JPH0489384A - 被覆粒状肥料 - Google Patents

被覆粒状肥料

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JPH0489384A
JPH0489384A JP2199624A JP19962490A JPH0489384A JP H0489384 A JPH0489384 A JP H0489384A JP 2199624 A JP2199624 A JP 2199624A JP 19962490 A JP19962490 A JP 19962490A JP H0489384 A JPH0489384 A JP H0489384A
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olefin
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藤田 利雄
Yoshitatsu Yamashita
山下 吉達
Katsutoshi Yamahira
山平 勝利
Shigemitsu Yoshida
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は速効性粒状肥料を耐水性の被膜で被覆して、溶
解速度を制御する被覆粒状肥料に関する。更に詳しくは
、オレフィン系重合体若しくは塩化ビニリデン系重合体
の単独若しくはそれらの混合物に HOR十〇−C−fcH2)士OH で示されるポリエステルを混合してなる被膜で被覆され
た粒状肥料である。本発明は希望する溶解速度の被覆粒
状肥料を提供する。
[従来の技術とその問題点] 近年、粒状肥料の表面を被覆し肥効成分の溶解速度をコ
ントロールする被覆粒状肥料(以下コーティング肥料と
いう)が実用される様になった。
ところで本発明者らは、オレフィンの重合体及び共重合
体(以下両者を総称してオレフィン重合体等ということ
がある)を必須の被膜成分とじた一連のコーティング肥
料技術を開示してきた。例えば特公昭50−99.85
8号公報、特公昭60−3.040号公報ではオレフィ
ン重合体等の重合体単独又は無機フィラーを添加した重
合体を被膜材料として用いたコーティング方法及びコー
ティング肥料を開示した。
これらコーチイブ肥料の溶解速度をコントロールする技
術として特公昭50”99,858号、特公昭54−3
.104号では、ノニオン系の界面活性剤の添加により
溶解速度が促進できること、更に特公昭60−37.0
74号では、エチレン酢酸ビニル共重合体とオレフィン
重合体を混合使用しその混合割合を変化させることによ
って溶解速度が制御できることを開示した。
オレフィン重合体及び共重合体を必須の重合体とする被
膜で被覆し溶解速度をコントロールする前記技術を要約
すれば、該速度は、■オレフィン重合体等とエチレン酢
酸ビニル共重合体の割合、■界面活性剤の添加割合及び
■無機フィラーの割合の三要件のバランスで決められる
これら組成物中の構成成分の割合を変化させることによ
る溶解速度のコントロールでは被膜の機能保持上の制約
がある。例えば無機フィラー量については添加割合を増
加すれば溶解速度が大きくなるが被膜の強度が低下し実
際の取扱い時の損傷等の間顕が出るためにあまり増やす
ことができない。
本発明者らによるこれらの溶出速度をコントロールする
被覆システムは優れた技術として実際の被覆粒状肥料の
生産に活用されているが、特にγ容土の速いものを希望
する場合に前述の問題点がある。
例えば低温時に2週間〜1ケ月等の短期間溶出を持続さ
せる場合や、硫酸カリの被覆等の特に溶出が遅れる粒状
肥料を被覆する場合(硫酸カリと尿素を比較すると同じ
溶出機能膜で被覆した場合硫酸カリ被覆からの溶出は尿
素被覆からの溶出のおよそ1/10である。30日で溶
出する被覆尿素と同条件で被覆した硫酸カリは約300
日間溶出が継続する。30日の被覆硫酸カリを生産する
場合はがなり速い溶出機能膜が必要になる)より溶出が
速いコントロール技術が求められていた。
[発明が解決しようとする課題] 被覆粒状肥料の溶出コントロール技術の範囲を広げ、考
え得る全ゆる場合に対応出来る様に、本発明者らのオレ
フィン系樹脂と異種の樹脂の組合わせになる溶出コント
ロール技術の検索研究を進めて本発明に到達した。
即ち、本発明の目的はオレフィン系樹脂を基本被膜とす
る被覆粒状肥料の新たなる溶出コントロール技術を提供
