JPH048195B2 - - Google Patents

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JPH048195B2
JPH048195B2 JP61239640A JP23964086A JPH048195B2 JP H048195 B2 JPH048195 B2 JP H048195B2 JP 61239640 A JP61239640 A JP 61239640A JP 23964086 A JP23964086 A JP 23964086A JP H048195 B2 JPH048195 B2 JP H048195B2
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JP
Japan
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cutting
weight
length
cut
salmon
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Yoshio Masuda
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は略相似形で組成が略均一な被切断物を
所定重量で切断する自動切断装置に関する。
[従来の技術] 給食やレストランなど1人前の単価が予め決ま
つている場合や、大型小売店などで販売価格が予
め決まつている場合には、所定重量の魚肉、畜肉
等の切身を大量に得る必要がある。このようなと
きに、熟練した料理人や職人の勘に頼る手作業で
は効率が悪く、従来より、所定重量の切身を効率
よく得られる各種の自動切断装置が提案されてい
る。例えば、被切断物の重量と全長とを測定し、
その測定値と予め記憶されている基準データとを
対比演算して所定重量の切身を得られるように切
断手段の位置の制御を行なう装置が開示されてい
る(特公昭60−14678)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、こうした従来の自動切断装置
は、魚体等相似形の被切断物を対象としているに
もかかわらず、被切断物の重量と全長とを測定し
なければならず装置が大型化し、また設備費がか
さむという問題があつた。
そこで本発明は上記の問題点を解決することを
目的とし、被切断物を所定重量で切断する小型で
安価な自動切断装置を提供することを目的として
なされた。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本発明は問題点を解
決するための手段として次の構成をとつた。即
ち、第1図に例示すごとく、 略相似形で組成が略均一な被切断物M1から予
め設定された所定重量の切身を切断する自動切断
装置であつて、 上記被切断物M1の重量を検出する重量検出手
段M2と、 上記被切断物M1を指示された長さで切断する
切断手段M3と、 予め設定された被切断物M1の重量と全長との
関係に基づき上記重量検出手段M2により検出さ
れた被切断物M1の重量から上記被切断物M1の
全長を算出する全長算出手段M4と、 予め求められた被切断物M1の長さ比に対する
重量比分布で表された関係を記憶する記憶手段M
5と、 上記記憶手段M5に記憶された長さ比一重量比
分布の関係に基づいて、上記被切断物M1から上
記切身を除いた重量比より、切断長さを求め、該
切断長さ比と上記全長とから所定重量となる切断
長さを算出する切断長算出手段M6と、 該切断長算出手段M6の算出結果に基づいて上
記切断手段M3を指示・制御する切断制御手段M
7と、 を備えたことを特徴とする自動切断装置の構成が
それである。
ここで、上記被加工物M1は略相似形で組成が
略均一であればよく、例えば魚類、果実類、根菜
類あるいは略相似形に切断された畜肉等でもよ
い。
[作用] 上記構成を有する本発明の自動切断装置は、重
量検出手段M2が、被切断物M1の重量を検出
し、全長算出手段M4が、予め設定された被切断
物M1の重量と全長との関係に基づき、検出され
た重量から被切断物M1の全長を算出する。そし
て、切断長算出手段M6が、記憶手段M5に記憶
された長さ比一重量比分布の関係に基づいて、被
