JPH0477957B2 - - Google Patents

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JPH0477957B2
JPH0477957B2 JP60244545A JP24454585A JPH0477957B2 JP H0477957 B2 JPH0477957 B2 JP H0477957B2 JP 60244545 A JP60244545 A JP 60244545A JP 24454585 A JP24454585 A JP 24454585A JP H0477957 B2 JPH0477957 B2 JP H0477957B2
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JP
Japan
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time
route
vehicle
processing unit
bus
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JP60244545A
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JPS62102397A (ja
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Kyoshi Shinkawa
Kenji Kawahara
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to DE86114643T priority patent/DE3689139T2/de
Priority to EP86114643A priority patent/EP0219859B1/en
Priority to US06/923,093 priority patent/US4799162A/en
Publication of JPS62102397A publication Critical patent/JPS62102397A/ja
Publication of JPH0477957B2 publication Critical patent/JPH0477957B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は路線バスの運行計画の基本情報に基
づいて、通過情報を収集し、バスの到着時刻を予
測し、走行経路上の案内表示装置にバスの到着時
刻を表示するようにした路線バス運行管理方法に
関するものである。
第6図は、例えば特公昭54−11878公報に示さ
れた従来の特定自動車運行管理制御方式であり、
図において61は中央運行制御装置、62a〜6
2cは地上受信機、63a〜63cはこの62a
〜62cのアンテナ、64a〜64cは前記中央
運行制御装置61と地上受信機62a〜62cと
を接続する回線、65a〜65cは特性自動車、
66a〜66cは特定自動車65a〜65cに搭
載する車上無線送信機、67a〜67cは前記車
上無線送信機66a〜66cの車上アンテナ、6
8は走行方向、69は前記特定自動車65a〜6
5cの走行経路である。
第7図は、例えば交文社刊、第33回バス技術委
員会全国大会、研究報告P44〜45に示された接近
案内表示装置である。
図において、70は走行経路上に設置する路上
機、71は路上機70に組込まれた接近案内表示
装置、711は接近案内表示装置のバス接近案内
を行う接近案内表示盤面、712は前車が通過後
の経過時間を示す車間表示盤面である。
次に動作について説明する。従来、バス到着時
刻の予測は、第6図に示すように行つている。走
行経路69に沿つて走行する特定の自動車65a
〜65cには車上無線送信機66a〜66cが搭
載され、それぞれアンテナ67a〜67cが設け
られている。また、経路69に沿つて地上受信機
62a〜62cが配置され、その地上受信機62
a〜62cのアンテナ63a〜63cにより自動
車65a〜65cの送信電波をとらえる。自動車
65a〜65cからの送信電波は、アンテナ63
a〜63cの設置位置を自動車が通過することに
より受信され、地上受信機62a〜62cから中
央運行制御装置61へ回線64a〜64cを介し
て伝送される。
例えば、自動車65aがアンテナ63aの設置
位置を通過すると、地上受信機62aから自動車
65aが通過したことを示す情報を中央運行制御
装置61へ送る。この中央運行制御装置61は自
動車65aの経路69における平均走行時間(自
