JPH0479065A - 記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク
等の記憶媒体に対し、記憶および／または再生を行なう
磁気ディスク装置、光ディスク装′置、光磁気ディスク
装置等の記憶装置に係り、特に、ケーシング内を有効に
利用しうるようにした記憶装置に関する。

（従来の技術〕 例えば、３．５インチ型光磁気ディスクを使用する光磁
気ディスク装置においては、装置全体をなるべく小さく
するための規格であるホームファクタに適合するために
、ＬＳＩ化できる回路はＬＳＩ化したり、回路をより簡
略化して部品点数を減らしたり、より小さな部品を選定
したりしている。また、設計段階においては、基板表面
に実装できる高さ約２闇程度を越える大きさの部品は使
用禁止にしたり、基板自体も多層基板を使ったり厚さを
薄くするなどしてホームファクタに適合するようにして
いる。

第８図はこの種の記憶装置の一例としての光磁気ディス
ク装置の従来のものを示す図であり、ケーシング１内の
下部に配設された水平方向の基板２上には、後述する記
憶媒体の一例としての光磁気ディスク３を回転駆動する
ための駆動用モータたるスピンドルモータ４が配設され
ている。このスピンドルモータ４は、モータ本体５から
上方に突出する回転軸６を有しており、この回転軸６の
上端には、前記光磁気ディスク３の嵌合部７に嵌合して
光磁気ディスク３に回転を伝達するチャック８が突設さ
れている。また、前記基板２上には、光磁気ディスク３
の半径方向に延在するガイドロッド９が支持されており
、このガイドロッド９には光磁気ヘッド１０が可動に支
持されている。この光磁気ヘッド１０は、図示しないス
テッピングモータの出力軸とリード・スクリューの関係
により光磁気ディスク３の半径方向に移動しうるように
なっている。

前記スピンドルモータ４および光磁気ヘッド１０の上方
のケーシング１内には、前記光磁気ディスク３を内蔵し
たカートリッジ１１を収納するカートリッジ収納部１２
が上下動自在に配設され、このカートリッジ収納部１２
は、水平方向に配設されている図示しないスライド板の
両側壁に形成された傾斜溝に支持されており、このスラ
イド板の、ケーシング１の前後方向への移動により上下
動しうるようになっている。なお、このカートリッジ収
納部１２は、上昇位置においてカートリッジ１１の挿脱
を行ない、また、下降位置においてカートリッジ収納部
１２内に収納されたカートリッジ１１に内蔵されている
光磁気ディスク３の嵌合部７がスピンドルモータ４のチ
ャック８に接続され、光磁気ヘッド１０により記憶およ
び／′または再生が行なわれるようになっている。

〔発明が解決しようとする課題） しかしながら、前述した従来のものにおいては、平面に
おける面積が大きなカートリッジ収納部１２が上下動す
るためミ平面的に見て前記基板２の上面のかなりの範囲
に部品を搭載できなくなり、この結果、前述したホーム
ファクタに適合させるためにかなりの困難があった。

本発明は、このような従来のものにおける問題点を克服
し、ホームファクタへの適合を困難性なく達成しつるよ
うにした記憶装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

前述した目的を達成するため本発明に係る記憶装置は、
記憶媒体収納部材と、この記憶媒体収納部材内に収納さ
れた記憶媒体に接続され記憶媒体を回転させる駆動用モ
ータとを有する記憶装置において、前記駆動用の第１モ
ータを前記記憶媒体収納部材に対し接離する方向に可動
に形成するとともに、前記第１モータを移動させる移動
用の第２モータと、この第２モータの駆動により前記第
１モータを移動させる伝達手段とを配設したことを特徴
としている。

〔作　用〕

前述した構成からなる本発明によれば、記憶媒体収納部
材内に光磁気ディスクのような記憶媒体が収納されると
、移動用の第２モータの駆動により伝達手段を介して駆
動用の第１モータが移動して記憶媒体と接続され、記憶
・再生状態となるので、小さな体積の第１モータの移動
範囲の基板の表面のみに部品の搭載ができないだけとな
り、他の部位の基板の表面には部品を搭載することがで
き、ホームファクタへの適合を困難性なく達成すること
ができる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。なお
、前述した従来のものと同一ないしは相当する構成につ
いては、図面中に同一の符号を付して説明する。

第１図ないし第４図は本発明に係る記憶装置の第１実施
例を示すものであり、下方が開放されかつ固定的に形成
されているカートリッジ収納部１２を有しており、この
カートリッジ収納部１２の一側には、光磁気ディスク３
を内蔵しているカートリッジ１１の挿入方向先端側の両
側面１１Ａ。

１１Ｂに形成されている弧面状の凹部１３Ａ。

１３Ｂのうちの一方の凹部１３Ａに嵌合しうるカートリ
ッジ保持部材１４が配設されている。このカートリッジ
保持部材１４は、板ばね１５の先端部に突設されており
、板ばね１５が自由状態にあるときには、カートリッジ
保持部材１４は、前記凹部１３Ａに嵌合しうる位置をと
り、また、カートリッジ保持部材１４が側面１１Ａに摺
接するときには、板ばね１５は撓んで退避しうるように
なっている。

前記カートリッジ収納部１２の両側には、カートリッジ
１１の挿脱の際のガイドをなす側壁１２Ａ、１２Ｂが立
設されており、このうち一方の側壁１２Ａの外側には、
この側壁１２Ａと平行に延在するラック１６がカートリ
ッジ１１の挿脱方向に可動に配設されている。一方、前
記カートリッジ収納部１２の後方には、光磁気ディスク
３を回転駆動するためのスピンドルモータ４を昇降させ
るとともに、前記カートリッジ１１をある程度の範囲に
おいて挿脱するための正逆両方向に回転駆動する移動用
モータ１７が配設されている。この移動用モータ１７に
は、前記ラック１６に噛合されており回転することによ
りラック１６を長手方向に移動させるビニオン１８が取
付けられている。

また、前記ラック１６には、前記板ばね１５の基部が取
付けられており、カートリッジ保持部材１４がカートリ
ッジ１１の凹部１３Ａに嵌合した状態においてラック１
６が移動すると、カートリッジ１１が従動するようにな
っている。さらに、前記カートリッジ保持部材１４には
、移動用モータ１７の駆動を制御するための図示しない
センサが取付【プられている。

前記ラック１６の近傍には、第３図に示すように、ラッ
ク１６に噛合する他のビニオン１９が配設されており、
このビニオン１つの近傍には、ビニオン１９に噛合する
フェース歯車２０が配設されている。このフェース歯車
２０には、第２図へに示す平歯車２１が一体に接続され
ており、フェス歯車２０の回転に伴なって平歯車２１が
従動することになる。また、この平歯車２１の近傍には
、平歯車２１に噛合する減速用のビニオン２２が配設さ
れており、このビニオン２２には、他の平歯車２３が一
体に接続されている。さらに、この平歯車２３の近傍に
は、平歯車２３に噛合する小径のアイドル歯車２４が配
設されている。

前記光磁気ディスク３を回転駆動するスピンドルモータ
４は、第４図に示すように、円筒形をなし昇降可能とさ
れたモータ本体２５を有しており、このモータ本体２５
の外周面には、円周方向に等しい間隔を隔てて３つの同
形のカム溝２６が形成されている。各カム溝２６は、向
って左側が上位に位置するようなほぼ傾斜状に形成され
ており、また、前記光磁気ディスク３の近傍には、モー
タ本体２５の回転を拘束する図示しないストッパが配設
されている。

一方、前記モータ本体２５の外周には、前記アイドル歯
車２４に噛合している円環状の昇降用歯車２７が位置し
ており、この昇降用歯車２７の内側には、対応する前記
各カム溝２６に嵌合している３本のカムビン２８が突設
されている。また、前記昇降用歯車２７は、図示しない
支持部材により回転のみしうるように支持されているの
で、前記アイドル歯車２４の回転により昇降用歯車２７
が従動することで、この昇降用歯車２７の各カムピン２
８が光磁気ディスク３のモータ本体２５のカム溝２６内
を移動することにより、スピンドルモータ４は昇降する
ことになる。なお、前記スピンドルモータ４は、その最
上昇位置においてその上端のスピンドルカップ２９が前
記カートリッジ収納部１２内に収納されているカートリ
ッジ１１内の光磁気ディスク３のハブ３０と接続されう
るように前記カム溝２６などの寸法などが設定されてい
る。

つぎに、前述した構成からなる本実施例の作用について
説明する。

光磁気ディスク３を内蔵しているカートリッジ１１がカ
ートリッジ収納部１２内に収納されていない状態におい
ては、スピンドルモータ４は下降位置にあり、カートリ
ッジ１１の挿入を阻害しないようになっている。

このような状態において、カートリッジ１１をカートリ
ッジ収納部１２へ挿入すると、板ばね１５の作用により
カートリッジ収納部１２内に臨んでいるカートリッジ保
持部材１４がカートリッジ１１の凹部１３Ａ内に嵌合す
る（第１図Ａ）。

すると、このカートリッジ保持部材１４に取付けられて
いるセンサによりカートリッジ保持部材１４か凹部１３
Ａ内に嵌合したことが検知され、制御手段により移動用
モータ１７が所定方向に回転駆動される。これにより、
この移動用モータ１７に取付けられているピニオン１８
か回転され、噛合しているラック１６を第１図において
右方向に進行させる。この結果、板ばね１５およびカー
トリッジ保持部材１４を介してラック１６と接続されて
いるカートリッジ１１は、挿入方向への移動を継続する
ことになる。

一方、前述したようにカートリッジ１１の挿入方向にラ
ック１６が移動している間には、ラック１６と噛合して
いるピニオン１９の回転が、ピニオン２２、平歯車２３
およびアイドル歯車２４を介して昇降用歯車２７に回転
される。すると、この昇降用歯車２７の内周に突設され
スピンドルモータ４のモータ本体２５の傾斜状の各カム
溝２６に嵌合している各カムピン２８が円周方向に移動
するので、回動を拘束されているモータ本体２５は上昇
することになる。そして、ラック１６の移動によりカー
トリッジ１１がカートリッジ収納部１２内において所定
の収納位置に到達したときにスピンドルモータ４も最上
昇位置をとってそのスピンドルカップ２９が光磁気ディ
スク３のハブ３０に接続されろく第２図Ｂ）。なお、こ
の状態が得られる直前に移動用モータ１７の駆動は停止
される。

そこで、この状態において、スピンドルモータ４を駆動
して光磁気ディスク３を回転し、図示しない光磁気ヘッ
ド３１により所定の記憶および／または再生が行なわれ
る。

また、カートリッジ収納部１２からカートリッジ１１を
排出するためには、図示しない排出キーを押す。すると
、この信号が制御手段に入力され、制御手段により移動
用モータ１７への通電が行なわれ、前述した挿入時とは
逆方向に移動用土−タ１７が回転駆動され、ラック１６
が第２図において左方向に移動され、前述した伝達手段
を介して移動用モータ１７が下降されるとともに、カー
トリッジ１１が排出方向に移動される。

そして、移動用モータ１７が最下降位置をとり、カート
リッジ１１がある程度の排出状態となったときに移動用
モータ１７の駆動は停止される。そこで、カートリッジ
１１を手で引き抜くと、板ばね１５に抗してカートリッ
ジ保持部材１４が退避するので、カートリッジ１１を完
全に排出することができる。

このように本実施例によれば、スピンドルモータ４自体
を昇降してカートリッジ１１内の光磁気ディスク３との
接離を行なうようにしているので、体積の小さなスピン
ドルモータ４を昇降させる空間さえ確保すれば、その外
周側の基板（図示せず）の上面には、種々の部品を搭載
することができるため、ホームファクタへの適合を容易
に行なうことができる。

第５図は本発明の第２実施例を示すものであり、前述し
た第１実施例におけるモータ本体２５のカム溝２６なら
びにカムピン２８を備えた昇降用歯車２７の構成に対応
する構成のみが異なっている。

第５図において、円環状のモータ支持部材３２が配設さ
れており、このモータ支持部材３２の上端には、３つの
同一勾配からなる傾斜面３３が円周方向において等しい
間隔をもって形成されている。また、スピンドルモータ
４のモータ本体２５はその回転を拘束されており、しか
も、モータ本体２５の外周には、前記各傾斜面３３上に
着座しうる３本のカムピン２８が円周方向に等しい間隔
を隔てて突設されている。そして、前記モータ支持部材
３２の外周には、図示しないアイドル歯車に噛合してい
る部分歯車たる昇降用歯車２７が形成されている。その
他の構成は第１実施例と同様である。

このような本実施例の構成によっても、第１実施例と同
様に、図示しないカートリッジ１１（第２図）の挿脱に
関連して移動用モータ１７を昇降し、光磁気ディスク３
（図示せず）との接離を行なうことができる。

第６図は本発明の第３実施例を示すものであり、昇降用
歯車２７と一体に形成された移動用モータ１７のモータ
本体２５が配設されており、このモ夕本体２５にはひと
つのカム溝２６が形成されている。一方、この移動用モ
ータ１７の近傍の基板２には、前記カム溝２６に嵌合し
つるカムピン２８が突設されており、また、前記昇降用
歯車２７はアイドル歯車２４により従動されるようにな
っている。その他の構成は第１実施例と同様である。

このような本実施例の構成によっても第１実施例と同様
の作用効果を奏することができる。

第７図は本発明の第４実施例を示すものであり、本実施
例においては、アイドル歯車２４の外周に傾斜面３３が
形成されており、また、移動用モータ１７のアイドル歯
車２４の外周には前記傾斜面３３上に着座しうるカムピ
ン２８が突設されている。

なお、本実施例においては、前記アイドル歯車２４に上
下方向の貫通孔３５が形成された突起３４を突設すると
ともに、この貫通孔３５が貫通する上下方向のガイドロ
ッド３６を固定的に配設して、移動用モータ１７の回転
を拘束するようになっているが、このような移動用モー
タ１７の回転を拘束するための構成は、前述した他の実
施例にも適用可能である。

このような本実施例の構成によっても第１実施例と同様
の作用効果を奏することができる。

なお、本発明は前述した各実施例に限定されるものでは
なく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、
カートリッジの挿脱と駆動用モータの昇降とのタイミン
グのずれを防止するため、モータを昇降するための板ば
ねなどを利用した摩擦クラッチ機構を歯車に接続するこ
ともてきる。

〔発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る記憶装置によれば、記
憶媒体を回転させる駆動用のモータ自体を移動させるよ
うにして移動のためのデツドスベスを小さくすることに
よりホームファクタへの適合を困難性なく達成すること
ができるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明に係る記憶装置の実施例た
る光磁気ディスク装置を示すものであり、第１図Ａ、Ｂ
および第２図Ａ、Ｂは光磁気ディスク装置の概略を状態
を異にして示す平面図および側面図、第３図および第４
図は第１実施例の要部の構成を示す斜視図および分解斜
視図、第５図、第６図および第７図はそれぞれ本発明の
他の実施例を示す要部の分解斜視図、側面図および分解
斜視図、第８図は従来の光磁気ディスク装置の概略側面
図である。 １・・・ケーシング、２・・・基板、３・・・光磁気デ
ィスク、４・・・スピンドルモータ、５・・・モータ本
体、６・・・回転軸、７・・・嵌合部、８・・・チャッ
ク、１１・・・カートリッジ、１２・・・カートリッジ
収納部、１４・・・カートリッジ保持部材、１５・・・
板ばね、１６・・・ラック、１７・・・移動用モータ、
１８．１９．２２・・・ピニオン、２０・・・フェース
歯車、２１．２３・・・平歯車、２４・・・アイドル歯
車、２５・・・モータ本体、２６・・・カム溝、２７・
・・昇降用歯車、２８・・・カムピン、３２・・・モー
タ支持部材、３３・・・傾斜面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　記憶媒体収納部材と、この記憶媒体収納部材内に収納
   された記憶媒体に接続され記憶媒体を回転させる駆動用
   モータとを有する記憶装置において、前記駆動用の第１
   モータを前記記憶媒体収納部材に対し接離する方向に可
   動に形成するとともに、前記第１モータを移動させる移
   動用の第２モータと、この第２モータの駆動により前記
   第１モータを移動させる伝達手段とを配設したことを特
   徴とする記憶装置。