JPH0499201A - 焼結用ステンレス粉末 - Google Patents
焼結用ステンレス粉末Info
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- JPH0499201A JPH0499201A JP2213004A JP21300490A JPH0499201A JP H0499201 A JPH0499201 A JP H0499201A JP 2213004 A JP2213004 A JP 2213004A JP 21300490 A JP21300490 A JP 21300490A JP H0499201 A JPH0499201 A JP H0499201A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ステンレス粉末の射出成形による焼結晶の製
造に係わり、特にステンレス粉末に関す〔従来の技術〕 従来、金属粉末に有機バインダーを配合し混練し、これ
を射出成形し、得られた成形体を脱脂した後焼結する方
法はよく知られている。ここでの脱脂とは、バインダー
を除去する工程であって、熱処理によって行われるのが
一般的である。さらに雰囲気は大きく次の２ｉ！ｌりに
分けることができる。
造に係わり、特にステンレス粉末に関す〔従来の技術〕 従来、金属粉末に有機バインダーを配合し混練し、これ
を射出成形し、得られた成形体を脱脂した後焼結する方
法はよく知られている。ここでの脱脂とは、バインダー
を除去する工程であって、熱処理によって行われるのが
一般的である。さらに雰囲気は大きく次の２ｉ！ｌりに
分けることができる。
ィ）酸化雰囲気 （Ａｉｒ ｅｔｃ）口）非酸化雰囲
気ＣＮｔＡｒ ｅｔｃ）イ）においては、バインダー
を除去するために、バインダーが熱分解あるいは燃焼す
るまでの熱処理温度を上げねばならず、そのためにバイ
ンダーが抜けた後の脱脂体中の粉末は大きく酸化される
。
気ＣＮｔＡｒ ｅｔｃ）イ）においては、バインダー
を除去するために、バインダーが熱分解あるいは燃焼す
るまでの熱処理温度を上げねばならず、そのためにバイ
ンダーが抜けた後の脱脂体中の粉末は大きく酸化される
。
焼結時に、Ｃ＋〇−ＣＯの反応においてＯを取り除こう
としてもＯに見合う分のＣが不足しているため、Ｃによ
って還元されないＯが焼結時に残る。脱脂時にバインダ
ーを残す方法も考えられるが、熱分解の途中で脱脂を終
わらせるという方法のため、そのコントロールは非常に
難しい。したがって、焼結体中に還元されない０が残り
、焼結体組織中に介在物、ピンホールを生じさせ機械的
強度が低（なったり、研磨面の光沢が減する等の問題が
あった。
としてもＯに見合う分のＣが不足しているため、Ｃによ
って還元されないＯが焼結時に残る。脱脂時にバインダ
ーを残す方法も考えられるが、熱分解の途中で脱脂を終
わらせるという方法のため、そのコントロールは非常に
難しい。したがって、焼結体中に還元されない０が残り
、焼結体組織中に介在物、ピンホールを生じさせ機械的
強度が低（なったり、研磨面の光沢が減する等の問題が
あった。
また、口）の雰囲気では、バインダーが熱分解によって
抜けた後の脱脂体中の粉末はほとんど酸化されない。し
かし、バインダーを完全に取り除くことは不可能である
ため、還元に必要以上なＣが脱脂体中に残る。したがっ
て、得られた焼結体中にもＣ量が多く、耐食性を落とし
たり、機械的特性を減する等の問題があった。
抜けた後の脱脂体中の粉末はほとんど酸化されない。し
かし、バインダーを完全に取り除くことは不可能である
ため、還元に必要以上なＣが脱脂体中に残る。したがっ
て、得られた焼結体中にもＣ量が多く、耐食性を落とし
たり、機械的特性を減する等の問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたも
のであり、その要旨は非酸化雰囲気で脱脂処理を行い、
その脱脂体中に残留するバインダー中のＣを酸化還元反
応により除去するために、残留するＣの量に見合うだけ
のＯを含む焼結用のステンレス粉末を作製するところで
ある。
のであり、その要旨は非酸化雰囲気で脱脂処理を行い、
その脱脂体中に残留するバインダー中のＣを酸化還元反
応により除去するために、残留するＣの量に見合うだけ
のＯを含む焼結用のステンレス粉末を作製するところで
ある。
本発明においては、金属粉末の成形体を焼結した時に、
粉末中に含まれるＯがＣ＋Ｏ−Ｃ○の反応を起こし、ガ
スとなって金属粉末より除去される。即ち、脱脂体中に
含有されるＣと粉末中に積極的に含有させたＯとが互い
に反応して除去される。
粉末中に含まれるＯがＣ＋Ｏ−Ｃ○の反応を起こし、ガ
