JPH0491555A - 密着型イメージセンサーユニット - Google Patents

密着型イメージセンサーユニット

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JPH0491555A
JPH0491555A JP2207664A JP20766490A JPH0491555A JP H0491555 A JPH0491555 A JP H0491555A JP 2207664 A JP2207664 A JP 2207664A JP 20766490 A JP20766490 A JP 20766490A JP H0491555 A JPH0491555 A JP H0491555A
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JP
Japan
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film
image sensor
sensor unit
scratch
type image
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Pending
Application number
JP2207664A
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English (en)
Inventor
Takehito Watanabe
勇仁 渡辺
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、密着型イメージセンサ−ユニットに関するも
のである。
[従来の技術] ファクシミリやハンディコピー機などに用いられる密着
型イメージセンサ−ユニットの原稿と接する面にはガラ
スが用いられている。それは、原稿の読み取りが光学的
に行なわれるため、読取部は可視領域の波長の光に対す
る透過率が高(なければないこと、また、原稿に強(擦
られたり押されたりするため、読取部は硬く疵つきに<
(シなければならないことなどの理由による。通常、フ
ロートガラスが用いられるが、超薄板ガラスが用いられ
ていることもある。
読取られる原稿はこれらのガラスと接して送られるか、
密着型イメージセンサ−が原稿面上を接して動くため、
密着型イメージセンサ−のガラスと原稿紙との間に静電
気が発生し、原稿紙が密着型イメージセンサ−と(つつ
いて紙送りがうま(いかなかったり、静電気ノイズを発
生させることがあった。このためITOなどの透明コー
ティングによりガラス表面に導電性を与え、静電気を逃
がすことが試みられたが、ITOは耐擦傷性が低い。こ
のためITOの上に更にチタニア(TiO□)、酸化ス
ズ(SnO□)などの被膜のコーティングが施すことも
考えられる。
[発明の解決しようとする課題] しかしながら、先に述べたTiO□、SnO□などの膜
の耐擦傷性はあまり十分ではなく、従来用いられている
上記膜を用いたものではキズかつ(ことがあり、読取り
を阻害することがあった。
このため除電用のブラシ等で原稿面に帯電した電荷を逃
がしている。特にファイバアレイプレートを用いた密着
型イメージセンサ−はファイバアレイプレートと原稿面
とを密着して使用するのが解像度を向上させる上で好ま
しいので、耐擦傷性の向上した保護膜が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明は前述の問題点を解決すべくなされたものであり
、イメージセンサ−ユニットの原稿面と接する透明基体
の原稿面側に透明導電膜が形成され、更にその上に原稿
と接する膜として、Zr、Ti、Hf、Sn、Ta、I
nのうち少な(とも1種と、B(ホウ素)とSi(ケイ
素)のうち少なくとも1種とを含む酸化物を主成分とす
る非晶質酸化物膜からなる耐擦傷性保護膜が形成されて
なることを特徴とする密着型イメージセンサ−ユニット
を提供するものである。
第1図及び第2図に本発明の密着型イメージセンサ−の
−例の概略断面図を示す。
本発明で用いる透明基体2はソーダ石灰ガラス、ホウケ
イ酸ガラス、鉛ケイ酸ガラス、アルミノケイ酸ガラス、
