JPH049644B2 - - Google Patents

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JPH049644B2
JPH049644B2 JP25094890A JP25094890A JPH049644B2 JP H049644 B2 JPH049644 B2 JP H049644B2 JP 25094890 A JP25094890 A JP 25094890A JP 25094890 A JP25094890 A JP 25094890A JP H049644 B2 JPH049644 B2 JP H049644B2
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gap
mold
rubber
hole
iron plate
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JP25094890A
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はゴム製防舷材の加硫、製造方法に関す
るものであり、更に詳しくはゴム製防舷材の構成
部材として用いられる補強用鉄板の固定機能を向
上せしめるためのゴム製防舷材の加硫、製造方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
公知のゴム製防舷材の製造方法を高さ500mm程
度の比較的小型の、第10図に示す如き、V字状
横断面を有する防舷材を一例として説明すると以
下の如くである。先ず第1図に示す如く、未加硫
ゴムRで逆V字形横断面を有するゴム製防舷材の
本体部分1を押出機のダイプレートDにより押出
成形し、また第2図に示す如く、短冊状の補強鉄
板3の外周面全面にシート状の未加硫ゴムRを貼
着してなる取付部材2を予備成形する。次いで第
2図、および、第3図に示す如く、該取付部材2
のボルト挿通孔4部分の表面側の未加硫ゴムRを
剥ぎ取り、その後に第4図に示す如く、孔型5を
嵌め込む。なお、ボルト挿通孔4の裏面側の未加
硫ゴムは剥ぎ取らず、孔型の軸部で突き破ぶれば
よい。最後に第5図に示す如く、前記本体部分1
を金型の外型OM内に嵌め込み、次いで上記取付
部材2を前記本体部分1の両脚端部に、ボルト挿
通孔4の成形部分を本体部分1から突出させ、か
つ、剥ぎ取り部分を外型OM側にして、密着状態
に載置する。この状態で金型の中型IMを嵌装し、
全体をプレス加硫する。
〔解決しようとする問題点〕
以上の手順により、V字状横断面を有する防舷
材が加硫成形されるが、上記防舷材の製造工程に
は下記の如き問題点が見受けられる。即ち、上記
加硫工程中に未加硫ゴムRは加熱加圧により流動
して所定の形状に仕上がるが、特に取付部材2の
ボルト挿通孔4に於いては、未加硫ゴムRの流動
に伴い孔型5、または、補強鉄板3が屡々所定位
置から移動する。このため、前記ボルト挿通孔4
の周面に被着されるべきゴムの厚みに不同が生
じ、極端な場合には補強鉄板3が部分的に露出す
る場合もある。このように成形完了時に補強鉄板
3の一部分が露出している場合には、シール材を
補填する等の適当な方法により、該露出部を補修
するが、ゴムの厚みが不均一である場合は外観的
には発見できないので、使用中に取付用ボルトと
の摺擦によりゴムが剥ぎ取られ、その結果、露出
した補強鉄板3から錆が発生し、且つ、該補強鉄
板3を被覆しているゴムに層間剥離を生ぜしめ
る。この補強鉄板3に発生した錆は、更に取付用
ボルトの亜鉛メツキ層の溶出を促進し、該取付用
ボルトの錆発生を助長する。
本発明の主要な目的は、在来のゴム製防舷材の
製造方法に認められた前記の如く欠点を改良し、
加硫時のゴムの流動により、補強鉄板、あるい
は、孔型の位置が移動させられることがない加
硫、製造方法を提供することにある。
本発明の他の主要な目的は、補強鉄板、あるい
は、孔型が移動しても相対的位置関係を一定に維