スとなって金属粉末より除去される。即ち、脱脂体中に
含有されるＣと粉末中に積極的に含有させたＯとが互い
に反応して除去される。
尚、本発明において粉末中に含有させるべきＯの量は、
射出成形体を脱脂した段階の脱脂体に含有されるＣの量
によって定まることになる。さらに、このＣの量は脱脂
条件によって決まる。したがって、Ｃ量を分析して予め
求めておき、その分析値に基づいて必要な０量を計算に
より求めて粉末中に含有させればよい。
射出成形体を脱脂した段階の脱脂体に含有されるＣの量
によって定まることになる。さらに、このＣの量は脱脂
条件によって決まる。したがって、Ｃ量を分析して予め
求めておき、その分析値に基づいて必要な０量を計算に
より求めて粉末中に含有させればよい。
上記のように本発明はｃ＋ｏ−ｃｏの反応を利用して脱
脂体中のＣを除くために、粉末を熱処理によって強制的
に酸化させ、粉末中に○を含有させるところを特徴とし
ている。かかるに本発明によれば、焼結の際に粉末の表
面及び内部に含まれるＣが除去されて焼結密度が向上す
るとともに、介在物、ピンホールが著しく少なくなって
Ｕ織が良好となり、耐食性、研磨外観の優れた焼結部品
を得ることができる。
脂体中のＣを除くために、粉末を熱処理によって強制的
に酸化させ、粉末中に○を含有させるところを特徴とし
ている。かかるに本発明によれば、焼結の際に粉末の表
面及び内部に含まれるＣが除去されて焼結密度が向上す
るとともに、介在物、ピンホールが著しく少なくなって
Ｕ織が良好となり、耐食性、研磨外観の優れた焼結部品
を得ることができる。
次に本発明の特徴をより明確にすべく、以下にその実施
例を詳述する。
例を詳述する。
実施例−１
平均粒径が１０μで酸素量が０．５４ｗｔ％の水アトマ
イズ法で製造された５ＵＳ−３１６粉末を大気炉を使用
し、３００℃、２Ｈで加熱を行った。その後、分析を行
った結果酸素量は０．９７ｗｔ％であった。
イズ法で製造された５ＵＳ−３１６粉末を大気炉を使用
し、３００℃、２Ｈで加熱を行った。その後、分析を行
った結果酸素量は０．９７ｗｔ％であった。
この粉末１００重量部に対して、ポリスチレンを主成分
とするバインダー１１．５重量部を添加し、混線を行っ
た。しかる後、これを射出成形機により７ ｘ ７ ｘ
３０ｍのキャビィティをもつ金型内に温度１６５℃で成
形し、試験片の成形体を得た。得られた成形体を脱脂炉
で処理することにより、添加したバインダーを熱分解し
た。この操作により添加したバインダーのうち重量で９
５，５％のバインダーが安定的に除去された。この時点
でＣ量は０．６１ｗｔ％であった。次に得られた脱脂体
を１１５０℃までは真空雰囲気でさらに水素を導入して
、最高１３２０℃にて８時間焼結することにより、焼結
晶が得られた。
とするバインダー１１．５重量部を添加し、混線を行っ
た。しかる後、これを射出成形機により７ ｘ ７ ｘ
３０ｍのキャビィティをもつ金型内に温度１６５℃で成
形し、試験片の成形体を得た。得られた成形体を脱脂炉
で処理することにより、添加したバインダーを熱分解し
た。この操作により添加したバインダーのうち重量で９
５，５％のバインダーが安定的に除去された。この時点
でＣ量は０．６１ｗｔ％であった。次に得られた脱脂体
を１１５０℃までは真空雰囲気でさらに水素を導入して
、最高１３２０℃にて８時間焼結することにより、焼結
晶が得られた。
その焼結晶の炭素を分析した結果、第１表に示すように
Ｏ，０１１１℃％と低く、また酸素も０．０７ｗｔ％と
著しく低下していた。
Ｏ，０１１１℃％と低く、また酸素も０．０７ｗｔ％と
著しく低下していた。
この焼結晶の耐食性テストを行ったところ、塩水噴霧テ
ストでも、人工汗テストでもさびることはなく良好であ
る。
ストでも、人工汗テストでもさびることはなく良好であ
る。
実施例−２
平均粒径が９．２μで酸素量が０．４２ｖｔ％の水アト
マイズ法で製造された５ＬＩＳ−３０４粉末を大気炉を
使用し、３００℃、２Ｈで加熱処理を行った。
マイズ法で製造された５ＬＩＳ−３０４粉末を大気炉を
使用し、３００℃、２Ｈで加熱処理を行った。
その後分析を行った結果酸素量は０．８９ｗ ｔ％であ
った。この粉末１００重量部に対して、アクリルを主成
分とするバインダー１０，７重量部を添加した。しかる
後、これを射出成形機により４ Ｘ ３ Ｘ４０口の試
験片金型内に温度１７０℃で射出成形し、成形体を得た
。得られた脱脂炉で処理することにより、添加したバイ
ンダーのうち重量で９６．３％のパインダーが安定的に
除去された。この時点でのＣ量は０．６８ｗｔ％であっ
た。次に得られた脱脂体を１１２０℃までは真空雰囲気
で更に水素を導入して、最高１３００℃にて７時間焼結
