JPH049989B2 - - Google Patents

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JPH049989B2
JPH049989B2 JP58224092A JP22409283A JPH049989B2 JP H049989 B2 JPH049989 B2 JP H049989B2 JP 58224092 A JP58224092 A JP 58224092A JP 22409283 A JP22409283 A JP 22409283A JP H049989 B2 JPH049989 B2 JP H049989B2
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shelf
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JP58224092A
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【発明の詳細な説明】 この発明は多段式棚の自動昇降装置を備えた凍
結乾燥庫に関する。
従来凍結乾燥すべき対象物を載置収容し、温度
調節可能でかつ施栓可能な水平な棚段を上下に所
定間隔をおいて並列するように多段に装設された
凍結乾燥庫において、庫内最上段あるいは最下段
の棚段に該棚段を垂直に往復動させるための駆動
装置を連結し、隣りあつた棚段の上段を下段に吊
支すると共に吊支具の上下両段の垂直方向に相対
移動を可能にした自動棚段吊上装置についてはよ
く知られている。(例えば実開昭54−139364号参
照) しかしながら現在専ら使用に供せられているこ
の種の自動棚段吊上装置を備えた凍結乾燥庫で
は、予じめ隣りあつた棚段に所定間隔となるよう
に一定の長さの吊桿を相互に連結せしめているた
め、バイアル瓶等の凍結乾燥すべき対象物の大き
さに合せて棚段の間隔を変更して施栓を容易にす
る場合、あるいは一度に凍結乾燥する対象物の量
により有効な棚段数を増加したい場合など、前記
自動棚段吊上装置を解体し、その吊桿を所望の長
さを有する吊桿に変えて再構築する必要があり、
多大の労力と経費を要し、極めて煩雑となる欠点
があつた。
またこのような凍結乾燥庫においては庫内施栓
時ゴム栓が上段棚下面に付着する場合がさけられ
ないが、従来の凍結乾燥庫ではこの付着した凍結
乾燥対象物が浮き上がり、これが自然に離脱して
転倒し、他の対象物を転倒させたり、ひいては棚
段から落下してしまう欠点があつた。
この発明はこのような欠点を除くために、棚段
の間隔を自在に変え、かつ有効棚段数を適宜増減
しうる自動棚段吊上げ装置を具備する凍結乾燥庫
の提供を目的として鋭意検討した結果見出された
ものであつて、最上段の棚段にそれぞれ下段の棚
段を各々吊支しかつ昇降自在と懸吊部を設け、棚
段の上下の間隔及び有効棚段数を増減する場合に
はさらに前記懸吊部に棚段の間隔を変更するため
の一定の段差をもつ階段状のスペーサーを装設す
るようにしたものである。
図についてこの発明を説明すれば、第1図は自
動吊上げ装置を備えた従来の凍結乾燥庫の説明図
であり、第2図は第1図の自動吊上げ装置で一部
の棚段を下方に積層した状態を示す説明図であつ
て、1は凍結乾燥庫、2は側壁、3は正面の扉、
5は後壁、6は上壁、7は下壁、8a,8b,…
8xは各段の棚を示している。12は棚を冷却す
る冷媒の導入管、14は各棚に連通する支管であ
る。
最上段の棚8aに固定された昇降盤9には駆動
装置(図示されていない)に連結されたシリンダ
10の昇降桿11が連繁されており、その両側端
部には懸吊手段としての吊金具16が固定されて
いる。該吊金具には吊桿15が嵌挿垂下して係止
され、最上段の棚段8aの両側端部に固定された
受金具17に係合される。尚棚をバランスよく支
持するため図示の如く吊桿の長さを対称とする。
19は上下のナツトを示している。
それ以下の棚段においてもそれぞれ隣接する棚
段に同様に連結される。吊桿15は隣接する上段
の側端部では係止され、下段の側端部では嵌入状
態で上下往復動が可能な状態となつている。棚段
8を庫内下部に積層する場合昇降桿11の作動に
よつて昇降盤9が下方に移動され、それに伴なつ
て最下段8xより順に積層される。吊桿15は棚
段8が積層されるごとに受金具17の位置よりも
下方に突出するようになる。
従つて従来装置では棚段の間隔は装設される吊
桿15の長さによつて定められ、それを変更する
場合には吊桿自体を所望の棚間隔となる長さのも
のに変える必要があつた。
第3図はスペーサーを装着したこの発明の凍結
乾燥庫の構造を示すための側面からの縦断面図、
第4図は正面からの縦断面図、第5図は上面から
の横断面図であつて、凍結乾燥庫1は側壁2、後
壁5、上壁6、下壁7及び扉3(扉は正面壁4の
一部であつてもよい)により気密としうる真空室
を形成しており、その内部には温度を自由に調節
することができ、かつ施栓可能な多数の水平な棚
段8a,8b,8c,…8xが装設される。該棚
段8の各上面には医薬品溶液が注入されているが
施栓されていないバイアル瓶(栓はバイアル瓶口
