JPH0479817A - 植物の水耕栽培方法 - Google Patents

植物の水耕栽培方法

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JPH0479817A
JPH0479817A JP2195956A JP19595690A JPH0479817A JP H0479817 A JPH0479817 A JP H0479817A JP 2195956 A JP2195956 A JP 2195956A JP 19595690 A JP19595690 A JP 19595690A JP H0479817 A JPH0479817 A JP H0479817A
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hydroponic
plants
sheet
tank
culture solution
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JP2195956A
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Jirou Fujikane
藤金 次郎
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Wacoal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、植物の水耕栽培方法に関するものである。
特に本発明は植物の播種から生育まで培養液上に浮かべ
たままで植物を栽培する水耕栽培方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 近年、植物の水耕栽培は、土壌や場所などの環境条件に
左右されにくいこと、連作障害の心配が少ないこと、肥
料や借地の管理の自動化がしやすいこと、肥料の損失が
少なく、均一な品質のものが収量よく栽培できることか
ら、活発に行なわれてきている。
水耕栽培は各種の手法が知られているが、水耕槽を用い
て、植物の根の部分に培養液を循環しながら栽培する方
式のものについては、例えば第9図に示すように、培養
液流入口5と培養液排出口6を有する水耕槽1に培養液
7を循環ポンプ(図示せず)にて循環ないし流動させ、
栽培すべき植物2の根の位置に、培養液7が流動しなが
ら接触するように、植物2は定植パネル3の定植孔4に
その茎ないしは根が固定されるように挿入され、定植パ
ネル3を水耕槽1に固定して栽培するのが一般的な水耕
栽培であった。そして、通常これらの栽培が完了すると
、植物2は、定植孔4から抜きだされて、製品とされる
か、抜き出されない場合でも定植パネル自体は、最終的
には捨てられるものであった。しかも、通常、かかる方
式の水耕栽培の場合は、播種は別の場所ないし装置を用
い、発芽しである程度成長した植物を定植孔4に挿入固
定する作業がおこなわれていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、従来考えられていなかった、播種から生育ま
でを水耕槽の培養液面に浮かべながら栽培する方法を提
供することを目的とするものである。
前記した従来の水耕栽培では、必ずしも播種から生育ま
でを水耕槽中でおこなうわけではなく、植物の播種は別
の場所で行ない、発芽しである程度成長してから定植パ
ネル3の定植孔4に植えかえられるが、かかる定植パネ
ル3をそのまま用いて、この上に直接播種すれば、孔径
が大きすぎて定植孔4を通過して種が水耕槽1中に落ち
てしまい、また、定植パネル3の上に残った種は、通常
定植パネル3と培養液7の液面は離れているので、発芽
しないか、あるいは、風その他の要因で定植パネル3の
定植孔4から水耕槽1中に落ちてしまうおそれがあった
本発明は上記のように、従来あまり考えられていなかっ
た、水耕槽の液面に浮かべながら植物を水耕栽培する方
法を提供するものである。
また、従来の上述した水耕栽培法では、定植パネルは水
耕槽の大きさに左右されまた、水耕槽上に固定されるの
で、固定機構が水耕槽と定植パネルの両者に一致するよ
う、所定の定植パネルを使用する必要があった。
従って、1つの定植パネルに生長度の異なる植物を定植