アルミノホウ酸ガラス、石英ガラス、バリウムホウ酸ガ
ラスなどであるが、その他国体のガラスであればいかな
る成分を持つものでも良い。又、プラスチック基板やフ
ィルムを用いることもできる。更に光学ファイバーを複
数体配列したファイバアレイ−プレート(第2図8)を
用いることもできる。基体の形状は平板ばかりではな(
、曲げ形状、その他いかなる形状をもつものでも良い。
安全性の点から、ガラス基板の場合は風冷強化、化学強
化により強度アップしたもの、また、合せにより破壊時
のガラス破片の飛散防止がなされたものが好ましい。
本発明は、Zr、Ti、)If、Sn、Ta、Inのう
ち少な(とも1種と、B、Siのうち少なくとも1種を
含む酸化物を主成分とする非晶質酸化物膜が耐擦傷性、
耐摩耗性、化学的耐久性に優れた薄膜であることを見出
して成されたものであり、かかる膜を耐擦傷性保護膜1
として用いることを特徴とするものである。
表1は、本発明における耐擦傷性保護膜1として好適な
各種非晶質酸化物膜の性質を示したものである。それぞ
れ表に挙げた組成のターゲットを用いて、反応性スパッ
タリングにより製膜したものである。同じターゲットを
用いても、膜組成や屈折率は成膜条件により若干変動す
ることがあるので、表1ばあ(までも−例を示したもの
である。
結晶性は、薄膜X線回折により観測した。
又、耐擦傷性は、砂消しゴムによる擦り試験の結果で、
○は傷が殆どつかなかったもの、Xは容易に傷が生じた
ものである。
耐摩耗性は、テーパー試験(摩耗輪C5−10F、加重
500 g+ 1000回転)の結果、ヘイズ4%以内
のものを○、ヘイ14%超のものを×とした。耐酸性は
0.1N  H2SO,中に240時間浸漬した結果、
TV (可視光透過率)、Rv (可視光反射率)の浸
漬前に対する変化率が1%以内のものを○、1〜4%の
ものを△、膜が溶解して消滅してしまったものをXとし
た。耐アルカリ性は0.IN NaOH中に240時間
浸漬した結果、TV、Rvの浸漬前に対する変化率が1
%以内のものをo、iが溶解してしまったものを×とし
た。煮沸テストは、1気圧下、100℃の水に2時間浸
漬した後、T、、Rvの浸漬前に対する変化率が1%以
内であるとき0,1%超のときXとした。
本発明の耐擦傷性保護膜1において、ホウ素やケイ素の
含有割合は特に限定されるものではないが、以下のよう
な範囲が好ましい。
ZrB++Oy膜に関しては、表1から明らかなように
、膜中のBが少ないと結晶性の膜ができ、Bが多いと非
晶質の膜ができる傾向があることがわかる。そして、結
晶性の膜は耐擦傷性及び耐摩耗性が劣るのに対して非晶
質の膜は優れていることかわかる。これは非晶質の膜は
、表面が平滑である為であると考えられる。従って、1
rBxoy膜(膜中のZrに対するBの原子比Xが0.
10< x )の膜は耐擦傷性、耐摩耗性に優れている
。B2O3は吸湿性で空気中の水分を吸収して溶けてし
まうので、ZrBxOy膜においてX≦3程度が好まし
い。
ZrBxOy膜中のZrに対する0(酸素)の原子比は
特に限定されないが、多すぎると膜構造が粗になりボッ
ボッの膜になってしまうこと、又、あまり少ないと膜が
金属的になり透過率が低下したり膜の耐擦傷性が低下す
る傾向があることなどの理由によりZr0iとB20.
の複合系となる量程度であることが好ましい。即ち、複
合酸化物をZr0g+ x BO+、 sと表すと、B
がZrに対して原子比でX含まれる時に、y=2+1.
5X程度であることが好ましい。
又、表1より、ZrBxOy膜中のBの量が増えるにつ
れ、膜の屈折率が低下する傾向があることがわかる。膜
中のBを増やすことにより、屈折率nは2.0ぐらいか
ら1.5程度まで低下する。
従って0.10<x<4.2<y<8のZrBxOy膜
は良好な耐擦傷性及び耐摩耗性を有し、かつ、Bの量に
よって自由に屈折率を選択できる本発明の目的に好適な
耐擦傷性保護膜である。
さらに、表1に示したように、膜中のBの含有量が増え
るにつれ、耐酸性、耐アルカリ性が劣化する傾向がある
。X≧2.3で耐酸性が悪くなり、x>4で耐アルカリ
性の低下及び煮沸テストで劣化を示すようになる。従っ
て、高化学的耐久性が要求される場合には、ZrBxO
