JPH0478031A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JPH0478031A
JPH0478031A JP2171325A JP17132590A JPH0478031A JP H0478031 A JPH0478031 A JP H0478031A JP 2171325 A JP2171325 A JP 2171325A JP 17132590 A JP17132590 A JP 17132590A JP H0478031 A JPH0478031 A JP H0478031A
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真人 針谷
Yoshiyuki Kageyama
喜之 影山
Hiroko Iwasaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は情報記録媒体、特に相変化型情報記録媒体であ
って、光ビームを照射することにより記録層材料に相変
化を生しさせ、情報の記録、再生を行い、且つ書き換え
が可能である情報記録媒体に関するものであL1光メモ
リー関連機器に応用される。
[従来の技術] 電磁波特にレーサービームの照射による情報の記録・再
生及び消去可能な光メモリー媒体の一つとして、結晶−
非晶質相聞或いは結晶−結晶相聞の転移を利用する、い
わゆる相変化型記録媒体が良く知られている。特に光磁
気メモリーでは困難な単一ビームによるオーバーライド
か可能であL1ドライブ側の光学系もより単純であるこ
となどから最近その研究開発か活発になっている。その
代表的な材料例として、USP3.530,441に開
示されているようにGe−Te。
Ge−Te−5b−SSGe−Te−5SGeSe−5
SGe−3e−5bSGe−AsSe、In−Te、5
e−Te、5e−As等所謂カルコゲン系合金材料か挙
げられる。又、安定性、高速結晶化等の向上を目的にG
eTe系にAu (特開昭6l−219692)  S
 n及びAu(特開昭6l−270190) 、P d
 (特開昭6219490)等を添加した材料の提案や
、記録/消去の繰返し性能向上を目的に、Ge−Te−
3e−sbの組成比を特定した材料(特開昭62−73
438)の提案等もなされている。しかしながら、その
いずれもが相変化型書換え可能光メモリー媒体として要
求される緒特性のすべてを満足し得るものとはいえない
又、特開昭83−251290では結晶状態が実質的に
3元以上の多元化合物単相からなる記録層を具備した光
記録媒体か提案されている。ここで実質的に三元以上の
多元化合物単相とは三元以上の化学量論組成をもった化
合物(例えばIn:+ 5bTe2)を記録層中に90
原子%以上含むものとされている。
このような記録層を用いることによL1高速記録、高速
消去が可能となるとしている。
しかしながら、記録、消去に要するレーサーパワーは未
だ充分ではない。消去比も低い(消し残りが大きい)等
の欠点を有している。
更に特開平 1−277338においては(5bxTe
+−x ) I−Y My  (ここで 0.4≦a 
< Q、7、y≦0.2 、MはAg5Al、As、A
u、B i。
Cu、Ga、Ge、In、Pb、Pt、Se。
Si、Sn及びZnからなる群から選ばれる少なくとも
1種以上)で表される組成の合金からなる記録層を有す
る光記録媒体が提案されている。
この系の基本は5b2TezであL1sb過剰にするこ
とによL1高速消去、繰返し特性を向上させ、Mの添加
により高速消去を促進させている。又、DC光による消
去率も大きいとしている。
しかしながらオーバーライド時の消去率は示されておら
ず(本発明者の検討結果ては消し残りを生じた)、記録
感度も不充分である。
同様に特開昭60−177448では記録層に(In+
−x Sbx ) l−Y My  (0,55≦X≦
0.80.0≦Y≦0.20)なる合金を、又、特開昭
63228433では記録層にGeTe −5b2Te
3− Sb (過剰)なる合金を各々用いているが、感
度、消去比等の特性を満足するものではない。
