JPH049139Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH049139Y2 JPH049139Y2 JP1985162773U JP16277385U JPH049139Y2 JP H049139 Y2 JPH049139 Y2 JP H049139Y2 JP 1985162773 U JP1985162773 U JP 1985162773U JP 16277385 U JP16277385 U JP 16277385U JP H049139 Y2 JPH049139 Y2 JP H049139Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- cutting tool
- runout
- workpiece
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 4
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、切断機における切込速度制御装置
に関するものである。
に関するものである。
切断機においては、従来より、種々の切断方式
が知られており、その1例として、円形状内周切
刃を有する切断工具を工具取付台に取付けてこれ
を回転させ、該切断工具に対してワークを送り移
動させて切断を行なうようにしたものがあり、か
かる切断方式では、薄物を精度よく切断できると
いる利点がある。
が知られており、その1例として、円形状内周切
刃を有する切断工具を工具取付台に取付けてこれ
を回転させ、該切断工具に対してワークを送り移
動させて切断を行なうようにしたものがあり、か
かる切断方式では、薄物を精度よく切断できると
いる利点がある。
しかるに従来の上記方式の切断機では、切断工
具にふれが生じると切断されたワークの真直度が
悪くなるという問題があり、そのため切断工具に
一定の張力をかけてこれを工具取付具に取付け、
切断工具のふれを防止するようにしていたが、切
断工具のふれを完全に防止することができず、真
直度悪化の問題が依然として残つていた。
具にふれが生じると切断されたワークの真直度が
悪くなるという問題があり、そのため切断工具に
一定の張力をかけてこれを工具取付具に取付け、
切断工具のふれを防止するようにしていたが、切
断工具のふれを完全に防止することができず、真
直度悪化の問題が依然として残つていた。
そして本件考案者は、切断工具のふれの発生メ
カニズムに鋭意研究した結果、次のようなことを
見い出した。即ち、ワークは通常、切断工具の刃
面方向に送り移動され、これにより切断が行なわ
れているが、この場合何らかの原因でワークの送
りが阻害されて抵抗が生ずると、この抵抗が原因
となつて切断工具にその刃面方向と異なる方向の
応力が生じ、ふれが発生するものである。従つて
切断工具にふれが生じた時には、ワークの送り速
度を制御すれば、抵抗を低減でき、ふれを抑制で
きるものと考えられるが、上記従来の切断機では
かかる点については何ら考慮されておらず、切込
送り速度を常に一定としていたので、上述のよう
に真直度悪化の問題が残つていた訳である。
カニズムに鋭意研究した結果、次のようなことを
見い出した。即ち、ワークは通常、切断工具の刃
面方向に送り移動され、これにより切断が行なわ
れているが、この場合何らかの原因でワークの送
りが阻害されて抵抗が生ずると、この抵抗が原因
となつて切断工具にその刃面方向と異なる方向の
応力が生じ、ふれが発生するものである。従つて
切断工具にふれが生じた時には、ワークの送り速
度を制御すれば、抵抗を低減でき、ふれを抑制で
きるものと考えられるが、上記従来の切断機では
かかる点については何ら考慮されておらず、切込
送り速度を常に一定としていたので、上述のよう
に真直度悪化の問題が残つていた訳である。
この考案は、かかる点に鑑み、切断工具のふれ
を防止して真直度を保証できる切断機の切込速度
制御装置を提供せんとするものである。
を防止して真直度を保証できる切断機の切込速度
制御装置を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこでこの考案は、円形状内周切刃を有する切
断工具を用いて切断を行なうようにした切断機に
おいて、切断工具のふれを測定するふれ測定器
と、切断工具のふれ量に応じて切込送り装置を制
御して送り速度を減速させる制御装置とを設ける
ようにしたものである。
断工具を用いて切断を行なうようにした切断機に
おいて、切断工具のふれを測定するふれ測定器
と、切断工具のふれ量に応じて切込送り装置を制
御して送り速度を減速させる制御装置とを設ける
ようにしたものである。
この考案においては、切断途中において、切断
工具にふれが生ずると、これが測定器で測定さ
れ、制御装置では、測定器の出力に基づいて被加
工物の切込速度が減速され、これにより切断工具
に刃面方向と異なる方向に発生する応力が抑制さ
れ、切断工具のふれは低減されるものである。
工具にふれが生ずると、これが測定器で測定さ
れ、制御装置では、測定器の出力に基づいて被加
工物の切込速度が減速され、これにより切断工具
に刃面方向と異なる方向に発生する応力が抑制さ
れ、切断工具のふれは低減されるものである。
以下、本考案の実施例を図について説明する。
図面は本考案の一実施例による切断機における
切込速度制御装置を示す。図において、基台には
主軸モータ1が固定され、該主軸モータ1の回転
軸1aには主軸ヘツド2が固定され、該主軸ヘツ
