JPH1190771A - ツイン・ボールネジ駆動の最適制御方法 - Google Patents
ツイン・ボールネジ駆動の最適制御方法Info
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- JPH1190771A JPH1190771A JP9252031A JP25203197A JPH1190771A JP H1190771 A JPH1190771 A JP H1190771A JP 9252031 A JP9252031 A JP 9252031A JP 25203197 A JP25203197 A JP 25203197A JP H1190771 A JPH1190771 A JP H1190771A
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ツイン・ボールネジの回転動作を制御し、キ
ャレッジベースの位置決め精度を向上させるための検出
位置決め制御手段を設けたツイン・ボールネジ駆動の最
適制御方法の提供。 【解決手段】 パンチ・レーザ複合機等におけるスライ
ド系のキャレッジベースにおいて、駆動用モータを専有
するツイン・ボールネジ2a,2b,7a,7bを備
え、キャレッジベース1の下側に配設されたボールネジ
用ナット4a,4bに螺合してなる前記ツイン・ボール
ネジ2a,2b,7a,7bの回転動作により移動位置
決めが可能であり、このキャレッジベース1の移動位置
決めを適切に行い、位置決め精度を向上させるための検
出位置決め制御手段を設けたことを特徴とする。
ャレッジベースの位置決め精度を向上させるための検出
位置決め制御手段を設けたツイン・ボールネジ駆動の最
適制御方法の提供。 【解決手段】 パンチ・レーザ複合機等におけるスライ
ド系のキャレッジベースにおいて、駆動用モータを専有
するツイン・ボールネジ2a,2b,7a,7bを備
え、キャレッジベース1の下側に配設されたボールネジ
用ナット4a,4bに螺合してなる前記ツイン・ボール
ネジ2a,2b,7a,7bの回転動作により移動位置
決めが可能であり、このキャレッジベース1の移動位置
決めを適切に行い、位置決め精度を向上させるための検
出位置決め制御手段を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチ・レーザ
複合機等におけるスライド系のツイン・ボールネジ駆動
の最適制御方法に関する。
複合機等におけるスライド系のツイン・ボールネジ駆動
の最適制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パンチ・レーザ複合機等におけるスライ
ド系のキャレッジベースの駆動操作において、ツイン・
ボールネジ駆動により、クランプにてワークを挟持した
キャレッジをキャレッジベースと共に移動し位置決め操
作を行っているのが通例である。
ド系のキャレッジベースの駆動操作において、ツイン・
ボールネジ駆動により、クランプにてワークを挟持した
キャレッジをキャレッジベースと共に移動し位置決め操
作を行っているのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述の従
来例では、ツイン・ボールネジを回転駆動する2台の駆
動用モータの同期動作にずれが生じたような場合、ボー
ルネジの送り量が不安定となり、例えばキャレッジベー
スの左右の負荷が変わり重量バランスが崩れてキャレッ
ジベースが変形するなどのため、スライド系キャレッジ
ベースの位置決め精度が低下するという課題がある。
来例では、ツイン・ボールネジを回転駆動する2台の駆
動用モータの同期動作にずれが生じたような場合、ボー
ルネジの送り量が不安定となり、例えばキャレッジベー
スの左右の負荷が変わり重量バランスが崩れてキャレッ
ジベースが変形するなどのため、スライド系キャレッジ
ベースの位置決め精度が低下するという課題がある。
【0004】この発明は、上述の点に着目して成された
もので、ツイン・ボールネジの回転動作を制御し、キャ
レッジベースの移動位置決めを適切に行い、位置決め精
度を向上させるための検出位置決め制御手段を設けたツ
イン・ボールネジ駆動の最適制御方法を提供することを
目的とする。
もので、ツイン・ボールネジの回転動作を制御し、キャ
レッジベースの移動位置決めを適切に行い、位置決め精
度を向上させるための検出位置決め制御手段を設けたツ
