JPH0480391A - アルミニウム電気めっき用アノード補給装置及びアノード保持具 - Google Patents

アルミニウム電気めっき用アノード補給装置及びアノード保持具

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JPH0480391A
JPH0480391A JP19214590A JP19214590A JPH0480391A JP H0480391 A JPH0480391 A JP H0480391A JP 19214590 A JP19214590 A JP 19214590A JP 19214590 A JP19214590 A JP 19214590A JP H0480391 A JPH0480391 A JP H0480391A
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JP
Japan
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anode
plating
workpiece
casing
rod
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Pending
Application number
JP19214590A
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English (en)
Inventor
Isao Saeki
功 佐伯
Setsuko Takahashi
節子 高橋
Masayoshi Tadano
政義 多々納
Kiyoshi Asakawa
浅川 清
Yutaka Sugiura
裕 杉浦
Atsushi Mori
淳 森
Tadaaki Narata
奈良田 忠昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Uemera Kogyo Co Ltd
C Uyemura and Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Uemera Kogyo Co Ltd
C Uyemura and Co Ltd
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り産業上の利用分野コ 本発明は、消耗型のアノードを使用して鋼、ステンレス
鋼等の金属材料に密閉雰囲気でアルミニウム電気めっき
を施すときに使用するアノード補充装置及びアノード保
持具に関する。
[従来の技術] アルミニウムは、表面に形成された酸化皮膜が保護膜と
して働き、耐食性に優れた性質を呈する材料である。こ
の性質を利用して、たとえば鋼板等の金属材料にアルミ
ニウムめっきを施すとき、耐食性及び耐久性に優れた素
材が得られる。
アルミニウムめっき層は、これまで溶融めっき法によっ
て対象物の表面に形成されている。しかし、溶融めっき
法では、アルミニウムを600℃以上の高温に加熱・溶
融して、めっき浴を形成する必要がある。そのため、加
熱・溶融に使用される熱源の消費が大きい。また、アル
ミニウムを溶融状態に維持するために、めっき槽を構成
する部材及び耐熱性ライニングの選択が要求されると共
に、めっき槽を定期的に補修することが余儀な(される
そこで、最近では、溶融塩浴を使用しためっき方法や、
200℃以下の一比較的低い温度に維持した電解液を使
用した電気めっき方法等が開発されている。たとえば、
特開昭63−26399号公報では、無水有機アルミニ
ウム電解液を密閉室内のめっき槽に保持し、中間チャン
バーな介して被めっき材料をめっき槽に導入し、電気め
っきを行うことが開示されている。
また、本出願人等も、特開昭64−87799号公報、
特開平1−272788号公報、特開平1−27279
0号公報等で、この種のアルミニウムめっきに関するめ
っき浴、めっき方法、前処理等を紹介している。
[発明が解決しようとする課題] アルミニウムめっき層を電気めっきにより形成するとき
、ハロゲン化アルミニウム、アルキルピリジニウム、第
4級アンモニウム塩等の1種又は2種以上を含有する非
水液が使用されている。
このめっき浴は非常に腐食性が強く、その中で電解によ
るめっき反応が行われるため、不溶性の陽極を使用する
ことができない。
そこで、消耗型のアノードを使用し、このアノードから
めっき液に溶出した金属アルミニウムをカソードである
ワークの表面に電解析出させることによって、めっき層
を形成している。したがって、めっき反応の進行に伴っ
てアノードが消耗する。めっきを継続させるためには、
この消耗分に見合った量のアノードを補給する必要が生
じる。
ところが、雰囲気中の酸素や水分等により使用されるめ
っき液が変質し易いものであるため、めっき室は、外気
