JPH0478241B2 - - Google Patents

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JPH0478241B2
JPH0478241B2 JP59143811A JP14381184A JPH0478241B2 JP H0478241 B2 JPH0478241 B2 JP H0478241B2 JP 59143811 A JP59143811 A JP 59143811A JP 14381184 A JP14381184 A JP 14381184A JP H0478241 B2 JPH0478241 B2 JP H0478241B2
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JP
Japan
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soil
engine
main body
pipe
air tank
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JP59143811A
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JPS6121004A (ja
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Keigo Manabe
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Makita Numazu Corp
Original Assignee
Fuji Robin KK
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Publication date
Application filed by Fuji Robin KK filed Critical Fuji Robin KK
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Publication of JPS6121004A publication Critical patent/JPS6121004A/ja
Publication of JPH0478241B2 publication Critical patent/JPH0478241B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、先端部に噴気口を有するパイプを土
壌中に打込み、その状態で噴気口から圧縮空気を
噴出して土壌の深耕を簡単に行うと共に、樹木や
作物等植物の根部に空気、即ち酸素を供給し、植
物の活性化を促す空気式土壌改良機に関するもの
である。
【従来の技術】
このような空気式土壌改良機として、本出願人
は、例えば特開昭58−98003号公報に開示されて
いるように、エンジンと、このエンジンで駆動さ
れる圧縮機と、該圧縮機で加圧された空気を蓄え
るエアタンクと、エアタンクと操作弁を介して連
通されエアタンクの底部から垂設すると共に先端
部に噴気口を具備するパイプと、前記エンジンを
動力源としてパイプを土壌に打込む自動打込機構
とで土壌改良機本体を構成し、この本体と、該本
体を昇降可能に支持するフレーム本体と、前記土
壌改良機本体をフレーム本体に対してエンジンを
動力源として上昇させつつ土壌中に打込まれたパ
イプを引抜く自動引抜機構とを備え、パイプの打
込みおよび引抜き作業が、少い労力で容易かつ能
率的に行えるようにしたものを提案している。そ
して、この空気式土壌改良機では、前述のよう
に、同一のエンジンで圧縮機と自動引抜機構とを
駆動していると共に、パイプが土壌の所定深さま
で打込まれた後、操作弁を開いてエアタンク内の
圧縮空気を噴気口から噴出するのと略同時に、自
動引抜機構を作動させてパイプを土中より引抜く
ようにしている。 また、パイプを土壌中に所定深さまで打込み、
圧縮空気を噴出後にパイプを介して肥料(液肥)
を供給して深層施肥するようにしたものも別に提
案されている。
【発明の技術的課題】
しかし、樹木や作物が栽植されている圃場の土
壌は、例えば硬軟等があつて作業条件が異なり、
前記パイプを土壌に打込んだ状態で操作弁を開
き、エアタンク内に蓄えられた圧縮空気を噴気口
から土壌中に噴出しても、土壌が硬い場合にはク