イン・ボールネジ駆動の最適制御方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、下記構成を
備えることにより上記課題を解決できるものである。
備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0006】(1) パンチ・レーザ複合機等における
スライド系のキャレッジベースにおいて、駆動用モータ
を専有するツイン・ボールネジを備え、キャレッジベー
スの下側に配設されたボールネジ用ナットに螺合してな
る前記ツイン・ボールネジの回転動作により移動位置決
めが可能であり、このキャレッジベースの移動位置決め
を適切に行い、位置決め精度を向上させるための検出位
置決め制御手段を設けたことを特徴とするツイン・ボー
ルネジ駆動の最適制御方法。
スライド系のキャレッジベースにおいて、駆動用モータ
を専有するツイン・ボールネジを備え、キャレッジベー
スの下側に配設されたボールネジ用ナットに螺合してな
る前記ツイン・ボールネジの回転動作により移動位置決
めが可能であり、このキャレッジベースの移動位置決め
を適切に行い、位置決め精度を向上させるための検出位
置決め制御手段を設けたことを特徴とするツイン・ボー
ルネジ駆動の最適制御方法。
【0007】(2) 検出位置決め制御手段は、ツイン
・ボールネジに夫々平行して検出値を電気信号に変換で
きる2本のマグネスケールにて構成され、移動後のキャ
レッジベースの変位量を検出し、この2本のマグネスケ
ールの検出値の差の変位量を駆動用モータの制御部へフ
ィードバックし、前記駆動用モータを制御するフィード
バック制御が可能であって、位相ずれ及び停止時の変位
等の補正、キャレッジベースの移動位置決め精度の向上
を可能とすることを特徴とする請求項1記載のツイン・
ボールネジ駆動の最適制御方法。
・ボールネジに夫々平行して検出値を電気信号に変換で
きる2本のマグネスケールにて構成され、移動後のキャ
レッジベースの変位量を検出し、この2本のマグネスケ
ールの検出値の差の変位量を駆動用モータの制御部へフ
ィードバックし、前記駆動用モータを制御するフィード
バック制御が可能であって、位相ずれ及び停止時の変位
等の補正、キャレッジベースの移動位置決め精度の向上
を可能とすることを特徴とする請求項1記載のツイン・
ボールネジ駆動の最適制御方法。
【0008】(3) 検出位置決め制御手段は、キャレ
ッジベースのフロント側とリア側に夫々変位量検出セン
サーを設けて構成され、クランプによりワークを挟持し
たキャレッジが、前記キャレッジベースのフロント側に
位置しているか、リア側に位置しているかでキャレッジ
ベースが変形している場合、その変位量を検出し、その
変位量に対応して夫々の駆動用モータの制御部のパラメ
ーターを適切に設定し移動位置決めを最適とすることを
特徴とする前項(1)記載のツイン・ボールネジ駆動の
最適制御方法。
ッジベースのフロント側とリア側に夫々変位量検出セン
サーを設けて構成され、クランプによりワークを挟持し
たキャレッジが、前記キャレッジベースのフロント側に
位置しているか、リア側に位置しているかでキャレッジ
ベースが変形している場合、その変位量を検出し、その
変位量に対応して夫々の駆動用モータの制御部のパラメ
ーターを適切に設定し移動位置決めを最適とすることを
特徴とする前項(1)記載のツイン・ボールネジ駆動の
最適制御方法。
【0009】(4) 検出位置決め制御手段は、キャレ
ッジベースのフロント側とリア側に夫々位置検出センサ
ーを設けて構成され、クランプによりワークを挟持した
キャレッジが、前記キャレッジベースのフロント側に位
置しているか、リア側に位置しているかでキャレッジベ
ースの重量配分の大小がフロント側かリア側かを認識
し、この検出値に対応して夫々の駆動用モータの制御部
のパラメーターを適切に設定し移動位置決めを最適とす
ることを特徴とする前項(1)記載のツイン・ボールネ
ジ駆動の最適制御方法。
ッジベースのフロント側とリア側に夫々位置検出センサ
ーを設けて構成され、クランプによりワークを挟持した
キャレッジが、前記キャレッジベースのフロント側に位
置しているか、リア側に位置しているかでキャレッジベ
ースの重量配分の大小がフロント側かリア側かを認識
し、この検出値に対応して夫々の駆動用モータの制御部
のパラメーターを適切に設定し移動位置決めを最適とす
ることを特徴とする前項(1)記載のツイン・ボールネ
ジ駆動の最適制御方法。
