JPH049014Y2 - - Google Patents

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JPH049014Y2
JPH049014Y2 JP10133587U JP10133587U JPH049014Y2 JP H049014 Y2 JPH049014 Y2 JP H049014Y2 JP 10133587 U JP10133587 U JP 10133587U JP 10133587 U JP10133587 U JP 10133587U JP H049014 Y2 JPH049014 Y2 JP H049014Y2
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JP
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cover
drive mechanism
paint sprayer
attached
painting
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JP10133587U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車ボデイや家電製品のケーシン
グ等の各種製品を自動的に塗装する自動塗装装置
であつて、塗装作業域外への塗材の放散防止を講
じた自動塗装装置に関する。
さらに詳しくは、塗装機を所定経路に沿つて移
動させるための駆動機構を前記経路脇に設け、こ
の駆動機構の設置空間のうち前記駆動機構と塗装
機との連結部を突出させる面を覆う塗材吹込防止
用のカバーを設けてある自動塗装装置に関する。
〔従来の技術〕
上述の自動塗装装置におけるカバーとして、従
来、ゴム等の弾性体からなる平板状のものに塗装
機の移動経路に沿つた切込みを形成し、この切込
み部分に塗装機とそれに対する駆動機構との連結
部を貫通させることで、この切込みを連結部で押
し拡げながらの塗装機の移動を許容しつつそのカ
バーの弾性力によつて連結部の貫通部分以外の切
込みを閉塞して塗材の吹込みを防止するようにし
たものが知られている。(文献を挙げることがで
きない)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述の自動塗装装置においては、塗装
機の移動に伴つて連結部がカバーの切込み側端縁
に常に当接するものであつたから、塗装機の移動
の繰り返しによつてカバーを構成する材料に疲労
が生じて特に切込み側端縁において弾性力が低下
し、連結部の貫通部分以外の切込みが充分に閉塞
されずに開口したままとなり、この開口部分から
塗材が吹き込む事態が発生する虞があつた。又、
カバーに付着した塗材の離散による塗装不良も生
じ易い。
本考案の目的は、長期間に亘つて所期の塗材吹
込防止機能を発揮できるカバーを持つた自動塗装
装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による自動塗装装置の特徴構成は、塗装
機を所定経路に沿つて移動させるためにその移動
経路脇に設けた駆動機構の設置空間のうち前記駆
動機構と塗装機との連結部を突出させる面を覆う
塗材吹込防止用のカバーを、前記経路に沿つて移
動自在に取り付けるとともに、このカバーを前記
駆動機構による前記塗装機の移動に連動して移動
させる連繋機構を設けたことにある。
〔作用〕
つまり、カバーが、塗装機の移動に連動して塗
装機の移動経路に沿つて移動することで塗装作業
域外への塗材の放散を防止するから、カバーに対
する他物の当接がない。従つて、塗装機とそれに
対する駆動機構との連結部を突出させる面の閉塞
をカバーの材料の弾性復元力に期待していた従来
構成において他物との当接によるその材料の疲労
に起因して生じがちであつたその面の不完全な閉
塞を回避することができる。
〔考案の効果〕
その結果、塗装機が繰返し移動してもカバーが
疲労することが少なく、カバーの耐久性を高める
ことによつてカバーによる塗材吹込防止機能を長
期間に亘つて維持することのできる自動塗装装置
にできた。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本考案の実施例を説明
する。
第7図及び第8図に示すように、塗装ブース1
に、この塗装ブース1内の塗装作業域Xに対して
被塗装物である自動車ボデイAを域内搬送するコ
ンベア2を設けるとともに、その搬送経路の途中
に、搬送される自動車ボデイAを静電吹付塗装す
る自動塗装装置3を配設して塗装整備を構成して
ある。
自動塗装装置3は、上記搬送経路の両横側に立
設した一対の縦フレーム4A,4Bと、この搬送
経路の上方でそれら一対の縦フレーム4A,4B
間に架設した横フレーム5とからなる門型のフレ
ームを機枠の基本構成としている。そして、横フ
レーム5に、下向き姿勢の一対のスプレーガン6
が、搬送経路の幅方向に移動自在に取り付けられ