又、特開昭63−173241では記録材料を熱的に安
定なマトリックス中に分散せしめた記録層が提案されて
いる。
しかしながらマトリックス材料はいずれも透光性の高い
高融点材料であL1記録層全体として充分な光吸収率、
反射率が得られず感度、コントラスト等の低下をきたす
。又、1ビームオーバーライド性能も充分とはいえない
特に記録感度、消去感度の向上、オーバーライド時の消
し残りによる消去比低下の防止、並びに記録部、未記録
部の長寿命化が解決すべき最重要課題となっている。
中でもレーザー照射時間か100nsec以下という条
件下で媒体面でのレーザー書込みパワーについては、現
在までの報告例のいずれもが、15mW程度以上のパワ
ーを必要としておL1転送速度向上のため大きな障壁と
なっている。又、記録・消去のくり返し時に発生する熱
によL1記録層、耐熱保護層等が損傷を受け、特性劣化
をきたすため、くり返し性能向上に対しても大きな障害
となっている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記従来技術に比較して下記の点を改良した
情報記録媒体を提供しようとするものである。
(1)レーザー書込み(記録)感度の向上、(2)消去
感度の向上、 (3)記録−消去のくり返し性能向上、(4)消去比の
向上 口課題を解決するための手段] 上記課題を解決するためには相変化形情報記録媒体の記
録層+4料として以下に示す物質を用いることか極めて
有効であることを見出した。
基板上に設けられた記録層の主成分か記録・消去時に結
晶−非晶間あるいは結晶−結晶間の相転移を生じる相(
混相)と、記録・消去時に相転移を生しない相(L相)
との混相状態で存在し、N1相とL相か下記条件を満足
する情報記録媒体。
OL +−+ Ni −(0,30≦a≦092)OM
の融点≦ 700℃ OLの融点〉Mの融点 O記録・消去に使用する波長の電磁波に対する混相、L
相各々の光吸収係数α2、αLが(I M ≧103C
ry−’  a L ≧102cm−’ここてαはI 
= I o (]、−R) ’ ex p−’■。、入
射光強度 ■・透過光強度 1:膜厚 R1反射率 α9は好適には5×103CI11−1以上、最適には
IX 1.0’ cm”以上、αLは好適には]、 X
 103cm−’以上、最適には5X 103c+n−
’以上である。
更にLは繰り返し性能向上のために、二元以上の化合物
組成か、その近傍の組成が望ましい。
N1相とL相とは混相状態にある必要があるが、望まし
くは相転移相であるN1相同士はL相により完全に隔離
された状態にあるのかよい。その場合剥離された混相の
平均的な大きさ(以後、微粒子粒径と呼ぶ)は30〜5
00人、好適には50〜300A、最適には80〜20
0人である。N1の含套率aは、0.30≦a≦0.9
2、好適には0.50≦a≦0,90、最適には0.6
0≦a≦090である。
更にMの融点は700℃以下、好適には650℃以下、
最適には600℃以下かよい。
添付図面は本記録相を単純化し模式的に表わしたもので
ある。
相転移相(混相)1かマトリックスを形成している非相
転移相(L相)2の中に分散している状態の混相を形成
している。N1相としては例えばSb(m、p、630
℃)  L相としてはAg l nTe 2(In、p
、680℃)かある。
このような構成にすることによL1記録層は以下のよう
な特徴を持つようになる。
(1)相転移相(混相)、非相転移相(L相)が共に、
光吸収能を持つため、記録・消去時に電磁波(例えばL
D光)の利用効率か高くなる。その結果、感度が向上す
る。
(2)混相が微粒子状態で存在するため、融点がバルク
状態の値に比べ、降下する。したがってアモルファス化
記録(通常は溶融・急冷)時に必要とされるエネルギー
を低くすることかできる。すなわち記録感度、応答速度
が向上する。
又、再結晶化(消去)時にも感度、応答速度が向上する
その中でも特に記録層材料として、下記一般式で表わさ
れる物質を主成分とすることによL1極めて大きな改善
か可能であることを見出した。
その構成は、 (1)基板上に設けられた記録層の主成分が下記一般式
