JPH0485089A - 紙葉めくり装置 - Google Patents
紙葉めくり装置Info
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- JPH0485089A JPH0485089A JP20193590A JP20193590A JPH0485089A JP H0485089 A JPH0485089 A JP H0485089A JP 20193590 A JP20193590 A JP 20193590A JP 20193590 A JP20193590 A JP 20193590A JP H0485089 A JPH0485089 A JP H0485089A
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- friction
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- friction roller
- roller
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 14
- 238000013459 approach Methods 0.000 abstract description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 2
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、重ねられた紙葉を一枚ずつ分離してぬくる紙
葉めくり装置に関する。
葉めくり装置に関する。
従来の技術
本等のように、紙葉の記載事項を複写するスキャナ、又
は、同記載事項をマイクロフィルムにするための撮影装
置等、或いは、綴じられた紙葉の所定の頁に情報を書き
込む印字装置において、手動により紙葉をめくることは
大変に煩わしい。
は、同記載事項をマイクロフィルムにするための撮影装
置等、或いは、綴じられた紙葉の所定の頁に情報を書き
込む印字装置において、手動により紙葉をめくることは
大変に煩わしい。
このことから、特開昭56−7847号公報に記載され
ているように、対をなす摩擦ローラを同方向に回転させ
、これらの摩擦ローラの間に複数枚の紙葉が挿入された
状態では、一方の摩擦ローラにより最上層の紙葉を一方
向に送るが、他方の摩擦ローラにより次層以下の紙葉を
下層のものから順次逆方向に戻し、これにより、紙葉の
多重送りを防止するシート送り装置がある。また、特開
平1−176595号公報に記載されているように、サ
イズ、厚さ、紙質が一定に定められた通帳を、予め設定
されたページマーカーを検出しながらめくる頁めくり装
置がある。
ているように、対をなす摩擦ローラを同方向に回転させ
、これらの摩擦ローラの間に複数枚の紙葉が挿入された
状態では、一方の摩擦ローラにより最上層の紙葉を一方
向に送るが、他方の摩擦ローラにより次層以下の紙葉を
下層のものから順次逆方向に戻し、これにより、紙葉の
多重送りを防止するシート送り装置がある。また、特開
平1−176595号公報に記載されているように、サ
イズ、厚さ、紙質が一定に定められた通帳を、予め設定
されたページマーカーを検出しながらめくる頁めくり装
置がある。
発明が解決しようとする課頌
特開昭56−7847号公報に記載された発明は、摩擦
ローラにより紙葉を一枚ずつ分離して引き出すため、本
のように一側が綴じられた紙葉の頁めくりには適用する
ことができない。特開平l−176595号公報に記載
された発明は、サイズが略一定で紙葉の厚さも厚い通帳
の頁めくりを目的とするものであるが、紙葉の厚さや紙
質が異なると確実に頁めくりを行うことができない。ス
キャナやマイクロフィルム等の撮影装置においては、情
報収集の対象が広く、本や雑誌によって紙葉の厚さや紙
質が異なり、印字装置においても、通帳に限られること
なく、他のノート類に印字する要求があり、何れも、紙
葉のサイズや厚さ、紙質が異なる場合が多いので、汎用
性の高い紙葉めくり装置が要求されている。
ローラにより紙葉を一枚ずつ分離して引き出すため、本
のように一側が綴じられた紙葉の頁めくりには適用する
ことができない。特開平l−176595号公報に記載
