JPH048426A - ワイヤ放電加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明は、ワイヤ自動供給装置を備えたワイヤ放電加
工機におけるワイヤ電極断線時の再加工方法に関するも
のである。

〔従来の技術１ 第２図は従来のワイヤ自動供給装置を備えたワイヤ放電
加工機であり、図において、Ｆｉｌ　はワイヤ電極、（
２）は加工対象である工作物、（３）は工作物（２）を
固定してｘＹ平面内を自在に移動するｘＹクロステーブ
ル、（４）はＸＹクロステーブル（３）をＸ軸方向に駆
動させるＸ軸駆動モータ、（５）はｘＹクロステーブル
（３）をＹ軸方向に駆動させるＹ軸駆動モータ、（６）
はワイヤ電極［１を自動的に供給、切断するワイヤ自動
供給装置、（７）はＸ軸モータ（４）及びＹ軸モータ（
５）を駆動してｘＹクロステーブル（３）をワイヤ電極
（１）と相対的に移動させると共に他の制御も司どる数
値制御装置、（８）はワイヤ電極（１）に電気的エネル
ギーを供給する加工電源である。

次に動作について説明する。ワイヤ電極（１）と工作物
（２）との間に加工電源（８）から加工電圧を印加して
、上記それぞれの間に形成される加工間隙に放電を生じ
させる。又、Ｘ軸モータ（４）及びＹ軸モーク（５）を
数値制御装置（７）の信号により駆動して、ＸＹクロス
テーブル（３）を所望の輪郭形状に沿って移動させるこ
とにより放電加工を行う。

その際、加工途中でワイヤ電Ｉ！ｉ　（１１が断線した
場合、断線復帰をおこなうこの断線復帰を第３図に示す
。

第３図（イ）は輪郭形状であり、第３図（ロ）は輪郭形
状中にワイヤ電極が断線したという例を記す。

先に述べた数値制御装置（７）がワイヤ電極（１１の断
線した位置を記憶し、その後第３図（ハ）にあるように
加工開始位置へｘＹクロステーブル（３）を移動させ、
その位置でワイヤ電極（１）の自動供給をおこないワイ
ヤ電極ｍを結線する。

次にワイヤ電極（１）が断線した地点まで数値制御装置
（７）からの移動指令によりＸＹクロステーブル（３）
を移動させるが、その方法は２通り有る。

１つはワイヤ電極（１）を張った状態で空送りにより断
線地点まで行き再加工する方法、もう一方は第３図（勾
に示すようにワイヤ電極＋１＋に供給する電気条件を小
さくして、さきに加工した同じ工具補正量で既に加工し
である加工溝を通り加工しながら断線付近までいき、断
線地点手前数ミリの所で元の加工条件に戻して加工を継
続させている。

尚、第３図（ネ）は工具補正量の説明図であり、その値
はワイヤを極ｆｉ＋　の半径と放電代を足したものであ
る。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のワイヤ放電加工方法は、以上のように構成されて
いるのでワイヤ電極＋１１の断線復帰時。

ワイヤ電極（１１を張った状態で、加工せずに空送りで
加工溝に入っていくとワイヤ電極（１）の銅成分が加工
溝に付着している為、復帰中にワイヤ電極（１１が切れ
る問題点がある。

又、加工しながら断線地点までいくと始めに加工した加
工溝を再度加工している為、製品にダメージを与えると
いう問題があった。

この発明は上記のような課題を解決するためになされた
もので断線復帰時、断線地点までの移動が不確実であっ
たものが確実におこなえ、製品側に影響することなく円
滑に加工できるワイヤ放電加工方法を得ることを目的と
する。

［課題を解決するための手段１ この発明に係るワイヤ放電加工方法は加工状態で断線地
点へ復帰する時、初期の工具補正量よりも大きな工具補
正量で輪郭加工できるようにしたものである。

〔作用〕

この発明においては断線復帰時、ワイヤ断線地点へ加工
しながら進む際、初期の工具補正量より大きな工具補正
量で加工する為、既に加工されている加工溝を通っても
製品側の加工面が放電することがない、従って製品側に
加工面に影響することなく、加工することができる。

〔発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を第１図フローチャートを用
いて説明するが機械構成は上述した従来装置（第２図）
と同一符号は同一構成部につきその説明は省略する。

先ず、加工開始前に初期荒加工用電気条件とオフセット
の入力をする０次いで断線した場合のオフセット量を断
線回数に対応して変数として入力する。その後加工を開
始し、加工途中にワイヤ電極（１）の断線が無ければ加
工を終了する。加工途中にワイヤ電極（１１の断線が有
れば断線回数１を数値制御装置（７）が記憶し、再加工
モードに入る。

再加工モードではワイヤ電極（１１を切断した後、加工
開始点まで戻ってワイヤ電極Ｆｉｌ　を自動供給し結線
をおこなう０次にあらかじめ数値制御装置（７）に登録
しである荒加工の電気条件より低い加工条件を読み出す
０次いで断線回数１に対応したオフセット量を数値制御
装置（７）に読み出し、上述した加工条件とこのオフセ
ット価で前加工のワイヤ電極＋１１の断線地点まで加工
しながら進行する。その後加工条件を初期加工条件に変
更して輪郭加工を継続する。尚継続後のワイヤ電極（１
）の断線があれば断線回数をカウントしフローチャート
Ａ部（第１図）からの処理による。

フローチャートＡ部ではワイヤ電極Ｆｉｌの断線回数が
５回になったら加工を停止する。断線回数が４回未満の
場合は、上述の再加工モードから処理をおこない加工を
進めていくものである。

第３図（勾は断線復帰後の加工経路を示し、破線部が断
線復帰時の加工面となり、製品に影響を与えることなく
加工するものである。

なお、上述した実施例は輪郭加工中のワイヤ断線回数に
対応したオフセット量を自動的に読み出し、ワイヤ断線
が発生しても任意のオフセットエ４、 で加工を継続させるものであるが、手動による方法によ
れば輪郭加工中のワイヤ断線時に加工開始点まで戻し、
次いで本輪郭形状プログラムを手動により、リセットを
した後、任意のオフセット量を人力して、再加工しても
同様の効果が得られる。

〔発明の効果］ 以上のように、この発明によれば断線復帰時に前加工の
オフセット量よりも大きなオフセット量で加工するよう
に構成したので、加工面が悪化することなく、精度の高
いものが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係り、ワイヤ放電加工方
法を説明する為のフローチャート、第２図は従来のワイ
ヤ放電加工機の動作を説明する為のブロック図、第３図
は従来の輪郭形状図である。 図において、（１）はワイヤ電極、（２）は工作物。 （３）はｘｙクロステーブル、（４）はＸ軸駆動モーフ
、（５）はＹ軸駆動モーフ、（６）はワイヤ自動供給装
置、（７）は数値制御装置、（８）は加工電源である。 なお、 示す。 図中、 同一符号は同一、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワイヤ自動供給装置を使用し、自動断線復帰を行ない輪
   郭形状を加工するワイヤ放電加工方法において、上記輪
   郭形状加工で自動断線復帰後の加工に異なる軌跡で再加
   工することを特徴とするワイヤ放電加工方法。