JPH049204Y2 - - Google Patents

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JPH049204Y2
JPH049204Y2 JP1984117680U JP11768084U JPH049204Y2 JP H049204 Y2 JPH049204 Y2 JP H049204Y2 JP 1984117680 U JP1984117680 U JP 1984117680U JP 11768084 U JP11768084 U JP 11768084U JP H049204 Y2 JPH049204 Y2 JP H049204Y2
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glass run
insert
exposed wall
glass
door
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JP1984117680U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業状の利用分野> 本考案は、自動車用ドアの昇降ガラスのシール
等を目的としてドアサツシユに装着される自動車
用ドアガラスラン(以下「ガラスラン」と称する
ことがある。)に関する。さらに詳しくは、ガラ
ス係止用の車外側露出壁と備えたガラスラン本体
と、該ガラスラン本体と一体的に形成されている
取付け基部とからなり、湾曲面状の車体外面に対
応して湾曲面状に形成されているドアサツシユの
縦辺部に装着されるガラスランに関する。
<従来の技術> 従来のガラスランは、第6〜7図に示すような
ものがほとんどであつた。そして、これらのガラ
スラン3,4に埋設されるインサート1又は1A
は、第8図に示すように、全面の幅方向のスリツ
ト2が穿設されたものであつた(フランス特許第
1510184号明細書及び同追加特許9308号明細書参
照)。スリツト2が穿設されているのは、エラス
トマー材料を被覆したときのインサート1,1A
両面の材料を連通させて両面材料の一体性を高め
るとともに、インサート1,1Aに可撓性を高め
てガラスランのドアサツシユに対する装着作業性
を良好にするためである。
他方、意匠性および風切音防止等の見地から、
第4〜5図に示すような構成のガラスランが本願
出願人らにより提案されている。
それらは、ガラス係止用の車外側露出壁6を備
えたガラスラン本体7,7Aと、該ガラスラン本
体7,7Aと一体的に形成されている取付け基部
8,8Aとからなり、補強のためインサート1
1,11Aが、車外側露出壁6に埋設されている
車外側露出壁補強部12と、車外側露出壁補強部
12から屈曲して、略垂直方向に延び、かつ、ド
アサツシユ22の取付けフランジ部27,27A
にエラストマー材料を介して係合する湾曲係合部
14,14Aを具備する支持部13,13Aとか
らなる構成である。なお、図例中、26はガラ
ス、15はガラス26を車外側へ押圧するベンド
リツプ、16,17は、それぞれ取付け基部8に
おける一対の第一,二係合脚部である。
<考案が解決しようとする問題点> 上記タイプのガラスランに、従来と同様、例え
ば第8図に示すようなインサートを適用した場
合、下記のような問題点が発生することと、本考
案者らは見出した。
昨今、第9〜10図に示すように、ドアサツシ
ユ22の縦辺部23は、一般に意匠上等の見地か
ら、湾曲面状とされた車体外面に対応して湾曲面
状に形成されたものが多くなつてきている。そし
て、当該湾曲面状のドアサツシユ22,即ち縦辺
部23にガラスラン25を装着しようとした場
合、支持部13,13Aが車内側方向で縮もうと
するが、インサートは途中で連結された構成であ
るため、当該縮みを充分に吸収することができな
い。このため、ガラスラン25の組み付け作業性
が良好でなく、無理に組み付けようとするとフラ
ンジ部27,27Aに対する係合が充分でない箇
所が発生して、ガラスランの取付け安定性に欠け
る。
また、車外側露出壁補強部部位にまでスリツト
が穿設されると、車外側露出壁のガラスの係止力
が小さくなり、ガラスのガタツキを十分に防止す
ることができなくなるとともに、車外側露出壁を
手で把持した場合に、その剛性の不足から長手方
向に部分的にへこみが生じるおそれがある。
さらに、車外側露出壁の外面にインサートのス
リツトに対応して凹凸が生じ意匠上望ましくな
い。
<問題点を解決するための手段> 本考案の自動車用ドアガラスランは、上記問題
点を下記構成により解決するものである。
