JPH0492347A - 電子ビーム装置 - Google Patents
電子ビーム装置Info
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- JPH0492347A JPH0492347A JP2207144A JP20714490A JPH0492347A JP H0492347 A JPH0492347 A JP H0492347A JP 2207144 A JP2207144 A JP 2207144A JP 20714490 A JP20714490 A JP 20714490A JP H0492347 A JPH0492347 A JP H0492347A
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- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 title claims abstract description 41
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 11
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 11
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- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 3
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
電子ビームテスタ等の電子ビーム装置に関し、画像歪を
補正して使用の際の作業性を向上させることを目的とし
、 補正なしのときに、X方向走査信号VXに比例した電圧
をX偏向板に印加しY方向走査信号VYに比例した電圧
をY偏向板に印加して、試料に照射する電子ビームを走
査させ、電子ビーム照射点から放出された2次電子を検
出器で検出して試料表面の画像を得る電子ビーム装置に
おいて、1次続合定数に1、2、k、及びに4を設定す
るたに 約の設定手段と、該VXとVYとの1次続合Wxk +
V X + k 2 V Yに比例した電圧を該X偏
向板に印加するX偏向補正手段と、該VXとVYとの1
次結合WY =k 3 VX +k 4 VYに比例し
た電圧を該Y偏向板に印加するY偏向補正手段と、を備
えて該画像歪を補正するように構成する。
補正して使用の際の作業性を向上させることを目的とし
、 補正なしのときに、X方向走査信号VXに比例した電圧
をX偏向板に印加しY方向走査信号VYに比例した電圧
をY偏向板に印加して、試料に照射する電子ビームを走
査させ、電子ビーム照射点から放出された2次電子を検
出器で検出して試料表面の画像を得る電子ビーム装置に
おいて、1次続合定数に1、2、k、及びに4を設定す
るたに 約の設定手段と、該VXとVYとの1次続合Wxk +
V X + k 2 V Yに比例した電圧を該X偏
向板に印加するX偏向補正手段と、該VXとVYとの1
次結合WY =k 3 VX +k 4 VYに比例し
た電圧を該Y偏向板に印加するY偏向補正手段と、を備
えて該画像歪を補正するように構成する。
本発明は、電子ビームテスタ等の電子ビーム装置に関す
る。
る。
電子ビーム装置、例えば電子ビームテスタでは、試料表
面上の電位測定点を特定するた約に、電位測定前に次の
ようにして試料表面のパターン画像を得る。すなわち、
鋸歯状のX方向走査信号VXに比例した電圧をX偏向板
に印加し、鋸歯状のY方向走査信号VYに比例した電圧
をY偏向板に印加して、試料に照射する電子ビームを走
査させ、電子ビーム照射点から放出された2次電子を検
出器で検出して試料表面の画像を得る。 試料が例えばLSIチップの場合、直交する配線パター
ンが多いので、配線パターンがX偏向板及びY偏向板と
平行又は直角になるようにすると、画像が見易くなり、
電子ビーム装置使用の際の作業性が良くなる。 そこで、この平行又は直角からの角度ずれを補正するた
めに、従来では、 VXcosθ−VYsinθ に比例した電圧をX偏向板に印加し、 VYsinθ+Vrcosθ に比例した電圧をY偏向板に印加して、−時電子ビーム
の走査方向を回転させていた。
面上の電位測定点を特定するた約に、電位測定前に次の