切断物M1から切身を除いた重量比より、切断長
さ比を求め、切断長さ比と全長とから所定重量と
なる切断長さを算出する。切断制御手段M7が、
切断長算出手段M6の算出結果に基づいて切断手
段M3を指示・制御する。そして、切断手段M3
が、指示された切断長さで被切断物M1を切断
し、所定重量の切身を得ることができる。
[実施例] 以下本発明の実施例について説明する。
まず、切断する被切断物の重量が所定重量とな
る長さを算出する手順について図面によつて説明
する。
第2図は被切断物である鮭の頭部を切除して二
枚におろした内の背骨がないものを例示した外形
図である。魚体はその種類が同一であると、第2
図に示すような外形がほぼ相似形であり、各魚体
の形状、例えば全長Lは魚体の総重量Gのβ乗
(1/3乗)にほぼ比例し、下記(1)式の関係がある。
従つて、予め比例係数αを求め、魚体の重量Gを
測定することによりその魚体の全長Lを求めるこ
とができる。
L=α・G〓 ……(1) 第3図は、鮭を例として測定した全長と重量と
の関係を示すグラフである。このグラフにおいて
総重量G及び全長Lからは第2図に示すごとく、
切身として使用できない頭側のA部と尾部とを除
いている。このグラフから鮭の比例係数αは39で
あることが求められ、更に、本実施例では、β乗
を1/3乗に変えて、実際の鮭の外形にはばらつき
があり完全な相似形ではないことから、同じく上
記グラフからβ乗を0.35乗とした。
尚、魚体の幅W及び厚さHについても長さLと
同様の関係が成立する。
次に、所定の切身重量ΔGを得るための切断位
置を求める手順について第4図によつて説明す
る。第4図は上述した鮭の長さに対する重量の分
布比率を示すグラフである。このグラフにおい
て、縦軸は鮭の総重量G(頭側のA部と尾部は除
く。以下同じ。)に対する頭側の重量G1を百分
率で示した重量日g1、横軸は鮭の全長L(頭側
のA部と尾部は除く。以下同じ。)に対する頭側
を基準とした長さL1を百分率で示した長さ比l
1である。この関係を式で示すと下記の(2),(3)式
となる。
g1=G1/G×100 ……(2) l1=L1/L×100 ……(3) また、所定の切身重量ΔGと切身重量比Δgとの
関係は(2)式より下記の(4)式となる。
Δg=ΔG/G×100 ……(4) よつて、既に第2図に示すように切断長L1
(長さ比l1)で切断したとすると、長さ比l1
に応じた重量比はg1である。この重量比g1か
ら切身重量比を減算して重量比g2(=g1−
Δg)を求める。次に、この重量比g2に応じた
長さ比l2を第4図から求める。
この求めた長さ比l2を上記(1)式及び(3)式から
求めた下記の(5)式に代入して切断長L2が求めら
れる。この切断長L2が鮭から切身重量ΔGを切
断するための頭側からの距離である。ここで本実
施例の鮭の場合、α=39,β=0.35である。
L2=l2・L/100=l2・α・G〓/100 ……(5) 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第5図は本発明の一実施例である自動
切断装置の概略構成図である。
この自動切断装置は、回転しながら鮭Fを切断
するデイスク形カツタ1を有し、デイスク形カツ
タ1と共に回転する歯車2及び歯車2と噛合する
アイドルピニオン4をも備えている。これらデイ
スク形カツタ1、歯車2及びアイドルピニオン4
は一体的に移動する構成である。このアイドルピ
ニオン4は2本の小ラツク6a,6b及び該2本
の小ラツク6a,6bの両端に設けられた半月状
の1対の歯車8a,8bにより形成されたラツク
10と噛合され、このラツク10は門形フレーム
11に固定されている。また、上記デイスク形カ
ツタ1はチエーン12に接続され、このチエーン
12は門形フレーム11に回転自在に支承された
一対のスプロケツト14,16の間に張設されて
いる。該スプロケツト14は図示しない伝達装置
を介してACモータ18により回転される。尚、
ACモータ18の後部には、ACモータ18の回転
によりパルス信号を発生するエンコーダ20が取
付けられている。
上記ACモータ18が駆動されるとスプロケツ
ト14が回転し、このスプロケツト14の回転に
よりチエーン12が駆動されてデイスク形カツタ
