JP2824272B2 - 被覆粒状肥料およびその製造方法 - Google Patents

被覆粒状肥料およびその製造方法

Info

Publication number
JP2824272B2
JP2824272B2 JP1086108A JP8610889A JP2824272B2 JP 2824272 B2 JP2824272 B2 JP 2824272B2 JP 1086108 A JP1086108 A JP 1086108A JP 8610889 A JP8610889 A JP 8610889A JP 2824272 B2 JP2824272 B2 JP 2824272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granular fertilizer
vinyl chloride
ethylene
coated
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1086108A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0230690A (ja
Inventor
章 馬原
起八郎 小玉
忠美 下岡
Original Assignee
住友化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友化学工業株式会社 filed Critical 住友化学工業株式会社
Priority to JP1086108A priority Critical patent/JP2824272B2/ja
Publication of JPH0230690A publication Critical patent/JPH0230690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2824272B2 publication Critical patent/JP2824272B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、作物への養分要求に合わせて適期に養分の
供給が可能な緩効性が賦与された被覆粒状肥料およびそ
の製造方法に関する。
<従来の技術> 従来、化学肥料の速効性を改善し、緩効性を賦与し、
施肥の省力化、効率化を図るために、粒状肥料を樹脂で
被覆した被覆粒状肥料に関する技術が知られている。ま
ず、樹脂を有機溶媒に溶解して粒状肥料に被覆する方法
として、例えば特公昭60−21952号公報、特公昭60−370
74号公報には、ポリオレフィン樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を被覆材料として用いる方法、特公昭60−
3040号公報には、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニリ
デン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体の組み合わせ
と水難溶性無機担体との混合体を被覆材料とする方法、
特公昭54−3104号公報には、ポリオレフィン樹脂を被覆
材料とする方法、特公昭44−28457号公報には、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を被覆材料として用いる方法、
英国特許第954555号明細書には、スチレン化アルキッド
樹脂とフェノール樹脂を被覆材料とする方法、英国特許
第815829号明細書には、スチレン樹脂、塩化ビニル樹
脂、塩化ビニリデン樹脂等を被覆材料として用いる方法
が記載されている。
また、樹脂のエマルジョン、ラテックスを被覆材料と
して用いる方法として、例えば特公昭60−18640号公報
にポリエチレンエマルジョン、ポリ塩化ビニリデンおよ
びその共重合体エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョンを用い
る方法が示されている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、樹脂を有機溶媒に溶解して、粒状肥料
に噴霧して被覆肥料を製造する方法には、有機溶媒を使
用するため、その毒性、引火爆発性等に充分な注意が必
