JP5220367B2 - 精密ロール旋盤およびロール微細加工方法 - Google Patents

精密ロール旋盤およびロール微細加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5220367B2
JP5220367B2 JP2007222552A JP2007222552A JP5220367B2 JP 5220367 B2 JP5220367 B2 JP 5220367B2 JP 2007222552 A JP2007222552 A JP 2007222552A JP 2007222552 A JP2007222552 A JP 2007222552A JP 5220367 B2 JP5220367 B2 JP 5220367B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
tool
axis
cutting
cutting tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007222552A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009050990A (ja
Inventor
木 照 三 鈴
山 貴 信 秋
見 雅 之 初
藤 良 武 加
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd, Hitachi Maxell Energy Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP2007222552A priority Critical patent/JP5220367B2/ja
Publication of JP2009050990A publication Critical patent/JP2009050990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5220367B2 publication Critical patent/JP5220367B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Turning (AREA)

Description

本発明は、精密ロール旋盤に係り、特に、加工前にワークとバイトの位置合わせを行うときに、ダイヤモンドバイトにチッピングが生じないように改良した精密ロール旋盤に関する。
ロールを加工する工作機械には、ロール旋盤がある。ロール旋盤は、ダイヤモンドバイトなどを取り付けた刃物台を往復台に設置した旋盤である。主軸台でロールを回転させ、往復台を前後方向(X軸)に送りながら周方向の溝を加工するのが基本的な使い方である。軸方向に溝を加工する場合は、主軸台(C軸)でロールを割り出しながら、往復台を左右方向(Z軸)に高速移動させることにより、軸方向に溝を創生することができる。
近年、機械制御技術の進歩によって、旋盤による超精密加工が実現されている。これにより、旋盤でも光学レンズの成形に用いる金型を加工できるようになってきている。例えば、本出願人は、フレネルレンズ成形用の金型を加工する立旋盤を提案している(特許文献1)。この立旋盤では、フレネルレンズ成形金型のV形レンズ溝を高精度に加工することができる。
最近では、液晶パネルのバックライトに使用されるレンチキュラーレンズシート、クロスレンチキュラーレンズシート、プリズムシートなどを押出成形により成形することが検討されている。
そこで、本出願人は、これらのレンズシートの押出成形に用いるロールを加工する精密ロール旋盤を提案している(特許文献2乃至6)。
特開2004−358624号公報 特願2006−130066号 特願2006−135560号 特願2006−156388号 特願2006−165144号 特願2006−166404号
この種の旋盤による超精密加工では、旋盤の刃物台に使用するダイヤモンドバイトへの精度要求がますます大きくなってきている。このため、バイトの負担が増大し、バイトの摩耗、チッピングが起きないようにする方法を確立することが急務の課題とされている。
特に、ロール旋盤では、加工前の準備として、バイトとワークの関係を把握するため、刃物台を動かしてバイトの先端をワークに当てる作業が行われる。このとき、バイトの刃先にチッピングが生じやすいことが指摘されている。これは次のような理由があるからである。
実際には、加工をする前のワークは、あらかじめその形状が正確にわかっているわけではない。また、ワークの表面にはメッキ等でコーティングされていることが多い。さらに、ワークを機械に取り付ける時に芯が出てないことがある。このため、ロール状のワークの場合、同軸度、真円度は厳密には出ていないので、バイトの先端がどの位置でワークに当たるのか、加工範囲のどの位置では、切込はどれぐらいになるのかは実際にやってみないとわからない。