y (x <2.3)の非晶質酸化物膜が好ましい。
以上のように、ZrO□膜にBを加えたことにより、膜
が非晶質化し、表面が平滑化し、これが耐摩耗性及び耐
擦傷性の向上に寄与していると考えられる。又、Bの量
で屈折率の調節が可能となり、さらに、ZrO□膜と比
べて、内部応力が小さいため、基体(ガラス、プラスチ
ックetc)や基体上の下地膜との密着性の点で有利で
ある。これは特に厚い膜を形成する場合に有利である。
次に、ZrSi、O,膜に関しては、やはりアモルファ
スであり、耐擦傷性、耐摩耗性の高い膜が得られる。
屈折率については、Zr0i (n = 2.15)と
5iOz(n = 1.46)の間でその組成割合によ
って上下する。
zrSi20y膜において、0.05≦Z(膜中のZr
に対するSLの原子比)<19であることが好ましい。
z<0.05だと、膜が非晶質化せず、十分な物理的耐
久性が得られない。又、z>19だと、耐アルカリ性が
悪くなる。又、y (ZrSizOy膜中のZrに対す
るOの原子比)は、ZrBxOy膜について述べたのと
同様の理由により、SiがZrに対して原子比で2含ま
れる時に、y=2+2z程度であることが好ましい。
従って高耐久性が要求される場合には、0.05≦z<
19.2.1≦y<40のZr5zzOy膜が好ましい
又、ZrB、SL、Oy膜も本発明の耐擦傷性保護膜と
して好適な膜である。かかる膜中のZrに対するBの原
子比x、Siの原子比z、Oの原子比yは、X+Z≧0
.05であれば膜が非晶質化し、耐擦傷性及び耐摩耗性
の高い膜となるので好ましい。又、x+z<19であれ
ば耐アルカリ性も良好であるので、ZrBヨ5xzOy
膜においては、0.05≦x+z<19であるのが好ま
しい。ただし、上述のように、B20.は吸湿性で空気
中の水分を吸収して溶けてしまうため、ZrBxSxt
Oy膜中にあまり多く含有されない方がよい。具体的に
は、膜中において、0(酸素)以外のB。
Si、 Zrの合計に対してZr< 25原子%、かつ
SL<25原子%で残りがBとなる程Bが含まれている
と化学的耐久性が不十分となる。即ち、ZrBxSiz
O,膜中のZr:B:Si(原子比)を1:X:2とす
ると、1/ (1+x+z) <0.25゜かつz/ 
(1+X+Z) <0.25、即ち、X+Z−3〉0、
かつx−3z+l>Oの組成は化学的耐久性が好ましく
ない。
yは、ZrBxOyの場合に述べたのと同様の理由によ
りこの膜をZrL + BzOx + 5102の複合
系と考久て、yは2+1.5 x+2z程度であること
が好ましい。よってほぼ2<y<40程度であることが
好ましい。BやSiの含有量が多い程ZrBxSimO
,膜の屈折率は低下する。
Zr以外の金属、即ち、Ti、 Hf、 Sn、 Ta
、 In  と。
BとSiのうち少なくとも1種とを含む駿化物も同様に
非晶質となり、十分な耐擦傷性、及び耐摩耗性が得られ
る。Ti5ixO,膜を表1のサンプル28に一例とし
て示した。
本発明の非晶質酸化物からなる耐擦傷性保護膜lは、Z
r、Ti、Hf、Sn、Ta、 In、B、SL、O以
外の元素、例えばB、 Siと同様にガラス構成元素で
あるP、As等を、耐久性向上、光−字足数調整、成膜
時の安定性、あるいは成膜速度の向上等のために、微量
に含んでいてもよい。
本発明のイメージセンサユニットにおいて、耐擦傷性保
護膜lの膜厚は100〜5QOOAであることが好まし
い。あまり薄すぎるとイメージセンサユニットの原稿と
接する面としての十分な耐擦傷性が得られず、又、あま
り厚すぎると膜の剥離が生じやすく、又、生産性も悪い
からである。
本発明の耐擦傷性保護膜lの製法として、蒸着法、スパ
ッタ法、イオンブレーティング法などの成膜法を用いる
ことができ、特に製法を限るものではない。しかし、ス
パッタ法はこれらのうちでも原料を熔融させることがな
(、膜組成のコントロールや再現性が良好であり、基体
に到達する粒子のエネルギーが高く、密着性の良い膜が
得られるなど、容易に本発明の非晶質膜からなる耐擦傷
性保護膜1を得ることができる。また、膜の基体との密
着性を高める手段としてイオン注入法を併用してもよい
。即ち、ガラス基板上に形成された耐擦傷性保護II 
l上から数10keV程度の高エネルギーのアルゴンイ
