JPH0474894A - 密閉型アルミニウムめっき装置 - Google Patents

密閉型アルミニウムめっき装置

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JPH0474894A
JPH0474894A JP18850490A JP18850490A JPH0474894A JP H0474894 A JPH0474894 A JP H0474894A JP 18850490 A JP18850490 A JP 18850490A JP 18850490 A JP18850490 A JP 18850490A JP H0474894 A JPH0474894 A JP H0474894A
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政義 多々納
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裕 杉浦
Atsushi Mori
淳 森
Tadaaki Narata
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鋼等の金属材料に対して密閉雰囲気でアルミ
ニウムを電気めっきするときに使用するめっき装置に関
する。
[従来の技術] アルミニウムは、表面に形成された酸化皮膜が保護膜と
して働き、耐食性に優れた性質を呈する材料である。こ
の性質を利用して、たとえば鋼板等の金属材料にアルミ
ニウムめっきを施すとき、耐食性及び耐久性に優れた素
材が得られる。
アルミニウムめっき層は、これまで溶融めっき法によっ
て対象物の表面に形成されている。しかし、溶融めっき
法では、アルミニウムを6o○℃以上の高温に加熱・溶
融して、めっき浴を形成する必要がある。そのため、加
熱・溶融に使用される熱源の消費が大きい。また、アル
ミニウムを溶融状態に維持するために、めっき槽を構成
する部材及び耐熱性ライニングの選択が要求されると共
に、めっき槽を定期的に補修することが余儀なくされる
そこで、最近では、溶融塩浴を使用しためっき方法や、
200℃以下の比較的低い温度に維持した電解液を使用
した電気めっき方法等が開発されている。たとえば、特
開昭63−26399号公報では、無水有機アルミニウ
ム電解液を密閉室内のめっき槽に保持し、中間チャンバ
ーを介して被めっき材料をめっき槽に導入し、電気めっ
きを行うことが開示されている。
また、本出願人等も、特開昭64−87799号公報、
特開平1−272788号公報、特開平1−27279
0号公報等で、この種のアルミニウムめっきに関するめ
っき浴、めっき方法、前処理等を紹介している。
[発明が解決しようとする課題] アルミニウムめっき層を電気めっきによって形成すると
き、使用されるめっき浴は、空気中の酸素や水分等によ
って変質し易い。そこで、前掲した特開昭63−263
99号公報に示されているように、めっき浴を大気から
遮断した状態に保持するため、特殊な構造をもっためつ
き装置が開発されている。
しかしながら、特開昭63−26399号公報のめっき
装置では、被めっき物をめっき浴に導入する経路が垂直
上方、水平及び垂直下方の複雑な経路となっているため
、設備構成が複雑化して設備費が高くなり、また設備の
保守・点検が面倒なものとなる。しかも、この設備構成
の複雑化は、めっき浴を大気から遮断された雰囲気に保
持するための気密構造に対する問題も生じさせる。
本発明者等は、この設備構成の複雑化を避けるために、
めっき槽に対して中間チャンバーを横方向に配置し、水
平方向に前後進する駆動機構で被めっき材料の導入及び
搬出を行うことにより、構造の簡略化を図ると共に、操
作性に優れためっき装置を開発し、別途出願した。この
レイアウトによって、めっき装置全体がコンパクトなも
のとなり、特に装置の高さを抑えることが可能となった
このめっき装置において、中間チャンバーに被めっき材
料を装入し、めっきされた製品を中間チャンバーから取
り出す作業は、中間チャンバーの上部に設けた開口を介
して行われる。ところが、めっきされた製品には、依然
としてめっき液が付着残留していることが多い。この状
