JPH0488401A - ファジィシミュレータ - Google Patents

ファジィシミュレータ

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JPH0488401A
JPH0488401A JP2196287A JP19628790A JPH0488401A JP H0488401 A JPH0488401 A JP H0488401A JP 2196287 A JP2196287 A JP 2196287A JP 19628790 A JP19628790 A JP 19628790A JP H0488401 A JPH0488401 A JP H0488401A
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JP
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fuzzy
simulation
inference
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membership
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JP2196287A
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Inventor
Hiroto Kobayashi
博人 小林
Yasukatsu Tatsumi
立見 康克
Masami Unno
海野 正美
Akira Nagashima
永嶋 公
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明はファジィ推論を用いて制御などのシュミレーシ
ョンを行うファジィシミュレータに関するものである。 [従来の技術] 設計した制御装置などが所望の性能を出せるか否かを判
定するには、実際に設備を動かすことにより確かめるこ
とがてきる。しかし、システムが膨大てあったり、複雑
であったりする場合に、実機で動かすことは予測できな
い事態を生じることも考えられ、極めて危険である。そ
こで、従来より、実効状態を再現し、どのような結果が
生じるかをシミュレータによって確認している。 一般に、制御対象は情報の輪郭が明確て、かつデータ構
造を“O″または“1″のバイナリワードて扱える場合
が殆どである。そこで、このような対象に用いられる制
御装置は、CPU (中央処理装りを中核にしたレイマ
ン方式のデジタルコンピュータが用いられている。した
がって、そのシミュレータもデジタルコンピュータを用
いて構成されている。 ところで、制御対象がオペレータの経験や勘に依存する
度合いが大きい場合、あるいは技術が確立されていない
場合には制御装置を用いることができない。このような
場合、従来はオペレータの手動操作によって制御を行っ
ている。 このようなケースの1つに配合原料の水分添加制御があ
る。 製鉄所の高炉にあっては、鉄鉱石、コークス、石灰石の
3種を混合し、さらに適当な水分を含ませた配合原料を
用いている。配合原料は、ミキサで粉状に混合すると共
に水を添加して水分を含んだ小塊にし、これを焼結機に
送って熱し、小塊から水分を蒸発させることにより小塊
に多数の気孔を軽石状に生じさせ、高炉における燃焼性
を高めるようにしている。 ここで高炉側から見た場合、配合原料に粒度、硬さなど
を所定値に保持することか最適な高炉運転のために必要
である0例えば、粒度のばらつきは通気性の不安定を招
き、結果として焼成か不安定になり、歩留まり低下を招
くことになる。これらを左右しているのが水分であり、
したがって。 配合原料水分(すなわち、水分添加量)を目標水分値に
迅速かつ適性に保持されるようにすることか望まれてい
る。 しかし、配合原料の水分添加制御を行う装置は、不確足
要素が多く、経験や勘に頼るところが大きいために制御
システムの構築が困難であった。ところが、近年のファ
ジィ(FUZZY :あいまい)制御技術の急速な進歩
に伴って、この種の分野にも適用が可能になり、既に本
願発明者も実用レベルに達した制御装置の開発を経験し
ている。そこで、ファジィ理論を用いたファジィ制御装
置には、ファジィ理論によるシミュレータ(以下、ファ
ジィシミュレータという)を用いることになる。 [発明か解決しようとするN題] しかし、従来のファジィシミュレータ(ソフト及び八−
トを含む)は、オンライン実機化する前のオフラインテ
スト的な使用方法の城を出ていないため、実機化後のフ
ォローアツプやレベルアップ時を行う場合、操業状況に
応じたシミュレーションをし、メンバーシップ関数をシ
ミュレーションテスト完了後に再度実機化せねばならな
かった。 このため、シミュレーション用の膨大な実操業データを
収集し、これを入力する作業を必要とし、多大な労力が
必要であった。 一方、従来のファジィシミュレータはエンドユーザ(例
えば、現場オペレータ)向けには構成されて8らず、専
門の知識がないと操作ができなかったり、操作が複雑に
なるという問題も有していた。 本発明の目的は、シミュレーションを容易かつ簡単に行
え、メンテナンス性に優れるファジィシミュレータを提
供することにある。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明はメンバーシップ関
数及び制御則の設定、表示、推論処理及びシミュレーシ
ョンなどの実行の選択を行うための選択項目を初期メニ
ューとしてディスプレイに表示するメニュー表示手段と
、前記メンバーシップ関数及び制御則の設定処理を対話
形式で実行するメンバーシップ関数・制御則作成手段と
、該手段によって設定されたメンバーシップ関数及び制
御則に基づいてファジィ推論を行う推論手段と、該推論
手段の結果に基づいてシミュレーションを行い、その結