1が図示印Aのごとくトラツク状の運動をする。
また、チエーン12の移動によりラツク10と噛
合したアイドルピニオン4が回転し、よつてギヤ
2が逆方向に回転してデイスク形カツタ1が図矢
印B方向に回転する。このようにACモータ18
が駆動されると、デイスク形カツタ1は図矢印B
方向に自転しながら図矢印Aのごとくトラツク状
の運動を行なう。
また、上記門形フレーム11の側面下部にはデ
イスク形カツタ1の下端(切断位置)を回動中心
とする大歯車22が取付けられ、大歯車22に噛
合する小歯車24が設けられている。この小歯車
24にはACサーボモータ26の回転軸に取付け
られた歯車28が噛合されている。従つて、AC
サーボモータ26を駆動すると、歯車28及び小
歯車24を介して大歯車22が回転し、この回転
により門形フレーム11が傾動してデイスク形カ
ツタ1を所定角度傾けることができる。尚、AC
サーボモータ26の後部にはACサーボモータ2
6の回転に応じたパルス信号を発生するエンコー
ダ30が取付けられている。
一方、門形フレーム11の長手方向と直交する
方向に多数のガイドバー32が並設され、該ガイ
ドバー32の下部には多数のガイドバー32を接
続して一体とする接続バー34を介してロードセ
ル36が設けられている。このロードセル36は
ガイドバー32上に置かれた鮭Fの重量に応じた
アナログ信号を発生する。
また、ガイドバー32の上側と下側とには、ガ
イドバー32と直交する方向に架設された2本の
送給バー38,40が設けられている。この送給
バー38,40の各々の両端はガイドバー32の
両側に設けられた2本の送給チエーン42,44
の各々接続されている。この2本の送給チエーン
42,44は2組の送給用スプロケツト46,4
8間に張設され、一方の2個の送給用スプロケツ
ト46,48は連結軸50により連結されてい
る。該連結軸50の一端には小スプロケツト52
が取付けられ、この小スプロケツト52とACサ
ーボモータ54の回転軸に取付けられたスプロケ
ツト56との間にはチエーン58が張設されてい
る。尚、ACサーボモータ54の後部にはACサー
ボモータ54の回転に応じてパルス信号を発生す
るエンコーダ60が設けられている。
該ACサーボモータ54が駆動されるとチエー
ン58等を介して送給用スプロケツト46,48
が回転されて送給チエーン42,44が駆動さ
れ、一方の送給バー38が図矢印C方向に移動す
る。これと共に他方の送給バー40は図矢印Cと
反対方向に移動する。従つてガイドバー32上に
鮭Fを置いて、ACサーボモータ54を駆動する
と、一方の送給バー38により鮭Fが図矢印C方
向に移動する。
また、ガイドバー32の延長上には一端に深さ
3mmの切欠き62aが形成された多数の固定ガイ
ドバー62が設けられている。この切欠き62a
内を隙間1mmでデイスク形カツタ1の先端切刃部
が通過し、鮭Fを確実に切断する。この固定ガイ
ドバー62の上方には、多数の板ばね64が配設
された揺動軸66が設けられ、該揺動軸66の一
端にはエアシリンダ68のロツドに接続された接
続板70が設けられている。このエアシリンダ6
8が駆動されると、接続板70を介して揺動軸6
6が揺動し、板ばね64も揺動軸66を中心に揺
動する。よつて、この板ばね64により固定ガイ
ドバー62上の鮭Fを上方から押さえる。
更に、固定ガイドバー62の延長上には、一組
のローラ72,73間に張設された多数の紐状ベ
ルト74が配設されている。上記ローラ72は図
示しないチエーン伝達装置により送給用スプロケ
ツト48と共に回転可能な構成となつている。従
つてACサーボモータ54が駆動されるとローラ
72も回転し、該ローラ72の回転によりベルト
74も駆動され、固定ガイドバー62上を送給さ
れた鮭Fはベルト74により搬出される。
次に本実施例の電気系統を第6図に示すブロツ
ク図を用いて説明する。上記の各モータは電子制
御回路100によつて駆動・制御されて鮭Fの送
給・切断を行なう。上記電子制御回路100は第
6図に示すように、周知のCPU101,ROM1
02,RAM103を論理演算回路の中心として
構成され、外部と入出力を行なう入出力回路、こ
こではキーボード入回路104、パルス入力回路
105,アナログ入力回路106,モータ駆動出
