JPH04132670A - 水硬性無機質組成物及び軽量無機質成形体の製造方法 - Google Patents

水硬性無機質組成物及び軽量無機質成形体の製造方法

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JPH04132670A
JPH04132670A JP25821190A JP25821190A JPH04132670A JP H04132670 A JPH04132670 A JP H04132670A JP 25821190 A JP25821190 A JP 25821190A JP 25821190 A JP25821190 A JP 25821190A JP H04132670 A JPH04132670 A JP H04132670A
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JP
Japan
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inorganic
composition
hydraulic
lightweight
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP25821190A
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English (en)
Inventor
Tatsutoshi Nakano
中野 龍俊
Hiroyuki Takihana
裕之 瀧華
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、水硬性無機質組成物及びその組成物を用い
て軽量無機質成形体を製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来から、セメント系、石膏系、珪酸カルシウム系等の
無機質水硬性物質に有機もしくは無機の軽量化材を配合
した組成物を押出成形し、養生硬化させて軽量の無機質
成形体を製造することは知られている。
ところで、有機系の軽量化材を用いるものとして、例え
ば、特開昭58−55360号公報に、発泡倍率35〜
75倍の発泡スチロールを粒度100〜300メツシユ
(約45〜約175.l/l11)の微粒子に粉砕した
ものを使用して無機質硬化体を製造し、無機質建材を製
造する方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、ガラスバルーンなどの無機質の弾性を有しな
い軽量化材は、比較的高価である上、有機質の軽量化材
に比べ比重が大きく配合量の割には軽量のものが得られ
ない。
一方、発泡ポリスチレン粒子(以下、EPSという)等
の有機系の軽量化材は、それ自体弾性を有するため、押
出成形時に成形圧を受けて収縮し、圧力が開放された成
形後に軽量化材の体積が復元するため、成形体が膨張す
る。この現象を一般にスプリングハングと称しているが
、上記特開昭58−55360号公報記載の方法におい
ては、発泡ポリスチレンとして粉砕粒を用いていること
やその発泡倍率が高い(約35〜75倍)ことに起因し
て十分な強度のものが得られにくい。更に、成形性及び
保形性の面から比較的高い成形圧力が要求される複雑な
形状を有する異型押出成形の場合、このEPSは、押出
成形等の成形圧力で圧縮されると、圧力が開放されても
元の体積までに完全に復元しないことが多(、実際に配
合した容量だけの軽量化効果が発揮されないという問題
もあった。
この発明は上記の点に鑑み、表面状態がよく、寸法精度
に優れ、かつ、安価な軽量無機質成形体を製造するため
の水硬性無機質組成物を提供すること、及びその組成物
を用いて軽量無機質成形体を製造する方法を提供するこ
と、を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の水硬性無機質組成物は、無機質水硬性物質に
軽量化材が配合されてなる水硬性無機質配合物において
、前記軽量化材は、発泡倍率20倍未満で且つ平均粒径
500μm未満のEPSであり、該軽量化材の割合が組
成物の20容量%以上であることを特徴とする。
また、この発明の軽量無機質成形体の製造方法は、上記
水硬性無機質組成物に水を混和して成形材料とし、該成
形材料を押出成形し、養生硬化させることを特徴とする
この発明において、軽量化材として、上記のとおり、発
泡倍率が20倍未満のEPSが用いられるのは、以下の
理由による。本発明者等の知見によれば、水硬性無機質
組成物を原料として押出成形法により成形体を成形する
