JPH0478103A - 過電流保護部品 - Google Patents

過電流保護部品

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JPH0478103A
JPH0478103A JP19258490A JP19258490A JPH0478103A JP H0478103 A JPH0478103 A JP H0478103A JP 19258490 A JP19258490 A JP 19258490A JP 19258490 A JP19258490 A JP 19258490A JP H0478103 A JPH0478103 A JP H0478103A
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Katsuyuki Uchida
勝之 内田
Asayuki Yamamoto
山本 朝之
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C1/00Details
    • H01C1/01Mounting; Supporting
    • H01C1/014Mounting; Supporting the resistor being suspended between and being supported by two supporting sections

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、過電流が流れた場合に回路を保護するのに用
いられる過電流保護部品に関し、特に、正特性サーミス
タ(以下、PTC)素子を用いて構成された過電流保護
部品に関する。
〔従来の技術〕
電話器関係では、200■の電圧が印加された際の遇t
tL保護を行うために、従来、溶断性金属材料よりなる
ヒユーズやチタン酸バリウム等からなるPTC素子が過
電流保護素子として用いられてきた。
ところが、最近になり、200Vの電圧だけでなく、6
00Vの電圧印加時の保護についても規格に追加され、
従って600■の電圧が印加された際の保護が求められ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の過電流保護部品のうち、ヒユーズ
では、600■試験において溶断されて保護動作を果た
すが、200v試験においても同様に溶断する。従って
、メンテナンスが煩雑であるという問題があった。
他方、チタン酸バリウム系セラミックスを用いたPTC
素子では、200Vにおける保護動作は可能であり、動
作終了後、繰り返し使用することができるという大きな
利点を有する。しかしながら、600vの電圧を印加し
た場合には、素子の破壊が生じ、火災や機器の破…を引
き起こすため使用することができなかった。
従って、600■の電圧印加時にも確実に保護すること
ができ、かつ簡単なメンテナンスで使用することが可能
な過を流保護部品が求められている。
本発明の目的は、200■電圧印加時には過電流保護を
繰り返し行うことができ、かつ600■の電圧印加時に
は火災等を引き起こさずに過電流に対する保護動作を行
い得る過電流保護部品を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の過電流保護部品は、PTC素子を用いて構成さ
れている。すなわち、ケース内にPTC素子が収納され
ており、このPTC素子は、その両主面に電極が形成さ
れており、かつ少なくとも一方主面の中央領域に溝が形
成された構造を有する。
上記ケース内からケース外へ一対のばね端子が引出され
ている。この一対のばね端子は、ケース内においてPT
C素子を弾力挟持するように配置されている。また、P
TC素子の一方玉面側に接触されているばね端子と、他
方主面側に接触されているばね端子とは、上記PTC素
子の工面に形成された溝を中心として反対側に配置され
でいる。
〔作用] 本発明の過電流保護部品では、PTC素子の過電流保護
動作、すなわち温度の上昇に連れて抵抗値が急激に上昇
するという正特性サーミスタとしての性質を利用するこ
とにより、比較的低電圧の過電流に対する保護が行われ
る。
他方、例えば600■のような高電圧印加時には、過電
流が通電されると、PTC素子が破壊される。しかしな
がら、本発明の過電流保護部品では、PTC素子の少な
くとも一方主面中央領域に溝が形成されている。従って
、この素子の破壊は、PTC素子の弱い部分である、線
溝に沿った部分で発生し、その結果、溝を境にしてPT
C素子が速やかに分断される。
他方、一対のばね端子は、上記溝を挟んで反対側におい
て、PTC素子を弾力挟持するように配置されている。
従って、分断されたPTC素子部分は、それぞれ、ばね
端子により押圧されて移動される。すなわち、ケース内
において、分断された2個のPTC素子部分はばね端子
の押圧力により速やかに遠ざけられる。
すなわち、本発明では、PTC素子に溝を形成して、あ
えて破壊され易くすることにより、火災に至る前に、P
TC素子を分断し、それによって一対のばね端子間を開
放状態として保護動作が果たされる。
〔実施例の説明〕
第1図及び第2図は、本発明の一実施例にかかる過電流
保護部品の平面断面図及び第1図の■■線に沿う断面図
である。
過電流保護部品1は、プラスチック等の絶縁性材料より
なるケース2内にPTC素子3を収納した構造を有する
。ケース2は、上方が開口されたケース本体2aと、該
上方の開口を閉成するように取り付けられた蓋材2bと
を有する。
PTC素子3は、第4図に斜視図で示すように、チタン
酸バリウム等のように正特性サーミスタとして機能する
材料よりなる板状のPTC素体4の両王面に電極5a、
5bを形成した構造を有する。
なお、PTC素子3の両主面中央領域には、断面V字状
の溝6a、6bが形成されている。溝6a6bは、後述
するように高電圧の過電流が通電された場合に、PTC
素子3を溝6a、6bが設けられている部分に沿って分
断するために設けられている。
本実施例では、溝6a、6bは、図示のように断面V字
状に形成されているが、この溝の断面形状は特に限定さ
れない。PTC素子3の分断を容易とし得る限り、例え
ばU字状等の他の適宜の形状の溝を形成してもよく、ま
た溝はPTC素子3の一方主面中央領域にのみ設けられ
ていてもよい。
なお、電極5a、5bは、それぞれ、上記溝6a、6b