【0010】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を説
明する。
明する。
【0011】図1(a)は、この発明に係るツイン・ボ
ールネジ駆動の最適制御方法におけるマグネスケール使
用の場合の要部構成を示すブロック図、同(b)は変位
量検出センサー使用の場合の要部構成を示すブロック
図、同(c)は位置検出センサー使用の場合の要部構成
を示すブロック図、図2はマグネスケール使用の場合の
要部構成を示す平面及び側面図、図3は変位量検出セン
サーまたは位置検出センサー使用の場合の要部構成を示
す平面及び側面図である。
ールネジ駆動の最適制御方法におけるマグネスケール使
用の場合の要部構成を示すブロック図、同(b)は変位
量検出センサー使用の場合の要部構成を示すブロック
図、同(c)は位置検出センサー使用の場合の要部構成
を示すブロック図、図2はマグネスケール使用の場合の
要部構成を示す平面及び側面図、図3は変位量検出セン
サーまたは位置検出センサー使用の場合の要部構成を示
す平面及び側面図である。
【0012】(実施例1)図面について説明すれば、1
はキャレッジベース、2aはボールネジ(1)、2bは
ボールネジ(2)、3aはモータ(1)、3bはモータ
(2)、4a,4bはボールネジ用ナット、5a,5b
は移動体、6aはマグネスケール(1)、6bはマグネ
スケール(2)であって、キャレッジベース1の下面に
ボールネジ用ナット4a,4bを備えた移動体5a,5
bを対として平行に設け、モータ(1)、(2)3a,
3bが同期して回転した時に、図2に示す矢印の方向に
キャレッジベース1が移動するように構成され、更にキ
ャレッジベース1の下方にボールネジの軸芯と平行して
二本のマグネスケール(1)6a、(2)6bが付設さ
れ,キャレッジベース1の移動に追従してマグネスケー
ル(1)6a、(2)6bにより前記キャレッジベース
1の変位量(移動量)をリアルタイムに検出し、この2
本のマグネスケール(1)6a、(2)6bの夫々の検
出値の差の変位量をモータ(1)3aまたは(2)3b
へ、フィードバックして伝送され、位相ずれに対する補
正、停止時の変位に対する補正、更に位置決め精度の向
上を目標にフルクローズドループが形成されモータ
(1)3aまたは(2)3bを制御するフィードバック
制御が可能に構成されている。
はキャレッジベース、2aはボールネジ(1)、2bは
ボールネジ(2)、3aはモータ(1)、3bはモータ
(2)、4a,4bはボールネジ用ナット、5a,5b
は移動体、6aはマグネスケール(1)、6bはマグネ
スケール(2)であって、キャレッジベース1の下面に
ボールネジ用ナット4a,4bを備えた移動体5a,5
bを対として平行に設け、モータ(1)、(2)3a,
3bが同期して回転した時に、図2に示す矢印の方向に
キャレッジベース1が移動するように構成され、更にキ
ャレッジベース1の下方にボールネジの軸芯と平行して
二本のマグネスケール(1)6a、(2)6bが付設さ
れ,キャレッジベース1の移動に追従してマグネスケー
ル(1)6a、(2)6bにより前記キャレッジベース
1の変位量(移動量)をリアルタイムに検出し、この2
本のマグネスケール(1)6a、(2)6bの夫々の検
出値の差の変位量をモータ(1)3aまたは(2)3b
へ、フィードバックして伝送され、位相ずれに対する補
正、停止時の変位に対する補正、更に位置決め精度の向
上を目標にフルクローズドループが形成されモータ
(1)3aまたは(2)3bを制御するフィードバック
制御が可能に構成されている。
【0013】上述の構成に基づいて作用を説明する。
【0014】キャレッジベース1の移動位置決め操作に
おいて、モータ(1)3aの回転動作によりボールネジ
(1)2aが回転駆動し、ボールネジ用ナット4aを備
えた移動体5aを介してキャレッジベース1は移動を開
始し、このモータ(1)3aの回転動作に同期してモー
タ(2)3bも回転動作を開始しボールネジ(2)2b
も回転駆動し、ボールネジ用ナット4bを備えた移動体
5bを介してキャレッジベース1は移動を開始し,モー
タ(1)3a及びモータ(2)3bの同期回転作用によ
り前記キャレッジベース1は所定の位置まで移動して停
止するが、ボールネジ(1)2a、(2)2bに平行し
て付設されたマグネスケール(1)6a,マグネスケー
ル(2)6bによりリアルタイムでキャレッジベース1
の移動した位置の検出値が磁気読み取りヘッド(図示せ
ず)からの電気信号としてモータ(1)3a、(2)3