することである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は下記の (1)〜(lO)の構成よりなる。
(1)オレフィン重合体、オレフィン共重合体、塩化ビ
ニリデン重合体、塩化ビニリデン共重合体■ の一種以上とHOR+0−C−fcn*lホOHの構造
式で示されるポリエステルを必須の樹脂成分とする被膜
で被覆された被覆粒状肥料。
(2)オレフィン重合体がエチレン、プロピレン、ブテ
ンの一種以上よりなる重合体である前記第(1)項記載
の被覆粒状肥料。
(3)オレフィン共重合体がエチレン、プロピレン、ブ
テンの一種以上と一酸化炭素よりなる共重合体である前
記第(1)項記載の被覆粒状肥料。
(4)オレフィン共重合体がエチレン、プロピレン、ブ
テンの一種以上とビニルケトンよりなる共重合体である
前記第[1)項記載の被覆粒状肥料。
(5)塩化ビニリデン共重合体が塩化ビ拳すデンとビニ
ル単量体よりなる共重合体である前記第(1)項記載の
被覆粒状肥料。
(6)塩化ビニリデン共重合体が塩化ビニリデンとオレ
フィン類よりなる共重合体である前記第(1)項記載の
被覆粒状肥料。
f71 HOR十〇−C−[CH21st−1OHのR
がエチレン基であり、10,000> n > 10の
高分子である前記第(1)項記載の被覆粒状肥料。
(8)ビニルケトンがメチルビニルケトン、エチルビニ
ルケトン、プロピルビニルケトン、イソプロピルビニル
ケトン、ブチルビニルケトン、メチルイソプロピルケト
ン、エチルイソプロピルケトンである前記第+41. 
 (61項記載の被覆粒状肥料。
(9)被膜中に水難溶性若しくは不溶性の粉体を混合し
てなる前記第(1)項記載の被覆粒状肥料。
(lO)水難溶性若しくは不溶性の粉体がタルク、炭酸
カルシウム、クレイ、ケイソウ土、シリカ、シリカの塩
、金属酸化物、イオウ若しくはデンプンの粉体から選ば
れた一種以上のものである前記第(9)項記載の被覆粒
状肥料。
本発明の構成と効果について以下に詳述する。
本発明においてオレフィン重合体とはエチレン、ブロピ
ーレン、ブテンの一種以上からなる重合体であり、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体で
あり、−1e9に市販されている高圧法若しくは低圧重
合法で得られる樹脂が供用できる。
オレフィン共重合体とはエチレン、プロピレン、ブテン
の一種以上の単量体と他の単量体例えば−酸化炭素、ビ
ニル系ケトン単量体例えばメチルビニルケトン、エチル
ビニルケトン、プロピルビニルケトン、メチルイソプロ
ピルケトン、エチルイソプロピルケトン、プチルヶトレ
等の共重合体であり、オレフィン類が90重量%以上の
共重合体であるエチレンーー酸化炭素共重合体、エチレ
ン−メチルビニル共重合体等は光崩壊性ポリエチレンと
して知られている樹脂であり、ポリエチレンやポリプロ
ピレンと同様に本発明に好ましい樹脂である。
塩化ビニリデン共重合体は塩化ビニリデン−塩化ビニル
共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体等のビニル単
量体との共重合体、及び塩化ビニリデン−エチレン共重
合体等塩化ビニリデン−オレフィン類との共重合体が供
用されるが、塩化ビニリデン単量体が70重量%以上含
有される共重合体に限られる(塩化ビニリデンが主要な
単量体であることが必要である)。
本発明の溶出速度コントロール(促進)材として供され
る下記の構造のポリエステル 1)0− R−ヒ0−C−(CH2)木OHで一般には
ε−カプロラクタムの重合体であるポリカプロラクタム
と同一基本構造を有するポリエステル高分子である。
Rはメチレン基でCn=C2−5、重合度n=10以上
好ましくは 100以上10.000である。重合度n
カ月0未満であると本発明の効果である溶出促進効果は
得られないか若しくは軽微であり、重合度が高い程促進
効果が木、であるが100を越えるとその影響は小さく
多少の変動があっても安定した顕著な本発明の溶出促進
効果が得られる。
本発明で推奨される溶出コントロールは先づ欠陥部が生
じない様に必要にして充分の被覆をする。部分的に不完
全な被覆をすればピンホール等の溶出孔が残り、そこか
ら被覆粒状肥料の溶出が始まるが、この手法により溶出
コントロールを生産する場合は被覆条件や原料肥料の形
状や粒度により溶出の変動が大きく、常に安定した溶出
