JPH0493448A - 複合壁パネル - Google Patents

複合壁パネル

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JPH0493448A
JPH0493448A JP21267090A JP21267090A JPH0493448A JP H0493448 A JPH0493448 A JP H0493448A JP 21267090 A JP21267090 A JP 21267090A JP 21267090 A JP21267090 A JP 21267090A JP H0493448 A JPH0493448 A JP H0493448A
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JP
Japan
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panel
composite wall
wall panel
decorative plate
inorganic
Prior art date
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JP21267090A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Mizutani
吉克 水谷
Takahisa Hattori
貴久 服部
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Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd
Original Assignee
Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は軽量気泡コンクリートパネル(以下、ALCパ
ネルという。)の表面に装飾板を接合してなる複合壁パ
ネルに関するもので、建築物の外壁や間仕切りに利用さ
れるものである。
[従来の技術] 建築物の外壁や間仕切りに利用されるA L Cパネル
のなかには、美観の面上のため表面に無機質装飾板を取
り付けて複合パネルとしたものがある。
この無機質装飾板としては大理石やタイルが一般的であ
り、これらは成形後のALCパネルの表面に接着剤によ
り接着して接合していた。しかし、これらの無機質装飾
板はいずれも重量が大きいため、単純な接着だけでは、
構造躯体に取り付けた後の経年変化による接着面の劣化
や、地震、風圧力等の外力の繰り返しによる接着剤の疲
労により、該無機質装飾板がALCパネルから剥離する
おそれがあった。
そこで、従来においても、上記無機質装飾板の剥離を防
止するため、次の通り接合構造に工夫を加えている。
(1)第7図に示す複合壁パネル24では、無機質装飾
板22の裏面に接着力を増加させるための凹凸を形成す
るとともに該裏面の上部だけに掛止金具21を取り付け
、該掛止金具21をALCパネル2の表面に設けた掛止
溝23に掛止させたうえで、該ALCパネル2に無機質
装飾板22を接着剤3により接着している。
(2)第8図に示す複合壁パネル29では、無機質装飾
板25の裏面上端部だけに水平方向に延びる突出部26
を形成し、該突出部26をALCパネル2の表面に設け
た掛止溝27に掛止させたうえで、該ALCパネル2に
無機質装飾板28を接着剤3により接着している。
(3)第9図に示す複合壁パネル31では、ALCパネ
ル2の表面に細かい凹凸32を形成したうえで、該AL
Cパネル2に無機質装飾板30を接着剤3により接着し
ている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記(1)の複合壁パネル24では、無機質
装飾板22に掛止金具21を取付けるのが面倒であり、
また無機質装飾板22の重量が特に大きい場合には、掛
止金具21が曲がったり、掛止金具21の取付部付近の
無機質装飾板22が部。
公的に破損したりするおそれがあった。それは、この掛
止金具21が無機質装飾板22の上部だけにしか取り付
けられておらず、該無機質装飾板22の自重や前記外力
による剪断力が掛止金具21に集中するからである。
また、上記(2)の複合壁パネル29では、(1)と同
様の理由により剪断力が突出部26に集中して、該突出
部26がその根元から折れてしまうおそれがあった。
また、上記(3)の複合壁パネル31では、ALCパネ
ル2と接着剤3との界面の接着力は前記細かい凹凸によ