場合に、軽量化材の偏流等を防止するためにl Q k
g f /ctR以上の成形圧力を必要とするが、この
ような圧力によって発泡倍率が20倍以上のEPSは殆
ど押し潰されて期待どおりの軽量化が達成できないから
である。
一方、発泡倍率が5倍未満であると、これより発泡倍率
の高いEPSを同容量%混入した場合に比し、組成物中
のEPSの重量割合が大きくなり、不燃性でなくなり不
利となるので、5倍以上であることが好ましい。
また、EPSの平均粒径を500μm以上であると成形
体表面に凹凸が出て外観を損なうので500μm未満で
あることが必要であり、なお、150 pm未満のもの
は得ることが困難であると共に、軽量化の効果が乏しい
ので、150μm以上500μm未満であることが好ま
しい。
更に、EPSの配合量が組成物中20容量%未満である
と軽量効果が十分でないので、20容量%以上であるこ
とが必要であり、また、80容量%を超えるとスプリン
グバックが著しく成形が困難となるので一般に80容量
%以下、好ましくは60容量%以下とされる。
この発明の水硬性無機質組成物においては、ポルトラン
ドセメント、スラグセメント、アルミナセメントなどの
セメント系水硬性物質、石膏系水硬性物質、珪酸カルシ
ウム系水硬性物質等の水と反応して硬化する無機質水硬
性物質に、上記の軽量化材が配合され、必要に応じて、
メチルセルローズなどの成形助剤、パルプ、ビニロン、
ポリプロピレン、アクリルなどの有機繊維、ウオラスト
ナイト、アスベスト、チタン酸カリウム、ガラス繊維な
どの無機繊維、その他従来の水硬性無機質組成物に用い
られている充填材を添加できる。なお、この発明で用い
られる上記軽量化材の他、これよりも粒径の小さい非弾
性の無機質軽量化材を補助的に添加してもよい。
この発明の水硬性無機質成形体の成形体は、上記組成物
を水と混練することによって成形材料とし、これを押出
成形し、その後養生硬化するものであるが、この養生硬
化方法は、薫気養生、オートクレーブ養生、水中養生、
自然養生など通常用いられている養生法が適宜選択して
採用される。
〔作用〕
この発明においては、軽量化材として、上述のとおりの
倍率、粒径のEPSが特定量用いられることにより、不
均一なスプリングバンクの発生及び成形体表面の凹凸の
発生が抑制され、また、押出成形の場合にかかる比較的
高い成形圧力に対してつぶれることなく、軽量な成形体
の製造が可能となる。
〔実施例〕
以下、この発明の詳細な説明する。
なお、部は重量部を意味する。
下記の水硬性無機質組成物において、EPSの種類・配
合量を第1表のとおりにし、それぞれの組成物をアイリ
ンヒミキサーを用いて乾式混合した後、水を加えて湿式
混合した。次いで、この混合物を押出混練機により混練
して成形材料とした。
この成形材料を真空押出成形機(スクリュ径100M)
により押出し、その後60°C12時間蒸気養生して、
軽量無機質成形体を得た。
この成形体のそれぞれについての外観、比重及び成形性
を第2表に示す。
この結果から明らかなとおり、この発明の組成物は成形
性が優れており、また、その成形方法により得られた軽
量無機質成形体は、軽量であり、凹凸のない外観が良好
なものであった。
(水硬性無機質組成物) ポルトランドセメント フライアッシュ ビニロン繊維 メチルセルローズ 100部 25部 1部 2部 24部 (以下、余白) 水 第1表 〔発明の効果〕 この発明の水硬性無機質組成物及び軽量無機質成形体の
製造方法は、以上のとおりの構成であるから、弾性を有
する軽量化材を用いながら、不均一なスプリングバッグ
が抑制され、表面に凹凸の発生がない外観に優れた軽量
の無機質成形体が安価に製造される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機質水硬性物質に軽量化材が配合されてなる水
    硬性無機質配合物において、前記軽量化材は、発泡倍率
    20倍未満で且つ平均粒径500μm未満の発泡ポリス
    チレン粒子であり、該軽量化材の割合が組成物の20容
    量%以上であることを特徴とする水硬性無機質組成物。
  2. (2)請求項(1)に記載の水硬性無機質組成物に水を
    混和して成形材料とし、該成形材料を押出成形し、養生
    硬化させることを特徴とする軽量無機質成形体の製造方
    法。
JP25821190A 1990-09-26 1990-09-26 水硬性無機質組成物及び軽量無機質成形体の製造方法 Pending JPH04132670A (ja)

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