JPH0510009U - ブレーキ装置付キヤスタ - Google Patents
ブレーキ装置付キヤスタInfo
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- JPH0510009U JPH0510009U JP5876191U JP5876191U JPH0510009U JP H0510009 U JPH0510009 U JP H0510009U JP 5876191 U JP5876191 U JP 5876191U JP 5876191 U JP5876191 U JP 5876191U JP H0510009 U JPH0510009 U JP H0510009U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 車輪の回転およびキャスタの旋回を同時に、
またはキャスタの旋回のみを選択的に、確実にロックで
きるブレーキ装置付キャスタを提供する。 【構成】 車輪を支持する支持ヨーク1の上部一端にキ
ャスタを、他端にブレーキペダル13とスティークペダ
ルとを設け、キャスタとブレーキペダルとの間にブレー
キペダルの裏面のカム13aまで一端が延び、ブレーキ
ペダルの回動により下方の車輪に押圧されて車輪をロッ
クするとともに他方端の突起をキャスタの旋回係止皿6
の係止溝に嵌合してキャスタの旋回を係止する車輪ロッ
ク板16を設け、キャスタとスティークペダルとの間に
スティークペダルの裏面のカムまで一端が延び、スティ
ークペダルの回動により他方端の突起をキャスタ取付け
部材7の旋回係止用切欠部に嵌合させてキャスタの旋回
を係止する旋回ロック用作動片15を設ける。
またはキャスタの旋回のみを選択的に、確実にロックで
きるブレーキ装置付キャスタを提供する。 【構成】 車輪を支持する支持ヨーク1の上部一端にキ
ャスタを、他端にブレーキペダル13とスティークペダ
ルとを設け、キャスタとブレーキペダルとの間にブレー
キペダルの裏面のカム13aまで一端が延び、ブレーキ
ペダルの回動により下方の車輪に押圧されて車輪をロッ
クするとともに他方端の突起をキャスタの旋回係止皿6
の係止溝に嵌合してキャスタの旋回を係止する車輪ロッ
ク板16を設け、キャスタとスティークペダルとの間に
スティークペダルの裏面のカムまで一端が延び、スティ
ークペダルの回動により他方端の突起をキャスタ取付け
部材7の旋回係止用切欠部に嵌合させてキャスタの旋回
を係止する旋回ロック用作動片15を設ける。
Description
【0001】
本考案は、ブレーキ装置付キャスタに係り、特に産業用のコンテナボックス、 医療用診断装置等のキャスタとして使用され、停止と走行だけでなく走行規制を も確実に制御できるブレーキ装置付キャスタに関するものである。
【0002】
従来から、工場で使用されるハンドトラック、病院や厚生施設で使用される診 断装置、ベッド等、移動させることを目的とした重量物の接地部分にはキャスタ が使用されており、一人または少人数でも容易に移動することができるようにな っている。 このようなキャスタには、一般にブレーキ装置が付設さており、最近では、走 行を停止するブレーキだけでなく、走行と同時にキャスタの旋回を停止すること ができるものや、直線走行をより安定に行うために、車輪の回転とキャスタの旋 回とを別々にロックすることができるブレーキ装置を備えたキャスタが提案され ている。このような従来技術として、例えば特公昭54−4140号公報等があ げられる。
【0003】 しかしながら、車輪とキャスタを別々にまたは同時にロックできる従来のブレ ーキ装置付キャスタは、その機構が複雑で、部品点数も多く、組立て工程が煩雑 であるという問題があった。また、複雑な機構に伴ってその機能が繊細となり、 わずかな振動やショックを受けただけで車輪の制動が解除されたり、係止されて いたキャスタが旋回してしまうというトラブルが発生している。
【0004】
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、部品点数が少なく、簡単な 機構で車輪の回転およびキャスタの旋回を同時に、またはキャスタの旋回のみを 選択的に確実にロックすることができるブレーキ装置付キャスタを提供すること にある。
【0005】