そこで、加工する前に一度、刃物台を動かしてバイトをワークの表面に当てて、機械のどの位置でバイトの先端とワークの距離が0になるかを調べている。バイトの刃先とワークの距離が0になる位置がわかったら、その位置とワークの全面加工を行う。超精密加工は、全面が加工できた後で行うことになる。
従来、機械にワークを取り付けた後、最初にバイトを接触させるためバイトを移動させる方向は、ワークの中心に向かってワーク表面を突く方向になる。このような方向は、ダイヤモンドバイトの刃先にチッピングを生じさせる原因となる。ダイヤモンドの結晶構造の性質上、ダイヤモンドバイトはワークをすくう方向には強くなっているが、突く方向には強く作られていないからである。特に、超精密加工に用いるダイヤモンドバイトでは、その刃先は鋭くなっているため、突っ込むときの衝撃により、チッピングが生じやすい。
また、ロールの超精密加工では、微細加工の範囲が広い。例えば、長さ750mm×直径310mmのロールを加工する範囲は、750mm×973mmの平板加工に相当する。このため、バイトへの負荷が重く摩耗が大きいという問題がある。
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、加工の前にバイトの刃先をワークに突く方向から当てて、バイトとワークの位置合わせを行なう必要をなくし、バイトへの負担を軽減し、特に、ダイヤモンドバイトの場合に、刃先のチッピングをなくし、ダイヤモンドバイトによる超精密加工を保証できるようにした精密ロール旋盤を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、微細加工範囲が広くなるロール加工を高精度に実現できるように、バイト刃先のチッピングをなくし、バイトへの負荷を低減し得るロール微細加工方法を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、ベッドと、前記ベッド上に設置され、ワークであるロールの一端をチャックで保持しながら該ロールに回転を与える主軸を有する主軸台と、前記主軸台に対向して前記ベッド上に配置され、前記ロールの一端を回転自在に支持する心押台と、前記ロールの長手方向(Z軸)を移動可能に前記ベッド上に設置されたサドルと、ロールの長手方向と直角の方向(X軸)に移動可能に前記サドル上に設置されたテーブルと、前記テーブル上に設置され、バイトが取り付けられた刃物台を有する旋回台と、を備え、前記刃物台は、複数本のバイトが固定された刃物台本体と、前記刃物台本体に取り付けられ前記刃物台本体に固定された前記バイトとは別のバイトを前記ロールの長手方向と直角でかつバイト刃先のすくい方向に移動させる直線軸(Y軸)を構成するバイト移動機構と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明は、ワークであるロールの一端をチャックで保持しながら該ロールに回転を与える主軸を有する主軸台と、主軸台に対向してベッド上に配置され、前記ロールの一端を回転自在に支持する心押台と、前記ロールの長手方向(Z軸)を移動可能に前記ベッド上に設置されたサドルと、ロールの長手方向と直角の方向(X軸)に移動可能に前記サドル上に設置されたテーブルと、前記テーブル上に設置され、バイトを前記ロールの長手方向と直角でかつバイト刃先のすくい方向(Y軸)に移動可能な刃物台を有する旋回台と、を備えた精密ロール旋盤を用いて前記ロールの表面に微細な溝を精密加工をするロール微細加工方法において、前記バイトを、前記ロールの中心線を含むX−Z平面よりも下の位置であって、バイトが前記Y軸方向上方に移動すると前記ロールの表面に刃先が接触すると想定される位置に位置決めする工程と、前記バイトの刃先がすくい方向から前記ロールに接触するまで当該バイトを前記Y軸方向に移動させる工程と、前記バイトの刃先と前記ロールとの距離が0になったX軸上の位置を固定し、前記バイトをZ軸方向に送り、前記ロールに全面加工を行い加工の基準を確立する工程と、前記バイトをすくい方向から前記ロールに切り込み、前記ロールの表面に微細な溝を1本ずつ加工する超精密本加工の工程と、からなることを特徴とするものである。
また、本発明では、バイト移動機構は、前記刃物台本体に一体的に前記刃物台本体に取り付けられる刃物台アタッチメントとして構成することができる。
本発明では、前記刃物台アタッチメントは、刃物台に取り付けられるアタッチメント本体と、Y軸サーボモータと、Y軸方向のバイトの位置を検出する位置検出器と、バイトを保持するバイトホルダを有する可動体と、サーボモータの出力を前記バイトホルダに伝動するボールねじ機構と、が一体的にユニット化されたアタッチメントでとして構成することができる。
本発明によれば、加工の前にバイトの刃先をワークに突く方向から当てて、バイトとワークの位置合わせを行なう必要がなくなるので、バイトへの負担を軽減し、特に、ダイヤモンドバイトの場合に、刃先のチッピングをなくし、ダイヤモンドバイトによる超精密加工を保証することができる。