された発明は、サイズが略一定で紙葉の厚さも厚い通帳
の頁めくりを目的とするものであるが、紙葉の厚さや紙
質が異なると確実に頁めくりを行うことができない。ス
キャナやマイクロフィルム等の撮影装置においては、情
報収集の対象が広く、本や雑誌によって紙葉の厚さや紙
質が異なり、印字装置においても、通帳に限られること
なく、他のノート類に印字する要求があり、何れも、紙
葉のサイズや厚さ、紙質が異なる場合が多いので、汎用
性の高い紙葉めくり装置が要求されている。
課題を解決するための手段
請求項Iの発明は、紙葉を積層状態で支持する支持台と
、紙葉搬送方向に往復駆動される第一の可動体と前記支
持台に対して接近及び離反する方向に往復駆動される第
二の可動体とを有する搬送部材と、それぞれ前記紙葉の
摩擦係数よりも高い摩擦係数をもつ摩擦ローラ及び摩擦
部材と、前記搬送部材に取り付けられて前記摩擦ローラ
を駆動する正逆回転自在のモータと、前記摩擦部材を前
記摩擦ローラに対して接離させる方向に前記搬送部材に
摺動自在に支持された第三の可動体とにより構成した。
、紙葉搬送方向に往復駆動される第一の可動体と前記支
持台に対して接近及び離反する方向に往復駆動される第
二の可動体とを有する搬送部材と、それぞれ前記紙葉の
摩擦係数よりも高い摩擦係数をもつ摩擦ローラ及び摩擦
部材と、前記搬送部材に取り付けられて前記摩擦ローラ
を駆動する正逆回転自在のモータと、前記摩擦部材を前
記摩擦ローラに対して接離させる方向に前記搬送部材に
摺動自在に支持された第三の可動体とにより構成した。
請求項2の発明は、請求項1において、摩擦部材に代え
て紙葉の摩擦係数より高い摩擦係数をもつ従動ローラを
搬送部材に回転自在に設け、第三の可動体に前記従動ロ
ーラを摩擦ローラの回転方向とは反対方向にのみ回転自
在に保持するワンウェイクラッチを設けた。
て紙葉の摩擦係数より高い摩擦係数をもつ従動ローラを
搬送部材に回転自在に設け、第三の可動体に前記従動ロ
ーラを摩擦ローラの回転方向とは反対方向にのみ回転自
在に保持するワンウェイクラッチを設けた。
作用
請求項1の発明は、支持台に積層された紙葉に搬送機構
を接近させて摩擦部材と摩擦ローラとを接触させ、摩擦
ローラから離反させた摩擦部材で紙葉を押えた状態で摩
擦ローラを一方向に回転させることにより、摩擦部材と
s線ローラとの間で紙葉の中間部を湾曲させて隆起させ
る経過を経て上層の紙葉を下層の紙葉から分離すること
ができ、続いて、第三の可動体を摺動させて摩擦部材と
停止させた摩擦ローラとの間で分離した紙葉を挾持しな
がら搬送機構を支持台から離反させ、搬送機構を支持台
に沿って移動させることにより、−側を綴じた紙葉又は
定形にカットされて積層された紙葉の何れをも任意の位
置に搬送することができ、また、摩擦部材と摩擦ローラ
との間に複数枚の紙葉が挾持された場合には、モータを
逆転させて摩擦ローラを他方向に回転させることにより
、最上層の紙葉に対して下層の紙葉を順次支持台上の紙
葉の上に戻すことができ、したがって、紙葉を確実に分
離することができる。
を接近させて摩擦部材と摩擦ローラとを接触させ、摩擦
ローラから離反させた摩擦部材で紙葉を押えた状態で摩
擦ローラを一方向に回転させることにより、摩擦部材と
s線ローラとの間で紙葉の中間部を湾曲させて隆起させ
る経過を経て上層の紙葉を下層の紙葉から分離すること
ができ、続いて、第三の可動体を摺動させて摩擦部材と
停止させた摩擦ローラとの間で分離した紙葉を挾持しな
がら搬送機構を支持台から離反させ、搬送機構を支持台
に沿って移動させることにより、−側を綴じた紙葉又は
定形にカットされて積層された紙葉の何れをも任意の位
置に搬送することができ、また、摩擦部材と摩擦ローラ
との間に複数枚の紙葉が挾持された場合には、モータを
逆転させて摩擦ローラを他方向に回転させることにより
、最上層の紙葉に対して下層の紙葉を順次支持台上の紙
葉の上に戻すことができ、したがって、紙葉を確実に分
離することができる。
請求項2の発明は、支持台に積層された紙葉に搬送機構
を接近させて従動ローラと摩擦ローラとを接触させ、摩
擦ローラから離反させた従動ローラで紙葉を押えた状態
で摩擦ローラを一方向に回転させることにより、従動ロ