から遮断された不活性雰囲気に維持されている。このよ
うなめっき室に配置されためっき槽にアノードを外部か
ら補給しようとすると、めっき室を大気に連通させるこ
とになり、所定の不活性雰囲気に戻すまでに種々の操作
及び時間が必要となり、めっき装置の稼動率を低下させ
る。
この欠点を解消するため、めっき室に予め多量のアノー
ドを収容しておき、アノードの消耗に応じて予備のアノ
ードをめっき槽に送り込むことが考えられる。しかし、
この方式では、めっき室の内部空間が予備のアノードに
よって占められる割合が大きくなり、めっき室内部に配
置される種々の機器に対するレイアウトが制約される。
また、予備のアノードをめっき槽に送り込むための機構
をめっき室内部に配置することが必要となり、めっき装
置の構造も複雑なものとなる。
そこで、本発明は、このような問題を解消するために案
出されたものであり、外部に配置した補充用アノードを
収容するケーシングとめっき槽内にあるアノード保持具
とをアノード補充管で連絡することにより、めっき室の
内部雰囲気に影響を与えることなく、簡単な操作で必要
量のアノードを随時補充することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、その目的を達成するため、内部にめっき槽を
備え不活性雰囲気に維持されたためつき室に、該めっき
室の側部に密閉可能に配置された中間チャンバーを経て
ワークを送り込み、前記めっき槽に収容されているめっ
き浴に前記ワークを浸漬してアルミニウム電気めっきす
るめつき装置において、前記めっき液に浸漬されたワー
クに対向させて棒状アノードを保持するアノード保持具
にアノードを補給する装置であって、前記アノードを複
数本を整列状態で収容する密閉可能なケシングを備え、
先端部が前記アノード保持具の上部開口に臨むアノード
補充管の基端部を前記ケーシングの下部内面に開口させ
、前記ケーシングの反対側下部にアノード押出し用ピス
トンを設けたことを特徴とする。
なお、ケーシングの内部に、不活性ガス供1a’ff及
び排気管を開口させることが好ましい。
また、アノード保持具は、複数の棒状アノードを上下方
向に積み重ねて収容し、ワークに対向配置する内部空間
をもっている。内部空間は、奥行及び幅がそれぞれ棒状
アノードの直径及び長さよりも大きく、上方が開放され
てアノード受入部となり、ワーク側側面が開放されてワ
ークに対向している。また、内部空間の両側に、収容さ
れた前記棒状アノードの両端部が挿入される溝部が形成
された上下方向に伸びる側壁を設けている。
更に、内部空間の後側(こは、収容された棒状アノード
に接触し、外部電源に電気的に接続された導電材料製の
端壁を設けることができる。
[作用〕 本発明のアノード補充装置において、ケーシングに収納
されているアノードは、ピストンによって押し出され、
アノード補充管を経由してアンド保持具に送り出される
。アノードが送り出された後では、ケーシング内で上方
に位置していた別のアノードが押出し位置まで落下して
、次回の押出しのために待機する。
ケーシングを密閉可能な構造であるので、大気とめっき
室内部との連通がなく、補充用アノードをめっき室に送
り込むとき、めっき室への大気の流入が防止される。ま
た、ケーシングの内部を不活性雰囲気に維持するとき、
大気の流入を確実に防止することができる。
アノード保持具に送り込まれた棒状アノードは、アノー
ド保持具の内部空間で上下方向に関して千鳥状に配置さ
れる。そのため、下段側のアノードに対し上方のアノー
ドから重力が加わり、各アノードが良好な接触状態に維
持される。また、後側に導電材料製の端壁を設けたとき
、上段側から下段側に加わるの重力によって、アノード
が端壁に押し付けられ、電気的な接触も良好な接触状態
になる。
[実施例〕 以下、図面を参照しながら、実施例によって本発明を具
体的に説明する。
本実施例のアノード補充装置が組み込まれるアルミニウ
ム電気めっき装置は、第3図に示すように中間チャンバ
ー100及びめっき室200を互いに水平□横方向に隣
接配置している。これら中間チャンバー100及びめっ
き室200は、直方体状の内部空間をもち、基礎に立設
された共通の壁体】50の内部に形成されている。めっ
き室200は、中間チャンバー100よりも上方に突出
している。中間チャンバー100の床101は、めっき
室200の床201より一段高く設けられている。
治具350に吊り下げられたワークWを収容する台車3
00が、中間チャンバー100及びめっき室200の間
を往復可能に配置されている。台車300の車輪301
.302は、中間チャンバー100の床101及びめっ
き室200の床201にそれぞれ敷設された一対のレー
ル上を転動する。
台車300は、床101の近傍で水平に延びる基礎フレ
ーム320の両端に一対のサポート321を立設してい
る。これらサポート321は、ワークWの横方向両側で