で表され、かつ記録層中の存在状態がXYZ2相と混相
との混相であることを特徴とする情報記録媒体。
一般式 %式%) XYZ2は周期表のI b−I[[b−Vlb 2ある
いはIIb−IVb−Vb2て表されるカルコバイライ
ト型化合物、 Mは、5bSBiSSSSeSTeの中から選ばれる1
種以上の元素あるいはAg5bTe 2゜0.30≦ 
a ≦0.92 である。
(2)XYZ2がAg l nTe 2てあL1N1が
sb又はB1であることを特徴とする上記(1)項記載
の情報記録媒体。
aが0.3未満或いは0.92を超えると感度、消去比
、コントラストの向上に効果がなくなる。
又、記録層中には他の不純物等を微ff1(1%以下)
含んでいてもよい。
更に本発明はその実施態様とし下記各事項を包含するも
のである。
a) L相が二元以上の化合物である情報記録媒体。
b)基板上に設けられた記録層の主成分か下記一般式で
表わされ、かつ記録層中の存在状態がXYZ2相とM相
との混相である情報記録媒体。
一般式 %式% XYZ2は周期表のI b −I[[b −VT b 
2あるいはI[b−IVb−Vb2て表されるアルコパ
イライト型化合物、 MはSb、Bi、S、Se、Teの中から選ばれる1種
以上の元素あるいはAg5bTe 2゜0.30≦a≦
0.92 c)XYZ2がAg I nTe 2てあL1N1がs
b又はBiである上記b)項記載の情報記録媒体。
d)上記b)又はC)項における一般式(XYZ 2 
) l−a Maで表わされる物質か微量の酸素を含有
した結果、一般式か (XYZ2 ) +−−M−に代り f(XYZ2 ) +−−M−) + −Ob(たたし
、0.01≦b≦0.30、その他の記号はb)項と同
じ)で表わされる上記b〉項又はC)項記載の情報記録
媒体である。
XYZ2の具体例としては、 I b−mb−Vlb 2 ; Ag1nTe2、Ag
1nSe2、AgGaSe2 、 Ag1nS  2 
 、 Cu1nTe2 、 CulnSe2m b −
IVb−V b 2 ; Zn5nSb:+ 、Zn5
nAs2、Zn5nP 2 、ZnGeAs2、Cd5
nP 2 、Cd5nA5z等が挙げられる。
XYZ2は化学量論組成が望ましいか、各々若干の組成
ずれがあっても構わない。
具体的には、 x、y、z、とした場合 0.2≦ O≦0.3 0.2≦p ≦0.3 0.4≦q ≦0,6 o十p+q瞭1.0 [作 用] 本発明の記録層にレーザービームを照射すると、照射条
件によL1以下の様な相転移を生じるものと考えられる
わかり易くするためにXYZ2として 八g I nTe 2をとL1Mとしてsbを例にとり
説明する。
Ag l nTe 2の非晶質及び/又はChalco
pyrHe型構造及び/又はZincblende型構
造中でのM(この場合はSb)の結晶−結晶間及び/又
は結晶非晶間、及び/又は微結晶−粗大結晶量転移(A
glnTe2は転移を容易かつ安定化させる)。
現在得られている情報だけでは相転移の機構を明確に特
定することはできないが、いずれにせよAg l nT
e 2及びsbが単独で存在する場合に比べ以下の点が
特に優れていることが判明した。
(1)光吸収率か大きくなL1記録・消去感度か向上す
る。
(2)転移前後の光学的コンラストが大きくなりC/N
が向上する。
<3)オーバーライド時の消去比が飛躍的に向上する。
特に消去特性については、驚くべきことに、DC光によ
る単純消去時のみならず、1ビームのオーバーライドモ
ードにおいてもほぼ完全な消去が可能であった。
これは現在までに公知となっているいかなる材料にも全
く見られない性能である。
次にAg5bTe 2系の相をM相とする場合を例にし
て説明すると、本発明にかかる記録層はAg5bTe 
2系の相(M相)と、L系の相とが混相の状態で存在し
ている。この様な混和状態を得る方法はいくつかある。
例えばスパッタリング等の成膜法でAg5SbSTeを
含む薄膜を基板上に成膜し、これに熱処理してAg5b
Te 2とL相とに相分離させることにより得られる。
熱処理方法としてはレーサービームによる方法、ヒータ
