JPH0489369A - 水硬性無機質組成物及び軽量無機質成形体の製造方法 - Google Patents

水硬性無機質組成物及び軽量無機質成形体の製造方法

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JPH0489369A
JPH0489369A JP20319390A JP20319390A JPH0489369A JP H0489369 A JPH0489369 A JP H0489369A JP 20319390 A JP20319390 A JP 20319390A JP 20319390 A JP20319390 A JP 20319390A JP H0489369 A JPH0489369 A JP H0489369A
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JP
Japan
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lightweight
inorganic
hydraulic
molded body
composition
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Application number
JP20319390A
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English (en)
Inventor
Tatsutoshi Nakano
中野 龍俊
Hiroyuki Takihana
裕之 瀧華
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、水硬性無機質組成物及びその組成物を用い
て軽量無機質成形体を製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来から、セメント系、石膏系、珪酸カルシウム系等の
無機質水硬性物質に有機もしくは無機の軽量化材を配合
した組成物を押出成形し、養生硬化させて軽量の無機質
成形体を製造することは知られている。
例えば、特公昭63−1276号公報には、軽量化材と
して、発泡ポリスチレンビーズを使用して無機質硬化体
を製造し、これを熱処理して無機質建材を製造する方法
が提案されている。
また、特開昭63−30381号公報には、セメントに
、粒径が1〜100μのポリ塩化ビニリデン系樹脂など
の熱可塑性樹脂の中空発泡体を配合し、このセメント成
形用組成物を押出成形した後に養生して軽量セメント製
品を製造する方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、ガラスバルーンなどの無機質の弾性を有しな
い軽量化材は比較的高価である上、有機系の軽量化材に
比べ比重が大きく配合量の割には軽量のものが得られな
い。
−4、発泡ポリスチレンビーズ、ポリ塩化ビニリデン系
樹脂発泡体などの有機系の軽量化材はそれ自体弾性を有
するため、押出成形時に成形圧を受けて収縮し、圧力が
開放された成形後に軽量化材の体積が復元するため、成
形体が膨張する。この現象を一般にスプリングハングと
称しているが、上記特公昭63−1276号公報記載の
方法においては、発泡ポリスチレンビーズのような比較
的安価で粒子径の大きい軽量化材を用いるため、不均一
なスプリングバンクが起こり易く、成形体表面の凹凸が
激しくなり、製品の美観を損ない、また、十分な寸法精
度のある成形体を製造することができなかった。
また、発泡ポリスチレンビーズのような軽量化材は、押
出成形等の成形圧力で圧縮されると、圧力が開放されて
も元の体積までに完全に復元しないことが多く、実際に
配合した容量だけの軽量化効果が発揮されないという問
題もあった。
更に、上記特開昭63−30381号公報記載の方法に
おいては、粒径の細かいポリ塩化ビニリデン系樹脂など
の熱可塑性樹脂の中空発泡体は、高価である上、成形性
が悪いといった問題もあった。
この発明は上記の点に鑑み、表面状態がよく、寸法精度
に優れ、かつ、安価な軽量無機質成形体を製造するため
の水硬性無機質組成物を提供すること、及びその組成物
を用いて軽量無機質成形体を製造する方法を提供するこ
と、を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の水硬性無機質組成物は、無機質水硬性物質に
軽量化材が配合されてなる水硬性無機質配合物において
、前記軽量化材は、平均粒径が0゜1〜5mmの弾性を
有する軽量化材と、該軽量化材の平均粒径の115以下
の弾性を有する軽量化材からなり、前者の軽量化材と後
者の非弾性軽量化材との体積比が0.1〜3であり、か
つ、これらの軽量化材の合計が組成物の20容量%以上
であることを特徴とする。
また、この発明の軽量無機質成形体の製造方法は、上記
水硬性無機質組成物に水を混和して成形材料とし、該成
形材料を押出成形し、養生硬化させることを特徴とする
この発明において、弾性を有する軽量化材とは、押出成
形などの成形時の成形圧力により5%以上の寸法収縮を
受け、その成形圧力が解除されたとき、この収縮の全部
もしくは一部が回復するような軽量化材をいう。この軽
量化材としては、一般に有機系の発泡体が用いられ、例
えば、発泡スチレンビーズ、塩化ビニリデン発泡粒子等
があげられる。
この発明においては、弾性を有する軽量化材として、前