り向上するが、無機質装飾板30と接着剤3との界面が
剥離するおそれがあった。
本発明の目的は、上記問題を解決し、たとえ構造躯体に
取り付けた後の経年変化により接着面が劣化したり、地
震、風圧力等の外力の繰り返しにより接着剤が疲労した
りしても、無機質装飾板がALCパネルから剥離するお
それが無い複合壁パネルを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、請求項1記載の複合壁パネ
ルは、軽量気泡コンクリートパネルの表面に無機質装飾
板が接合されてなる複合壁パネルにおいて、軽量気泡コ
ンクリートパネルの表面に広く散在するよう形成された
複数のパネル側凹部又はパネル側凸部と、無機質装飾板
の裏面に広く散在するように形成された複数の装飾板側
凸部又は装飾板側凹部とが、互いに嵌合して鉛直方向に
係止しているとともに、軽量気泡コンクリートパネルの
表面全体と無機質装飾板の裏面全体とが接着剤により接
着されていることとした。
ここで、「パネル側凸部」又は「装飾板側凸部」として
は、水平方向に連続した凸条、不連続な凸条、独立した
凸起等を例示することができる。同様に「パネル側凹部
」又は「装飾板側凹部」としては、水平方向に連続した
凹溝、不連続な凹溝、独立した凹所等を例示することが
できる。
また、「広く散在する」とは、例えばALCパネルの表
面全体又は無機質装飾板の裏面全体に前記連続又は不連
続の凸条又は凹溝が上下方向に間隔をおいて複数並んだ
状態、該表面全体又は裏面全体に亘って前記独立した凸
起又は凹所が複数点在した状態、該表面又は裏面の上部
、中央部及び下部に前記凸条又は凹溝が複数並んだ状態
、該表面又は裏面の上部、中央部及び下部に前記凸起又
は凹所が複数点在した状態等をいう。
前記「無機質装飾板」としては、大理石板、セラミック
板(粘土を焼成したもの)、ガラス板、発泡ガラス板等
を例示することができ、これらのうちガラス板を採用し
たことを特徴とする請求求項2記載の複合壁パネルであ
り、さらに該ガラス板を発泡ガラス板に限定したことを
特徴とするのが請求項3記載の複合壁パネルである。
ここで、「ガラス板」の材質としては、ソーダ石灰ガラ
ス、ホウ珪酸ガラス、アルミナ珪酸系ガラスその他のガ
ラス材を例示することができる。
さらに、「発泡ガラス板」とは、ガラス基礎に独立気泡
を多数備えたガラス板をいい、さらに一部(例えば表面
部)に該独立気泡の無いガラス部分を併せ持ったものも
含むものとする。この発泡ガラス板は、例えばソーダ石
灰ガラス、ホウ珪酸ガラス、アルミナ珪酸系ガラス等の
微粉に、発泡剤としての石灰石、苦灰石、カーボン等の
微粉を加えて混合調整して形成した原料によって製造さ
れ、軽量性、断熱性、非透水等を特長とする。
次に、請求項4記載の複合壁パネルは、請求項1、2又
は3記載の複合壁パネルにおいて、前記無機質装飾板の
横幅を前記軽量気泡コンクリートパネルの横幅と略同一
にした。
また、請求項5記載の複合壁パネルは、請求項1、2又
は3記載の複合壁パネルにおいて、前記パネル側凹部又
はパネル側凸部と装飾板側凸部又は装飾板側凹部とを、
それぞれ水平方向に延びるパネル側口溝又はパネル側凸
条と装飾板側凸条又は装飾板側凹部との組み合わせとし
た。
[作用] 請求項1記載の複合壁パネルにおいて、前記無機質装飾
板はALCバネルの表面に対して次の構造■■により接
合され、強固に一体化する。
■ 前記複数のパネル側凹部又はパネル側凸部と複数の
装飾板側凸部又は装飾板側凹部とは互いに嵌合して鉛直
方向に係止し、無機質装飾板の自重及び地震や風圧力等
の外力によりALCパネルと無機質装飾板との間に生じ
る鉛直方向の剪断力を、複数に分散して負担する。従っ
て、従来例の掛止金具21や突出部26のように上記剪
断力が一箇所に集中して破壊するということはなくなる
■ また、前記ALCパネルのパネル側凹部又はパネル
側凸部も含む表面全体と、無機質装飾板の装飾板側凸部
又は装飾板側凹部も含む裏面全体とは、接着剤によりに
接着されている。ここで、前記複数のパネル側凹部又は
パネル側凸部と複数の装飾板側凸部又は装飾板側凹部と
により、ALCパネル表面と無機質装飾板裏面の接着面
積が立体的に増大しているため、接着力が強くなってい
る。
又、請求項2記載の複合壁パネルによると、非透水性の
ガラス板がALCパネルの表面への雨水等の浸透を遮断
し、該ALCバネルのじみや劣化を防止する。
さらに、請求項3記載の複合壁パネルによると、発泡ガ
ラスパネルは多数の気泡を有しているため、通常のガラ
ス板に比べて軽量であるとともに熱膨張率がALCパネ