力回路107,駆動出力回路108等をコモンバ
ス109を介して相互に接続して構成されてい
る。
上記RAM103には、これから切断しようと
する鮭F郡のサンプルから予め測定した鮭Fの全
長と重量との関係を示すグラフ(第3図参照)及
び鮭Fの長さに対する重量の分布を示すグラフ
(第4図図参照等)が書き込まれている。このよ
うにRAM103に書き込むことにより、被切断
物がかわつても容易にデータを書きかえることが
できる。
CPU101はキーボード110により設定さ
れる切身重量ΔG等のデータをキーボード入力回
路104を介して、また、各エンコーダ20,3
0,60からのパルス信号をパルス入力回路10
5を介して、更に、ロードセル36からのアナロ
グ信号をアナログ入力回路106を介して、各々
入力する。
一方、これらのデータや信号及びROM10
2,RAM103内のデータに基づいてCPU10
1はモータ駆動出力回路107を介してACモー
タ18及び各ACサーボモータ26,54に駆動
信号を出力し、駆動出力回路108を介してシリ
ンダ68を駆動する信号を出力して各装置を制御
している。
次に上述した電子制御回路100において行な
われる処理について、第7図フローチヤートに拠
つて説明する。
本自動切断装置は電源が投入され、キーボード
110から切身重量ΔGの設定、門形フレーム1
1を傾動して所定の切断角度θとする操作、デイ
スク形カツタ1及び送給バー38,40の原点復
帰の操作等が行なわれる。
操作が開始されると、第7図に示す切断制御ル
ーチンを他の制御ルーチンと共に繰返し実行す
る。まず、予め設定された切身重量ΔGを読み出
し(ステツプ200)、送給バー38に鮭Fの頭
側を接触させてガイドバー32上に置かれた鮭F
の総重量Gをロードセル36により検出する(ス
テツプ210)。次に、総重量Gを切身重量ΔG
により割り算して、切断回数Nを算出し(ステツ
プ215)、該算出した切断回数Nの小数点以下
を切り捨て、切断回数Nを整数化する(ステツプ
220)。
続いて、上記総重量Gに基づいて上述した(1)式
により鮭Fの全長Lを算出し(ステツプ225)、
送給バー38の原点位置(第5図の位置)とデイ
スク形カツタ1との距離から上記全長Lを減算し
た距離を求め、ACサーボモータ54を駆動して
送給バー38を移動し、エンコーダ60によりこ
の移動量と上記減算して求めた距離とが等しくな
るまで送給バー38を移動する(ステツプ23
0)。これにより鮭Fは、第5図に二点鎖線で示
すように、尾の付け根部がデイスク形カツタ1の
通過通路上に送給される。
尚、総重量Gの鮭F切身重量ΔGで切断した場
合に、余りの重量分の切身ができるので、最後に
切断した切身に余り分ができるようにしてもよ
く、また、予め余りの重量分を切断するようにし
てもよい。この場合には、まず前述したと同様
に、総重量Gに基づいて(1)式から鮭Fの全長Lを
算出する(ステツプ225)。
次に、切身重量ΔGに切断回数Nを乗算し、そ
の値を総重量Gから減算した切断総重量(=G−
N×ΔG)を算出する。この切断総重量を(2)式の
重量G1に代入して、重量比g1を算出する。そ
して、第4図からこの重量比g1に対応する長さ
比l1を求め、(5)式の長さ比l2に、この長さ比
l1を代入して、切断長さL1を算出する。
続いて、前述したと同様に、送給バー38の原
点位置とデイスク形カツタ1との距離から切断長
さL1を減算した距離を求め、ACサーボモータ
54を駆動して送給バー38を移動し、エンコー
ダ60によりこの移動量と上記減算して求めた距
離とが等しくなるまで送給バー38を移動する
(ステツプ230)。これにより、予め余りの重量
分を、身が少ない鮭Fの尾部側から取り除くこと
ができる。
次に、アイシリンダ68を駆動して板ばね64
により鮭Fを固定し(ステツプ240)、ACモー
タ18を駆動してデイスク形カツタ1を移動し、
エンコーダ20を介してデイスク形カツタ1が1
周したことを検出するとACモータ18を停止す
る。こうして、鮭Fの尾を切断する(ステツプ2
50)。切断を終了するとエアシリンダ68を駆
動して板ばね64による鮭Fの固定を開放し(ス
テツプ260)、切断回数Nが1上であるか否か
を判断する(ステツプ270)。
1以上であると判断すると、切身重量ΔGに応