ラツクの発生範囲が狭く十分に深耕されない場合
がある。また、噴気口から圧縮空気を土壌中に噴
出した後パイプを介して肥料を供給した場合に、
肥料は噴気口周辺に集中的に浸透して拡散され
ず、樹木や作物の根からの吸収が十分に行われな
いことになる。これらのことから、噴気口から圧
縮空気を噴射して後、あるいは圧縮空気の噴射後
にパイプを介して肥料を供給して後、直ちにパイ
プを引抜くことなく、噴射終了後に操作弁を閉じ
てエアタンク内に圧縮空気を蓄圧し、所定圧に達
したときに再び操作弁を開き、噴気口から再度圧
縮空気を噴射させて深耕範囲を拡大したり、肥料
を広い範囲に拡散する等の技術が要求されてい
る。
【発明の目的】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたもの
で、従来同様の噴気口からの圧縮空気の噴出と略
同時に自動引抜機構を作動させる機能と共に、必
要に応じて、パイプを土壌に打込んだ状態のまま
同じ場所に2度あるいはそれ以上の回数の噴気作
業が行え、深耕範囲の拡大が図れるようにした空
気式土壌改良機を提供しようとするものである。
【発明の構成】
この目的のため本発明は、上記土壌改良機本体
の、エアタンク内の空気圧を検知してその空気圧
が所定圧に達するとエンジンをアイドリング状態
に自動的に調節する自動制御機構を設け、さらに
上記操作弁を開閉動作する開閉手段と、自動引抜
機構を作動させる操作手段とを設けると共に、上
記自動引抜機構と自動制御機構とを連動連結し、
少なくとも自動引抜機構が作動している間はエン
ジンを高速回転に維持させ、個別に操作できる上
記開閉手段と操作手段とを同時に操作可能に構成
したことを特徴とするものである。
【実施例】 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。 図において、符号Aは土壌改良機本体、Aaは
自動打込機構、Abは自動制御機構、Bはフレー
ム本体、Cは自動引抜機構をそれぞれ示してい
る。 前記土壌改良機本体Aは、次のように構成され
ている。エアタンク1の上部に取付台2を介して
エンジン3を取付け、エンジン3の出力側に減速
機4、圧縮機7が直結状に連結されている。エア
タンク1は、第12図に示されるように接手1
a,取付枠部1b,装着座部1c,連通座部1d
等を有し、接手1aからパイプ8を介して圧縮機
7に連通させている。エンジン3には、第14図
に示すように気化器300の本体310からスロ
ツトルロツド311を突出させ、このスロツトル
ロツド311は、図示しないばねで下方に引張ら
れてアイドリング状態になる習性が与えられ、そ
の先端に鍔部311aを設けている。鍔部311
aは、一端部をナツト313により固定され、直
角上方に屈曲した取付板312の他端部にピン3
15により上下回動可能に枢支された揺動具31
4の一端に当接し、揺動具314の他端には自在
継手316が設けられている。第1図に示すよう
に、前記減速機4から突出した駆動軸5に駆動プ
ーリ6が取付けられている。 前記圧縮機7は、第1図および第13図に示す
ようにシリンダ710と、パツキン711と、座
板712と、シリンダヘツド715とを備え、座
板712にビス714で取付けた弁板713は、
シリンダ710側へだけ開いて吸入口712aを
開閉し、シリンダヘツド715は隔壁715aに
より吸入室716と吐出室717に仕切つてい
る。吸入室716はエアフイルタ718を介して
大気と連通し、吐出室717に接手719を介し
て前記パイプ8が接続され、また、吐出室717
に安全弁720が設けられている。 エアタンク1の底部には、第3図および第6図
に示すように操作弁9が設けられ、この操作弁9
は、弁筐910内に弁体911を収容し、この弁
体911は弁軸912,弁レバー913,短軸9
14,アーム915の長孔915aを介して、支
持軸917に枢支されたアーム915に連繋して
いる。アーム915の先端と後述する係止片11
cとの間にスプリング916を張設し、また、ア
ーム915の基端側にはペダル918が取付けら
れると共に、前記スプリング916の張力により
ペダル918は、常時は第1図および第6図に示
すように斜め上方に向け傾斜して支持され、この
状態で操作弁9は閉鎖されており、ペダル918
を踏込むと操作弁9が開放されるようになつてい
る。 前記エアタンク1の底部には、第1図および第
3図に示すようにインナパイプ10が操作弁9を