果を表示するシミュレーション手段と、外部の装置との
ファジィルール及びメンバーシップ関数の授受を行う通
信手段とを設けるようにしている。 [作用] 上記した手段によれば、メンバーシップ関数及び制御則
の設定、ファジィ推論、シミュレーションなどを適宜選
択して対話形式で行い、任意に設定及び修正を施すこと
ができ、さらに通信手段を用いて外部装置とのデータ交
換を行い、オンライン的なシミュレーションを行うこと
ができる。したがって、コストダウンとシミュレーショ
ン作業の労力軽減及び精度向上が図れると共に、メンテ
ナンス性を向上させることができる。 [実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。 第1図は本発明によるファジィシミュレータの一実施例
を示すブロック図である。 各種のデータやパラメータ
を入力するためにキーボードlが設けられ、その操作信
号を入力するキーボードインターフェース2が接続され
ている。このキーボードインターフェース2には、バス
3(アドレスバス、データバス、コントロールバスなど
を含む)が接続されている。 バス3には、CPU (中央処理装M)4、ファジィシ
ミュレーションを実行するためのプログラムか格納され
たROM (リード・オンリー・メモリ)5、入力情報
や処理結果などを一時的に記憶するRAM (ランダム
・アクセス・メモリ)6、各種のパラメータやデータを
記憶保存するハードディスク装置7及び磁気記憶装置8
、′入力データや処理内容をCRT(ブラウン管)など
に表示する表示装置9、処理結果などの記録情報をプリ
ンタ11へ送出するプリンタインターフェースlO1こ
のプリンタインターフェース10からの記録情報を記録
用紙に印字するプリンタ11、及び外部のプロセスコン
ピュータ13との間て通信を行うためのシリアルインタ
ーフェース12(RS−232Cなど)の各々が接続さ
れている。磁気記憶装置8は、フロッピーディスクを記
憶媒体とする記憶装置である。 このファジィシミュレータでは、大別して以下の6つの
処理を実行する。 (1)初期メニュー作成 シミュレータの起動により表示される。 メニューNo、の入力により該当の処理を実行。 (2)メンバーシップ関数及び制御規則の作成メンバー
シップ関数(入力変数、出力変数別)と制御規則を作成
する。 (3)記憶済みのメンバーシップ関数、制御規則の表示 セーブされている関数、制御規則を画面に表示する。 (4)ファジィ推論 入力変数の入力に対応してファジィ推論を実行し、これ
を表示する。 入力は、対話式と外部入力データの一方を選択できる。 (5)シミュレーション 入力変数の内、一方を固定した状態で他方の変数値を指
定範囲内て変化させ、その出力結果を表示及びプリント
アウトをする。 (6)外部のコンピュータ(プロセスコンピュータなど
)とのデータ交換 標準伝送手段(RS−232C)を介して通信を行う。 次に、以上の内の(1)〜(5)の処理について、第2
図及び第3図を参照して説明する。 第2図は本発明のシミュレーション処理の一例を示すフ
ローチャートである。第3図は第2図の処理のステップ
24以降の処理を示すフローチャートである。この処理
のためのプログラムはRASIC(ベーシック: Be
ginners All Pur−pose Symb
olic In5truction Code)言語に
よって造られ、ROM5に格納されると共にその実行は
CPU4によって行われる。 まず、第4図に示すような初期メニューを表示装置9に
表示する(S21)、このメニューは。 次のような5つの選択枝からなり、数字をキーボードl
によって入力することにより、その処理が実行される。 1、メンバーシップ関数、制御則の設定2、メンバーシ
ップ関数、制御則の表示3、推脇開始 4、シミュレーション 5、処理終了 オペレータによるメニューの選択が判定されると(S2
2)、どの番号を選択したかをステップ23.25.2
8.31.35の各々で判定する。まず、「1」が選択
か否かを判定し、そうであれば第5図に示す設定メニュ
ーを表示する(S24)。この場合も1〜5の選択枝が
設けられ、その1つを選択することにより、対応する処
理が実行される。 入力番号が「1」で無い場合には「2」であるか否かを
選択する(S25)。「2」てあった場合には、第6図
に示すような内容のメンバーシップ関数及び制御則を表
示する(S26)。ここては、3つのメンバーシップ関
数と5つの制御則を設定する場合を示している。この表
示によって、現状の設定内容を確認することができる。 なお、表示を中止したい場合には、指定されたキーの操
作によって初期メニューに戻すことかできる。 次に、「3」が選択されると、ファジィ推論か開始され
(S29)、その推論結果はハードディスク装置7又は
磁気記憶装置8に格納される(S30)。 選択された番号か「3」でなかった場合、「4」か否か
を判定しく531)、該当するときにはシミュレーショ
ンを開始する(S32)。 このシミュレーションの終了か判定されると(S33)
、表示装置9にシミュレーション結果か表示され、更に
プリンタ11によってプリントアウトされる(S34)
。 一方、ステップ31ての判定が「4」でない場合、「5
」か否かを判定する(S35)。「5」てあれば処理を
終了し、「1」〜「5」以外の数字であればメニューの
選択が出来ないので、[1〜5の数字の中から選んて下
さい]の表示を行って処理をステップ21へ戻す(S3
6)。 次に、第3図の処理について説明する。 ステップ24で表示された第5図のメニューの中から、
設定(修正)したい項目に該当する番号(1〜5)の1
つを選択してキーボードlにより入力(キーイン)する
。メニューの選択の有無かステップ41て判定され、・
選択が無い場合は第5図の内容を表示し続ける(S43
)。 rlJか選択されると(S42)、第7図に示すX軸ス
ケール及び説明文か表示される。X軸の中心が0に設定