ーによる方法などがある。レーサービームによる場合、
ディスクを回転させることてレーザービーム強度、回転
数を制御することにより熱処理条件を任意に選択できる
ため好適である。
ところで、記録パワー(Pw)のレーサービームを照射
した場合、Ag5bTe 2系の相は結晶から非晶質へ
と相転移を生じ、混相のもう一方のL相(記録・消去時
に結晶−非晶質間の相転移を生しない材料よりなる相)
は常に非晶質状態を維持する。
又、消去パワー(PR)のレーザービームを照射した場
合、Ag5bTe系の相は非晶質から結晶へと相転移を
生じ、L相は相転移を生しることなく非晶質状態を維持
する。
この例ではL相が非晶質であったが、L相か結晶であっ
てもよい。又、この例ではAg5bTe 2相が非晶質
状態を記録状態としてか、逆に結晶状態を記録状態とし
てもよい。
いずれにしてもAg5bTe 2相とL相とはいわゆる
混相状態になっている。
L相としては光吸収係数か102cm’以上のものか望
ましく、その具体例としては、In−8b系、tn−8
b−Te系、5b−Te系、In−Te系、Ge −S
b系、Ge−Te系、Ge −Sb −Te系等かあげ
られる。
本発明においては前記のようにL相はいずれにしても相
変化か起きず、Ag5bTe 2相か結晶・非晶質が相
転移することによL1ディスクの反射率が変化し、ここ
に記録・消去か行われるとともに、著しく高い消去比か
得られるようになるる 高い消去比が得られるメカニズムは必すしも明確にはな
っていないが、次の様に考えることかできる。Ag5b
Te 2はもともと結晶化しやすい物質であるため、こ
れを非相転移相しておおうことで記録(非晶質化)を容
易にする効果か期待される。そのメカニズムとしては下
記■■が考えられる。
■Ag5bTe 2をおおうL相のためにAg5bTe
 2のオーダリングが起こりにくくなる。
■Ag5bTe 2の特性をある程度維持したまま、記
録層としての熱伝導率をL相で制御することによL1記
録時には急冷条件を満足するようにする。この場合には
、L相としてAg5bTe 2よりも熱伝導率の大きな
ものが望ましい。
又、Ag5bTe 2相をL相でおおうことによL1A
g5bTe 2の粒径を一定に保つことができ、繰返し
信頼性を向上させることかできる。
前記一般式から判るように、本発明の記録層においては
、Ag5bTe2相の量かL相の量に比較してかなり大
きくなっている。すなわち、前者のAg5bTe 2相
の量は混相全体の30〜92%を占めている。なお、前
記一般式において、aの値か30%未満又は92%を超
えると消去比の向上に効果が認められなくなる。又、記
録層には他の不純物(例えば酸素など)が微量(1重量
%以下)含まれていてもかまわない。
すなわち、高消去比が得られるということは、記録部に
対して消去動作を行った時、記録部を完全におおいつく
す形て結晶化又は非晶質化か進行することを意味してい
る。そこで非晶質又は結晶質としての記録部において多
量のAg5bTe 2の均−核形成並びに成長かます進
行し、それに平行して非晶質し相の表面からAg5bT
e 2の不均一核形成及び成長か進行するというプロセ
スか生しているものと考えられる。
又、本発明にかかる記録層によれば、 (1)光吸収率が大きくなL1記録・消去感度か向上す
る。
(2)転移前後の光学的コントラストか大きくなりC/
Nか向上する。
(3)オーバーライド時の消去比か飛躍的に向上する、 なども認められた。
本発明の光情報記録媒体は、基本的には、かかる記録層
が200〜10000人厚、好ましくは500〜300
0人厚、更に好ましくは700〜2000人厚で基板上
に形成されたものからなっている。
本発明の前記情報記録媒体は、必要に応して耐熱保護層
、表面保護層、反射層、放熱層、接着層等の補助層を設
けてもよい。
本発明で用いられる基板は通常、ガラス、セラミックス
あるいは樹脂であL1樹脂基板が成型性、コスト等の点
で好適である。樹脂の代表例としてはポリカーボネート
樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂
、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコン系樹脂、フッ
素系樹脂、ABS樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられるが
、加工性、光学特性等の点てポリカーボネート樹脂、ア
クリル系樹脂が好ましい。又、基板の形状としてはディ
スク状、カード状あるいはシート状であっても良い。
耐熱性保護層の材料としては、5lo1SiOz、Zn
O,SnO2、Al2O3、TiO2、In2O3、M
g0SZr02等の金属酸化物、Si3N4、AlN5
TiN。
BN、ZrN等の窒化物、ZnS、In2S3、Ta5
4等の硫化物、S iCST a CSB 4C%WC
,Tic、ZrC等の炭化物やダイヤモンド状カーボン
或いはそれらの混合物が挙げられる。又、必要に応して
不純物を含んでいてもよい。このような耐熱性保護層は
各種気相成膜法、例えば、真空蒸着法、スパッタ法、プ
ラズマCVD法、光CVD法、イオンブレーティング法
、電子ビーム蒸着法等によって形成できる。
耐熱性保護層の膜厚としては200〜5000 A、好
適には500〜3000人とするのか良い。200人よ
り薄くなると耐熱性保護層としての機能を果たさなくな
L1逆に5000人より厚くなると、感度低下を来たし
たL1界面剥離を生し易くなる。
又、必要に応じて保護層を多層化することもてきる。
反射層と放熱層を兼ねるものとしてはAt、Auなどの
薄膜(厚さ 200〜2000人くらい)か用いられる
相変化材料は単層のみならず、多層膜あるいは超微粒子
状の請求項(1)記載の相変化物質を耐熱性マトリック
ス中に分散せしめたようなものであっても良い。
後者のような記録膜の作製法としては、前記気相成膜以
外にゾル−ゲル法のような湿式プロセスも適用可能であ
る。
気相成膜法の中では、膜の特性、成膜の容易さ等の点で
高周波(r f)スパッタ法が好適な方法である。
rfスパッタ法の代表的な記録層作製条件としては、 ターゲット−XYZ2+M(例えばAg l nTe 
2+ Sb) ・スパッタ(反応)時圧力・・・0.5〜2[IPar
fパワー−20W −1kW ・スパッタガス・・・Ar+(02:膜中酸素量制御時
)・スパッタ時間・・・10秒〜20分 等が挙げられるが、製法及び条件については何ら限定さ
れるものではない。
記録層の膜厚としては200〜10,001)λ、好適
には500〜3000人、最適には700〜2Ooo人
である。
記録、再生及び消去に用いる電磁波としてはレーザー光
、電子線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、マイクロ
波等、種々のものが採用可能であるが、ドライブに取付
ける際、小型でコンパクトな半導体レーサーのビームか
最適である。
[実施例] 以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。ただ
し、これらの実施例は本発明を何ら制限するものではな
い。
実施例1−1 ピッチ1.8μD深さ 700ムの溝付、厚さ 1.2
mm、 88mmφポリカーポリカーボネート樹脂スパ
ッタリング法により耐熱保護層、記録層、耐熱保護層、
反射層を順次積層し、評価用光ディスクを作製した。
各層に用いた材料と膜厚を下記表1−1に示す。
先ディスクの評価はl1130nIIlの半導体レーザ
ー光をNAo、5のレンズを通して媒体面で1μmφの
スポット径に絞りこみ基板側から照射することにより行
った。
成膜後の記録膜は非晶質であったか、測定に際し、最初
に媒体面で4〜10m WのDC光でディスク全面を充
分に結晶化させ、それを初期(未記録)状態とした。
ディスクの線速度は7m/sとした。
記録の書込み条件は、線速度7m/s、周波数3.7M
tlz一定とし、レーサーパワー(Pw)を7〜140
Wまて変化させた。
読みとりパワー(P、)は1.0mWとした。
C/N (キャリア対ノイズ比)値か飽和もしくは最大
となった時のレーサーパワー(Pw )と最適消去パワ
ー(PF、)  並びに得られたC/N値及び消去比を
表I−1に示す。