ている。
また、横フレーム5は、昇降自在に縦フレーム
4A,4Bに取り付けられており、この横フレー
ム5を昇降させる駆動機構DMが設けられてい
る。次に、この横フレーム5を昇降させるための
構成とその動作とを説明する。
第1図ないし第3図及び第8図に示すように、
横フレーム5の両端の夫々に持出しアーム7が取
り付けられ、それら一対の持出しアーム7の基端
部分に取り付けられた筒部材8が、縦フレーム4
A,4Bにおいてその内部に立設したガイドポー
ル9に上下にスライド自在に外嵌されている。
第1図及び第2図に示すように、一方の縦フレ
ーム4Aの内部には昇降用のモータ10が設けら
れている。このモータ10には減速機11が連結
され、この減速機11の出力軸に固着した駆動ス
プロケツト12に駆動用のローラチエーン13が
掛張されている。このローラチエーン13は、上
下3つのスプロケツト14〜16に案内され、前
記筒部材8に連設されたブラケツト17の上下に
係止されている。また、このローラチエーン13
の中間部分には、緩衝用のスプリング18を介し
てバランスウエイト19が取り付けられている。
上下のスプロケツト14,15を夫々固着した
上下の取付軸20,21には、別のスプロケツト
22,23が固着されており、それら上下2つの
スプロケツト22,23に亘つて、補助駆動用の
ローラチエーン24が掛張されている。このロー
ラチエーン24も、駆動用のローラチエーン13
と同様に、中間部分にバランスウエイト25を有
している。
さらに、上下の取付軸20,21のうちの上方
の取付軸20は他方の縦フレーム4Bにまで亘つ
て架設されている。そしてこの縦フレーム4B内
において、前記取付軸20に固着したスプロケツ
ト26と下方で軸支された取付軸27に固着した
スプロケツト28とに亘つて、ローラチエーン2
9が掛張されている。このローラチエーン29
は、この縦フレーム4B側の筒部材8に連設のブ
ラケツト30の上下に係止されるとともに、他の
ローラチエーン13,24と同様に、中間部分に
バランスウエイト31を有している。
また、この縦フレーム4Bにおいて、取付軸2
7には、別のスプロケツト32が固着されてお
り、このスプロケツト32が、スプレーガン6の
位置制御用のレベルカムスイツチ33にローラチ
エーン34を介して連動連結されている。
そして、前記モータ10を駆動することで、上
述した3つのバランスウエイト17,25,31
を前記横フレーム5およびスプレーガン6等の昇
降部分の重量に吊り合わせた状態でこのモータ1
0の駆動力の殆ど全てを用いてそれら昇降部分を
効率的に昇降させることができるように構成され
ている。
即ち、モータ10・減速機11・駆動スプロケ
ツト12・ローラチエーン13・ブラケツト1
7,30・筒部材8・持出しアーム7等によつ
て、スプレーガン6を備えた横フレーム5昇降用
の駆動機構DMを構成している。また、横フレー
ム5とスプレーガン6とによつて塗装機PMを構
成している。そして、前記駆動機構DMは、塗装
機PMの移動経路である昇降経路の脇に設けられ
ている。
一方、第1図および第8図に示すように、塗装
機PMは、一対の持出しアーム7がガイドポール
9に対して夫々回転自在に取り付けられることに
より、図中左右に往復移動することができるよう
に構成されている。
第2図および第3図に示すように、縦フレーム
4B側のブラケツト30に連設したプレート35
に板状のガイドレール36を上下で挟持する4つ
のガイドローラ37が軸支されている。前記ガイ
ドレール36の上下両端部には揺動支持軸38に
一端が固着されたアーム39A,39Bの他端が
枢着されており、この下端側揺動アーム39Bの
他端が、クランクアーム40および減速機41を
介して揺動用のモータ42に連動連結されてい
る。
そして、このモータ42を駆動することで前記
ガイドレール36の姿勢を変更し、ガイドレール
36と4つのガイドローラ37との係合によつて
塗装機PMの昇降を許容しながらガイドレール3
6の姿勢変更で持出しアーム7を回動させて塗装
機PMを左右に往復移動させることができるので
ある。
また、この自動塗装装置3においては、塗装機
PMを昇降させるための上述した駆動機構DMの
設置空間である左右の縦フレーム4A,4Bの内
部空間のうち、駆動機構DMと塗装機PMとの連
結部である持出しアーム7を突出させる面を覆う
塗材吹込防止用のカバー43を設けてある。
このカバー43は左右の縦フレーム4A,4B
の何れにも設けられているので、以後、第1図を
用いて、一方の縦フレーム4Aに設けられたもの
についてのみ説明する。他方の縦フレーム4Bに
設けられたものも、第3図に示すように、その構
成は全く同一である。
このカバー43は、第4図に示すように、板状
の下部カバー43Aと膜状の上部カバー43Bと
から構成されている。上部カバー43Bは、下部
カバー43Aから延設された一対の腕43Cの先
端どうしに亘つて架設されたアングル鋼43Dに
止着されている。そして、下部カバー43Aの一