動車が予め定められた経路を1周走行するのに要
した時間の平均値)及び平均走行速度を記憶して
おくもので、かつ、地上受信機62aからの通過
情報により、その通過時点の時間と平均走行時間
及び走行速度のばらつき程度を考慮して、自動車
65aの地上受信機62bへの到着予定時間を、
次のように計算する。
地上受信機62aでの自動車通過時間+地上受信機62bと
62aの距離/その経路での自動車の過去の平均走行速度
……(600)式 同様にして、次の受信機62cへの到着予定時
間を計算し、自動車の経路上の到着時刻等の追跡
を可能にしている。
第7図の路上機70は従来の接近案内表示装置
71のブロツク図であり、第6図の地上受信機6
2a〜62cに組込んだものである。
接近案内表示装置71には、接近案内表示装置
盤面711及び車間表示盤面712があり、路線
バスが一つ手前の停留所を通過したことを検知す
ることにより、「まもなくきます」と表示してい
る。また、車間表示は、前車が通過してからの経
過時間を表示している。
第6図において、例えば、地点Aの地上受信機
62aを組込んだ路上機の前を特定自動車65a
が通過すると、車上無線機66aと車上アンテナ
67aとにより、自動車情報(車番等)がアンテ
ナ63a経由地上受信機62aに送信される。こ
の情報が、回線64aを介して、中央処理装置6
1に送られて処理される。
その結果、中央処理装置61から回線64bを
介して、走行経路69上の次の地点Bの地上受信
機62bを組込んだ路上機に自動車65aが到着
する情報を伝送する。この情報により、「まもな
くきます」と表示する。
同様に地点Bの既走行車のバス情報は中央処理
装置61に記憶されるので、回線64bを介し
て、地上無線機62bを組込んだ路上機に前車が
通過してから何分経過したかの情報を送るので、
例えば「前車が5分前に通過した」事を表示でき
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の特定自動車運行制御方式は、以上のよう
に構成され、単位区間の所要時分(例えば、地上
受信機62aと62b間)を計算するとき、その
経路での自動車の過去の平均走行速度(その経路
1周時の)を利用しているので、該単位区間が時
間帯により、交通混雑、渋滞区間であれば、その
経路での自動車45aの平均走行速度は該単位区
間の走行速度に必ずしも近い値にならないので、
次に示すような所要時分の関係、 地上受信機62bと62aの距離/その経路での自動車の過去
の平均速度≠地上受信機62bと62aの距離/該単位区間の
走行速度 となり、実際の走行所要時分とは大きな誤差が発
生する欠点があつた。また、その区間の自動車6
5a〜65cの過去の平均走行速度を利用する場
合でも、どの時点までさかのぼつた走行所要時分
(以下、実績値と称する)を利用するのか、どん
な運行間隔の路線であつても、また区間の走行速
度にばらつきがあつても、該単位区間の到着予定
時間の予測及び運行状況表示は迅速に、かつ正確
に行いことが必要であり、従来の予測演算式
(600)式は、前記の不明確事項のために、如何な
る条件のときにも適用できる汎用性のある予測演
算式でないため実用性がなく、予測の制度も期待
できないという問題点があつた。
また、従来の接近案内表示装置は以上のような
表示方法なので、「まもなく」の時間の具体性が
なく、すなわち1分後に来るのか、3分後に来る
のか不明であり、次のバスの到着の予測は、前車
通過からの経過時間で行い、かつ停留所の時間
表、現在時刻及び前車通過時間から利用客自身が
判断しなければならないという欠点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、路線バスの経路上の単位区間
の走行所要時分の計算値と既走行車の実績値を中
央処理装置で記憶しておき、一連の予測演算式を
適用することで、どのような交通流、どんな運行
間隔の路線に対しても適応できるように一貫し
て、単位区間の所要時分の予測ができるようにし
て、予測対象車の経路上の特定点での正確な到着
時間を計算するとともに、バスの運行状態の追跡
管理及び営業所の中央処理装置で計算した特定点
での到着時刻に基づくバス接近情報を、走行経路
上に設けた路上機に回線を介して伝送し、路上機
に組込んだ接近案内表示装置に路線バスの現在の
運行間隔(近い将来を含めた、例えば15分後まで
の予測値を利用した)を基礎データとして基本運
行ダイヤに対し、現状の運行状況に最も適した接
近案内情報を表示できるようにすることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係わる特定地点での到着予定時分を