ーラと摩擦ローラとの間で紙葉の中間部を湾曲させて隆
起させる経過を経て上層の紙葉を下層の紙葉がら分離す
ることができ、続いて、第三の可動体を摺動させて従動
ローラと停止させた摩擦ローラとの間に分離した紙葉を
挾持しながら搬送機構を支持台から離反させ、摩擦ロー
ラを一方向に回転させるとともにワンウェイクラッチの
作用により従動ローラを摩擦ローラに対して追従回転さ
せることにより、紙葉を任意の所定の位置に搬送するこ
とができ、また、従動ローラと摩擦ローラとの間に複数
枚の紙葉が挟持された場合には、モータを逆転させて摩
擦ローラを他方向に回転させることにより、最上層の紙
葉に対して下層の紙葉を順次支持台上の紙葉の上に戻す
ことができ、したがって、紙葉を確実に分離することが
できる。
を接近させて従動ローラと摩擦ローラとを接触させ、摩
擦ローラから離反させた従動ローラで紙葉を押えた状態
で摩擦ローラを一方向に回転させることにより、従動ロ
ーラと摩擦ローラとの間で紙葉の中間部を湾曲させて隆
起させる経過を経て上層の紙葉を下層の紙葉がら分離す
ることができ、続いて、第三の可動体を摺動させて従動
ローラと停止させた摩擦ローラとの間に分離した紙葉を
挾持しながら搬送機構を支持台から離反させ、摩擦ロー
ラを一方向に回転させるとともにワンウェイクラッチの
作用により従動ローラを摩擦ローラに対して追従回転さ
せることにより、紙葉を任意の所定の位置に搬送するこ
とができ、また、従動ローラと摩擦ローラとの間に複数
枚の紙葉が挟持された場合には、モータを逆転させて摩
擦ローラを他方向に回転させることにより、最上層の紙
葉に対して下層の紙葉を順次支持台上の紙葉の上に戻す
ことができ、したがって、紙葉を確実に分離することが
できる。
実施例
請求項1の発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づ
いて説明する。第1図に示すように、支持台1の上には
、雑誌、本、ノート等のように多数枚の紙葉2を綴じた
冊子3が載置されている。
いて説明する。第1図に示すように、支持台1の上には
、雑誌、本、ノート等のように多数枚の紙葉2を綴じた
冊子3が載置されている。
4搬送機構で、この搬送機構4は第一の可動体5と第二
の可動体12とを有する。第一の可動体5の一側は前記
支持台lの上部に平行に架設された案内軸6に摺動自在
に保持され、第2図に示すように、第一の可動体5の他
側はフレーム7の一部に埋設された複数のローラ8によ
り摺動自在に支持されている。また、第一の可動体5の
上面には、ギヤ9が直結された正逆回転自在の移動モー
タ10が取り付けられ、このギヤ9に噛合されたラック
11が前記フレーム7の一側に固定されている。
の可動体12とを有する。第一の可動体5の一側は前記
支持台lの上部に平行に架設された案内軸6に摺動自在
に保持され、第2図に示すように、第一の可動体5の他
側はフレーム7の一部に埋設された複数のローラ8によ
り摺動自在に支持されている。また、第一の可動体5の
上面には、ギヤ9が直結された正逆回転自在の移動モー
タ10が取り付けられ、このギヤ9に噛合されたラック
11が前記フレーム7の一側に固定されている。
前記第二の可動体12は、第一の可動体5の下面から垂
下された複数の案内軸13に昇降動作が案内される上部
枠14と、この上部枠14の下縁の両端に固定された板
ばね15と、この板ばね15の中央部に連結部16を介
して結合された下部枠17とよりなる。前記第一の可動
体5には送り螺子18を駆動する正逆回転自在の昇降モ
ータ19が取り付けられ、垂下する送り螺子18は前記
上部枠14の中央に螺合されている。次いで、第1図及
び第3図に示すように、前記下部枠17には正逆回転自
在の紙送りモータ20に直結された摩擦ローラ21が回
転自在に設けられているとともに、第三の可動体22が
前記摩擦ローラ21に対して接近及び離反する方向に摺
動自在に支持されている。この第三の可動体22は、前
記第一の可動体5に設けられた案内軸23に摺動自在に
嵌合された枠24と、摩擦部材25を有して前記摩擦ロ
ーラ21に対して接離する方向に枠24に保持された枠
26とよりなり、枠24.26間には圧縮ばね27が介
装されている。そして、前記第一の可動体5には正逆回