速度の製品は得られない。この対策としては該ピンホー
ルが完全に被覆されるに充分な被覆を行い、被膜欠陥に
よる溶出がない様にすることであるが、この場合は溶出
を促進させ溶出速度を所定の範囲にコントロールするこ
とが不可欠である。
この方法として本発明者らが開示したエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を混合する前述の方法が有効であるが、本
発明はこれらの促進効果を更に進めたもので、過大な溶
出促進をさせる場合、又、従来より少量の添加量で従来
品と同等以上の効果が得られる利点がある。
本発明に供用されるRe Itは粒状のものであるがそ
の種類は限定されない。
即ち、公知の化学肥料、例えば硫安、塩安、硝安、尿素
、塩化カリ、硝酸カリ、硝酸ソーダ、リン酸アンモニウ
ム、リン酸カリ、リン酸石灰等の型読やこれら2種類以
上を複合した化成肥料である。
硫酸カリや硝酸カリ等の吸湿、潮解性と渚解度の小さい
肥料の如く溶出が遅い肥料の溶出コントロールには特に
有効である。
本発明品は上記の必須の樹脂の外にこれに粉体を分散さ
せた被膜で被覆された被覆粒状肥料も含まれる。該粉体
は水に8滴若しくは不溶性であれば原則的にはいかなる
物質でも使用できる。しかし乍らその粒径は目的とする
被膜厚みの172以下であることが望ましく、上記の樹
脂又は樹脂組成物の有機溶媒中になるべく均一に分散さ
せる必要がある。若し該粉体が上記樹脂又は樹脂組成物
に分散し難い場合は該粉体表面をシリコン樹脂等による
表面処理(被膜)する等により、該粉体に親油性を付与
するか、若しくは上述の分散処理に際して該粉体に適度
の分散性を付与する必要がある。
本発明の被覆粒状肥料の被覆材料として使用する好まし
い粉体としては、例えばタルク、炭酸カルシウム、クレ
イ、ケイソウ土、シリカ及びその塩、金属酸化物、イオ
ウ等の無機質のもの、あるいはデンプンの粉体等の有機
質のものが利用できる。これらの粉末添加により、被膜
の崩壊性が促進されたり、溶出コントロールにも利用で
き、本発明の効果と相乗的に作用することもある。
本発明の被覆粒状肥料の製造法すなわち粒状肥料の被覆
方法は、前述の公知方法(特公昭5099.858号、
同 60−37.074号)と同様に実施できる。該方
法は、転勤又は流動状態にある粒状肥料に、前述の被覆
材組成物の有機溶媒溶液を噴霧等の手段により吹付けて
その表面を被覆する一方。
該被覆物を同時平行的に高速熱風流で処理して該被覆物
表面の有機溶媒を瞬時に蒸発乾燥させる方法である。こ
の場合の粒状肥料の流動化には、噴流層を用いて行なう
のが最も好ましい。
この場合、本発明に係る被膜材料の中粉体の一部又は全
部を噴流用熱風に混合し、分散させて上述の被覆操作を
行うことにより、粒状肥料表面に形成される被膜中に該
粉体を分散させる本発明者らによる公知方法(特公昭6
0−102号)も採用できる。この方法は、上述の被覆
材組成物の有機溶媒溶液に灼−に分散し難い粉体を用い
る場合に適している。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例 ■1本発明肥料の製造例 第1図は本実施例に於いて用いた噴流カプセル化装置を
示す。1は噴流塔で塔径250!1)1)1、高さ20
0mm、空気噴出径50mm、円錐角50”で肥料投入
口2、排ガス排出口3を有する。噴流口空気はフロア−
10から送られ、オリフィス流量計9、熱交換器8を経
て噴流塔に至るが、流量は流量計、温度は熱交換器で管
理され、排気は排出口3がら塔外に導出される。カプセ
ル化処理に使用される粒状肥料は肥料投入口2がら所定
の熱風を通し乍ら投入し噴流を形成させる。熱風温度は
T1、カプセル化中の粒子温度はT2、排気温度はT3
の温度計により検出される。T3が所定の温度になった
らカプセル化液を一流体ノズル4を通して噴霧状で噴流
に向かって吹き付ける。カプセル化液は液タンク1)で
撹拌されて粉体使用の場合は粉体が均一に分散されてお
り、ここからポンプ6によって送られるが、ノズルに至
るまで100”c以下に温度が下がらない様に二重管と
して外側に蒸気を流しておく。
所定のカプセル化率に達したらブロアーを止め、カプセ
ル化された肥料を抜出ロアより抜出す。
本実施例では、何れも下記の基本条件を保持しつつカプ
セル化した。
流 体 ノ ズル  :開口0.8mmフルコン型熱 