要であり、かつ製造時にブロッキングが生じ易いという
問題があった。一方、被覆材料である樹脂をエマルジョ
ンとして用いる方法においては、一般的に樹脂のエマル
ジョンより生成した膜は、有機溶媒を用いて生成した膜
より強度、蒸気通過性等の物性で劣り、また肥料成分が
水溶性であるためにエマルジョン中の水分に溶解し、充
分に溶出制御可能な被覆肥料が製造困難であり、さらに
樹脂の曳糸性によるブロッキングのため肥料の数パーセ
ントしか被覆できない等の問題があった。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは、このような状況の下で被覆粒状肥料に
ついて、上記問題点を解決すべき鋭意検討を行った結
果、塩化ビニルとエチレンのモノマー組成が重量比で約
50:50〜90:10、および塩化ビニルとエチレンのモノマー
合計量に対して、アクリルアミド、メタクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド、N−ブトキシメチルア
クリルアミド、アクリル酸、グリシジルメタクリレート
およびヒドロキシエチルアクリレートから選ばれた官能
性モノマー1種以上を約10重量%以下含有する塩化ビニ
ル−エチレン系共重合体を被覆材料として粒状肥料に対
して約5〜40重量%用いることにより、製造時ブロッキ
ングを生じることなく、植物の生長に即して水中での肥
料成分溶出が充分に進行するように被覆粒状肥料に緩効
性を賦与することができることを見出し、本発明に到達
した。
次に、本発明の被覆粒状肥料の製造法を説明する。
すなわち、被覆材料である上述の塩化ビニル−エチレ
ン系共重合体を粒状肥料に被覆する際、粒状肥料を約40
〜50℃に加温し、同温度の温風にて該被覆材料のエマル
ジョンを噴霧、被覆、乾燥することにより粒状肥料を被
覆した後、約80〜130℃に加熱し、被覆を熟成すること
により目的の被覆粒状肥料を製造することができる。
本発明に用いる粒状肥料は何ら制限はないが、例え
ば、操作上球状に近い形状のものが望ましく、また粒径
は約2〜10mm程度が好ましい。その種類としては、例え
ば尿素、硫安、塩安、硝安、塩化カリ、硫酸カリ、硝酸
カリ、硝酸ソーダ、リン酸アンモニウム、リン酸カリ、
リン酸石灰等の公知の化学肥料、およびこれらを複合し
た化成肥料、高度化学肥料等が挙げられる。
被覆材料としての塩化ビニル−エチレン系共重合体
は、塩化ビニルおよびエチレンを主たるモノマー構成分
とし、更にその合計量に対して約10重量%以下のアクリ
ルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、アクリル
酸、グリシジルメタクリレートおよびヒドロキシエチル
アクリレートから選ばれた官能性モノマー1種以上を含
む共重合体である。該塩化ビニル−エチレン系共重合体
中の塩化ビニルとエチレンのモノマー組成は重量比で約
50:50〜90:10である。エチレンモノマーが約50重量%を
越えると、被覆された粒状肥料間でのブロッキングが生
じ易く、被覆粒状肥料の製造が困難となり、また塩化ビ
ニルモノマーが約90重量%を越えると被膜の収縮性が増
大するため、完全な被覆ができ難くなり、溶出制御が困
難となる。
第3成分としての官能性モノマーは被膜に親水性を賦
与するために使用されるものであって、これを使用しな
い場合に比較して被膜の水透過性が上昇する。その使用
量は、塩化ビニルとエチレンのモノマー合計量に対して
約10重量%以下、好ましくは約1〜10重量%であり、約
10重量%を越えると被膜の耐水性が劣化し、肥料の溶出
が早過ぎる結果となる。
なお、該塩化ビニル−エチレン系共重合体の造膜性、
耐ブロッキング性という特徴をより一層活用するために
組成比の異なる2種以上の塩化ビニル−エチレン系共重
合体を組合せて被覆材料として用いることもできる。
被膜に際して、上記塩化ビニル−エチレン系共重合体
は、エマルジョン、特に水中油型のエマルジョンとして
使用される。このようなエマルジョンは、該共重合体の
構成モノマー成分をエマルジョン重合させて得られたも
のであってもよく、あるいは適宜の重合法で得られた該
共重合体樹脂を溶媒に溶解し、界面活性剤の存在下水に
分散させて調製したものであってもよい。勿論、市販さ
れているものであってもよい。上記の場合の溶媒として