ガラス係止用の車外側露出壁を備えたガラスラ
ン本体と、該ガラスラン本体と一体的に形成され
ている取付け基部とからなり、湾曲面状の車体外
面に対応して湾曲面状とされているドアサツシユ
の縦辺部に装着されるガラスランであつて、該ガ
ランのエラストマー材料の内部に埋設されている
インサートが、前記車外側露出壁に埋設されてい
る車外側露出壁補強部と、該車外側露出壁補強部
から屈曲して略垂直方向に延び、かつ、ドアサツ
シユの取付けフランジ部にエラストマー材料を介
して係合する湾曲係合部を具備する支持部とから
なる構成の自動車用ドアガラスランにおいて、 前記インサートの車外側露出壁補強部が、スリ
ツトが形成されていない連続の帯板状とされ、前
記支持部が、インサート板厚の約2倍を超えない
幅の長手方向の連続部を前記車外側露出壁補強部
との連結側のみで有するように、先端側開口のス
リツト群で櫛歯状とされていること、 を特徴とする。
<作用> ここでは、第4,9,10図を参照にしなが
ら、第1実施例(第1〜2図)に基づいて説明を
するが、第2実施例についても同様である。
ガラスラン25をドアサツシユ22の縦辺部2
3に装着する場合、該縦辺部23は外側へ湾曲状
に形成されているが、縦辺部23の湾曲面に略垂
直の方向に延びているインサート1の支持部13
は、インサート板厚の約2倍を超えない幅の長手
方向の連続部を車外側露出壁補強との連結側のみ
で有するように、先端側開口のスリツト群で櫛歯
状に形成されているため、インサート1の車外側
露出壁補強部12がスリツトが形成されていない
連続の帯板状であつても、車内側方向で発生する
縮み量を、スリツト間〓が先端側に向つて狭まる
ことにより容易に吸収可能となる。従つて、支持
部13に形成された湾曲係合部14がエラストマ
ー材料を介して取付けフランジ部27に係合する
ため、湾曲係合部14は実体的にかつ確実に取付
けフランジ27に係合される。そして、支持部1
3は分断されていてもスリツトが形成されていな
い連続の帯板状部で形成される剛性の高い車外側
壁補強部で連結されているため、全体として、イ
ンサートは充分な補強作用を有することとなると
ともに、分断されている支持部13を押出成形時
に容易にインサート1としてエラストマー材料内
に連続して埋設させることができる。
<実施例> 以下、各実施例について説明をする。なお、従
来と同一部分については、同一図符号を付して、
それらの説明の全部又は一部を省略する。
いずれの実施例も、エチレンプロピレンゴム、
クロロプレンゴム等の合成ゴム又はポリオレフイ
ン系熱可塑性エラストマー、軟質ポリ塩化ビニル
等のエラストマー材料を使用して、押出成形ない
し射出成形等を併用して製造する。また、各ガラ
スランのガラス摺接部位には、ウレタン塗装・植
毛等の滑性処理を施しておく。
(1) 第1実施例(第1,2,4図) この実施例のガラスランは、取付け基部8が、
一対の第一,二係合脚部16,17を有してい
る。インサート11の支持部13は、ドアサツシ
ユ22の取付けフランジ部27に係合可能なよう
に湾曲係合部14を有している。
ここで、インサート11の車外側露出壁補強部
12はスリツトが形成されていない連続の帯板状
とされ、支持部13が、インサート板厚の約2倍
を超えない幅の長手方向の連続部13aを車外側
露出補強部12との連結側のみに有するように、
先端側開口のスリツト群で櫛歯状とされている。
ここで支持部13は、ドアサツシユ装着時に櫛歯
状となつておればよく、エラストマー材料被覆時
には、屈曲等によつて分断可能な薄肉橋部18で
連結してあつてもよい。この方が、インサート1
1の幅方向両側における引つ張りによる延び差が
発生しにくく、押出成形時に押出成形作業性が良
好となる。
また、インサート11の支持部13の車外側露
出壁補強部側における長手方向の連続部13aの
幅(櫛歯を形成するスリツト底端と車外側露出壁
12の内側面12aからの距離)がインサート板
厚の約2倍を超えると、ガラスランの装着に際し
てドアサツシユの縦辺部22の湾曲に対するガラ
スランの追従が困難となる。例えば、インサート
板厚0.5mmの場合、上記連続部13aの幅は約1
mmを超えないものとする。なお、インサートの曲
げ加工は、エラストマー材料の被覆後であつても
よいが、支持部13と車外側露出壁補強部12と
の連結部位は曲げ加工精度を考慮して、エラスト
マー材料被覆前に曲げ加工するのが望ましい。
(2) 第2実施例(第3,5図) この実施例のガラスランは、第1実施例におい
て、取付け基部8AをU字形トリム状としたもの
である。なお、図例中、14Aは湾曲係合部、2
7Aは取付けフランジ部である。
