JPH0488859A

JPH0488859A - スピンドルモータ

Info

Publication number: JPH0488859A
Application number: JP20470890A
Authority: JP
Inventors: Keiji Matsumoto; 啓司松本
Original assignee: Nidec Corp
Current assignee: Nidec Corp
Priority date: 1990-07-31
Filing date: 1990-07-31
Publication date: 1992-03-23
Anticipated expiration: 2014-11-22
Also published as: JP2980351B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野〕本発明は、ディスクドライブ用のスピンドルモータに関
する。

（従来の技術と発明が解決しようとする課題）従来のデ
ィスクドライブ用のスピンドルモータに於ては、エータ
内部で発生するグリース等の有機物の蒸気、ミスト等が
ディスク室内へ漏出するのを、磁性流体シールにて防止
しているが、モータ内部に有機物の蒸気やミストがこも
り、磁性流体シールに吸収されてシール性能を低下させ
たり、ディスク室へ漏出する虞れがあった。

そこで、本発明は、上記問題点を解決することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記目的を達成するために、両端部が、ディ
スク室を形成する一対の壁面部に固着された固定軸手段
を有するスピンドルモータに於て、上記固定軸手段の両
端部には、磁性流体シールの配置部位を越えて軸線方向
に延びる通気孔が形成され、上記ディスク室の外側とモ
ータ内部とは上記通気孔を通して連通されている。

（作　用］固定軸手段の両端部に通気孔が形成されているので、デ
ィスク室を形成する一対の壁面部外側とモータ内部とが
通気孔を介して連通され、モータ内部の有機物の蒸気、
ミスト等が通気孔を通してディスク室外に排出され、有
機物の蒸気、ミスト等のディスク室へ浸入を著しく抑え
ることが出来る。

［実施例］以下、図示の実施例に基づいて、本発明を詳説する。

第２図に本発明に係るスピンドルモータの一実施例を示
す。該スピンドルモータは、ディスク室１を形成する一
対の平行な壁面部２，３と、その両端部に円筒リング７
．７を有すると共に該円筒リング７．７を介してその両
端部が上記壁面部２゜３に固着される固定軸部材４と、
該固定軸部材４に軸受９．９を介して回転自在に枢支さ
れるヨーク８と、該ロータ８の内周面にヨーク１０を介
して取付けられるロータマグネッ目１と、上記ロータ８
に装着される一対の磁性流体シール５．５と、上記固定
軸部材４に外嵌されるステータ１２と、を備えている。

固定軸部材４とその両端部に装着された円筒リング７．
７が固定軸手段を構成する。

また、ハブとして作用するロータ８には磁気ディスクの
如き記録部材が装着される。

上記ステータ１２は、周方向に沿って複数本のティース
が配設されるステータコア１２ａと、該ステータコア１
２ａのティースに巻設されるコイル１２ｂと、から成り
、該ステータコア１２ａが上記固定軸部材４に固着され
る。そして、各磁性流体シール５は、環状磁石１３と、
該環状磁石１３を挾持する一対のポールピース１４．１
４と、該ポールピース１４１４の内周面と固定軸部材４
に取付けられた円筒リング７．７の外周面との間の間隙
に充填される磁性流体１５・・・から成る。一方の磁性
流体シール５は片方の軸受９の外側にてロータ８の一端
部の内周面に取付けられ、他方の磁性流体シール５は他
方の軸受９の外側にてロータ８の他端部の内周面に取付
けられている。該磁性流体シール５．５にてロータ８内
で発生するグリース等の有機物の蒸気やミスト等をディ
スク室内へ漏出するのを防止している。