ルのそれに近い。よって複合壁パネルの重量がさほど増
加せず、また発泡ガラス板がALCパネルから剥離しに
くい。また、この気泡は互いに独立しているので、この
発泡ガラス板は非透水性に優れ、請求項2記載の複合壁
パネルと同様の作用も奏する。
請求項4の複合壁パネルによると、上記作用に加えて、
ALCパネルに無機質装飾板を接着する際に、該無機質
装飾板の横幅をALCパネルと略同一の幅とすることに
より両者の端部を揃えて、接着剤の硬化まで相互に固定
して動がないように保持する作業を容易に行うことがで
きるので、複数の無機質装飾板をALCパネルに接合す
るときにも、全ての無機質装飾板の表面の光の反射角度
を均一に揃えることができる。
請求項5の複合壁パネルによると、上記作用に加えて、
パネル側口溝又はパネル側凸条と装飾板側凸条又は装飾
板側凹部とは水平方向に延びているので、水平方向の係
止長さを長くとることができ、上記剪断力をさらに分散
して負担することができる。また、製造においては、A
LCパネルの表面及び無機質装飾板の裏面を真直ぐに削
るだけで前記凹溝及び凸条を容易に形成することができ
る。
[第一実施例コ 以下、本発明を具体化した第一実施例について、第1図
〜第3図を参照して説明する。
第1図に示すように、本実施例の複合壁パネル1は、上
下方向に長いALCパネル2と、該ALCパネル2の表
面の路上半分と略下半分に対してそれぞれ後述する凹凸
同志の係止ど接着剤3による接着と係止金具14による
係止どにより接合された無機質装飾板としての二枚の発
泡ガラス板4とにより構成されている。
前記ALCパネル2は公知の材料及び方法により製造さ
れたものであって、その表面にはALCパネル製造後の
切削加工により、水平方向に延びる複数本のパネル側凹
溝5がALCパネル2の上端から下端まで略一定の間隔
で並んで散在するように形成されている。各パネル側凹
溝5の上向き面8は水平面となっているが、下向き面6
はその開口側はど上方に拡がる湾曲面となっている0本
実施例では、各パネル側凹溝5の深さを511tlII
、巾を50mmとした。
また、前記発泡ガラス板4はソーダ石灰ガラスに発泡剤
としての石灰石の発泡剤微粉末を加えて混合調整した発
泡ガラス原料を成形型に注入することにより板状に形成
されたもので、厚さを約30nwnとした。
この発泡ガラス板4は多数の気泡を有しているため、通
常のガラス板に比べて軽量であるとともに熱膨張率がA
LCパネル2のそれに近い。よって、複合壁パネル1の
重量がさほど増加せず、また、発泡ガラス板4がALC
パネル2から剥離しにくいという特徴がある。さらに、
前記気泡は互いに独立しているので、この発泡ガラス板
4は非透水性に優れ、ALCパネル2への吸水を遮断し
て、じみの発生やALCパネル2の劣化を防止する。
この発泡ガラス板4は前記ALCパネル2の横幅と略同
一の幅に形成されている。この発泡ガラス板4の幅をA
LCパネル2の幅と略同一とするのは、以下の理由によ
る。すなわち、複数枚の発泡ガラス板4により一枚の複
合壁パネル1を構成した場合、光が発泡ガラス板4の表
面に当ったときにその反射面の角度が各発泡ガラス板4
毎にまちまちであれば、建築物の外観が損なわれるおそ
れがある。そのため、ALCパネル2に発泡ガラス板4
を接着する際に、両者2,4の端部を揃えて角度を調整
し、接着剤3の硬化まで固定して動かないように保持す
ることが必要であるが、発泡ガラス板4の横幅をA’L
Cパネル2と略同一の幅とすることにより、これらの作
業を容易に行うことができる。これによって複数の発泡
ガラス板4をALCパネル2に接合するときにも、全て
の発泡ガラス板4の表面の光の反射角度を均一に揃える
ことができるので、一つの壁面を複数の複合壁パネル1
で構成する場合にも、壁面全体としても均一な角度の光
の反射面を形成することが容易にできて建築物の外観を
損なわない。
また、この発泡ガラス板4の裏面には前記成形型による
成形後の研削加工により、水平方向に延びる複数の装飾
板側凸状9が発泡ガラス板4の上端から下端まで略一定
の間隔で並んで散在するように形成されている。各装飾
板側凸条9の下向き面12は水平面になっているが、上
向き面はその裾部側はど上方に拡がる湾曲面となってい
る。本実施例では、各装飾板側凸条9の高さを5m、巾
を45簡とした。
前記発泡ガラス板4はALCパネル2の表面に対して次
の構造■〜■により互いに接合され、強固に一体化して
いる。
■ 前記複数のパネル側凹溝5と複数の装飾板側凸条9
とは互いに嵌合しており、特にパネル側凹溝5の上向き
面8(水平面〉に対して装飾板側凸条9の下向き面(水