部に半分挿入され、開放状態となつている)等の
凍結乾燥すべき対象物が載置される。真空室は後
壁5に設けられ真空ポンプを連結された導管(図
示されていない)を通して吸引され、真空とされ
る。各棚段8にはその内部を流動させて温度調節
するための熱媒体、冷媒体を導入したり排出する
ための支管14が連結され、導入管12、排気管
13(第5図)により導入排気される。これによ
り凍結乾燥され、次いで各棚段8の下面を押圧す
ることによりその下段に載置されたバイアル瓶の
施栓がなされる。
最上段の棚段8aには駆動装置(図示されてい
ない)に連結されたシリンダ10内の昇降桿11
が連結されており、昇降桿11の往復動に伴なつ
て昇降自在となつている。なおこの昇降機構は図
示のものに限定されるものではなく、該棚段8a
及びそれに懸吊される下段の棚段の全てを安定に
昇降しうるものであればいかなる構造の昇降機構
であつてもよい。
最上段の棚段8aの両側端部には懸吊手段とし
ての吊金具16が固定され、該吊金具16には吊
桿15が装設される下段の棚段8b,8c,8
d,…8xと同数嵌挿垂下され、各下段のそれぞ
れの棚段8b,8c,8d,…8xの両側端部に
固定された受金具17に係止され、吊桿15の上
端、及び下端はそれぞれダブルナツト18、ナツ
ト19で係止され、懸吊部が構成される。吊桿1
5は連結する棚段によつて長さが異なり、棚段の
間隔が所望の間隔lを保つようにそれぞれの長さ
のものが用いられ、吊金具の位置では嵌入状態で
上下往復動が可能でかつ受金具の位置ではナツト
19で固定された状態となつている。
棚段の昇降はスペーサーがない場合で全ての棚
段が吊り上げた状態を簡略的に示す第6図、全て
の棚段を庫内下部に積層した状態を示す第7図、
その側面図である第8図から明らかなように、駆
動装置に連結したシリンダ10の昇降桿11が下
方に移動するに従つて、最下段8xより順に下部
に積層し、それに伴なつて吊桿15は受金具17
の位置では固定されているが、吊金具16の位置
ではその頭部がその上方にまで突出する状態とな
る。これにより最下段8xの下部に生ずるデツド
スペースを極力小さくすることができ、有効棚段
数を増加させることができる。
従つて前記懸吊部は棚段を吊り上げあるいは下
部に積層することができ、吊桿15の下端はそれ
ぞれの棚段8b,8c,8d,…8xに固定さ
れ、積層した際には吊桿15の頭部が最上段棚段
8aに固定された吊金具16の位置より上に浮き
上るように構成されていればよく、図示のものに
限定されない。
吊金具16の上面には吊桿15を包囲するよう
に、棚間隔を適当に狭めるための一定段差のある
階段状のスペーサー20を設けることができる。
第3図は全ての棚段を吊り下げた状態を示すもの
で、スペーサ20を設けない場合の棚間隔l(第
6図)よりもスペーサ20の段差Aに相当する長
さでその間隔が狭められて(l−A)となる。
第9図Aはスペーサーの平面図、全じくBはそ
の側面図であつて、スペーサー20はその装着を
容易にするために半割にして、二つの部分20′,
20″とし、それを合わせると吊桿15を嵌挿す
るための嵌挿孔21が形成されるようになつてい
る。
スペーサー20は、段差Aを、凍結乾燥対象物
の大きさを考慮し、凍結乾燥、施栓に適した所望
の棚間隔となるように種々変えたものを複数種用
意しておくが、棚間隔の変更を容易にする上で好
ましい。また必要ならば段差Aを一つのスペーサ
ーで種々変えることもできる。スペーサー20の
装着は半割スペーサー20′,20″を相互に吊桿
15を包囲するように整合され、着脱自在に固定
され、一体とされる。固定はビス等で容易に達成
される。
第10図はスペーサーを装着したこの発明の凍
結乾燥庫で棚段を積層した状態を示す説明図で、
第11図はその側面図である。棚段の積層はスペ
ーサーがない場合と同じ作動で行なわれ、吊桿1
5の頭部は各吊桿15を懸吊している吊金具16
の上方に各々突出する状態となる。従つてスペー
サー20の装着は棚段の全てを庫内下方に積層す
るだけで、棚段8や懸吊部を解体せずに実施する
ことが可能である。なお該スペーサーもまた棚間
隔Aを容易に狭めるためのものであればよく、図
示の構造や取付係止手段に限定されるものではな
い。
この発明によればいずれの昇降桿11を設ける
庫内上方のスペースを利用し、バイアル瓶の大き
さに合わせて自由かつ容易に棚間隔を増減するこ
とができるので、凍結乾燥すべきバイアル瓶が少
ない場合は所定の棚段だけを用いれば足り、バイ
アル瓶が多い場合にも従来の凍結乾燥庫よりも有
効棚段数を多くすることができる。また適切な棚
間隔を設定することにより熱効率を高め、凍結乾
燥時間を短縮することができ、又施栓を容易にし
てバイアル瓶の落下を起すこともない。従つて棚
段の変更に伴なう労力、経費を大巾に軽減するこ
とができるばかりでなく、凍結乾燥作業能率も大
巾に向上し、工業上の利点は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の凍結乾燥庫の構造を示すための
縦断面図、第2図はその自動吊上機構を示すため
の説明図、第3図はスペーサーを装着したこの発