転自在の加圧モータ28が固定され、この加圧モータ2
8に直結された送り螺子29が前記枠24に螺合されて
いる。
下された複数の案内軸13に昇降動作が案内される上部
枠14と、この上部枠14の下縁の両端に固定された板
ばね15と、この板ばね15の中央部に連結部16を介
して結合された下部枠17とよりなる。前記第一の可動
体5には送り螺子18を駆動する正逆回転自在の昇降モ
ータ19が取り付けられ、垂下する送り螺子18は前記
上部枠14の中央に螺合されている。次いで、第1図及
び第3図に示すように、前記下部枠17には正逆回転自
在の紙送りモータ20に直結された摩擦ローラ21が回
転自在に設けられているとともに、第三の可動体22が
前記摩擦ローラ21に対して接近及び離反する方向に摺
動自在に支持されている。この第三の可動体22は、前
記第一の可動体5に設けられた案内軸23に摺動自在に
嵌合された枠24と、摩擦部材25を有して前記摩擦ロ
ーラ21に対して接離する方向に枠24に保持された枠
26とよりなり、枠24.26間には圧縮ばね27が介
装されている。そして、前記第一の可動体5には正逆回
転自在の加圧モータ28が固定され、この加圧モータ2
8に直結された送り螺子29が前記枠24に螺合されて
いる。
ここで、前記紙葉2間の摩擦係数をμ1、紙葉2に対す
る前記摩擦ローラ21及び前記摩擦部材25の摩擦係数
をμ5とすると、μ8〉μ、の関係に維持されている。
る前記摩擦ローラ21及び前記摩擦部材25の摩擦係数
をμ5とすると、μ8〉μ、の関係に維持されている。
このような構成において、ラック11に噛合されたギヤ
9を移動モータ10で回転させることにより、その回転
方向に応じて第一の可動体5が第1図において左方又は
右方に移動される。また、昇降モータ19を駆動するこ
とにより、その回転方向に応じて第二の可動体12が昇
降する。下降の場合には板ばね15が屈撓するまで可動
体12を下降させることにより、摩擦ローラ21と摩擦
部材25とを板ばね15の圧力により紙葉2に圧接させ
ることができる。さらに、加圧モータ28を駆動するこ
とにより、第三の可動体22が摺動し、その回転方向に
応じて摩擦部材25が摩擦ローラ21に接触し或いは離
反する。この場合、枠24を摩擦ローラ21側に移動す
る長さに余裕を見込むことにより、スプリング27を圧
縮させてこのスプリング27の圧力により摩擦部材25
を摩擦ローラ21に圧接することができる。
9を移動モータ10で回転させることにより、その回転
方向に応じて第一の可動体5が第1図において左方又は
右方に移動される。また、昇降モータ19を駆動するこ
とにより、その回転方向に応じて第二の可動体12が昇
降する。下降の場合には板ばね15が屈撓するまで可動
体12を下降させることにより、摩擦ローラ21と摩擦
部材25とを板ばね15の圧力により紙葉2に圧接させ
ることができる。さらに、加圧モータ28を駆動するこ
とにより、第三の可動体22が摺動し、その回転方向に
応じて摩擦部材25が摩擦ローラ21に接触し或いは離
反する。この場合、枠24を摩擦ローラ21側に移動す
る長さに余裕を見込むことにより、スプリング27を圧
縮させてこのスプリング27の圧力により摩擦部材25
を摩擦ローラ21に圧接することができる。
ここで、紙葉2をめくる実際の動作を説明する。
第4図(a)に示すように、第二の可動体12を下降さ
せて摩擦部材25と摩擦ローラ21とを紙葉2に接触さ
せ、摩擦ローラ21から離反させた摩擦部材25で紙葉
2を押えた状態で摩擦ローラ21を時計方向に回転させ
ると、第4図(b)に示すように、*腔部材25と摩擦
ローラ21との間で紙葉2の中間部が湾曲状態で隆起し
、この経過を経て上層の紙葉2が下層の紙葉2から分離
される。摩擦ローラ21の回転時間によっては、第4図
(c)に示すように、次層の紙葉2が最上層の紙葉2に
重なり、第4図(d)に示すように、摩擦部材25と摩
擦ローラ21との間に複数枚の紙葉2が存在するが、続
いて、第4図(e)に示すように、第三の可動体22を
摺動させて摩擦部材25を右方に変位させ、摩擦部材2
5と摩擦ローラ21との間で分離した紙葉2を挟持しな
がら第二の可動体12を上昇させ、紙送りモータ20を
逆転させて摩擦ローラ21を反時計方向に回転させると
