JPH0477335A - 高炉水砕スラグの表面改質方法 - Google Patents

高炉水砕スラグの表面改質方法

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JPH0477335A
JPH0477335A JP19146390A JP19146390A JPH0477335A JP H0477335 A JPH0477335 A JP H0477335A JP 19146390 A JP19146390 A JP 19146390A JP 19146390 A JP19146390 A JP 19146390A JP H0477335 A JPH0477335 A JP H0477335A
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JP
Japan
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slag
alkali
blast furnace
surface area
specific surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP19146390A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Sato
和義 佐藤
Mikikazu Hara
原 幹和
Takashi Takebe
竹部 隆
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は高炉水砕スラグをアルカリ処理することによ
り表面を改質して比表面積の大きな表面改質スラグを取
得する方法の改良に関するものである。表面改質スラグ
は軽量性建材、内装建材、水処理材、吸水材、吸湿材、
充填材等の用途に使用しうる。
〔従来の技術〕
ガラス質高炉スラグを改質する方法としては、微粉状水
砕スラグを少なくとも0.5Nのアルカリ溶液にて少な
くとも30分間処理後、該処理水砕スラグを濾別分離、
水洗後加熱乾燥するかさ比重が低下され且つ比表面積が
増大された表面特性を改質した水砕スラグの製法が知ら
れている(特公昭57−7093号公報)、この方法に
よれば、水和反応時間を3時間とした場合、高炉水砕ス
ラグの比表面積を処理しない場合の1%/g以下(ブレ
ーン法)に比べ、63〜69が/g(但し、BET法)
に高めることができる。
また、高炉水砕スラグ粉を、所定濃度のアルカリ溶液に
、アルカリ溶液100dに対して5〜10gの割合で添
加し、そして撹拌することにより水和反応処理し、次い
で、水和反応処理された高炉水砕スラグ粉を水洗して残
留アルカリを除去した後、これを所定温度で加熱し乾燥
することにより、前記高炉水砕スラグ粉をその比表面積
が90rd/g以上となるように改質することを特徴と
する高炉水砕スラグの改質方法も知られている(特開平
l−252559号公報)、この方法においては比表面
積が約120nf/gのものが得られることが実施例で
示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
製鉄所において副産物として製造される高炉水砕スラグ
を例えば軽量性建材、水処理材、吸水材、充填材などに
利用するためには、その表面特性を改質して比表面積を
高め、かさ比重を低下させる必要がある。
しかしながら、特公昭57−7093号公報に開示され
た方法で得られるスラグの比表面積ではこれを軽量性建
材、吸水材、プラスチックの充填材等の原料として使用
した場合、製品の機械的強度・カサ比重などの特性が不
充分であった。また、製品の吸水特性、プラスチックの
充填材にした場合の耐衝撃性が十分であるとはいえなか
った。そこで、より短時間で高い比表面積が得られるよ
うに高炉水砕スラグを改質するための方法の開発が望ま
れていた。
一方、特開平1−252559号公報に開示された方法
で得られるスラグは上記の要求される物性を保持してい
る。しかしながら、これらの物性をさらに高めるために
比表面積を一層向上させる方法の開発が望まれていた。
従って、この発明の目的は高炉水砕スラグを軽。
量性・意匠性内装建材、水処理材、吸水材、吸湿材、充
填材等の原料として好適なかさ比重の著しく小さく、吸
水特性が高く、高い比表面積を有するスラグに改質する
ための方法を提供することにある。
[aを解決するための手段〕 本発明はかかる課題を解決するべくなされたものであり
、高炉水砕スラグ粉をアルカリ溶液に懸濁して加熱する
ことにより表面を改質する方法において該アルカリ溶液
として苛性アルカリとアルカリ炭酸塩又は炭酸水素塩の
混合物の溶液を用いることを特徴とする高炉水砕スラグ
の表面改質方法によって上記目的の達成に成功したもの
である。
高炉水砕スラグ粉の種類は問わないが、粒度は細かいも
のがよく、例えばブレーン比表面積で40QOcj/g
以上、特に8000〜14000cd7 g程度のもの
が適当である。粒径では20−以下、好ましくは10p
以下のものが望ましい。このような粒度のものを得るた
めに必要により粉砕機および分級機等で微粉化すること
ができる。
本発明の方法においては高炉水砕スラグを改質するアル
カリ溶液に苛性アルカリとアルカリ炭酸塩又は炭酸水素
塩の混合物の溶液を用いるところに特徴がある。苛性ア
ルカリは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リ
チウム等であり、水酸化ナトリウムが好ましい、アルカ
リ炭酸塩又は炭酸水素塩は炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸水素リチウム等であり、特に炭酸ナトリウム
が好ましい、苛性アルカリ及び苛性アルカリ炭酸塩、炭
酸水素塩は2種以上組合せて使用することができる。炭
酸水素基はアルカリ溶液中で解離して炭酸基に変わる。
濃度はアルカリ金属濃度として0.5N以上がよく、0
.5〜6N程度、特に1〜3N程度が好ましい。
ガラス賞高炉スラグ(日本鋼管京浜製鉄断裂、高炉水砕
スラグ)をボールミルでブレーン比表面積4500 a
j / gまで粉砕し、これを分級原料とし気流分級機
にて分級し、ブレーン比表面積14190cd/ g(
平均粒径2.4n)の微粉スラグを得た。炭酸を種々の
濃度で含み、ナトリウム濃度が3規定で一定になるよう
にNaOHとNazCOsを種々の割合で混合したアル
カリ溶液各3001#1にスラグを15gづつ加え、9