され、XMI目盛のスケール(この例ては、0.1)を
入力すると最小、最大(この例ては、十〇、6と−0,
5)か表示される。ここで、ファジィ変数の形を三角形
(ただし、両端部に位置するファジィ変数のみは台形)
とすると、底部を決めるXl、X3と頂部を決めるX2
の6値を、X軸に対し第8図のように入力する。 この例ではファジィの変数の数(=ルール数)を5つ(
■小さい、■少し小さい、■普通、■少し大きい、■大
きい)としているので、同様の設定操作を第9図のよう
に5回行うことになる。 また、メンバーシップ関数は、入力部である前件部が2
、出力部である後件部が1の3つから構成されている。 各々のメンバーショップ関数(1,2,3)に対する設
定結果は、ハードディスク装置7または磁気記憶装置8
に記憶され(S45)、設定の終了が判定されると(S
46)処理を終了し、ステップ41ヘリターンし、残る
設定処理に移行できるようにする。 さらに「2」が選択されると(S47)、メンバーシッ
プ関数2の設定処理をメンバーシップ関数lの場合と同
じ手法によって実行する。(S48、S49.550)
。ついで、「3」が選択されると(S51)、メンバー
シップ関数3の設定処理をメンバーシップ関数lの場合
と同じ手法によって実行する(S52、S53.554
)。 また、「4Jが選択されると(S55)、制御則の設定
か実行される(S56)。上記したように、前件部か2
メンバーシツプ(1つのメンバーシップは5つのファジ
ィ変数を持つ)、後件部が1メンバーシツプであるため
、25通りの制御規則かできることになる。そなわち制
御則は、メンバーシップ関数1と2の設定結果に基づい
て第10図のように作成される(破線部分がメンバーシ
ップ関数1及びメンバーシップ関数2を示している)。 例えば、メンバーシップ関数1のファジィ変数か2、メ
ンバーシップ間数2のファジィ変数か3のとき、第10
図のマトリックスて交差する4という数字が後件部であ
るメンバーシップ関数3のファジィ変a4に該当する。 周知のように1フアジイ推論はIF(イン)−THEN
 (ゼン)の推論規則を用いるが、第1θ図のマトリッ
クスによるファジィ変数をこれに当てはめると次のよう
になる。 ■F:メンバーシップ関alが2(のファジィ変数) メンバーシップ関数2が3(のファジィ変数) THEN:メンバーシップ関数3の4(のファジィ変数
)の−制御値 なお、メンバーシップ関数3のファジィ変数Oは、制御
値なしく変化なし)を意味する。 第10図の内容はRAM6に格納(S57)され、処理
か終了すると(S58)ステップ41ヘリターンする。 一方、番号1〜4のいずれもが選択されなかった場合、
入力番号が「5」であるか否かを判定する(S59)。 「5」であれば、処理をステップ21(初期メニュー表
示)に戻し、「6」以上の数てあればステップ41へ戻
しく560)、再指定を行えるようにする。 次に、第2図に戻ってステップ29の推論処理を説明す
る。 この処理ては、第11図の内容が表示装置19の画面に
表示される。この表示説明に従って前件部の値を入力す
る。例えば、メンバーシップ関数lに一〇、l、メンバ
ーシップ関数2に−0,075を入力すると、画面内の
関数特性の如くになる。この入力の終了と共にMIN(
ミニマム)法及びMAX (マクシマム)法による推論
が開始される。 すなわち、第12図に示すように、−0,1の値の線上
にあるファジィ変数2と3の交差し、及び−0,075
の値の線上にあるファジィ変数2と3が交差している。 この組合せによるメンバーシップ関数3は、第10図か
ら明らかなように、ファジィ変数(THEN)が5.4
,3.0をとったものになる。この内、0は上記したよ
うに制御値無しを意味するので考慮する必要はない。こ
の結果、下記に示すような3つのファジィ変数からなる
メンバーシップ関数3が準備され、第12図に示すよう
に(a)、(b)、(c)の3列のパターンが出来上が
る。 そこで、各列の各メンバーシップからMIN及びMAX
を求める。まず、メンバーシップ関数1.2におけるフ
ァジィ変数2.3、を比較し、両者の交差点がメンバー
シップ関数1.2のどちらで大、小関係にあるかを見る
。 ts12図のメンバーシップ関数1の縦の列のファジィ
変数の交点と、メンバーシップ関数2の縦の列のファジ
ィ変数の分点とのレベルを比較すると、メンバーシップ
関数!のファジィ変数2の交点がMAXで、メンバーシ
ップ関数2のファジィ変数3の交点がMINであること
がわかる。各々の交点から水平に線を引き、この線で区
切られた下部の面積部分、すなわち、第13図の破線部
分がファジィ出力(制御値)になる。この第13図の図
形は表示装置9によって表示される。 次に、第2図のステップ32によるシミュレーション処
理について説明する。 この処理においては、第14図に示す内容(図形及び説
明文)の表示か表示装置9によって行われる。 まず、説明文に従って番号1または2を入力し、前件部
の一方のメンバーシップ関数を固定する。また、プリン
タ11を動作させるか否かを指定(YまたはNの指定)
する、なお、固定しなかった方は、ファジィ変数1〜N
(この場合、Nは2〜5)の指定された値によって1目
盛(0,1間隔)をM分割(ここては、10分割にして
いるが最大100回まで可能)づつ推論するように予め
構成されている。 そして、推論が終了すると、表示装置9によって第15
図に示すようにシミュレーション結果を表示する(S3
4)。この場合、X軸には可変前件部が表示され、Y軸
に後件部が表示される。この結果から、メンバーシップ
関数が正しいか否かを検証することが可能になる。 次に、外部のコンピュータ(この例ではプロセスコンピ
ュータ13)とのデータ交換について説明する。 このように外部のコンピュータとの伝送(=通信)を行
えるようにすることにより、実機側から実際のデータを
入力することができ、各種の修正か可能になる。また、