、摩擦ローラ21及び摩擦部材25と紙葉2との摩擦係
数μ5より、紙葉2間の摩擦係数μ5の方が小さいため
、第4図(f)の過程を経て第4図(g)に示すように
、最上層の紙葉2に対して下層の紙葉2を順次支持台1
上の紙葉2の上に戻すことかできる。したがって、紙葉
2を確実に分離することができる。続いて、第一の可動
体5を支持台lに沿って左方に移動させると、第4図(
h)及び(1)に示すように、最上層の紙葉2のみがめ
くられる。この場合、−側を綴じた紙葉2に限らず定形
にカットされて積層された紙葉の何れをも任意の位置に
裏返しに搬送することができる。
せて摩擦部材25と摩擦ローラ21とを紙葉2に接触さ
せ、摩擦ローラ21から離反させた摩擦部材25で紙葉
2を押えた状態で摩擦ローラ21を時計方向に回転させ
ると、第4図(b)に示すように、*腔部材25と摩擦
ローラ21との間で紙葉2の中間部が湾曲状態で隆起し
、この経過を経て上層の紙葉2が下層の紙葉2から分離
される。摩擦ローラ21の回転時間によっては、第4図
(c)に示すように、次層の紙葉2が最上層の紙葉2に
重なり、第4図(d)に示すように、摩擦部材25と摩
擦ローラ21との間に複数枚の紙葉2が存在するが、続
いて、第4図(e)に示すように、第三の可動体22を
摺動させて摩擦部材25を右方に変位させ、摩擦部材2
5と摩擦ローラ21との間で分離した紙葉2を挟持しな
がら第二の可動体12を上昇させ、紙送りモータ20を
逆転させて摩擦ローラ21を反時計方向に回転させると
、摩擦ローラ21及び摩擦部材25と紙葉2との摩擦係
数μ5より、紙葉2間の摩擦係数μ5の方が小さいため
、第4図(f)の過程を経て第4図(g)に示すように
、最上層の紙葉2に対して下層の紙葉2を順次支持台1
上の紙葉2の上に戻すことかできる。したがって、紙葉
2を確実に分離することができる。続いて、第一の可動
体5を支持台lに沿って左方に移動させると、第4図(
h)及び(1)に示すように、最上層の紙葉2のみがめ
くられる。この場合、−側を綴じた紙葉2に限らず定形
にカットされて積層された紙葉の何れをも任意の位置に
裏返しに搬送することができる。
前記実施例において、第一の可動体5を紙葉搬送方向に
沿って往復駆動させるとは、搬送機構4を支持台1と平
行に移動させる状態で説明したが、上方に向けて傾斜さ
せた方向に移動させる状態をも含むものである。特に、
前記実施例においては、綴じた紙葉2をめくるものであ
るため、第一の可動体5を傾斜方向、すなわち、頁めく
り方向に移動させるものとして適している。この場合に
は、案内軸6とラック11とを傾斜させ、移動モータ1
0及びギヤ9の軸心をラック11と直交させればよい。
沿って往復駆動させるとは、搬送機構4を支持台1と平
行に移動させる状態で説明したが、上方に向けて傾斜さ
せた方向に移動させる状態をも含むものである。特に、
前記実施例においては、綴じた紙葉2をめくるものであ
るため、第一の可動体5を傾斜方向、すなわち、頁めく
り方向に移動させるものとして適している。この場合に
は、案内軸6とラック11とを傾斜させ、移動モータ1
0及びギヤ9の軸心をラック11と直交させればよい。
次いで、請求項2の発明の一実施例を第5図及び第6図
に基づいて説明する。前記実施例と同一部分は同一符号
を用い説明も省略する。第三の可動体22の右方の枠2
6には摩擦部材に代えて従動ローラ30と、この従動ロ
ーラ30の反時計方向への回転のみを許容するワンウェ
イクラッチ31とが設けられている。この従動ローラ3
0及び摩擦ローラ21と紙葉33との摩擦係数をμ6、
紙葉33間の摩擦係数をμ5、摩擦ローラ21に対する
従動ローラ30の加圧力をP、摩擦ローラ21の駆動ト
ルクをTとすると、 Pμs > ”r > Pμ2 の関係に定められている。また、支持台1の右方には、
紙葉33を右方に搬送するコンベア32が配置されてい
る。また、支持台1にはカットされた紙葉33が積層さ
れている。
に基づいて説明する。前記実施例と同一部分は同一符号
を用い説明も省略する。第三の可動体22の右方の枠2
6には摩擦部材に代えて従動ローラ30と、この従動ロ
ーラ30の反時計方向への回転のみを許容するワンウェ
イクラッチ31とが設けられている。この従動ローラ3
0及び摩擦ローラ21と紙葉33との摩擦係数をμ6、