じた切身重量比Δgを上記(4)式により算出し、前
述した如く、ガイドバー32,62上の鮭Fの長
さL1(長さ比l1)に対応した重量比g1から
切身重量比Δgを減算して、重量比g2を求める。
そして、第4図から、この重量比g2に対応する
長さ比l2を求め、更に、この長さ比l2と、ス
テツプ225の処理により算出した全長Lとから
上記(5)式により切断長L2を算出する(ステツプ
280)。このステツプ280の処理の実行が、
切断長算出手段として働き、前記ステツプ225
の処理の実行が全長算出手段として働く。切断長
L2算出後、送給バー38とデイスク形カツタ1
との距離が切断長L2となるようエンコーダ60
により移動量を検出しながらACサーボモータ5
4を駆動して送給バー38を移動し、鮭Fを送給
する(ステツプ290)。この時、同時に切断さ
れた鮭Fの切身はベルト74により搬出される。
次に、エアシリンダ68を駆動して板ばね64に
より鮭Fを固定し(ステツプ300)、エンコー
ダ20によりデイスク形カツタ1の移動量を検出
しながらACモータ18を駆動して、デイスク形
カツタ1を矢印Aのごとく1周分移動して鮭Fを
切断する(ステツプ310)。切断を終了すると、
切断回数Nから1を減算し(ステツプ320)、
再び新たな切断を行なうステツプ260以下の処
理を繰返し実行する。尚、本実施例では、ステツ
プ310の処理により鮭Fを切断後、デイスク形
カツタ1が原位置に戻るまでにステツプ320及
び260ないし300の処理の実行を終了する
と、デイスク形カツタ1を原位置に停止すること
なく、矢印Aの移動を連続して行なう構成として
いる。
ステツプ270において、切断回数Nが1以下
であると判断すると、エンコーダ60により送給
バー38の移動量を検出しながらACサーボモー
タ54を駆動して、送給バー38を第5図に示す
送給バー40の位置に移動し、同時にベルト74
により切身を搬出する(ステツプ330)。搬出
を終了すると、一旦「NEXT」へ抜ける。
本実施例では被切断物として鮭Fを二枚におろ
した内の背骨がないものを例としたが、背骨が付
いたものあるいは二枚におろしていない一匹のま
まのものでも、予めそれらの上述した測定データ
を得ることにより、同様に一定の切身重量ΔGの
切身に切断することができる。
上述した如く、本実施例の自動切断装置は、鮭
Fの総重量Gをロードセル36により検出し、予
め測定し記憶された長さ比一重量比分布の関係に
基づいて、鮭Fから切身を除いた重量比g2よ
り、切断長さ比l2を求め、切断長さ比lと全長
Lとから切断長さL2を算出する。そして、送給
バー38とデイスク形カツタ1との間隔が切断長
さL2となるように、送給バー38を送給し、鮭
Fの大小に係わやず、また、鮭Fの頭側か尾側か
の切断箇所の違いに係わらず、誤差が少なく、ば
らつきの少ない所定重量ΔGの切身に連続して切
断する。
従つて、本実施例を自動切断装置によると、鮭
Fの総重量Gのみを検出するだけでよく、その他
の検出装置を設ける必要がないので、装置が小型
で、また設備費も安価である。また、ACサーボ
モータ26を駆動して門形フレーム11を傾ける
ことにより、所定の切断角度を有する切身を得る
ことができる。
更に、送給方向に並設した多数のガイドバー3
2により、送給中に鮭Fをずらすことなく確実に
送給することができ、切断中は多数の板ばね64
により鮭Fの形状に応じた確実な固定を行なう。
以上本発明の実施例について説明したが、本発
明はこのような実施例に何等限定されるものでは
なく、例えば、ACモータ18に取付けたエンコ
ーダ20に変えて門形フレーム11にリミツトス
イツチを取付けてデイスク形カツタ1の位置を検
出する構成としてもよく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々なる態様で実施し得ること
は勿論である。
発明の効果 以上詳述したように本発明の自動切断装置によ
ると、被切断物の重量のみを検出するだけで、被
切断物の大小にかかわらず所定重量の切断を行な
うことができ、装置が小型で、また設備費も安価
であり、かつ切断した切身の重量の誤差が少な
く、ばらつきが少ないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を例示するブロツ