bの制御部へフィードバックされるようになっているの
で、位相のずれ等によりキャレッジベースの左右の移動
量に偏りが生じた場合は、左右の差の変位量ds(図2
参照)分はモータの制御部へフィードバックされ、ボー
ルネジ(2)2bを減速駆動してキャレッジベース1の
位置の補正が行われる。本実施例の場合はモータ(2)
3bの側に変位量dsが生じた場合を示す。
おいて、モータ(1)3aの回転動作によりボールネジ
(1)2aが回転駆動し、ボールネジ用ナット4aを備
えた移動体5aを介してキャレッジベース1は移動を開
始し、このモータ(1)3aの回転動作に同期してモー
タ(2)3bも回転動作を開始しボールネジ(2)2b
も回転駆動し、ボールネジ用ナット4bを備えた移動体
5bを介してキャレッジベース1は移動を開始し,モー
タ(1)3a及びモータ(2)3bの同期回転作用によ
り前記キャレッジベース1は所定の位置まで移動して停
止するが、ボールネジ(1)2a、(2)2bに平行し
て付設されたマグネスケール(1)6a,マグネスケー
ル(2)6bによりリアルタイムでキャレッジベース1
の移動した位置の検出値が磁気読み取りヘッド(図示せ
ず)からの電気信号としてモータ(1)3a、(2)3
bの制御部へフィードバックされるようになっているの
で、位相のずれ等によりキャレッジベースの左右の移動
量に偏りが生じた場合は、左右の差の変位量ds(図2
参照)分はモータの制御部へフィードバックされ、ボー
ルネジ(2)2bを減速駆動してキャレッジベース1の
位置の補正が行われる。本実施例の場合はモータ(2)
3bの側に変位量dsが生じた場合を示す。
【0015】なお、キャレッジベース1の移動位置決め
(停止位置)を予め設定し、この位置に対するマグネス
ケール(1)6a,マグネスケール(2)6bの検出値
のずれの変位量を、それぞれ対となっているモータ
(1)3a、モータ(2)3bの制御部へフィードバッ
クして、この伝送された変位量によりキャレッジベース
1の位置補正を行うフィードバック制御方法としてもよ
い。
(停止位置)を予め設定し、この位置に対するマグネス
ケール(1)6a,マグネスケール(2)6bの検出値
のずれの変位量を、それぞれ対となっているモータ
(1)3a、モータ(2)3bの制御部へフィードバッ
クして、この伝送された変位量によりキャレッジベース
1の位置補正を行うフィードバック制御方法としてもよ
い。
【0016】(実施例2)図3について説明すれば、1
はキャレッジベース、7aはボールネジ(F)、7bは
ボールネジ(R)、8aはモータ(F)、8bはモータ
(R)、9はキャレッジ、Cはクランプ、Wはワークで
あり、Lはキャレッジベース1のセンターを中心にフロ
ント側とリア側が同寸法であることを示す。
はキャレッジベース、7aはボールネジ(F)、7bは
ボールネジ(R)、8aはモータ(F)、8bはモータ
(R)、9はキャレッジ、Cはクランプ、Wはワークで
あり、Lはキャレッジベース1のセンターを中心にフロ
ント側とリア側が同寸法であることを示す。
【0017】キャレッジベース1のフロント側にセンサ
ー(F)、リア側にセンサー(R)として変位量検出セ
ンサーを夫々設け、偏った負荷に応じてキャレッジ変位
量を検出し、その変位量に応じてパラメータを設定し、
キャレッジベース1の位置の補正を、モータ(F)8
a、(R)8bの駆動によりボールネジ(F)7a、
(R)7bを減速駆動して最適制御できるように構成さ
れている。
ー(F)、リア側にセンサー(R)として変位量検出セ
ンサーを夫々設け、偏った負荷に応じてキャレッジ変位
量を検出し、その変位量に応じてパラメータを設定し、
キャレッジベース1の位置の補正を、モータ(F)8
a、(R)8bの駆動によりボールネジ(F)7a、
(R)7bを減速駆動して最適制御できるように構成さ
れている。
【0018】上述の構成に基づいて作用を説明する。
【0019】クランプCに挟持されたワークWがキャレ
ッジ9を介してキャレッジベース1のフロント側に位置
している場合、変位量検出センサーによりキャレッジベ
ース1のフロント側またはリア側の歪み等の変形量を検
出し、この検出値に対し適切なパラメータを設定し、こ
のパラメータによる最適命令ををモータ(F)8aまた
は(R)8bの制御部へ伝送し、モータ(F)8a、
(R)8bの駆動を制御しボールネジ(F)7a、
(R)7bを減速駆動してキャレッジベース1の位置補
正を最適制御することができる。
ッジ9を介してキャレッジベース1のフロント側に位置