垂直上方に延び、上端に治具350の横部材351が着
座するサドル322を設けている。また、台車300の
めっき室200側には、可動壁310がブラケット31
1を介してサポート321の上端部及び下端部に連結さ
れている。また、可動壁310は、シリンダ400から
延びたロッド401にブラケット402及び複数の圧縮
コイルスプリング403を介して接続されている。
これにより、ロッド401を伸長して台車300を第3
図右方向に移動させたとき、可動壁310は、中間チャ
ンバー100とめっき室200との間の開口151の周
縁部に当接する。このとき、可動壁310に取り付けら
れている複数のコイルスプリング403によって、均一
な力で開口151の周縁部に可動壁310が押し付けら
れ、めっき室200か中間チャンバー100から気密に
隔離される。
また、ロッド401を後退させると、可動壁31Gが第
3図左側に移動し、開口151が開放される。
同時に、台車300は、ワークW及び治具350と共に
めっき室200側に移動する。
中間チャンバー100の上部に、蓋体120で開閉され
る開口121が形成されている。蓋体120は、アーム
122にシリンダ123を介して支持されている。シリ
ンダ123から垂直下方にロッド124が延びており、
その先端が蓋体120の中央部に固定されている。アー
ム122は、第4図に示すように回転軸125が中間チ
ャンバー100の外壁に設けたブラケット126で支持
されており、レバー127を介しシリンダ128のロッ
ド129に連結されている。
なお、蓋体120の周縁部及び該周縁部が当接する壁体
130の上端面には、0リング131が装着されている
。また、符番132は、蓋体120の垂直方向運動を案
内するガイドロッドである。
開口121を開放するときには、ロッド124を後退さ
せ蓋体120に加えられている押圧力を解除する。そし
て、シリンダ128のロッド129を後退させて、回転
軸125を中心としてアーム122を旋回させる。これ
により、蓋体120は、第4図で時計方向に旋回して壁
体130の上端面から離間する。
逆に開口121を閉鎖するときには、シリンダ128の
ロッド129を伸長してアーム122を反時計方向に回
転させた後、シリンダ123のロッド124を伸長し蓋
体120を開口121の周縁部に押し付ける。
これにより、蓋体120は、水平姿勢を維持して下降す
るため、均等な力で開口121の周縁部に圧着され、開
口121を気密封止する。
治具350は、ワークWの上方で水平方向に延びる横部
材351.  この横部材の両端から上方に突出する短
尺の縦部材352.及び双方の縦部材352から内側に
突出した短尺の係合部材353を備えている。また、横
部材351の下部には、ワークWを保持する一対のホル
ダー354が設けられている。
治具350は、めっき室200の内部及び中間チャンバ
ー100の外部上方に設けられている移送機構50[1
,550によってめっき室200及び中間チャンバー1
00内を移送される。
移送機構500は、めっき室200の上部で第5図左右
方向に延びるレール501を備えており、このレール5
01の上を台車502が走行する。台車502には下方
に延びた昇降ガイド503が設けられており、この昇降
ガイド503に沿ってエレベータ504が昇降する。エ
レベータ504に設けられたフック505は、一対の係
合部材353の下側に入り込み、エレベータ504に治
具350を係合させる。治具350は、エレベータ50
4の昇降によって上昇或いは下降し、台車502の走行
によって第5図左右方向に移動する。
符番510は、エレベータ504を昇降させるためのモ
ータであり、チェーン、減速機等を介してエレベータ5
04に連結されている。モータ510は、密閉構造のケ
ーシング511内に収容されており、めっき室200内
の強い腐食性のめっき液蒸気にモタ510が晒されるこ
とを防いでいる。
他方、台車502をレール501に沿って移動させるた
め、めっき室200の土壁上側にモータ520が設けら
れている。このモータ520は、チェーン及び減速機等
を介し台車502に連結されている。
中間チャンバー10(lに配置される移送機構550も
、移送機構500と同様な構造をもっており、治具35
0を昇降及び水平移動させる。第3図では、この移送機
構550の下部を示し、他を省略している。
中間チャンバー100の側壁には、真空ポンプに接続さ
れた排気管140及び不活性ガス供給源に接続された吸
気管141が設けられている。中間チャンバー100が
密閉されると、排気管140を介して中間チャンバー1
00の内部空気が排気され、続いて吸気管141から窒
素等の不活性ガスが送り込まれる。これによって、中間
チャンバー100の内部は、不活性雰囲気に維持される
。なお、真空引き及び不活性ガス導入を繰り返すことに
より、内部雰囲気に含まれている酸素、水蒸気等を完全