介してエアタンク1と連通し、垂設されている。
このインナパイプ10は、インナパイプ体101
の上端に固着されたフランジ100を前記弁筐9
10の下面に嵌合させ、このフランジ100の下
面にストローク筒11の上端に設けたフランジを
嵌合させて弁筐910に対し一体的に連結してス
トローク筒11と共に支持されている。ストロー
ク筒11は筒体11aを有し、下端部に鍔状の吹
抜防止板11bを形成しており、この吹抜防止板
11bと一体的に前記係止片11cが形成されて
いる。また、ストローク筒11の上部一側には、
第2図にも示すように自動打込機構Aaを構成す
る歯車筐11dが形成されており、この歯車筐1
1dと対向するストローク筒11の外周部の蓋体
110には孔が開口されていて、この孔に、土壌
改良機本体Aの一側に設けた肥料タンク70から
コツク701を介して施肥パイプ702が挿通さ
れ、その先端の注入口703がインナパイプ体1
01内に開口している。前記インナパイプ10の
長さ方向ほぼ中間位置から下方には、アウタパイ
プ12のアウタパイプ体121の上部が上下動可
能に挿通されており、このアウタパイプ12に
は、インナパイプ10の下端よりさらに長く垂下
されており、その先端には先鋭状のノズル14が
取付けられ、このノズル14の先鋭部より少し上
方に、周方向に複数の噴気口14aが開口してい
る。 前記自動打込機構Aaは、次のように構成され
ている。歯車筐11dには、第2図および第3図
に示すように筒ケース15が連結され、この筒ケ
ース15および歯車筐11d内に入力軸16が軸
支され、この入力軸16の軸端には入力プーリ1
7が取付けられている。また、歯車筐11d内の
入力軸16にはベベルギヤ18が取付けられ、こ
のベベルギヤ18と噛合うベベルギヤ19が、歯
車筐11dからストローク筒11に向け軸支され
たカム軸20の一端に取付けられている。カム軸
20の他端には偏心カム20aが、カム軸20の
軸心とはΔの偏心量を有して設けられている。
そして、偏心カム20aと受撃体120とは、ア
ウタパイプ12をインナパイプ10に沿つて押し
上げたときに偏心カム20aのカム面210が受
撃体120を所定のストロークで叩打し、受撃体
120の下面が緩衝体13に接した状態では偏心
カム20aは受撃体120を叩打しないようにな
つている。 前記駆動プーリ6と入力プーリ17との間には
Vベルト21が巻回されており、このVベルト2
1にはテンシヨン機構22が設けられ、これらベ
ルト伝動系の外側は伝動カバー23により覆われ
ている。 前記土壌改良機本体Aは、更に次のような構成
を備えている。エアタンク1の外側に、第7図お
よび第8図に示す昇降体24が取付けられてい
る。この昇降体24は、昇降枠240を前記取付
枠部1bに対しボルト241で締付けて取付けら
れており、昇降枠240には、その上端部および
下端部に左右に貫通して昇降枠240と井桁状に
組合わされた昇降軸242が設けられ、この昇降
軸242の各外側端部にローラ243が取付けら
れている。また、左右一対の昇降枠240の側方
には、操作手段25が設けられている。この操作
手段25は、アーム250を前記アーム915と
ほぼ平行に支持軸917に軸支され、その先端部
と前記係止片11cとの間にスプリング251を
張架し、基端部に設けたペダル252を常時は斜
め上方に向け傾斜し、かつ前記ペダル918と並
設され、両ペダル918,252がそれぞれ単独
に、あるいは同時に操作できるようになつてい
る。 前記両ペダル918,252に代えて、後述す
るハンドル39に握り式のレバーを設けて同様に
操作するようにしてもよい。 前記制御機構Abは、次のように構成されてい
る。第12図に示すように前記エアタンク1に装
着座部1cを介して固定され、タンク1内と連通
された感知アンローダ26は、ロツド26a,摘
み26bを具備し、この感知アンローダ26にチ
ユーブ27が連結され、このチユーブ27は、エ
アタンク1に連通座部1dを介して取付けられた
三方接手28の1つに連結されていて、その一方
は延長チユーブ30を介してエアタンク1の取付
枠部1bに螺装された操作アンローダ29に連通
している。操作アンローダ29には上下動可能な
ロツド29aが設けられ、このロツド29aに取
付けられた金具31に細杆32が摺動可能に挿通
され、細杆32の下端は、金具31の下側で係止
具34を介して係止されると共に、フツクを介し
てチエン35の上端が連結され、また、細杆32
の上端は、第14図に示すように前記気化器30