ようにして試料表面のパターン画像を得る。すなわち、
鋸歯状のX方向走査信号VXに比例した電圧をX偏向板
に印加し、鋸歯状のY方向走査信号VYに比例した電圧
をY偏向板に印加して、試料に照射する電子ビームを走
査させ、電子ビーム照射点から放出された2次電子を検
出器で検出して試料表面の画像を得る。 試料が例えばLSIチップの場合、直交する配線パター
ンが多いので、配線パターンがX偏向板及びY偏向板と
平行又は直角になるようにすると、画像が見易くなり、
電子ビーム装置使用の際の作業性が良くなる。 そこで、この平行又は直角からの角度ずれを補正するた
めに、従来では、 VXcosθ−VYsinθ に比例した電圧をX偏向板に印加し、 VYsinθ+Vrcosθ に比例した電圧をY偏向板に印加して、−時電子ビーム
の走査方向を回転させていた。
しかし、上記の如くして画像を回転させても、次のよう
な理由による画像歪は補正されないので、電子ビーム装
置使用の際の作業性が良好ではないという問題点があっ
た。 ■X偏向板及びこれに走査電圧を印加するだめのドライ
バと、Y偏向板及びこれに電圧を印加するドライバとの
特性差。 ■X偏向板とY偏向板との直交誤差。 0画像を表示する表示器の縦横比の設計値からのずれ。 本発明の目的は、このような問題点に鑑み、画像歪を補
正して使用の際の作業性を向上させることができる電子
ビーム装置を提供することにある。
な理由による画像歪は補正されないので、電子ビーム装
置使用の際の作業性が良好ではないという問題点があっ
た。 ■X偏向板及びこれに走査電圧を印加するだめのドライ
バと、Y偏向板及びこれに電圧を印加するドライバとの
特性差。 ■X偏向板とY偏向板との直交誤差。 0画像を表示する表示器の縦横比の設計値からのずれ。 本発明の目的は、このような問題点に鑑み、画像歪を補
正して使用の際の作業性を向上させることができる電子
ビーム装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段及びその作用】第1図は本
発明に係る電子ビーム装置の原理構成を示す。 この電子ビーム装置は、補正なしのときに、X方向走査
信号■。に比例した電圧をX偏向板1に印加しY方向走
査信号■、に比例した電圧をY偏向板2に印加して、試
料3に照射する電子ビーム4を走査させ、電子ビーム照
射点から放出された2次電子5を検出器6で検出して試
料表面の画像を得るものであって、次のような手段7〜
9を備えて該画像歪を補正する。 図中、7は設定手段であり、1次続合定数kk3及びに
、を設定するためのものである。 8はX偏向補正手段であり、該VXとVYとの1次続合
Wx =k IVX +k s VY ニ比例シタ電圧
X偏向板1に印加する。 9はY偏向補正手段であり、v8と■、との1次結合W
、=に3V。+k 4 V vに比例した電圧をY偏向
板に印加する。 上記■〜■等に基づく画像歪は、画像を見ながら結合定
数k + 、k 2 、k s及びに、を適当に選定す
ることにより、補正される。これにより、電子ビーム装
置使用の際の作業性が向上する。 結合定数に+、kz、ks及びに、は、例えば辺の長さ
に関係した2つのバレメータpSqと、辺の角度に関係
した2つのパラメータα、βを用いて次のように表わさ
れる。 k、=pcoscr、k2= pS!n(rka=q
sinβ、k、=qcosβ これらのパラメータを用いれば、画像歪とパラメータと
が幾何学的に関係しているので、画像を見ながら画像歪
補正を容易に行なうことが可能となる。 この場合、p=q=1、α=β−0としたときの補正な
しの画像に基づいてα及びβの値を調整し、次に、該調
整後の画像に基づいてp及びqの値を調整すれば、角度
歪補正後に長さ歪補正が行なわれるので、極めて容易に
画像歪を補正することができる。
発明に係る電子ビーム装置の原理構成を示す。 この電子ビーム装置は、補正なしのときに、X方向走査
信号■。に比例した電圧をX偏向板1に印加しY方向走
査信号■、に比例した電圧をY偏向板2に印加して、試
料3に照射する電子ビーム4を走査させ、電子ビーム照
射点から放出された2次電子5を検出器6で検出して試
料表面の画像を得るものであって、次のような手段7〜
9を備えて該画像歪を補正する。 図中、7は設定手段であり、1次続合定数kk3及びに