計算する路線バス運行管理方法は、過去に単位区
間を通過したバスの実績値を中央処理装置に記憶
しておき、実績値の利用対象時間を設定して、実
績値を抽出し、バスの路線毎に遅れ具合の相対比
較が可能な形のデータ(遅れ係数)に一次加工
し、さらに実績値の新旧に応じた重みづけ(新し
いほど大きく、古いほど小さく)を行うととも
に、これらの値を利用して、単位区間毎の既走行
車の移動平均値(サンプル値)及び予測対象車の
サンプル値を中央処理装置で計算し、単位区間毎
の予測所要時分を累計するようにしたものであ
る。
また、過去に通過したバスの通過情報を使用
し、路線バス運行管理装置で演算した予測所要時
間を基にし、絶対時刻表示にてバスの到着予定時
刻を表示するものである。
〔作用〕
この発明における到着予定時間の計算は、予め
運行計画の基本情報及び標準運行所要時分を中央
処理装置の記憶部に記憶し、既走行車(予測対象
車以前の)の所要時分実績値を収集し、記憶部に
記憶しておき、これらの記憶情報を抽出して、そ
の時点で最もよく、交通事情を反映していると考
えられる最新の実績値に重点を置いて、一次加工
したデータを使つて予測し演算に工夫を施すこと
により、どのような運行間隔の路線に対しても適
用でき、その予測制度を向上させるとともに、バ
スの運行状態の追跡及び到着時刻の計算をより正
確にする。従つてバス待ちをしている利用客への
案内サービスが向上し、時間表通りのバス運行が
確保され、利用客の喚起を促すことが可能とな
る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第3図において、31は中央処理装置、32
a〜32cはそれぞれ地点A〜地点Cの路側に設
置された路上機、63a〜63cは路上機32a
〜32cのアンテナ、64a〜64cは中央処理
装置31と路上機32a〜32cとを接続する回
線、35a〜35cは路線バス、36a〜36c
は路線バス35a〜35cの車上無線機、67a
〜67cは車上無線機36a〜36cのアンテ
ナ、68は路線バス35a〜35cの走行方向、
69は路線バス35a〜35cの走行経路であ
る。
第4図は、中央処理装置31の詳細な構成を示
したものである。同図において、40はマイクロ
プロセツサを主体に構成され、記憶部41〜49
へのデータを読み出し、書き込み制御と、記憶部
41〜49に蓄えられたデータのうちの必要なも
のを読み出して計算処理し、結果を記憶部へ書き
込むものである。41は地点毎、路線毎に設けた
運行計画上の基本情報記憶部で、この運行計画基
本情報記憶部41は車両番号、通過時刻、ダイヤ
番号等を記憶する。42は地点間毎、路線毎に設
けた標準運行所要時分記憶部、43は車両番号、
通過時刻とダイヤ番号を記憶する。44は路線
毎、地点毎に設けた実運行所要時間記憶部、45
は路線毎に設けた実運行間隔記憶部、46は実運
行所要時分を標準運行所要時分で規準化した遅れ
係数の記憶部、47は実績値に対する重みづけ記
憶部、48は単位区間の既走行車の移動平均値
(サンプル値)を記憶するサンプル値記憶部、4
9は重みづけ及びサンプル値の計算時に使うパラ
メータを記憶するパラメータ記憶部、40−1は
処理部40で計算し判断した結果である車両番
号、路線、ダイヤ番号、到着時刻または発車時刻
を出力する表示出力部で、運行管理車に対する表
示装置(図示せず)及びターミナルまたは主要停
留所への表示装置等を駆動するものである。
また、第1図で32は第3図に示す路上機であ
り、321は路上機32に組込まれた地上無線
機、322は実績値及び予測値を利用して運行時
刻を表示する案内表示装置、322−1は案内表
示装置の盤面である。322−2aは先発バス用
時刻表示素子。322−2bは次発バス用時刻表
示素子である。
第2図は案内表示装置の一実施例であり、32
2−3aは行先Aの時刻表示素子、322−3b
は行先Bの時刻表示素子である。
次に動作について説明する。第3図において、
路線バス35a〜35c上に車上無線機36a〜
36c、走行経路69の地上に車上無線機36a
〜36cとバス情報の送受信を行う路上機32a
〜32cを配置し、営業所等に中央処理装置31
を設け、回線64a〜64cを介して、路上機3
2a〜32c経由中央処理装置31がバス通過情
報を収集し、第4図の処理部40で処理し、記憶
する。
地点A〜Cを通過するバス毎の通過情報(車両
番号別、地点別、ダイヤ番号別)は、第4図に示
す運行計画基本情報記憶部41と対照しながら通
過情報記憶部に記憶される。
通過情報記憶部43に蓄積されたデータのうち
該当のものを読み出して処理部40で計算処理
し、その結果を実運行処理所要時分記憶部44に