0の自在継手316にアジヤスト部を介して挿通
支持され、係止具33で係止されている。前記三
方接手28に連通する連通座部1dに中継チユー
ブ37が連結され、このチユーブ37は、第13
図に示す圧縮機7に設けられた作動アンローダ3
6に連通され、この作動アンローダ36およびチ
ユーブ37はプロテクター721で保護されてい
る。また、作動アンローダ36には空気圧で作動
するロツド36aが設けられていて、前記弁板7
3を開閉操作するようになつている。 そして、感知アンローダ26は、エアタンク1
内の空気圧力を感知し、空気圧力が設定圧を超え
るとその内部に内装された図示しない圧力検出ば
ねに抗して内部通路が開き、エアタンク1内の高
圧空気を、チユーブ27,30,37を介して操
作アンローダ29および作動アンローダ36へ流
通させる機能を持つもので、感知アンローダ26
の下部の摘み26bを持つてロツド26aを引く
ことにより手動によつても制御機構Abの作動テ
ストが必要に応じて行なえるようになつている。 また、作動アンローダ36は、感知アンローダ
26を経由してもたらされるエアタンク1内の空
気圧力により作動し、そのエアタンク1内の空気
圧力が設定圧力以上になると、圧縮機7の吸入室
16内に挿入されているロツド36aが進出し
て、吸入口712aの弁板713を押し、これを
開状態に保持して、圧縮機7のピストンが往復動
していても空気の圧縮作用が行われないように
し、エアタンク1内の空気圧力が下がると、作動
アンローダ36内の図示しないばねでロツド36
aが進出前の位置に復帰し、吸入口712aの弁
板713と離間し、圧縮機7が定常時の作動とな
り、シリンダ710からエアタンク1側に高圧空
気が圧送されるよになつている。 前記操作アンローダ29は、同じく感知アンロ
ーダ26を経由してもたらされるエアタンク1内
の空気圧力により、エアタンク1内の空気圧力が
設定圧以上になるとその内部に内装された図示し
ないばねに抗してロツド29aが突出方向へ進出
し、空気圧力が下がるとバネにより進出前の位置
に復帰後退するよう作動するものである。 前記ロツド29a共々金具31の上昇に伴つ
て、気化器300のスロツトルロツド311のば
ねによる下方への引張りによつて、係止具34、
即ち細杆32が金具31に追随して引上げられ、
かつロツド29aの復帰後退では、係止具34
共々細杆32が金具31で引下げられ、スロツト
ルロツド311は押し上げられる。 一方、フレーム本体Bは、次のように構成され
ている。第1図,第7図,第8図に示すように、
断面がチヤンネル状のガイドレール38が形成さ
れ、このガイドレール38の通路38a内に前記
昇降体24の各ローラ243が収容されて、昇降
体24が上下動するよになつている。また、ガイ
ドレール38には、ハンドル39、スタンド4
0、横枠41,41、接地枠42、補強板43等
が設けられ、さらに接地枠42と反対側には、一
対の車軸受具44,車軸45を介して一輪車軸4
6が軸支され、また、車軸受具44の片方には足
掛具47が設けられている。さらに、ガイドレー
ル38の上部には、第11図に示すように落下阻
止機構48が設けられている。この落下阻止機構
48は、ブラケツト480に枢軸481を挿通し
てボス具483に一体に設けたレバー482の下
端部が枢支され、ボス具483の下側には、その
移動を規制する規制具484が設けられている。
また、レバー482とガイドレール38の外側に
突設した係止杆489との間にスプリング488
が張設されている。また、レバー482の下部に
は、前記ガイドレール38内に窓孔38bから突
入するようにして受重具485が設けられ、この
受重具485には前記昇降体24のローラ243
を受ける受重部485aが設けられ、また、受重
具485の下面は斜辺部485bを形成してい
る。レバー482の中間部はく字状に屈曲してお
り、この屈曲部の横枠41と対向する部位は保護
チユーブ486で被覆されている。また、レバー
482の上端部には握り487が設けられてい
る。 また、前記自動引抜機構Cは、次のように構成
されている。先ずフレーム本体B側において、ガ
イドレール38の上部位置には、第8図,第9図
に示すようにバンド掛け49,デイスク49a,
ステー50,ガイド棒51等が設けられ、ステー
50に衝合板52がビス53により固定されてい
る。次いで、土壌改良機本体A側において、符号
54は減速機ケースで、この減速器ケース54内