設定したメンバーシップ関数を実機側へ伝送し、そのメ
ンバーシップ関数が正しいか否かを実際のデータを用い
て検証することが可能になる。 ここては、次の内容のデータ送受機能を備えている。 (a)ルール及びメンバーシップ関数の送受信要求。 (b)ルール及びメンバーシップ関数の送受信(C)ル
ール及びメンバーシップ関数の切替え指示。 (d)プロセスデータの送信要求。 (e)プロセスデータの受信。 また、シミュレータとプロセスコンピュータ13との間
の伝送形態は、具体的に次のようになる。 (イ)シミュレータからプロセスコンピュータ13に対
しルール及びメンバーシップ関数の送信要求を行う。 (ロ)プロセスコンピュータ13からプロセスコンピュ
ータ13ヘルール及びメンバーシップ関数を送出する。 (ハ)プロセスコンピュータ13から受信したルール及
びメンバーシップ関数をシミュレータ側で修正する。修
正後、オンライン平行テストを実施する。 (ニ)シミュレータからプロセスコンピュータ13ヘテ
スト対象のプロセスデータの送信要求を行う。 (ホ)シミュレータからテスト対象のプロセスデータな
受信後、修正ルール及びメンバーシップ関数を使用して
推論を行う(推論及び推論結果、解析データの表示/印
字)。 (へ)テスト完了後、シミュレータからプロセスコンピ
ュータ13へ修正ルール及びメンバーシップ関数を送出
する。 (ト)シミュレータから修正ルール及びメンバーシップ
関数の切り替えの指示を、プロセスコンピュータ13へ
送信要求する。 プロセスコンピュータ13ては、要求の受付後、実機側
推論実行処理を一時停止させる(ステータス管理)、そ
の後、受信ファジィルール及びメンバーシップを切替え
、再び推論実行処理の開始指示を行う。 な3、上記の実施例においては、メンバーシップ関数を
三角形の場合について説明したが、制御対象あるいは条
件の取り方によっては目標付近での動作が敏感になる場
合がある。このような場合には、台形にすることにより
解決される。このような修正は、ファジィ方式では現場
のオペレータによって容易に行うことが可能である。こ
の点はテジタル方式ては考えられないところである。 また、上記実施例では、シミュレーション処理をRAS
ICにより行うものとしたが、これに限らず他の言語、
例えば、LISP(リスプ: Li5tProcess
or ) 、 PROLOG (プロローグ: Pro
−gra■璽jng in logic )などを用い
ることも可能である。しかし、汎用言語を用いることに
より、移植性及びエンドユーザでの利用度の面で望まし
い。 [発明の効果] 以上より明らかなように、本発明によれば、メンバーシ
ップ関数及び制御則の設定、表示、推論処理及びシミュ
レーションなどの実行の選択を行うだめの選択項目を初
期メニューとしてディスプレイに表示するメニュー表示
手段と、前記メンバーシップ関数及び制御則の設定処理
を対話形式で実行するメンバーシップ関数・制御則作成
手段と、該手段によって設定されたメンバーシップ関数
及び制御則に基づいてファジィ推論を行う推論手段と、
該推論手段の結果に基づいてシミュレーションを行いそ
の結果を表示するシミュレーション手段と、外部の装置
とのファジィルール及びメンバーシップ関数の授受を行
う通信手段とを設けるようにしたので、次のような効果
を得ることができる。 (1)対話形式としたことにより、エンドユーザての利
用が容易になり、修正なども簡単に行えるようになった
。また、エンドユーザオープンが可能であるのて、操業
変化などに対して直ちにメンテナンスの対応がとれるよ
うになった。 (2)通信手段を備えたことにより、実操業データを簡
単かつ自動的に収集できるようになり、作業性か飛躍的
に向上した。また、ファジィルール及びメンバーシップ
関数の調整後、これを外部装置側へ送信することにより
、実機による確認がてきるようになった。 (3)実機側からファジィルール及びメンバーシップ関
数がオンラインで受けられるので、シミュレーション精
度の向上が可能になった。 (4)ネットワークに接続することにより、複数の外部
装置のシミュレーションテストを行うことかできる。 (5)複数のファジィ変数がある場合、一方のファジィ
変数のメンバーシップ関数を固定にし、他方のファジィ
変数のメンバーシップ関数を成る範囲内で動かし、推論
結果のシミュレーションが可能になるため、メンバーシ
ップ関数の調整か容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるファジィシミュレータの一実施例
を示すブロック図、第2図は本発明のシミュレーション
処理の一例を示すフローチャート、第3図は第2図の処
理のステップ24以降の処理を示すフローチャート、第
4図は初期メニューの表示画面図、第5図はメンバーシ
ップ関数及び制御則の設定時に表示されるメニューの表
示画面図、第6図はメンバーシップ関数及び制御則の表
示メニューを選択したときの表示画面図、第7図はメン
バーシップ関数設定時に表示されるスケール画面図、第
8図はファジィ変数の設定を示す説明図、第9因は複数
のメンバーシップ関数の設定を示す説明図、第10図は
2つのメンバーシップ関数から他のメンバーシップ関数
を導くためのマトリックスを示す説明図、第11図は本
発明の推論処理時の表示内容を示す画面図、第12図は
ファジィ推論の原理を示す説明図、第13図は第12図
の推論によって得られたファジィ出力を示す説明図、第
14図は本発明のシミュレーション処理時の表示画面図
、第15図は本発明によるシミュレーション結果の表示