更にC/N値45dB以上で、かつ消去比35dB以上
となったディスクについては2つの書込み周波数(f 
+−3,7MHzSf 2−4.5M]−12)で、交
互にオーバーライドテストを実施した。
オーバーライド時の書込みパワー(Pw)及び消去パワ
ー(PE)はディスクによって最適な値を選択した。
線速度、PR等、他の条件は書込みテスト時と同様とし
た。
オーバーライド性能の結果を1ζ記表1−2に示す。
表1−1.2より本発明による相変化型光記録媒体か優
れた性能を有すること、特に記録感度の点で高感度化が
達成されていることか確認される。
表I−1層構成及び書込み性能(単純消去時)*AとG
は比較例 表1−2  オーバーライド性能 実施例1−2 層構成を替えた外は実施例I−1と同じ条件で書き込み
性能を試験した。その結果を下記表1−3に示す。
又、実施例I−1と同じ条件でオーバーライド性能を試
験した。その結果を下記表1−4に示す。
表I−3層構成及び書込み性能(単純消去時)実施例I
−3 実施例1−2と同様に、実施例1−1の層構成を替えた
外は実施例I−1と同じ条件で書き込み性能を試験した
。その結果を下記表1−5に示す。
又、実施例1−1と同し条件でオーバーライド性能を試
験した。その結果を下記表1−6に示す。
*AとGは比較例 表1−6  オーバーライド性能 実施例ll−1 ピッチ1.6μ■深さ 700人の溝付、厚さ 1,2
■、88s■φポリカーボネート基板上にrfスパッタ
リング法により耐熱保護層、記録層、耐熱保護層、反射
層を順次積層し、評価用光ディスクを作製した。実施例
11− (1,2,3)の記録層作製時には、スパッタ
ガス中酸素濃度を02ガスとArガスの流量比(02/
Ar)を変化させることにより制御し、酸素濃度の異な
る記録層を得た。
各層に用いた材料と膜厚を下記表ll−1に示す。
光ディスクの評価は830nmの半導体レーザー光をN
A O,5のレンズを通して媒体面で1μmφのスポッ
ト径に絞りこみ基板側から照射することにより行った。
成膜後の記録膜は非晶質であったが、n]定に際し、最
初に媒体面で4〜10m WのDC光でディスク全面を
充分に結晶化させ、それを初期(未記録)状態とした。
ディスクの線速度は7m/sとした。
記録の書込み条件は、線速度7m/s、周波数3.7M
Hz一定とし、レーザーパワー(Pw)を7〜14m 
Wまで変化させた。
読みとりパワー(PR)は1.0mWとした。
C/N (キャリア対ノイズ比)値が飽和もしくは最大
となった時のレーザーパワー(Pw )と最適消去パワ
ー(PK )  並びに得られたC/N値及び消去比を
表IF−1に示す。
更にC/N値45dB以上で、かつ消去比35dB以上
となったディスクについては2つの書込み周波数(f 
+ −3,7MHz、 f 2−4.5MH2)で、交
互にオーバーライドテストを実施した。
オーバーライド時の書込みパワー(Pw )及び消去パ
ワー(PH)はディスクによって最適な値を選択した。
線速度、PR等、他の条件は書込みテスト時と同様とし
た。
オーバーライド性能の結果を下記表ll−2に示す。
表n−1,2より本発明による相変化型光記録媒体が優
れた性能を有すること、特に記録感度の点で高感度化が
達成されていることが確認される0  表n−1層構成
及び書込み性能(単純消去時)実施例n−2 層構成を替えた外は実施例ll−1と同し条件で書き込
み性能を試験した。その結果を下記表n−3に示す。
又、実施例n−1と同じ条件でオーバーライド性能を試
験した。その結果を下記表11−4に示す。
*AとGは比較例 *AとGは比較例 表11−4  オーバーライド性能 表11−5  層構成及び書込み性能(単純消去時)実
施例U−3 実施例n−2と同様に、実施例ll−1の層構成を替え
た外は実施例11−1と同し条件で書き込み性能を試験
した。その結果を下記表■−5に示す。
又、実施例n−1と同じ条件でオーバーライド性能を試
験した。その結果を下記表11−6に示す。
表■−6オーバーライド性能 実施例■−1、比較例m−1及びm−2ピッチ約1.6
μm1深さ約700人の溝付て厚さ 1,2■、86I
IIIDφのポリカーボネート基板上にrfスパッタリ