はベンゼン、トルエン、キシレン、ヘプタン、オクタ
ン、エチルシクロヘキサン、トリクロロエチレン、テト
ラクロロエチレン、メチルクロロホルム、四塩化炭素、
テトラクロロエタン、テトラヒドロフランなどが使用出
来る。また、界面活性剤としてはジアルキルスルホコハ
ク酸エステルナトリウム塩、高級アルコール硫酸エステ
ルナトリウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルピコリウムクロリド、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテルサルフェートアンモニウム塩
などが使用されてよい。エマルジョン中の固形分、すな
わち塩化ビニル−エチレン系共重合体の含量は、通常約
10〜60重量%である。
粒状肥料に被覆すべき塩化ビニル−エチレン系共重合
体の量は、通常、粒状肥料に対して約5〜40重量%であ
る。これよりも少なければ、充分な被覆が達成されず、
被膜にピンホールが形成されやすい。これよりも多けれ
ば、その割には溶出速度が速くならず、経済的に不利で
ある。
被覆粒状肥料の製造において、噴霧、被覆時約40℃以
下では乾燥に時間を要し、肥料成分とエマルジョン中水
分の相溶が生じて充分に溶出を制御できる膜を製造でき
ず、また約50℃以上では、共重合体エマルジョン中に含
まれるエチレンや界面活性剤のためブロッキングを生じ
易くなり好ましくない。上述のような約40〜50℃での噴
霧、被覆、乾燥のみで一応の溶出制御可能な被覆粒状肥
料を製造できるが、より完全な被覆粒状肥料にするため
には、膜熟成のために後加熱が必要である。この際、約
80℃以下では熟成効果が充分でなく、約80℃以上の熟成
温度が必要である。また、約130℃以上では膜熟成効果
の増大が見られず、一方、粒状肥料の成分、例えば尿素
の融点に近づくため好ましくない。
なお、必要に応じ、被覆粒状肥料の加熱による熟成に
先立って、適宜の抗ブロッキング剤(滑剤)、例えばろ
う石、タルク、炭酸カルシウム、シリカ等を少量、例え
ば被覆材料である塩化ビニル−エチレン系共重合体に対
し約0.05〜2重量%の割合で添加すれば、熟成時に生じ
る可能性のあるブロッキングをより完全に防止出来る利
点がある。
被覆粒状肥料の製造で用いる粒状肥料を被覆する装置
としては、通常用いられている回転パン型造粒機、流動
層造粒機等の被覆材スプレー装置、または例えば第1図
に示されるような粒状肥料流動装置および加熱温風送風
装置等がついているものであれば、特に限定されるもの
ではない。
本発明の被覆材料を用いて、粒状肥料に被覆する際、
被覆量を多くしたい場合には、被覆−膜熟成の工程を数
回に分けて行ってもよい。
本発明の被覆粒状肥料には、本発明の目的を損なわな
い範囲で殺菌剤、除草剤、殺虫剤、着色剤、および溶出
コントロール剤として界面活性剤、水不溶性無機物質等
を加えてもよい。
<実施例> 次に実施例および比較例により、本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、%は重量%を表わす。
実施例1〜3および比較例1 本実施例において用いた流動被覆装置を、添付図面の
第1図に示す。粒状肥料支持金網5を備えた流動被覆装
置内に粒状肥料4を装填する。加熱温風導入管2から所
定温度の温風を送って粒状肥料4を流動させながら、被
覆材料を被覆液導入管1より流体ノズル3を通して噴霧
状で粒状肥料4に所定量吹き付ける。後、所定量のタル
クを加熱温風導入管を通して、噴霧、添加し、流動条件
下で空気温度を所定温度に昇温し、所定時間同条件下で
保持する。粒状肥料の被覆は下記の条件で行った。
粒状肥料 尿素(粒径2〜4mm) 粒径肥料投入量 1000g 被覆、乾燥時空気温度 43〜45℃ 膜熟成時空気温度 82℃[実施例1] 100℃[実施例2] 130℃[実施例3] 75℃[比較例1] 空気量 130m2/Hr スプレー空気圧 1.8kg/cm2 被覆材料の量 粒状肥料の17% 抗ブロッキング剤(滑剤)(タルク) 被覆材料の0.2
% 被覆材料としてエチレン、塩化ビニル、アクリルアミ
ドおよびN−メチロールアクリルアミドの共重合体[モ
ノマー組成比(重量比):エチレン21.2%、塩化ビニル
75.0%、アクリルアミド1.9%、N−メチロールアクリ
ルアミド1.9%]を用い、そのエマルジョンを上記条件