に除去することができる。
めっき室200には、めつき槽250が配置されている
。図示の例では、めつき槽250を第5図左右方向に2
槽直列配置しているが、この槽数はめつき装置のスケー
ルに応じて適宜変更することができる。めっき層250
は、治具350を保持するサドル251を槽壁に取り付
けている。また、ワークWの両面に対向するアノード保
持具252が設けられている。
アノード保持具252は、第2図に示すようにワークW
とほぼ同じ幅及び高さをもった箱状の本体253を備え
ており、ワークWに対向する側及び上部が開放されてい
る。また、上下方向の側壁254は、ワークW側の縁部
が内方に若干突出し、側壁254の内面を底面とする溝
部255となっている。
この溝部255の幅は、棒状アノード260の径よりも
若干大きく、且つ径の2倍未満にすることが好ましい。
ワークWと反対側のアノード保持具252の端壁は、側
壁254より上方に突出している。端壁256の上端に
は横部材257が取り付けられており、この横部材25
7の両端に立設された縦部材258の上端に係合部材2
59が設けられている。
棒状のアノード260は、第1図に示したアノード補充
装置により、アノード保持具252の上部開口から供給
される。アノード補充装置280は、複数のアノード2
60を上下方向に整列させて収容するように、棒状アノ
ード260の長さ及び径よりも若干大きな内部空間をも
つケーシング281を備えている。ケーシング281の
上部に、ケーシング281の内部を密閉することができ
るように、適宜の気密封止機構を備えた開閉可能な蓋体
282が装着されている。補充用のアノード260は、
蓋体282を開き上部からケーシング281に装入され
る。
ケーシング281の下方内部に、外壁201を貫通して
先端がめつき室200内のアノード保持具252の上部
開口に臨むアノード補充管283が開口している。この
アノード補充管283の内径は、アノード260が1本
づつアノード保持具252に送られるように、アノード
260の径よりも若干大きくなっている。
アノード補充管283と反対側に位置するケーシング2
81の下部には、ピストン284が設けられている。ピ
ストン284は、適宜の駆動手段によってケーシング2
81内を前後進し、最も下に位置するアノード260を
アノード補充管283に押し出す。
ピストン284は、最下段のアノード260を押し出し
た後、ケーシング281の内部から後退する。このとき
、1段上にあるアノード260が重力落下して、ケーシ
ング281の底部に達し、次回の押出しに待機する。
ケーシング281の上部には、窒素等の不活性ガスをケ
ーシング281内部に送り込むため、不活性ガス供給管
285が設けられている。また、ケーシング281のガ
ス供給管285取付は箇所から遠い箇所に、排気管28
6が設けられている。供給管285から送り込まれた不
活性ガスにより、ケーシング281の内部が不活性雰囲
気に維持される。そのため、ケーシング281の内部が
めつき室200の内部に連通しても、めっき室200へ
の大気の侵入はない。
アノード補充装置からアノード保持具252に供給され
たアノード260は、両端が溝部255に挿入された状
態でアノード保持具252に保持される。
このとき、アノード260の径よりも溝部255の幅が
若干大きいため、供給されたアノード260は、上下方
向に関して千鳥状に配置される。そして、端壁256側
に配置されたアノード260は、上方にあるアノード2
60の加重を受けて端壁256に押し付けられる。
めっき用電流は、電源から縦部材258及び横部材25
7を介して端壁256に供給される。そして、端壁25
6に接触しているアノード260を介してワークWに流
れる。このとき、端壁256側に配置されたアノード2
60が端壁256に押圧されているので、そのアノード
260と端壁256との間の接触抵抗が小さく、めっき
用電流は効率よ(アノード260に伝えられると共に、
端壁256内部或いはアノード260との接触界面にお
ける電圧損失が小さくなる。また、アノード保持具25
2のワークW側が開放されているので、アノード260
とワークWとの間の通電効率も良好である。
めっき槽250の上端には、第5図の■−V部分断面図
である第6図に示したように、サドル261が設けられ
ている。サドル261は、アノード保持具252がめつ
き槽250に漬けられた状態で、横部材257を下方か
ら支持する。
サドル261に着座する横部材257の側方で、めっき
室200の外壁201の外面に給電装置270が取り付
けられている。給電装置270は、外壁201の孔を通
過してめっき室200の内部から外部まで延びた給電ロ
ッド271を備えている。給電ロッド271の外側端部
は、ブラケット272を介してその延長線上に配置した
シリンダ273のシリンダロッドに連結されている。
また、外壁201の外面には、給電ロッド271を摺動
