JPH0485450A - フロアパネルとその敷設方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、オフィスオートメーションを実現する各種機
器類の電カケープル、信号ケーブル等を床下遮蔽配線施
工する際に用いられるシステムフロアのフロアパネルと
その敷設方法に関する。

（従来の技術） 従来、オフィスオートメーションを実現する各種機器類
の電カケープル、信号ケーブル等を床下遮蔽配線施工す
る際に用いられるシステムフロアとしては、例えば実開
昭６１−７６０４５号公報」に示される如く、基礎床上
に敷設される矩形状の基盤（フロアベース）周縁部に、
相互に噛合う特定形状をなす嵌込みブロックを一体的に
設けて、この嵌込みブロック相互を結合させながら矩形
状の基盤（フロアベース）を基礎床面上に敷設してゆく
構成としたもの、又は、特開昭６０−４０４７２号公報
」に示される如く、下部ユニットに複数個の支柱を設け
、同支柱により上部二二ットを介し−て下部ユニットに
上部ユニットを載置固定し基礎床面上に敷設してゆく構
成としたもの等か存在する。

しかしながら、上記した従来の床構造に於いては、敷設
作業性、馴致性等を含む種々の面で問題があった。即ち
、上記した従来技術はいずれの構成に於いても、底板、
ベースプレート等と称されるベース部材の底部が平坦な
板面状をなし、従って基礎床面に面接触状態で敷設しな
いとがたつきが生じ基礎床面に対する馴致性が損なわれ
る。この際、ベース部材を同一平面上に安定した状態で
敷設施工するには、基礎床面の表面仕上げに高い平坦精
度が要求され、従って、施工工費、施工期間、作業性等
、種々の面で問題が生じる。

又、上記従来例に挙げた、嵌込みブロック相互を結合さ
せながらフロアベースを基礎床面上に敷設する構成に於
いては、フロアベースの各辺（四辺）に於いて隣接する
フロアベースとの間でブロック相互の嵌込み作業を必要
とし、従ってこのブロック相互の嵌込み作業を含めた敷
設作業に多くの労力と時間を要し、作業性が悪いという
問題かある。更に上記ブロック相互の嵌込み構造に於い
て、フロアベース相互を強固に一体化結合すべくブロッ
ク相互の嵌込みを硬くすると、敷設作業により多くの時
間を要し作業性がますます悪くなるとともに、基礎床面
上との馴染み（馴致性）も悪くなるという問題が生じ、
ブロック相互の嵌込みを緩くすると、敷設作業は容易と
なるが、フロアベース相互を強固に一体化結合できず、
上床面の安定性、平坦性等が損なわれるという問題が生
じる。又、下部ユニット上に、複数個の支柱を介して上
部ユニットを載置固定する構造に於いては、下部ユニッ
トを基礎床面に並べて、その上から上部ユニットを載置
し固定するもので、下部ユニットの敷設は比較的容易で
あるが、下部ユニット相互が結合されず一体化されない
ことから、上床面の安定性、平坦性等が損なわれるとい
う問題が生じる。

そこで特願平１−２４２８３５号に示されるように、格
子状フレームの各交差部にそれぞれ同一高さの支柱を設
けてフロアパネルを多点支持する構成とし、基礎床面へ
の馴染が良く簡単な作業で敷設施工できるようにしたシ
ステムフロアのフロアベースが考えられた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、これら各システムフロアに於いては、い
ずれも安全性の面から、耐火性、耐久性等を優先して考
慮する必要があり、特にフロアパネルに於いては、パネ
ル（天板）の強度並びに耐久性、敷設施工性、安定性、
経済性等、種々の面で共通の問題があった。

即ち、フロアパネルにかかる加重は大きく、従って強度
を増せば増すほど、重量がかさみ又は高価となって、敷
設施工性、経済性等の面で問題が生じる。又、軽量化を
図り搬送及び敷設施工を優先させると、横ずれ、がたつ
き、撓み等が生じ易く安定性、強度並びに耐久性等の面
で問題が生じる。

本発明は上記実情に鑑みなされたもので、構成部品点数
を最小限にとどめた簡単かつ安価な構成て容易に敷設施
工できるとともに、強度並びに耐久性、安定性に優れた
システムフロアのフロアパネルとその敷設方法を提供す
ることを目的とする。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段及び作用）本発明は、隅部
に支柱を設けた複数枚のフロアベースを同一平面上に敷
設し、これらフロアベースの支柱によりフロアパネルを
支持する構成としたシステムフロアに適用して有効なフ
ロアパネルとその敷設方法に係るもので、下面両側に上
記支柱に係合するリブを形成してなるフロアパネルを押
出し加工により得、同下面両側にリブを形成した一方向
断面同一形状のフロアパネルを千鳥状に敷設することに
よって、フロアパネルを簡単かつ安価で強度が高くしか
も軽量で扱いが容品な構成とし、同フロアパネルを用い
て、強度並びに耐久性、安定性に優れたシステムフロア
を容易に敷設施工できる。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図乃至第３図はそれぞれ本発明の一実施例を示した
もので、第１図はフロアパネル全体の構成を示す斜視図
、第２図は支柱構造を示す断面図、第３図はフロアパネ
ルの構造を示す斜視図である。

