JPH0477140A - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JPH0477140A
JPH0477140A JP2188375A JP18837590A JPH0477140A JP H0477140 A JPH0477140 A JP H0477140A JP 2188375 A JP2188375 A JP 2188375A JP 18837590 A JP18837590 A JP 18837590A JP H0477140 A JPH0477140 A JP H0477140A
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circuit
clock
switching
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JP2188375A
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Yuji Tokunaga
裕治 徳永
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 電圧制御発振器により発振されるパルスをクロツク供給
回路より供給されるクロックと位相同期を行なって出力
する位相同期回路に関し、クロック供給回路において供
給クロックの切替えが行なわれたときに位相同期回路の
出力パルスの変動を抑制することを目的とし、 切替えにより2つのクロック発振器の一方のクロックを
出力するクロック供給回路と、電圧制御発振器の出力パ
ルスを前記クロックの位相と比較し、位相差に応じてフ
ィルタ回路の蓄積電圧を変化させて前記電圧制御発振器
の出力周波数を制御し、出力パルスとクロックの位相同
期を行なう位相同期発振回路により構成される位相同期
回路において、前記フィルタ回路の蓄積電圧を受信して
ディジタル値に変換し、該ディジタル値を周期的に記憶
するとともにアナログ電圧に再変換して出力する電圧記
憶手段と、前記フィルタ回路と電圧制御発振器の間に設
け、該フィルタ回路の蓄積電圧と前記電圧記憶手段の出
力電圧を入力し、電圧切替制御手段より切替信号を受信
しないときにフィルタ回路の蓄積電圧、該切替信号を受
信したときに前記電圧記憶手段の出力電圧を前記電圧制
御発振回路に対して出力する電圧切替手段と、前記クロ
ック供給回路においてクロックの切替が行なわれてから
一定時間の間、前記電圧記憶手段に記憶された前記ディ
ジタル値の電圧を固定させて前記電圧切替手段に切替信
号を出力する前記電圧切替制御手段を備えるように構成
する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電圧制御発振器により発振されるパルスをク
ロック供給回路より供給されるクロックと位相同期を行
なって出力する位相同期回路に関する。
近年、通信システムのディジタル化が進展するのに伴い
、各種の通信機器等に対して供給するクロックパルスの
位相を同期させる必要が増え、位相同期回路が多く用い
られるようになっている。
位相同期回路は基本的にはクロック供給回路と位相同期
発振回路により構成され、位相同期発振回路にはアナロ
グ式のものとディジタル式のものがある。アナログ式の
位相同期発振回路は、通常、電圧制御発振器において発
振したパルスを前記クロック供給回路より供給されるク
ロックを基準として位相比較を行ない、位相差に応じて
電圧制御発振器に入力される制御電圧を変化させること
により発振周波数を変化させて位相同期をとっている。
また基準となるクロックの供給方法には各種の方式があ
るが、前記クロック供給回路に2組のクロック発振器を
備え、切替回路によりその一方を出力として供給するも
のが多い。
以上の如き構成による位相同期回路において、故障また
は点検のために前記クロック供給回路のクロック発振器
の切替えか行なわれると、位相同期発振回路に供給され
る基準のクロックに瞬間的な変化が生ずるが、該位相同
期発振回路内にはアナログ回路が組まれているため、ク