オン、酸素イオン等を照射して、該耐擦傷性保護膜とガ
ラス基板との間に混合層を形成することによって、ガラ
ス基板への密着性を高めることもできる。さらに、耐擦
傷性保護膜l上に薄い有様系の潤滑膜を塗布して、より
摩擦係数を低減することも用途によって有効である。
本発明で用いる透明導電膜3としては、シート抵抗で1
05Ω/□以下、好ましくは106Ω/ロ以下であれば
、ファクシミリやハンディコピー機等の密着型イメージ
センサユニットとして十分な帯電防止性能が得られるの
で好ましい。その材料としては、特に限定されないが、
錫を含む酸化インジウム、フッ素又はアンチモンを含む
酸化錫、アルミニウム等を含む酸化亜鉛等の金属酸化物
を主成分とするものや、窒化チタン等の金属窒化物を主
成分とするもの等を用いることができる。
[作 用] 保護膜の耐擦傷性を左右する要因として膜の潤滑性、膜
の硬度、膜の基体との密着性が考えられる。本発明にお
いては上記の要因のうち、特に膜の潤滑性を従来の膜に
比べて向上せしめていると考えられる。Ti0aやSn
O□のような従来の膜においては、X線的には非晶質で
あるとされている膜でも、電子顕微鏡によるミクロな観
察によると非常に細かな微結晶の集合であると考えられ
ている。この様な報告は例えば、Japanese J
ournal of Applied Physics
 1979年18巻1937ページに掲載されている。
本発明の特徴はジルコニウムの酸化膜にホウ素(B)や
ケイ素(Si)を添加することであるが、ホウ素の原子
半径は0.41人、ケイ素の原子半径は0.54人で、
ジルコニウム、酸素のそれぞれ098人、1.26人に
比べて小さく、ホウ素又はケイ素は酸化ジルコニウム(
ZrO□)の格子の間隔に入りこむと考えられる。この
ことは酸化ジルコニウムの格子を破壊し、酸化ジルコニ
ウムの結晶粒の成長を妨げ、膜をより非晶質に近いもの
とすると考えられる。膜表面の凹凸は微結晶の集合であ
る膜よりも非晶質の膜の方が少ないと考えられ、その結
果、本発明の非晶質膜は摩擦係数を低減されているもの
と考えられる。このため、本発明の非晶質膜は非常に潤
滑性に優れ、引っかかりが少ないため、摩擦により疵つ
きに(く、高耐擦傷性能が得られるものと考えられる。
[実施例コ 本発明のイメージセンサ−ユニットの透明基体として厚
さ3mmのソーダ石灰ガラスを用い、以下の方法でDC
スパッタ法により作成した。
ターゲットにはホウ素(B)の割合(原子%)が67%
である、ジルコニウム(Zr)とホウ素(B)の焼結像
を用いた。導入ガスは酸素(0□)の流量比が30%で
ある酸素(0□)とアルゴン(Ar)の混合ガスを用い
、真空槽内の真空度が3.5mTorrになるようにし
た。ターゲットにDC電源を接続し、−600Vを印加
し、グロー放電を生じさせた。このときの放電電流密度
は20mA/c+n2であった。このような状態でシャ
ッターを37.5秒間あけ、厚さ5mmのソーダ石灰ガ
ラス板上にZrBxOv非晶質膜を成膜した(サンプル
1とする)。
基体に成膜された膜の厚さは500人であり、膜は無色
透明で屈折率は1.8であった。膜におけるホウ素の含
有量をESCAで調べたところ、ジルコニウムに対する
ホウ素の原子比Xは2.0であった。
別に、ターゲットにケイ素(Si)の割合(原子%)が
67%である、ジルコニウム(Zr)とケイ素(Sl)
の焼結体を用いて、上記と同様の条件でスパッタリング
を行い、厚さ3II1mのソーダ石灰ガラス板上にZr
5ixOy非晶質膜を形成して原稿載置板を形成した(
サンプル2とする)。
膜厚は900人であり、膜は無色透明で屈折率は1.7
であった。膜中のZrに対するSiの原子比2は2.0
であった。
荷重50g、基体の移動速度150m+n/分で直径6
mmのステンレス球による動摩擦係数を、従来より使用
されている5prayによりコーティングされたTlO
2および5nOa、ソーダ石灰ガラス表面、本発明によ
る ZrBxOy (サンプル1)。
ZrSi工oy(サンプル2)非晶質膜からなる耐擦傷
性保護膜について表面をアセトンにひたした布で拭きと
ってから新東化学社製He1don 14型表面性測定
器を用いて測定したところ、上記5種類のサンプルにつ