ド2には円形状内周刃3aを有する切断工具3が
一定の張力をかけた状態で固定されている。
切込速度制御装置を示す。図において、基台には
主軸モータ1が固定され、該主軸モータ1の回転
軸1aには主軸ヘツド2が固定され、該主軸ヘツ
ド2には円形状内周刃3aを有する切断工具3が
一定の張力をかけた状態で固定されている。
また基台には切込送り台4が切断工具3の刃面
方向Aに移動方向に設けられ、該切込送り台4に
はワーク(被加工物)5を支持する支持テーブル
6が切断工具3の刃面と垂直な方向Bに移動可能
に設けられている。また基台と切込送り台4との
間にはねじ送り機構(図示せず)が設けられると
ともに、これを駆動する切込用モータ7が配設さ
れ、又切込送り台4と支持テーブル6との間には
これもねじ送り機構が設けられるとともにこれを
駆動する割り出し用モータ8が配設されている。
方向Aに移動方向に設けられ、該切込送り台4に
はワーク(被加工物)5を支持する支持テーブル
6が切断工具3の刃面と垂直な方向Bに移動可能
に設けられている。また基台と切込送り台4との
間にはねじ送り機構(図示せず)が設けられると
ともに、これを駆動する切込用モータ7が配設さ
れ、又切込送り台4と支持テーブル6との間には
これもねじ送り機構が設けられるとともにこれを
駆動する割り出し用モータ8が配設されている。
また図中、9は切断工具3の側方に配置された
電磁石式あるいはマグネツト式の公知のプロー
ブ、10はプローブ9の出力から切断工具3のふ
れを検出する非接触式変位計、11は初期設定切
込速度V1、切断工具3のふれ量S及び速度制御
のための所定の定数kから実際の切込速度V(=
V1−k・S)を演算し、切込用モータ7を制御
する制御装置である。
電磁石式あるいはマグネツト式の公知のプロー
ブ、10はプローブ9の出力から切断工具3のふ
れを検出する非接触式変位計、11は初期設定切
込速度V1、切断工具3のふれ量S及び速度制御
のための所定の定数kから実際の切込速度V(=
V1−k・S)を演算し、切込用モータ7を制御
する制御装置である。
そして以上のような構成において、プローブ9
及び非接触式変位計10が切断工具3の側方に配
設され加工中の切断工具3のふれを測定するふれ
測定器12となつており、また切込送り台4,ね
じ送り機構及び切込用モータ7がワーク5の支持
テーブル6を送り移動させる切込送り装置13と
なつている。
及び非接触式変位計10が切断工具3の側方に配
設され加工中の切断工具3のふれを測定するふれ
測定器12となつており、また切込送り台4,ね
じ送り機構及び切込用モータ7がワーク5の支持
テーブル6を送り移動させる切込送り装置13と
なつている。
次に動作について説明する。
ワークを切断する場合には、ワーク5を支持テ
ーブル6に取付けるとともに、切断機を作動させ
る。すると主軸モータ1が作動して切断工具3が
回転され、又割り出し用モータ8が作動して支持
テーブル6が切断工具3の刃面と垂直な方向Bに
所定距離送られて割り出しが行なわれた後、切込
用モータ7が作動して切込送り台4が切断工具3
の刃面方向Aに送られてワーク5が切込送りさ
れ、これによりワーク5は所定厚さに切断され
る。
ーブル6に取付けるとともに、切断機を作動させ
る。すると主軸モータ1が作動して切断工具3が
回転され、又割り出し用モータ8が作動して支持
テーブル6が切断工具3の刃面と垂直な方向Bに
所定距離送られて割り出しが行なわれた後、切込
用モータ7が作動して切込送り台4が切断工具3
の刃面方向Aに送られてワーク5が切込送りさ
れ、これによりワーク5は所定厚さに切断され
る。
その際、本装置においては、プローブ9で切断
工具3の変位が検出され、これが非接触式変位計
10で切断工具3のふれ量Sとして測定されて制
御装置11に入力されている。そして切断工具3
にふれがない場合は、制御装置11では初期設定
の切込速度V1がそのまま実際切込速度Vとして
切込用モータ7に出力され、ワーク5はこの初期
設定切込速度V1でもつて切込送りされ、一方切
断工具3にふれが発生すると、制御装置11では
切断工具3のふれ量Sに応じた速度(kS)だけ
初期設定切込速度V1が減速されてこれが実際切
込速度Vとして切込用モータ7に出力され、これ
によりワーク5は切断工具3のふれ量Sが大きい
ほど小さい速度でもつて切込送りされることとな
る。
工具3の変位が検出され、これが非接触式変位計
10で切断工具3のふれ量Sとして測定されて制
御装置11に入力されている。そして切断工具3
にふれがない場合は、制御装置11では初期設定
の切込速度V1がそのまま実際切込速度Vとして
切込用モータ7に出力され、ワーク5はこの初期
設定切込速度V1でもつて切込送りされ、一方切
断工具3にふれが発生すると、制御装置11では
切断工具3のふれ量Sに応じた速度(kS)だけ
初期設定切込速度V1が減速されてこれが実際切
込速度Vとして切込用モータ7に出力され、これ
によりワーク5は切断工具3のふれ量Sが大きい
ほど小さい速度でもつて切込送りされることとな
る。
以上のような本実施例の装置では、切断中に切
断工具のふれが大きくなるとワークの切込速度を
遅くするようにしたので、切断工具のふれを抑制
でき、切断されたワークの真直度を保証できる。
また、切断工具のふれが大きくなつた時にのみワ
ークの切込速度を遅くするようにしたので、加工
効率の低下を最低限に抑えることができる。
断工具のふれが大きくなるとワークの切込速度を
遅くするようにしたので、切断工具のふれを抑制
でき、切断されたワークの真直度を保証できる。