紙葉33間の摩擦係数をμ5、摩擦ローラ21に対する
従動ローラ30の加圧力をP、摩擦ローラ21の駆動ト
ルクをTとすると、 Pμs > ”r > Pμ2 の関係に定められている。また、支持台1の右方には、
紙葉33を右方に搬送するコンベア32が配置されてい
る。また、支持台1にはカットされた紙葉33が積層さ
れている。
このような構成において、第6図(a)に示すように、
第二の可動体12を下降させて従動ローラ30と摩擦ロ
ーラ21とを紙葉33に接触させ、摩擦ローラ21から
離反させた従動ローラ30で紙葉33を押えた状態で摩
擦ローラ21を時計方向に回転させると、第6図(b)
に示すように、従動ローラ30と摩擦ローラ21との間
で紙葉33の中間部が湾曲状態で隆起し、この経過を経
て上層の紙葉33が下層の紙葉33から分離される。
第二の可動体12を下降させて従動ローラ30と摩擦ロ
ーラ21とを紙葉33に接触させ、摩擦ローラ21から
離反させた従動ローラ30で紙葉33を押えた状態で摩
擦ローラ21を時計方向に回転させると、第6図(b)
に示すように、従動ローラ30と摩擦ローラ21との間
で紙葉33の中間部が湾曲状態で隆起し、この経過を経
て上層の紙葉33が下層の紙葉33から分離される。
摩擦ローラ21の回転時間によっては、第6図(C)に
示すように、次層の紙葉33が最上層の紙葉33に重な
り、第6図(d)に示すように、従動ローラ30と摩擦
ローラ21との間に複数枚の紙葉33が存在するが、続
いて、第6図(e)に示すように、第三の可動体22を
摺動させて従動ローラ30を右方に変位させ、従動ロー
ラ30と摩擦ローラ21との間で分離した紙葉33を挟
持しながら第二の可動体12を上昇させ、紙送りモータ
20を逆転させて摩擦ローラ21を反時計方向に回転さ
せると、第6図(f)の過程を経て最上層の紙葉33に
対して下層の紙葉33を順次支持台1上の紙葉33の上
に戻すことができる。
示すように、次層の紙葉33が最上層の紙葉33に重な
り、第6図(d)に示すように、従動ローラ30と摩擦
ローラ21との間に複数枚の紙葉33が存在するが、続
いて、第6図(e)に示すように、第三の可動体22を
摺動させて従動ローラ30を右方に変位させ、従動ロー
ラ30と摩擦ローラ21との間で分離した紙葉33を挟
持しながら第二の可動体12を上昇させ、紙送りモータ
20を逆転させて摩擦ローラ21を反時計方向に回転さ
せると、第6図(f)の過程を経て最上層の紙葉33に
対して下層の紙葉33を順次支持台1上の紙葉33の上
に戻すことができる。
すなわち、従動ローラ30は紙葉33を介して摩擦ロー
ラ21から摩擦力を受けるが、従動ローラ30はワンウ
ェイクラッチ31により時計方向への回転動作が阻止さ
れ、また、紙葉33間の摩擦係数μsより紙葉33と摩
擦ローラ21との摩擦係数μ2の方が高いため、紙送り
モータ20に駆動される摩擦ローラ21の回転力により
、最上層の紙葉33以下の紙葉33を戻すことができる
。
ラ21から摩擦力を受けるが、従動ローラ30はワンウ
ェイクラッチ31により時計方向への回転動作が阻止さ
れ、また、紙葉33間の摩擦係数μsより紙葉33と摩
擦ローラ21との摩擦係数μ2の方が高いため、紙送り
モータ20に駆動される摩擦ローラ21の回転力により
、最上層の紙葉33以下の紙葉33を戻すことができる
。
したがって、紙葉33を確実に分離することができる。
続いて、第6図(g)に示すように、摩擦ローラ21を
時計方向に反転させると、摩擦ローラ21と紙葉33と
の間及び紙葉33と従動ローラ30との間の摩擦係数が
高いため、従動ローラ30は摩擦ローラ21の回転に追
従して反時計方向に回転する。これにより、最上層の紙
葉33のみをコンベア32の上に送り出すことができる
。
時計方向に反転させると、摩擦ローラ21と紙葉33と
の間及び紙葉33と従動ローラ30との間の摩擦係数が
高いため、従動ローラ30は摩擦ローラ21の回転に追
従して反時計方向に回転する。これにより、最上層の紙
葉33のみをコンベア32の上に送り出すことができる
。
発明の効果
請求項1の発明は上述のように、紙葉を積層状態で支持
する支持台と、紙葉搬送方向に往復駆動される第一の可
動体と前記支持台に対して接近及び離反する方向に往復
