JPH049920Y2 - - Google Patents

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JPH049920Y2
JPH049920Y2 JP10567887U JP10567887U JPH049920Y2 JP H049920 Y2 JPH049920 Y2 JP H049920Y2 JP 10567887 U JP10567887 U JP 10567887U JP 10567887 U JP10567887 U JP 10567887U JP H049920 Y2 JPH049920 Y2 JP H049920Y2
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movable fitting
fitting piece
holder
flange
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JP10567887U
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の目的》 <産業上の利用分野> 本考案はロール状トイレツトペーパやロール状
の食品用ラツプフイルム等、ロール状物品を保持
対象としたホルダに適用する芯棒に関するもので
ある。
<従来技術とその問題点> 例えばロール状トイレツトペーパのホルダ用芯
棒の一般的な形態は、棒状の本体の両端にホルダ
に対し弾性的に嵌込状態を維持するようにした突
起を設け、この突起を退去自在としてホルダから
取り外し自在とし、トイレツトペーパの交換がで
きるようにしている。そして更にその交換作業の
便を考慮したものとして例えば実開昭58−156496
号「ロール型巻紙の架設用芯」も提案されてい
る。このものはトイレツトペーパを保持する棒状
の保持本体の一端にホルダに対し遊嵌する嵌込突
起を形成するとともに、他端にはトイレツトペー
パ等に当接するようにフランジを形成し、更にこ
のフランジの形成された側には可動嵌込片をコイ
ルスプリングの作用により、弾性的に退去自在に
組み付けたものである。しかしながらこの考案に
あつては保持本体と可動嵌込片との構造の関係か
ら少なくとも保持本体はその棒状部分とフランジ
部とが別体に形成しなければならず、更に可動嵌
込片が必要とされることから、少なくともスプリ
ング以外のプラスチツク成型部品が三部品、必要
となつている。しかも実際にこの考案を実施化し
た製品であつては保持本体における棒状部分の肉
抜き等の関係から、この部分もほぼ中央で分断し
た二部材で構成されている結果、実際には四部品
から形成されている。このためこの種の極めて低
コストで製品化することを余儀なくされるものに
あつては、コスト低減等の面で更に改良の余地が
残されていた。
<開発を試みた技術的事項> 本考案はこのような従来技術の問題点に鑑みな
されたものであつて、部品点数の減少を図ること
ができ、更に組付作業も簡単で且つ組立後の作動
の確実性を有する新規なロール状物品のホルダ用
芯棒の開発を試みたものである。
《考案の構成》 <目的達成の手段> 本考案たるロール状物品のホルダ用芯棒は、保
持本体の一端に嵌込突起を一体に形成するととも
に他端側にはフランジを形成し、更にこのフラン
ジ側における保持本体の内側にはコイルスプリン
グにより弾性的に退去自在に組み込まれた可動嵌
込片を設けて成る部材において、前記可動嵌込片
は保持本体への内嵌めされる側において対向的に
切込部を設けることにより二股状の係止部を形成
し、この係止部の先端には外側に突出したストツ
パを設け、一方前記保持本体には可動嵌込片にお
ける係止突起に対応して長孔状の受入スリツトを
形成し、更に前記コイルスプリングは可動嵌込片
側において、このものに対し内嵌状態に当接して
いることを特徴として成るものであり、もつて前
記目的を達成しようとするものである。
<実施例> 以下本考案の実施例を図面を参照しながら具体
的に説明する。符号1は本考案たるホルダ用芯棒
であつて、このものは第1図に示すようにロール
状物品Rの中心部に嵌め込まれ、その状態でホル
ダHにおける翼板状の一対のブラケツトBに対向
的に設けられた係止孔bに回転自在に係止してい
る。このホルダ用芯棒1は保持本体2と可動嵌込
片3とコイルスプリング4とによつて構成される
ものであつて、以下これら各部材について具体的
に述べる。まず保持本体2は全体として棒状を成