、を設定するためのものである。 8はX偏向補正手段であり、該VXとVYとの1次続合
Wx =k IVX +k s VY ニ比例シタ電圧
X偏向板1に印加する。 9はY偏向補正手段であり、v8と■、との1次結合W
、=に3V。+k 4 V vに比例した電圧をY偏向
板に印加する。 上記■〜■等に基づく画像歪は、画像を見ながら結合定
数k + 、k 2 、k s及びに、を適当に選定す
ることにより、補正される。これにより、電子ビーム装
置使用の際の作業性が向上する。 結合定数に+、kz、ks及びに、は、例えば辺の長さ
に関係した2つのバレメータpSqと、辺の角度に関係
した2つのパラメータα、βを用いて次のように表わさ
れる。 k、=pcoscr、k2= pS!n(rka=q
sinβ、k、=qcosβ これらのパラメータを用いれば、画像歪とパラメータと
が幾何学的に関係しているので、画像を見ながら画像歪
補正を容易に行なうことが可能となる。 この場合、p=q=1、α=β−0としたときの補正な
しの画像に基づいてα及びβの値を調整し、次に、該調
整後の画像に基づいてp及びqの値を調整すれば、角度
歪補正後に長さ歪補正が行なわれるので、極めて容易に
画像歪を補正することができる。
【実施例]
以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。
第2図は電子ビーム装置の構成を示す。
電子ビーム照射・2次電子検出装置10のハウジングは
、試料室12と、試料室12の上方の電子ビーム鏡筒1
4とからなる。試料室12内には、X−Yステージ16
上に試料18が搭載されている。電子ビーム鏡筒14内
には、垂直な中心線に沿って、電子銃20、X偏向板2
2、Y偏向板24及び対物レンズ26等が配置されてい
る。電子銃20から射出された電子ビーム28は、X偏
向板22の作る電界により、X方向(第2図左右方向)
に偏向され、Y偏向板24の作る電界により、X方向に
直角なY方向(第2図紙面垂直方向)に偏向され、対物
レンズ26で試料18上に収束される。試料18上の照
射点から放出された2次電子は、検出器30で検出され
る。 X偏向板22及びY偏向板24には次のような電圧が印
加される。すなわち、制御装置32からの走査指令に基
づいて、走査信号発生器34は第3A図及び第3B図に
示すような鋸歯状のX方向走査信号Vつ及びY方向走査
信号VYを出力するのX方向走査信号VXは、乗算型D
/A変換器6及び38に供給され、Y方向走査信号VY
は乗算型D/A変換器40及び42に供給される。乗算
型D/A変換器36及び38は、X方向走査信号Vつを
アナログ化し、それぞれこれをに、倍k。 倍にして出力する。同様に、乗算型D/A変換器40及
び42は、Y方向走査信号VYをアナログ化し、それぞ
れこれをに1倍、k2倍にして出力する。これらに1〜
に4は、それぞれレジスタR1〜R1により設定される
。レジスタR1〜R4は、キーボード43の操作に基づ
いて、制御装置32により設定される。 乗算型D/A変換器36及び42の出力は加算器44に
供給され、加算器44はX方向走査信号VYとY方向走
査信号VYの−字結合WX−kVX + k 2 VY
を出力する。X偏向ドライバ48は、WXに比例した電
圧をX偏向板22に印加する。同様に、乗算型D/A変
換器40及び38の出力は加算器46に供給され、加算
器46はX方向走査信号vxとY方向走査信号VYの一
字結合Wマ=ks VX +に−VYを出力する。Y偏
向ドライバ50は、W、に比例した電圧をY偏向板24
に印加する。 一方、検出器30の出力はアンプ52で増幅された後、
A/D変換器54でデジタル化され、画素データとして
混合器58に供給される。混合器58にはまた、第6A
〜6D図に示すような例えば正方形の基準フレーム57
の画素データが、矩形フレームデータ発生器56から供
給される。基準フレーム57のサイズ及び表示位置は、
キーボード43の操作に基づいて、制御装置32により
設定される。混合器58は、これらの画素データを合成
し、フレームメモリ60に書込む。フレームメモリ60
の書込アドレスは、走査信号発生器34内の走査クロッ
クに基づいて作成され、走査信号発生器34から供給さ
れる。フレームメモリ60に書込まれた画像は、表示制
御回路62で読み出されて表示器64に供給され表示さ
れる。操作者は、この画像を見ながら、キーボード43