には、減速機構55が取付けられている。この減
速機構55は、第2図,第4図に示すように、入
力軸16の端部にウエーブゼネレータが軸装さ
れ、減速機ケース54に固定側サーキユラスプラ
インが設けられ、出力軸56と一体の保持部材に
回転側サーキユラスプラインが装着され、ウエー
ブゼネレータと固定側および回転側サーキユラス
プラインとの間に、フレツクススプラインが介在
された構成となつている。また、出力軸56に
は、スプライン部56aが形成され、このスプラ
イン部56aの前側に巻取ボビン57がベアリン
グ58を介して軸支され、この巻取ボビン57に
設けたクラツチ爪570の退角状噛合面570a
(第4図参照)と係合離脱するクラツチ爪590
の進角状噛合面590a、並びに周回溝591を
有するドツククラツチ59がスプライン部56a
に摺動可能に嵌挿され、巻取ボビン57とドツク
クラツチ59との間に、クラツチ59を巻取ボビ
ン57から離反する側へ付勢するバネ60が介在
され、これらの外側はスリーブ571に嵌挿され
たブーツ61によつてカバーされている。 前記自動引抜機構Cを作動させる作動機構62
は、第4図,第5図に示すように、支持具620
をビス621により減速機ケース54の取付座部
54aに取付け、この支持具620には、一端部
622a,中間筒部622b,他端部622cを
有する連繋具622が取付軸623を介して枢支
され、また、作動具624が枢支軸625を介し
て枢支されている。この作動具624には、シフ
タ624a,筒軸部624b,係合アーム624
c,取付ボス部624d等が設けられている。ま
た、作動具624の取付ボス部624dには一対
のロツクボルト626が設けられ、作動具624
と枢支軸625が一体的に構成されている。ま
た、枢支軸625の外端に一端を固着した連動腕
627の他端は、連結杆63を介して昇降体24
に支軸65で枢支されたL形具64の一端64a
に連結されている。その他端64cは、前記チエ
ン35の下端に連結されている。また第10図に
示すように前記L形具64のボス部64bは、間
筒66を介して支軸65に軸支されている。そし
て、連繋具622の一端部622aは前記アーム
250に係止され、他端係合部622cは係合ア
ーム624cに係合可能に対峙され、シフタ62
4aはドツククラツチ59の周回溝591に係合
すると共に、係合アーム624cの上昇軌跡内に
衝合板52を臨ませている。なお、符号628は
巻取ボビン57のガイド杆である。第8図に示す
ように、前記バンド掛け49に一端を巻付けてリ
ベツト68で係止されたベルト状の吊持具67の
他端は、ガイド棒51の上側を通つて、前記巻取
ボビン57にビス69で固着されて巻取ボビン5
7の外周に渦巻状に巻回されている。 次に、本実施例の空気式土壌改良機の作用につ
いて説明する。 まず、土壌改良機本体Aがフレーム本体Bに対
し上昇位置に保持されている状態で、フレーム本
体Bを傾斜させて一輪車輪46を接地させ、ハン
ドル39を持つて噴気を行なう場所まで、空気式
土壌改良機を押して行く。ここで、接地枠42を
接地させてフレーム本体Bを第1図のように土壌
の上に直立させる。この状態では、落下阻止機構
48に設けた受重具485の受重部485aで上
方のローラ243を支持しており(第11図参
照)、アウタパイプ12のノズル14下端が接地
枠42下端よりやや上方に位置して土壌改良機本
体Aがフレーム本体Bに保持されて落下しない。 また、巻取ボビン57に吊持具67が渦巻状に重
ねて巻取られ、さらにクラツチ爪570と590
との係合が外れたクラツチ遮断状態にクラツチ5
9が保持されている。この状態で、レバー482
の握り487を持つてスプリング488に抗して
レバー482を回動させ、受重具485の受重部
485aによるローラ243の支持を解除する
と、土壌改良機本体Aはその自重によりフレーム
本体Bに対して僅かに下降し、ノズル14の下端
が接地すると共に、アウタパイプ12に土壌改良
機本体Aの重量が作用することで、インナパイプ
10との摺動作用で自動打込機構Aaが作動し、
アウタパイプ12の上端部に設けた受撃体120
がカム20aに当接し、カム20aを介して土壌
改良機本体Aの全重量がアウタパイプ12の受撃
体120に加えられる。これと共に、カム20a
がΔだけ偏心しているので、カム20aの回転
による押圧力で受撃体120が叩打され、土壌改
良機本体Aが下降しつつアウタパイプ12は土壌
中に能率よく打込まれる。 なお、この打込み作業中には、クラツチ59が
