JPH0487636A - 紫外線照射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、紫外線硬化性の塗料、インクまたは接着剤な
どに紫外線を照射して硬化させる紫外線照射装置に関す
る。

（従来の技術） この種の紫外線照射装置は、紫外線を放射するランプと
、このランプを内包し照射方向に開口した反射体とを備
えている。

ところで、紫外線を照射する例えばメタルハラルドラン
プや高圧水銀ランプなとのランプは高熱を発生するので
、ランプ自体や反射体の熱損を防止するために冷却構造
が採られている。

その冷却構造として例えば実開昭６３−１７６５３５号
公報に記載された装置を第４図に示す。

この装置は、上部に排気口１が連通し下面を開口した内
枠２内にランプ３と反射体４を配設し、この内枠２を上
部に送風口５が連通し下面に照射開口６を有する外枠７
内に配設し、この外枠７の照射開口６に透光性を有する
フィルタ８を配設している。そして、送風口５から外枠
７の内部に冷風が入り、内枠２の側部を通して内枠２の
下面から内部に冷風か入り、この内枠２内に入る冷風は
反射体４の表面側を流れるとともにランプ３に当たって
流れて冷却し、反射体４の上部の通風口４ａから内枠２
の排気口１から排気され、かつ、反射体４の背面側を流
れて冷却し、内枠２の排気口１から排気される。

（発明が解決しようとする課題） 前記のような冷却構造を採った紫外線照射装置では、ラ
ンプ３および反射体４を内包して内枠２を設けるととも
に、その内枠２を内包して外枠７を設けなければならな
いため、装置が幅方向に大型になり、特に、紫外線を照
射する反射体４の開口部の幅に対して外枠７の幅が非常
に太きくなっていた。

本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、冷却
性能を確保し、反射体の開口面の幅程度に装置の幅寸法
を小型化にてきる紫外線照射装置を提供することを目的
とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 請求項１の発明は、紫外線を放射するランプと、このラ
ンプを内包し照射方向に開口した反射体とを備えた紫外
線照射装置において、前記反射体の背面側に送風路と排
気路を設け、その送風路と連通ずる送風口および排気路
に連通ずる排気口を反射体のランプ内包空間に連通させ
てそれぞれ設けたものである。

請求項２の発明は、紫外線を放射するランプと、このラ
ンプを内包し照射方向に開口した反射体とを備えた紫外
線照射装置において、前記反射体の背面側に送風路と排
気路を設け、その送風路と連通ずる送風口および排気路
に連通する排気口を反射体のランプ内包空間に連通させ
てそれぞれ設け、前記反射体の開口面に対向してフィル
タを配設したものである。

（作用） 請求項１の発明では、反射体の背面側の送風路から送風
口を通じて反射体のランプ内包空間に冷風が流入してラ
ンプなどを冷却し、冷却して暖まったランプ内包空間内
の空気か排気口を通じて反射体の背面側の排気路に排気
される。したかって、反射体の背面側に冷却のための構
造が配設される。

請求項２の発明では、反射体の開口面に対向して配設し
たフィルタにより、被照射物が薄物で舞い上がりやすく
ても、ランプ内包空間に流入出する風が被照射物に影響
するのを防止する。

（実施例） 以下、本発明の一実施例の構成を第１図および第２図を
参照して説明する。

紫外線照射装置は、紫外線を放射するランプ１１と、こ
のランプ１１を内包し照射方向に開口した反射体１２と
、ランプ１１および反射体１２を収納した器体ｊ３とか
ら構成されている。

前記ランプ１１は、直管型の例えばメタルハラルトラン
プ、高圧水銀ランプからなり、放電点灯時に中央域の放
射部Ｉｌａから紫外線を放射する。

前記反射体１２は、ランプ１１の放射部１１ａの長さに
対応した長さに形成され、そのランプ１１の両側に上側
反射板１２ａと下側反射板＋２ｂとに分割されてそれぞ
れ配設されている。

前記器体１３は、上面板１４、両側板１５および両端板
１６によってランプ１１の長手方向に長く下方に開口す
る枠状に形成され、ランプ１１の両端部はランプソケッ
ト（図示しない）にて支持されている。

その両側板１５間の数箇所には支持板１７が架設され、
この支持板ｊ７の下面に、ランプｊ１の上方に送風通路
１８の間隙を介して対向する一対の通路板１９が取付け
られているとともに、側板Ｉ５の内面との間に送風通路
２０の間隙を介して対向す、る通路板２１が取付けられ
ている。また、通路板２１の下端の支持片部２］ａによ
って前記上側反射板１２ａの下縁部が支持されていると
ともに、通路板２１の内面に取付片２２を介して取付け
られた支持部材２３の支持片部２３１と支持片２４によ
って上側反射板１２ａの上縁部が支持され、かつ、側板
１５の下端の支持片部１５１によって前記下側反射板１
２ｂの下縁部が支持されているとともに、側板１５の内
面に取付片２５を介して取付けられた支持部材２６の支
持片部２６ａによって下側反射板＋２ｂの上縁部が支持
されている。