を操作して、表示器64に表示された画像歪を後述の如
く補正する。 ここで、第4A図に示す如く、X−Y直交座標系におい
て、−辺の長さが1の正方形は、次の1次変換マ)IJ
ックスHにより図示平行四辺形に変換される。 逆に、第4B図に示す如く、平行四辺形は1次変換マト
リックスHにより、正方形に変換される。 4つのパラメータp1q、α、βの値は任意にとれるの
で、この平行四辺形(長方形を含む。)は任意の形であ
ってよい。 したがって、X方向走査信号VXとY方向走査信号■マ
とからなるベクトルを1次変換マ) IJックスHで変
換することにより、上記−字結合Wx及びW、を求めれ
ば、パラメータp、qが長さ歪に関係しパラメータα、
βが角度歪に関係しているので、以下に示すように画像
歪補正を容易に行なうことが可能となる。 なお、1次変換マトリックスHは、p=q=1、α=β
=θとすれば回転マ)IJフックスなるので、パラメー
タp、q、α、βを適当に選定することにより、画像歪
補正と回転とを同時に行なうことができる。 次に、第5図及び第6A〜6E図に基づいて画像歪補正
手順を説明する。 (70)p=q=1とし、α−β=0とする。 すなわち、Hを単位マトリックスにする。このとき、W
x−VXSWr−VYとなり、画像歪補正は全く行われ
ない。この状態で電子ビーム28を走査させると、表示
器64には第6A図に示すような画像が得られる。図中
、斜線を施した像66は、画像歪がないときに外周が基
準フレーム57に一致するものであり、例えば正方形の
標準的なポンディングパッドの画像である。 (72)この画像を見ながら、キーボード43上の、α
の値をインクリメントするキー又はαの値をデクリメン
トするキーを操作して、第6B図に示す如く、標準パッ
ド像66の横軸を基準フレーム57の横軸と平行にする
。 (74)表示器64上の画像を見ながら、キーボード4
3上の、βの値をインクリメントするキー又はβの値を
デクリメントするキーを操作して、第6C図に示す如く
、標準パッド像66の縦軸を基準フレーム57の縦軸と
平行にする。 (76)上記ステップ72での調整とステップ74での
調整は互いに干渉する。そこで、この段階で標準パッド
像66が矩形になっていなければ、上記ステップ72へ
戻って角度歪補正処理を繰り返す。実際に行なった調整
では、この繰り返しは2回で充分であった。 (78)次に、表示器64上の画像を見ながら、キーボ
ード43上の、pの値をインクリメントするキー又はp
の値をデクリメントするキーを操作して、第6D図に示
す如く、標準パッド像66の横幅を基準フレーム57の
横幅に等しくする。この際、キーボード43を操作して
基準フレーム57を適当に横方向へ移動させ、標準パッ
ド像66と基準フレーム57の縦の辺を一致させる。 (80)表示器64上の画像を見ながら、キーボード4
3上の、qの値をインクリメントするキー又はqの値を
デクリメントするキーを操作して、第6E図に示す如く
、標準パッド@66の縦幅を基準フレーム57の縦幅に
等しくする。この際、キーボード43を操作して基準フ
レーム57を適当に縦方向に移動させ、両正方形を一致
させる。 このような簡単な調整により、画像歪補正及び画像回転
が行なわれて、表示器64上の配線パターン像が表示画
面の縦軸及び横軸と平行又は直角になり、かつ、配線パ
ターン像が実際の配線パターンと相似形になる。 【発明の効果】 以上説明した如く、本発明に係る電子ビーム装置では、
画像を見ながら結合定数k + 、 k 2、k、及び
に4を適当に選定することにより、画像歪を補正するこ
とができるという効果を奏し、電子ビーム装置使用の際
の作業性向上に寄与するところが大きい。 また、結合定数に+、k2、ks及びに4を、辺の長さ
に関係した2つのバレメータp、qと、辺の角度に関係
した2つのパラメータα、βを用いて、 k+ =pcosα、k2=−pslnal<3 =q
sin β、l(4=qcos βと表わせば、画像歪
とパラメータとが幾何学的に関係しているので、画像を
見ながら画像歪補正を容易に行なうことが可能となると
いう効果を奏する。 この場合、p=q=l、α=β=0としたときの補正な
しの画像に基づいてα及びβの値を調整し、次に、該調
整後の画像に基づいてp及びqの値を調整すれば、角度
歪補正後に長さ歪補正が行なわれるので、極めて容易に
画像歪を補正することができるという効果を奏する。