(=プリント出力)を示す画面図である。 図中。 2:キーボードインターフェース 3:バス  4 : CPU 5:ROM  6:RAM 7:ハートディスク装置 8:磁気記憶装置 9;表示装置 10ニブリンタインターフエース ll:プリンタ 12ニジリアルインターフエース 13:プロセスコンピュータ 代理人 弁理士 1)北 嵩 晴 l:キーボード 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 し1 シ 癲 C) 手続補正書(岐) 明  細  書 1、事件の表示 平成 2年 第196287号 1、発明の名称 ファジィシミュレータ 2、特許請求の範囲 メンバーシップ関数及び制御則の設定、表示、推論処理
及びシミュレーションなどの実行の選択を行うための選
択項目を初期メニューとしてディスプレイに表示するメ
ニュー表示手段と、前記メンバーシップ関数及び制御則
の設定処理を対話形式で実行するメンバーシップ関数・
制御則作成手段と、該手段によって設定されたメンバー
シップ関数及び制御則に基づいてファジィ推論を行う推
論手段と、該推論手段の結果に基づいてシミュレーショ
ンを行いその結果を表示するシミュレーション手段と、
外部の装置とのファジィルール及びメンバーシップ関数
の授受を行う通信手段とを具備することを特徴とするフ
ァジィシミュレータ。 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明はファジィ推論を用いて制御などのシュミレーシ
ョンを行うファジィシミュレータに関するものである。 [従来の技術] 設計した制御装置などが所望の性能を出せるか否かを判
定するには、実際に設備を動かすことにより確かめるこ
とかできる。しかし、システムが膨大であったり、複雑
であったりする場合に、実機で動かすことは予測できな
い事態を生しることも考えられ、極めて危険である。そ
こで、従来より、実働状態を再現し、どのような結果か
生じるかをシミュレー々によって確認している。 一般に、制御対象は情報の輪郭か明確て、かつデータ構
造を0”または“1”のバイナリワードて扱える場合か
殆どである。そこで、このような対象に用いられる制御
装置は、CPU (中央処理装置)を中核にしたノイマ
ン方式のデジタルコンピュータか用いられている。した
がって、そのシミュレータもデジタルコンピュータを用
いて構成されている。 ところで、制御対象がオペレータの経験や勘に依存する
度合いが大きい場合、あるいは技術が確立されていない
場合には制御装置を用いることができない。このような
場合、従来はオペレータの手動操作によって制御を行っ
ている。 このようなケースの1つに配合原料の水分添加制御があ
る。 ところで、焼結ベツド上の 気 を 右する因子は、装
 層 、原料粒度、 大密度等があげらて配合原料水分
(すなわち、水分添加量)を目標水分値に迅速かつ適性
に保持されるようにすることが望まれている。 しかし、配合原料の水分添加制御を行う装置は、不確定
要素が多く、経験や勘に頼るところが大きいために制御
システムの構築が困難てあった。ところが、近年のファ
ジィ(FUZZY:あいまい)制御技術の急速な進歩に
伴って、この種の分野にも適用が可能になり、既に本願
発明者も実用レベルに達した制御装置の開発を経験して
いる。そこて、ファジィ理論を用いたファジィ制御装置
には、ファジィ理論によるシミュレータ(以下、ファジ
ィシミュレータという)を用いることになる。 [発明か解決しようとする課題] しかし、従来のファジィシミュレータ(ソフト及び八−
ドを含む)は、オンライン実機化する前のオフラインテ
スト的な使用方法の域を出ていないため、実機化後のフ
ォローアツプやレベルアップ時を行う場合、操業状況に
応じたシミュレーションをし、メンバーシップ関数をシ
ミュレーションテスト完了後に再度実機化せねばならな
かった。 このため、シミュレーション用の膨大な実操業データを
収集し、これを入力する作業を必要とし、多大な労力が
必要であった。 一方、従来のファジィシミュレータはエンドユーザ(例
えば、現場オペレータ)向けには構成されておらず、専
門の知識かないと操作ができなかったり、操作が複雑に
なるという問題も有していた。 本発明の目的は、シミュレーションを容易かつ簡単に行
え、メンテナンス性に優れるファジィシミュレータを提
供することにある。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明はメンバーシップ関
数及び制御則の設定、表示、推論処理及びシミュレーシ
ョンなどの実行の選択を行うための選択項目を初期メニ
ューとしてディスプレイに表示するメニュー表示手段と
、前記メンバーシップ関数及び制御則の設定処理を対話
形式で実行するメンバーシップ関数・制御則作成手段と
、該手段によつて設定されたメンバーシップ関数及び制
御則に基づいてファジィ推論を行う推論手段と、該推論
手段の結果に基づいてシミュレーションを行い、その結
果を表示するシミュレーション手段と、外部の一方との
ファジィルール及びメンバーシップ関数の授受を行う通
信手段とを設けるようにしている。 [作用] 上記した手段によれば、メンバーシップ関数及び制御則
の設定、ファジィ推論、シミュレーションなどを適宜選
択して対話形式で行い、任意に設定及び修正を施すこと
ができ、さらに通信手段を用いて外部装置とのデータ交
換を行い、オンライン的なシミュレーションを行うこと
ができる。したがって、コストダウンとシミュレーショ
ン作業の労力軽減及び精度向上が図れると共に、メンテ
ナンス性を向上させることがてきる。 [実施例] 以下1本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。 第1図は本発明によるファジィシミュレータの一実施例
を示すブロック図である。 各種のデータやパラメータ
を入力するためにキーボードlが設けられ、その操作信
号を入力するキーボードインターフェース2が接続され
ている。このキーボードインターフェース2には、バス
3(アドレスバス、データバス、コントロールバスなど
を含む)が接続されている。 バス3には、CPU (中央処理装置)4、ファジィシ