また、本発明によれば、ロールに微細な溝を1本加工するごとに、バイトの刃先をワークに突く方向から当てる代わりに、すくう方向から入れられるので、バイトの刃先への負担が軽くなり、微細加工範囲が広くなるロール加工を高精度に実現できるようにバイトの摩耗を低減することができる。
以下、本発明による精密ロール旋盤の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1および図2において、参照番号10は、ベッドを示す。このベッド10の上には、主軸台12、心押台14、往復台16が配置されている。ワークはロール形状のロールWであり、主軸台12と心押台14とで回転自在に支持されている。
主軸台12は、ベッド10の長手方向の一端部に配置されている。この主軸台12は、本体部17と、主軸18と、この主軸18の先端に取り付けられたチャック19と、主軸18を駆動するサーボモータ20を含む。主軸18は本体部17に内蔵されている図示しない油静圧軸受により支持されている。チャック19は、ロールWの軸を把持し、主軸18の回転をロールWに伝達する。
この主軸台12では、主軸18を駆動するサーボモータ20は、主軸18を直接駆動するビルトイン型のサーボモータとして構成されている。主軸18の回転量は、エンコーダ23により検出される。このエンコーダ23の検出信号をフィードバックして主軸18の位置制御および速度制御を行うことにより、主軸台12にはロールWの円周方向の割出しを行う割出し軸(C軸)としての機能と、主軸18を一定の回転数(数百回転まで)で連続回転させる機能が付加されている。
次に、図1、図2において、心押台14は、主軸台12に対向してベッド10上に配置されている。ベッド10の上面には図示しない案内面が設けられ、心押台14は移動可能に設置されている。心押台14は、従来一般の心押軸の代わりに主軸24を備えており、この主軸24に取り付けたチャック25でロールWの軸を回転自在に支持する。このような心押台14は、サーボモータを持たない点を除いて基本的な構成は主軸台12と同様のものである。
次に、往復台16について説明する。
往復台16は、ロールWの軸方向に移動可能にベッド10上に設置されているサドル26を含む。このサドル26の上には、ロールWの軸方向と直角な方向に移動可能にテーブル28が設置されている。
本実施形態の精密ロール旋盤では、サドル26を送る軸がZ軸で、サドル26上でテーブル28を送る軸がX軸である。そして、この精密ロール旋盤では、X軸、Z軸の他、主軸台12にはC軸、テーブル28に設けられた刃物旋回台30にはB軸および、以下に詳細に説明するように、バイトを昇降させるY軸が設けられており、合計5軸制御の工作機械である。
図3は、刃物旋回台30の正面を示す。刃物旋回台30の上には、刃物台32が取り付けられている。この実施形態の場合、刃物台32は、刃物台本体33と、刃物台アタッチメント34とから構成されている。刃物台アタッチメント34は、刃物台本体33に対して着脱できる。
刃物台本体33には、周方向に所定の間隔でバイト31が配列されている。この実施形態では、バイト31が3本、刃物台32を90度ごとに旋回させることで割り出せるようになっているが、バイト31を4本にして旋回60度毎に割り出すようにするなど、種々の形態がある。刃物台本体33には、超精密加工の場合にはダイヤモンドバイトが使用される。なお、この刃物台本体33に取り付けられているバイト31の高さ位置(芯高)は、機上で測定して手動で調整可能となっている。
次に、刃物台アタッチメント34によって構成されたバイト移動機構について説明する。図4において、この刃物台アタッチメント34は、アタッチメント本体35と、Y軸サーボモータ36と、リニアスケール37と、Y軸方向、すなわち上下方向に移動可能な可動ブロック38と、バイトホルダ39と、ボールねじ機構40を含む。
Y軸サーボモータ36は、減速機41を介して、ボールねじ43と連結されている。可動ブロック38の上部には、ボールねじ43に螺合するボールナット44が固定されている。可動ブロック38の下部には、バイトホルダ39が固定されている。このバイトホルダ39には超精密加工に用いるダイヤモンドバイト42が取り付けられている。なお、45は可動ブロック38の移動を案内するガイドである。
このような刃物台アタッチメント34は、アタッチメント本体35のフランジ部35aにボルトを締め込むことで、刃物台本体33に取り付けることができる。 このような刃物台アタッチメント34により構成されるバイト移動機構は、バイトホルダ38に取り付けられたダイヤモンドバイト42を上下に移動させることができ、本実施形態のロール旋盤では、Y軸を構成している。
次に、ロール旋盤のX軸、Y軸、Z軸と、ダイヤモンドバイト42の移動方向との関係について説明する。