態で中間チャンバーから取り出すと、めっき液が雫とな
って滴下して、開口の周縁部にめっき液が付着する場合
がある。この開口周縁部は、蓋体が圧着されて中間チャ
ンバーの気密性を確保する箇所であるが、このような残
留めっき液の付着によって錆びたり或いは析出物が堆積
することになる。その結果、開口の気密封止が十分でな
くなり、大気が中間チャンバーを介してめっき室に侵入
し、めっき条件を不安定にしたり、めっき浴を劣化させ
る。
そこで、本発明は、このような問題を解消するために案
出されたものであり、中間チャンバーの上部に形成され
た開口の周縁部を保護する保護プレートを蓋体の開閉動
作と関連させて移動可能に設けることによって、めっき
製品から滴下する残留めっき液が開口の周縁部に付着す
ることを防止し、開口に対する蓋体の気密封止作用を長
期間にわたって維持することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のアルミニウムめっき装置は、その目的を達成す
るため、内部にめっき槽を備えためっき室と、該めっき
室の側部に密閉可能に配置された中間チャンバーと、前
記めっき室と前記中間チャンバーとを仕切り且つ両者を
連通させる開口が設けられた仕切り壁と、前記開口を閉
鎖する可動壁が取り付けられた台車とを備えており、前
記中間チャンバーの上部に設けられた被めっき材料装入
及び排出用の開口を閉鎖する蓋体を前記開口の一側周縁
部近傍を中心として回転可能に設け、前記開口が開放さ
れたとき前記他側周縁部の上方に移動する保護プレート
を前記開口の他側に配置したことを特徴とする。
ここで、蓋体を旋回させて開口と平行な姿勢に維持した
後、蓋体を開口の周縁部全域にわたって均一な力でに押
し付けるため、蓋体の上側に、前記開口の周縁部に前記
蓋体を押し付ける加圧機構を設けても良い。
[作用] 本発明めっき装置においては、蓋体を開けて中間チャン
バーの開口が開放されたとき、その開口周縁の一部の上
方に保護プレートが移動する。そこで、この保護プレー
トの上方をめっき製品排出経路とするとき、めっき製品
に付着残留しているめっき液が落下しても、その液滴は
保護プレートで受は止められ、開口周縁部に付着するこ
とがない。そのため、開口周縁部は、初期の清浄な状態
に維持され、フランジの腐食やそこに配置されているO
リング等の気密封止手段の劣化が防止される。したがっ
て、中間チャンバーの開口と蓋体との間で当初の優れた
気密性が持続し、中間チャンバーを介して大気がめつき
室に侵入することが無くなる。
[実施例] 以下、図面を参照しながら、実施例によって本発明を具
体的に説明する。
本実施例のめっき装置は、第1図に示すように中間チャ
ンバー100及びめっき室200を互いに水平横方向に
隣接配置している。これら中間チャンバー100及びめ
っき室200は、直方体状の内部空間をもち、基礎に立
設された共通の壁体150の内部に形成されている。め
っき室200は、中間チャンバー100よりも上方に突
出している。中間チャンバー100の床101は、めっ
き室200の床201より一段高く設けられている。
治具350に吊り下げられたワークWを収容する台車3
00が、中間チャンバー100及びめっき室200の間
を往復可能に配置されている。台車300の車輪301
.302は、中間チャンバー100の床101及びめっ
き室200の床201にそれぞれ敷設された一対のレー
ル上を転動する。
台車300は、床101の近傍で水平に延びる基礎フレ
ーム320の両端に一対のサポート321を立設してい
る。これらサポート321は、ワークWの横方向両側で
垂直上方に延び、上端に治具350の横部材351が着
座するサドル322を設けている。また、台車300の
めっき室200側には、可動壁310がブラケット31
1を介してサポート321の上端部及び下端部に連結さ
れている。また、可動壁310は、シリンダ400から
延びたロッド401にブラケット402及び複数の圧縮
コイルスプリング403を介して接続されている。
これにより、ロッド401を伸長して台車300を第1
図右方向に移動させたとき、可動壁310は、中間チャ
ンバー100とめっき室200との間の開口151の周