図中、１は基礎床面に敷設されるフロアベースてあり、
ここでは、難燃性の可撓性樹脂材料又は不燃材でなり、
上面の各隅部及び中心部に、第１図（ｂ）に示すような
、凸状部１１ａとその端部に設けた壁部１１ｂとでなる
支柱嵌合部１１．１１．・・・か設けられる。

２．２．・・・は上記フロアベース１上の各支柱嵌合部
１１．１１．・・・にそれぞれ嵌合して、フロアベース
ｌの上面各隅部及び中心部にそれぞれ固定される支柱で
あり、ここでは、熱硬化性メラミン樹脂に、セメント、
シリカ、特殊添加剤等を配合した組成物を混入した高比
強度無機材料でなる超高強度特殊軽量コンクリート材料
を押出し加工して、長手方向全長に亙り断面同一形状と
した棒状体の支柱素材を得、同棒状体を水力ツタ−で適
当な長さに切断する二とにより、不燃かつ堅牢な、第２
図（ａ）に示す中央の支柱２（ａ）と同図（ｂ）に示す
隅部の支柱２（ｂ）とを得ている。この不燃・堅牢な各
支柱２．２．・・には、上記押出し加工にて、底部に固
定用嵌合溝２１．２１が設けられ、又、隅部の支柱２（
ｂ）の−側部上面には、支柱相互を結合するための接続
ピース係合溝２２が設けられる。又、上記各支柱２，２
．・・・には上面部にクツションピース２３か設けられ
ている。

３はフロアベース１上の定位置に支柱２，２゜・・・を
介して支持されるフロアパネルであり、上記下支柱２，
２．・・・と同様の押出し加工により構成されるもので
、ここでは、下面の対向する二辺とその中間部２か所に
それぞれ、第３図（ａ）。

（ｂ）に示すようなリブ３１．３１．　・・・が設けら
れる。

このフロアパネル３の下面両側に設けられたリブ３１、
３１には、隅部の支柱２（ｂ）の−側部が係合し、中間
部２か所に設けられた２条のリブ３１．３１には中央の
支柱２（ａ）の両側部が係合する。又、フロアパネル３
がフロアベース１上の定位置に固定され、フロアパネル
３に大きな加重がかからない状態では、フロアベースＩ
上の中央部に設けられた支柱２（ａ）にかかる加重はご
く僅かであり、フロアパネル３に大きな加重がかかるこ
とにより上記中央部の支柱２（ａ）がその一部の加重を
受けて作用するよう、支柱高、又はクツションピース２
３の肉厚が調整される。

４は隣接するフロアベース１，１．・・・相互の隅部の
支柱２（ｂ）に設けられた接続ピース係合溝２２１；嵌
挿して、隅部の支柱２（ｂ）を結合し、これにより隣接
するフロアベース１，１．・・・相互を連結する接続ピ
ース４である。

上記構成によるシステムフロアの敷設施工は、先ずフロ
アベース１の各支柱嵌合部１１．１１．・・・に支柱２
，２．・・・（中央の支柱２（ａ）及び隅部の支柱２（
ｂ））を嵌合し固定して、そのフロアベース１を基礎床
面上に端を揃えて順次並べてゆく。次にその並置された
フロアベースｌ、１．・・・相互ノ隅部の支柱２（ｂ）
、　２（ｂ）、・・・に接続ピース４を被嵌し嵌着する
ことによってフロアベースｌ、１．・・・相互か結合さ
れる。

このようにして、簡単な作業でフロアベースｌ。

Ｉ、・・・を互いに連結した状態で基礎床面上に敷設施
工できる。

このフロアベース１．■、・・・の施工に伴って、同フ
ロアベース上にフロアパネル３を千鳥状に配設して行く
。

このフロアパネル３の配置状態を第４図に示す。

これにより、−簡単な押出し構造で、肉厚をより薄くし
たリブ付きフロアパネル３を用いて、フロアパネル３，
３．・・を面上の二方向に対し位置規制できることから
、フロアパネルをフロアベース上の定位置に確実に固定
でき、フロアパネル３の横ずれを確実に防止できる。

又、この際、隅部の支柱２（ｂ）がフロアパネル３の下
面両側に設けられたリブ３１．３１に係合し、中央の支
柱２（ａ）が中間部２か所に設けられた２条のリブ３１
．３１に係合して、フロアパネル３がフ。子ベース１上
の定位置に固定される。又、この際は、上記したように
、隅部の各支柱２（ｂ）、　２（ｂ）・・・ｆ）＜　７
ロアパネル３にかかる加重を分散して受ける主支柱とな
り、中央の支柱２（ａ）が補助支柱となって、フロアパ
ネル３に大きな加重がかからない状態では、フロアベー
ス１上の中央部に設けられた支柱２（ａ）とフロアベー
ス３との間にかかる加重はごく僅かであり、フロアパネ
ル３に大きな加重がかかることにより上記中央の支柱２
（ａ）かその一部の加重を受けて作用する。