ク図、第2図は本発明の一実施例としての被切断
物の外形図、第3図は本実施例としての鮭の全長
と重量との関係を示すグラフ、第4図は本実施例
としての鮭の長さに対する重量の分布比率を示す
グラフ、第5図は本発明の一実施例としての自動
切断装置の概略構成図、第6図は本実施例の電気
系統の構成を示すブロツク図、第7図は本実施例
の制御回路において行なわれる制御ルーチンの一
例を示すフローチヤートである。 1……デイスク形カツタ、18……ACモータ、
26,54……ACサーボモータ、20,30,
60……エンコーダ、32……ガイドバー、3
8,40……送給バー、100……電子制御回
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 略相似形で組成が略均一な被切断物か予め設
    定された所定重量の切身を切断する自動切断装置
    であつて、 上記被切断物の重量を検出する重量検出手段
    と、 上記被切断物を指示された長さで切断する切断
    手段と、 予め設定された被切断物の重量と全長との関係
    に基づき上記重量検出手段により検出された被切
    断物の重量から上記被切断物の全長を算出する全
    長算出手段と、 予め求められた被切断物の長さ比に対する重量
    比分布で表された関係を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された長さ比一重量比分布
    の関係に基づいて、上記被切断物から上記切身を
    除いた重量比より、切断長さ比を求め、該切断長
    さ比と上記全長とから切断長さを算出する切断長
    算出手段と、 該切断長算出手段の算出結果に基づいて上記切
    断手段を指示・制御する切断制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動切断装置。
JP23964086A 1986-10-08 1986-10-08 自動切断装置 Granted JPS6393595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23964086A JPS6393595A (ja) 1986-10-08 1986-10-08 自動切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23964086A JPS6393595A (ja) 1986-10-08 1986-10-08 自動切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6393595A JPS6393595A (ja) 1988-04-23
JPH048195B2 true JPH048195B2 (ja) 1992-02-14

Family

ID=17047718

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JP23964086A Granted JPS6393595A (ja) 1986-10-08 1986-10-08 自動切断装置

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JP3452990B2 (ja) * 1994-10-11 2003-10-06 株式会社ニッコー 切断装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618539A (en) * 1979-07-25 1981-02-21 Murata Kk Automatic weighing and cutting apparatus
JPS5627797A (en) * 1979-08-16 1981-03-18 Anritsu Electric Co Ltd Slicing device

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JPS6393595A (ja) 1988-04-23

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