JPH049129B2 - - Google Patents

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JPH049129B2
JPH049129B2 JP59221095A JP22109584A JPH049129B2 JP H049129 B2 JPH049129 B2 JP H049129B2 JP 59221095 A JP59221095 A JP 59221095A JP 22109584 A JP22109584 A JP 22109584A JP H049129 B2 JPH049129 B2 JP H049129B2
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JP
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parison
plastic
hinge
multilayer
layer
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JP59221095A
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JPS6198525A (ja
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、開閉可能な蓋体等として用いられる
ヒンジ部を有する多層中空体の製造方法に関す
る。
(従来の技術) 例えば自動車のブローブボツクス等の開口部を
開閉可能とする蓋体は、直接手等が触れる部分で
あるために、美感の他に感触性及び安全性が重要
であり、且つ燃費の点から軽量性が求められるも
のである。そこで最近では表面が軟質プラスチツ
クからなり、ヒンジ構造によつて開閉可能とされ
るプラスチツク中空体が蓋体として提案されるよ
うになつた。
そして、前記プラスチツク中空体の製造方法と
して次のような方法が採用されている。
それはまず第7図及び第8図の断面図の如く、
外層22を軟質プラスチツク、内層21をヒンジ
特性を有するプラスチツクとする多層パリソン2
0を使用し、所定のキヤビテイを有する分割金型
23,24で挟着し、所定形状の中間体を経て更
にヒンジ予定部、固着予定部を圧着して所望の中
空体を成形する。いわゆる多層ブロー成形法であ
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところが前記従来方法によつて得られる第9図
に示すプラスチツク中空体25は、ヒンジ予定部
を型にて圧着する際に内層21を形成するヒンジ
特性を有するプラスチツクは第10図に示すよう
にヒンジ部26周辺に流動し、肝腎なヒンジ部2
6における内層21の厚みが非常に薄くなる等内
層の厚みを制御することができなく、時には開閉
使用中にヒンジ部26が破れる等実用に供し得る
ものではなかつた。
本発明は前記問題点の解決を目的とし、使用中
にヒンジ部が破れる虞のない耐久性に優れるヒン
ジ部を有する多層中空体の製造方法を提案するも
のである。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決する本発明の要旨は、ヒンジ
特性を有するプラスチツクの筒状パリソンの一部
外面に異質のプラスチツク層を共押出した一部多
層パリソン、またはヒンジ特性を有するプラスチ
ツクのシートパリソン(勿論2枚のシートからな
る)の一方のパリソン外面を異質のプラスチツク
層にて共押出被覆した多層パリソンを、所望のキ
ヤビテイを有する分割金型にて挟着成形するに際
し、蓋本体の可視部側を成形する一方の分割金型
にて多層部又は多層シートパリソンを圧接し、他
方の分割金型にて単層側シートパリソンを圧接す
るようにして挟着成形する製造方法にある。
以上添付図面により一例を詳細に説明する。
第1図は一部多層パリソン10と分割金型1
3,14の横断面図、第2図は第1図の分割金型
をA−A線にて縦断した金型とパリソンの一部切
欠側図面である。
一部多層パリソン10は、ヒンジ特性を有する
プラスチツク11からなる筒状パリソンの一部外
面に異質のプラスチツク12の層を共押出してな
る。
ヒンジ特性を有するプラスチツク11として
は、ポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂、メチル
ペンテン樹脂等が好適である。
異質のプラスチツク12は、製品の用途によつ
て適宜選択されるものであるが、自動車のグロー
ブボツクス等の蓋体として用いるには、軟質塩化
ビニル樹脂またはその発泡体等の軟質で弾性を有
する軟質プラスチツクが適する。
分割金型13,14はその合接面に所望のキヤ
ビテイ16を有する。同図に示す一方の金型13
には、グローブボツクスの蓋可視部側を規定する
キヤビテイが設けてあり、そのキヤビテイにはヒ
ンジ部を形成するための突部15を設けてある。
他方の分割金型14にはグローブボツクスの蓋内
側を規定するキヤビテイが設けてある。尚同図に
おいては製品(蓋)の内側を凹とするためキヤビ
テイ面16aを僅かに凸としてある。また前記の
突部15に対応する位置において分割金型閉合時
パリソン10を所定の厚みに圧接規定するように
してあるものである。
このような構成において、パリソン10の一部
多層側を蓋可視部側のキヤビテイを有する分割金
型13に対して配置するようにパリソン10を押
出す。
次いでパリソン10が所定長に達した時に分割
金型13,14を閉合しながらパリソン10中に
圧縮空気を吹込む。従つて、パリソン10は分割
金型13,14の閉合に伴つて被線で示す如く断
面楕円形となり、異質プラスチツク層の両側端縁
がキヤビテイ16外形より外に位置することとな
る。そして分割金型の閉合完了と共に更に圧縮空
気を吹込み成形を完了する。従つて、成形完了
時、一方の分割金型13には多層状態に成形さ
れ、他方の分割金型にはヒンジ特性を有するプラ
スチツク層にて単層に成形される。また、ヒンジ
部を形成する突部15においては一部多層のパリ