上記実施例によれば、フロアベース１に固定される支柱
２，２．・・・、及び同支柱２，２．・・・に支持され
るフロアパネル３をそれぞれ押出し加工で構成し、フロ
アベースｌの隅部及び中央部に設けられた支柱嵌合部１
１．１１．・・・に、フロアベース１とは別体で製造さ
れた支柱２，２．・・・を嵌合せしめて、フロアベース
Ｉの定位置に支柱２．２．・・・を固定し、二の各支柱
２，２．・・・がフロアパネル３の下面に設けられたリ
ブ３１．３１．・・・に係合して、フロアパネル３をフ
ロアベースｌ上の定位置に固定化し支持する構造とした
ので、不燃・堅牢な支柱２．２．・・・を用いてフロア
パネル３をフロアベースｌ上の定位置に固定支持でき、
耐火性、耐久性に優れた安価なシステムフロアが実現で
きる。

第５図は押出し加工により構成されたフロアパネルの変
形例を示したもので、それぞれ押出し加工時に形成され
たリブ３１．３１．　・・・に若干の加工を施して他の
リブ材を嵌着し、一体化したもので、これにより、フロ
アパネル３をより薄板状にして、プレス成型により得た
リブ付きのフロアパネルと同等の強度をもたせることが
でき、又、支柱かパネル面上で互いに交差する上記各リ
ブの側面に係合して、フロアパネルを面上の二方向に対
し位置規制できることから、フロアパネルの千鳥配設に
よる位置規制を含めた二重の面方向位置規制でフロアパ
ネルをフロアベース上の定位置に確実に固定でき、フロ
アパネル３の横ずれを確実に防止できる。

尚、上記実施例では、フロアパネル３をフロアベース１
上に設けた５個の支柱２，２．・・・により支持する構
成としているが、各隅部の支柱２（ｂ）。

２（ｂ）、・・・により支持する構成としてもよい。又
、上記実施例では、支柱２，２．・・・を高比強度無機
材料でなる超高強度特殊軽量コンクリート材料で構成し
ているが、押出し加工で得られる支柱２゜２、・・・と
フロアパネル３はそれぞれ同一材料で構成する必要はな
く、規格、目的等に応じてそれぞれ独自の材料により構
成すればよい。

［発明の効果］ 以上詳記したように本発明のフロアパネルとその敷設方
法によれば、隅部に支柱を設けた複数枚のフロアベース
を同一平面上に敷設し、これらフロアベースの支柱によ
りフロアパネルを支持する構成としたシステムフロアに
於いて、下面両側に上記支柱に係合−するリブを形成し
てなるフロアパネルを押出し加工により得、同下面両側
にリブを形成した一方向断面同一形状のフロアパネルを
千鳥状に敷設することによって、フロアパネルを簡単か
つ安価で強度が高くしかも軽量で扱いが容易な構成とす
ることができるとともに、同フロアパネルを用いて、強
度並びに耐久性、安定性に優れたシステムフロアを容易
に敷設施工できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に於けるフロアパネル全体の
構成を示す斜視図、第２図は同実施例に於ける支柱構造
を示す断面図、第３図は上記実施例に於けるフロアパネ
ルの構造を示す斜視図、第４図は上記実施例に於けるフ
ロアパネルの千鳥状配設状態を示す平面図、第５図は他
の実施例に於けるフロアパネルの構造例を示す斜視図で
ある。 １・・・フロアベース、２，２．・・・・・・支柱（２
（ａ）・・。 中央の支柱、　２（ｂ）・・・隅部の支柱）、３・・・
フロアパネル、４・・・接続ピース、１１．１１．・・
・・・・支柱嵌合部（１１ａ・・・凸状部、ｌｌｂ・・
・壁部）、２１・・・固定用嵌合溝、２２・・・接続ピ
ース係合溝、２３・・・クツションピース、２４Ａ　、
　２４Ｂ・・・支柱関節部、３１．３１・・・リブ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 隼 図 （ａ） 第 図 （ａ） （ｂ） （Ｃ）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）、隅部に支柱を設けた複数枚のフロアベースを同
   一平面上に敷設し、これらフロアベースの支柱によりフ
   ロアパネルを支持するシステムフロアに於いて、下面両
   側に上記支柱に係合するリブを形成してなる一方向断面
   同一形状のフロアパネル。
2. （２）、下面両側にリブを形成し上面部に滑り止め用の
   刻み溝を形成してなる一方向断面同一形状のフロアパネ
   ル。
3. （３）、隅部に支柱を設けた複数枚のフロアベースを同
   一平面上に敷設し、これらフロアベースの支柱によりフ
   ロアパネルを支持するシステムフロアに於いて、下面両
   側にリブを形成してなる一方向断面同一形状のフロアパ
   ネルを千鳥状に敷設するフロアパネルの敷設方法。