縁部に当接する。このとき、可動壁310に取り付けら
れている複数のコイルスプリング403によって、均一
な力で開口151の周縁部に可動壁310が押し付けら
れ、めっき室200が中間チャンバー100から気密に
隔離される。
また、ロッド401を後退させると、可動壁310が第
1区左側に移動し、開口151が開放される。
同時に、台車300は、ワークW及び治具350と共に
めっき室200側に移動する。
中間チャンバー100の上部に、蓋体120で開閉され
る開口121が形成されている。蓋体120は、アーム
122にシリンダ123を介して支持されている。シリ
ンダ123から垂直下方にロッド124が延びており、
その先端が蓋体120の中央部に固定されている。アー
ム122は、第2図に示すように回転軸125が中間チ
ャンバー100の外壁に設けたブラケット126で支持
されており、レバー127を介しシリンダ128のロッ
ド129に連結されている。
蓋体120の周縁部及び該周縁部が当接する壁体130
の上端面には、開口121が蓋体120で気密封止され
るように、Oリング131.131がそれぞれ装着され
ている。これらOリング131は、蓋体120及び壁体
130の何れか一方又は双方に設けることができる。な
お、符番132は、蓋体120の垂直方向運動を案内す
るガイドロッドである。
開口121を開放するときには、ロッド124を後退さ
せ蓋体120に加えられている押圧力を解除する。そし
て、シリンダ128のロッド129を後退させて、回転
軸125を中心としてアーム122を旋回させる。これ
により、蓋体120は、第2図で時計方向に旋回して壁
体130の上端面から離間する。
逆に開口121を閉鎖するときには、シリンダ128の
ロッド129を伸長してアーム122を反時計方向に回
転させた後、シリンダ123のロッド124を伸長し蓋
体120を開口121の周縁部に押し付ける。
これにより、蓋体120は、水平姿勢を維持して下降す
るため、均等な力で開口121の周縁部に圧着され、開
口121を気密封止する。
また、蓋体120のアーム122装着部と反対側に位置
する開口121の周縁部近傍で、保護プレート170が
、ガイドレール171上に搭載されている。
保護プレート170は、適宜のモータからの動力を受け
て、第2図で矢印で示す方向に沿って移動する。保護プ
レート170用のモータは、蓋体120の位置をリミッ
トスイッチ、コンタクトスイッチ等で検出し、その検出
結果に基づいて駆動される。
そして、モータの駆動力が伝達される保護プレート17
0は、開口121が開放されたとき開口121の周縁部
に位置し、蓋体120が開口121に向かう閉鎖運動を
始めたとき開口121の周縁部上方から後退するように
なっている。
治具350は、ワークWの上方で水平方向に延びる横部
材351.  この横部材の両端から上方に突出する短
尺の縦部材352.及び双方の縦部材352から内側に
突出した短尺の係合部材353を備えている。また、横
部材351の下部には、ワークWを保持する一対のホル
ダー354が設けられている。
治具350は、めっき室200の内部及び中間チャンバ
ー100の外部上方に設けられている移送機構500、
550によってめっき室200及び中間チャンバー10
0内を移送される。
移送機構500は、めっき室200の上部で第3図左右
方向に延びるレール5(IIを備えており、このレール
501の上を台車502が走行する。台車502には下
方に延びた昇降ガイド503が設けられており、この昇
降ガイド503に沿ってエレベータ504が昇降する。
エレベータ504に設けられたフック505は、一対の
係合部材353の下側に入り込み、エレベータ504に
治具350を係合させる。治具350は、エレベータ5
04の昇降によって上昇或いは下降し、台車502の走
行によって第3図左右方向に移動する。
符番510は、エレベータ504を昇降させるためのモ
ータであり、チェーン、減速機等を介してエレベータ5
04に連結されている。モータ510は、密閉構造のケ
ーシング511内に収容されており、めっき室200内
の強い腐食性のめっき液蒸気にモータ510が晒される
ことを防いでいる。
他方、台車502をレール501に沿って移動させるた