上記目的を達成するため本考案は、上部の一端にペダル枠を、他方端にキャス タ取付け孔を有する断面逆U字状の支持ヨークと、該支持ヨークの下方に延びる 両辺間に支持軸を介して回動自在に配置された車輪と、前記支持ヨークのキャス タ取付け孔を挟持するようにその上側および下側にそれぞれ配置されたボールベ アリングおよび旋回係止皿と、該旋回係止皿を下方から押圧するキャスタ取付け 部材と、前記ボールベアリング、キャスタ取付け孔、旋回係止皿およびキャスタ 取付け部材を貫通して前記支持ヨークに取付けベースを回動自在に固定するボル トナットと、前記支持ヨークのペダル枠内にペダルピンを介して枢着されたステ ィークペダルおよびブレーキペダルと、該スティークペダルの裏面のカムまで一 端が延び、スティークペダルの回動によって他方端の突起を前記キャスタ取付け 部材の旋回係止用切欠部に嵌合させてキャスタの旋回を停止させる旋回ロック用 作動片と、前記ブレーキペダルの裏面のカムまで一端が延び、ブレーキペダルの 回動により下方の車輪に押圧されて車輪の回転を止めるとともに、他方端の突起 を前記旋回係止皿の旋回係止溝に嵌合させてキャスタの旋回を停止する車輪ロッ ク板とを有することを特徴とする。
【0006】
車輪を支持する支持ヨークの上部一端のペダル枠内に裏面にカムを有するブレ ーキペダルを枢着し、該ブレーキペダルの裏面のカムまでその一端が延び、他方 端が支持ヨークの上部他方端に配置されたキャスタの旋回係止皿まで延びる車輪 ロック板を、前記ブレーキペダルとキャスタとの間の支持ヨークに枢着したこと により、前記ブレーキペダルの手前側(操縦者側)を踏み込んで該ブレーキペダ ルを操縦者側(以下、後方という)へ回転させると、該ブレーキペダルの裏面の カムがその下部まで延びた前記車輪ロック板の一端をその下方の車輪に押圧して 車輪の回転をロックするとともに、その他方端の突起部が前記旋回係止皿の旋回 係止溝に嵌合してキャスタの旋回がロックされる。
【0007】 また、前記ペダル枠内にブレーキペダルと同様、裏面にカムを有するスティー クペダルを同一のペダルピンを介して枢着し、その下方に、スティークペダルの カムまで一端が延び、他方端が前記キャスタのキャスタ取付部材まで延びる旋回 ロック用作動片を、前記車輪ロック板と同様に同軸を介して枢着させたことによ り、前記スティークペダルを後方に踏み込んで回転させると、スティークペダル の裏面のカムが前記旋回ロック用作動片の一端を下方に押し下げるので、この回 転に伴って他方端の旋回係止用突起が前記キャスタ取付部材の旋回係止用切欠部 に嵌合してキャスタの旋回が係止される。この場合、キャスタの旋回だけが係止 され、車輪は何ら制動されることなく自由に回動することができる。
【0008】 本考案において支持ヨークとは、断面逆U字状を呈するキャスタ本体の主要な 外観をなす部材であり、その両辺間に支持軸を介して車輪を支持するとともに、 その上部にはペダル枠およびキャスタ取付け孔が設けられている。 支持ヨークのキャスタ取付け孔に配置されるキャスタは、例えばキャスタ取付 け孔を挟持するようにその上側および下側にそれぞれ配置されたボールベアリン グおよび旋回係止皿と、該旋回係止皿を下方から押圧するキャスタ取付け部材と 、これらを一体に係合して前記支持ヨークに取付けベースを旋回可能に固定する 固定部材とで構成される。前記ボールベアリングは、取付けベースを支持ヨーク に回動自在に係合できるものであればよく、公知のものが使用される。
【0009】 取付けベースは、本考案のブレーキ装置付キャスタを、例えば産業用のコンテ ナボックス等、移動することを目的とした重量物の接地部分に取り付けるための 部材であり、その形状は特に限定されないが、トラック型であることが好ましい 。 旋回係止皿とは、キャスタの一構成部材である円盤状の部材であり、その下側 面の外周には多数の旋回係止溝が設けられている。
【0010】 キャスタ取付け部材とは、前記旋回係止皿と同様、円盤状の部材でありその下 側面の円周部には、後述する旋回ック用作動片の一端に設けられた突起部と嵌合 する旋回係止用の切欠部が設けられている。 本考案においてブレーキペダルとは、前記支持ヨークのペダル枠内に配置され る操作ペダルであって、その裏面にはカムが設けられており、該カムは、常にそ の下方に配置された車輪ロック板に当接している。