対の腕43Cの間に、左右に揺動する持出しアー
ム7が位置している。
上部カバー43Bは、第4図および第5図に示
すように、縦フレーム4Aの頂部近くに付設され
た外れ止め板46と縦フレーム4Aとの間を通
り、第1図に示すように、縦フレーム4Aの上部
と背部に設けられた4つのガイドローラ44に案
内され、緩衝用のスプリング45を介して持出し
アーム7に連設した筒状体8に止着されている。
そして、この上部カバー43Bは、塗装機PMの
昇降に伴う持出しアーム7の昇降に同期して昇降
するように構成されている。また、下部カバー4
3Aは、第1図、第4図、および、第6図に示す
ように、縦フレーム4Aの前面に付設されたカバ
ーガード47と縦フレーム4Aとの間に形成され
る格納部に対して出退自在に構成されている。そ
して、この下部カバー43Aは、塗装機PMが下
降する際には持出しアーム7の下面による当接で
前記格納部内に押し下げられることで、一方、塗
装機PMが上昇する際には上部カバー43Bに引
つ張り上げられることで、塗装機PMの昇降に同
期して昇降するように構成されている。
即ち、下部カバー43Aと連結された上部カバ
ー43Bを持出しアーム7に付設の筒状体8に取
り付けた構成が、カバー43を塗装機PMの移動
に連動して移動させる連繋機構CMとなつてい
る。
上述のように、塗装ブース1内の塗装作業域X
外への塗材の拡散の防止を、何れも塗装機PMの
昇降に同期して移動する下部カバー43Aと上部
カバー43Bとからなるカバー43によつて行う
から、塗装機PMの移動が頻繁に行われた場合で
あつてもカバー43が損傷されることが少なく、
長期間に亘つて塗材吹込防止機能を維持すること
ができる。
〔別実施例〕
次に、本考案の別の実施例を列記する。
〈1〉 下部カバー43Aを上部カバー43Bと
同様に膜状のものに構成する。
〈2〉 上部カバー43Bを下部カバー43Aと
同様に板状のものに構成する。
〈3〉 持出しアーム7の揺動によりスプレーガ
ン6が往復移動する構成を省略し、それに伴
い、カバー43を二分割構成でないものに構成
し、持出しアーム7に対する貫通孔を形成す
る。
〈4〉 持出しアーム7を二分割構成とし、それ
ら分割部分によつて板状ないし膜状の一体構成
のカバー43を前後から挟持することで分割部
分どうし、並びにカバーの移動を連動させる。
〈5〉 塗装機PMを、水平方向へ塗材を噴射す
るスプレーガン6を持つたものに構成する。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る自動塗装装置の実施例を示
し、第1図は第8図における−線断面図、第
2図は第8図における−線断面図、第3図は
第8図における−線断面図、第4図は第8図
における−線矢視図、第5図は第4図におけ
る−線断面図、第6図は第4図における−
線断面図、第7図は塗装設備の正面図、第8図
は塗装設備の平面図である。 43……カバー、PM……塗装機、DM……駆
動機構、CM……連繋機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗装機PMを所定経路に沿つて移動させるため
    の駆動機構DMを前記経路脇に設け、この駆動機
    構DMの設置空間のうち前記駆動機構DMと塗装
    機PMとの連結部を突出させる面を覆う塗材吹込
    防止用のカバー43を設けてある自動塗装装置に
    おいて、前記カバー43を前記経路に沿つて移動
    自在に取り付けるとともに、このカバー43を前
    記駆動機構DMによる前記塗装機PMの移動に連
    動して移動させる連繋機構CMを設けてある自動
    塗装装置。
JP10133587U 1987-07-01 1987-07-01 Expired JPH049014Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10133587U JPH049014Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10133587U JPH049014Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

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JPS645663U JPS645663U (ja) 1989-01-12
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KR101049359B1 (ko) 2008-10-31 2011-07-13 한국전력공사 삼중 스월형 가스터빈 연소기

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JPS645663U (ja) 1989-01-12

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