め、めっき室200の土壁上側にモータ520が設けら
れている。このモータ520は、チェーン及び減速機等
を介し台車502に連結されている。
中間チャンバー100に配置される移送機構550も、
移送機構500と同様な構造をもっており、治具350
を昇降及び水平移動させる。第1図では、この移送機構
550の下部を示し、他を省略している。
中間チャンバー10(lの側壁には、真空ポンプに接続
された排気管140及び不活性ガス供給源に接続された
吸気管141が設けられている。中間チャンバー100
が密閉されると、排気管140を介して中間チャンバー
100の内部空気が排気され、続いて吸気管141から
窒素等の不活性ガスが送り込まれる。これによって、中
間チャンバー100の内部は、不活性雰囲気に維持され
る。なお、真空引き及び不活性ガス導入を繰り返すこと
により、内部雰囲気に含まれている酸素を完全に除去す
ることができる。
めっき室200には、めっき槽250が配置されている
。図示の例では、めっき槽250を第3図左右方向に2
種属列配置しているが、この槽数はめつき装置のスケー
ルに応じて適宜変更することができる。めっき層250
は、治具350を保持するサドル251を槽壁に取り付
けている。また、ワークWの両面に対向するアノード保
持具252が設けられており、この保持具252に保持
されているアノードとワークWとの間に電流を流すこと
により、ワークWに対するめっきが行われる。
なお、第2図の符番700は、めっき室200の内部を
観察するため、外壁201に設けられた覗き窓であり、
耐薬品性に優れた強化ガラス701が嵌め込まれている
以上に説明しためっき装置で、ワークWに対するめっき
が行われる。このとき、めっきを良好に行い且つめっき
後の表面性状を向上させるため、前処理及び後処理をワ
ークWに施すことが必要とされる。そこで、第4図に示
すように、めっき装置10に前処理ライン20及び後処
理ライン30を付設する。前処理ライン20は、それぞ
れ脱脂、洗浄。
酸洗等を行う複数の槽2】を直列に配置している。
他方、後処理ライン30は、それぞれ洗浄、化成処理等
を行う複数の槽31を直列に配置している。また、前処
理ライン20及び後処理ライン30とめっき装置10と
の間には、ワークWを横方向に移動する搬送機40が設
けられている。
なお、第4図では、めっき装置10の片側に、前処理ラ
イン20及び後処理ライン30を並列に配置したレイア
ウトを採用している。しかし、これに拘束されることな
く、前処理ライン20及び後処理ライン30を直線状に
配列し、その中間にめっき装置を組み込んだレイアウト
を採用することができるのは勿論である。この場合、め
っき室2Onの前後両側に中間チャンバー100を配置
し、それぞれを装入用及び排出用に使用することが好ま
しい。
次いで、以上のめっき装置を使用しためつき作業を説明
する。
めっきが施されるワークWは、治具350に吊り下げら
れて移送機構550により、前処理ライン20をめっき
装置lOに向けて送られながら、各前処理槽21で脱脂
、酸洗、洗浄等が施され、その表面がめっきに適した表
面状態に調質される。
前処理されたワークWは、蓋体120を開放した中間チ
ャンバー100に装入される。このとき、保護プレート
170は、第2図左側の退避位置に保持されている。中
間チャンバー100内で、ワークWを吊り下げた治具3
50の横部材351がサドル322に搭載される。そし
て、開口121に蓋体120を装着し中間チャンバー1
00を密閉した後で、排気管140を経由した真空吸引
及び吸気管141を経由した不活性ガスの導入によって
中間チャンバー100内部を酸素、及び水分を含有しな
い不活性雰囲気に維持する。
このとき、台車300が第1図で右側の移動端部に位置
し、可動壁310が壁体150に押し付けられている。
そのため、蓋体120を開放することにより大気と連通
した中間チャンバー100内の雰囲気がめつき室200
側に流入することが防止される。
中間チャンバー100内が所定の不活性雰囲気に達し、
ワークWに対するめっきを行う段階になると、シリンダ
400を駆動してロッド401を後退させる。これによ
り、台車300は、ロッド401に弓っ張られてめっき