、試料室12と、試料室12の上方の電子ビーム鏡筒1
4とからなる。試料室12内には、X−Yステージ16
上に試料18が搭載されている。電子ビーム鏡筒14内
には、垂直な中心線に沿って、電子銃20、X偏向板2
2、Y偏向板24及び対物レンズ26等が配置されてい
る。電子銃20から射出された電子ビーム28は、X偏
向板22の作る電界により、X方向(第2図左右方向)
に偏向され、Y偏向板24の作る電界により、X方向に
直角なY方向(第2図紙面垂直方向)に偏向され、対物
レンズ26で試料18上に収束される。試料18上の照
射点から放出された2次電子は、検出器30で検出され
る。 X偏向板22及びY偏向板24には次のような電圧が印
加される。すなわち、制御装置32からの走査指令に基
づいて、走査信号発生器34は第3A図及び第3B図に
示すような鋸歯状のX方向走査信号Vつ及びY方向走査
信号VYを出力するのX方向走査信号VXは、乗算型D
/A変換器6及び38に供給され、Y方向走査信号VY
は乗算型D/A変換器40及び42に供給される。乗算
型D/A変換器36及び38は、X方向走査信号Vつを
アナログ化し、それぞれこれをに、倍k。 倍にして出力する。同様に、乗算型D/A変換器40及
び42は、Y方向走査信号VYをアナログ化し、それぞ
れこれをに1倍、k2倍にして出力する。これらに1〜
に4は、それぞれレジスタR1〜R1により設定される
。レジスタR1〜R4は、キーボード43の操作に基づ
いて、制御装置32により設定される。 乗算型D/A変換器36及び42の出力は加算器44に
供給され、加算器44はX方向走査信号VYとY方向走
査信号VYの−字結合WX−kVX + k 2 VY
を出力する。X偏向ドライバ48は、WXに比例した電
圧をX偏向板22に印加する。同様に、乗算型D/A変
換器40及び38の出力は加算器46に供給され、加算
器46はX方向走査信号vxとY方向走査信号VYの一
字結合Wマ=ks VX +に−VYを出力する。Y偏
向ドライバ50は、W、に比例した電圧をY偏向板24
に印加する。 一方、検出器30の出力はアンプ52で増幅された後、
A/D変換器54でデジタル化され、画素データとして
混合器58に供給される。混合器58にはまた、第6A
〜6D図に示すような例えば正方形の基準フレーム57
の画素データが、矩形フレームデータ発生器56から供
給される。基準フレーム57のサイズ及び表示位置は、
キーボード43の操作に基づいて、制御装置32により
設定される。混合器58は、これらの画素データを合成
し、フレームメモリ60に書込む。フレームメモリ60
の書込アドレスは、走査信号発生器34内の走査クロッ
クに基づいて作成され、走査信号発生器34から供給さ
れる。フレームメモリ60に書込まれた画像は、表示制
御回路62で読み出されて表示器64に供給され表示さ
れる。操作者は、この画像を見ながら、キーボード43
を操作して、表示器64に表示された画像歪を後述の如
く補正する。 ここで、第4A図に示す如く、X−Y直交座標系におい
て、−辺の長さが1の正方形は、次の1次変換マ)IJ
ックスHにより図示平行四辺形に変換される。 逆に、第4B図に示す如く、平行四辺形は1次変換マト
リックスHにより、正方形に変換される。 4つのパラメータp1q、α、βの値は任意にとれるの
で、この平行四辺形(長方形を含む。)は任意の形であ
ってよい。 したがって、X方向走査信号VXとY方向走査信号■マ
とからなるベクトルを1次変換マ) IJックスHで変
換することにより、上記−字結合Wx及びW、を求めれ
ば、パラメータp、qが長さ歪に関係しパラメータα、
βが角度歪に関係しているので、以下に示すように画像
歪補正を容易に行なうことが可能となる。 なお、1次変換マトリックスHは、p=q=1、α=β
=θとすれば回転マ)IJフックスなるので、パラメー
タp、q、α、βを適当に選定することにより、画像歪
補正と回転とを同時に行なうことができる。 次に、第5図及び第6A〜6E図に基づいて画像歪補正
手順を説明する。 (70)p=q=1とし、α−β=0とする。 すなわち、Hを単位マトリックスにする。このとき、W
x−VXSWr−VYとなり、画像歪補正は全く行われ
ない。この状態で電子ビーム28を走査させると、表示
器64には第6A図に示すような画像が得られる。図中
、斜線を施した像66は、画像歪がないときに外周が基