図3において、Y軸によりダイヤモンドバイト42の移動する方向は、ロールWとの関係では、回転するロールWにおいて、ダイヤモンドバイト42の刃先がすくい角をもってロールWの表面をすくうように切削していく切削方向と平行な方向(すくい方向)である。これに対して、X軸によりダイヤモンドバイト42が移動する方向は、ロールWの半径方向、すなわち、ダイヤモンドバイト42の刃先がロールWの中心に向かって突き込む方向と平行な方向である。Z軸で移動する方向は、ロールWの長手方向である。
なお、刃物台アタッチメント34を取り外した場合には、刃物台本体33に取り付けてあるバイト31を使って加工することもできる。この場合、刃物台本体33は、旋回軸B軸回りに旋回することができるので、必要なバイト31を割り出すことができる。また、刃物台本体33では、バイト31の刃先の高さ位置(Y軸方向)は、バイト31の下に図示しないライナをおいておくことにより、ライナの厚さで調整することができるようになっている。
本実施形態による精密ロール旋盤は、以上のように構成されるものであり、刃物台本体33に刃物台アタッチメント34を取り付けた場合の加工について説明する。
加工前には、ロールWを、主軸台12と心押台14に取り付けるときに芯出しを行なってから、次のようにして、ロールWと、刃物台アタッチメント34のダイヤモンドバイト42の位置関係を把握する作業を行う。
まず、図3において、刃物台本体33に取り付けてある刃物台アタッチメント34が、ロールWに向ようにB軸で割り出す。そして、テーブル28ごと刃物旋回台30をX軸で送って、ダイヤモンドバイト42を図3に示す位置で停止させる。
この位置では、ダイヤモンドバイト42の刃先は、ロールWの中心線を含むX−Z平面上よりも下の位置にあるとともに、Y軸で上方に移動させるとロールWに刃先が接触すると想定される位置になっている。このようなダイヤモンドバイト42の位置は、あらかじめ機上での測定等によってわかっているとする。
次いで、図4において、刃物台アタッチメント34では、Y軸サーボモータ36に駆動された可動ブロック38とともにダイヤモンドバイト42が上昇する。そして図5においてダイヤモンドバイト42の刃先がロールWの表面に接触すれば、このときのX軸上の位置は、ダイヤモンドバイト42の刃先とロールWの距離が0になっていることがわかる。
以上のようにして、本実施形態によれば、刃物台本体33に刃物台アタッチメント34を取り付けることにより、ダイヤモンドバイト42を切削方向に動かすことが可能な直線軸Y軸を付加することができる。
これにより、従来行われていた加工前のバイトとワークとの位置合わせにおいては、ダイヤモンドの結晶構造の性質上、衝撃に弱い方向である突く方向にダイヤモンドバイト42を動かす必要がなくなる。
Y軸の方向は、ダイヤモンドバイト42の刃先がロールWの表面をすくう方向に一致しており、最初にダイヤモンド42を接触させる場合には、ロールWの表面をすくう方向になる。当然のことながら、この方向にはダイヤモンドバイトの刃先の強度はダイヤモンドの性質から極めて強くなっている。したがって、その刃先(エッジ)が鋭くなっている超精密加工に用いるダイヤモンドバイトであっても、刃先にチッピングを生じさせることはなく、安全かつ正確にダイヤモンドバイト42とロールWの位置合わせの作業を行うことができる。
こうして、ダイヤモンドバイト42の刃先とロールWの距離が0になるX軸上の位置がわかったら、そのX軸上の位置を固定して、ダイヤモンドバイト42をZ軸で送ってロールWの加工範囲に全面加工を行う。この全面加工により、加工の基準が確立する。ダイヤモンドバイト42による超精密本加工は、その後で行うことになる。
この超精密本加工では、例えば、ロールWの全面に亘って微細な溝を周方向に加工する。この場合、ロールWに微細な溝を1本加工するごとに、ダイヤモンドバイト42の刃先をロールWに突く方向から当てる代わりに、Y軸を使ってすくう方向から入れられるので、ダイヤモンドバイト42の刃先の負担が軽くなる。すなわち、ロールWに微細な溝を加工する場合、加工範囲が広くなる上に、微細な溝であるがゆえに溝の本数が膨大な数になる。このため、1本の溝の加工が終了して次の溝を加工する度に、上記のようにY軸を使ってすくう方向からダイヤモンドバイト42を入れることにより、ダイヤモンドバイト42の刃先の負担が軽くなり、ロール1本の本加工全体ではダイヤモンドバイト42の摩耗を低減させる効果が顕著なものとなる。
なお、本実施形態の精密ロール旋盤では、刃物台本体33から刃物台アタッチメント34を取り外しても、刃物台本体33のバイト31により、通常のロール旋盤の用法にしたがって、ロールを加工することができることはもちろんである。
以上、本発明に係る精密ロール旋盤について、刃物台アタッチメントを取り付けることより、Y軸を付加する実施形態を挙げて説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、当初から固定的にY軸を構成するようにしてもよい。