ロック切替復習(の間、出力パルスが不安定となり、該
出力パルスを受信している機器側において異常が検出さ
れることが多い。
このため、クロックの切替えが行なわれたときに位相同
期回路よりの出力パルスが不安定となる時間を極力短く
することが必要となっている。
〔従来の技術〕
第4図は従来技術の回路ブロック図、第5図は従来技術
の他の回路ブロック図、第6図は従来技術のタイムチャ
ート、第7図は第5図の回路ブロックにおけるタイムチ
ャートである。
第4図はクロックが停止したときにも出力クロックの周
波数が大きく変化しないようにするための自走機能を特
に有していない位相同期回路の回路ブロック図、第5図
は自走機能を有する位相同期回路の回路ブロック図の例
を示しているが、第4図及び第5図中の同一部分は同一
記号を用いている。また、第6図は第4図及び第5図の
位相同期回路にクロックが入力されているとき及び該ク
ロックの切替えが行なわれたときのタイムチャートを示
し、図中の■〜[相]は第4図及び第5図中に同一記号
で示した箇所の波形を示す。
以下、第6図を併用して第4図を説明する。
クロック供給回路10には2組のクロック発振器(CL
Ko、 + ) 11.12が設けられ、それぞれの出
力クロックは第6図の■、■に示す如(同期している。
クロック供給回路10の制御回路(CONT)14より
■の制御線に制御信号が出力されていないときは、クロ
ック切替回路(SELF)13は0側の入力、即ち、ク
ロック発振器11よりのクロック■を出力する。該クロ
ック供給回路IOよりの出力クロックは位相同期発振回
路20にクロック■として入力される。クロック■は位
相同期発振回路20の位相比較回路21Sに入力される
と、論理積(以下、ANDと記す)回路21bに直接及
び遅延回路(DL)21a経由で入力され、クロック■
の立上がり時に該AND回路21bより短いパルス■を
出力してフリップフロップ回路(FF) 21c ラリ
セットさせる。
該フリップフロップ回路21cのクロックパルス端子(
CP)には電圧制御発振器(VCO)23の出力パルス
@がカウンタ(CNT+ )24において分周されたパ
ルス0が入力されている。第6図に示す如(、電圧制御
発振器23の発振周波数はクロック■及び出力パルス0
の2倍であるとし、前記カウンタ24において2分の1
に分周されるものとする。前記リセットパルス■が入力
される直前のパルス0の電位を高レベルとすれば、フリ
ップフロップ回路21cのQ、の出力■は高レベル(以
下、Hレベルと記す)、Qoと逆位相の出力を送出する
Qlの出力■は低レベル(以下、Lレベルと記す)とな
る。この状態においてはフィルタ回路22のコンデンサ
CIの蓄積電圧■は電圧Eト。1まで充電された状態、
同じくコンデンサC2の蓄積電圧■は電圧Ee−a+ま
で放電された状態となっている。
この状態でフリップフロップ回路21cに前記リセット
パルス■が入力されるとQoの出力■はLレベルとなり
、Qlの出力■はHレベルとなるため、前記コンデンサ
C1は抵抗R1とコンデンサC2の時定数により放電を
開始し、またコンデンサC2は抵抗R2とコンデンサC
!の時定数により充電を開始する。これに伴い、前記の
蓄積電圧■、■は変化し、次の充放電の切替えまでに■
は電圧Es−a+、■は電圧Ee−81になる。該蓄積
電圧■、■はそれぞれ抵抗R3とR4を介して演算増幅
器(OP)22aの「−」及び「+」端子に入力される
が、パルス0とクロック■の位相が標準状態にあるとき
、■と■の電位が一定の関係となり、このとき演算増幅
器22aの出力電圧0(第4図の回路では電圧制御発振
器23に入力される制御電圧0に等しい)が標準電圧と
なって該電圧制御発振器23の周波数は標準状態を保つ
ように設定されている。
第4図及び第6図より明らかなように、前記リセットパ
ルス■はクロック■の立上がり時のみに発生するため、
該クロック■と同一周期のパルス[相]は該リセットパ
ルス■の周期のほぼ中央で立上がることとなる。従って
、リセットパルス■の周期の中央で7リツプ70ツブ回
路21cのCP端子にパルス@が入力され、Qoの出力