【0011】 図6は、本考案における制動時と非制動時のブレーキペダルと車輪ロック板と の位置関係を示す説明図である。図において、非制動時、ブレーキペダル13の 裏面のカム13aは車輪ロック板16の上側面と広い接触面Aを介して接触して いる。このように広い接触面を介して接触していることにより、ブレーキペダル 13の上壁面と車輪ロック板16との角度αはブレーキペダル13を操作しない 限り常に一定値を保っており外部からの衝撃等によって変化することはない。ま た制動時、ブレーキペダル13のカム13aの端部(支点)Cとその回転軸Dと が距離Bだけずれているので、制動時のブレーキペダル13には、その制動を解 除する方向aでなく、制動がかかる方向bに回転しようとする力がはたらくので 、故意にこれを解除しない限り振動や衝撃等でロックが開放されることはない。 さらに、カムおよび車輪ロック板を回転させる場合、前記図6に示されるように レバー比がとられているので、トータルではF/E×H/G=1/τで示される モーメント比が得られ、小さな作用力で大きな制動力が得られるようになってい る。
【0012】 本考案において車輪ロック板とは、一端が前記ブレーキペダルの裏面のカムに 接触し、他方端が前記キャスタの旋回係止皿まで延在するように、ブレーキペダ ルとキャスタとの間の支持ヨークにロックピンを介して枢着された、例えば鋼板 からなる弾性体であって、前記ブレーキペダルが操作されると、その一端を車輪 に押圧してその回転をロックするとともに、他端の突起を旋回係止皿の旋回係止 溝に嵌合してキャスタの旋回をロックするものである。
【0013】 本考案においてスティークペダルとは、前記ブレーキペダルと共に支持ヨーク のペダル枠内に配置された、キャスタの旋回のみを停止する際に操作されるペダ ルであって、その裏面には前記ブレーキペダルと同様にカムが設けられている。 このカムはその下方に配置される旋回ロック用作動片と常に接触しており、その 位置関係はスティークペダルを操作しない限り変化することなく安定している。
【0014】 旋回ロック用作動片とは、一端が前記スティークペダルのカムに接触し、他端 が前記キャスタのキャスタ取付け部材まで延在するように、前記車輪ロック板と 同一のロックピンを介して支持ヨークに枢着された、例えば鋼板からなる弾性体 であって、スティークペダルが操作されるとその裏面のカムに接触した一端が押 圧されて下方へ回動し、他端の突起を前記キャスタ取付け部材の旋回係止用切欠 部に嵌合してキャスタの旋回を係止するものである。
【0015】 本考案において、前記旋回ロック用作動片のスティークペダルに当接する一端 には、スティークペダルが操作されてキャスタの旋回がロックされたときに、該 スティークペダルのカム部に設けられた凹部に嵌合する凸部を設けておくことが 好ましい。これによってスティークペダルを故意に操作して元の位置に戻さない 限り、キャスタの旋回ロック状態が解除されなくなる。
【0016】
次に本考案を実施例によってさらに詳細に説明する。 図1は、本考案の一実施例であるブレーキ装置付キャスタの平面図である。図 において、このブレーキ装置付キャスタは、断面逆U字状の支持ヨーク1と、該 支持ヨーク1の両辺間に支持軸2を介して回動自在に配置された車輪3と、前記 支持ヨーク1の上端部に設けられたキャスタ部と、該キャスタ部に対向する支持 ヨークの上方他端部に設けられたブレーキ操作部とから主として構成されており 、前記キャスタ部は、キャスタ取付け孔4に載置されたボールベアリング5と、 該ボールベアリング5と前記キャスタ取付け孔4を介して隣接する旋回係止皿6 と、該旋回係止皿6を下方から押圧するキャスタ取付け部材7と、これらを貫通 して前記ボールベアリング5に載置されたトラック型の取付けベース8を支持ヨ ーク1に回動自在に固定するボルト9およびナット10とからなる。一方、ブレ ーキ操作部は、支持ヨーク1の他端に設けられたペダル枠11と、該ペダル枠1 1内にペダルピン12を介して枢着されたスティークペダル14およびブレーキ ペダル13と、該ブレーキペダル13の裏面のカム13aに一端を当接し、他端 の突起部を前記キャスタの旋回係止皿6まで延在するように支持ヨーク1の両辺 間にロックピン17を介して枢着された車輪ロック板16と、前記スティークペ ダル14の裏面のカム14aに一端を接触させ、他端を前記キャスタ取付け部材 7まで延在するように支持ヨーク1の両辺間に前記車輪ロック板16と同一のロ ックピン17を介して枢着された旋回ロック用作動片15とから主として構成さ れている。19は旋回ロック用作動片を元の位置に戻すバネである。