で、尿素を43〜45℃の空気で流動させながら、被覆材料
を約60分間でスプレー噴霧と同時に乾燥した。後、0.2
%のタルクを噴霧、添加し、流動条件下で空気温度を
82℃[実施例1]、100℃[実施例2]、130℃[実
施例3]、75℃[比較例1]に昇温し、約45分同条件
で保持して膜熟成を行い、被覆粒状肥料を製造した。30
℃での水中溶出率は、第1表のとおりである。また実施
例1における30℃での水中溶出率の70日までの変化は、
第2表のとおりである。
実施例4 実施例1と同条件で尿素の代わりに粒状肥料として高
度化成肥料「えびす○」(N10%、P2O514%、K13%;住
友化学工業会社製)を用い、被覆粒状肥料を製造して、
30℃での水中溶出率は、1日後で1.7%、1週間後で3.4
%であった。
比較例2 第1図に示す装置を用い、酢酸ビニル−エチレン系共
重合体エマルジョン[スミカフレックス830 (住友化
学工業会社製);モノマー組成比(重量比):エチレン
5%、酢酸ビニル42%、塩化ビニル53%]、酢酸ビニル
−エチレン系共重合体エマルジョン[スミカフレックス
850 (住友化学工業会社製);モノマー組成比(重量
比):エチレン3%、酢酸ビニル36%、塩化ビニル16
%]および塩化ビニリデン系重合体エマルジョン[L−
502、L−511(旭化成工業会社製)]により、実施例1
と同条件でそれぞれ尿素粒径2〜4mmに被覆を行った。
その結果、いずれも製造時ブロッキングを生じ、被覆完
成までに至らなかった。
実施例5 実施例1と同条件で、被覆材料としてエチレン、塩化
ビニル、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
ドの共重合体[モノマー組成比(重量比):エチレン2
1.2%、塩化ビニル75.0%、アクリルアミド1.9%、N−
メチロールアクリルアミド1.9%]と同共重合体[モノ
マー組成比(重量比):エチレン18.3%、塩化ビニル7
7.9%、アクリルアミド1.9%、N−メチロールアクリル
アミド1.9%]を重量比3:2で含有するエマルジョンを用
いて、粒状肥料を被覆した。被覆された粒状尿素の30℃
での水中溶出率は、1日後1.3%、1週間後7.9%であっ
た。
実施例6 実施例5の被覆材料を用い、実施例1と同様な条件で
あるが、被覆材料を半量ずつ2回に分けてスプレー噴
霧、乾燥、膜熟成を行った。得られた被覆粒状尿素の30
℃での水中溶出率は、1日後0.8%、1週間後で2.7%で
あった。
<発明の効果> 本発明により、被覆粒状肥料の製造時ブロッキングを
生じることなく、水中での肥料成分溶出を充分に植物の
生長に即して供給できるように被覆粒状肥料に緩効性が
賦与される。従って、本発明の被覆粒状肥料を使用すれ
ば、従来の肥料に比して、水稲のような穀物の収穫を向
上せしめることが可能である。
本発明の要旨およびその好ましい実施態様を要約して
以下に示す。
(1)塩化ビニルとエチレンのモノマー組成が重量比で
50:50〜90:10、および塩化ビニルとエチレンのモノマー
合計量に対して、下記の官能性モノマー1種以上 アクリルアミド メタクリルアミド N−メチロールアクリルアミド N−ブトキシメチルアクリルアミド アクリル酸 グリシジルメタクリレート ヒドロキシエチルアクリレート を10重量%以下含有する塩化ビニル−エチレン系共重合
体を被覆材料として粒状肥料に対して5〜40重量%用い
たことを特徴とする被覆粒状肥料。
(2)粒状肥料の粒径が2〜10mmである第(1)項記載
の被覆粒状肥料。
(3)粒状肥料が、尿素、硫安、塩安、硝安、塩化カ
リ、硫酸カリ、硝酸カリ、硝酸ソーダ、リン酸アンモニ
ウム、リン酸カリおよびリン酸石灰の少くとも1種を含
有するものである第(1)項記載の被覆粒状肥料。
(4)被覆粒状肥料が被覆材料に対して0.05〜2重量%
の抗ブロッキング剤(滑剤)を含有する第(1)項記載
の被覆粒状肥料。
(5)抗ブロッキング剤(滑剤)がろう石、タルク、炭
酸カルシウムおよびシリカから選ばれた少なくとも1種
のものである第(4)項記載の被覆粒状肥料。
(6)塩化ビニルとエチレンのモノマー組成が重量比で
50:50〜90:10、および塩化ビニルとエチレンのモノマー
合計量に対して、下記の官能性モノマー1種以上 アクリルアミド メタクリルアミド N−メチロールアクリルアミド N−ブトキシメチルアクリルアミド アクリル酸 グリシジルメタクリレート ヒドロキシエチルアクリレート を10重量%以下含有する塩化ビニル−エチレン系共重合