平面〉は鉛直方向に係止し、発泡ガラス板4の自重及び
地震や風圧力等の外力によりALCパネル2と発泡ガラ
ス板4との間に生じる鉛直方向の剪断力を、複数に分散
して負担する。従って、従来例の掛止金具21や突出部
26のように上記剪断力が一箇所に集中して破壊すると
いうことはなくなる。また、パネル側凹溝5と装飾板側
凸条9とは水平方向に連続して延びているので、水平方
向の係止長さを長くとることができ、前記凹溝5及び凸
条9が不連続のときよりもさらに上記剪断力を分散して
負担することができる。また、製造においては、ALC
パネル2の表面及び発泡ガラス板4の裏面を真直ぐに削
るだけで前記凹溝5及び凸条9を容易に形成することが
できる。
■ また、前記ALCパネル2のパネル側凹溝5も含む
表面全体と、発泡ガラス板4の装飾板側凸条9も含む裏
面全体とは、セメント系の接着剤3によりに接着されて
いる。ここで、前記複数のパネル側凹溝5と複数の装飾
板側凸条9とにより、ALCパネル2表面と発泡ガラス
板4真面の接着面積が立体的に増大しているため、接着
力が強くなっている。
■ さらに、第1図及び第3図に示すように、前記二枚
の各発泡ガラス板4の両側の小口面には上下方向に延び
る係止溝13が形成され、この係止(1113とALC
パネル2の裏面両縁との間には、金属板の両端が略コ字
形状に小さく折曲されることにより形成された係止金具
14がその両端の折曲部を係止させることにより取り付
けられている。
なお、この係止金具14は本発明の必須の要件ではなく
、上記構造■■のみによって十分高い接合性を得ること
ができる。
本実施例の複合壁パネル1を構造躯体に取り付けた後、
該複合壁パネル1に地震や風圧力等の外力が加わったと
しても、発泡ガラス板4は上記構造■■によってALC
パネル2に強固に接合されているので、ALCパネル2
がら剥離して落下するようなことはない。
上記構成の複合壁パネル1の製造方法は、別々に型成形
及び切削加工等した、前記ALCパネル2と発泡ガラス
板4とにおいて、ALCパネル2の表面又は発泡ガラス
板4の裏面に接着剤3を塗布し、パネル側凹溝5と装飾
板側凸条9とを、相互に平行に合わせることにより簡単
に嵌合させることができる。
このとき、パネル側凹溝5の下向き面6と装飾板側凸条
9の上向き面10とが嵌合のガイドの役目を17で、該
嵌合は極めて容易に行うことができる。また、両面6.
10の部分には角がないので接着剤3がむらなく均一に
充填され、接着剤3の接着力を十分に発揮する。
[第二実施例] 第4図に示す第二実施例の複合壁パネル34は、無機質
装飾板としてガラス板35を使用した。
本実施例では、この非透水性のガラス板35がALCパ
ネル2の表面への雨水等の浸透を遮断し、該ALCパネ
ル2のしみや劣化を防止する。また、パネル側凹溝5の
下向き面6及び装飾板側凸条9の上向き面10として、
前記湾曲面に代えて傾斜面を採用したもので、その作用
効果は第一実施例とほぼ同様である。
[第三実施例] 第5図に示す第三実施例の複合壁パネル36は、無機質
装飾板として大理石板37を使用した。
本実施例では、この大理石板37の作用効果は前記ガラ
ス板35の作用効果とほぼ同一である。
また、パネル側凹溝5の下向き面6及び装飾板側凸条9
の上向き面10として、前記湾曲面に代えて水平面を採
用したものである。
本実施例の製造において、切削加工又は研削加工による
パネル側凹溝5及び装飾板側凸条9の形成工程は、AL
Cパネル2の表面と大理石板37の裏面とを工具で真直
ぐに削るだけでよいので極めて容易となる。
前記湾曲面による作用効果以外の作用効果は第一実施例
とほぼ同様である。
[第四実施例コ 第6図に示す第四実施例の複合壁パネル38は、無機質
装飾板としてセラミック板39を使用した。
本実施例では、セラミック板3つの裏面の上部、中央部
及び下部に合計6個の独立した四角柱状の装飾板側凸起
40を形成し、ALCパネル2の表面に該装飾板側凸起
4oが嵌合して係止する図示しない6個の独立した四角
状の凹所を形成した点においてのh第一実施例と異なる
本実施例の作用効果も基本的には第一実施例と同様であ
り、比較的薄く重量も小さいセラミック板に簡便に適用
することができる。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1)ALCパネル側を凹部とし、無機質装飾板側を凸
部とするものに限定されず、逆にALCパネル側を凸部
とし、無機質装飾板側を凹部としてもよい。
(2)パネル側日清又はパネル側凸条と水平方向に延び