<考案の効果> この考案の自動車用ドアガラスランは、上記の
ような構成・作用なので、下記のような効果を奏
する。
湾曲度が大きなドアサツシユの縦辺部に組み付
けるに際して、ドアガラスランをドアサツシユの
縦辺部に沿わせて容易に湾曲させることができ、
インサートの湾曲係合部をエラストマー材料を介
して確実に取付けフランジ部に係合させることが
できるとともに、インサートの車外側露出壁補強
部がスリツトが形成されていない連続の帯板状と
され剛性が高いことと相まつて、ドアガラスラン
の取付け安定性が増大する。さらに、インサート
の車外側露出壁補強部がスリツトが形成されてい
ない連続の帯板状とされていることから、ドアガ
ラスランの車外側露出壁のガラス係止力が増大
し、また、車外側露出壁の外面に従来のようなス
リツトによる凹凸が発生することもなく、意匠性
も増大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における第1実施例のガラスラ
ンを示す部分切り欠き斜視図、第2図は第1実施
例で用いるインサートの部分斜視図、第3図は第
2実施例で用いるインサートの部分斜視図、第4
図は第1実施例を適用するガラスランの装着態様
断面図、第5図は第2実施例を適用するガラスラ
ンの装着態様断面図、第6図は従来例のガラスラ
ンの一例を示す断面図、第7図は同じく他の例を
示す断面図、第8図は第6図のガラスランに用い
られるインサートの部分平面図、第9図は自動車
のドア体斜視図、第10図は第9図のX−X線矢
視図である。 6……車外側露出壁、7,7A……ガラスラン
本体、8,8A……取付け基部、11,11A…
…インサート、12……車外側露出壁補強部、1
3,13A……支持部、14,14A……湾曲係
合部、21……ドア体、22,22A……ドアサ
ツシユ、23……ドアサツシユの縦辺部、27,
27A……取付けフランジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガラス係止用の車外側露出壁を備えたガラスラ
    ン本体と、該ガラスラン本体と一体的に形成され
    ている取り付け基部とからなり、湾曲面状の車体
    外面に対応して湾曲面状とされているドアサツシ
    ユの縦辺部に装着されるガラスランであつて、 該ガラスランのエラストマー材料の内部に埋設
    されているインサートが、前記車外側露出壁に埋
    設されている車外側露出壁補強部と、該車外側露
    出壁補強部から屈曲して略垂直方向に伸び、か
    つ、ドアサツシユの取付けフランジ部にエラスト
    マー材料を介して係合する湾曲係合部を具備する
    支持部とからなる構成の自動車用ドアガラスラン
    において、 前記インサートの車外側露出壁補強部が、スリ
    ツトが形成されていない連続の帯板状とされ、前
    記支持部が、インサート板厚の約2倍を超えない
    幅の長手方向の連続部を前記車外側露出壁補強部
    との連結側のみで有するように、先端側開口のス
    リツト群で櫛歯状とされていること、 を特徴とする自動車用ドアガラスラン。
JP1984117680U 1984-07-30 1984-07-30 自動車用ドアガラスラン Granted JPS6130518U (ja)

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JP1984117680U JPS6130518U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 自動車用ドアガラスラン

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JPS6130518U JPS6130518U (ja) 1986-02-24
JPH049204Y2 true JPH049204Y2 (ja) 1992-03-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502414U (ja) * 1973-05-10 1975-01-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502414U (ja) * 1973-05-10 1975-01-11

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JPS6130518U (ja) 1986-02-24

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