駆動される第二の可動体とを有する搬送部材と、それぞ
れ前記紙葉の摩擦係数よりも高い摩擦係数をもつ摩擦ロ
ーラ及び摩擦部材と、前記搬送部材に取り付けられて前
記摩擦ローラを駆動する正逆回転自在のモータと、前記
摩擦部材を前記摩擦ローラに対して接離させる方向に前
記搬送部材に摺動自在に支持された第三の可動体とによ
り構成したので、支持台に積層された紙葉に搬送機構を
接近させて摩擦部材と摩擦ローラとを接触させ、摩擦ロ
ーラから離反させた摩擦部材で紙葉を押えた状態で摩擦
ローラを一方向に回転させることにより、摩擦部材と摩
擦ローラとの間で紙葉の中間部を湾曲させて隆起させる
経過を経て上層の紙葉を下層の紙葉から分離することが
でき、続いて、第三の可動体を摺動させて摩擦部材と停
止させた摩擦ローラとの間で分離した紙葉を挾持しなが
ら搬送機構を支持台から離反させ、搬送機構を支持台に
沿って移動させることにより、−側を綴じた紙葉又は定
形にカットされて積層された紙葉の何れをも任意の位置
に搬送することができ、また、摩擦部材と摩擦ローラと
の間に複数枚の紙葉が挾持された場合には、モータを逆
転させて摩擦ローラを他方向に回転させることにより、
最上層の紙葉に対して下層の紙葉を順次支持台上の紙葉
の上に戻すことができ、したがって、紙葉を確実に分離
することができる等の効果を有する。
する支持台と、紙葉搬送方向に往復駆動される第一の可
動体と前記支持台に対して接近及び離反する方向に往復
駆動される第二の可動体とを有する搬送部材と、それぞ
れ前記紙葉の摩擦係数よりも高い摩擦係数をもつ摩擦ロ
ーラ及び摩擦部材と、前記搬送部材に取り付けられて前
記摩擦ローラを駆動する正逆回転自在のモータと、前記
摩擦部材を前記摩擦ローラに対して接離させる方向に前
記搬送部材に摺動自在に支持された第三の可動体とによ
り構成したので、支持台に積層された紙葉に搬送機構を
接近させて摩擦部材と摩擦ローラとを接触させ、摩擦ロ
ーラから離反させた摩擦部材で紙葉を押えた状態で摩擦
ローラを一方向に回転させることにより、摩擦部材と摩
擦ローラとの間で紙葉の中間部を湾曲させて隆起させる
経過を経て上層の紙葉を下層の紙葉から分離することが
でき、続いて、第三の可動体を摺動させて摩擦部材と停
止させた摩擦ローラとの間で分離した紙葉を挾持しなが
ら搬送機構を支持台から離反させ、搬送機構を支持台に
沿って移動させることにより、−側を綴じた紙葉又は定
形にカットされて積層された紙葉の何れをも任意の位置
に搬送することができ、また、摩擦部材と摩擦ローラと
の間に複数枚の紙葉が挾持された場合には、モータを逆
転させて摩擦ローラを他方向に回転させることにより、
最上層の紙葉に対して下層の紙葉を順次支持台上の紙葉
の上に戻すことができ、したがって、紙葉を確実に分離
することができる等の効果を有する。
請求項2の発明は上述のように、請求項1において、摩
擦部材に代えて紙葉の摩擦係数より高い摩擦係数をもつ
従動ローラを搬送部材に回転自在に設け、第三の可動体
に前記従動ローラを摩擦ローラの回転方向とは反対方向
にのみ回転自在に保持するワンウェイクラッチを設けた
ので、支持台に積層された紙葉に搬送機構を接近させて
従動ローラと摩擦ローラとを接触させ、摩擦ローラから
離反させた従動ローラで紙葉を押えた状態で摩擦ローラ
を一方向に回転させることにより、従動ローラと摩擦ロ
ーラとの間で紙葉の中間部を湾曲させて隆起させる経過
を経て上層の紙葉を下層の紙葉から分離することができ
、続いて、第三の可動体を摺動させて従動ローラと停止
させた摩擦ローラとの間に分離した紙葉を挾持しながら
搬送機構を支持台から離反させ、摩擦ローラを一方向に
回転させるとともにワンウェイクラッチの作用により従
動ローラを摩擦ローラに対して追従回転させることによ
り、紙葉を任意の所定の位置に搬送することができ、ま
た、従動ローラと摩擦ローラとの間に複数枚の紙葉が挾
持された場合には、モータを逆転させて摩擦ローラを他
方向に回転させることにより、最上層の紙葉に対して下
層の紙葉を順次支持台上の紙葉の上に戻すことができ、
したがって、紙葉を確実に分離することができる等の効
果を有する。
擦部材に代えて紙葉の摩擦係数より高い摩擦係数をもつ
従動ローラを搬送部材に回転自在に設け、第三の可動体