ミュレーションを実行するためのプログラムが格納され
たROM (リード・オンリー・メモリ)5、入力情報
や処理結果などを一時的に記憶するRAM (ランダム
・アクセス・メモリ)6、各種のパラメータやデータを
記憶保存する八−ドディスク装置7及び磁気記憶装置8
.入力データや処理内容をCRT(ブラウン管)などに
表示する表示装置9、処理結果などの記録情報をプリン
タ11へ送出するプリンタインターフェース10、この
プリンタインターフェース10からの記録情報を記録用
紙に印字するプリンタ11.及び外部のプロセスコンピ
ュータ13との間で通信を行うためのシリアルインター
フェース12(RS−232Cなど)の各々が接続され
ている。磁気記憶装置8は、フロッピーディスクを記憶
媒体とする記憶装置である。 このファジィシミュレータでは、大別して以下の6つの
処理を実行する。 (1)初期メニュー作成 シミュレータの起動により表示される。 メニューNo、の入力により該当の処理を実行。 (2)メンバーシップ関数及び制御規則の作成メンバー
シップ関数(入力変数、出力変数別)と制御規則を作成
する。 (3)記憶済みのメンバーシップ関数、制御規則の表示 セーブされている関数、制御規則を画面に表示する。 (4)ファジィ推論 入力変数の入力に対応してファジィ推論を実行し、これ
を表示する。 入力は、対話式と外部入力データの一方を選択できる。 (5)シミュレーション 入力変数の内、一方を固定した状態で他方の変数値を指
定範囲内で変化させ、その出力結果を表示及びプリント
アウトをする。 (6)外部のコンピュータ(プロセスコンピュータなど
)とのデータ交換 標準伝送手段(RS−232C)を介して通信を行う。 次に、以上の内の(1)〜(5)の処理について、第2
図及び第3図を参照して説明する。 第2図は本発明のシミュレーション処理の一例を示すフ
ローチャートである、第3図は第2図の処理のステップ
24以降の処理を示すフローチャートである。この処理
のためのプログラムはRASIC(ベーシック: Be
ginneros All Pur−pose Sym
bolic In5truction Code)言語
によって造られ、ROM5に格納されると共にその実行
はCPU4によって行われる。 まず、第4図に示すような初期メニューを表示装置9に
表示する(S21)。このメニューは、次のような5つ
の選択枝からなり、数字をキーボード1によって入力す
ることにより、その処理が実行される。 1、メンバーシップ関数、制御則の設定2、メンバーシ
ップ関数、制御則の表示3、推論開始 4、シミュレーション 5、処理終了 オペレータによるメニューの選択か判定されると(S2
2)、どの番号を選択したかをステップ23.25.2
8.31.35の各々で判定する。まず、「1」が選択
か否かを判定し、そうであれば第5図に示す設定メニュ
ーを表示する(S24)。この場合も1〜5の選択枝が
設けられ、その1つを選択することにより、対応する処
理が実行される。 入力番号が「1」で無い場合には「2」であるか否かを
選択する(S25)、r2Jであった場合には、第6図
に示すような内容のメンバーシップ関数及び制御則を表
示する(S26)、ここでは、3つのメンバーシップ関
数と5つの制御則を設定する場合を示している。この表
示によって、現状の設定内容を確認することができる。 なお、表示を中止したい場合には、指定されたキーの操
作によって初期メニューに戻すことができる。 次に、「3」が選択されると、ファジィ推論が開始され
(S29)、その推論結果はハードディスク装置7又は
磁気記憶装置8に格納される(S30)。 選択された番号が「3」てなかった場合、「4」か否か
を判定しく531)、該当するときにはシミュレーショ
ンを開始する(S32)。 このシミュレーションの終了が判定されると(S33)
、表示装M9にシミュレーション結果か表示され、更に
プリンタ11によってプリントアウトされる(S34)
。 一方、ステップ31ての判定が「4」でない場合、「5
」か否かを判定する(S35)。「5」であれば処理を
終了し、「1」〜「5」以外の数字てあればメニューの
選択が出来ないので、「1〜5の数字の中から選んて下
さい」の表示を行って処理をステップ21へ戻す(83
6)。 次に、第3図の処理について説明する。 ステップ24て表示された第5図のメニューの中から、
設定(修正)したい項目に該当する番号(1〜5)の1
つを選択してキーボード1により入力(キーイン)する
。メニューの選択の有無がステップ41て判定され、選
択が無い場合は第5図の内容を表示し続ける(S43)
。 rlJが選択されると(S42)、第7図に示すX軸ス
ケール及び説明文か表示される。X軸の中心か0に設定
され、X軸1目盛のスケール(この例ては、0.1)を
入力すると最小、最大(この例では、+0.5と−0,
5)が表示される。ここで、ファジィ変数の形を三角形
(ただし、7yシイ  の7はム も0 )とすると、
底部を決めるXI、X3と頂部を決めるx2の6値を、
X軸に対し第8図のように入力する。この例ではファジ
ィの変数の数(=ルール数)を5つ(■小さい、■少し
小さい、■普通、■少し大きい、■大きい)としている
ので、同様の設定操作を第9図のように5回行うことに
なる。また、メンバーシップ関数は、入力部である前件
部が2、出力部である後件部が1の3つから構成されて
いる。 各々のメンバーショップ関数(1,2,3)に対する設
定結果は、ハードディスク装置7または磁気記憶装置8
に記憶され(S45)、設定の終了が判定されると(S
46)処理を終了し、ステップ41ヘリターンし、残る
設定処理に移行できるようにする。 さらに「2」が選択されると(S47)、メンバーシッ
プ関数2の設定処理をメンバーシップ関数1の場合と同
じ手法によって実行する。(S48、S49.550)
。ついで、「3」が選択されると(S51)、メンバー
シップ関数3の設定処理をメンバーシップ関数lの場合