自在に気密保持するガイド274が固定されている。こ
のガイド274に、複数のブラケット275を介しシリ
ンダ273が固定されている。そして、ブラケット27
2とガイド274との間で、給電ケーブル276が給電
ロッド271の外面に形成したネジ孔に接続されている
第6図は、所定本数の棒状アノード260を収容したア
ノード保持具252は、その横部材257をサドル26
1に着座させることにより、めつき槽250の所定位置
に保持される。次いで、シリンダ273によって給電ロ
ッド271を突出させ、その先端面277を横部材25
7に押し付は電気的接続を得る。
このとき、給電ロッド271の先端面277に編目状の
細かな溝を刻設しておくと、横部材257に対する給電
ロッド271の接触抵抗を減少することができ、電圧損
失を低減することができる。
なお、第4図の符番700は、めっき室200の内部を
観察するため、外壁201に設けられた覗き窓であり、
耐薬品性に優れた強化ガラス701が嵌め込まれている
以上に説明しためっき装置で、ワークWに対するめっき
が行われる。このとき、めっきを良好に行い且つめっき
後の表面性状を向上させるため、前処理及び後処理をワ
ークWに施すことが必要とされる。そこで、第7図に示
すように、めっき装置10に前処理ライン20及び後処
理ライン30を付設する。前処理ライン20は、それぞ
れ脱脂、洗浄。
酸洗等を行う複数の槽21を直列に配置している。
他方、後処理ライン30は、それぞれ洗浄、化成処理等
を行う複数の槽31を直列に配置している。また、前処
理ライン20及び後処理ライン30とめつき装置lOと
の間には、ワークWを横方向に移動する搬送機40が設
けられている。
なお、第7図では、めっき装置lOの片側に、前処理ラ
イン20及び後処理ライン30を並列に配置したレイア
ウトを採用している。しかし、これに拘束されることな
(、前処理ライン20及び後処理ライン30を直線状に
配列し、その中間にめっき装置を組み込んだレイアウト
を採用することができるのは勿論である。この場合、め
っき室200の前後両側に中間チャンバー100を配置
し、それぞれを装入用及び排出用に使用することが好ま
しい。
次いで、以上のめっき装置を使用しためっき作業を説明
する。
めっきが施されるワークWは、治具350に吊り下げら
れて移送機構550により、前処理ライン20をめっき
装置10に向けて送られながら、各前処理槽21で脱脂
、酸洗、洗浄等が施され、その表面がめっきに適した表
面状態に調質される。
前処理されたワークWは、蓋体120を開放した中間チ
ャンバー100に装入される。中間チャンバー100内
では、ワークWを吊り下げた治具350の横部材351
がサドル322に搭載される。そして、開口121に蓋
体120を装着し中間チャンバー100を密閉した後、
排気管140を経由した真空吸引及び吸気管141を経
由した不活性ガスの導入によって中間チャンバー100
内部を酸素、及び水分を含有しない不活性雰囲気に維持
する。
このとき、台車300が第3図で右側の移動端部に位置
し、可動壁310が壁体150に押し付けられている。
そのため、蓋体120を開放することにより大気と連通
した中間チャンバー100内の雰囲気がめつき室200
側に流入することが防止される。
中間チャンバー100内が所定の不活性雰囲気に達し、
ワークWに対するめっきを行う段階になると、シリンダ
400を駆動してロッド401を後退させる。これによ
り、台車300は、ロッド401に弓っ張られてめっき
室200側に移動する。
めっき室200では、移送機構500で台車300から
治具350を受は取り、所定のめつき槽250にワーク
Wを浸漬する。めっき槽250に浸漬されたワークWを
吊り下げている治具350の横部材351の端面に給電
ロッド640を押し付ける。他方、アノード260に対
しては、給電装置270から通電を行う。そして、ワー
クWをアノード260と対向させた状態でワークWをめ
っきする。
使用されるめっき液としては、たとえば本出願人等が特
開昭64−17889号公報、特開平l−272788
号公報等で提案したハロゲン化アルミニウム、アルキル
、ピリジニウム、第4級アンモニウム塩等を含有する非
水液が使用することができる。このようなめつき泪は、
雰囲気中に含まれている酸素や水分により変質し易いも
のである。
しかし、前述したように中間チャンバー100を介して
めっき室200を大気から遮断された状態においている
ため、めっき液は安定した初期状態に維持される。また
、めっき室の不活性雰囲気は、アノード260を補充す
るときにあっても、大気と連通ずることがない。そのた
め、同一条件下でめっきを行うことができ、一定した品
質のめっき製品が得られる。しかも、アノード260が
端壁256に押し付けられた状態で通電が行われるため
、供給された電力が効率よくアノードの溶出に使用され