本発明の一実施形態による精密ロール旋盤を示す側面図である。 同精密ロール旋盤の平面図である。 本発明の一実施形態による精密ロール旋盤の刃物台に刃物台アタッチメントが取り付けられた状態を示す側面図。 刃物台アタッチメントを示す側面図。 刃物台アタッチメントでバイトが移動し、ロールと接触した状態を示す側面図。
符号の説明
10 ベッド
12 主軸台
14 心押台
16 往復台
26 サドル
28 テーブル
30 刃物旋回台
31 バイト
32 刃物台
33 刃物台本体
34 刃物台アタッチメント
36 Y軸サーボモータ
38 可動ブロック
39 バイトホルダ
40 ボールねじ機構
42 ダイヤモンドバイト
W ロール

Claims (5)

  1. ベッドと、
    前記ベッド上に設置され、ワークであるロールの一端をチャックで保持しながら該ロールに回転を与える主軸を有する主軸台と、
    前記主軸台に対向して前記ベッド上に配置され、前記ロールの一端を回転自在に支持する心押台と、
    前記ロールの長手方向(Z軸)を移動可能に前記ベッド上に設置されたサドルと、
    ロールの長手方向と直角の方向(X軸)に移動可能に前記サドル上に設置されたテーブルと、
    前記テーブル上に設置され、バイトが取り付けられた刃物台を有する旋回台と、を備え、
    前記刃物台は、複数本のバイトが固定された刃物台本体と、前記刃物台本体に取り付けられ前記刃物台本体に固定された前記バイトとは別のバイトを前記ロールの長手方向と直角でかつバイト刃先のすくい方向に移動させる直線軸(Y軸)を構成するバイト移動機構と、を有することを特徴とする精密ロール旋盤。
  2. バイト移動機構は、前記刃物台本体に一体的に前記刃物台本体に取り付けられる刃物台アタッチメントとして構成されたことを特徴とする請求項に記載の精密ロール旋盤。
  3. 前記刃物台アタッチメントは、刃物台に取り付けられるアタッチメント本体と、Y軸サーボモータと、Y軸方向のバイトの位置を検出する位置検出器と、バイトを保持するバイトホルダを有する可動体と、サーボモータの出力を前記バイトホルダに伝動するボールねじ機構と、が一体的にユニット化されたアタッチメントであることを特徴とする請求項記載の精密ロール旋盤。
  4. 前記刃物台アタッチメントに取り付けられるバイトは、ダイヤモンドバイトであることを特徴とする請求項に記載の精密ロール旋盤。
  5. ワークであるロールの一端をチャックで保持しながら該ロールに回転を与える主軸を有する主軸台と、主軸台に対向してベッド上に配置され、前記ロールの一端を回転自在に支持する心押台と、前記ロールの長手方向(Z軸)を移動可能に前記ベッド上に設置されたサドルと、ロールの長手方向と直角の方向(X軸)に移動可能に前記サドル上に設置されたテーブルと、前記テーブル上に設置され、バイトを前記ロールの長手方向と直角でかつバイト刃先のすくい方向(Y軸)に移動可能な刃物台を有する旋回台と、を備えた精密ロール旋盤を用いて前記ロールの表面に微細な溝を精密加工をするロール微細加工方法において、
    前記バイトを、前記ロールの中心線を含むX−Z平面よりも下の位置であって、バイトが前記Y軸方向上方に移動すると前記ロールの表面に刃先が接触すると想定される位置に位置決めする工程と、
    前記バイトの刃先がすくい方向から前記ロールに接触するまで当該バイトを前記Y軸方向に移動させる工程と、
    前記バイトの刃先と前記ロールとの距離が0になったX軸上の位置を固定し、前記バイトをZ軸方向に送り、前記ロールに全面加工を行い加工の基準を確立する工程と、
    前記バイトをすくい方向から前記ロールに切り込み、前記ロールの表面に微細な溝を1本ずつ加工する超精密本加工の工程と、
    からなることを特徴とするロール微細加工方法。
JP2007222552A 2007-08-29 2007-08-29 精密ロール旋盤およびロール微細加工方法 Active JP5220367B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007222552A JP5220367B2 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 精密ロール旋盤およびロール微細加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007222552A JP5220367B2 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 精密ロール旋盤およびロール微細加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009050990A JP2009050990A (ja) 2009-03-12
