JPH049514B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH049514B2
JPH049514B2 JP58077085A JP7708583A JPH049514B2 JP H049514 B2 JPH049514 B2 JP H049514B2 JP 58077085 A JP58077085 A JP 58077085A JP 7708583 A JP7708583 A JP 7708583A JP H049514 B2 JPH049514 B2 JP H049514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seaweed
processed
egg white
oil
products
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58077085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59203478A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP58077085A priority Critical patent/JPS59203478A/ja
Publication of JPS59203478A publication Critical patent/JPS59203478A/ja
Publication of JPH049514B2 publication Critical patent/JPH049514B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Edible Seaweed (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は板海苔に食品材料を接着した味付加工
海苔の製造方法に関する。
更に詳しくは、卵白と油脂からなる粘性混合液
に海苔以外の食品材料を添加、混合して得た食品
展着材を板海苔に展着して食品材料を接着するか
又は該粘性混合液を板海苔に塗布した後食品材料
をふりかけ圧着して接着することにより海苔と他
の食品の風味を兼備した独特の味覚を有した味付
加工海苔の製造方法である。
海苔は日本人の好みに合つた食品として古来食
卓に供せられたもので、今や大衆食品として広く
浸透している。また贈答品としても最適なもので
中元、歳暮の商材としては常にトツプクラスの地
位にある。
海苔の製品は板海苔と焼き海苔の2種類に大別
される。焼き海苔は、切らずにそのまゝの形で袋
詰め、販売する全形焼き海苔と、八つ切または九
つ切りした小片を5〜6枚ずつ小袋につめた形と
がある。また、焼き海苔に味たれを塗つたのち、
乾燥させて小片に切断して袋詰した味付海苔があ
る。これらの海苔製品は用途に応じ広く使用され
ていることは周知である。
しかしながら、従来の味付海苔は醤油、食塩、
味淋、砂糖、化学調味料、香辛料等を主材とする
味たれを海苔の表面に塗布して乾燥したもので風
味が伝統的かつ画一的なものが多かつた。
このような現状において、新規な味付海苔の開
発が望まれていた。
従来、板海苔または焼海苔に食品材料を付着す
る方法としては、味淋、醤油、砂糖、化学調味
料、糊料等を用いる方法(特開昭57−141280号)、
醤油、味淋、酒、上白糖、化学調味料等を調合し
た味付け用タレを用いる方法(特公昭56−9105
号)、油性調味液を用いる方法(特開昭49−30554
号)、食用油を用いる方法(特開昭51−9756号、
特開昭57−110173号、特開昭57−110174号)、加
里または曹達のクエン酸塩または酒石酸塩または
リンゴ酸塩等を単独または混合した任意のPHに調
節されたものを海藻に接触せしめ親水性海藻とし
て他の食品を接着せしめる方法(特公昭57−
50470号、特公昭57−50471号)がある。しかしな
がらこれらの方法のうち、醤油、味淋を主体とす
る水分の多い調味液を用いると食品材料の海苔へ
の付着は良好であるが、水溶液であるため海苔が
水分を吸着して海苔本体の縮みが生じるため多量
の調味液を使用することができず海苔に付着でき
る食品材料の量が制限される。
一方、食用油を用いると海苔本体の縮みはない
が、海苔の表面に油脂が軽く付着しているだけで
食品材料が海苔から容易に剥れる。
また、親水性海藻として食品材料を接着せしめ
る方法はPHの調節が必要であり工程が複雑であ
る。
本発明はこれら従来法の問題点を解決するため
鋭意研究の結果 卵白と油脂からなる粘性混合液に食品材料を添
加、混合して得た食品展着材を板海苔に展着して
食品材料を接着するか又は該粘性混合液を板海苔
に塗布した後食品材料をふりかけ、圧着して接着
する味付加工海苔の製造方法を提供するものであ
る。
以下本発明を詳細に説明する。
通常、浅草海苔等のアマノリを塩水を用いて撹
拌洗浄し、ミンチ掛け、粉砕した後、真水で繰り
返し洗浄し枠に流し込んで漉き、乾燥してなる板
海苔に予め調製した卵白と油脂からなる油性混合
液中に食品材料を添加し、混合して得た食品展着
材を刷毛等で塗布して展着しするか、該食品展着
材をスプレーで吹きつけるかもしくは卵白と油脂
からなる粘性混合液を板海苔に塗布した後、食品
材料をふりかけて後ローラー等で圧着して接着す
る。次に食品材料の接着した板海苔を乾燥機にて
乾燥し、適当な大きさに切断する。この乾燥工程
において卵白が熱により凝固し、凝固した卵白が
媒体となり食品材料が板海苔に接着するものであ
る。本発明で用いる卵白と油脂からなる粘性混合
液の含水率は50%以下、望しくは30%である。含
水率が51%以上では水分が高いため焼き工程にお
いて海苔の縮みが生じ商品価値がなくなる。
次に本発明に用いる食品材料は魚卵類、魚卵加
工品、魚肉類、魚肉加工品、畜肉類、畜肉加工
品、農産加工品、酪農加工品、植物種子、果実、
野菜の1種または2種以上の混合物であり水分の
多いものは乾燥品を用いる。
また、本発明に用いる卵白は液状生卵白または
卵白粉末であり、場合によりこれらの混合物を用
いる。
更に、本発明に用いる油脂は植物性油脂、動物
性油脂またはこれらの加工油脂であり、場合によ
りこれらの混合物を用いる。
本発明は上述のように海苔の縮みがなく、しか
も食品材料が海苔に密着して剥れず、かつまた海
苔と他の食品の風味を兼備した独特の味覚を有し
た味付加工海苔を製造する新規な方法である。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 1 液状生卵白10g、サラダ油15g、ヤシ硬化油5
gを小型ホモミキサー(特殊機化工業K.K.製)
で混合撹拌して粘性混合液(含水率30%)を調製
し、その中にタラコの凍結乾燥品6gを加えて混
合し、26gのタラコ展着材を得た。次に常法によ
り得られた板海苔の1枚に該展着材5gを刷毛で
塗布し、焼き機に入れて乾燥した後、適当な大き
さに切断した。できあがつたタラコの接着した味
付加工海苔は縮みもなく、タラコが海苔に密着し
て剥れず、海苔とタラコの風味が一体化し、非常
に美味であつた。また本品をほぐしたところ容易
にお茶漬の素ができ上がつた。
実施例 2 卵白粉末5g、水10g、サラダ油10gを小型ホ
モミキサー(特殊機化工業K.K.製)で混合撹拌
して粘性混合液(含水率42%)を調製し、その中
に乾燥梅肉5g、梅フレーバー0.05mlを加えて約
30gの梅肉展着材を得た。次いで実施例1と同様
の方法で梅肉を接着した味付加工海苔を製造し
た。
本品は縮みもなく、梅肉が海苔に密着し剥れず
海苔と梅肉の風味が一体化し、非常に美味であつ
た。また本品をほぐしたところ、容易にふりかけ
ができ上がつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板海苔に食品材料を接着させる方法において
    卵白と油脂からなる含水率50%以下の粘性混合液
    を接着材として用いることを特徴とする味付加工
    海苔の製造方法。 2 食品材料が魚卵類、魚卵加工品、魚肉類、魚
    肉加工品、畜肉類、畜肉加工品、農産加工品、酪
    農加工品、植物種子、果実、野菜から選ばれる1
    種または2種以上の混合物である特許請求の範囲
    第1項記載の味付加工海苔の製造方法。 3 卵白が液状生卵白または卵白粉末である特許
    請求の範囲第1項記載の味付加工海苔の製造方
    法。 4 油脂が植物性油脂、動物性油脂またはこれら
    の加工油脂である特許請求の範囲第1項記載の味
    付加工海苔の製造方法。
JP58077085A 1983-04-30 1983-04-30 食品材料を接着した味付加工海苔の製造方法 Granted JPS59203478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58077085A JPS59203478A (ja) 1983-04-30 1983-04-30 食品材料を接着した味付加工海苔の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58077085A JPS59203478A (ja) 1983-04-30 1983-04-30 食品材料を接着した味付加工海苔の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59203478A JPS59203478A (ja) 1984-11-17
JPH049514B2 true JPH049514B2 (ja) 1992-02-20

