が設けられていて、蛍光体層を科学
的あるいは物理的に保護している。蛍光体層は、輝尽性
蛍光体と、これを分散状態で含有支持する結合剤とから
なるものであり、X線などの放射線を吸収した後、可視
光線等の励起光の照射を受けると輝尽発光するものであ
る。
【0005】従って、被写体を透過した放射線は、その
放射線量に比例して蓄積性蛍光体シートの蛍光体層に吸
収され、蓄積性蛍光体シート上には被写体の放射線画像
が放射線エネルギの蓄積像として形成される。この蓄積
像は、励起光を時系列的に励起することにより輝尽発光
光として放射させることができ、この輝尽発光光を光電
的に読み取って電気信号に変換することにより放射線エ
ネルギの蓄積像を画像化することが可能となる。
【0006】このような放射線画像変換システムにおい
ては、放射線画像が記録されたシートに励起光を照射し
て輝尽発光させ、放射線画像を光電的に読み取った後、
この読み取り後のシートに消去光を照射してシートに残
存する放射線画像を消去することにより、シートは再び
記録可能になり、従って、再使用可能である。
【0007】ところで、蓄積性蛍光体シートはカセッテ
に収納されて放射線画像が記録された後、読取装置に装
填されカセッテから取り出されて搬送系によって読取
部、消去部と搬送されて読み取り、消去が行われた後、
再度、記録に供されたり、記録部、読取部、消去部を備
え、これらの間を搬送系により循環搬送される、いわゆ
るビットインタイプの放射線画像記録読取装置内に収納
されることにより繰り返し使用される。
【0008】このように、放射線画像変換システムを構
成する装置内において、蓄積性蛍光体シートが搬送系に
よって搬送、特に循環搬送されると、シートは強く帯電
する。すなわち、シートの搬送は、ローラおよびエンド
レスベルト等の疎水性高分子物質からなる搬送部材によ
り挟持状態で行われるため、シートが該疎水性部材と擦
れることによって、その接触面で静電気が多量に発生
し、帯電することになる。
【0009】このような帯電現象は種々の問題を発生さ
せる原因となる。例えば、読み取りの際の励起光の照射
は、シートの蛍光体層表面から行われるのが一般的であ
るが、帯電したシートの表面には空気中の塵埃が付着し
易く、表面に付着した塵埃によって励起光が散乱される
ことになる。この結果、得られる画像は画質が著しく低
下したものとなる。また、シートから放電することによ
り、感度が低下したり、得られた画像にノイズが発生す
ることとなる。
【0010】また、当該装置にシートを積層して保存す
る機能が組み込まれている場合には積層されるまでの搬
送経路中で帯電されるのはもちろんであるが、これに加
えて、シートが積層される際、もしくは積層状態から搬
送系に移る際に、一枚のシートの表面と他のシートの裏
面との擦れ、シートの端縁と他のシートの表面あるいは
裏面との擦れにより、同様な静電気が発生し、シートが
帯電する。従って、シートを積層状態から搬送系に移す
際に、シート表面と他のシートの裏面とが相互に密着し
て二枚重なった状態で搬送系に送り込まれ易くなり、こ
のような場合には、それ以後の正常な操作を行うことが
不可能となる。
【0011】そこで、この静電気を除電するために、搬
送系に近接した位置に非接触型イオン雰囲気供与装置を
配置することにより、該イオン雰囲気供与装置から発生
させたイオンを搬送系に供与し、この搬送系を移動する
蓄積性蛍光体シートに発生している静電気を除去するよ
うにしたものが本願出願人により提案されている(特開
昭62−246041号公報)。ところが、蓄積性蛍光
体シートの帯電状態は常に一定とは限らず、環境条件、
蓄積性蛍光体シートのサイズ等の種類や使用状況により
変化する場合も考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明に係る蓄積性蛍
光体シートの搬送装置は、前記非接触型イオン雰囲気供
与装置のような除電装置等を用いることなく、蓄積性蛍
