JPH0488907A - ポット苗播種機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、大根や法蓮華やレタス等の、−苗毎に分割可
能なポット苗を得る為に、ポットトレイに播種する機構
に関する。

（ロ）従来技術 従来から、ポンドトレイに対して正確に播種する為のポ
ット苗播種機構に関する技術は公知とされていたのであ
る。

例えば実公昭６３−１２６６０号公報に記載の技術の如
くである。

（ハ）発明が解決すべき課題 しかし該従来の技術においては、ポットトレイを駆動ロ
ールの回転により、突起を係合して移送していたので、
駆動ロールの位置から、１枚のポットトレイの長さの中
に、播種ロールや押圧開口ローラや鎮圧ローラを配置す
る必要があり、ポットトレイが駆動ロールの突起に係合
して移送される間の非常に短い時間内に押圧開口と播種
と鎮圧等の一連の作業を行う為に、種子や土壌が落ち着
かない間に一連の作業が行われることとなり、種子の位
置や土壌の鎮圧程度や、覆土厚さ等の正確さが犠牲とな
っていたのである。

本発明はこれらの不具合いを解消すべく構成したもので
あり、ポットトレイの移送は駆動ローラの突起の係止に
よるものではなくて、ポットトレイを載置するコンベア
により行い、該コンベアにより移送されてくるポットト
レイの鎮圧突起の位置をクラッチアームに感知して、押
圧開口ローラや鎮圧ローラ等のローラを回転すべく構成
したものである。

（ニ）課題を解決する手段 本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に課題
を解決する手段を説明する。

ポットトレイ１２に一定間隔を配置してポット１２ａを
開口し、該ポットトレイ１２をコンベア２５により間歇
移送する機構において、ローラにポットトレイ１２の１
枚分のボッ）１２ａの数に相当する突起を突出し、該ロ
ーラの外周よりクラッチアーム６を突設し、該クラッチ
アーム６の部分が垂下すべくローラの重心を配置し、移
送されるポットトレイ１２の先端がクラッチアーム６と
係合し押圧することによりローラが回転し、突起がポッ
ト１２ａ内に嵌入すべく構成したものである。

また、クラッチアーム６を、ローラの回転角度方向に微
調節可能としたものである。

また、ポットトレイ１２に一定間隔を配置してポット１
２ａを開口し、該ポットトレイ１２をコンベア２５によ
り移送しながら、土入・播種・覆土を行う機構において
、ポット１２ａ内の土壌に開口した播種孔２６に播種ロ
ール３により播種した種子１５を、播種孔２６の底部に
押圧する種子鎮圧ローラ２を配置したものである。

また、種子鎮圧ローラ２にクラッチアーム６と鎮圧突起
２ａを設け、ポットトレイ１２の移送と共に、鎮圧ロー
ラ１が従動回転し、種子１５を鎮圧することを特徴とす
るポット苗播種機構。

また、播種ロール３の前段階にポット１２ａ内の土壌を
押圧開口する押圧開口ローラ１を設け、該押圧開口ロー
ラ１と種子鎮圧ローラ２を同一構成としたものである。

（ホ）実施例 本発明の解決すべき課題および解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。

第１図は本発明のポット苗播種機構の全体側面断面図、
第２図は押圧開口ローラ１の部分の側面断面図、第３図
は播種ロール３の部分の側面断面図、第４図は種子鎮圧
ローラ２の部分の側面断面図、第５図は鎮圧ブラシ５の
部分の側面断面図である。

第１図において全体的な構成を説明する。

コンベア２５が別に設けた駆動モーターにより駆動され
ており、該コンベア２５の上に苗箱１）内に嵌装したポ
ットトレイ１２を載置する。

該ポットトレイ１２がコンベア２５により移送される経
路上に、育苗上タンク９と育苗上繰出装置１４が配置さ
れている。

そして該育苗上繰出装置ｆ１４から落下する育苗上がポ
ットトレイ１２のポット１２ａ内に充填され、必要以上
の育苗上を掻き落とす整地板１０が配置されている。

該整地板１０により整地された土壌の表面を、押圧開口
ローラ１により押圧し、押圧開口突起１ａにより押圧と
同時に開口穿設する。

該押圧開口ローラ１の下流側に、押圧開口突起１ａによ
り開口した播種孔２６内に播種する、播種ロール３が設
けられている。

該播種ロール３の上部には種子タンク８が配置されてお
り、該播種ロール３と保持円弧カバー３５の間に保持さ
れて繰り出される種子が、播種孔２６内に正確な位置で
、所望の粒数だけ落下する。

該播種ロール３の下流側に種子鎮圧ローラ２が配置され
ている。該種子鎮圧ローラ２と鎮圧突起２ａはその形状
を、押圧開口ローラ１と同じものとしている。

そして播種孔２６内に播種された種子を、更に播種孔２
６の底部に押圧し、押し込む役目をする。

そして種子鎮圧ローラ２の下流には覆土ブラシ５が配置
されており、該覆土ブラシ５により育苗上の表面を削っ
て播種孔２６内に覆土を行う。

該覆土ブラシ５の下流に表面鎮圧ローラ４が配置されて
おり、該表面鎮圧ローラ４の駆動はクラッチアームを外
周から突起した従動駆動方式でも良いし、播種ロール３
と同様に、ポットトレイ１２の端部を検出してモータに
より駆動するものであっても良いものである。