持し得る加硫・製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、外型OM内に充填した未加硫ゴムR
からなる本体部分1の両脚端部に、補強鉄板3を
未加硫ゴムRで被覆し、かつ、ボルト挿通孔4
に、軸部5′と座板部5″とからなる孔型5を挿入
した取付部材2を載置し、外型OMに中型IMを
被嵌して金型内で全体をプレス・加硫するものに
おいて、上記孔型5の軸部5′の外周面に、該軸
部5′と平行に延び、周方向に略均等な距離を置
いて形成され、かつ、先端部6′が補強鉄板3の
厚みの中間位置まで延びる複数の間隙保持用突条
6を形成して、ボルト挿通孔4と前記間隙保持用
突条6の部分を除く軸部5′との間に均等な間隙
を形成すると共に座部5″と補強鉄板3との間に
隙間を形成し、プレス、加硫により上記間隙に未
加硫ゴムを流し込んで、前記間隙保持用突条との
対応部を除く補強鉄板のボルト挿通孔周壁の全面
を均等な厚みのゴムで被覆するようになしたこと
を要旨とするものである。
〔作用〕
本体部分、ならびに、取付部材を金型内に充填
したとき、孔型の軸部と補強鉄板のボルト挿通孔
との間に全周にわたつて均等な間隙が形成され、
同時に、補強鉄板と孔型の座板部との間にも間隙
が形成され、プレス加硫時、上記間隙にゴムが流
れ込み、補強鉄板の全面、特にボルト挿通孔の周
壁面をも均一な厚みのゴムで被覆する。
〔実施例〕
第6図は本発明に用いる孔型の平面図、第7図
はその側面図を示し、第8図は取付部材2に対す
る孔型5の嵌装状態を説明する一部破断拡大図で
ある。また第9図は間隙保持用突条6の横断面形
状を例示する部分拡大図である。第6図、および
第7図に見られる如く、孔型5は、ボルト挿通孔
4と相似形で、かつ、小径の軸部5′と、剥ぎ取
り部に嵌合する座板部5″とからなつており、軸
部5′の外周面には複数、好ましくは、3乃至4
条の間隙保持用突条6が形成されている。各間隙
保持用突条6は、軸部5′の軸線と平行して延び、
且つ、軸部5′の周方向へ略均等な間隙Sを置い
て配設されている。
本発明の好ましい実施態様に於いては、各突条
6は軸部5′を取付部材2のボルト挿通孔4に挿
入し、かつ、外型OMと中型IM間にセツトした
とき、第8図に示す如く、各突条6の先端部6′
が補強鉄板3の厚み内に位置する長さに形成す
る。
斯かる構造を有する孔型5の軸部5′を補強鉄
板3のボルト挿通孔4に挿し込み、第4図に示す
如く、座板部5″を取付部材2の表層をなす未加
硫ゴムRの剥ぎ取り部内に嵌め込み、この後、常
法に従つて、外型OMに充填した本体部分1の両
脚端部に、上記孔型5をを取付けた取付部材2を
取付け、中型IMの嵌装、ならびに、加硫成形の
諸工程を経てゴム製防舷材を製造する。なお、外
型OMに充填する本体部分1は、押出機による予
備成形品の外、シート状の未加硫ゴムを積層充填
してもよい。上記加硫成形工程に於いて、間隙保
持用突条6は孔型5の軸部5′の軸線方向に沿つ
て、所定の長さ、即ち、間隙保持用突条6の先端
部6′が補強鉄板3の厚みの途中に位置するよう
に形成されているから、未加硫ゴムRがボルト挿
通孔4の内壁面と該ボルト挿通孔4内に嵌装され
た軸部5′の突条形成面との間に流れ込む際、実
質的に前記突条6が形成されておらない部分から
の未加硫ゴムRの流入が促進され、各突条6によ
り未加硫ゴムRの流動阻害現象が回避される。ま
た孔型5を組付けた補強部材2を、本体部分1と
共に、金型OM,IM内に、組込むと、第8図に
示す如く、孔型5の座板部5″と補強鉄板3との
間に隙間が形成される。加硫成形時、この隙間に
も未加硫ゴムが流れ込み、第11図に示す如く、
補強鉄板3の間隙保持用突条6の対応部を除く全
ての面に均一なゴム被膜を形成することができ
る。
尚、前記間隙保持用突条6によつて完成した防
舷材のボルト挿通孔4の壁面に形成される溝条部
分には、金型から該防舷材を取り出し、孔型5を
取外した後、補強鉄板3が露出するなど被膜が不
充分な部分に図示しない適当なシール材を補填し
て最終製品に仕上げる。
しかし、この溝条部分はプレス、加硫の際、間