明の凍結乾燥庫の構造を示すための側面からの縦
断面図、第4図はその正面からの縦断面図、第5
図はその上面からの横断面図、第6図はスペーサ
ーを装着していないこの発明の凍結乾燥庫の構造
を示すための説明図、第7図はその棚段を庫内下
部に積層した状態を示す説明図、第8図はその側
面図、第9図Aはスペーサーの構造を示すための
平面図、第9図Bは仝じく側面図、第10図はス
ペーサーを装着した凍結乾燥庫で全ての棚段を庫
内下部に積層した状態を示す説明図、第11図は
その側面図を夫々示す。 符号の説明、1……凍結乾燥庫、2……側壁、
3……扉、4……正面壁、5……後壁、6……上
壁、7……下壁、8……棚、9……昇降盤、10
……シリンダ、11……昇降桿、12……熱・冷
媒導入管、13……排出管、14……支管、15
……吊桿、16……吊金具、17……受金具、1
8……ダブルナツト、19……ナツト、20……
スペーサー、21……孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 凍結乾燥すべき対象物を載置し、温度調節可
    能でかつ施栓可能な水平の棚段を上下に所定間隔
    をおいて並列するように多段に装設された凍結乾
    燥庫において、最上段の棚8aのみに、該棚を垂
    直に往復動させるための昇降装置を連繋し、前記
    最上段の棚8aには懸吊部を連設し、該懸吊部は
    最上段の棚段に延設された懸吊手段と、その懸吊
    手段に対して摺動自在で、それ以下の棚段8b,
    8c,8d,……8xを下端で固定し、上端でそ
    の各棚段8b,8c,8d,……8xを懸吊手段
    に吊り下げ可能にされた吊桿15とからなり、前
    記昇降装置の往復動に伴つて全部の棚部8a……
    8xを昇降自在でかつ下方に積層可能とし、また
    該懸吊手段上部には、棚段8の間隔lを変更しう
    るように、所定の一定段差を有する階段状のスペ
    ーサ20を装設し、このスペーサ20の各階段状
    部を通して吊桿15を配設したことを特徴とする
    凍結乾燥庫。
JP22409283A 1983-11-30 1983-11-30 凍結乾燥庫 Granted JPS60117075A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22409283A JPS60117075A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 凍結乾燥庫

Applications Claiming Priority (1)

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JP22409283A JPS60117075A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 凍結乾燥庫

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Publication Number Publication Date
JPS60117075A JPS60117075A (ja) 1985-06-24
JPH049989B2 true JPH049989B2 (ja) 1992-02-21

Family

ID=16808417

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JP22409283A Granted JPS60117075A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 凍結乾燥庫

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JP (1) JPS60117075A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060805A1 (ja) * 2007-11-05 2009-05-14 Takao Momose 重力式接離動機構付フリーズドライ装置およびこれを用いるフリーズドライ方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555629A (en) * 1978-06-29 1980-01-16 Ogoshi Yoshihiko Racket

Patent Citations (1)

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WO2009060805A1 (ja) * 2007-11-05 2009-05-14 Takao Momose 重力式接離動機構付フリーズドライ装置およびこれを用いるフリーズドライ方法

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JPS60117075A (ja) 1985-06-24

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