光体シートの帯電を防止することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、蓄積性蛍光体シートの表面の帯電特性
に対して、陽極側となる帯電特性を有する部材からなる
搬送手段と、陰極側となる帯電特性を有する部材からな
る搬送手段とを交互に配列して構成されることを特徴と
する。
【0014】
【作用】上記の本発明に係る蓄積性蛍光体シートの搬送
装置において、蓄積性蛍光体シートの帯電系列に対して
陽極側となる帯電特性を有する部材からなる搬送手段と
陰極側となる帯電特性を有する部材からなる搬送手段と
を交互に配列して形成されるので、蓄積性蛍光体シート
に対する帯電が交互に相殺されることになる。従って、
特に放射線画像記録読取装置において画像記録部により
被写体の放射線画像情報が蓄積記録された後、画像読取
部、画像消去部、そして再び画像記録部というように循
環搬送されても、電荷が蓄積されることがなく、蓄積性
蛍光体シートの帯電状態を有効に防止することができ
る。
【0015】
【実施例】次に、本発明に係る蓄積性蛍光体シートの搬
送装置について好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明に係る蓄積性蛍光体シート
の搬送装置を備えた放射線画像情報記録読取装置の断面
側面図である。図1において、放射線画像情報記録読取
装置10は、基本的な構成として、ケース本体11内
に、4枚の蓄積性蛍光体シートIPを所定の循環通路に
沿って搬送する循環搬送手段12と、前記蓄積性蛍光体
シートIPに画像情報を有する放射線を照射して被写体
の放射線画像情報を蓄積記録する画像記録部14と、前
記画像記録部14において放射線画像情報が蓄積記録さ
れた蓄積性蛍光体シートIPを、励起光により走査して
前記放射線画像情報を光電的に読み取る画像読取部16
と、前記画像読取部16において画像の読み取りが行わ
れた後の蓄積性蛍光体シートIPに再び画像記録がなさ
れるのに先行してこの蓄積性蛍光体シートIP上の残存
放射エネルギを放出させる画像消去部18とを備える。
なお、本実施例においては、循環通路に4枚の蓄積性蛍
光体シートIPが間隔をおいて挿入されている。
【0017】循環搬送手段12は、後述するように、複
数の搬送ローラおよび搬送ベルト等からなり、これらの
搬送ローラおよび搬送ベルトは、例えば、ポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリ四弗化エチレン等の材質から形
成されている。すなわち、予め蓄積性蛍光体シートIP
の保護面における材質を、例えば、ポリエチレンテレフ
タレートに選定する。そこで、図2に示すように、帯電
系列からこの選定された蓄積性蛍光体シートIPの帯電
順位を基にして、搬送ローラおよび搬送ベルトの材質
を、例えば、+側をポリウレタンに選定し、−側をポリ
エステル、ポリ四弗化エチレン等に選定する。そして、
例えば、ポリウレタン、ポリエステル、ポリウレタンと
いう順に、搬送ローラおよび搬送ベルトの材質を、蓄積
性蛍光体シートIPの材質であるポリエチレンテレフタ
レートの+側、−側というように交互に構成する。
【0018】次に、画像記録部14には、一組の対面す
る板体20、22が設けられている。この板体20の上
端部側は記録面24側に固定され、一方、下端部側は板
体22の下端部側に固定されている。板体20、22の
下端部が互いに固定された部位の下方には、夫々ガイド
26、28、30を介して4組のローラ対32、34、
36、38が略鉛直方向に設けられている。このローラ
対32、36は、蓄積性蛍光体シートIPの保護層を形
成するポリエチレンテレフタレートよりも帯電順位が+
側である、例えば、ポレウレタンの材質から形成され
る。一方、ローラ対34、38は、蓄積性蛍光体シート
IPの保護層を形成するポリエチレンテレフタレートよ
りも帯電順位が−側である、例えば、ポリエステルの材
質から形成される(図2参照)。
【0019】ローラ対38の下方には、略L字型を形成