■をHレベル、Qlの出力■をLレベルとするため、前
記コンデンサCIは充電、コンデンサC1は放電を開始
する。この場合、電圧制御発振器23よりの出力パルス
0の周波数がクロック■の周波数よりも高いとパルス0
の立上がり時期がリセットパルス■の周期の中央より早
くなり、リセットパルス■によるコンデンサC1及びC
2の放電及び充電が充分に行なわれないうちにそれぞれ
充電及び放電に移ることとなるので、前記標準状態に比
して■の電位が■の電位よりも高くなる。■の電位は演
算増幅器22aの「−」側に入力されるため、出力電圧
0、即ち、電圧制御発振器23の制御電圧■は標準状態
より下がり、電圧制御発振器23の発振周波数を低下さ
せる。パルス0の周波数の方が■より遅い場合は以上の
逆となる。以上の作用により出力パルス0の位相はクロ
ック■の位相と同期がとられる。
次に、クロック供給回路10においてクロック発振器1
1または12の一方に異常が発生したり、または点検の
ために制御回路14が■に制御信号を送出すると、クロ
ック切替回路13において出力クロックが切替えられる
。このとき、位相同期発振回路20に供給されるクロッ
ク■は第6図に示す如くパルスの途中でクロック■から
クロック■に切替えられたり、クロック■の一部が消滅
(図示省略)したりする可能性がある。このため、フリ
ップフロップ回路21cのリセット周期が一時的に乱れ
、該フリップフロップ回路21cの出力が送出されるフ
ィルタ回路22の電位も不規則な変化をし、これに伴っ
て該フィルタ回路22の蓄積電圧■、■により発振周波
数を制御している電圧制御発振器23の周波数も変化す
る。該電圧制御発振器23の出力は前記位相比較回路2
1Sにフィードバックされて入力されるため、クロック
が直ぐに安定したとしても電圧制御発振器23よりの出
力パルス0の周波数を変化させたために位相が一致せず
、暫くの間、位相調整が続けられる。この位相調整は、
フィルタ回路22などにアナログ回路が多(用いられて
いることもあって、安定するまでに若干の時間を要する
こととなる。即ち、入力のクロックが比較的短時間で安
定したとしても位相同期発振回路20全体は暫(の間定
常状態に復さず、出力パルス0はその間不安定状態とな
る。
なお、第4図の回路においてクロック■が入力されなく
なった場合は、フリップフロップ回路21Cのリセット
が行なわれな(なるため、フィルタ回路22の蓄積電圧
■及び■は一方が最大電圧が蓄積された状態、一方が放
電し切り、即ち電位0の状態となるため、電圧制御発振
器23は上記制御電圧により動作し、出力パルス■が基
準範囲を越えた周波数で動作を続ける可能性が大きい。
第5図は上記の如くクロック■の入力がな(なった場合
に、一定条件において自走する如く設計された回路の一
例である。第5図においては位相比較回路21が第4図
の位相比較回路21Sと一部異なっており、フリップフ
ロップ回路21cの出力端子Q1が入力端子りに接続さ
れている。タロツク■が入力されている場合の第5図の
回路の動作は第6図に示した場合と同一であるため説明
を省略し、クロック■が入力されない場合の動作につい
て説明する。
第7図は第5図の回路ブロック図においてクロック■が
入力されない場合のタイムチャートを示しており、以下
、第5図と第7図を併用して説明する。
最初にパルス0がHレベルであり、フリップフロップ回
路21cのQo端子の出力■がLレベル、従ってQ、端
子の出力■がHレベルであると想定し、パルス[相]が
一旦Lレベルに変わったのち、再びHレベルになったも
のとする。なお、該パルス[相]がLレベルのとき、フ
ィルタ回路22の蓄積電圧■はクロック■が入力されて
いるときの放電状態の電圧(第6図のEs−d+)より
低い電圧E i−d□となっており、逆に■の電位はク
ロック■が入力されているときの充電状態の電圧(第6
図のE8−。
1)より高い電圧E、−1となっている。
この状態で、フリツプフロツプ回路21cのCP端子に
パルス0のHレベルが入力されると、D端子に入力され
ているQ、端子の出力が出力端子Q。に出力されるため