と同じ手法によって実行する(S52.S53.554
)。 また、「4」が選択されると(S55)、制御則の設定
が実行される(S56)、上記したように、前件部が2
メンバーシツプ(1つのメンバーシップは5つのファジ
ィ変数を持つ)、後件部が1メンバーシツプであるため
、25通りの制御規則ができることになる。Iなわち制
御則は、メンバーシップ関数lと2の設定結果に基づい
て第10図のように作成される(破線部分がメンバーシ
ップ関数1及びメンバーシップ関数2を示している)。 例えば、メンバーシップ関数1のファジィ変数が2、メ
ンバーシップ関数2のファジィ変数が3のとき、第10
図のマトリックスで交差する4という数字か後件部であ
るメンバーシップ関数3のファジィ変数4に該当する。 周知のように、ファジィ推論はIF(イン)−THEN
 (ゼン)の推論規則を用いるが、第1O図のマトリッ
クスによるファジィ変数をこれに当てはめると次のよう
になる。 IF:メンバーシップ関数lか2(のファジィ変数) メンバーシップ関数2が3(のファジィ変数) THEN :メンバーシップ関数3の4(のファジィ変
数)の制御値 なお、メンバーシップ関数3のファジィ変数0は、制御
値なしく変化なし)を意味する。 第1θ図の内容はRAM6に格納(S57)され、処理
が終了すると(SSS)ステップ41ヘリターンする。 一方、番号1〜4のいずれもか選択されなかった場合、
入力番号が「5」であるか否かを判定する(S59)。 「5」であれば、処理をステップ21(初期メニュー表
示)に戻し、「6」以上の数であればステップ41へ戻
しく560)、再指定を行えるようにする。 次に、第2図に戻ってステップ29の推論処理を説明す
る。 この処理では、第11図の内容が表示装置9の画面に表
示される。この表示説明に従って前件部の値を入力する
。例えば、メンバーシップ関数lに−0,1、メンバー
シップ関数2に−0,075を入力すると1画面内の関
数特性の如くになる。この入力の終了と共にMIN(ミ
ニマム)法及びMAX (マクシマム)法による推論が
開始される。 すなわち、第12図に示すように、−0,1の値の線上
にあるファジィ変数2と3の交差し、及び−0,075
’の値の線上にあるファジィ変数2と3が交差している
。この組合せによるメンバーシップ関数3は、第」0図
から明らかなように、ファジィ変数(THEN)が5.
4,3.Oをとったものになる。この内、0は上記した
ように制御値無しを意味するので考慮する必要はない。 この結果、下記に示すような3つのファジィ変数からな
るメンバーシップ関数3が準備され、第12図に示すよ
うに(a)、(b)、(c)の3列のパターンが出来上
がる。 そこで、各列の各メンバーシップからMIN及びMAX
を求める。まず、メンバーシップ関数l、2におけるフ
ァジィ変数2.3、を比較し、両者の交差点がメンバー
シップ関数l、2のどちらで大、小関係にあるかを見る
。 第12図のメンバーシップ関数lの縦の列のファジィ変
数のヌ点と、メンバーシップ関数2の縦の列のファジィ
変数の交点とのレベルを比較すると、メンバーシップ関
数lのファジィ変数2の交点がMAXで、メンバーシッ
プ関数2のファジィ変数3の交点がMINであることが
わかる。各々の交点から水平に線を引き、この線で区切
られた下部の面積部分、すなわち、第13図の破線部分
9重ルがファジィ出力(制御値)になる。この第13図
の図形は表示装置9によって表示される。 次に、第2図のステップ32によるシミュレーション処
理について説明する。 この処理においては、第14図に示す内容(図形及び説
明文)の表示か表示装置9によって行われる。 まず、説明文に従って番号lまたは2を入力し、前件部
の一方のメンバーシップ関数を固定する。また、プリン
タ11を動作、させるか否かを指定(YまたはNの指定
)する。なお、固定しなかった方は、ファジィ変数l〜
N(この場合、Nは2〜5)の指定された値によって1
目盛(0,1間隔)をM分割(ここでは、10分割にし
ているが最大100回まで可能)づつ推論するように予
め構成されている。 そして、推論が終了すると、表示装置9によって第15
図に示すようにシミュレーション結果を表示する(S3
4)、この場合、X軸には可変前件部が表示され、Y軸
に後件部が表示される。この結果から、メンバーシップ
関数が正しいか否かを検証することが可能になる。 次に、外部のコンピュータ(この例ではプロセスコンピ
ュータ13)とのデータ交換について説明する。 このように外部のコンピュータとの伝送(=通信)を行
えるようにすることにより、実機側から実際のデータを
入力することかでき、各種の修正か可能になる。また、
設定したメンバーシップ関数を実機側へ伝送し、そのメ
ンバーシップ関数か正しいか否かを実際のデータを用い
て検証することが可能になる。 ここでは、次の内容のデータ送受機能を備えている。 (a)ルール及びメンバーシップ関数の送受信要求。 (b)ルール及びメンバーシップ関数の送受信(c)ル
ール及びメンバーシップ関数の切替え指示。 (d)プロセスデータの送信要求。 (e)プロセスデータの受信。 また、シミュレータとプロセスコンピュータ13との間
の伝送形態は、具体的に次のようになる。 (イ)シミュレータからプロセスコンピュータ13に対
しルール及びメンバーシップ関数の送信要求を行う。 (ロ)プロセスコンピュータ13からプロセスコンピュ
ータ13ヘルール及びメンバーシップ関数を送出する。 (ハ)プロセスコンピュータ13から受信したルール及
びメンバーシップ関数をシミュレータ側で修正する。修
正後、オンライン紅テストを実施する。 (ニ)シミュレータからプロセスコンピュータ13ヘテ
スト対象のプロセスデータの送信要求を行う。 (ホ)シミュレータからテスト対象のプロセスデータな
受信後、修正ルール及びメンバーシップ関数を使用して
推論を行う(推論及び推論結果、解析データの表示/印
