JPH049681Y2 - - Google Patents

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JPH049681Y2
JPH049681Y2 JP1987087416U JP8741687U JPH049681Y2 JP H049681 Y2 JPH049681 Y2 JP H049681Y2 JP 1987087416 U JP1987087416 U JP 1987087416U JP 8741687 U JP8741687 U JP 8741687U JP H049681 Y2 JPH049681 Y2 JP H049681Y2
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operating room
room
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light
surface light
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JP1987087416U
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JPS63196501U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、均一化した照明や空調の環境が要求
される手術室に関する。
〔従来の技術〕
第3図は手術室用照明設備の従来例を示す図、
第4図は手術室の照明に使用されるスポツト照明
器の例を示す図である。図中、21は手術室、2
2はフイルター、23は空調機、24は照明器、
25はアーム、26はランプを示す。
外科手術においては、組織の状態を適確に把握
し、手術を間違いなく行うために明るい照度と太
陽光に近い再現性を必要とする。また、手術室で
は、手術部位の昇熱や乾燥を防ぎ、術者に不快感
を与えないようにするため、環境の調整には細心
の配慮が必要である。
そのため、手術室では、通常第3図に示すよう
に所定の照度を確保すべく照明器24が上方に配
置され、さらに、空調機23により室内の温湿度
等の雰囲気を適度に保つようにしている。この照
明のために現在は、メタルハライドキセノンラン
プを使うことが多い。
手術室の照明器としてよく使用されるスポツト
照明器の例を示したのが第4図であり、多数のラ
ンプ26が配置され、アーム25によりその位置
が調整できるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ところで、従来使用されているメタルハライド
キセノンランプは、照度、色温度共理想的な特性
を示すが、かなりの発熱があるため、コールドミ
ラーで赤外線をカツトしている。しかし、それで
もなお光照射面及び照明装置での昇温がかなりあ
る。また、脳外科など極度に塵埃や細菌、バクテ
リア等を禁忌する場合には、手術室全体をバイオ
クリーンルームにすることが不可欠であり、空調
や照明が重要となる。しかし、照明器は、第3図
に示すように空調のためのフイルターの下側に取
り付けられるため、空気の流れが乱され具合の悪
いことが多い。
このように、従来の手術室に使用される照明器
では、多大な発熱があるために、術者に不快感を
与えたり、手術部位の昇熱や乾燥をまねき、さら
には、空調負荷増大の要因ともなつている。ま
た、照度の割りには輝度が高いため、ギラツキが
生じるという問題もある。
本考案は、上記の問題点を解決するものであつ
て、発熱や乱気流の発生をなくした手術室の提供
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本考案の手術室は、室外に光源を配
設すると共に室内の天井全面に光フアイバーから
なる面発光体を配設して室外の光源から光を導入
することによつて室内を照明し、面発光体の上方
に空調用のフイルターを配設して室内の空調を行
うように構成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の手術室では、室内の天井全面に光フア
イバーからなる面発光体を配設し、室外に配置さ
れた光源から光を導入し、面発光体により室内を
照明するので、術者の手元の影や明るさむらをな
くすことができると共に、室内での照明器による
発熱がなくなり、空調負荷の軽減、調整精度の向
上を図ることができる。また、面発光体としてフ
アイバーの編んだものを使用することにより、面
発光体に整流布としての機能を持たせることがで
き、気流の乱れをなくすことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本考案に係る手術室の1実施例を示す
図、第2図は発光器の具体的な構成例を示す図、
第2図は面発光体の構成例を示す図である。図
中、1は手術室、2はフイルター、3は空調機、
4は光源、5と9は面発光体、6と8はフアイバ
ー、7は光源部を示す。
第1図において、面発光体5は、光フアイバー
を用いたものであり、例えば光フアイバーによる
織物を発光面としてフアイバー6を通して光源4
に接続し、発光面は、フアイバーを織ることによ
り全反射角より曲率半径を小さくすることで発光
するように構成したものを用いることができる。
光フアイバーは、発光強度を高めるために光源4
に接続されていない方の端部に反射を起こすよう
なコーテングがなされるか、または、織り方の工
夫により発光源へリターンさせる。光源4は、手
術室1の外部に配置され、手術室1から熱的に遮
断され、例えばハロゲンランプと紫外光や赤外光
を遮断する手段を収納したものである。空調機3
は、手術室1の環境を調整するものであるが、照
明の熱源となる光源4が外部に配置されるため、
空調負荷としては小さくできる。また、面発光体
5は、織物であるため整流布としての機能を持
ち、気流の乱れがなくなるので、空調の精度を高
めることができる。
光フアイバーを使つた面発光体は、既に種々提
案されているが、その1例として面発光体に使用
する光フアイバーの加工例を示したのが第2図で
ある。第2図に示す例は、米国特許第4234907号
に開示されたものであり、フアイバー11に第2
図aに示すような刃12や第2図bに示すような
刃13を使つて刻み目を入れ、そのフアイバー1
1を布状に織つて照明パネルにするものである。
このようにすると、光源から発せられるフアイバ
ー11内の光は、フアイバー11表面の刻み目か
ら少量ずつ発光する。
なお、本考案は、上記の実施例に限定されるも
のではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記の実施例では、フアイバーを布状に織つて照明
パネルにしたが、他の構成の面発光体を使用して
もよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、ハロゲンランプと紫外光、赤外光を遮断する
ランプハウス、及び光を発光面に導き、かつ赤外
光、紫外光の透過損失の大きい光フアイバーケー
ブルとそれに連なる面発光体を上記手術室用照明
に活用して発熱の問題と乱気流の発生をなくした
ので、手術室内の作業環境を改善し、手術部位の
昇熱や乾燥を防止し、同時にバイオクリーンルー
ムとしての機能を増大させることができる。ま
た、面発光体を使用するために、発光部分やメス
等の器具の反射光のギラツキをなくすことができ
る。さらには紫外光をなくすことができるので、
組織への悪影響を少なくすると共に、電磁波の発
生を完全に排除することができ、ME機器への悪
影響もなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る手術室の1実施例を示す
図、第2図は面発光体の構成例を示す図、第3図
は手術室用照明設備の従来例を示す図、第4図は
手術室の照明に使用されるスポツト照明器の例を
示す図である。 1……手術室、2……フイルター、3……空調
機、4……光源、5と9……面発光体、6と8…
…フアイバー、7……光源部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 室外に光源を配設すると共に室内の天井全面に
    光フアイバーからなる面発光体を配設して室外の
    光源から光を導入することによつて室内を照明
    し、面発光体の上方に空調用のフイルターを配設
    して室内の空調を行うように構成したことを特徴
    とする手術室。
JP1987087416U 1987-06-05 1987-06-05 Expired JPH049681Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987087416U JPH049681Y2 (ja) 1987-06-05 1987-06-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987087416U JPH049681Y2 (ja) 1987-06-05 1987-06-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63196501U JPS63196501U (ja) 1988-12-19
JPH049681Y2 true JPH049681Y2 (ja) 1992-03-11

Family

ID=30944607

Family Applications (1)

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JPS63196501U (ja) 1988-12-19

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