遮断状態になつているので、出力軸56から巻取
ボビン57に駆動力が伝達されることはなく、巻
取ボビン57から吊持具65がほとんど抵抗なし
に繰り出されつつ、土壌改良機本体Aがフレーム
本体Bに対して下降して行く。 このようにして、パウタパイプ12が土壌改良
機本体Aの下降限に達する所要深さまで打込まれ
た後、ペダル918を押圧すると弁体911が開
き、エアタンク1内の高圧空気をアウタパイプ1
2の先端部に設けたノズル14の噴気口14aか
ら土壌中に噴出される。この噴気により噴気口1
4aの周辺の土壌にクラツクを生じ深耕される
が、土壌が硬くて再度噴気してクラツク範囲を広
げた方が望ましい場合には、そのままの状態でエ
アタンク1内の圧縮空気が所定圧に達するのを待
つて再びペダル918を押圧すればよい。また、
一度噴気して後、コツク701を開いて肥料タン
ク70内の液肥を施肥パイプ702,注入口70
3を介して所定量インナパイプ10に送り、噴気
口14aから深耕された土壌中に注入し、その
後、再度噴気することで、肥料は深耕された土壌
中に拡散される。再噴気の際に第7図に示すよう
に足fでペダル252,918を同時に踏圧する
と、噴気と略同時にアーム250の回転によつて
連繋具622を介して作動具624が一体に回動
するので、バネ60に抗してドツククラツチ59
が巻取ボビン57側に移動し、クラツチ爪570
と590とが係合する。このため、エンジン3の
駆動力が、出力軸56からドツククラツチ59を
経て巻取ボビン57に伝達され、巻取ボビン57
に吊持具67を巻取り、土壌改良機本体Aがフレ
ーム本体Bに対して上昇を始める。土壌改良機本
体Aの上昇に伴い、ストローク筒11に受撃体1
20が緩衝体13を介して支持され、土壌中に打
込まれたアウタパイプ12が引抜かれる。 この際、巻取ボビン57とドツククラツチ59
とのクラツチ爪570,590間の噛合は、その
噛合面570a,590aが退角状と進角状に形
成されてあつて、巻取ボビン57に吊持力が、ま
たドツククラツチ59に駆動力が加わつているの
で、バネ60の付勢では不用意に解除されること
はない。そして、土壌改良機本体Aはローラ24
3がガイドレール38に案内されているため、上
昇時の姿勢が規制され、アウタパイプ12が垂直
に引抜かれる。また、吊持具67が巻取ボビン5
7に巻取られて行くとその径が次第に大きくなる
ので、土壌改良機本体Aは上昇の当初は遅く、上
昇するにしたがつて次第に速く上昇し、短時間で
上昇させることができると共に、アウタパイプ1
2の引抜きに最も大きな力を要する引抜き初期の
上昇速度が遅いため、エンジン3や駆動力の伝動
系にかかる負担が少ない。さらに、アウタパイプ
12の引抜き中は、連動腕627,連結杆63,
L形具64を介してチエン35が引かれているの
で、気化器300のロツド311が引上げられて
エンジン3が高速回転しており、自動引抜機構C
の作動中に、エンジン回転がアイドリング状態と
なつてエンストを起こすことはない。 そして、アウタパイプ12が土壌から引抜かれ
ると、土壌改良機本体Aが接地枠42より上方ま
で上昇し、上方のローラ243が下方から受重具
485の斜辺部485bをスプリング488に抗
して押し、受重具485をガイドレール38外に
引込め、その上方に達する。土壌改良機本体Aが
上昇限まで上昇すると、衝合板52と係合アーム
624cとの衝合によりシフタ624aを介して
ドツククラツチ68を巻取ボビン57と離間する
方向に移動させてクラツチ爪570と590との
係合を外し、クラツチ59を遮断状態にする。こ
れによつて、巻取ボビン57にエンジン3から駆
動力が伝達されなくなり、上昇作動が停止され
る。この状態になると、前記受重具485の受重
部485aがスプリング488の復元力で再突入
して、土壌改良機本体Aは、その自重でこの位置
まで若干降下するものの、ここからの落下を受重
具485で阻止し、土壌改良機本体Aが停止位置
で保持される。そこで、フレーム本体Bを倒し車
輪46を用いて空気式土壌改良機を、土壌中に噴
気した場所から搬出する。 また、エアタンク1内の圧縮空気は、弁体91
1の開動作による噴気口14aからの噴出によつ
て空の状態になり、このため感知アンローダ26
が作動して操作アンローダ29が作動し、そのロ
ツド29a,金具31の係止具34を介して細杆
32が引かれ、スロツトルロツド311が引上げ
られてエンジン3がアイドリング状態から高速回