しておくと、出荷の準備のための取扱いがパネル単位で
扱うことができず、植物の個体単位で扱わざるを得なく
なる欠点があったが、本発明は、植物が発芽し定植され
る基材シートを培養液面上に浮揚させて栽培するので水
耕槽に入る大きさであれば小さくてもよく、従って成長
度の異なる単位毎に分けて、浮揚性の基材シート複数個
を同一の水耕槽上に浮かべて栽培し得、出荷の準備のた
めの取扱いが容易で、軽く作業も楽な水耕栽培方法を提
供することを目的とする。
また、本発明は、水耕栽培槽の培養液面上に浮かべて植
物が栽培できるので、同じ水耕槽に多種類の植物を播種
した複数の基材を浮かべて栽培したり、光線の方向で植
物の伸びる方向が片寄った場合に簡単に培養液面から拾
い上げて方向が変えられるなどの取扱いが容易な水耕栽
培方法を提供するものである。さらに、本発明で用いる
浮揚性の基材シート状物、ならびに、この基材を用いて
本発明方法で植物を栽培して得られた植物植え付は体は
、はさみや適宜のカッターで好みの大きさや形に容易に
切断できるので、水耕槽の形や大きさに応じて、あるい
は観賞用としてのデザインの観点から、必要な大きさや
、好ましい形にして水耕槽に浮かべたりするなど、大き
さや形が調整しやすく、取扱いが容易な水耕栽培方法を
提供できる。
また、本発明は、基材シートを長尺の可撓性基材にし得
るので、芝などを密生させて定植した場合、製品を巻き
上げて取扱えるなどの取扱いが容易な水耕栽培方法を提
供し得るものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を達成するために本発明は次の構成を有するも
のである。
(1)水耕栽培に用いる培養液に浮揚性で、かつ、播種
された植物の根が入り込むかあるいは通り抜けて成長し
得るが、播種された前記植物の種は通過し得ない大きさ
の径部を有する厚さ方向に開通する通孔を複数個有する
基材シート状物の上に植物を播種し栽培する方法であっ
て、前記基材シート状物を前記培養液上に浮かべて栽培
することを特徴とする植物の水耕栽培方法。
■ 基材シート状物が前記1項記載の通孔を有する独立
気泡発泡体からなる前記1項に記載の植物の水耕栽培方
法。
(3)基材シート状物が、植物が発芽して伸びてくる根
が入り込むか、ないしは、通り抜け得る厚さ方向に開通
する複数個の通孔を有するシート状の独立気泡の発泡体
の少なくとも片面に、前記植物の播種された種が発芽し
て伸びてくる根が通り抜け得る通孔を有する多孔性シー
ト状物が積層されてなる複合体からなり、前記独立気泡
の発泡体の通孔および前記多孔性シート状物の通孔の少
なくともいずれかに、播種された前記植物の種は通過し
得ない大きさの径部を有してなる前記1項に記載の植物
の水耕栽培方法。
(4)多孔性シート状物が、不織布、紙状物、織物、編
物、ネット、連続気泡の発泡体から選ばれた少な(とも
1種である前記3項に記載の植物の水耕栽培方法。
(5)複合体の多孔性シート状物が不織布であり、該複
合体はニードルパンチングにより該不織布が独立気泡の
発泡体に固定されている複合体である前記3項に記載の
植物の水耕栽培方法。
(6)複合体の多孔性シート状物が不織布であり、該複
合体の独立気泡の発泡体に形成された通孔は前記不織布
層の上からのニードルパンチングにより形成された通孔
であり、該通孔には不織布を構成する繊維が入り込んで
いて前記不織布が前記独立気泡の発泡体に固定されてな
る複合体である前記3項に記載の植物の水耕栽培方法。
■ 独立気泡の発泡体の見掛密度が0.05〜0.2g
/co!である前記2〜6項のいずれかに記載の植物の
水耕栽培方法。
(8)独立気泡の発泡体がポリオレフィン発泡体、ポリ
塩化ビニル発泡体から選ばれた熱可塑性樹脂発泡体であ
る前記2〜6項のいずれかに記載の植物の水耕栽培方法
(9)不織布の目付が100〜1000g/rr!であ
る前記4〜6項のいずれかに記載の植物の水耕栽培方法
■ 植物の播種された基材シート状物が水耕槽中を流動
している培養液の上に浮かべられている前記1〜6項の
いずれかに記載の植物の水耕栽培方法。
αυ 水耕槽中を流動している培養液は培養液槽で調整
され、循環ポンプにより水耕槽に循環されている前記1
0項に記載の植物の水耕栽培方法。
(2)水耕槽がその上面がカバーされる蓋を有する水耕
槽であって、かつ、前記水耕槽は保持部材により保持さ