している場合、変位量検出センサーによりキャレッジベ
ース1のフロント側またはリア側の歪み等の変形量を検
出し、この検出値に対し適切なパラメータを設定し、こ
のパラメータによる最適命令ををモータ(F)8aまた
は(R)8bの制御部へ伝送し、モータ(F)8a、
(R)8bの駆動を制御しボールネジ(F)7a、
(R)7bを減速駆動してキャレッジベース1の位置補
正を最適制御することができる。
【0020】(実施例3)図3において、前述の(実施
例2)とセンサー以外同様の構成であって、異なる構成
のセンサーは、位置検出センサーであり、この位置検出
センサーをフロント側とリア側に設け、偏った負荷に応
じてキャレッジベース1の左右の重量バランスを検出
し、その重量配分の大小がフロント側か、リア側か、に
応じて最適パラメータを設定し、キャレッジベース1の
位置の補正を、モータ(F)8a、(R)8bの駆動に
よりボールネジ(F)7a、(R)7bを減速駆動して
最適制御できるように構成されている。
例2)とセンサー以外同様の構成であって、異なる構成
のセンサーは、位置検出センサーであり、この位置検出
センサーをフロント側とリア側に設け、偏った負荷に応
じてキャレッジベース1の左右の重量バランスを検出
し、その重量配分の大小がフロント側か、リア側か、に
応じて最適パラメータを設定し、キャレッジベース1の
位置の補正を、モータ(F)8a、(R)8bの駆動に
よりボールネジ(F)7a、(R)7bを減速駆動して
最適制御できるように構成されている。
【0021】上述の構成に基づいて作用を説明する。
【0022】前述と同様に、クランプCに挟持されたワ
ークWがキャレッジ9を介してキャレッジベース1のフ
ロント側に位置している場合、位置検出センサーにより
キャレッジベース1のフロント側またはリア側の重量配
分の大小を検出し、この検出値に対し適切なパラメータ
を設定し、このパラメータの最適命令によりモータ
(F)8a、または(R)8bの駆動を制御してボール
ネジ(F)7a、(R)7bを減速駆動してキャレッジ
ベース1の位置補正を最適制御することができる。
ークWがキャレッジ9を介してキャレッジベース1のフ
ロント側に位置している場合、位置検出センサーにより
キャレッジベース1のフロント側またはリア側の重量配
分の大小を検出し、この検出値に対し適切なパラメータ
を設定し、このパラメータの最適命令によりモータ
(F)8a、または(R)8bの駆動を制御してボール
ネジ(F)7a、(R)7bを減速駆動してキャレッジ
ベース1の位置補正を最適制御することができる。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、ツイン・ボールネジ
の回転動作を制御し、キャレッジベースの移動位置決め
を適切に行い、位置決め精度を向上させるための検出位
置決め制御手段を設けたツイン・ボールネジ駆動の最適
制御方法を提供できる。
の回転動作を制御し、キャレッジベースの移動位置決め
を適切に行い、位置決め精度を向上させるための検出位
置決め制御手段を設けたツイン・ボールネジ駆動の最適
制御方法を提供できる。
【図1】(a) この発明に係るツイン・ボールネジ駆
動の最適制御方法におけるマグネスケール使用の場合の
要部構成を示すブロック図、同(b)変位量検出センサ
ー使用の場合の要部構成を示すブロック図、同(c)位
置検出センサー使用の場合の要部構成を示すブロック図
動の最適制御方法におけるマグネスケール使用の場合の
要部構成を示すブロック図、同(b)変位量検出センサ
ー使用の場合の要部構成を示すブロック図、同(c)位
置検出センサー使用の場合の要部構成を示すブロック図
【図2】 マグネスケール使用の場合の要部構成を示す
平面及び側面図
平面及び側面図
【図3】 変位量検出センサーまたは位置検出センサー
使用の場合の要部構成を示す平面及び側面図
使用の場合の要部構成を示す平面及び側面図
1 キャレッジベース 2a、2b ボールネジ(1)、(2) 3a、3b モータ(1)、(2) 4a、4b ボールネジ用ナット 5a、5b 移動体 6a、6b マグネスケール(1)、(2) 7a、7b ボールネジ(F)、(R) 8a、8b モータ(F)、(R) 9 キャレッジ C クランプ W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01B 21/00 G01B 21/00 D G05D 3/12 G05D 3/12 X
Claims (4)