転となり、圧縮機7を高速回転させ、一方、作動
アンローダ36のロツド36aは弁板713から
離れ、圧縮機7で圧縮された空気はパイプ8を介
してエアタンク1内に順次蓄圧される。このとき
チエン35は弛んでいる。エアタンク1内の圧縮
空気が所定圧に達すると、感知アンローダ26が
作用して操作アンローダ29のロツド29aが第
12図に仮想線のように押し上げられ、スロツト
ルロツド311が下降してエンジン3がアイドリ
ング状態となると共に、作動アンローダ36のロ
ツド36aは弁板713を押動させて圧縮機7の
圧縮動作を停止させる。 なお、噴気を行なう圃場の土壌が比較的軟く、
一度の噴気で十分に深耕される場合には、前記ペ
ダル252,918を同時に踏圧することで目的
が達成される。施肥を同時に行うときは、アウタ
パイプ12が所要深さまで打込まれた時点にコツ
ク701を開いて噴気口14aに送つて後噴気す
ればよい。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の空気式土壌改良
機によれば、噴気用のパイプの打込みおよび引抜
きが少い動力で容易に行え、しかもパイプを打込
んで一度噴気して後、その状態で再び噴気するこ
とができるようにしたので、土壌の状態(硬軟)
に合わせて同一場所で複数回の噴気を行うことが
でき、所望の深耕作業と酸素供給が達成される。 また、エアタンク1内の空気圧を検知して空気
圧が所定の圧力に達するとエンジンをアイドリン
グ状態にするので、エンジンの無駄な高速回転を
なくし、燃費を向上させることができる。 さらに、噴気と同時にパイプの引抜き作業を、
エンジン高速回転に維持して行うことができ、引
抜き途中でエンストすることなく能率のよい作業
を行うことができる。 さらにまた、土壌改良機に施肥装置を設け、一
度噴気して後に施肥して再噴気するようにすれ
ば、肥料が深層に拡散されて施肥効果を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は空気式土壌改良機の全体側面図、第2
図は第1図のX1−X1線に沿う断面平面図、第3
図は第2図のX3−X3線に沿う断面側面図、第4
図は第2図のX4−X4線に沿う断面背面図、第5
図は作動機構の一部分における分解斜視図、第6
図は一部断面して示す第3図の外観側面図、第7
図は第6図のX5−X5線に沿う断面平面図、第8
図は一部断面にして示す第7図のY矢視側面図、
第9図は一部断面して示す第8図のZ矢視背面
図、第10図は第9図のX6−X6線に沿う断面側
面図、第11図は落下阻止機構部分の断面側面
図、第12図は一部断面で示す自動制御機構にお
けるエアタンク部分の側面図、第13図は第1図
のX2−X2線に沿う断面平面図、第14図は自動
制御機構における気化器部分の構成図である。 A……土壌改良機本体、Aa……自動打込機構、
Ab……自動制御機構、B……フレーム本体、C
……自動引抜機構、Δ……偏心量、f……作業
者の足、1……エアタンク、1a……接手、1b
……取付枠部、1c……装着座部、1d……連通
座部、2……取付台、3……エンジン、300…
…気化器、310……気化器本体、311……ス
ロツトルロツド、311a……鍔部、312……
取付板、313……ナツト、314……揺動具、
315……ピン、316……自在継手、4……減
速機、5……駆動軸、6……駆動プーリ、7……
圧縮機、710……シリンダ、711……パツキ
ン、712……座板、712a……吸入口、71
3……弁板、714……ビス、715……シリン
ダヘツド、715a……隔壁、716……吸入
室、717……吐出室、718……エアフイルタ
ー、719……接手、720……安全弁、721
……プロテクタ、8……パイプ、9……操作弁、
910……弁筐、911……弁体、912……弁
軸、913……弁レバー、914……短軸、91
5……アーム、915a……長孔、916……ス
プリング、917……支持軸、918……ペダ
ル、10……インナパイプ、100……フラン
ジ、101……インナパイプ体、11……ストロ
ーク筒、11a……筒体、11b……吹抜防止
板、11c……係止片、11d……歯車筐、12
……アウタパイプ、120……受撃体、121…
…アウタパイプ体、13……緩衝体、14……ノ
ズル、14a……噴気口、15……筒ケース、1
6……入力軸、17……入力プーリ、18,19
……ベベルギヤ、20……カム軸、20a……偏
心カム、210……カム面、21……Vベルト、