体を粒状肥料に被覆する際、粒状肥料を40〜50℃に加温
し、同温度の温風にて被覆材料のエマルジョンを噴霧、
乾燥することにより粒状肥料を被覆した後、80〜130℃
に加熱し、被膜を熟成することを特徴とする被覆粒状肥
料の製造方法。
(7)粒状肥料の粒径が2〜10mmである第(6)項記載
の被覆粒状肥料の製造方法。
(8)粒状肥料が、尿素、硫安、塩安、硝安、塩化カ
リ、硫酸カリ、硝酸カリ、硝酸ソーダ、リン酸アンモニ
ウム、リン酸カリおよびリン酸石灰の少くとも1種を含
有するものである第(6)項記載の被覆粒状肥料の製造
方法。
(9)粒状肥料に被覆材料のエマルジョンを噴霧、乾燥
した後、形成された被膜を加熱、熟成するに先立って、
被覆材料に対して0.05〜2重量%の抗ブロッキング剤
(滑剤)を噴霧、添加する第(6)項記載の被覆粒状肥
料の製造方法。
(10)抗ブロッキング剤(滑剤)がろう石、タルク、炭
酸カルシウムおよびシリカから選ばれた少なくとも1種
のものである第(9)項記載の被覆粒状肥料の製造方
法。
(11)塩化ビニルとエチレンのモノマー組成が重量比で
50:50〜90:10、および塩化ビニルとエチレンのモノマー
合計量に対して、下記の官能性モノマー1種以上 アクリルアミド メタクリルアミド N−メチロールアクリルアミド N−ブトキシメチルアクリルアミド アクリル酸 グリシジルメタクリレート ヒドロキシエチルアクリレート を10重量%以下含有する塩化ビニル−エチレン系共重合
体からなることを特徴とする粒状肥料被覆材料。
(12)塩化ビニル−エチレン系共重合体を粒状肥料に対
して5〜40重量%の割合で使用する第(11)項記載の粒
状肥料被覆材料。
(13)塩化ビニル−エチレン系共重合体をエマルジョン
の形で使用する第(11)項記載の粒状肥料被覆材料。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例で使用した流動被覆装置を示
す概略説明図である。図中、1〜5は以下のとおりであ
る:1……被覆液導入管、2……加熱温風導入管、3……
流体ノズル、4……粒状肥料、5……粒状肥料支持金
網。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニルとエチレンのモノマー組成が重
    量比で50:50〜90:10、および塩化ビニルとエチレンのモ
    ノマー合計量に対して、下記の官能性モノマー1種以上 アクリルアミド メタクリルアミド N−メチロールアクリルアミド N−ブトキシメチルアクリルアミド アクリル酸 グリシジルメタクリレート ヒドロキシエチルアクリレート を10重量%以下含有する塩化ビニル−エチレン系共重合
    体を被覆材料として粒状肥料に対して5〜40重量%用い
    たことを特徴とする被覆粒状肥料。
  2. 【請求項2】塩化ビニルとエチレンのモノマー組成が重
    量比で50:50〜90:10、および塩化ビニルとエチレンのモ
    ノマー合計量に対して、下記の官能性モノマー1種以上 アクリルアミド メタクリルアミド N−メチロールアクリルアミド N−ブトキシメチルアクリルアミド アクリル酸 グリシジルメタクリレート ヒドロキシエチルアクリレート を10重量%以下含有する塩化ビニル−エチレン系共重合
    体を粒状肥料に被覆する際、粒状肥料を40〜50℃に加温
    し、同温度の温風にて被覆材料のエマルジョンを噴霧、
    乾燥することにより粒状肥料を被覆した後、80〜130℃
    に加熱し、被膜を熟成することを特徴とする被覆粒状肥
    料の製造方法。
  3. 【請求項3】塩化ビニルとエチレンのモノマー組成が重
    量比で50:50〜90:10、および塩化ビニルとエチレンのモ
    ノマー合計量に対して、下記の官能性モノマー1種以上 アクリルアミド メタクリルアミド N−メチロールアクリルアミド N−ブトキシメチルアクリルアミド アクリル酸 グリシジルメタクリレート ヒドロキシエチルアクリレート を10重量%以下含有する塩化ビニル−エチレン系共重合
    体からなることを特徴とする粒状肥料被覆材料。