いてそれぞれ0.204.0.282゜0.145.0
.142(サンプル1 ) 、 0.138(サンプル
2)という値を得た。このように本発明の耐擦傷性保護
膜は非常に潤滑性に優れており、引っかかりが少ないた
め、摩擦により疵つきにくいと考えられる。実際、荷重
500gをかけ、直径5mmの砂消しゴムを30+nm
のストロークでIO往復させる試験をしたところ、目視
によれば、上記5種類のサンプルのうち本発明によるz
rBxOy。
ZrSi、0.からなる耐擦傷性保護膜は疵の数が最も
少なかった。
[発明の効果] 本発明のイメージセンサ−ユニットの透明基体における
耐擦傷性保護膜1は従来用いられていたTiO□、 S
nO□などの保護膜に比べて潤滑性が向上している。従
って、本発明においては透明導電膜上に、かかる耐擦傷
性保護膜が設けられているので、帯電防止性能に優れ、
かつ高透過率で高潤滑性のイメージセンサ−ユニットを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の密着型イメージセンサ−の−例の断面
図である。■は耐擦傷性保護膜、2はガラス板、3は透
明電極、4はロッドレンズアレイ、5は光電変換素子、
6はLED照明、7はシャーシである。第2図は本発明
の密着型イメージセンサ−ユニットの他の一例の断面図
である。8はファイバーアレイプレートである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イメージセンサーユニットの原稿面と接する透明
    基体の原稿面側に透明導電膜が形成され、更にその上に
    原稿と接する膜として、Zr、Ti、Hf、Sn、Ta
    、Inのうち少なくとも1種と、B(ホウ素)とSi(
    ケイ素)のうち少なくとも1種とを含む酸化物を主成分
    とする非晶質酸化物膜からなる耐擦傷性保護膜が形成さ
    れてなることを特徴とする密着型イメージセンサーユニ
    ット。
  2. (2)透明基体がプラスチック板、ガラス板、光学ファ
    イバを複数本配列したファイバアレイプレートのうち1
    種であることを特徴とする請求第1項記載の密着型イメ
    ージセンサーユニット。
  3. (3)耐擦傷性保護膜が、Zr(ジルコニウム)とB(
    ホウ素)を含む酸化物(ZrB_xO_y)を主成分と
    し、膜中のホウ素のジルコニウムに対する原子比xが、
    0.10<x<4であり、酸素のジルコニウムに対する
    原子比yが2<y<8である非晶質酸化物膜であること
    を特徴とす る請求項1記載の密着型イメージセンサーユニット。
  4. (4)耐擦傷性保護膜が、Zr(ジルコニウム)とSi
    (ケイ素)とを含む酸化物(ZrSi_zO_y)を主
    成分とし、SiのZrに対する原子比zが0.05≦z
    <19であり、OのZrに対する原子比yが2.1≦y
    <40である非晶質酸化物膜であることを特徴とする請
    求項1記載の密着型イメージセンサーユニット。
  5. (5)耐擦傷性保護膜が、Zr(ジルコニウム)とB(
    ホウ素)とSi(ケイ素)とを含む酸化物(ZrB_x
    Si_zO_y)を主成分とし、膜中のホウ素のジルコ
    ニウムに対する原子比をx、Siのジルコニウムに対す
    る原子比をz、酸素のZrに対する原子比をyとすると
    、0.05≦x+z<19(ただしx+z−3>0かつ
    x−3z+1>0の組成は除く)であり、2<y<40
    である非晶質酸化物膜であることを特徴とする請求項1
    記載の密着型イメージセンサーユニット。
  6. (6)透明導電膜のシート抵抗が10^5Ω/□以下で
    あることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の
    密着型イメージセンサーユニット。
JP2207664A 1990-08-07 1990-08-07 密着型イメージセンサーユニット Pending JPH0491555A (ja)

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