該表面鎮圧ローラ４により、覆土ブラシ５が覆土整地し
たポットトレイ１２の表面上を鎮圧するのである。

本発明は以上のような構成において、押圧開口ローラ１
と種子鎮圧ローラ２を同じ形状のローラにより構成し、
該ローラの駆動回転を、クラッチアーム６・７により行
い、該ローラの駆動力はコンベア２５によりポットトレ
イ１２の移送力を変換して利用するものである。

次に第２図・第３図において押圧開口ローラ１と種子鎮
圧ローラ２の駆動機構を説明する。

押圧開口ローラ１は播種孔２６を開口穿設する役目であ
るから、丁度ポット１２ａ内にピッタリと、押圧開口突
起１ａが一致する必要があり、従来はポットトレイ１２
の端部を電気スイッチにより検出して、押圧開口ローラ
１をモーターにより回転開始していたのである。しかし
スイッチやモーターによる制御の場合には、押圧開口突
起１ａとポット１２ａの位置のずれが発生しやすく、各
部にセンサースイッチを配置する必要があり、モーター
の数も増加するという不具合いがあったのである。

本発明においては、第４図に示す如く、コンヘア２５の
上に載置されて、コンベア２５により搬送されてくるポ
ットトレイ１２の先端がクラッチアーム７に接当するこ
とにより、押圧開口ローラ１や種子鎮圧ローラ２が回転
を開始するように構成したものである。

そして該押圧開口ローラ１や種子鎮圧ローラ２が回転を
開始すると、押圧開口突起１ａや鎮圧突起２ａは、ボッ
）１２ａ内に嵌入するので、停台状態となり、更に回転
し、押圧開口ローラ１と種子鎮圧ローラ２の周囲が一回
転終了し、次の苗箱１）が来るまでの間の位置で初めて
押圧開口ローラ１と種子鎮圧ローラ２の回転が停止する
のである。

該押圧開口ローラ１と押圧開口突起１ａの１回転により
、押圧開口突起１ａがポット１２ａ内に嵌装されて、播
種孔２６を開口するのである。

そして該ローラが回転停止し、次のポットトレイ１２を
迎える状態で、クラッチアーム６・７が下方の垂直位置
に戻っているように、押圧開口ローラ１に重心調節開口
１ｂが設けられている。即ちクラッチアーム６が取付ら
れる部分以外は軽くする為に重心調節開口１ｂが開口さ
れているのである。

そして押圧開口ローラ１に敷設して、外周から突出した
クラッチアーム６の角度が、円周角度の方向に微調節出
来るように、クラッチアーム６に長孔１８が設けられ、
調節ボルト１７を弛めて再度締め込むことにより調節可
能としている。

種子鎮圧ローラ２は押圧開口ローラ１と略同じ形状とさ
れており、外周に突出したクラッチアーム７が突出され
ており、該ポットトレイ１２の移送により、クラッチア
ーム７を回転し、同時に種子鎮圧ローラ２を回転し、鎮
圧突起２ａにより播挿孔２６内に播種された種子１５を
、播種孔２６の底部に押し込むのである。

そして鎮圧突起２ａの数が、ポットトレイ１２０丁度−
秋分の広さに構成されている。

該種子鎮圧ローラ２のクラッチアーム７もポットトレイ
１２の先端と鎮圧突起２ａとの関係位置が調整出来るよ
うに、長孔２２と調節ボルト２１により調節可能とされ
ている。

ポットトレイ１２が連続して、間の無い状態で送られて
くる場合には、クラッチアーム６や一クラッチアーム７
が垂直な状態に復帰することが出来なくなる恐れがある
ので、ポットトレイ１２が連続して搭載出来ないように
構成している。

第３図において、３５は保持円弧カバーであり１６は掻
き落としブラシである。

（へ）発明の効果 本発明は以上の如（構成したので、次のような効果を奏
するものである。

請求項（１）の如く、ポットトレイ１２に一定間隔を配
置してポット１２ａを開口し、該ポットトレイ１２をコ
ンベア２５により間歇移送する機構において、ローラに
、ポットトレイ１２の１枚分のポット１２ａの数に相当
する突起を突出し、該コーラの外周より、１本のクラッ
チアーム６を突設し、該クラッチアーム６の部分が下方
で垂下すべく重心を配置し、移送されるポットトレイ１
２の先端がクラッチアーム６と係合し、押圧することに
より、ローラが回転し、突起がポット１２ａ内に嵌入す
べく構成したので、従来の如くポットトレイ１２の前端
の位置をスイッチにより検出し、モーターを回転しロー
ラを回転する場合の如く、起動開始時の回転遅れによる
、ポット位置とのズレの発生がなく、また機械的な構成
により、ローラ回転の開始と終了が出来るので、点検補
修が容易であり、操作が確実に行われるという利点があ
るのである。