れており、前記水耕槽の少なくとも上面は透明材料で構
成されており、循環ポンプと培養液槽は前記水耕槽の下
に配置収納されてなる前記11項に記載の植物の水耕栽
培方法。
(至)植物が芝、ハーブ類、クローバ、レンゲならびに
苔類から選ばれた少なくとも1種である前記1〜6項の
いずれかに記載の植物の水耕栽培方法。
本発明で用いられる前記水耕栽培用の浮揚性の基材シー
ト状物(以下、浮揚性基材シート状物と言う。)として
は、例えば板状(シート状)の独立気泡の発泡体に前記
通孔が開けられたものなどが挙げられる。第4図にその
モデル断面図を示す。
10は本発明で用いる水耕栽培用の浮揚性基材シート状
物であり、この場合は独立気泡の発泡体11からなり、
独立気泡12を有し、通孔13が開けられている。この
通孔の孔径は一定であってもよいが一定でない場合は、
播種された種が通過できないような大きさの径を有する
部分14が存在することが必要である。いずれにせよこ
の通孔は、播種された植物が発芽して伸びてくる根が入
り込むかあるいは通り抜けることはできるが、播種され
た前記植物の種は通過し得ない大きさの径部を有するこ
とが必要であり、植物によってその直径は異なるので一
概に規定しがたいが、通常O11〜1mmの範囲のもの
がl cm2当り1〜30個存在することが好ましい。
図示していないが、厚さ方向に貫通していない孔が存在
してもかまわないことは勿論である。
独立気泡の発泡体の見掛密度は、目的とする植物の種類
や、どのくらいの密度で植物を植えるか、どの程度まで
成長させるかによって異なるので、−概に限定しがたい
が、播種された植物が目的とする程度に成育した時点に
おいても、培養液に浮揚し得ればよく、例えば見掛密度
で0.05〜0゜2g/aIiの範囲のものが用いられ
る。
かかる独立気泡の発泡体としては、ポリエチレン発泡体
、ポリプロピレン発泡体、エチレン−プロピレン共重合
体の発泡体、エチレン−酢酸ビニル発泡体などのポリオ
レフィンの独立気泡の発泡体や、ポリ塩化ビニルまたは
その共重合体の発泡体が挙げられる。このうち特にポリ
エチレン発泡体やエチレン共重合体からなる発泡体が好
ましく用いられる。また、通常これらの独立気泡の発泡
体は架橋されているものが多い。
本発明で用いる浮揚性基材シート状物10は、独立気泡
の発泡体単独で構成されていてもよいが、例えば第5図
に示すように多孔性シート状物15と独立気泡の発泡体
11との積層体等の複合体がら成るものが好ましい。
かかる複合体の場合には、多孔性シート状物15として
は、例えば不織布、紙状物、織物、編物、ネット、連続
気泡の発泡体等が挙げられる。連続気泡の発泡体として
は、ポリウレタン発泡体やセルローススポンジが挙げら
れる。かかる多孔性シート状物は独立気泡の発泡体の少
なくとも片面に積層されて用いられる。
この複合体の場合にも、多孔性シート状物には播種され
た植物の根が通り抜けうるに必要な孔(空隙)16が必
要であり、この孔を通り抜けた根の少なくとも1部は独
立気泡の発泡体の通孔を通って基材裏側に到達できるよ
うに多孔性シート自体にも多数の適宜の孔(空隙)を有
することが好ましい。
かかる複合体を基材とする場合には、独立気泡の発泡体
の通孔ならびに多孔性シート状物の通孔(空隙)の少な
くともいずれかは播種された植物の種は通過し得ない大
きさの径部を有することか、種が通孔を通って水耕層に
落下してしまうことを防止する意味で必要である。
複合体の場合においても、独立気泡の発泡体は浮揚性を
保持しなければならないので、あまり大きな孔を多数あ
けると浮揚性の点で問題が出てくるおそれがある。
複合体の場合の多孔性シート状物としては播種された種
が保持されやすいこと、培養液などの水分を保持しやす
いこと、多くの空隙があり根が容易に張りやすいこと、
根が独立気泡の発泡体の通孔に入り込んでいないものが
あっても多孔性シート状物層に根が張っていると栽培が
可能であることなどの点から特に不織布が好ましく、不
織布は接着剤で独立気泡の発泡体に貼り合せてもよいが
、望ましくは、不織布と独立気泡の発泡体を重ねておい
てニードルパンチングをすることにより、不織布を構成
する繊維の一部が独立気泡の発泡体のニードルパンチ孔
に入り込むことにより積層、固定することが望ましい。
この場合ニードルによりニードルパンチ孔が発泡体の厚
