JPH0477453A - シクロプロパンカルボン酸の単離方法及びその中間体の製造方法 - Google Patents

シクロプロパンカルボン酸の単離方法及びその中間体の製造方法

Info

Publication number
JPH0477453A
JPH0477453A JP19143290A JP19143290A JPH0477453A JP H0477453 A JPH0477453 A JP H0477453A JP 19143290 A JP19143290 A JP 19143290A JP 19143290 A JP19143290 A JP 19143290A JP H0477453 A JPH0477453 A JP H0477453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
formula
water
chlorobutyronitrile
cyclopropanecarboxylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19143290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2964160B2 (ja
Inventor
Nobuharu Andou
亘治 安藤
Tomokazu Hino
智和 日野
Hiroshi Hamaguchi
濱口 洋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Nohyaku Co Ltd filed Critical Nihon Nohyaku Co Ltd
Priority to JP19143290A priority Critical patent/JP2964160B2/ja
Publication of JPH0477453A publication Critical patent/JPH0477453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2964160B2 publication Critical patent/JP2964160B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (TV) Cl−CH2Cl、CH,−Z         [V
)(式中、Zはハロゲン原子を示す。) で表されるハライド類と一般式 (■1)M−(CN)
 n             tllI )(式中、
Mはアルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子を示し
、nは1又は2の整数を示す。) で表されるアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩と反
応させ、構造式 (III Cl−CH,CH,CH2−CN        (I
I 1で表される4−クロロブチロニトリルを製造し、
該4−クロロブチロニトリルを、単離し若しくは単離せ
ずして、塩基性条件下に閉環及び加水分解反応すること
により 構造式 fI) で表されるシクロプロパンカルボン酸を製造する方法に
おいて、反応終了後の反応系より生成物をハロゲン化炭
化水素により抽出することを特徴とするシクロプロパン
カルボン酸の単離方法及びその中間体である前記構造式
 (III で表される4−クロロブチロニトリルの製
造方法に関するものである。
構造式 fI)で表されるシクロプロパンカルボン酸の
製造方法としては、Org、 5ynthesis。
Co11. Vol、3.221に開示されているが、
コノ方法は反応終了後に目的物の単離のためにエーテル
により抽出を行い、抽出後蒸留により74−79%の収
率で目的物を得ている。
又、同Vo1.l、 156にはその中間体である4−
クロロブチロニトリルの製造方法が開示されている。
しかし、該反応は反応終了後の反応系内に未反応原料で
ある一般式(IV)で表されるハライド類と目的物であ
る構造式(II )で表される4−クロロブチロニトリ
ルの他に、一般式(IV)で表されるハライド類の両方
のハロゲン原子が置換された1、3−ジシアノプロパン
が生成することから、目的物の単離のために数回の蒸留
を繰り返して行っている。
本発明者等はシクロプロパンカルボン酸を高収率で製造
する方法を鋭意検討した結果、構造式 fI)で表され
るシクロプロパンカルボン酸を製造し、単離する際にハ
ロゲン化炭化水素を使用することにより、目的とするシ
クロプロパンカルボン酸が高収率で単離できることを見
出したものであり、且つ該シクロプロパンカルボン酸を
製造するための中間体である、構造式(II )で表さ
れる4−クロロブチロニトリルを製造する際に、その不
活性溶媒として水及び水に相溶性を有する有機溶媒との
混合物を使用することにより、選択的に目的とする4−
クロロブチロニトリルが高収率で得られることを見出し
、本発明を完成させたものである。
本発明を図式的に示すと下記の通りである。
M−(CN) n (II ) Cl−CH,CH2CH2−Z       Cl−C
H2Cl、CH2−CN(IV )         
         (H)(I) (式中、Z、M及びnは前記に同じ、)即ち、−6式(
IV)で表されるハライド類と一般式 (nBで表され
るアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩とを不活性溶
媒の存在下に反応させ、構造式 fII)で表される4
−クロロブチロニトリルを製造し、該4−クロロブチロ
ニトリルを単離し、若しくは単離せずして塩基性下に閉
環及び加水分解反応することにより構造式 fI)で表
されるシクロプロパンカルボン酸を製造し、該シクロプ
ロパンカルボン酸を単離する際に反応系よりハロゲン化
炭化水素により抽出することよりなるものである。
■ 一般弐 []V)=6構造式 (II)本反応で使
用できる不活性溶媒としては水及び水と相溶性を有する
有機溶媒との混合溶媒を使用することができ、有機溶媒
としては、例えばジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミド、ジエチルホルムアミド、スルホラン等を使用
することができ、好ましくはジメチルスルホキシド又は
ジメチルホルムアミドを使用するのが良い。
水及び水と相溶性を有する有機溶媒との混合割合は特に
限定されるものではなく、任意の割合で混合すれば良い
が、好ましくは水1重量部に対して0.5〜5重量部の
範囲から選択すれば良い。
本発明で使用するアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属
塩としては、例えばシアン化ナトリウム、シアン化カリ
等のアルカリ金属シアン化物、シアン化カルシウム等の
アルカリ土類金属シアン化物を使用することができ、そ
の使用量は等モル反応であるので、各反応試剤を等モル
使用すればよいが、いずれかの反応試剤を過剰に使用す
ることもできる。
反応温度は0℃乃至100℃の範囲から適宜選択すれば
良いが、好ましくは30℃乃至60°Cの範囲で行うの
が良い。
反応時間は、反応規模、反応温度等により一定しないが
1乃至48時間の範囲から選択すれば良い。
反応終了後、目的物を含む反応液から常法、例えば溶媒
抽出等の方法で単離し、必要に応じて蒸留等の精製を行
うことにより目的物を選択的に、且つ高収率で製造する
ことができる。
■ 構造式 (rfl=6構造式 (11本反応はOr
g、 5ynthesis、 Co11. Vol、 
3.221と同様にして反応を行えば良い。
反応終了後、目的物を含む反応液からハロゲン化炭化水
素を使用して抽出することにより、目的物を高収率で単
離することができ、ハロゲン化炭化水素としては、例え
ばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等を使用
することができる。