、端壁256の消耗が皆無となる。
めっきされたワークWは、装入時とは逆の動作によって
めっき槽250から引上げられ、台車300に搭載され
て中間チャンバー100に送られる。そして、蓋体12
0を開口121から取り外して、移送機構550により
中間チャンバー100から排出し、後処理ライン30に
送り出される。後処理ライン30で洗浄、乾燥 化成処
理等の適宜の処理が施された後、製品とされる。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明のアノード補充装置によ
るとき、めっき室の内部雰囲気を大気と連通させること
なく、めっき反応の進行に伴って消費されたアノードの
消費量に応じて新規のアノードを補充することができる
。また、補充作業のために、アノード保持具をめっき浴
から引上げる必要もない。そのため、めっき装置の稼動
効率が向上すると共に、めっき条件が安定化し高品質の
アルミニウム電気めっき層を形成することが可能となる
また、アノード保持具に送り込まれたアノードは、ワー
クに対向する側の側面が開放された内部空間に、上下方
向に関し千鳥状に収容される。そのため、後側の通電用
端壁に押圧されて良好な電気的接触状態が維持されると
共に、電気めっき反応の進行に伴って効率よく溶出し消
費される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のアノード補充装置を示した第7
図のI−I方向から見た斜視図、第2図はアノード保持
具を示し、第3図はアノード補充装置が組み込まれるア
ルミニウムめっき装置をワーク搬入方向から見た第7図
のIII −III断面図、第4図は同じく第7図のI
V−[V矢視区、第5図は第7図のV−V断面図、第6
図は第5図のVl −Vl断面図、第7図は該めっき装
置を組み込んだめっきラインの全体を示す平面図である
。 100:中間チャンバー   140:排気管141:
吸気管       150.壁体151:開口   
     200.めっき室250:めっき槽    
  252アノード保持装置253:箱状の本体   
  254側壁255、溝部        256.
端壁260:棒状アノード    280・アノード補
充装置281:ケーシング     282:蓋体28
3アノード補充管   284.ピストン285:不活
性ガス供給管  286:排気管300:台車    
    310:可動壁350・治具        
500:移送機構W:ワーク 粥 図 弔 図 末 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部にめっき槽を備え不活性雰囲気に維持された
    めっき室に、該めっき室の側部に密閉可能に配置された
    中間チャンバーを経てワークを送り込み、前記めっき槽
    に収容されているめっき浴に前記ワークを浸漬してアル
    ミニウム電気めっきするめっき装置において、前記めっ
    き液に浸漬されたワークに対向させて棒状アノードを保
    持するアノード保持具にアノードを補給する装置であっ
    て、前記アノードを複数本を整列状態で収容するケーシ
    ングを備え、先端部が前記アノード保持具の上部開口に
    臨むアノード補充管の基端部を前記ケーシングの下部内
    面に開口させ、前記ケーシングの反対側下部にアノード
    押出し用ピストンを設けたことを特徴とするアルミニウ
    ム電気めっき用アノード補充装置。
  2. (2)請求項1記載のケーシングに、不活性ガス供給管
    及び排気管を開口させたことを特徴とするアルミニウム
    電気めっき用アノード補充装置。
  3. (3)複数の棒状アノードを上下方向に積み重ねて収容
    し、ワークに対向配置させるアノード保持具であって、
    前記棒状アノードの直径及び長さよりも大きな奥行及び
    幅をもつ内部空間が形成された箱状本体をもっており、
    前記内部空間の上方が開放されてアノード受入部となり
    、前記内部空間のワーク側側面が開放されてワークに対
    向し、且つ収容された前記棒状アノードの両端部が挿入
    される溝部が形成された上下方向の側壁を前記内部空間
    の両側に設けられていることを特徴とするアノード保持
    具。
  4. (4)請求項3記載の内部空間の後側に、収容された棒
    状アノードに接触し、外部電源に電気的に接続された導
    電材料製の端壁が設けられていることを特徴とするアノ
    ード保持具。
JP19214590A 1990-07-16 1990-07-19 アルミニウム電気めっき用アノード補給装置及びアノード保持具 Pending JPH0480391A (ja)

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