【0017】 また図4および図5は、それぞれ図1に示したブレーキ装置付キャスタの平面 図および裏面図である。図4において、支持ヨーク1のペダル枠11内にはブレ ーキペダル13およびスティークペダル14が並設されている。また図5におい て、スティークペダル14のカム14aに当接するように旋回ロック作動片15 の一端が延びており、その他方端には前記キャスタ取付け部材7の旋回係止用切 欠部7aに嵌合する突起15aが設けられている。さらにブレーキペダル13の カム部13aと当接するように車輪ロック板16の一端が延びており、その他方 端は図示省略されているキャスタの旋回係止皿6の旋回係止溝まで延びている。 このうよな構成において、本実施例のブレーキ装置付キャスタは、例えばボッ クスコンテナに装着して使用される。ボックスコンテナの走行を停止したい場合 は、前記ブレーキペダル13を後方に踏み込めば、車輪の回転とキャスタの旋回 を同時に停止させて瞬時に停止することができる。
【0018】 図2は、ブレーキペダル13を後方に踏み込んで車輪3の回転とキャスタの旋 回を同時にロックした場合の説明図である。図において、ブレーキペダル13は 、ペダルピン12を軸として操縦者側、すなわち図中で左方向に旋回しており、 この旋回に伴う裏面のカム13aの回転によってその下方に延在する車輪ロック 板16の一端に設けられたゴム弾性体18が車輪3に押圧され、車輪3の回転が ロックされている。このとき車輪ロック板16の他方端の旋回ロック用突起16 aは前記キャスタの旋回係止皿6に設けられた旋回係止溝に嵌合してキャスタの 旋回も同時にロックされている。
【0019】 車輪の回転とキャスタの旋回のロックを解除してコンテナボックスを走行させ る場合は、前記ブレーキペダル13の上部を踏み込んでそのペダル面が床面と平 行になるように元に戻すと、裏面のカム13aも車輪およびキャスタをロックし た場合と反対方向に回転するので、カム13aの下方に延びた車輪ロック板16 の一端を下方に押圧していた力がなくなり、該車輪ロック板16がロックピン1 7を軸として回動し、その一端に設けられた弾性体18が車輪3から離脱して車 輪のロックが解除される。またこれと同時に、車輪ロック板16の回転によって その他方端の旋回ロック用突起16aが前記旋回係止皿6の旋回係止溝から開放 されるのでキャスタの旋回のロックが解除される。
【0020】 一方、ボックスコンテナを安定して直線走行させたい場合は、前記スティーク ペダル14を踏み込むことによって車輪3の回転をロックすることなくキャスタ の旋回のみを係止することができる。 図3は、スティークペダル14を踏み込んでキャスタの旋回だけを係止した場 合の説明図である。図において前記ブレーキペダル13と並設されたスティーク ペダル14の後方を踏み込んで図中の右方向に回転させると、スティークペダル 14の裏面のカム14aも後方へ回転し、該カム14aの下方まで延びた旋回ロ ック用作動片15の一端を押し下げ、該旋回ロック用作動片15をロックピン1 7を軸として回転させ、その他方端に設けられた旋回ロック用突起15aを前記 キャスタ取付け部材7の旋回係止用切欠部7aに嵌合させるのでキャスタの旋回 がロックされる。このときスティークペダル14の裏面のカム14aの凹部20 と旋回ロック用作動片15の凸部21とが嵌合し、振動や衝撃等で簡単にロック が開放されないようになっている。キャスタの旋回のロックを解除したい場合は 、前記スティークペダル14の前方を踏み込んでこれを前方(図中の左方向)へ 回動させると、旋回ロック用作動片15もロックピン17を軸として前方に回動 し、その端部の旋回ロック用突起15aが前記キャスタ取付け部材7の旋回係止 用切欠部7aから開放されるのでキャスタの旋回のロックが解除される。
【0021】 本実施例によれば、ブレーキペダル13の操作だけで、キャスタの旋回と車輪 の回転を同時にロックすることができるので、例えば本実施例を装着したボック スコンテナを瞬時に停止させることができる。また傾斜面で停止させた場合でも 停止位置がずれることはない。 本実施例によれば、取付けベース8がトラック型をしているので、医療用等の 移動式ベッド用としてだけでなく、荷重の大きな、例えば産業用のボックスコン テナ用としても使用できる。