準フレーム57に一致するものであり、例えば正方形の
標準的なポンディングパッドの画像である。 (72)この画像を見ながら、キーボード43上の、α
の値をインクリメントするキー又はαの値をデクリメン
トするキーを操作して、第6B図に示す如く、標準パッ
ド像66の横軸を基準フレーム57の横軸と平行にする
。 (74)表示器64上の画像を見ながら、キーボード4
3上の、βの値をインクリメントするキー又はβの値を
デクリメントするキーを操作して、第6C図に示す如く
、標準パッド像66の縦軸を基準フレーム57の縦軸と
平行にする。 (76)上記ステップ72での調整とステップ74での
調整は互いに干渉する。そこで、この段階で標準パッド
像66が矩形になっていなければ、上記ステップ72へ
戻って角度歪補正処理を繰り返す。実際に行なった調整
では、この繰り返しは2回で充分であった。 (78)次に、表示器64上の画像を見ながら、キーボ
ード43上の、pの値をインクリメントするキー又はp
の値をデクリメントするキーを操作して、第6D図に示
す如く、標準パッド像66の横幅を基準フレーム57の
横幅に等しくする。この際、キーボード43を操作して
基準フレーム57を適当に横方向へ移動させ、標準パッ
ド像66と基準フレーム57の縦の辺を一致させる。 (80)表示器64上の画像を見ながら、キーボード4
3上の、qの値をインクリメントするキー又はqの値を
デクリメントするキーを操作して、第6E図に示す如く
、標準パッド@66の縦幅を基準フレーム57の縦幅に
等しくする。この際、キーボード43を操作して基準フ
レーム57を適当に縦方向に移動させ、両正方形を一致
させる。 このような簡単な調整により、画像歪補正及び画像回転
が行なわれて、表示器64上の配線パターン像が表示画
面の縦軸及び横軸と平行又は直角になり、かつ、配線パ
ターン像が実際の配線パターンと相似形になる。 【発明の効果】 以上説明した如く、本発明に係る電子ビーム装置では、
画像を見ながら結合定数k + 、 k 2、k、及び
に4を適当に選定することにより、画像歪を補正するこ
とができるという効果を奏し、電子ビーム装置使用の際
の作業性向上に寄与するところが大きい。 また、結合定数に+、k2、ks及びに4を、辺の長さ
に関係した2つのバレメータp、qと、辺の角度に関係
した2つのパラメータα、βを用いて、 k+ =pcosα、k2=−pslnal<3 =q
sin β、l(4=qcos βと表わせば、画像歪
とパラメータとが幾何学的に関係しているので、画像を
見ながら画像歪補正を容易に行なうことが可能となると
いう効果を奏する。 この場合、p=q=l、α=β=0としたときの補正な
しの画像に基づいてα及びβの値を調整し、次に、該調
整後の画像に基づいてp及びqの値を調整すれば、角度
歪補正後に長さ歪補正が行なわれるので、極めて容易に
画像歪を補正することができるという効果を奏する。
第1図は本発明に係る電子ビーム装置の原理構成を示す
ブロック図である。 第2図乃至第6E図は本発明の一実施例に係り、第2図
は電子ビーム装置の構成を示すブロック図、 第3A図はX方向走査信号■8の波形図、第3B図はY
方向走査信号VYの波形図、第4A図及び第4B図は画
像歪補正のための1次変換説明図、 第5図は画像歪補正手順を示すフローチャート、第6A
〜6E図は第5図に示す処理を説明するための表示器6
4上の画像図である。 図中、 10は電子ビーム照射・2次電子検出装置12は試料室 14は電子ビーム鏡筒 16はχ−Yステージ 18は試料 20は電子銃 22はX偏向板 24はY偏向板 26は対物レンズ 28は電子ビーム 36.38.40.42は乗算型D/A変換器44.4
6は加算器 52はアンプ 54はA/D変換器 58は混合器 第1図 第3B図 第6A図 第6B図 第6C図 第6D図
ブロック図である。 第2図乃至第6E図は本発明の一実施例に係り、第2図
は電子ビーム装置の構成を示すブロック図、 第3A図はX方向走査信号■8の波形図、第3B図はY
方向走査信号VYの波形図、第4A図及び第4B図は画
像歪補正のための1次変換説明図、 第5図は画像歪補正手順を示すフローチャート、第6A
〜6E図は第5図に示す処理を説明するための表示器6