することにより、焼結密度９８％で非常に良好な組織の
焼結品が得られた。
った。この粉末１００重量部に対して、アクリルを主成
分とするバインダー１０，７重量部を添加した。しかる
後、これを射出成形機により４ Ｘ ３ Ｘ４０口の試
験片金型内に温度１７０℃で射出成形し、成形体を得た
。得られた脱脂炉で処理することにより、添加したバイ
ンダーのうち重量で９６．３％のパインダーが安定的に
除去された。この時点でのＣ量は０．６８ｗｔ％であっ
た。次に得られた脱脂体を１１２０℃までは真空雰囲気
で更に水素を導入して、最高１３００℃にて７時間焼結
することにより、焼結密度９８％で非常に良好な組織の
焼結品が得られた。
その焼結品の炭素を分析した結果、第１表に示すように
０．０１４ｗｔ％と低く、また酸素量も０．０５９−ｔ
％と著しく低下していた。
０．０１４ｗｔ％と低く、また酸素量も０．０５９−ｔ
％と著しく低下していた。
この焼結品の耐食性テストを行ったところ、塩水噴霧テ
ストでも人工汗テストでもさびることなく良好であった
。
ストでも人工汗テストでもさびることなく良好であった
。
上記の実施例１．２と比較例１〜３を示す第１表の通り
、かかるに本発明によれば、焼結の際に粉末の表面及び
内部に含まれるＣが除去されて焼結密度が向上するとと
もに、介在物、ピンホールが著しくなって＆ｌｌｒ＆が
良好となり、耐食性、研磨外観の優れた焼結部品を得る
ことができるなど、多くの効果を示すものである。
、かかるに本発明によれば、焼結の際に粉末の表面及び
内部に含まれるＣが除去されて焼結密度が向上するとと
もに、介在物、ピンホールが著しくなって＆ｌｌｒ＆が
良好となり、耐食性、研磨外観の優れた焼結部品を得る
ことができるなど、多くの効果を示すものである。
以上
出願人 セイコー電子部品株式会社
代理人 弁理士 林 敬 之 助
Claims (2)
- （１）ステンレス粉末をバインダーと混合し、射出成形
を行い、バインダーを脱脂した後、焼結を行う焼結体の
製造方法の出発材料となる焼結用ステンレス粉末におい
て、脱脂した後に残留した後に残留する炭素を、焼結時
にＣ＋Ｏ→ＣＯの反応により除去するために、反応に見
合う分だけの酸素を含む焼結用ステンレス粉末。 - （２）請求項１の粉末において、粉末中に存在する酸素
量が０．８ｗｔ％〜１．０ｗｔ％であることを特徴とす
る焼結用ステンレス粉末。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2213004A JPH0499201A (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 焼結用ステンレス粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2213004A JPH0499201A (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 焼結用ステンレス粉末 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0499201A true JPH0499201A (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=16631895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2213004A Pending JPH0499201A (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 焼結用ステンレス粉末 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0499201A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007084474A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Kowa Co | 点眼用組成物 |
-
1990
- 1990-08-09 JP JP2213004A patent/JPH0499201A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007084474A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Kowa Co | 点眼用組成物 |
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