記憶する。
第3図において、バス35aが地点Aを通過後
に、地点Bに何時に到着するかは、本装置では次
のようにして行う。地点A−B間の走行所要時分
の予測計算には、予測対象車35aよりも以前
に、地点Bを通過した既走行車(前者、前々車、
前々々車、……)の比較的新しい実績値を加工し
たものを使い、以下に定義する「遅れ係数」、「重
みづけ」及び「移動平均値=サンプル値」を利用
して計算を行う。
通常、路線バスの地点間の標準運行所要時分は
予め決めらていて、運行の時間帯及び路線により
異なつた値になる。
従つて、路線バスの地点A−B間の既走行車の
実積値も運行の時間帯及び路線により異なるの
で、何等かの基準値と比較した値を使う必要があ
る。本装置では、この規準化した所要時分をここ
では「遅れ係数D」と称し、次のように定義す
る。
遅れ係数=実運行所要時分/標準運行所要時
分 Di=ri/Ts(i=0、−1、−2、……) ……(400)式 第3図で、既走行車である前車35b、前々車
35c前々々車(図示せず)の実運行所要時分
r0、r-1、及びr-2は、第4図に示す実運行所要時
分記憶部44から読み出し、また、標準運行所要
時分Tsは標準運行所要時分記憶部42から読み
出し、処理部40で両者の値より計算処理した結
果、 D0=r0/Ts、D-1=r-1/Ts及びD-2=r-2/Ts を既走行車の各々の遅れ係数D(D0、D-1及び
D-2:前車、前々車、前々々車の遅れ係数)とし
て、遅れた係数記憶部46に記憶する。従来方式
では、単位区間(第3図の地点A−B、B−C間
に相当する)の走行所要時分の予測時には、単に
過去の実績値の平均値を使うという不明確な表現
になつている。しかし、これでは実用に供さない
ので、本発明では、どの過去の実績値をどの時点
までさかのぼつた状態で使うべきかに着目して、
対象となる時間を設定することにしている。すな
わち、路線バスは、路線及び区間によつては、運
行間隔が異なり、例えば、3分間隔のものもあれ
ば、30分間隔のものもあり、利用する実績値の
数、ここではサンプル数と呼称すれば、サンプル
数の多少が発生する。従つて、路線及び区間の特
長に合わせて、実績値を使うべきである。かつ、
道路交通は時々刻々変化するので、あまり過去ま
でさかのぼつた古い実績値の利用は必ずしも現時
点の値と一致しないものと考えられる。通常、最
新の実績値がその時点の交通事情を最も反映して
いるので、本発明では、時間帯を限定して実績値
を抽出する際に、実績値に重みづけを行つてい
る。すなわち、新しい実績値ほど大きく、古い実
績値ほど小さくする。この重みを運行間隔の関数
として、次のように定義する。
W1=a+Si−Si-1/b(最大Wi=1、0) ……(401)式 a≦Wi≦1、 i=0、 (前車) i=−1、 (前々車) i=−2…… (前々々車) 但し、a:重み補正係数 b:運行間隔上限設定値 s:地点Aの路線バスの到着時刻 ここで、S0、S-1は第3図の地点Aでの前車3
5b、前々車35cの到着時刻a,bはパラメー
タである。
aはS0=S-1すなわち前々車と前車がダンゴ運
行で同時に到着したときの到着車の重みであり、
bは前々車のデータを取り入れる運行間隔の上限
設定値である。例えば、b=30(分)とすると、
a=1/3のとき、S0−S-1≧20(分)では、前車3
5bの重みはW0=1となる。
重みづけは運行間隔が短いとサンプル数が多く
なり、重みが分散し、運行間隔が長いとサンプル
数が少なくなり、重みは予測対象車の直前に通過
した実積値ほど大きくなる。既走行車ごとの重み
づけは(401)式を用いて計算できる。また、地
点A−B間の実績値は、同一の時間帯であつて
も、乗客の数、信号待ち、その他交通状況の変化
によりバラツキがあるので、本方法では既走行車
に対する移動平均値(以下、サンプル値と称す
る)を用いて、予測計算をする。
ここで、前車35b及び前々車35cのサンプ
ル値を次のように定義する。
前車のサンプル値: l0=W0D0+(1−W0)l-1 前々車のサンプル値: l-1=W-1D-1+(1−W-1)l-2} (402)式 但し、l-2:前々々車(第1図には図示せず)
のサンプル値 W0、W-1:前車及び前々車の重み D0、D-1:前者及び前々車の遅れ係数 既走行車のサンプル車は、第4図の重みづけ記
憶部47より重みづけを読み出し、また、遅れ係
数記憶部46より遅れ係数を読み出し、処理部4
0で(402)式を利用して、計算処理した結果を
サンプル値記憶部48に記憶する。
予測対象車の地点B到着の予測計算は、前記の
前車及び前々車のサンプル値と前車及び前々車の
地点Aでの通過時刻から導出した予測対象車のサ