請求項（２）の如く、クラッチアーム６を、ローラの回
転角度方向に微調節可能としたので、ポットトレイ１２
の端部と、ポット１２ａの位置との距離が、ポットトレ
イ１２により変更した場合においても、このクラッチア
ーム６の位置を微調節することにより、正確な位置に戻
すことが可能と成ったのである。

請求項（３）の如く、ポットトレイ１２に一定間隔を配
置してポット１２ａを開口し、該ポットトレイ１２をコ
ンベア２５により移送しながら、土入・播種・覆土を行
う機構において、ポット１２ａ内の土壌に開口した播種
孔２６に播種ロール３により播種した種子１５を、播種
孔２６の底部に押圧する種子鎮圧ローラ２を配置したの
で、軽くてポット１２ａの側面に付着して停止するよう
な種子１５を、鎮圧突起２ａによりポット１２ａの底部
に押圧し埋め込むことが出来るので、種子１５の位置を
一定化することができ、発芽や成育を標準化することが
可能となったのである。

請求項（４）の如く、種子鎮圧ローラ２にクラッチアー
ム６と鎮圧突起２ａを設け、ポットトレイ１２の移送と
共に、種子鎮圧ローラ２が従動回転し、種子１５を鎮圧
すべく構成したので、種子鎮圧ローラ２の回転は、播種
ロール３の回転とは独立した回転で従動されるので、播
種ロール３の位置と種子鎮圧ローラ２の位置を離して配
置することができ、播種後の状態が安定した位置で、種
子鎮圧ローラ２により鎮圧することが可能となったので
ある。

請求項（５）の如く、播種ロール３の前段階にポット１
２ａ内の土壌を押圧開口する押圧開口ローラ１を設け、
該押圧開口ローラ１と種子鎮圧ローラ２を同一構成とし
たので、押圧開口ローラ１と種子鎮圧ローラ２は全く同
じ部品を用いることが可能となり、コストの低下を図る
ことができ、また押圧開口ローラ１により開口したポッ
ト１２ａに、種子鎮圧ローラ２の鎮圧突起２ａが嵌入す
る場合にも、同じ孔に嵌入するのであるから、ぴったり
と合致する可能性が高いのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のポット苗播種機構の全体側面断面図、
第２図は押圧開口ローラ１の部分の側面断面図、第３図
は播種ロール３の部分の側面断面図、第４図は種子鎮圧
ローラ２の部分の側面断面図、第５図は鎮圧ブラシ５の
部分の側面断面図である。 １　・　・ １　ａ　・ ２　・　・ ２　ａ　・ ３　・　・ ４　・　・ ５　・　・ ６．７ ８　・　・ １）　・ １２　・ ２ａ ・押圧開口ローラ ・・押圧開口突起 ・種子鎮圧ローラ ・・鎮圧突起 ・播種ロール ・表面鎮圧ローラ ・覆土ブラシ ・・・クラッチアーム ・種子タンク ・・苗箱 ・・ポットトレイ ・・ポット

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）、ポットトレイ１２に一定間隔を配置してポット
   １２ａを開口し、該ポットトレイ１２をコンベア２５に
   より間歇移送する機構において、ローラにポットトレイ
   １２の１枚分のポット１２ａの数に相当する突起を突出
   し、該ローラの外周よりクラッチアーム６を突設し、該
   クラッチアーム６の部分が垂下すべくローラの重心を配
   置し、移送されるポットトレイ１２の先端がクラッチア
   ーム６と係合し押圧することによりローラが回転し、突
   起がポット１２ａ内に嵌入すべく構成したことを特徴と
   するポット苗播種機構。
2. （２）、請求項（１）記載のクラッチアーム６を、ロー
   ラの回転角度方向に微調節可能としたことを特徴とする
   ポット苗播種機構。
3. （３）、ポットトレイ１２に一定間隔を配置してポット
   １２ａを開口し、該ポットトレイ１２をコンベア２５に
   より移送しながら、土入・播種・覆土を行う機構におい
   て、ポット１２ａ内の土壌に開口した播種孔２６に播種
   ロール３により播種した種子１５を、播種孔２６の底部
   に押圧する種子鎮圧ローラ２を配置したこと特徴とする
   ポット苗播種機構。
4. （４）、請求項（３）記載の種子鎮圧ローラ２にクラッ
   チアーム６と鎮圧突起２ａを設け、ポットトレイ１２の
   移送と共に、種子鎮圧ローラ２が従動回転し、種子１５
   を鎮圧することを特徴とするポット苗播種機構。
5. （５）、請求項（１）記載の播種ロール３の前段階にポ
   ット１２ａ内の土壌を押圧開口する押圧開口ローラ１を
   設け、該押圧開口ローラ１と種子鎮圧ローラ２を同一構
   成としたことを特徴とするポット苗播種機構。