0°Cで1時間水和反応させた。反応後、スラグを濾別
して水洗によりアルカリ分を除去し、110℃で恒量に
なるまで加熱して乾燥させた。こうして得られた各表面
改質スラグのBET比表面積とN a 、CO:+から
のナトリウム濃度比との関係を第1図に示す。
第1図に示すように、Na2CO3からのナトリウム濃
度が5〜40%程度が好適である。
アルカリ溶液の添加量は高炉水砕スラグ粉/アルカリ溶
液の重量/容積比で1720〜1/10程度が適当であ
る。 1/10を越えるとスラグの表面改質効果が不充
分になり、一方、1720未満では経済性が悪い。
加熱による表面の改質はスラグ粒子表面のガラスの溶解
反応と水和反応によって行なわれる。この反応は40°
C以下では極めて遅いため実用的ではない。そこで、反
応温度は50°C以上、好ましくは80”C以上、特に
好ましくは90℃以上とする。上限は沸騰温度であるが
、加圧することによってさらに高温にすることも好まし
い。反応時間は所定の比表面積が得られるまでであり、
この比表面積は通常90rrf/g以上、好ましくば1
00rrr/g以上である。
そのために必要な反応時間は0.5〜10時間程度であ
り、通常1〜5時間程度である。反応中は撹拌すること
が好ましく、特に強撹拌することが望ましい。
加熱処理後はアルカリ溶液を分離し、得られた表面改質
スラグを水洗して残存しているアルカリ分を除去する。
アルカリ除去品は必要により乾燥して用途に供すればよ
い。乾燥温度は100−150℃程度が適当である。
こうして得られる表面改質スラグの形状はゾノトライト
と異なり、球状あるいは球が重なり合ったぶどうの房状
である。主な水和性成物はケイ酸カルシウム水和物また
はその類似鉱物である。比表面積はBET比表面積で9
0〜140rd/g程度であり、好ましくは100rr
r/g以上である。この表面改質スラグは250〜80
0℃程度、好ましくは450℃程度で加熱して脱水する
ことにより、初期の状態により異なるが、例えば、BE
T比面積100ボ/gのものを120〜140rrf/
 g程度に高めることができる。
なお、この際、加熱脱水によるシンター現象を起こさな
いような温度と時間条件を選択することが肝要である。
この加熱脱水処理スラグの使用によって建材の比強度及
び吸放湿特性を向上できるので好ましい。
〔作用〕
ガラス質である高炉水砕スラグ粉末をアルカリ水溶液で
処理することによって高炉スラグ粒子の表面でガラスの
溶解反応と水和物の形成反応が起こる。その結果、スラ
グ表面が多孔質化して比表面積が増加する。アルカリ溶
液に炭酸基を含有させると水和反応を起こしたスラグ表
面に炭酸基が取込まれて表面改質の向上に付与している
ものと思われる。
〔実施例〕
ガラス質高炉スラグ(日本鋼管京浜製鉄断裂、高炉水砕
スラグ)をボールミルでブレーン比表面積4500d/
gまで粉砕し、これを分級原料とし気流分級機にて分級
し、ブレーン比表面積14190aj/ g(平均粒径
2.4−)の微粉スラグを得た。
NaOH28gとNazCOx 10gを水300dに
加えて溶解しアルカリ溶液を調製した。このアルカリ溶
液に上記の微粉スラグ15gを加え、90゛Cで1時間
加熱して水和反応させた。反応後スラグを濾別して水洗
によりアルカリ分を除去し、110″Cで恒量となるま
で加熱して乾燥させた。こうして得られた表面改質スラ
グのBET比表面積を測定したところ174ボ/gであ
った。
一方、NaOH36gと水300dに溶解したアルカリ
溶液及びNaOH18gとNaz CO324gを水3
00 mに溶解したアルカリ溶液に、いずれも上記の微
粉スラグを15gづつ加えて同様に処理して表面改質ス
ラグを得た。この表面改質スラグのBET比表面積は前
者が128rrr/g、後者が108rtf/gであっ
た。
〔発明の効果] 本発明の方法により表面改質スラグの比表面積を大きく
増加させることができる。その結果、吸水性、吸油性、
調湿性等を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はNazCOsからのナトリウム濃度比と表面改
質スラグのBET比表面積との関係を測定した結果を示
すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高炉水砕スラグ粉をアルカリ溶液に懸濁して加熱するこ
    とにより表面を改質する方法において該アルカリ溶液と
    して苛性アルカリとアルカリ炭酸塩又は炭酸水素塩の混
    合物の溶液を用いることを特徴とする高炉水砕スラグの
    表面改質方法
JP19146390A 1990-07-19 1990-07-19 高炉水砕スラグの表面改質方法 Pending JPH0477335A (ja)

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JP19146390A JPH0477335A (ja) 1990-07-19 1990-07-19 高炉水砕スラグの表面改質方法

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JP19146390A JPH0477335A (ja) 1990-07-19 1990-07-19 高炉水砕スラグの表面改質方法

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JP19146390A Pending JPH0477335A (ja) 1990-07-19 1990-07-19 高炉水砕スラグの表面改質方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1023981A4 (en) * 1998-07-16 2004-06-02 Idemitsu Petrochemical Co LIGHT OBJECT FROM SYNTHETIC RESIN AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1023981A4 (en) * 1998-07-16 2004-06-02 Idemitsu Petrochemical Co LIGHT OBJECT FROM SYNTHETIC RESIN AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF

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