さ方向に貫通するようにニードルパンチングすると、本
発明でぃう通孔も同時に形成できることになる。このよ
うなニードルパンチングによって形成した通孔には通常
、不織布を構成する繊維が入り込んでいるが、特にさし
つかえない。
ただ、播種した植物の根が生長して伸びていくことがで
きないほど高密度に通孔に繊維が充填されることは好ま
しくない。通常のニードルパンチングでは、通孔に繊維
が充填されていても根が入り込めないと言うような問題
はあまり生じることがない。
不織布としては特に限定されるものではないが、不織布
の目付としては100〜1000 g/rrlのものが
好ましく用いられる。
不織布を構成する繊維としては、特に限定されないが、
通常、不織布に使用されている繊維であればよく、代表
的にはポリエステル繊維、ポリアミド繊維、木綿、羊毛
、レーヨン等が挙げられる。
浮揚性基材シート状物の厚みは植物の種類や目的とする
栽培成育の程度により異なるので一部に規定しがたいが
、通常1mm〜20−のちのが用いられる。
本発明において浮揚性基材シート状物は、培養液面に浮
べばよいので、通常可撓性であり、従来の定植パネルの
ように剛性を有する必要はなく、従って長尺シート状に
して用いた場合は、出荷等の場合に巻き上げて取り扱う
ことも可能である。
本発明の基材を用いて水耕栽培するに好適な植物につい
ては、目的とする成育の程度に成育した時点でも培養液
に基材とともに浮揚しているようなものであれば特に制
限はな(、好ましくは、芝、ハーブ、クローバ、レンゲ
、苔類などがあげられるが、これらのみに限定されるわ
けではない。特に芝の場合には、液面水位を変えること
により刈り込み高さを調節することができる。
また、培養液の組成としては、特に制限があるわけでは
なく、目的とする植物に適するものを適宜選定して用い
ればよい。
[作用] 本発明は前述の如く水耕栽培に用いる培養液に浮揚性で
、かつ、播種された植物の根が入り込むかあるいは通り
抜けて成長し得るが、播種された前記植物の種は通過し
得ない大きさの径部を有する厚さ方向に開通する通孔を
複数個有する基材シート状物の上に植物を播種し栽培す
る方法であって、前記基材シート状物を前記培養液上に
浮かべて栽培することを特徴とする植物の水耕栽培方法
としたので、植物の水耕栽培において水耕槽の培養液面
上に浮かべて植物を容易に栽培することができ、刈り込
み等のメンテナンスも含めた取り扱いが極めて容易な水
耕栽培方法を提供し得る。
[実施例コ 以下、第1図〜第7図を参照しながら本発明の詳細な説
明する。
第5図に示したような見掛密度0.1g/adの独立気
泡のポリエチレン発泡体の片面に目付400 glrd
のポリエチレンテレフタレート繊維から成る不織布を載
せて、ニードルパンチングし、ニードルパンチング孔が
通孔13(直径0. 1mmの通孔が平均約20個/c
d)となった浮揚性基材シート10の上に芝の種を播き
第1図に示すような水耕層中に浮べ、発芽するまでは水
耕層中に水を、発芽した後は“ハイボネックス”5−1
0−5 (村上物産株式会社製)を水に溶解した培養液
を流通させながら、温室内の平均気温20℃で平均水耕
水温20℃の条件下で芝(ベントグラス)を育生した。
播種後約1週間で発芽し、約2週間で第6図、第7図の
ように芝の葉が表面に伸び、根の1部2aが通孔13を
通って基材裏面に到達したシート状植物植え付は体を得
た。尚、第7図に示すように、一部の芝は2−1で示さ
れるごとく、その根は不織布層のみにとどまっているも
のもあり、また2−2で示されるごとく、根の一部が貫
通していない孔に入りこんでいるものも一部に見うけら
れた。
ここで、11は独立気泡の発泡体、15は多孔性シート
状物(本実施例では不織布)を示す。
第2図は、本実施例で用いた水耕栽培のシステム全体を
示す概要図である。
22は培養液槽で、33の水供給管からの水分と、30
の培養液原料供給管からポンプ32を作動させて供給さ
れる培養液原料が、培養液原料供給口31から供給混合
され、培養液26が調整される。28は培養液の温度を
調整するためのヒーターである。
培養槽22中の培養液26はポンプ23により培養液供
給管24から水耕槽20に供給され培養液排出管25を
経て培養液槽22に循環されている。培養液を一部抜き