JP1086108A 1988-04-06 1989-04-04 被覆粒状肥料およびその製造方法 Expired - Fee Related JP2824272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1086108A JP2824272B2 (ja) 1988-04-06 1989-04-04 被覆粒状肥料およびその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-85674 1988-04-06
JP8567488 1988-04-06
JP1086108A JP2824272B2 (ja) 1988-04-06 1989-04-04 被覆粒状肥料およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0230690A JPH0230690A (ja) 1990-02-01
JP2824272B2 true JP2824272B2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=26426681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1086108A Expired - Fee Related JP2824272B2 (ja) 1988-04-06 1989-04-04 被覆粒状肥料およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2824272B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2621967B2 (ja) * 1988-12-20 1997-06-18 朝日工業株式会社 樹脂乳化液を用いる被覆粒状物の製造方法
WO2009019778A1 (ja) * 2007-08-09 2009-02-12 Toa Corporation スピーカ固定具及びスピーカ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0230690A (ja) 1990-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3158174B2 (ja) 硫黄被覆肥料およびその製造方法
US5089041A (en) Encapsulated slow release fertilizers
US5186732A (en) Encapsulated slow release fertilizers
KR100426922B1 (ko) 코팅된비료과립
JPS603040B2 (ja) 被覆肥料とその製造法
US4851027A (en) Gradually effective, coated fertilizer
EP0337298B1 (en) Coated granular fertilizer composition and its production
JP2824272B2 (ja) 被覆粒状肥料およびその製造方法
JPH02196079A (ja) 農材多重被覆粒状肥料
JPH0360486A (ja) 農材被覆粒状肥料
JP4615662B2 (ja) 被覆用組成物
JP3093844B2 (ja) 多層被覆粒状農材
JP2003192483A (ja) 被覆生物活性粒状物の製造方法
JPH10118557A (ja) 粒体の被覆方法
JPH07206565A (ja) 微量要素含有被覆粒状肥料
JP2004345872A (ja) 硝酸化成抑制剤入り被覆粒状肥料及びその製造方法
JP2919013B2 (ja) 被覆粒状肥料
JP2002249392A (ja) 浮上防止処理を施した被覆生物活性粒状物およびその製造方法
JP2002226287A (ja) 高吸水性樹脂被覆生物活性粒状物およびその製造方法
JPH0139996B2 (ja)
JPH02275792A (ja) 被覆粒状肥料
JPS6018640B2 (ja) 被覆粒状肥料の製造方法
JPH0228559B2 (ja)
JP2000335991A (ja) 被覆粒状肥料及びそれを含有するセメント硬化体成形品
JPS6325288A (ja) 改良された被覆粒状肥料

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees