JPH0478428A - 複合フィルター用不織布支持体 - Google Patents

複合フィルター用不織布支持体

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JPH0478428A
JPH0478428A JP2194165A JP19416590A JPH0478428A JP H0478428 A JPH0478428 A JP H0478428A JP 2194165 A JP2194165 A JP 2194165A JP 19416590 A JP19416590 A JP 19416590A JP H0478428 A JPH0478428 A JP H0478428A
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JP
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nonwoven fabric
fibers
support
density
composite filter
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JP2194165A
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Kazuhiro Ikeda
和宏 池田
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、精密濾過、限外濾過等分離膜を支持する不織
布からなる支持体に関するものであり、食品や医薬品の
製造における分離、濃縮、除菌等に用いる事を目的とす
る。
(従来の技術) 従来膜形成用高分子物質よりなる重合体溶液を流延し、
乾燥又は非溶剤中に浸漬して微孔を形成させる方法など
による微孔膜単体をフィルターとしたものは、機械的強
度に劣るため、取扱いに注意を要し、織布、不織布など
の多孔性基材をあてか、ったり、或いは多孔性基材を支
持体とし、重合体溶液を多孔性支持体に流延もしくは塗
布などの適用手段により多孔性支持体と微孔膜とを一体
化したものが採用されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記の多孔性支持体と微孔膜とを一体に形成したものは
、機械的強度に優れ、取扱い性に優れるが、膜と多孔性
基材との親和性の不良や、多孔性支持体への浸透不良等
による剥離やピンホールの発生等の問題があった。
又、前処理により親和性を向上させる方法は、却って支
持体の裏面へ重合体溶液が浸み出し易い為に均一な膜形
成が困難になるという欠点があった。
また、不織布のような多孔性支持体を用いる場合、支持
体の密度が高ければ重合体溶液の浸透性が悪くなって膜
と支持体とが剥離しやすくなり1、支持体中に残留した
気泡がピンホール発生の原因となり使用に耐えず、逆に
支持体の密度が低ければ、浸透性は良いが、支持体の裏
面に重合体溶液が浸み出し、均一な膜形成が困難になる
という欠点があった。
又、−船釣に合成繊維には繊維油剤を用いてカーデイン
グ法によりウェブを形成している為、繊維油剤を一度落
とさなければ、膜と繊維との密着不良の原因になり著し
く濾過性能が低下するという欠点があった。
一方、湿式法による不織布は、長さ数士鵬以下の短繊維
を原料としで使用している為毛羽が多く、充分な表面状
態のものが得られず、熱ロール加工により起毛は押さえ
られるが、表面密度が上昇し膜と支持体とが剥離しやす
(なるという欠点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記問題点に鑑みて不織布からなる支持体上
に重合体溶液を流延し、製膜する微孔膜の支持体に於い
て、該支持体が、熱融着可能な低融点繊維を含有する水
流交絡法による不織布と湿式法による不織布とを熱ロー
ル加工により一体化した二層構造の不織布からなり、全
体の厚みが0608〜0.3 mであり、水流交絡層が
湿式法による不織布層より低密度であることを特徴とす
る不織布支持体を用いることにより、特殊な予備処理等
を必要とせず、しかもピンホールや層間剥離を生じない
ということを見出したものである。
即ち、水流交絡処理により繊維油剤を完全に除去し、油
剤による膜と繊維との密着不良を防止し、又、水流交絡
処理による微小な貫通孔が断面方向に多数できる為、重
合体溶液の浸透性に優れ、高密度の湿式法による不織布
により裏面への浸み出しのない複合フィルター用不織布
支持体を提供する。
本発明の構成に於いて、採用する水流交絡法による不織
布自体は伸びも大きく微孔膜支持体には不向きであるが
、原料とする繊維が20〜70%(重量)の低融点繊維
もしくは複合繊維あるいは、未延伸繊維等の熱融着繊維
を含有させて熱ロール加工(湿式不織布の一体化と同時
)をほどこすことにより微孔膜支持体としての十分な強
度が得られる。熱融着繊維が20%未満になると、ケバ
立ちも多くなり、強度も低下し、70%を超える場合に
は、剛性が強くフィルム化がしやすい為不適当である。
微孔膜の支持体となる水流交絡低密度層側に用いる繊維
の繊度としては、5デニール以下の紡出可能な繊維の混
合又は単一繊維よりなる繊維ウェブが用いられ、5デニ
ールを超えると繊m密度が低下し重合体溶液が浸透しす
ぎて繊維間隙に均一な微孔膜が得られないので好ましく
なく、又、紡出可能な繊維であっても0.5デニ一ル1
00%では密度が高くなりすぎ、重合体溶液の浸透が困
難になるので、1〜5デニールの繊維を単独又は混合に
より用いる事が好ましく、みかけ密度0.1〜0.5g
/cdのものが用いられる。又、湿式法による不織布か
らなる高密度層としては、みかけ密度0.3〜0.8g
 /ejの低密度層と同じく、20〜70%低融点繊維
もしくは複合繊維あるいは未延伸繊維等の熱融着繊維を
混合使用した繊度3デニール以下の繊維が高密度層を形
成する為に用いられる。
又、湿式法による不織布中に温水にて溶解可能な繊維を
混入する事によりフィルム化近くまで高密度化すること
が出来、低粘度の重合体溶液の裏面への浸み出しに伴う
ピンホールの発生を防止するのにより効果を発揮する。
さらに温水溶解可能な繊維の混入量を調整することによ
り、流延時のみ必要な高密度層を温水にて行なう熱処理
時に溶解させて低密度化することが出来、不織布をプレ
フィルタ−とする複合フィルターに於いては、流延側が
高密度であり、裏面に近づく程低密度になるという密度
勾配が理想的である為、用途に応じて繊維混率を変更す
ることにより密度が調整でき、複合フィルターの利点を
充分に活かすことができる。
(作用) 本発明は極めて浸透性の優れた水流交絡により形成され
た低密度層と、裏面への浸み出しを防止する湿式法によ
り形成した高密度層との熱融着−体化不織布で構成され
ているため、均一な多孔質表面を形成しているので、重
合体溶液の流延製膜化に当り繊維との接着不良やピンホ
ールが発住せず、微孔膜と不織布との複合を可能とした
又、水流交絡法よりなる不織布の採用は、通常の乾式法
による不織布では得られない、水流交絡による断面方向
の微小な貫通孔と水による繊維表面に付着した油剤の除
去作用があり、支持体との密着性にすぐれた微孔膜が形
成される。
又、湿式法による不織布には、温水溶解可能な繊維を混
入した高密度不織布とし、重合体溶液の裏面へのしみ出
しを防止し、ゲル化後熱処理時に温水中にて溶解する事
により、高密度を低密度化、または、フィルム他辺(ま
で高密度化する事ができる。
従って、本発明による不織布支持体は、微孔膜支持体と
して充分満足のいく結果を与えるものである。
(実施例) 以下、本発明を実施例により更に詳しく説明する。
(実施例1) 水流交絡法による不織布として、2dX3Bmのポリエ
ステル繊維50%と2dX38閤の未延伸ポリエステル
繊維50%を通常のウェブ形成機にて、例えば目付10
0 g/dの繊維マットを形成し、ウォーターニードリ
ング機により、ウォーターパンチングを行なった後、乾
燥処理を行ない、0.1g/cdの低密度層用不織布を
得た0次に、湿式法による不織布として、0.8dX5
mのポリエステル繊維50%と、温水溶解ビニロン繊維
0.8dX5閣20%及び0.8 d X 5■の未延
伸ポリエステル繊維30%を通常の湿式法により80g
/イみかけ密度0.45g/dの高密度層用不織布を得
た。これら不織布を積層し、熱ロールにて温度205℃
、線圧3.5kg/mにて、溶融接着して高密度層側の
密度が略0.5〜0.8g/cjの二層構造の複合フィ
ルター用支持体を得た。
この不織布支持体を用いて、ポリスルホン(UCC社製
)15部、N−メチル−2−ピロリドン80部、イソプ
ロピルアルコール5部からなる均一な重合体溶液を低密
度層側に流延し、水を凝固液として膜形成を行ない、5
0〜60℃の温水にて温浴処理を行ない、80“Cにて
乾燥して複合フィルターを得た。
(実施例2) 実施何重と同様にして形成した、低密度層用不織布を用
い、次に、湿式法による不織布として、0.5dX5m
のポリエステル25%と0.8 d X 5閣の未延伸
ポリエステル40%と0.5 d X 5膣のケン化度
88モル%のビニロン繊維35%より同様にBOg/r
dみかけ密度0.5g/cjO高密度層用不織布を得た
。これら不織布を実施例1と同一方法にてみかけ密度0
.4〜0.8g/dの二層構造の不織布支持体を形成し
、この不織布支持体に実施例1と同一重合体溶液を低密
度層に流延し、膜形成を行ない、50〜60℃の温水に
完全にビニロン繊維を溶解し、高密度層側を低密度化し
た複合フィルターを得た。
(比較例1) 実施例1と同様にして高密度層不織布を得て、低密度層
として2dX38mのポリエステル繊維50%と、2d
X38■未延伸ポリ工ステル繊維50%とをウォーター
ニードリングせずに高密度層用不織布に積層し、実施例
1と同一条件にて熱ロール加工を施し不織布支持体を得
た。
この不織布支持体に実施例1と同様に低密度層上に流延
し同一方法にて複合フィルターを得た。
(比較例2) 比較例1と同様な方法にて得た不織布支持体の高密度層
側に流延し実施例1と同一方法にて複合フィルターを得
た。
上記の実施例及び比較例で得られた複合フィルターにつ
いて、ピンホール、眉間剥離、裏面への浸み出しを調べ
た。
文略法による低密度層を設けることにより断面方向の微
細孔による浸透性の向上と繊維油側の除去による繊維と
微孔膜との接着性を向上せしめ、かつ熱融着により一体
化した湿式高密度層により裏面への浸み出しを防止し、
さらに高密度層中に温水溶解可能なmsを混入する事に
よりフィルム化近くまで高密度化できる為、低粘度の重
合体溶液でも裏面へ、の浸み出しを防止、その後の熱処
理時に温水中にて該溶解性繊維の溶出により低密度化す
ることができる。
更に油剤などの除去の為の前処理を必要としな表から明
らかなるように本発明による不織布支持体を使用したも
のは、比較例に比べ、ピンホールもなく、裏面の滲み出
し、層間剥離もなくすぐれた複合フィルターが得られた
(発明の効果)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に重合体溶液を流延し製膜する微孔膜の
    支持体に於いて、該支持体が、水流交絡法による不織布
    と、湿式法による不織布とを一体化した不織布よりなり
    、該水流交絡不織布を構成する繊維の内、少なくとも2
    0〜70%(重量)が、低融点繊維もしくは複合繊維あ
    るいは、未延伸繊維などの低融点で溶融接着可能な熱融
    着繊維であり、かつ上記湿式法による不織布が、少なく
    とも熱融着繊維を含有してなることを特徴とする複合フ
    ィルター用不織布支持体。
  2. (2)請求項1記載の水流交絡法による不織布の密度が
    湿式法による不織布より低密度であり、全体目付が50
    〜300g/m^2で、全体の厚みが0.08〜0.3
    0mmであることを特徴とする請求項1記載の複合フィ
    ルター用不織布支持体。
  3. (3)湿式法による不織布の繊維中に温水にて溶解可能
    なる繊維を含有してなることを特徴とする請求項1記載
    の複合フィルター用不織布支持体。
JP2194165A 1990-07-23 1990-07-23 複合フィルター用不織布支持体 Pending JPH0478428A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001079368A (ja) * 1999-09-20 2001-03-27 Hour Seishi Kk 分離膜支持体とその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001079368A (ja) * 1999-09-20 2001-03-27 Hour Seishi Kk 分離膜支持体とその製造方法
JP4499852B2 (ja) * 1999-09-20 2010-07-07 阿波製紙株式会社 分離膜支持体とその製造方法

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