    風     It   :4m”/min熱 
  風   温   度   :100 ℃±2 ℃肥
 料 の 種 類  :5〜8 meshの粒状尿素肥
料投入口量 +10kg カプセル化液濃度   :固型分2.5%(M量)カプ
セル化液供給量 +0.5kg/minカプセル化時間
 =40分 カプセル化率(対肥料):50% ■1本発明肥料の溶出率測定例 ■で製造した本発明肥料を夫々10gを200m℃水中
に侵潰して25℃に静置する。所定期間後、肥料と水を
分けて水中に溶出した尿素を定量分析により求める。肥
料には新水を200nl入れて再び25℃に静置、所定
期間後同様な分析を行う。この様な操作を反復して水中
に溶出した尿素の溶出率累計と日数の関係をグラフ化し
て溶出速度曲線を作成して、80%溶出率に至る日数を
知ることができる。
第1表の溶出項の24時間水中溶出率とは、上記洟出率
測定に於いて25℃、24時間経過後の水中溶出率であ
り、80%溶出日数は上記溶出率測定に於いて溶出速度
曲線を作成して求めた。
溶出コントロールとカプセル崩壊性を証明するため、第
1表に示す本発明の実施例及び比較例のサンプルを試作
した。
気]」■匹鼾!
【図面の簡単な説明】
フエナジン :M■ 0.7 密度0 ポリエステル: (CH) 2−EC−fcH,l 5l−nO)(のも
の C2−Go−1% :エチレンーー酸化炭素共重合体 (CO%牛 1.0重量%) 1図は、 本発明の実施例に使用した噴流被覆 装置のフローシートを示す。 以

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オレフィン重合体、オレフィン共重合体、塩化ビ
    ニリデン重合体、塩化ビニリデン共重合体の一種以上と
    ▲数式、化学式、表等があります▼の構造式 で示されるポリエステルを必須の樹脂成分とする被膜で
    被覆された被覆粒状肥料。
  2. (2)オレフィン重合体がエチレン、プロピレン、ブテ
    ンの一種以上よりなる重合体である特許請求の範囲第(
    1)項記載の被覆粒状肥料。
  3. (3)オレフィン共重合体がエチレン、プロピレン、ブ
    テンの一種以上と一酸化炭素よりなる共重合体である特
    許請求の範囲第(1)項記載の被覆粒状肥料。
  4. (4)オレフィン共重合体がエチレン、プロピレン、ブ
    テンの一種以上とビニルケトンよりなる共重合体である
    特許請求の範囲第(1)項記載の被覆粒状肥料。
  5. (5)塩化ビニリデン共重合体が塩化ビニリデンとビニ
    ル単量体よりなる共重合体である特許請求の範囲第(1
    )項記載の被覆粒状肥料。
  6. (6)塩化ビニリデン共重合体が塩化ビニリデンとオレ
    フィン類よりなる共重合体である特許請求の範囲第(1
    )項記載の被覆粒状肥料。
  7. (7)▲数式、化学式、表等があります▼のRがエチレ
    ン基であ り、10,000>n>10の高分子である特許請求の
    範囲第(1)項記載の被覆粒状肥料。
  8. (8)ビニルケトンがメチルビニルケトン、エチルビニ
    ルケトン、プロピルビニルケトン、イソプロピルビニル
    ケトン、ブチルビニルケトン、メチルイソプロピルケト
    ン、エチルイソプロピルケトンである特許請求の範囲第
    (4)、(6)項記載の被覆粒状肥料。
  9. (9)被膜中に水難溶性若しくは不溶性の粉体を混合し
    てなる特許請求の範囲第(1)項記載の被覆粒状肥料。
  10. (10)水難溶性若しくは不溶性の粉体がタルク、炭酸
    カルシウム、クレイ、ケイソウ土、シリカ、シリカの塩
    、金属酸化物、イオウ若しくはデンプンの粉体から選ば
    れた一種以上のものである特許請求の範囲第(9)項記
    載の被覆粒状肥料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1875961A4 (en) * 2005-04-07 2013-05-22 Mitsui Chemicals Inc CAPSULAR FINE PARTICLES, COMPRISING OLEFIN POLYMER

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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