ング法により下部(基板側)耐熱保護層、記録層、上部
耐熱保護層、反射層を順次積層し、3種類の評価用光デ
ィスクを作製した。
各層に用いた材料と膜厚とを下記表DI−1に示した。
なお共通して、下部耐熱保護層としてはSi3N4 (
約2000人厚)、上部耐熱保護層としては5j3N4
 (約1000人厚)、反射層としてはAI(約50ロ
ム厚)とした。
光ディスクの評価は830nmの半導体レーザー光をN
Ao、5のレンズを通して記録層面で約1μmφのスポ
ット系に絞りこみ基板側から照射することにより行った
成膜後の記録層は非晶質であったが、測定に際し、最初
に記録層面で4〜10mWのDC光でディスク全面を充
分に結晶化させ、それを初期(未記録)状態とした。デ
ィスクの線速度は7m/sとした。
記録の書込み条件は、線速度7ta/s、周波数3 、
7M)Iz一定とし、レーザーパワー(Pw)を7〜1
.411νまで変化させた。
読み取りパワー(PR)は 1.0mWとした。
C/N (キャリア対ノイズ比)値が飽和もしくは最大
となった時のレーザーパワー(Pw )と最適消去パワ
ー(PE ) 、並びに得られたC/N値及び消去比を
も併せて表lll−1に示す。
表m−1 つづいて、オーバーライド特性を評価した。
方法は2つの書き込み周波数f t−3,7MHz。
f 2 =4.5MH2で交互にオーバーライドを実施
した。又、オーバーライド時の書き込みパワー(Pw 
)及び消去パワー(PR)はディスクによって最適な値
を選択した。その他の条件は書き込みテスト時と同様に
した。表m−2にその結果を示す。
表111−2 又、オーバーライドした記録層の記録部、消去部のそれ
ぞれに電子線回折を行ったところ、記録部についてはア
モルファス特有のブロードなリングパターンが観察され
た。これに対して消去部については記録部と同様のリン
グパターンに加え、明確なブラッグ反射点が観察され、
面間隔よりこの結晶がAg5bTe 2であることが確
認された。
C発明の効果〕 以上説明したように、本発明の効果を要約すると下記の
とおりである。
(1)記録・消去時に要求される加熱温度か低い。
又、本発明の材料は光吸収率が高いためレーザー光の吸
収時の記録層加熱昇温効率も高い。
以上の理由によL1必要レーサーパワーを低くすること
ができる。
即ち記録・消去感度が大巾に向上する。
(2)必要レーザーパワーを低くできるため、市販の安
い、安定した半導体レーザーを使用できる。
(3)レーサー照射部の温度を低く抑える二とか可能な
ため、熱損傷による特性劣化を低減できる。
(4)オーバーライド時の消去比を飛躍的に高くできる
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の情報記録媒体の混相記録層の模式図であ
る。 1・・・相転移相、2・・・非相転移相。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に設けられた記録層の主成分が、記録・消
    去時に結晶−非晶間あるいは結晶−結晶間の相転移を生
    じる相(M相)と、記録・消去時に相転移を生じない相
    (L相)との混相状態で存在し、上記M相とL相とが共
    に記録・消去に用いる波長の電磁波に対して光吸収能を
    有することを特徴とする情報記録媒体。(2)M相とL
    相とが下記条件を満足することを特徴とする請求項(1
    )記載の情報記録媒体。組成が一般式L_1_−_a+
    M_a(ただし、aはモル比で0.30≦a≦0.92
    )で表わせること、記録・消去に用いる波長の電磁波に
    対する M相の光吸収係数α_MとL相の光吸収係数α_Lがそ
    れぞれα_M≧10^3cm^−^1、α_L≧10^
    2cm^−^1 ここで光吸収係数をαで表わすと、 I=I_0(l−R)^2exp^−α^1で定義され
    る。ただし、 I_0:入射光強度 I:透過光強度 l:膜厚 R:反射率 である。
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