第２図に示したように上記固定軸部材４は、軸受９，９
の取付けられる中央部の大径部１６と、該大径部１６の
両端に設けられると共にテーパ面１８１８を有する段付
部１７．１７と、小径部１９．１９と、から構成される
。該小径部１９．１９に夫々上記円筒リング７．７が外
嵌状に取付けられる。各円筒リング７．７の内周面には
周方向に間隔を置いて複数個の凹溝２０・・・が設けら
れており、これら凹溝２０・・・はその一端から他端ま
で軸方向に延びている。具体例では、該凹溝２０・・・
と上記小径部１９．１９の外周面２１．２１とで通気孔
６・・・を形成している（第３回参照）。該通気孔６・
・・がモータ内部と、上託磁性流体シール５．５を越え
て上記壁面部２．３の外側　　　カートリッジ外　　　
と、を連通連結するように上記小径部１９．１９と円筒
リング７．７の長さ寸法が規定される。上記磁性流体シ
ール５５と軸受９．９の間に小径部１９．１９の端縁が
位置するように小径部１９．１９の長さ寸法と円筒リン
グ７．７の長さ寸法を設定するのが好ましい。テーパ面
１８は通気孔６・・・が軸心直交方向へ連通連結状とす
るためである。

かく構成することにより、ディスク室１外から片方の通
気孔６・・・を通ってモータ内部に至り、更に他方の通
気孔６・・・を通ってディスク室１外へ至る空気の流れ
が許容され、該通気孔６・・・にてモータ内部で発生す
るグリース等の有機物の蒸気やミスト等はカートリッジ
（ディスク室ｌ）外へ排出される。また、必要に応じて
、ロータ８内部にファン等（図示省略）を付設して、該
ファンで有機物の蒸気やミスト等を強制的に排出するも
自由である。

第４図と第５図に他の実施例を示す。同図に示すように
、直角段付部１７を有する固定軸部材４の小径部１９に
、外嵌した円筒リング７の基端面に放射状切欠溝を形成
して開口部２２・・・とする。

なお、本発明は、上述の実施例に限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。

例えば、図示の例では、円筒リング７．７の内周面に凹
溝２０・・・を設け、固定軸部材４の外周面とで通気孔
６・・・を形成しているが、これとは反対に、固定軸部
材４の両端部外周面に周方同に間隔を置いて凹溝を設け
、円筒リング７．７の内周面とで通気孔を形成するよう
にしてもよい。また、上述した構成に代えて、円筒リン
グ７．７又は固定軸部材４にディスク室１外とモータ内
部とを連通ずる貫通孔を形成し、かかる貫通孔を通気孔
として作用せしめるようにしてもよい（固定軸部材４に
貫通孔を設ける場合には、円筒リング７．７は省略する
ことが出来る）。

（発明の効果］本発明は、上述のように構成されているので、以下に記
載する著大な効果を奏する。

■　モータ内部で発生するグリース等の有機物の蒸気や
ミスト等は通気孔６・・・から排出されるため、磁性流
体シール５，５への上記蒸気やミスト等の浸入を防止出
来、従って、ディスク室ｌへの漏出を確実に防ぐことが
出来る。

■　通気孔６・・・を設けたため、モータ内の空気が循
環して該モータが空冷され、モータ自体の温度上昇を抑
えることが出来ると共に、グリース等の有機物の蒸気や
ミスト等の発生を防止することが出来る。

■　ディスクの有機物の蒸気やミスト等からの汚染を防
止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面正面図、第２図は
固定軸と円筒リングの要部斜視図、第３図は同断面平面
図、第４図は他の実施例の同要部斜視図、第５図は同要
部断面正面図である。ｌ・・・ディスク室、２．３・・・壁面部、４・・・固
定軸部材、５・・・磁性流体シール、６・・・通気孔、
７・・・円筒リング。特許出願人　　　日本電産株式会社第１図第３図第５図第４図

Claims

【特許請求の範囲】１、両側部が、ディスク室１を形成する一対の壁面部２
、３に固着された固定軸手段を有するスピンドルモータ
に於て、上記固定軸手段の両端部には、磁性流体シール５の配置
部位を越えて軸線方向に延びる通気孔６・・・が形成さ
れ、上記ディスク室１の外側とモータ内部とは上記通気
孔６・・・を通して連通されている、ことを特徴とする
スピンドルモータ。２、固定軸手段は固定軸部材４と、上記固定軸部材４の
両端部に装着される円筒リング７、７を備え、円筒リン
グ７、７と固定軸部材４の間に上記通気孔６・・・が形
成されている請求項１記載のスピンドルモータ。