室200側に移動する。
めっき室200では、移送機構500で台車300がら
治具350を受は取り、所定のめっき槽250にワーク
Wを浸漬する。めっき槽250に浸漬されたワークWを
吊り下げている治具350の横部材351の端面に給電
ロッドを押し付け、アノード260との間で電流を流し
、ワークWをめっきする。
使用されるめっき液としては、たとえば本出願人等が特
開昭64−17889号公報、特開平1−272788
号公報等で提案したハロゲン化アルミニウム、アルキル
、ピリジニウム、第4級アンモニウム塩等を含有する非
水液が使用することができる。このようなめっき浴は、
雰囲気中に含まれている酸素や水分により変質し易いも
のである。しかし、前述したように中間チャンバー10
0を介してめっき室200を大気から遮断された状態に
おいているため、めっき液は安定した初期状態に維持さ
れる。そのため、同一条件下でめっきを行うことができ
、一定した品質のめっき製品が得られる。
めっきされたワークWは、装入時とは逆の動作によって
めっき槽250から引上げられ、台車300に搭載され
て中間チャンバー100に送られる。そして、蓋体12
0を開口121から取り外して、移送機構550により
中間チャンバー100から排出し、後処理ライン30に
送り出される。蓋体120を開くとき、蓋体120の位
置がリミットスイッチ、コンタクトスイッチ等の検出器
によって検出され、その検出結果に基づきモータ或いは
油圧などで駆動し、第2図に点線で示したように保護プ
レート170を開口121の周縁部上方に移動させる。
移動した保護プレート170は、壁体130の上端面を
覆う。したがって、中間チャンバー100から排出され
た治具350がその上端面を越え外部に送り出されると
き、治具350及びめっきされたワークWから落下する
残留めっき液は、保護プレート170で受は止められ、
壁体130の上端面に付着することがない。そのため、
上端面に異物や腐食が生じることなく、またOリング1
31の劣化も避けられる。その結果、開口121と蓋体
120との間の気密封止構造が長期にわたって良好な状
態に維持される。
中間チャンバー100から取り出されたワークWは、後
処理ライン30で洗浄、乾燥、化成処理等の適宜の処理
が施された後、製品とされる。
なお、以上の例においては、蓋体120の位置を電気的
に検出し、その検出地結果に基づいて保護プレート17
0を移動させる方式を採用している。
しかしながら、本発明は、これに拘束されるものではな
く、蓋体120の開閉運動と関連して保護プレートが移
動するものであるかぎり、その他の形式の移動機構を採
用することができる。
たとえば、第5図に示すように、蓋体120の開閉運動
と保護プレート170の移動とを機械的に連係させるこ
とも可能である。この場合、蓋体120の裏面に、先端
が内側に湾曲した突起172を取り付ける。他方、壁体
130の内面に設けられたブラケット173に、保護プ
レート170の回転軸174が軸支されている。保護プ
レート170には、回転軸174から更に内側に突出す
る舌片175が形成されており、回転軸174とブラケ
ット173との間にスプリング176が張設されている
。舌片175には、蓋体120の裏面から下方に突出し
てる突起172が上方から当接する。また、スプリング
176は、第5図(b)に−点鎖線で示した位置を境と
して、保護プレート170を時計方向或いは反時計方向
に回転させる力を保護プレート170に与える。
蓋体120を開き開口121を開放した状態にあっては
、保護プレート170は、第5図(b)に実線で示した
姿勢をとる。蓋体120を下降させると、突起172が
舌片175に当接し、回転軸174の回りに保護プレー
ト170を時計方向に回転させる。保護プレート170
が一点鎖線で示した位置に達し、更に突起172により
舌片175を押し下げる力が働くと、保護プレート17
0は、舌片175が壁体130の内面に当接するまでス
プリング176の弾撥力によって回転する。その結果、
開口121に蓋体120が装着された状態で、保護プレ
ート170は、第5図(b)に点線で示した姿勢をとる
。このとき、突起172の先端部は、l 72aの位置