内にも至るように形成されている。
第1図及び第2図に戻り、PTC素子3は、ケース2の
ケース本体2aに上方から挿入されて収納されている。
そして、ケース本体2aの上方から、弾性接触部7a、
8aを有する一対のばね端子7,8が挿入されている。
ばね端子7,8は、共に、ケース2の外部に引出されて
いる端子引出し部7b、8bを有する。
また、弾性接触部7a、8aは、PTC素子3を両側か
ら弾力挟持するように機能する。すなわち、弾性接触部
7a、8aは、それぞれ、PTC素子を押圧するように
接触されており、それによってPTC素子3がケース本
体2a内に位置決めされている。
ばね端子7.8は、例えば金属板から、弾性接触部7a
、8aを切り起こすことにより形成される。
また、ばね端子7.8は、溝6a、6bを中心として、
反対側に配置されている。すなわち、溝5a、6bの両
側の各領域において、一方主面側にばばね端子8が、他
方主面側にはばね端子7が接触するように配置されてい
る。
また、ケース本体2aの内壁から内側に突出した突出部
2c、2dが形成されており、この突出部2c、2dと
内壁2eとの間に設けられた凹部99内に、それぞれ、
ばね端子7.8が挿入されて位置決めされている。
上記のようにしてPTC素子3及びばね端子78が収納
されたケース本体2aの上方開口を蓋材2bで閉成する
ことにより、第3図に正面図で示す過電流保護部品1が
構成されている。
次に、過電流保護部品1の動作を説明する。まず、20
0■の電圧の過電流が通電された場合には、PTC素子
3は温度上昇に伴ってその抵抗値が象、激に上昇するた
め、この正特性サーミスタとしての作用により過電流に
対する保護動作が行われる。
他方600■の電圧の過電流が通電された場合には、P
TC素子3が破壊される。この破壊は、溝6a、6bに
沿った部分が薄くされているため、線溝6a、6bに沿
った部分で発生する。その結果、第5図に示すように、
分断されたPTC素子部分3a、3bは、ばね端子7.
8の弾性接触部7a  8aにより移動される。すなわ
ち、PTC素子部分3a、3bは、速やかに遠ざけられ
る。
従って、ばね端子7,8間は、この分断及びPTC素子
部分3a、3bの移動により、速やかに開放状態とされ
、過電流に対する保護が行われる。
その結果、PTC素子の破壊に伴う火災等は生しない。
次に、具体的な実験結果につき説明する。
大隻勇 まず、PTC素子3として、輻5■、長さ12■及び厚
み2.5■のBaTiO3系材料からなり、両主面中央
部に深さ0.2−の溝6a、6bが形成されたPTC素
体4を用意した。次に、PTC素体の両主面にAgを含
有する導電ペーストを塗布し、電極5a、5bを形成し
、PTC素子3とした。このPTC素子3を用いて、前
述した実施例の過電流保護部品を形成した。
ル較斑上 比較のために、溝6a、6bを形成したことを除いては
上記実施例と同一試料を用いてPTC素子を用意した。
この溝が形成されていないPTC素子を用いて、実施例
と同様にして遇@1保護部品を構成し、比較例1とした
ル較撚1 比較例1で用意したPTC素子の両主面の電極に、0.
65■径のCu線をはんだ付けし、シリコン系デイツプ
材により周囲をモールドし、比較例2の過電流保護部品
とした。
上記実施例及び比較例1,2の過電流保護部品につき、
それぞれ、200■・4Aの電流を10回通電した。そ
の結果、何れの過電流保護部品においても、PTC素子
の特性によって保護動作が果たされた。
次に、上記3種の過電流保護部品に、600■・IOA
の電流を通電したところ、実施例の過電流保護部品では
、PTC素子が溝が形成されている部分で分断され、か
つ分断されたPTC素子部分がばねにより速やかに遠ざ
けられ開放状態とされた。
これに対して、比較例1の過電流保護部品では、PTC
素子が完全に破壊し、該破壊時に火花が発生した。
比較例2の過を流保護部品では、PTC素子から発火し
、外装樹脂が燃焼した。
なお、本発明は、上述したように200■及び600v
印加時の過電流に対する保護を行うための過電流保護部
品に限定されない。すなわち、他の数値の電圧を印加し
た場合の過電流保護に対しても、その電圧値に応したP
TC素子を用いることにより対応することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、PTC素子が溝の形成されている部分
で分断され易く構成されており、かっばね端子により速
やかに分断されたPTC素子部分同士が遠ざけられるた
め、PTCの特性に基づく過電流保護動作だけでなく、
PTC素子が破壊に至るように高電圧の過電流が通電さ
れた場合に速やかに回路を開放状態として保護動作が行
われる。
従って、高電圧の過電流が通電された場合に火災等の事
故を引き起こすことなく、回路を完全に保護することが
可能となる。
しかも、例えば200■の電圧の過電流のように比較的
低電圧の過電流に対しては、PTC素子自身の保護動作
特性により保護されるため、繰り返し使用することがで
き、メンテナンスが煩雑となることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる過電流保護部品の平
面断面図、第2図は第1図の■−■線に沿う断面図、第
3図は第1図実施例の過電流保護部品の外観を示す正面
図、第4図はPTC素子の斜視図、第5図はPTC素子
が分断された状態を示す平面断面図である。 図において、■は過電流保護部品、2はケース、3はP
TC素子、5a、5bは電極、6a、6bは溝、7.8
はばね端子、7a、8aは弾性接触部を示す。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケースと、 前記ケース内に収納されており、両主面に電極が形成さ
    れておりかつ少なくとも一方主面の中央領域に溝が形成
    されたPTC素子と、 前記ケース内からケース外へ引出されており、かつケー
    ス内において前記PTC素子を弾力挟持するように配置
    された一対のばね端子とを備え、前記PTC素子の一方
    主面側に接触しているばね端子と、他方主面側に接触さ
    れているばね端子とが、前記溝を中心として反対側に配
    置されていることを特徴とする、過電流保護部品。
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