以下に本発明の代表的な実施例を示すが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
実施例1.4−クロロブチロニトリルの製造Cl−CH
zCH,CHz−Br −Cl−CH2CH,CH2−
CN1−1 。
1−ブロモ−3−クロロプロパン3.2g (20ミリ
モル)をジメチルスルホキシド7 m12に溶解し、9
5%シアン化ナトリウム1.Og (20ミリモル)を
水3 +nI2に溶解した溶液を加え、50 ’Cで3
時間反応を行った。
反応終了後、水40 mβを加え、酢酸エチル(30f
fiρ×2)で抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧下に濃縮し、得られた残渣を蒸留すること
により目的物1.9gを得た。
物性 沸点195−197℃、 収率 92%1−ブロ
モ−3−クロロプロパン3.2g (20ミリモル)を
ジメチルホルムアミド6mβに溶解し、これに95%シ
アン化カリウム 1.4g (20ミリモル)を水4 
m12に溶解した溶液を加え、50℃で4時間反応を行
った。
反応終了後、水40 mi2を加え、酢酸エチル(30
m12X2)で抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧下に濃縮し、得られた残渣を蒸留すること
:こより目的物2.0gを得た。
収率 96% 実施例2.シクロプロパンカルボン酸の製造cl−cL
cLcL−cN−〉可00[(4−クロロブチロニトリ
ル5.2g’(50ミリモル)と水酸化ナトリウム粉末
7.5g (190ミリモル)を混合し、 10 D 
”Cで1時間加熱反応を行い、更に水1  m12を加
え10分間加熱反応を行った。その復水3I114を1
0分おきに8回加えた後、  100’Cで1.5時間
反応を行った。
反応終了後、目的物を含む反応液を水冷し、塩酸でp)
Iを3に調整し、ジクロロメタン(100mβ×3)で
抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下
に1111縮し、得られた残渣を減圧蒸留することによ
り目的物4.0gを得た。
物性 沸点95℃/26mmHg、 収率 93%2−
2゜ Cl−CH2CH2CH2−Br−m=〉C00H1−
プロモー3−クロロプロパン1−6g (10ミリモル
)をジメチルスルホキシド7 m12に溶解し、95%
シアン化ナトリウム0.6g (12ミリモル)を水2
 vn12に溶解した溶液を加え、室温で21時間反応
を行った。
反応終了後、水20 mβを加え、酢酸エチル(20m
ρ象2)で抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧下にa縮し、得られた残渣に水酸化ナトリウム
粉末1.2g (30ミリモル)を加え、100℃で1
時間加熱反応を行い、更に水0.3mρを加え100°
Cで10分間加熱反応を行った。その復水1  nuを
10分おきに8回加えた後、 100℃で1.5時間反
応を行った。
反応終了後、目的物を含む反応液を水冷し、塩酸でpH
を3に調整し、ジクロロメタン(Loom℃×3)で抽
出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に
濃縮し、得られた残渣を減圧蒸留することにより目的物
4.0gを得た。
収率 80% 特許出願人 日本農薬株式会社31、 代理人 弁理士 萼   優 美 (ばか2名) 手続補正書 平成3年5月14日 1、事件の表示 平成 2年 特許願 第191432号2、発明の名称 シクロプロパンカルボン酸の単離方法及びその中間体の
製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 日本農薬株式会社 4、代理人 住所 東京都千代田区神田駿河台lの6お茶の水スクエ
アB館 2い、 氏名(6861)萼 経夫5・、− (ほか1名) 5、補正命令の日付 (自発) 7、補正の内容 (11明細書第12頁第14行(7) r 4.OgJ
をr O,7gJと補正する。
以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式(IV) Cl−CH_2CH_2CH_2−Z(IV)(式中、Z
    はハロゲン原子を示す。) で表されるハライド類と一般式(III) M−(CN)n(III) (式中、Mはアルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原
    子を示し、nは1又は2の整数を示す。) で表されるアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩と不
    活性溶媒の存在下に反応させ、構造式(II) Cl−CH_2CH_2CH_2−CN(II)で表され
    る4−クロロブチロニトリルを製造し、該4−クロロブ
    チロニトリルを単離し若しくは単離せずして、塩基性条
    件下に閉環及び加水分解反応することにより構造式(
    I )▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で表されるシクロプロパンカルボン酸を製造する方法に
    おいて、反応終了後の反応系より生成物をハロゲン化炭
    化水素により抽出することを特徴とするシクロプロパン
    カルボン酸の単離方法。
  2. (2)ハロゲン化炭化水素がジクロロメタン、クロロホ
    ルム又は四塩化炭素である請求項第1項記載のシクロプ
    ロパンカルボン酸の単離方法。
  3. (3)一般式(IV) Cl−CH_2CH_2CH_2−Z(IV)(式中、Z
    はハロゲン原子を示す。) で表されるハライド類と一般式(III) M−(CN)n(III) (式中、Mはアルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原
    子を示し、nは1又は2の整数を示す。) で表されるアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩と反
    応させ、構造式(II) Cl−CH_2CH_2CH_2−CN(II)で表され
    る4−クロロブチロニトリルを製造する方法において、
    不活性溶媒として水及び水に相溶性を有する有機溶媒と
    の混合物を使用することを特徴とする4−クロロブチロ
    ニトリルの製造方法。
  4. (4)水に相溶性の有機溶媒がジメチルスルホキシド、
    ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド又はスル
    ホランである請求項第3項記載の4−クロロブチロニト
    リルの製造方法。
JP19143290A 1990-07-19 1990-07-19 シクロプロパンカルボン酸の単離方法及びその中間体の製造方法 Expired - Lifetime JP2964160B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19143290A JP2964160B2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 シクロプロパンカルボン酸の単離方法及びその中間体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19143290A JP2964160B2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 シクロプロパンカルボン酸の単離方法及びその中間体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0477453A true JPH0477453A (ja) 1992-03-11
JP2964160B2 JP2964160B2 (ja) 1999-10-18