す部材であつて、その一端に嵌込突起6を一体的
に形成する。そしてこの嵌込突起6から円周方向
に一例として四方向に延びる保持リブ7を形成す
るとともに、この保持リブ7に続いて円筒部8を
形成する。そしてこの円筒部8には後述する可動
嵌込片3におけるストツパ18を受け入れるため
の受入スリツト9を形成するとともに、この受入
スリツト9の周囲には幾分か円筒部8の他の外周
面より突出するように盛上がり部10を形成す
る。因みにこの盛上がり部10は、いわゆるコア
レスタイプのロール状トイレツトペーパ等を適用
する場合に円滑な差し込みが確保できるようにす
るための対策である。そしてこの円筒部8の端部
にはフランジ11が形成されているものであり、
図示の実施例ではこのものは一例として六角形状
をを成すものである。しかしながらフランジ11
は適用されるロール状物品Rによつて押し込まれ
るためのものであるから、その目的が達成できる
範囲で適宜の形状がとり得る。更にこのフランジ
11側の保持本体2の円筒部8の内側にはフラン
ジ11の端面から奥部に至る組立案内溝12が形
成されている。この組立案内溝12は開放端側の
幅及び深さを深くして漸次奥部に入るほど幅を狭
くして成るものであり、その少なくとも奥部側端
部は受入スリツト9と合致した位置とする。更に
円筒部8の内側最奥部にはコイルスプリング4の
位置決め突起13を形成する。次に保持本体2に
おけるフランジ11側において円筒部8の内部に
内嵌めされる可動嵌込片3について説明する。こ
のものは一例として一端が閉塞した中空筒状のも
のであり、保持本体2に嵌め込まれる側には対向
的に二カ所切込部16を形成し、これによつて実
質的に二股状のスライド係止部17を形成する。
従つてこのスライド係止部17の形状は断面円弧
状に形成される。そしてスライド係止部17の先
端側には外側に突出し、保持本体2における受入
スリツト9に嵌まり込むストツパ18を形成す
る。更にスライド係止部17の内側には段差状に
形成したスプリング受部19を設けるものであ
り、ここに保持本体2と可動嵌込片3との間に縮
設するコイルスプリング4の一端を嵌め込むよう
にする。一方この可動嵌込片3の突出側の他端に
は保持本体2における嵌込突起6と同様にホルダ
Hの係止孔bに嵌め込まれる嵌込突起20を形成
する。
本考案たるロール状物品のホルダ用芯棒は、以
上述べたような具体的な構造を有するものであ
り、まず組立作業は次のように行う。組立にあた
つてはコイルスプリング4を保持本体2における
円筒部8の内側に挿入し、しかる後可動嵌込片3
におけるストツパ18を組立案内溝12にあてが
うようにして、そのままこれを押し込むようにす
る。しかるときはストツパ18はこの実施例では
その先端側がやや傾斜しているから、このものと
組立案内溝12との作用で円滑に押し込まれるも
のであり、このときストツパ18を有するスライ
ド係止部17は切込部16の存在により、やや内
側に撓んだ状態でその押し込みをゆるし、しかる
後ストツパ18が受入スリツト9の位置に達する
と、再び外側に拡開するように復帰し、ストツパ
18の抜け出しを阻むような状態にする。勿論こ
のときコイルスプリング4は保持本体2側に当接
する一端は位置決め突起13によつて積極的にそ
の位置決めが図られるとともに、他端は可動嵌込
片3におけるスプリング受部19に収まるような
状態で組み付けられる。
そしてこのものによつてロール状物品Rを保持
し、ないしは交換する場合にはまず保持本体2を
支持対象たるロール状物品Rの芯部に差し込んだ
後、まず可動嵌込片3をホルダHにおける一方の
ブラケツトBの係止孔bに嵌め込み、しかる後ロ
ール状物品Rをその嵌め込んだ側の可動嵌込片3
側に押し込むようにする。しかるときはロール状
物品Rが保持本体2のフランジ11に当接してこ
れを押し込み、相対的には可動嵌込片3を保持本
体2内に退去するような状態とし、充分にそのホ
ルダ用芯棒1の全長を短くした後、保持本体2側
の嵌込突起6を他のブラケツトBにおける係止孔
bに嵌め込むようにする。勿論抜き出す作業もこ
れと同様手法で逆に行う。このとき可動嵌込片3
におけるスライド係止部17は二股状に形成さ
れ、それに伴いその断面が円弧状に形成されてい
るからその剛性が極めて高く、組立状態において
もスライド係止部17におけるストツパ18の原
形の維持をより確実にしているものである。そし
て更にスプリング受部19においてコイルスプリ
ング4を受け入れていることにより、組立時には