- 【請求項1】 パンチ・レーザ複合機等におけるスライ
ド系のキャレッジベースにおいて、駆動用モータを専有
するツイン・ボールネジを備え、キャレッジベースの下
側に配設されたボールネジ用ナットに螺合してなる前記
ツイン・ボールネジの回転動作により移動位置決めが可
能であり、このキャレッジベースの移動位置決めを適切
に行い、位置決め精度を向上させるための検出位置決め
制御手段を設けたことを特徴とするツイン・ボールネジ
駆動の最適制御方法。 - 【請求項2】 検出位置決め制御手段は、ツイン・ボー
ルネジに夫々平行して検出値を電気信号に変換できる2
本のマグネスケールにて構成され、移動後のキャレッジ
ベースの変位量を検出し、この2本のマグネスケールの
検出値の差の変位量を駆動用モータの制御部へフィード
バックし、前記駆動用モータを制御するフィードバック
制御が可能であって、位相ずれ及び停止時の変位等の補
正、キャレッジベースの移動位置決め精度の向上を可能
とすることを特徴とする請求項1記載のツイン・ボール
ネジ駆動の最適制御方法。 - 【請求項3】 検出位置決め制御手段は、キャレッジベ
ースのフロント側とリア側に夫々変位量検出センサーを
設けて構成され、クランプによりワークを挟持したキャ
レッジが、前記キャレッジベースのフロント側に位置し
ているか、リア側に位置しているかでキャレッジベース
が変形している場合、その変位量を検出し、その変位量
に対応して夫々の駆動用モータの制御部のパラメーター
を適切に設定し移動位置決めを最適とすることを特徴と
する請求項1記載のツイン・ボールネジ駆動の最適制御
方法。 - 【請求項4】 検出位置決め制御手段は、キャレッジベ
ースのフロント側とリア側に夫々位置検出センサーを設
けて構成され、クランプによりワークを挟持したキャレ
ッジが、前記キャレッジベースのフロント側に位置して
いるか、リア側に位置しているかでキャレッジベースの
重量配分の大小がフロント側かリア側かを認識し、この
検出値に対応して夫々の駆動用モータの制御部のパラメ
ーターを適切に設定し移動位置決めを最適とすることを
特徴とする請求項1記載のツイン・ボールネジ駆動の最
適制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9252031A JPH1190771A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ツイン・ボールネジ駆動の最適制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9252031A JPH1190771A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ツイン・ボールネジ駆動の最適制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190771A true JPH1190771A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17231629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9252031A Withdrawn JPH1190771A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ツイン・ボールネジ駆動の最適制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190771A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200455386Y1 (ko) | 2008-12-22 | 2011-09-01 | 엄지섭 | 레이저 가공기의 작업선반장치 |
CN107091630A (zh) * | 2017-01-18 | 2017-08-25 | 浙江精久轴承工业有限公司 | 一种滚珠丝杆螺距检测与均匀判定装置及方法 |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP9252031A patent/JPH1190771A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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