に前記従動ローラを摩擦ローラの回転方向とは反対方向
にのみ回転自在に保持するワンウェイクラッチを設けた
ので、支持台に積層された紙葉に搬送機構を接近させて
従動ローラと摩擦ローラとを接触させ、摩擦ローラから
離反させた従動ローラで紙葉を押えた状態で摩擦ローラ
を一方向に回転させることにより、従動ローラと摩擦ロ
ーラとの間で紙葉の中間部を湾曲させて隆起させる経過
を経て上層の紙葉を下層の紙葉から分離することができ
、続いて、第三の可動体を摺動させて従動ローラと停止
させた摩擦ローラとの間に分離した紙葉を挾持しながら
搬送機構を支持台から離反させ、摩擦ローラを一方向に
回転させるとともにワンウェイクラッチの作用により従
動ローラを摩擦ローラに対して追従回転させることによ
り、紙葉を任意の所定の位置に搬送することができ、ま
た、従動ローラと摩擦ローラとの間に複数枚の紙葉が挾
持された場合には、モータを逆転させて摩擦ローラを他
方向に回転させることにより、最上層の紙葉に対して下
層の紙葉を順次支持台上の紙葉の上に戻すことができ、
したがって、紙葉を確実に分離することができる等の効
果を有する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、紙葉を積層状態で支持する支持台と、紙葉搬送方向
に往復駆動される第一の可動体と前記支持台に対して接
近及び離反する方向に往復駆動される第二の可動体とを
有する搬送部材と、それぞれ前記紙葉の摩擦係数よりも
高い摩擦係数をもつ摩擦ローラ及び摩擦部材と、前記搬
送部材に取り付けられて前記摩擦ローラを駆動する正逆
回転自在のモータと、前記摩擦部材を前記摩擦ローラに
対して接離させる方向に前記搬送部材に摺動自在に支持
された第三の可動体とよりなることを特徴とする紙葉め
くり装置。 2、摩擦部材に代えて紙葉の摩擦係数より高い摩擦係数
をもつ従動ローラを搬送部材に回転自在に設け、第三の
可動体に前記従動ローラを摩擦ローラの回転方向とは反
対方向にのみ回転自在に保持するワンウェイクラッチを
設けたことを特徴とする請求項1記載の紙葉めくり装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20193590A JPH0485089A (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 紙葉めくり装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20193590A JPH0485089A (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 紙葉めくり装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0485089A true JPH0485089A (ja) | 1992-03-18 |
Family
ID=16449227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20193590A Pending JPH0485089A (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 紙葉めくり装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0485089A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100324472B1 (ko) * | 1999-06-18 | 2002-02-27 | 오희범 | 제본문서 용지 자동넘김장치 |
-
1990
- 1990-07-30 JP JP20193590A patent/JPH0485089A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100324472B1 (ko) * | 1999-06-18 | 2002-02-27 | 오희범 | 제본문서 용지 자동넘김장치 |
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