22……テンシヨン機構、23……伝動カバー、
24……昇降体、240……昇降枠、241……
ボルト、242……昇降軸、243……ローラ、
25……操作手段、250……アーム、251…
…スプリング、252……ペダル、26……感知
アンローダ、26a……ロツド、26b……摘
み、27……チユーブ、28……三方接手、29
……操作アンローダ、29a……ロツド、30…
…延長チユーブ、31……金具、32……細杆、
33,34……係止具、35……チエン、36…
…作動アンローダ、36a……ロツド、37……
中継チユーブ、38……ガイドレール、38a…
…通路、38b……窓孔、39……ハンドル、4
0……スタンド、41……横枠、42……接地
枠、43……補強板、44……車軸受具、45…
…車軸、46……一輪車輪、47……足掛具、4
8……落下阻止機構、480……ブラケツト、4
81……枢軸、482……レバー、483……ボ
ス具、484……規制具、485……受重具、4
85a……受重部、485b……斜辺部、486
……保護チユーブ、487……握り、488……
スプリング、489……係止杆、49……バンド
掛け、49a……デイスク、50……ステー、5
1……ガイド棒、52……衝合板、53……ビ
ス、54……減速機ケース、54a……取付座
部、55……減速機構、56……出力軸、56a
……スプライン部、57……巻取ボビン、570
……クラツチ爪、570a……退角状噛合面、5
71……スリーブ、58……ベアリング、59…
…ドツククラツチ、590……クラツチ爪、59
0a……進角状噛合面、591……周回溝、60
……バネ、61……ブーツ、62……作動機構、
620……支持具、621……ビス、622……
連繋具、622a……一端部、622b……中間
筒部、622c……他端係合部、623……枢支
軸、624……作動具、624a……シフタ、3
24b……筒軸部、624c……係合アーム、6
24d……取付ボス部、625……枢支軸、62
6……ロツクボルト、627……連動腕、628
……ガイド杆、63……連結杆、64……L形
具、64a……一端、64b……ボス部、64c
……他端、65……支軸、66……間軸、67…
…吊持具、68……リベツト、69……ビス、7
0……肥料タンク、701……コツク、702…
…施肥パイプ、703……注入口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンと、このエンジンで駆動される圧縮
    機と、該圧縮機で加圧された空気を蓄えるエアタ
    ンクと、エアタンクと操作弁を介して連通されエ
    アタンクの底部から垂設されると共に先端部に噴
    気口を具備するパイプと、前記エンジンを動力源
    としてパイプを土壌に打込む自動打込機構とで土
    壌改良機本体を構成し、この本体と、該本体を昇
    降可能に支持するフレーム本体と、前記土壌改良
    機本体をフレーム本体に対して前記エンジンを動
    力源として上昇させつつ土壌中に打込まれたパイ
    プを引抜く自動引抜機構とを備えたものにおい
    て、上記土壌改良機本体に、エアタンク内の空気
    圧を検知してその空気圧が所定圧に達するとエン
    ジンをアイドリング状態に自動的に調節する自動
    制御機構を設け、さらに上記操作弁を開閉動作す
    る開閉手段と、自動引抜機構を作動させる操作手
    段とを設けると共に、上記自動引抜機構と自動制
    御機構とを連動連結し、少なくとも自動引抜機構
    が作動している間はエンジンを高速回転に維持さ
    せ、上記開閉手段と操作手段とを同時に操作可能
    に構成したことを特徴とする空気式土壌改良機。
JP14381184A 1984-07-10 1984-07-10 空気式土壌改良機 Granted JPS6121004A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58126702A (ja) * 1982-01-23 1983-07-28 富士ロビン株式会社 噴気式土壌改良機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58126702A (ja) * 1982-01-23 1983-07-28 富士ロビン株式会社 噴気式土壌改良機

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