出して新しい培養液を補充する場合には、34の培養液
廃棄バルブを開いて一部抜き出しを行い、新しい培養液
は前述した如く、33の水供給管からの水分と30の培
養液原料供給管からの培養液原料の補充により行われる
以上、本発明方法により、基板がシート状で軽く浮揚性
であるので、取扱いが極めて簡便であり、播種から育生
まで基材シートを水耕層中に浮かべたままで問題なく芝
の栽培が行えた。
本発明方法によって得られたシート状の植物植え付は体
は第6図、第7図に示すように芝などの植物2が本発明
の浮揚性基材シート状物10に植えつけられているシー
ト状物として取りあつかえるので、第8図に示すように
、適当なトレイ18に不織布やスポンジなどの水分を保
持し得る多孔体17に適宜の培養液ないしは水19を適
当量含ませるか、多孔体17を用いずにトレイ18に直
接培養液ないしは水19を入れて、その上に植物2が植
えつけられた本発明の方法で得られた植物植え付は体を
載せるかあるいは浮かばせて、装飾用のデイスプレィと
しても簡単に適用でき、かつ植物が弱ってきた場合には
、再び水耕槽にもどして活性化したり、新鮮な植物植え
付は体と交換するなどのことが簡単になしうる取扱いが
容易である。さらにまた、本発明は、第3図に示すよう
に、デイスプレィ用の小型の水耕槽20であって、その
上面がアクリル樹脂やガラスなどの透明材料からなる蓋
体21を有し、前記水耕槽20は保持部材27で保持さ
れ、前記水耕槽20の下には培養液槽22が配置され、
培養液槽22中の培養液26を水耕槽20に供給するた
めのポンプ23と、培養液供給管24と水耕槽20に供
給された培養液26を培養液槽22にもどすための培養
液排出管25とからなるデイスプレィ装置の水耕槽20
の培養液26の液面上に、植物芝の種が播かれた浮揚性
基材シート状物10を浮かべて培養液26を循環させて
栽培するとテーブル状のデイスプレィとして、装飾用テ
ーブルやデイスプレィとして使用できる。
[発明の効果コ 、本発明方法で、植物を水耕槽の培養液面に浮かべなが
ら栽培することができる。
また、本発明は、水耕栽培槽の培養液面上に浮かべて植
物が栽培できるので、同じ水耕槽に多種類の植物を播種
した複数の基材を浮かべて栽培したり、光線の方向で植
物の伸びる方向が片寄った場合に簡単に培養液面から拾
い上げて方向が変えられるなどの利点を有する。
さらに、本発明で用いる浮揚性の基材シート状物、なら
びに、この基材シート状物を用いて本発明方法で植物を
栽培して得られた植物植え付は体は、はさみや適宜のカ
ッターで好みの大きさや形に容易に切断できるので、必
要な大きさや、好ましい形にして、あるいは水耕槽の大
きさや形に応じて大きさや形を調整して水耕槽に浮かべ
たりするなど、大きさや形が調整しやすく、取扱いが容
易な水耕栽培方法を提供できる。
また、本発明方法で植物を栽培した場合、得られた植物
植え付は体は、シート状物として取り扱うことができ、
かつ、装飾用のデイスプレィとしても簡単に適用でき、
かつ植物が弱ってきた場合には、再び水耕槽にもどして
活性化したり、新鮮な植物植え付は体と交換するなどの
ことが簡単になし得て取扱いが容易である。さらに液面
水位を変えることで芝などの植物の場合にその刈り高さ
の調節が容易にできるなどの取扱が容易な水耕栽培方法
を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の本発明方法で植物を水耕栽
培している状態を示す模式的断面図、第2図は本発明方
法で採用される一実施例のシステム全体を示す概要図、
第3図は本発明方法の装飾用デイスプレィで植物を栽培
している状態を示す模式的断面図、第4図は本発明で用
いる浮揚性基材シート状物の一例の模式的断面図、第5
図は本発明で用いる浮揚性基材シート状物の別の一例の
模式的断面図、第6図は本発明の方法で植物が水耕栽培
されて成育した状態である植物植え付は体の斜視図、第
7図は第6図の模式的断面図、第8図は本発明の方法で
得られた植物植え付は体の応用例の装飾品を示す模式的
断面図、第9図は従来の水耕栽培方法の一例を示す模式