【0022】 また本実施例によれば、車輪の回転とキャスタの旋回とを同時に停止させるブ レーキペダル系統と、キャスタの旋回のみを係止するスティークペダル系統とを 完全に独立の構成としたので、必要に応じてそれぞれ単独で使用することができ る。例えば、キャスタの旋回だけを係止してボックスコンテナを安定して直進走 行させることができるとともに、キャスタの旋回のみをロックする機能が必要で ないときは、ブレーキペダル系統のみを設けたブレーキ装置付キャスタとするこ ともできる。
【0023】 さらに本実施例によれば、車輪ロック板16の車輪に押圧される部分にゴム弾 性体18を配置したので、制動時の摩擦係数が高く、車輪を完全にロックするこ とができるうえ、車輪のタイヤ部分がある程度摩耗した場合でも制動力が減少す ることはない。 本実施例によれば、支持ヨーク1のベダル枠11部分の端部の角を面取りし、 ブレーキペダル13およびスティークペダル14の踏み込み面が前記ペダル枠1 1からはみ出すような構成としたので、後方または前方に踏み込まれたブレーキ ペダル13またはスティークペダル14の踏み込み面の裏側にペダル枠11の端 部が当接してストッパーの役割を果たすので、過度の踏み込みがなくなる。
【0024】 本実施例のブレーキ装置付キャスタは、前記取付けベース8を用いないで、ボ ルトナットによって直接、例えば移動式ベッドなどの脚部に装着することもでき る。 本実施例において車輪ロック板16は、ロックピン17を回転軸として一端が ブレーキペダル13のカム13aと、他端の一部が支持ヨーク1の上部壁面の内 側と接触しており、車輪ロック板16自身の弾性によるバネ効果が生じるので、 戻しバネを必要としない。
【0025】
本考案によれば、ブレーキペダルの操作だけで、車輪の回転とキャスタの旋回 を同時にロックすることができるので、本考案を装着した、例えばコンテナボッ クスを瞬時に安定して停止させることができる。 また、本考案のブレーキ装置付キャスタは、部品点数が少なく、比較的単純な 構成としたので、一度かけたブレーキは故意にこれを解除しない限り外部からの ショックや振動等によって外れることがなく、保守点検も容易にできる。
【図1】図1は、本考案のブレーキ装置付キャスタの正
面図である。
面図である。
【図2】および
【図3】図2および図3は、それぞれ図1のブレーキ装
置の機能を説明する説明図である。
置の機能を説明する説明図である。
【図4】図4は、図1の平面図である。
【図5】図5は、図1の裏面図である。
【図6】図6は、本考案の機能を説明するための部分拡
大図である。
大図である。
1…支持ヨーク、2…支持軸、3…車輪、4…キャスタ
取付け孔、5…ボールベアリング、6…旋回係止皿、7
…キャスタ取付け部材、7a…旋回係止用切欠部、8…
取付けベース、9…ボルト、10…ナット、11…ペダ
ル枠、12…ペダルピン、13…ブレーキペダル、13
a…カム、14…スティークペダル、14a…カム、1
5…旋回ロック用作動片、16…車輪ロック板、15a
・16a…旋回ロック用突起、17…ロックピン、18
…ゴム弾性体、19…バネ、20…スティークペダルの
カムの凹部、21…旋回ロック用作動片の凸部。
取付け孔、5…ボールベアリング、6…旋回係止皿、7
…キャスタ取付け部材、7a…旋回係止用切欠部、8…
取付けベース、9…ボルト、10…ナット、11…ペダ
ル枠、12…ペダルピン、13…ブレーキペダル、13
a…カム、14…スティークペダル、14a…カム、1
5…旋回ロック用作動片、16…車輪ロック板、15a
・16a…旋回ロック用突起、17…ロックピン、18
…ゴム弾性体、19…バネ、20…スティークペダルの
カムの凹部、21…旋回ロック用作動片の凸部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 上部の一端にペダル枠を、他方端にキャ
スタ取付け孔を有する断面逆U字状の支持ヨークと、該
支持ヨークの下方に延びる両辺間に支持軸を介して回動
自在に配置された車輪と、前記支持ヨークのキャスタ取
付け孔を挟持するようにその上側および下側にそれぞれ
配置されたボールベアリングおよび旋回係止皿と、該旋
回係止皿を下方から押圧するキャスタ取付け部材と、前
記ボールベアリング、キャスタ取付け孔、旋回係止皿お
よびキャスタ取付け部材を貫通して前記支持ヨークに取
付けベースを回動自在に固定するボルトナットと、前記
支持ヨークのペダル枠内にペダルピンを介して枢着され