コイルスプリング4がスライド係止部17の内側
への窄まり傾向を完全に阻止し、これによつても
ストツパ18の係止作用を確実にしているもので
ある。勿論コイルスプリング4は他端においては
位置決め突起13に外嵌めされるようになり、安
定した組み付けがなされる。
《考案の効果》 本考案は以上述べたように特に保持本体2と可
動嵌込片3との組立構造において、そこに必要と
される部品が極めて少ないから、部品の製造面、
あるいは管理面等、総合的により低コストでの製
造が可能となる。更に保持本体2と可動嵌込片3
との係止構造はスライド係止部17におけるスト
ツパ18を保持本体2側の受入スリツト9に内側
から嵌め込むものであるから、その組立作業がワ
ンタツチで行え、能率的な組立作業ができ、この
点でも低コストでの製造に寄与するものである。
そしてストツパ18と受入スリツト9との係止状
態はスライド係止部17が実質的に二股状で断面
が円弧状になるように形成されているから、その
剛性が高くその形状維持が確実に行え、且つその
内側にコイルスプリング4が嵌め込まれることに
より、内窄まり傾向が完全に防止され、確実な嵌
め込み状態を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のロール状物品のホルダ用芯棒
の使用状態を示す斜視図、第2図は同上分解斜視
図、第3図は同上縦断側面図、第4図は同上一部
を拡大して示す斜視図、第5図は可動嵌込片の嵌
込側から見た斜視図である。 1……ホルダ用芯棒、2……保持本体、3……
可動嵌込片、4……コイルスプリング、6……嵌
込突起、7……保持リブ、8……円筒部、9……
受入スリツト、10……盛上がり部、11……フ
ランジ、12……組立案内溝、13……位置決め
突起、16……切込部、17……スライド係止
部、18……ストツパ、19……スプリング受
部、20……嵌込突起、B……ブラケツト、b…
…係止孔、H……ホルダ、R……ロール状物品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 保持本体の一端に嵌込突起を一体に形成すると
    ともに他端側にはフランジを形成し、更にこのフ
    ランジ側における保持本体の内側にはコイルスプ
    リングにより弾性的に退去自在に組み込まれた可
    動嵌込片を設けて成る部材において、前記可動嵌
    込片は保持本体への内嵌めされる側において対向
    的に切込部を設けることにより二股状の係止部を
    形成し、この係止部の先端には外側に突出したス
    トツパを設け、一方前記保持本体には可動嵌込片
    における係止突起に対応して長孔状の受入スリツ
    トを形成し、更に前記コイルスプリングは可動嵌
    込片側において、このものに対し内嵌状態に当接
    していることを特徴とするロール状物品のホルダ
    用芯棒。
JP10567887U 1987-07-09 1987-07-09 Expired JPH049920Y2 (ja)

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JP10567887U JPH049920Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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JP10567887U JPH049920Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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JPS6410297U JPS6410297U (ja) 1989-01-19
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JP4512277B2 (ja) * 2001-02-02 2010-07-28 信越ポリマー株式会社 芯無しラップフィルム巻回体の複合固定具およびこれを用いたラップフィルム巻回体の包装態

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JPS6410297U (ja) 1989-01-19

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