JP5220367B2 true JP5220367B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=40502531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007222552A Active JP5220367B2 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 精密ロール旋盤およびロール微細加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5220367B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111318723A (zh) * 2020-03-10 2020-06-23 宣化钢铁集团有限责任公司 一种能够在线车削回转窑支承辊的装置
CN116000329B (zh) * 2022-12-26 2024-08-06 中钢集团邢台机械轧辊有限公司 一种数控精车防扎刀的控制方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5766808A (en) * 1980-10-14 1982-04-23 Nippon Steel Corp Method of working knurled groove of roll
JPS5924943A (ja) * 1982-07-28 1984-02-08 Toyoda Mach Works Ltd 積層体加工装置
JPS6114802A (ja) * 1984-06-28 1986-01-23 Nec Corp Nc複合旋盤
JPH0710464B2 (ja) * 1988-01-06 1995-02-08 株式会社梅谷製作所 段ロールの製法
JPH0749164B2 (ja) * 1991-03-11 1995-05-31 大日金属工業株式会社 Nc旋盤における往復台構造
JPH06226503A (ja) * 1993-02-02 1994-08-16 Toshiba Corp 不等ピッチ螺旋溝の加工装置および加工方法
JP3696480B2 (ja) * 2000-05-31 2005-09-21 東芝機械株式会社 ボールねじ送り装置
JP2004223836A (ja) * 2003-01-22 2004-08-12 Fuji Photo Film Co Ltd パターンロールの製作方法及び装置並びに光学シートの製膜方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009050990A (ja) 2009-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4739108B2 (ja) 精密ロール旋盤
JP4786432B2 (ja) 精密ロール旋盤
JP4837448B2 (ja) 精密ロール旋盤
JP5155847B2 (ja) 工作機械による偏芯穴加工方法
CN102554269B (zh) 一种机床车磨中心
KR101430825B1 (ko) 하부 툴테이블을 구비한 선삭기
JP5220367B2 (ja) 精密ロール旋盤およびロール微細加工方法
CN219944640U (zh) 一种螺杆的螺槽自动加工装置
JP4777137B2 (ja) 精密ロール旋盤
CN106625163B (zh) 数控内螺纹机床接触式自动对位装置和方法
TWM575735U (zh) Deep hole ball thread hard turning machining lathe equipment
CN212399001U (zh) 数控车床快速在线检测装置
CN108274053B (zh) Vvt转子自动化加工工艺
JP5902901B2 (ja) 工作機械用の主軸
CN112935932A (zh) 一种机加工位置找正专用工具
JP2011011295A (ja) 微細凹部加工方法及び微細凹部加工機
JP5121361B2 (ja) 中空ワークの内面加工装置
CN217775597U (zh) 一种车床加尾座中心高找正装置
JPH049139Y2 (ja)
CN221247722U (zh) 钟表车床尾座轴微推器
JP2000052193A (ja) 工作物の切削加工方法及び該方法を達成する櫛刃形旋盤における刃物台装置
CN210254436U (zh) 一种以铣削代磨削用刀具
CN1315606C (zh) 用普通车床切削加工高精度外圆尺寸的方法
CN111347350B (zh) 一种曲线进给机构
CN201040315Y (zh) 加工滚轮的工装

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120427

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130306

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5220367

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250