ンプル値l1(予測値)を使つて行う。
第5図は、サンプル値−区間進入時刻の状況を
示すグラフであり、区間進入時刻とは、第3図の
予測対象車35aの地点Aでの通過時刻を意味
し、横軸は既走行車及び予測対象車の区間進入時
刻、縦軸は既走行車及び予測対象車のサンプル値
を示すものである。第5図から、予測対象車のサ
ンプル値l1は、次のように導かれる。
l1−l0/S1−S0=K1・l0−l-1/S0−S-1 すなわち、 l1=l0+K1・l0−l-1/S0−S-1・(S1−S0) ……(403)式 但し、K1:直線の傾き ここで、K1の値は直線の傾きであるが、本装
置では、計算の簡単な2次曲線の傾きで近似する
ものとする。従つて、K1は次のようになる。
(2次曲線で近似した場合のK1の値の導出につ
いての詳細は省略する) Si<S0+CのときK1=1−Si−S0/2C(i
=1、2、3……) Si≧S0+Cのときk1=0.5(Si=S0+Cの
ため)……(404)式 但し、Cの他は予測上限設定値である。
予測対象車35aの地点A−B間の走行要時分
(予測値)は、前記サンプル値l1に、地点A−B
間の標準運行所要時分Tsをかけたものである。
地点A−B間の走行所要時分=l1×Ts 従つて、予測対象車35aの地点B通過時刻
は、 地点Bの通過時刻=地点A通過時刻+地点A−B間の走
行所要時分=S1+l1×Ts……(405)式 となる。故に、予測対象車35aの地点Bの通過
時刻の予測は、第4図に示す既走行車のサンプル
値をサンプル値記憶部48から読み出し、予測対
象車35a及び既走行車の地点A通過時刻を通過
情報記録部43から呼出し、パラメータ記憶部4
9からパラメータCを読み出し、(403)式及び
(404)式を処理部40で計算処理し、サンプル値
記憶部48に予測対象車35aのサンプル値l1
記憶すると共に、(405)式を処理部40で計算処
理し、予測対象車の通過時刻を導出する。同様な
方法で、予測対象車の地点Cの通過時刻も単位区
間A−B及びB−C毎に走行所要時分を予測計算
処理して、累計することで求められる。
従つて、第3図に示されていない地点Cから先
の地点での通過時刻も、既走行車実績値を利用し
て単位区間毎の走行所要時分(予測値)を累計し
て予測計算できる。第4図に示す処理部40で、
予測対象車の予測通過時刻を計算処理した結果
を、運行計画基本情報記憶部41より読み出し、
通過情報43から実績値を読み出し、対比して、
表示出力部40−1に出力すれば、路線バス35
a〜35cの走行経路に沿つての各地点の計画し
た通過時刻、実績値及び予測時刻を表示すること
ができる。
これにより、営業所等のCRT画面等にバス
個々の運行状況が地点毎に表示させることもでき
るので、追跡管理ができる。また、中央処理装置
31と回線64a〜64cを介しても、営業所以
外の途中の走行経路上の表示機にも予測到着時刻
または発車予定時刻を表示することが出来る。
従つて、現在時刻がわかれば、あと何分待てば
バスが来るのが明らかであり、利用客にとつて便
利である。
また、中央処理装置31は、路上機32a〜3
2c前を通過する路線バスの通過情報を路上機3
2a〜32cから一定周期をもつたポーリング信
号により収集するので、運行時刻データを一定周
期(例えば1分)で回線64a〜64c経由で、
路上機32a〜32cへ伝送するとすれば、案内
表示装置322に表示される到着もしくは発車時
刻は、常に更新されるので、交通事情に合つた路
線バスの走行状況を最も反映した運行時刻が表示
される。
なお、上記実施例では、予測対象車のサンプル
値(予測値)を(403)式を使つて導出する場合
に、直線の傾きK1を2次曲線で近似して、計算
処理するように(404)式を設定したが、他の計
算し易い関数で近似しても、上記実施例と同様の
効果を奏する。
また、上記実施例では、表示部素子322−2
a〜322−2bに7セグメントの表示素子を使
つたものを示したが、表示部素子322−2a〜
322−2bに、LED等の表示素子を使つても
よい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、運行計画値
と実績値を中央処理装置の記憶部に記憶し、時間
帯を限定して最新データに基づき、処理部で到着
時間を計算できるように構成したので、どのよう
な運転間隔の路線にも適用でき、また、精度の高
い予測結果が得られる。これにより、営業所の表
示装置に走行経路での到着予定時分が正確に表示
されるため、運行管理者は営業所にいながらバス
の運行状況把握ができる。また、乗務員に対して
正確な運行指示を行なうばかりでなく、路上機の