、該Q0端子よりHレベルの電位■が出力され、同時に
Q、の出力■はLレベルとなる。このため、コンデンサ
CIは充電が開始され、コンデンサC7は放電を開始す
る。該充放電はパルス0の次の立上がりまで続くが、パ
ルス0の次の立上がりでコンデンサC1は放電、コンデ
ンサC2は充電に変わる。この充放電の切替え直前の蓄
積電圧は、■が前記電圧Em−c2、■か前記電位Es
−atとなっている。
第7図と第6図を比較すれば、クロック■が入力されて
いないときのコンデンサCI、C2の充放電の周期はク
ロック■か入力されているときの2倍であることが明ら
かである。このため、■及び■の蓄積電圧の変動幅Ea
−at〜E m−ax及びE9.−02〜E e−ax
はクロック■が入力されているときの変動幅Es−cl
〜Es−d+及びEe−cl〜Ee−=+(第6図)よ
り広くなっているが一定の範囲内にあり、第4図の回路
における如く最大電位と無電位間に亘って太き(変動す
るよう、なことはない。従って、第5図の回路において
はクロック■が入力されない場合でも出力パルス0は一
定の周波数を維持して自走する。
しかしながら、第5図の回路においても、クロック供給
回路IOにおいてクロックの切替えが行なわれたときの
動作については第4図の回路と変わることがなく、クロ
ック切替後暫くの間、出力パルス0が不安定となること
は避けられない。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術の位相同期回路においてはクロック供給回路に
おいてクロックの切替えが行なわれると、位相同期回路
の出力パルスが切替え復習(不安定になるという欠点が
ある。
本発明は、クロック供給回路において供給クロックの切
替えが行なわれたときに位相同期回路の出力パルスの変
動を抑制することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図である。
図中、10は位相同期発振回路20に位相同期用のクロ
ックを供給するクロック供給回路、11.12は該クロ
ック供給回路IO内の2組のクロック発振器、13は該
クロック供給回路IOにおいて前記2組のクロック発振
器11.12より一方のクロックを出力するように切替
えるクロック切替回路、20は電圧制御発振器23の出
力パルスを前記クロック供給回路10より供給されるク
ロックと位相同期をとる位相同期発振回路、21〜23
は該位相同期発振回路20内の構成部分で、21は電圧
制御発振器23の出力パルスを該クロックの位相と比較
する位相比較回路、22は該位相比較回路21における
位相比較結果により位相差に応じた時間出力される電位
により蓄積電圧を変化させるフィルタ回路、23は負荷
に出力するパルスを発振し、かつ前記フィルタ回路22
の蓄積電圧により出力周波数を変化させる電圧制御発振
器である。
また、31は前記フィルタ回路22の蓄積電圧を受信し
てディジタル値に変換し、該ディジタル値を周期的に記
憶するとともにアナログ電圧に再変換して出力する電圧
記憶手段、32は前記フィルタ回路22と電圧制御発振
器23の間に設け、該フィルタ回路22の蓄積電圧と前
記電圧記憶手段31の出力電圧を入力し、電圧切替制御
手段33より切替信号を受信しないときはフィルタ回路
22の蓄積電圧、該切替信号を受信したときは前記電圧
記憶手段31の出力電圧を前記電圧制御発振回路23に
対して出力する電圧切替手段、33は前記クロック供給
回路10においてクロックの切替が行なわれてから一定
時間の間、前記電圧記憶手段31に記憶された前記ディ
ジタル値の電圧を固定させて前記電圧切替手段32に切
替信号を出力する前記電圧切替制御手段である。
〔作 用〕
第1図において、位相同期発振回路20の電圧制御発振
器23は負荷に供給するパルスを出力しているが、該出
力パルスを分岐させて位相比較回路21に入力し、クロ
ック供給回路10より供給されるクロックと位相比較を
行なっている。位相比較を行なった結果、位相差に応じ
た時間出力する電圧によりフィルタ回路22を充電また
は放電し、その蓄積電圧により電圧制御発振回路23の