Family

ID=13623937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58077085A Granted JPS59203478A (ja) 1983-04-30 1983-04-30 食品材料を接着した味付加工海苔の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59203478A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040028016A (ko) * 2002-09-28 2004-04-03 메이트무역 주식회사 김 샌드위치의 제조방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519756A (ja) * 1974-07-08 1976-01-26 Fuji Nori Shokuhin Kk
JPS57110173A (en) * 1980-12-27 1982-07-08 Kiyonobu Kido Seasoned laver

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519756A (ja) * 1974-07-08 1976-01-26 Fuji Nori Shokuhin Kk
JPS57110173A (en) * 1980-12-27 1982-07-08 Kiyonobu Kido Seasoned laver

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59203478A (ja) 1984-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3586512A (en) Imparting fried appearance to baked foodstuffs
JPS588823B2 (ja) 粒状食品の製造方法
US4571342A (en) Charcoal broiled flavor composition
RU2383291C2 (ru) Изделие для переноса пищевого модификатора
RU2012211C1 (ru) Способ приготовления пищевого продукта из риса
US3468675A (en) Process for the preparation of a dry food product concentrate in lumps
US3666491A (en) Instant soup product and method of preparation
DE69912777T2 (de) Verfahren zur herstellung von aromatisierte teigwaren
KR20230081307A (ko) 아로니아성분이 추가된 김의 신규 조미가공 방법
JP2561691B2 (ja) シート状食品およびその製造方法
KR20030035702A (ko) 콜로이드 실버가 첨가되는 김부각의 제조 방법
JPH1028561A (ja) 食品素材及びその利用
KR102157292B1 (ko) 황태구이용 양념장의 제조방법 및 이를 이용한 황태양념구이
JPH049514B2 (ja)
JP7028447B2 (ja) 密封容器入り調理肉様加熱殺菌加工食品及びその製造方法、並びに密封容器入り調理肉様加熱殺菌加工食品表面の結着及びべたつき防止方法
US5571545A (en) Hamburger type food material and process of making it
JP2001245637A (ja) サメ肉を主材とする成形食品及びその製造方法
JPS5831912B2 (ja) ピ−ナツ食品の製造方法
JPS60176560A (ja) 香味料・香辛料を含有する可食性フイルム
JP2001224323A (ja) 乾燥調味米飯及びその製造方法
KR100417110B1 (ko) 김자반을 만드는 방법 및 그 방법에 의해 제조된 김자반
JPS58134964A (ja) 海藻を含有するス−プ類の製造方法
JPH0424030B2 (ja)
KR100415275B1 (ko) 부각을 이용하여 당과로 만드는 방법 및 그 방법에 의해제조된 당과
JP3474410B2 (ja) ハーブフレーバー食品の製造法