隙保持用突条と補強鉄板との嵌合ギヤツプに未加
硫ゴムが流入して薄膜を形成することもあるの
で、必ずしも総ての溝条部分底部に補強鉄板が露
出するものではなく、しかも、この際形成された
薄膜は溝条に凹入して位置し、ボルトやその他砂
などの異物に直接摺擦されることがないため、比
較的肉薄であつても剥離し難いものとなるので、
補強鉄板が露出したり、又は薄膜の形成が極めて
不充分でない場合はシール材を補填するまでもな
い。
なお、上記の補強鉄板の露出部にシール材を補
填する場合に於ても、前記薄膜と同様凹入した位
置に形成されるためのシール材は剥離し難く、耐
久性に優れたシール効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上の説明から理解し得る如く、本発明に係る
加硫、製造方法を採用することによつて、加硫時
のゴムの流動による補強鉄板、あるいは、孔型の
移動を確実に防止し、補強鉄板の略全面を均等な
厚みのゴムで被覆し、また、局所的に形成される
溝条部は耐久性に富み、全体として優れたシール
効果が得られるものとした。従つて、補強鉄板の
露出に起因する該補強鉄板、ならびに、取付用ボ
ルトの発錆、あるいは、ゴム成形層の剥離等の欠
陥の発生を未然に回避することができる。斯くし
て本発明は、ゴム製防舷材の耐用年数の増加、な
らびに、製品の品質向上に顕著な改善をもたらす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はゴム製防舷材の本体部分の押出成形工
程の説明図、第2図は取付部材の一部破断斜視
図、第3図は第2図A−A線での断面図、第4図
は取付部材に対する孔型の嵌装状態を説明する斜
視図、第5図は従来の加硫工程を説明する金型お
よび防舷材の一部破断正面図である。第6図乃至
第9図は本発明の説明図であつて、第6図は孔型
の平面図、第7図はその側面図である。第8図は
取付部材に対する孔型の嵌装状態を説明する一部
破断拡大図である。また第9図は間隙保持用突条
の横断面形状を例示する部分拡大図である。な
お、第10図は防舷材の斜視図で、端面は断面を
示し、第11図は、本発明に係る第10図C−C
線の断面図を示す。 OM…外型、IM…中型、R…未加硫ゴム、1
…本体部分、2…取付部材、3…補強鉄板、4…
ボルト挿通孔、5…孔型、5′…軸部、5″…座板
部、6…間隙保持用突条、S…突条間の距離。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外型内に充填した未加硫ゴムからなる本体部
    分の両脚端部に、補強鉄板を未加硫ゴムで被覆
    し、かつ、ボルト挿入孔に、軸部と座板部とから
    なる孔型を挿入した取付部材を載置し、外型に中
    型を被嵌して金型内で全体をプレス・加硫するも
    のにおいて、 上記孔型の軸部の外周面に、該軸部と平行に延
    び、周方向に略均等な距離を置いて形成され、か
    つ先端部が補強鉄板の厚みの中間位置まで延びる
    複数の間隙保持用突条を形成して、ボルト挿入孔
    と前記間隙保持用突条の部分を除く軸部との間に
    均等な間隙を形成すると共に、座板部と補強鉄板
    との間に隙間を形成し、プレス・加硫により、上
    記間隙に未加硫ゴムを流し込み、前記間隙保持用
    突条との対応部を除く補強鉄板のボルト挿入孔周
    壁全面を均等な厚みのゴムで被覆するようになし
    たことを特徴とするゴム製防舷材の製造方法。
JP25094890A 1990-09-19 1990-09-19 ゴム製防舷材の加硫、製造方法 Granted JPH03136816A (ja)

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JPH03136816A JPH03136816A (ja) 1991-06-11
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