する搬送ベルト40が配設され、搬送ベルト40の屈曲
部に3個のローラ群42が備えられている。前記搬送ベ
ルト40の一端側には、ケース本体11の底面部と略平
行に形成された搬送ベルト44が設けられている。ここ
で、前記搬送ベルト40は、例えば、ポリウレタンの材
質から、前記搬送ベルト44は、例えば、ポリエステル
の材質から形成される(図2参照)。ケース本体11の
底面の角部近傍には、前記底面部と略平行に形成された
部分と垂直上方向に延在する部分とが結合された搬送ベ
ルト46が備えられている。この搬送ベルト46はポリ
ウレタンからなる材質で形成されており、また、搬送ベ
ルト46の屈曲部には3個のローラからなるローラ群4
8が設けられている。
【0020】前記搬送ベルト44、46の上方側には、
画像読取部16が配設され、前記搬送ベルト44、46
と略平行してレーザ光源50および搬送ベルト52、5
4が備えられている。前記搬送ベルト52は、ポリエス
テルの材質、搬送ベルト54はポリウレタンの材質から
夫々形成されている。このレーザ光源50のレーザ光導
出側には、レーザ光56を反射させその方向を変えるた
めのミラー58と、レーザ光56を反射偏向して蓄積性
蛍光体シートIPに照射し、主走査を行うためのガルバ
ノメータミラー60と、蓄積性蛍光体シートIPより発
せられる輝尽発光光を効率良く集光するための集光用反
射ミラー62とが設けられている。また、前記蓄積性蛍
光体シートIPの走査位置には、蓄積性蛍光体シートI
Pから発せられた輝尽発光光を集光するための集光光学
素子64が配設され、該集光光学素子64の頂部側に
は、フォトマルチプライヤ66が装着されている。前記
レーザ光源50と略平行の位置に設けられた搬送ベルト
54の近傍には、3個のローラからなるローラ群68と
係合する搬送ベルト70が設けられている。前記ローラ
群68の垂直上方には、順にガイド72、ローラ対7
4、ガイド76、ローラ対78を介して画像消去部18
が配設されている。なお、前記ローラ群68はポリ四弗
化エチレン、ローラ対74はポリウレタン、ローラ対7
8はポリエステルの材質から夫々形成されている。
【0021】画像消去部18は、ケース80の内部に複
数の消去光源82が設けられ、前記ケース80の上下側
にはローラ対78、84を覆うように遮光部材86、8
8が配設されている。遮光部材88の略垂直上方には、
ローラ対84、ガイド90、ローラ対92、ガイド94
が配置され、ケース本体11の最上部には複数のローラ
群96と接する搬送ベルト98が設けられている。前記
ローラ対84はポリウレタンの材質、ローラ対92はポ
リエステルの材質、搬送ベルト98はポリウレタンの材
質から夫々形成されている。この搬送ベルト98と画像
記録部14との間には、ポリエステルの材質から形成さ
れた2個のローラ対100、102が設けられて板体2
2に近接して配置されている。
【0022】次に、循環搬送手段である搬送ローラ、搬
送ベルト等と蓄積性蛍光体シートIPが擦れた際、該蓄
積性蛍光体シートIPが帯電することを防止する場合に
ついて説明する。
【0023】すなわち、画像記録部14において被写体
の画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートIP
は、本装置10内に設けられたローラ対、ローラ群、搬
送ベルト等により、順次、画像読取部16、画像消去部
18、そして再び画像記録部14というように循環搬送
される。その際、蓄積性蛍光体シートIPの記録面であ
る保護層が前記ローラ対、ローラ群および搬送ベルトと
擦れることにより剥離帯電を惹起し、該蓄積性蛍光体シ
ートIPの保護層に静電気を帯電させる。この場合、帯
電した蓄積性蛍光体シートIPの極性は、蓄積性蛍光体
シートIPの材質と循環搬送手段であるローラ対、ロー
ラ群および搬送ベルト等の材質が帯電系列上どのような
順位に位置しているかによって決定される。
【0024】そこで、本実施例に係る蓄積性蛍光体シー