的断面図である。 ・・・水耕層、 ・・・定植パネル、 ・・・流入口、 ・・・培養液、 0・・・浮揚性基材シー 2・・・植物、 4・・・定植孔、 6・・・排出口、 ト状物、 11・・・独立気泡発泡体、 12・・・独立気泡、  13 14・・・径部、    15 16・・・空隙部、   17 18・・・トレイ、    19 20・・・水耕層、   21 22・・・培養液槽、  23 24・・・供給パイプ、 25 26・・・培養液、   27 30・・・培養液原料供給管、 33・・・水供給管。 ・・・通孔 ・・・多孔性シート状物、 ・・・多孔体、 ・・・培養液、 ・・・蓋体、 ・・・ポンプ、 ・・・排出パイプ、 ・・・保持部材、 第1図

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水耕栽培に用いる培養液に浮揚性で、かつ、播種
    された植物の根が入り込むかあるいは通り抜けて成長し
    得るが、播種された前記植物の種は通過し得ない大きさ
    の径部を有する厚さ方向に開通する通孔を複数個有する
    基材シート状物の上に植物を播種し栽培する方法であっ
    て、前記基材シート状物を前記培養液上に浮かべて栽培
    することを特徴とする植物の水耕栽培方法。
  2. (2)基材シート状物が請求項1記載の通孔を有する独
    立気泡発泡体からなる請求項1に記載の植物の水耕栽培
    方法。
  3. (3)基材シート状物が、植物が発芽して伸びてくる根
    が入り込むか、ないしは、通り抜け得る厚さ方向に開通
    する複数個の通孔を有するシート状の独立気泡の発泡体
    の少なくとも片面に、前記植物の播種された種が発芽し
    て伸びてくる根が通り抜け得る通孔を有する多孔性シー
    ト状物が積層されてなる複合体からなり、前記独立気泡
    の発泡体の通孔および前記多孔性シート状物の通孔の少
    なくともいずれかに、播種された前記植物の種は通過し
    得ない大きさの径部を有してなる請求項1に記載の植物
    の水耕栽培方法。
  4. (4)多孔性シート状物が、不織布、紙状物、織物、編
    物、ネット、連続気泡の発泡体から選ばれた少なくとも
    1種である請求項3に記載の植物の水耕栽培方法。
  5. (5)複合体の多孔性シート状物が不織布であり、該複
    合体はニードルパンチングにより該不織布が独立気泡の
    発泡体に固定されている複合体である請求項3に記載の
    植物の水耕栽培方法。
  6. (6)複合体の多孔性シート状物が不織布であり、該複
    合体の独立気泡の発泡体に形成された通孔は前記不織布
    層の上からのニードルパンチングにより形成された通孔
    であり、該通孔には不織布を構成する繊維が入り込んで
    いて前記不織布が前記独立気泡の発泡体に固定されてな
    る複合体である請求項3に記載の植物の水耕栽培方法。
  7. (7)独立気泡の発泡体の見掛密度が0.05〜0.2
    g/cm^3である請求項2〜6のいずれかに記載の植
    物の水耕栽培方法。
  8. (8)独立気泡の発泡体がポリオレフィン発泡体、ポリ
    塩化ビニル発泡体から選ばれた熱可塑性樹脂発泡体であ
    る請求項2〜6のいずれかに記載の植物の水耕栽培方法
  9. (9)不織布の目付が100〜1000g/m^2であ
    る請求項4〜6のいずれかに記載の植物の水耕栽培方法
  10. (10)植物の播種された基材シート状物が水耕槽中を
    流動している培養液の上に浮かべられている請求項1〜
    6のいずれかに記載の植物の水耕栽培方法。
  11. (11)水耕槽中を流動している培養液は培養液槽で調
    整され、循環ポンプにより水耕槽に循環されている請求
    項10に記載の植物の水耕栽培方法。
  12. (12)水耕槽がその上面がカバーされる蓋を有する水
    耕槽であって、かつ、前記水耕槽は保持部材により保持
    されており、前記水耕槽の少なくとも上面は透明材料で
    構成されており、循環ポンプと培養液槽は前記水耕槽の
    下に配置収納されてなる請求項11に記載の植物の水耕
    栽培方法。
  13. (13)植物が芝、ハーブ類、クローバ、レンゲならび
    に苔類から選ばれた少なくとも1種である請求項1〜6
    のいずれかに記載の植物の水耕栽培方法。
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