接近案内表示装置にバスの接近情報を表示するこ
とができ、利用客に対して「まもなくバスがきま
す」というような曖昧な表示ではなく、絶対的時
刻表示を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による路線バス運
行管理方法の路上機に含まれる案内表示方法を示
す図、第2図は第1図とは異なる他の実施例によ
る路上機に含まれる案内表示装置を示す図、第3
図はこの発明の一実施例による路線バス運行管理
方法のブロツク図で、第4図はこの発明の一実施
例による第3図の中央処理装置の詳細を示すブロ
ツク図である。第5図はこの発明の一実施例によ
る予測対象車の予測時間を算出する際の原理を示
すサンプル値−区間進入時刻の状況を示すグラ
フ、第6図は従来の特定自動車運行管理制御方式
のブロツク図、第7図は従来の路上機に含まれる
接近案内表示装置を示す図である。 31は中央処理装置、32は路上機、321は
地上無線機、322は案内表示装置、322−1
は案内表示装置盤面、322−2a〜322−2
bは表示素子、322−3a〜322−3aは表
示素子、32a〜32cは路上機、35a〜35
cは路線バス、36a〜36cは車上無線機、4
0は処理部、41は運行計画基本情報記憶部、4
2は標準運行所要時分記憶部、43は通過情報記
憶部、44は実運行所要時分記憶部、45は実運
行間隔記憶部、46は遅れ係数記憶部、47は重
みづけ記憶部、48はサンプル値記憶部、49は
パラメータ記憶部、40−1は表示出力部、61
は中央運行制御装置、62a〜62cは地上受信
機、63a〜63cはアンテナ、64a〜64c
は回線、65a〜65cは特定自動車、66a〜
66cは車上無線送信機、67a〜67cは車上
アンテナ、68は走行方向、69は走行経路、7
0は路上機、711は接近案内表示装置盤面、7
12は車間表示盤面。なお、図中同一符号は同
一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 路線バス上に車上無線機、走行経路の地上に
    該車上無線機と情報の送受信を行う地上無線機を
    組込んだ路上機、営業所等に中央処理装置を設
    け、回線を介して地上無線機からバスの通過情報
    を収集し、特定地点に到着する時間を計算して路
    線バスの運行管理を行う路線バス運行管理方法に
    おいて、予測対象車が到着している最新の地上無
    線機前の通過時刻に、未走行区間を地上無線機と
    地上無線機との間の単位区間毎に分割し、各単位
    区間に予測所要時分の合計を加えて、到着時刻を
    計算するための中央処理装置の処理部と、運行計
    画の基本情報、通過情報、前記単位区間の実運行
    所要時分、標準運行所要時分及び実運行間隔とを
    記憶した中央処理装置の記憶部とを備え、予測時
    に利用する過去の走行所要時分実績値の対象時間
    を限定し、実運行所要時分を標準運行所要時分で
    規準化した遅れ係数Dと実運行所要時分に対する
    重みづけWの値を利用して、予測対象車よりも以
    前に前記単位区間を通過した既走行車の移動平均
    値であるサンプル値li、 l0=W0D0+(1−W0)l-1 l-1=W1D-1+(1−W-1)l-2 (i=0、−1、−2……) (但し、添字0、−1、−2は前車、前々車及び
    前々々車の各値を意味する。) を処理部で計算し、さらに予測対象車及び既走行
    車の前記単位区間の進入時刻Sと、予測対象時間
    を限定し、前記計算したサンプル値l0、l-1から、
    予測対象車の前記単位区間のサンプル値l1、 l1=l0+K・l0−l-1/S0−S-1(S1−S0) (但し、添字1、0、−1は予測対象車、前車、
    前々車の各値を意味する。) を処理部で計算し、前記単位区間の予測所要時分
    として、予測サンプル値l1と標準運行所要時分Ts
    との積を処理部で計算し、同様な方法で未走行区
    間の各単位区間の所要時分を累計し、特定地点で
    の到着時間を計算し、バスの運行状態の追跡管理
    を行うと共に、営業所の中央処理装置で、特定地
    点でのバス到着時間を計算した結果を到着時刻又
    は発車予定時刻として、回線を介して中央処理装
    置から、走行経路上の路上機に伝送し、到着時刻
    又は発車予定時刻を路上機に組込んだ接近案内表
    示装置に表示するようにしたことを特徴とする路
    線バス運行管理方法。
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