トの搬送装置を備えた放射線画像情報記録読取装置10
では、蓄積性蛍光体シートIPの保護層の材質を基準と
して、帯電系列から前記保護層の材質より+側に帯電す
る材質の部材と、−側に帯電する材質の部材とを混合さ
せて、ローラ対、ローラ群および搬送ベルトを形成して
いる。さらに、これらの循環搬送手段であるローラ対、
ローラ群および搬送ベルト等を、前記+側に帯電する部
材と前記−側に帯電する部材とを搬送経路において順に
交互に組み合わせて配置している。具体的には、蓄積性
蛍光体シートIPの保護層をポリエチレンテレフタレー
トによって形成し、また、+側に帯電するものとして、
例えば、ポレウレタンの材質を、−側に帯電するものと
してポリエルテル、ポリ四弗化エチレンの材質を選定
し、夫々ローラ対、ローラ群、搬送ベルトの材質とす
る。本実施例において、ポリウレタンの材質から形成さ
れたものとして、ローラ対32、36、74、84およ
び搬送ベルト40、46、54、98がある。ポリエス
テルの材質から形成されたものとしてローラ対34、3
8、78、92、100、102および搬送ベルト4
4、52があり、ポリ四弗化エチレンの材質から形成さ
れたものとしてローラ群68がある。従って、帯電した
蓄積性蛍光体シートIPは、順に交互にポリウレタン、
ポリエステル等が組み合わされて配置されたローラ対、
ローラ群、搬送ベルトを通過することにより、蓄積性蛍
光体シートIPが負に充電している時は正の、また、蓄
積性蛍光体シートIPが正に帯電しているときは負の電
荷が誘起されて除電されることにより電気的に中和され
る。このようにして、蓄積性蛍光体シートIPが過大な
帯電状態になることを防止することができる。
【0025】次に、本発明に係る蓄積性蛍光体シートの
搬送装置を備えた放射線画像情報記録読取装置10の動
作について概略説明する。
【0026】先ず、予め画像消去部18を介して残存画
像が消去された蓄積性蛍光体シートIPは、図2に示す
ように、上端部が開いた状態の板体20、22間に落下
して挟持される。そこで、板体22は、図示しないモー
タの駆動により矢印方向に変位し、記録面24に密着し
て位置決めされる。この状態において、被写体(図示せ
ず)に放射線源(図示せず)から放射線が照射され、蓄
積性蛍光体シートIPに被写体の放射線画像情報が蓄積
記録される。
【0027】このようにして、撮影が終了すると、図示
しないモータを再び駆動させ、板体22の上端部を開口
させるとともに、板体22の下端部を開放させて撮影済
の蓄積性蛍光体シートIPを下方に落下させてローラ対
32に挟持させることができる。前記ローラ対32に挟
持された蓄積性蛍光体シートIPは、順に、ガイド2
6、ローラ対34、ガイド28、ローラ対38を通過
し、屈曲部にローラ群42および48を接する搬送ベル
ト40および46を経由して画像読取部16に到達す
る。
【0028】画像読取部16では、蓄積性蛍光体シート
IPが搬送ベルト52と搬送ベルト54の間に到達する
と、レーザ光源50からレーザ光56を放射させるとと
もに、ガルバノメータミラー60を揺動させ、これによ
り、蓄積性蛍光体シートIPに記録された放射線画像情
報をレーザ光56により主走査する。このレーザ光56
による走査により蓄積性蛍光体シートIPから発せられ
た輝尽発光光は、直接あるいは集光用反射ミラー62に
より反射されて集光光学素子64の入射端面からその内
部に入射し、全反射により案内されてフォトマルチプラ
イヤ66に至り受光される。このようにして、輝尽発光
光が光電的に読み取られる。この場合、レーザ光56の
主走査が行われるのに同期して、蓄積性蛍光体シートI
Pは搬送ベルト52および54により矢印X方向(前記
主走査方向と略直角方向)に搬送されて副走査がなさ
れ、蓄積性蛍光体シートIPの全面にわたって蓄積記録
された放射線画像情報が読み取られる。フォトマルチプ
ライヤ66によって読み取られた画像信号は、図示しな
い信号処理回路に伝送される。前記画像読取部16で放