る装飾板側凸条又は装飾板側凹溝を不連続に形成しても
よい。この場合、鉛直方向の剪断力に加えて水平方向の
剪断力をも分散して負担することができる。
[発明の効果] 本発明は、上記の通り構成されているので、次のような
優れた効果を奏する。
請求項1の複合壁パネルは、たとえ構造躯体に取り付け
た後の経年変化により接着面が劣化したり、地震、風圧
力等の外力の繰り返しにより接着剤が疲労したりしても
、無機質装飾板がALCパネルから剥離することを防止
することができる。
請求項2の複合壁パネルは、請求項1の複合壁パネルの
効果に加えて、非透水性のガラス板がALCパネルの表
面への雨水等の浸透を遮断し、該ALCパネルのじみや
劣化を防止することができる。
請求項3の複合壁パネルは、請求項2の壁パネルの効果
に加えて、複合壁パネルの重量がさほど増加せず、また
発泡ガラス板がALCパネルから剥離しにくい。
請求項4の複合壁パネルは、上記効果に加えて、〜複数
の無機質装飾板をALCパネルに接合するときにも、全
ての無機質装飾板の表面の光の反射角。
度を均一に揃えることができる。
請求項5の複合壁パネルは、上記効果に加えて、水平方
向の係止長さを長くとることができ、接着面にかかる剪
断力をさらに分散して負担することができる。味な、製
造においては、ALCパネルの表面及び無機質装飾板の
裏面を真直ぐに削るだけで前記凹溝及び凸条を容易に形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を具体化した第一実施例の斜視図、第2
図は同じく縦断面図、第3図は同じく横断面図、第4図
は第二実施例の縦断面図、第5図は第三実施例の縦断面
図、第6図は第四実施例の斜視図、第7図乃至第9図は
従来例の縦断面図である。 1.34.36.38・・・複合壁パネル、2・・・A
LCパネル、 3・・・接着剤、4・・・無機質装飾板
としての発泡ガラス板、5・・・パネル側日清、 9・・・装飾板側凸条、 35・・・無機質装飾板としてのガラス板、37・・・
無機質装飾板としての大理石板、39・・・無機質装飾
板としてのセラミック板、40・・・装飾板側凸起。 弗 図 用 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軽量気泡コンクリートパネル(2)の表面に無機質
    装飾板(4)が接合されてなる複合壁パネルにおいて、 軽量気泡コンクリートパネル(2)の表面に広く散在す
    るよう形成された複数のパネル側凹部(5)又はパネル
    側凸部と、無機質装飾板(4、35、37、39)の裏
    面に広く散在するように形成された複数の装飾板側凸部
    (9、40)又は装飾板側凹部とが、互いに嵌合して鉛
    直方向に係止しているとともに、軽量気泡コンクリート
    パネル(2)の表面全体と無機質装飾板(4、35、3
    7、39)の裏面全体とが接着剤(3)により接着され
    ていることを特徴とする複合壁パネル。 2、前記無機質装飾板をガラス板(35)とした請求項
    1記載の複合壁パネル。 3、前記ガラス板(35)を発泡ガラス板(4)とした
    請求項2記載の複合壁パネル。 4、前記無機質装飾板(4、35、37、39)の横幅
    を前記軽量気泡コンクリートパネル(2)の横幅と略同
    一にした請求項1、2又は3記載の複合壁パネル。 5、前記パネル側凹部又はパネル側凸部と装飾板側凸部
    又は装飾板側凹部とを、それぞれ水平方向に延びるパネ
    ル側凹溝(5)又はパネル側凸条と水平方向に延びる装
    飾板側凸条(9、40)又は装飾板側凹溝との組み合わ
    せとした請求項1、2又は3記載の複合壁パネル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525158A (ja) * 2010-04-28 2013-06-20 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 嵌合するピーク及び溝を有する積層フォーム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525158A (ja) * 2010-04-28 2013-06-20 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 嵌合するピーク及び溝を有する積層フォーム

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