そして、器体１３内の上部には送風装置によって冷風か
送られてくる送風路２７か形成され、この送風路２７に
送風通路１８を介してランプ内包空間２８と連通ずる送
風口２９がランプＩＩの上面に対向する両通路板）９の
先端間にランプ長手方向に沿って形成され、かつ、送風
路２７に送風通路２０を介してランプ内包空間２８と連
通ずる送風口３０が上側反射板１２ａと下側反射板＋２
ｂとの間にランプ長手方向に沿って形成されている。一
方、器体１３内の通路板１９、２１の内側間に構成され
る空間に排気装置によってランプ内包空間２８内の暖ま
った空気を排気する排気路３１が形成され、この排気路
３１にランプ内包空間２８と連通ずる排気口３２が通路
板１９の先端部と上側反射板１２ａとの間にランプ長手
方向に沿って形成されている。

なお、この実施例では、下側反射板＋２ｂの下縁部間に
照射量［ｌｌ］３３か形成され、この照射開口３３は開
放されている。

次に、本実施例の作用を説明する。

ランプ１１の放電点灯により、ランプ１１から放射され
る紫外線が直接または反射体１２に反射して照射開口３
３から被照射物に照射される。

このとき、送風装置および排気装置か作動され、送風路
２７に送り込まれる冷風は、送風通路ｊ８を通じて送風
口２９からランプ内包空間２８に入り、ランプ１１の上
面に当たって冷却し、かつ、送風通路２０を通じて送風
口３０からランプ内包空間２８に入り、反射体１２とラ
ンプ１１の下面および側面を冷却し、また、ランプ内包
空間２８内の暖まった空気は、排気口３２から排気路３
１に吸込まれて器具外へ排気される。

このように、送風口２９からの冷風によってランプ１１
の上面を冷却することかできるとともに、送風口３０か
らの冷風によってランプ１）の下面および側面を冷却す
ることかでき、ランプ１１の周面全体を効果的に冷却す
ることができ、ランプ１１が長寿命で安定した紫外線照
射出力を得ることができる。

しかも、反射体１２の背面側に冷却のための構成が配設
され、反射体１２の側方には従来のように冷却のための
通路などを設けずにすむため、反射体１２の開口面の幅
程度に装置の幅寸法を小型化することができる。

ところで、送風口２９．３０からランプ内包空間２８に
流入する冷風の流入量と、排気口３２から排気されるラ
ンプ内包空間２８の空気の流出量をほぼ同程度に調整す
ることにより、照射開口３３からの空気の吹出しや吸込
みを少なくすることができ、被照射物が薄物で舞い上が
りゃすくても、風の影響を少なくすることができる。

次に、本発明の他の実施例を第３図に示す。

この実施例では、器体１３の側板１５の下端に設けた保
持部材４１によって透光性を有するダイクロツクフィル
タや石英ガラスなどからなるフィルタ４２を、照射開口
３３を密閉状態で取付け、ランプ内包空ｒｊＪ２８への
空気の流入出量をはＩｉ同程度に調整する。この場合、
照射開口３３からの空気の吹出しや吸込みを遮断てきる
ため、被照射物に対する風の影響を完全に防止すること
かできる。

なお、フィルタ４２としては、内部に冷却水を通すよう
にした水冷式フィルタでもよい。

また、フィルタ４２は、照射開口３３からの空気の吹出
しや吸込みの風によって被照射物に影響を与えない程度
に、器体１３の下面との間に間隙を設けて配設してもよ
く、この場合、ランプ内包空間２８からの排気量を多け
ればフィルタ４２との間の隙間から冷風が入り、逆にラ
ンプ内包空間２８内への流入量が多ければフィルタ４２
との間の隙間から冷風が出ていくため、フィルタ４２を
冷却することができる。

〔発明の効果〕

請求項１の発明によれば、反射体の背面側に送風路およ
び排気路を設け、送風路から送風口を通じて反射体のラ
ンプ内包空間に冷風を流入させてランプを冷却し、かつ
、冷却して暖まったランプ内包空間内の空気を排気口を
通じて排気路に排気することにより、冷却性能か確保さ
れ、しかも、反射体の背面側に冷却のための構成か配設
され、反射体の側方には従来のように冷却のための通路
なとを設けずにすむため、反射体の開口面の幅程度に装
置の幅寸法を小型化することができる。

請求項２の発明によれば、請求項１と同様、反射体の開
口面の幅程度に装置の幅寸法を小型化することができる
とともに、反射体の開口面に対向して配設したフィルタ
により、被照射物が薄物で舞い上がりやすくても、ラン
プ内包空間に流入出する風が被照射物に影響するのを防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の紫外線照射装置の一実施例を示す断面
図、第２図はその底面図、第３図は本発明の他の実施例
を示す断面図、第４図は従来の紫外線照射装置の断面図
である。 １１・・ランプ、１２・・反射体、２７・・送風路、２
９、３０・・送風口、３１・・排気路、３２・・排気口
、４２・ ・フィルタ。 平成２年７月３

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）紫外線を放射するランプと、このランプを内包し
   照射方向に開口した反射体とを備えた紫外線照射装置に
   おいて、 前記反射体の背面側に送風路と排気路を設け、その送風
   路と連通する送風口および排気路に連通する排気口を反
   射体のランプ内包空間に連通させてそれぞれ設けた ことを特徴とする紫外線照射装置。
2. （２）紫外線を放射するランプと、このランプを内包し
   照射方向に開口した反射体とを備えた紫外線照射装置に
   おいて、 前記反射体の背面側に送風路と排気路を設け、その送風
   路と連通する送風口および排気路に連通する排気口を反
   射体のランプ内包空間に連通させてそれぞれ設け、 前記反射体の開口面に対向してフィルタを配設した ことを特徴とする紫外線照射装置。