Family

ID=16274521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19143290A Expired - Lifetime JP2964160B2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 シクロプロパンカルボン酸の単離方法及びその中間体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2964160B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2964160B2 (ja) 1999-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06234690A (ja) ビフェニル誘導体の製法
JPS6143339B2 (ja)
JPH0477453A (ja) シクロプロパンカルボン酸の単離方法及びその中間体の製造方法
US4157333A (en) Process for preparing piperonal
JP2867847B2 (ja) 5−メチレン−1,3−ジオキソラン−4−オン類の製造方法
JPH03279348A (ja) 2,4,5―トリフルオロ―3―アルコキシ安息香酸の製造方法
CN113461615B (zh) 一种4-氟-1h-吡唑的制备方法
EP0661263A2 (en) Process for the preparation of 2,4,5-tribromopyrrole-3-carbonitrile
JPH03181459A (ja) 軟体動物駆除剤の2,4,5―トリブロモピロール―3―カーボニトリル化合物の製造法
JPH0352839A (ja) p‐又はm‐tert―ブトキシベンズアルデヒドの製造法
JPS61122240A (ja) ハロゲン化された3,3‐ジメチル‐5‐ヘキセン‐2‐オンの製造方法
JPH04224525A (ja) 9,9−ジアルキルフルオレンの製造方法
JP2885537B2 (ja) トラン誘導体の製造法
JPS61293979A (ja) 3−置換−2−ホルミルチオフエン化合物の製造方法
JPS63211264A (ja) インドリン類の製造法
JPH0469132B2 (ja)
JPS62167754A (ja) シアノメチルチオ酢酸類化合物の製造方法
JPS6212741A (ja) 2−ペルフルオロアルキルアクリル酸の製造方法
US20010008944A1 (en) Method for preparing cycloheptimidazoles
KR930003756B1 (ko) 치환된 β-페닐아크릴산의 제조방법
JPS5857335A (ja) 2−(1−インダノイル)酢酸類の製造方法
JPH0128013B2 (ja)
JPH11279099A (ja) エーテル化合物の製造方法
JPH02282376A (ja) シス―7―デセン―4―オリドの製造方法
JPH0344375A (ja) 5―ヒドロキシピラゾール類の製造法