記したとおりの特定条件のもとに、粒径の相違するもの
を併用するものであり、その使用比率〔大粒径の軽量化
材量(容量)〕/〔小粒径の軽量化材量(容量)〕は0
,1〜3であるが、このような関係にあると、成形時、
粒径の大きい軽量化材の間隙に粒径の小さい弾性を有す
る軽量化材が入り込んで充填される結果、粒子径が一定
の軽量化材を用いる場合に起こる不均一なスプリングバ
ックによる成形体表面の凹凸の発生がなくなり、凹凸の
ない成形体が得られる。
また、前者の弾性を有する軽量化材の平均粒径が5mm
を越える場合、或いは両者の使用比率が3を越える場合
にはスプリングハックの影響が出て製品の表面に凹凸が
出やすく外観が低下する。さらに、両者の使用比率が0
.1未満である場合や、粒径の小さい軽量化材が粒径の
大きい軽量化材の平均粒径の115を越える平均粒径を
有する場合には粒径の小さい軽量化材を配合する効果が
小さく、両者の配合量が組成物中20容量%未満である
と軽量化効果が小さい。
なお、上記粒径の小さい軽量化材の粒径は10μより大
きいことが望ましい。10μ以下であると、粒径の大き
い軽量化材以外の部分の弾性が小さくなって、この粒径
の大きい軽量化材のスプリングハックとバランスがとれ
にくくなるからである。また、軽量化材の総量は80重
量%を越えないことが望ましい。80重量%を越えると
、バイダー(水硬性物質)量が少なくなり、強度的に弱
くなるからである。
この発明の水硬性無機質組成物においては、ポルトラン
ドセメント、スラグセメント、アルミナセメントなどの
セメント系水硬性物質、石膏系水硬性物質、珪酸カルシ
ウム系水硬性物質等の水と反応して硬化する無機質水硬
性物質に、上記の軽量化材が配合され、必要に応じて、
メチルセルローズなどの成形助剤、バルブ、ビニロン、
ポリプロピレン、アクリルなどの有機繊維、ウオラスト
ナイト、アスベスト、チタン酸カリウム、ガラス繊維な
どの無機繊維、その他従来の水硬性無機質組成物に用い
られている充填材を添加できる。なお、この発明で用い
られる上記軽量化材の他、これよりも粒径の小さい非弾
性の無機質軽量化材を補助的に添加してもよい。
この発明の水硬性無機質成形体の成形体は、上記組成物
を水と混練することによって成形材料とし、これを押出
成形し、その後養生硬化するものであるが、この養生硬
化方法は、蒸気養生、オートクレーブ養生、水中養生、
自然養生など通常用いられている養生法が適宜選択して
採用される。
〔作用〕
この発明においては、粒径が異なる弾性を有する軽量化
材が前記したとおりの範囲で併用されているので、成形
時、粒径の大きい軽量化材の間に粒径の小さい軽量化材
が入り込んで充填される結果、不均一なスプリングバッ
クの発生が抑制され、成形体表面に凹凸が発生しない。
〔実施例〕
以下、この発明の詳細な説明する。
なお、以下、重量部を単に部という。
下記の水硬性無機質組成物において、軽量化材の種類・
配合量を第1表のとおりにし、それぞれの組成物をアイ
リッヒミキサーを用いて乾式混合した後、水を加えて湿
式混合した。次いで、この混合物を押出混練機により混
練して成形材料とした。この成形材料を真空押出成形機
(スクリュ径100mm)により押出し、その後60℃
12時間蒸気養生して、軽量無機質成形体を得た。
この成形体のそれぞれについての外観、比重及び成形性
を第2表に示す。併せて、使用した軽量化材のコストを
実施例1の場合を1として比較した結果も示した。
この結果から明らかなとおり、この発明の組成物は成形
性が優れており、また、その成形方法により得られた軽
量無機質成形体は、軽量であり、凹凸のない外観が良好
なものであった。
(水硬性無機質組成物) ポルトランドセメント      100部フライ7ソ
シユ           25部ビニロン     
         1部メチルセルローズ      
    1部弾性を有する軽量化材A  第1表記載の
通り(スチレンビーズ) 弾性を有する軽量化材B  第1表記載の通り(塩化ビ
ニリデン発泡体) 第1表 第2表 (以下、余白) 〔発明の効果〕 この発明の水硬性無機X組成物及び軽量無機質成形体の
製造方法は、以上のとおりの構成であるから、弾性を有
する軽量化材を用いながら、不均一なスプリングバッグ
が抑制され、表面に凹凸の発生がない外観に優れた軽量
の無機質成形体が安価に製造される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機質水硬性物質に軽量化材が配合されてなる水
    硬性無機質配合物において、前記軽量化材は、平均粒径
    が0.1〜5mmの弾性を有する軽量化材と、該軽量化
    材の平均粒径の1/5以下の弾性を有する軽量化材から
    なり、前者の軽量化材と後者の軽量化材との体積比が0
    .1〜3であり、かつ、これらの軽量化材の合計が組成
    物の20容量%以上であることを特徴とする水硬性無機
    質組成物。
  2. (2)請求項(1)に記載の水硬性無機質組成物に水を
    混和して成形材料とし、該成形材料を押出成形し、養生
    硬化させることを特徴とする軽量無機質成形体の製造方
    法。
JP20319390A 1990-07-30 1990-07-30 水硬性無機質組成物及び軽量無機質成形体の製造方法 Pending JPH0489369A (ja)

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