字)。 (へ)テスト完了後、シミュレータからプロセスコンピ
ュータ13へ修正ルール及びメンバーシップ関数を送出
する。 (ト)シミュレータから修正ルール及びメンバーシップ
関数の切り替えの指示を、プロセスコンピュータ13へ
送信要求する。 プロセスコンピュータ13では、要求の受付後、実機側
推論実行処理を一時停止させる(ステータス管理)。そ
の後、受信ファジィルール及びメンバーシップを切替え
、再び推論実行処理の開始指示を行う。 なお、上記の実施例においては、メンバーシップ関数を
三角形の場合について説明したが、制御対象あるいは条
件の取り方によっては目標付近での動作が敏感になる場
合がある。このような場合には、台形にすることにより
解決される。このような修正は、ファジィ方式では現場
のオペレータによって容易に行うことが可能である。こ
の点はテシタル方式では考えられないところである。 また、上記実施例では、シミュレーション処理をRAS
ICにより行うものとしたが、これに限らず他の言語、
例えば、LISP(リスプ: Li5tProcess
or ) 、 PROLOG (プロローグ: Pro
−gramming in logic )などを用い
ることも可能である。しかし、汎用言語を用いることに
より、移植性及びエンドユーザての利用度の面て望まし
い。 [発明の効果] 以上より明らかなように、本発明によれば、メンバーシ
ップ関数及び制御則の設定、表示、推論処理及びシミュ
レーションなどの実行の選択を行うための選択項目を初
期メニューとしてディスプレイに表示するメニュー表示
手段と、前記メンバーシップ関数及び制御則の設定処理
を対話形式て実行するメンバーシップ関数・制御則作成
手段と、該手段によって設定されたメンバーシップ関数
及び制御則に基づいてファジィ推論を行う推論手段と、
該推論手段の結果に基づいてシミュレーションを行いそ
の結果を表示するシミュレーション手段と、外部の装置
とのファジィルール及びメンバーシップ関数の授受を行
う通信手段とを設けるようにしたのて、次のような効果
を得ることができる。 (1)対話形式としたことにより、エンドユーザでの利
用が容易になり、修正なども簡単に行えるようになった
。また、エンドユーザオープンか可能であるのて、操業
変化などに対して直ちにメンテナンスの対応かとれるよ
うになった。 (2)通信手段を備えたことにより、実操業データを簡
単かつ自動的に収集できるようになり、作業性が飛躍的
に向上した。また、ファジィルール及びメンバーシップ
関数の調整後、これを外部装置側へ送信することにより
、実機による確認がてきるようになった。 (3)実機側からファジィルール及びメンバーシップ関
数がオンラインで受けられるので、シミュレーション精
度の向上が可能になった。 (4)ネットワークに接続することにより、複数の外部
装置のシミュレーションテストを行うことができる。 (5)複数のファジィ変数がある場合、一方のファジィ
変数のメンバーシップ関数を固定にし、他方のファジィ
変数のメンバーシップ関数を成る範囲内で動かし、推論
結果のシミュレーションが可能になるため、メンバーシ
ップ関数の調整か容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるファジィシミュレータの一実施例
を示すブロック図、第2図は本発明のシミュレーション
処理の一例を示すフローチャート、第3図は第2図の処
理のステップ24以降の処理を示すフローチャート、第
4図は初期メニューの表示画面図、第5図はメンバーシ
ップ関数及び制御則の設定時に表示されるメニューの表
示画面図、第6図はメンバーシップ関数及び制御則の表
示メニューを選択したときの表示画面図、第7図はメン
バーシップ間数設定時に表示されるスケール画面図、第
8図はファジィ変数の設定を示す説明図、第9図は複数
のメンバーシップ関数の設定を示す説明図、第10図は
2つのメンバーシップ関数から他のメンバーシップ関数
を導くためのマトリックスを示す説明図、第11図は本
発明の推論処理時の表示内容を示す画面図、第12図は
ファジィ推論の原理を示す説明図、第13図は第12図
の推論によって得られたファジィ出力を示す説明図、第
14図は本発明のシミュレーション処理時の表示画面図
、第15図は本発明によるシミュレーション結果の表示
(=プリント出力)キーボード キーボードインターフェース バス  4 : CPU ROM  6:RAM ハードディスク装置 磁気記憶装置 表示装置 プリンタインターフェース プリンタ シリアルインターフェース プロセスコンピュータ を示す画面図である。 図 中。 l : 2: 3: 5ニ ア: 8: 9: lO: 11: 12: 13:

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  メンバーシップ関数及び制御則の設定、表示、推論処
    理及びシミュレーションなどの実行の選択を行うための
    選択項目を初期メニューとしてディスプレイに表示する
    メニュー表示手段と、前記メンバーシップ関数及び制御
    則の設定処理を対話形式で実行するメンバーシップ関数
    ・制御則作成手段と、該手段によって設定されたメンバ
    ーシップ関数及び制御則に基づいてファジィ推論を行う
    推論手段と、該推論手段の結果に基づいてシミュレーシ
    ョンを行いその結果を表示するシミュレーション手段と
    、外部の装置とのファジィルール及びメンバーシップ関
    数の授受を行う通信手段とを具備することを特徴とする
    ファジィシミュレータ。
JP2196287A 1990-07-26 1990-07-26 ファジィシミュレータ Pending JPH0488401A (ja)

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