射線画像情報の読み取りが終了後、蓄積性蛍光体シート
IPは屈曲部にローラ群68が設けられた搬送ベルト7
0、ガイド72、ローラ対74、ガイド76、およびロ
ーラ対78を介して画像消去部18に送付される。
【0029】画像消去部18では、遮光部材86、88
によって遮光された状態を保持しながら複数の消去光源
82を介して残存する放射線画像情報の除去が行われ
る。このようにして、消去された蓄積性蛍光体シートI
Pは、順にローラ対84、ガイド90、ローラ対92、
ガイド94、湾曲部にローラ群96を備える搬送ベルト
98およびローラ対100、102を介して画像記録部
14に循環搬送される。
【0030】なお、本実施例においては、ローラ対およ
びローラ群に接する搬送ベルトを循環搬送手段として用
いることにより、蓄積性蛍光体シートIP表面の保護層
のみを除電(中和)するだけではなく、同時に、蓄積性
蛍光体シートIPの裏面側も同様に除電(中和)するこ
とができるという利点がある。
【0031】本発明は、上述した蓄積性蛍光体シートを
循環搬送する放射線画像情報記録読取装置において特に
有効であり、通常の読取装置、その他の装置等の搬送系
にも適用できることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る蓄積性蛍光体シートの搬送
装置によれば、以下の効果が得られる。
【0033】すなわち、蓄積性蛍光体シートに対する帯
電順位の上位および下位の順位の材質から形成される搬
送手段を交互に組み合わせて用いることにより、前記搬
送手段と擦れた際に、蓄積性蛍光体シートに発生する静
電荷を交互に相殺して電気的に中性にすることが可能と
なる。
【0034】従って、前記蓄積性蛍光体シートの帯電に
伴う種々の弊害を生ずることがない。例えば、蓄積性蛍
光体シートの表面に塵埃が付着することがないととも
に、得られた画像にノイズが発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る蓄積性蛍光体シートの
搬送装置を備えた放射線画像情報記録読取装置の断面側
面図である。
【図2】帯電系列を示す説明図である。
【符号の説明】
10…放射線画像情報記録読取装置 14…画像記録部 16…画像読取部 18…画像消去部 32、34、36、38、74、78、84、92、1
00、102…ローラ対 40、44、46、52、54、70、98…搬送ベル
ト 42、48、68、96…ローラ群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄積性蛍光体シートの表面の帯電特性に対
    して、陽極側となる帯電特性を有する部材からなる搬送
    手段と、陰極側となる帯電特性を有する部材からなる搬
    送手段とを交互に配列して構成されることを特徴とする
    蓄積性蛍光体シートの搬送装置。
JP25815291A 1991-10-04 1991-10-04 蓄積性蛍光体シートの搬送装置 Pending JPH05100339A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016179672A1 (pt) * 2015-05-13 2016-11-17 Roosevelt Mota Aguiar Franklin Revestimento aderido sobreposto em correias transportadoras

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WO2016179672A1 (pt) * 2015-05-13 2016-11-17 Roosevelt Mota Aguiar Franklin Revestimento aderido sobreposto em correias transportadoras

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