また、切断工具のふれが大きくなつた時にのみワ
ークの切込速度を遅くするようにしたので、加工
効率の低下を最低限に抑えることができる。
以上のように、本考案によれば、円形状内周切
刃を有する切断工具を用いて切断を行なうように
した切断機において、切断工具のふれを測定し、
ふれが大きい時には被加工物の切込速度を減速さ
せるようにしたので、切断工具のふれを抑制して
切断の真直度を向上できるとともに、加工効率の
向上を図ることができるという効果がある。
刃を有する切断工具を用いて切断を行なうように
した切断機において、切断工具のふれを測定し、
ふれが大きい時には被加工物の切込速度を減速さ
せるようにしたので、切断工具のふれを抑制して
切断の真直度を向上できるとともに、加工効率の
向上を図ることができるという効果がある。
図面は本考案の一実施例による切断機における
切込速度制御装置の概略構成図である。 3……切断工具、3a……円形状内周切刃、5
……ワーク(被加工物)、11……制御装置、1
2……ふれ測定器、13……切込送り装置。
切込速度制御装置の概略構成図である。 3……切断工具、3a……円形状内周切刃、5
……ワーク(被加工物)、11……制御装置、1
2……ふれ測定器、13……切込送り装置。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 円形状内周切刃を有する切断工具を回転させ、
この切断工具に対して被加工物を送り移動させて
切断する切断機における切込速度を制御する装置
であつて、 上記切断工具の側方に配設され加工中の切断工
具のふれを測定するふれ測定器と、 上記被加工物の支持テーブルを送り移動させる
切込送り装置と、 上記ふれ測定器の出力を受け上記加工中の切断
工具のふれ量が大きい時は上記切込送り装置を制
御して前記ふれ量に応じて送り速度を減速せしめ
る制御装置とを備えたことを特徴とする切断機に
おける切込速度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985162773U JPH049139Y2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985162773U JPH049139Y2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6270904U JPS6270904U (ja) | 1987-05-06 |
JPH049139Y2 true JPH049139Y2 (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=31090356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985162773U Expired JPH049139Y2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH049139Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0671727B2 (ja) * | 1988-01-18 | 1994-09-14 | マツダ株式会社 | スライシングマシンおよびその制御方法 |
DE3826698A1 (de) * | 1988-08-05 | 1990-02-08 | Wacker Chemitronic | Verfahren und vorrichtung zur kontrolle des schnittverlaufes beim abtrennen von scheiben von nichtmagnetisierbaren werkstuecken |
JPH0818330B2 (ja) * | 1989-07-17 | 1996-02-28 | トーヨーエイテック株式会社 | スライシング装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58173609A (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-12 | 株式会社東芝 | 薄片切断装置 |
JPS5930667A (ja) * | 1982-08-06 | 1984-02-18 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | スライシング機のドレツシング装置 |
-
1985
- 1985-10-22 JP JP1985162773U patent/JPH049139Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58173609A (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-12 | 株式会社東芝 | 薄片切断装置 |
JPS5930667A (ja) * | 1982-08-06 | 1984-02-18 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | スライシング機のドレツシング装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6270904U (ja) | 1987-05-06 |
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