にある。
他方、開口121を開けるとき、蓋体120の上昇に伴
って突起172が上昇する。そして、突起172は、第
5図(C)に示すように保護プレート170に下方から
当接する。更に突起172が上昇するとき、保護プレー
ト170は、スプリング176の弾撥力に抗して反時計
方向に回転し、第5図(b)に−点鎖線で示した中立位
置から実線で示したカバー位置まで移動する。その結果
、壁体130の上端面は、保護プレート170で覆われ
る。
なお、第5図においては、保護プレート170を壁体1
30の内面側に開閉可能に取り付けた。しかし、これに
拘束されることなく、壁体130の外面側に保護プレー
ト170を取り付けることも可能である。この場合、突
起172に相当する接触子を蓋体120の外側に取り付
け、この接触子によって蓋体120の動き或いは位置を
検出し、その検出結果に応じて外側から壁体130の頂
面に保護プレート170を覆い被せる。このように外側
に保護プレート170を配置するとき、めっき液等によ
る汚染を少なくすることができ、スプリング等の駆動部
品の汚染や劣化が少なくなる。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明のめつき装置においては
、中間チャンバーの開口が開放されたとき、開口周縁部
を保護プレートで自動的に覆っている。そのため、中間
チャンバーから排出したワーク及び治具に付着残留して
いるめっき液の滴下があっても、保護プレートで受は止
められ、開口周縁部にめっき液が付着することがない。
したがって、蓋体と開口周縁部との気密接触が長期にわ
たって保たれ、開口を閉鎖した中間チャンバーに外気が
漏洩することがなくなる。このように、本発明によると
き、中間チャンバーを介してめっき室に流入することが
防止されるので、めっき浴の劣化を抑制して安定した条
件下で一定品質のめっきを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のアルミニウムめっき装置をワー
ク搬入方向から見た第4図のI−I断面図、第2図は同
じく第4図のn−■断面図、第3図は第1図の部分断面
図、第4図は該めっき装置を組み込んだめっきライン全
体を示す平面図、第5図は他の実施例を説明するための
図である。 100・中間チャンバー 120二蓋体121:開口 
     123.シリンダ(加圧機構)150・壁体
(仕切り壁)151・開口200:めっき室    2
50:めっき槽300台車      310:可動壁
350、治具      500・移送機構W;ワーク 粥 ■ 図 手 図 ^−一 弔 図 1/lJ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部にめっき槽を備えためっき室と、該めっき室
    の側部に密閉可能に配置された中間チャンバーと、前記
    めっき室と前記中間チャンバーとを仕切り且つ両者を連
    通させる開口が設けられた仕切り壁と、前記開口を閉鎖
    する可動壁が取り付けられた台車とを備えており、前記
    中間チャンバーの上部に設けられた被めっき材料装入及
    び排出用の開口を閉鎖する蓋体を前記開口の一側周縁部
    近傍を中心として回転可能に設け、前記開口が開放され
    たとき前記他側周縁部の上方に移動する保護プレートを
    前記開口の他側に配置したことを特徴とする密閉型アル
    ミニウムめっき装置。
  2. (2)請求項1記載の蓋体の上側に、前記開口の周縁部
    に前記蓋体を押し付ける加圧機構を設けたことを特徴と
    する密閉型アルミニウムめっき装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015063757A (ja) * 2010-11-29 2015-04-09 株式会社荏原製作所 めっき装置及びめっき方法
CN110295351A (zh) * 2019-05-27 2019-10-01 东莞市汇成真空科技有限公司 一种通过翻转式靶门隔离靶体的镀膜机

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