4上の画像図である。 図中、 10は電子ビーム照射・2次電子検出装置12は試料室 14は電子ビーム鏡筒 16はχ−Yステージ 18は試料 20は電子銃 22はX偏向板 24はY偏向板 26は対物レンズ 28は電子ビーム 36.38.40.42は乗算型D/A変換器44.4
6は加算器 52はアンプ 54はA/D変換器 58は混合器 第1図 第3B図 第6A図 第6B図 第6C図 第6D図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)、補正なしのときに、X方向走査信号V_Xに比例
した電圧をX偏向板(1)に印加しY方向走査信号V_
Yに比例した電圧をY偏向板(2)に印加して、試料(
3)に照射する電子ビーム(4)を走査させ、電子ビー
ム照射点から放出された2次電子(5)を検出器(6)
で検出して試料表面の画像を得る電子ビーム装置におい
て、1次結合定数k_1、k_2、k_3及びk_4を
設定するための設定手段(7)と、 該V_XとV_Yとの1次結合W_X=k_1V_X+
k_2V_Yに比例した電圧を該X偏向板に印加するX
偏向補正手段(8)と、 該V_XとV_Yとの1次結合W_Y=k_3V_X+
k_4V_Yに比例した電圧を該Y偏向板に印加するY
偏向補正手段(9)と、 を備えて該画像歪を補正することを特徴とする電子ビー
ム装置。 2)、前記結合定数k_1、k_2、k_3及びk_4
は、 k_1=pcosα、k_2=−psinαk_3=q
sinβ、k_4=qcosβ であることを特徴とする請求項1記載の装置。 3)、p=q=1、α=β=0としたときの補正なしの
画像に基づいてα及びβの値を調整し、 次に、該調整後の画像に基づいてp及びqの値を調整す
ることを特徴とする、請求項2記載の装置の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2207144A JPH0492347A (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 電子ビーム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2207144A JPH0492347A (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 電子ビーム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0492347A true JPH0492347A (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=16534938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2207144A Pending JPH0492347A (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 電子ビーム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0492347A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02200749A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-09 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム箔及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-08-03 JP JP2207144A patent/JPH0492347A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02200749A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-09 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム箔及びその製造方法 |
JPH0567695B2 (ja) * | 1989-01-31 | 1993-09-27 | Sumitomo Light Metal Ind |
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