たスティークペダルおよびブレーキペダルと、該スティ
ークペダルの裏面のカムまで一端が延び、スティークペ
ダルの回動によって他方端の突起部を前記キャスタ取付
け部材の旋回係止用切欠部に嵌合させてキャスタの旋回
を停止させる旋回ロック用作動片と、前記ブレーキペダ
ルの裏面のカムまで一端が延び、ブレーキペダルの回動
により下方の車輪に押圧されて車輪の回転を止めるとと
もに他方端の突起部を前記旋回係止皿の旋回係止溝に嵌
合させてキャスタの旋回を停止する車輪ロック板とを有
することを特徴とするブレーキ装置付キャスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991058761U JPH085842Y2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ブレーキ装置付キャスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991058761U JPH085842Y2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ブレーキ装置付キャスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510009U true JPH0510009U (ja) | 1993-02-09 |
JPH085842Y2 JPH085842Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=13093528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991058761U Expired - Lifetime JPH085842Y2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ブレーキ装置付キャスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085842Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08207504A (ja) * | 1995-10-09 | 1996-08-13 | Nanshin:Kk | キャスタのロック装置 |
JP2011089261A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-05-06 | Akihiro Fukada | 作業用移動足場 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634505A (en) * | 1979-08-28 | 1981-04-06 | Nanshin Gomme Kogyosho:Kk | Caster with stopper |
JPS5738022A (en) * | 1980-08-18 | 1982-03-02 | Sanyo Electric Co Ltd | Oscillation circuit |
JPS60135303A (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-18 | Nanshin Gomme Kogyosho:Kk | 制動装置き付キヤスタ− |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP1991058761U patent/JPH085842Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
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JP2011089261A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-05-06 | Akihiro Fukada | 作業用移動足場 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH085842Y2 (ja) | 1996-02-21 |
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