ソン内面、すなわちヒンジ特性を有するプラスチ
ツク層と同じく該プラスチツクの単層とが互に密
着するようにして一方の側に異質のプラスチツク
層を有する構成に圧着成形されることとなる。尚
このとき、ヒンジ特性を有するプラスチツクのパ
リソン単層側が前記突部15の対応分割金型の部
分15aに接して成形されるため、パリソンの所
定形状への膨張による薄肉化も、該部においては
接触抵抗によつて制限され、膨張比を勘案しても
その厚みの設計が容易にできることとなる。また
該ヒンジ部に続く固着部分17も同様である。第
3図、第4図に成形後のグローブボツクスの蓋1
8断面図、およびヒンジ部Bの拡大断面図を示
す。この成形時、固着部19には必要に応じて固
着ネジ穴(図示せず)が形成される。
第5図、第6図は、別の実施例を示す分割金型
13,14とパリソン10aの横断図面および縦
断図面である。
この実施例において前記実施例と異なるところ
は、パリソン10aがシート状パリソンからな
り、一方のシート状パリソンが異質のプラスチツ
ク層12とヒンジ特性を有するプラスチツク層1
1の多層構造からなり、他方のシート状パリソン
がヒンジ特性を有するプラスチツク11の単層か
らなることである。なお多層シートパリソンの異
質プラスチツク層が外側、すなわち一方の分割金
型側に配されることはいうまでもない。このよう
な構成において前記実施例と同様にブロー成形さ
れる。このシートパリソンを使用する利点はパリ
ソンの夫々の層の厚みを制御しやすく、またその
幅を必要最小限とすることができる点である。従
つてヒンジ部における必要厚みを得ることも容易
となる。
(作 用) 本発明は以上の如く、一側をヒンジ特性を有す
るプラスチツク11とする三層構造、換言すれ
ば、可視側から順に異質のプラスチツク12、ヒ
ンジ特性を有するプラスチツク11、これに対向
するヒンジ特性を有するプラスチツク11からな
る三層構造のヒンジ予定部を圧着してヒンジ部B
を形成するものである。従つて圧着時に該部分B
は、第4図に示すように異質のプラスチツク12
の層と、対向していた二つのヒンジ特性を有する
プラスチツク11,11が密着一体化してなる層
との二層構造となり、従来提案されていた製造方
法における第10図に示す三層構造とは異なり、
ヒンジ特性を有するプラスチツク11からなる層
が両側から異種のプラスチツクの層によつて挟着
圧縮されない為に、その層の厚みが極端に薄くな
ることがなく、且つその厚みは圧着程度によつて
自由にコントロール可能となる。
(効 果) 本発明は、ヒンジ特性を有するプラスチツクの
筒状又はシートパリソンの一部外面に異質のプラ
スチツク層を設けた一部多層パリソンをブロー成
形により、少なくとも蓋本体部及びヒンジ予定部
の一側をヒンジ特性を有するプラスチツクからな
る所定形状とし、該ヒンジ予定部を圧着するもの
であり、前記作用によつて、ヒンジ部におけるヒ
ンジ特性を有するプラスチツクの層の厚みが極端
に薄くならず、且つ自由にコントロールできる為
に、得られるヒンジ部を有する多層中空体は、蓋
体として開閉使用中にヒンジ部が破れる虞がな
く、耐久性に優れるとともに、その表面の感触も
異質プラスチツクの材質を選択することによつて
好みのものとなる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図の断面図は本発明の一実施例
を示し、第1図は横断面図、第2図は縦断面図を
示す。第3図は本発明実施例による製品の断面
図、第4図はB部の拡大断面図を示す。第5図及
び第6図は他の実施例を示し、第5図は横断面
図、第6図は縦断面図を示す。第7図及び第8図
は従来の製造方法を示す第1図、第2図と同様の
断面図であり、第9図、第10図はその製品要部
断面図である。 図中、10,10aは一部多層パリソン、11
はヒンジ特性を有するプラスチツク、12は異質
のプラスチツク、13,14は分割金型、15は
ヒンジ部を形成するための突部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蓋体等のヒンジ部を有する中空体の製造方法
    において、ヒンジ特性を有するプラスチツクの筒
    状パリソンに一部外面に異質のプラスチツク層を
    共押出した一部多層パリソン、または二板のヒン
    ジ特性を有するプラスチツクのシートパリソンの
    一方の外面を異質のプラスチツク層にて共押出被
    覆した一部多層パリソンを、所望のキヤビテイを
    有する分割金型にて挟着ブロー成形するに際し、
    蓋本体の可視部側を成形する一方の分割金型にて
    多層部又は多層シートパリソンを圧接し、他方の
    分割金型にて単層部又は単層側シートパリソンを
    圧接するようにして挟着ブロー成形することを特
    徴とする、ヒンジ部を有する多層中空体の製造方
    法。
JP22109584A 1984-10-19 1984-10-19 ヒンジ部を有する多層中空体の製造方法 Granted JPS6198525A (ja)

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JPS6198525A JPS6198525A (ja) 1986-05-16
JPH049129B2 true JPH049129B2 (ja) 1992-02-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN110743956A (zh) * 2019-11-04 2020-02-04 哈尔滨工业大学 一种基于液体体积加载的椭球壳轴长尺寸控制方法及系统

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JPS58208021A (ja) * 1982-05-31 1983-12-03 Kyoraku Co Ltd 中空成形品およびその製造方法

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