発振周波数を制御して位相同期を行なっている。
また、電圧記憶手段31は前記フィルタ回路22の蓄積
電圧を受信してディジタル値に変換し、該ディジタル値
を周期的に記憶するとともにアナログ電圧に再変換して
電圧切替手段32に出力している。
該電圧切替手段32は前記位相同期発振回路20内のフ
ィルタ回路22と電圧制御発振器23間に設けられ、前
記フィルタ回路22の蓄積電圧と前記電圧記憶手段31
の出力電圧を入力し、通常、即ち電圧切替制御手段33
より切替信号を受信しないときはフィルタ回路22の蓄
積電圧を前記電圧制御発振回路23に出力するようにし
ている。
一方、クロック供給回路IOにおいては、2組のクロッ
ク発振器11.12より出力されるクロックのうちの片
方をクロック切替回路13を介して前記位相同期発振回
路20に供給しているが、故障または点検のためクロッ
ク切替回路13においてクロック発振器を切替えると、
前記位相比較回路21に入力されるクロックが瞬間的に
切れたり、欠けたりするためフィルタ回路22に対する
出力に変化を生じ、該フィルタ回路22の前記蓄積電圧
が一時的に変動する。従来技術の回路では一旦蓄積電圧
が不規則に変化すると安定するまでに若干の時間を要し
たが、第1図の回路では以下の如くして短時間で蓄積電
圧、即ち、電圧制御発振器23の制御電圧を安定化させ
る。
電圧記憶手段31はフィルタ回路22の蓄積電圧を入力
し、ディジタル値に変換して周期的、例えばクロック■
が入力される都度記憶し直し、記憶したディジタル電圧
をアナログ電圧に再変換して電圧切替手段32に出力し
ている。しかし、該電圧記憶手段31よりの出力電圧は
電圧切替手段32が切替動作を行なわない状態では電圧
制御発振器23には出力されない。この状態で、クロッ
ク供給回路IOにおいてクロック切替回路13がクロッ
ク発振回路11.12の切替を行なうと、切替のための
制御信号がクロック供給回路10より電圧切替制御手段
33に対して送出される。該電圧切替制御手段33は該
信号を受信すると、前記電圧記憶手段31がディジタル
値で記憶している電圧の周期的記憶を停止させて一定時
間保持したままとし、電圧切替手段32に対して切替を
行なわせる切替信号を送出し、該電圧切替手段32に人
力されているフィルタ回路22の出力電圧を切断し、電
圧記憶手段31よりの入力電圧を電圧制御発振器23に
出力させる。該電圧記憶手段31に記憶されている電圧
はクロックの切替えが行なわれる直前の値であるため、
電圧制御発振器23は切替直前の状態で同期をとること
となる。
一定時間経過後、電圧切替制御手段33は前記切替信号
の送出を止める。これにより、電圧切替手段32はフィ
ルタ回路22の出力電圧を電圧制御発振器23に出力す
る。この状態においてはクロック■はすでに安定し、フ
ィルタ回路22の出力電圧も安定しており、かつクロッ
ク発振器llと12は位相が同期しているため、この時
点におけるフィルタ回路22の出力電圧と電圧記憶手段
31より出力されていた電圧は基本的に同一電圧となり
、電圧切替手段32における切替えを元に戻しても出力
パルス0が不安定となることは殆どない。
即ち、第1図の構成において、前記一定時間をフィルタ
回路22の出力電圧が安定化するのに充分な時間に設定
すれば、該フィルタ回路22の出力電圧が安定化するま
で切替直前の電圧で電圧制御発振器23を制御すること
となるため、クロック切替時に出力パルス0が不安定状
態となることが避けられる。
〔実施例〕
第2図は本発明の一実施例の回路ブロック図、第3図は
本発明の一実施例のタイムチャートである。
全図を通じて同一対象物は同一記号をもって示し、14
はクロック供給回路10の制御回路、21aは遅延回路
(DL) 、21bはAND回路(A N D r )
、21Cはフリップフロップ回路(FF) 、22aは
演算増幅器(OP) 、24はカウンタ(CN T r
 )、25は否定回路(NOT) 、31aはアナログ
/ディジタル変換回路(以下、A/D回路と記す) 、
31bはレジスタ(REG) 、31cはディジタル/
アナログ変換回路(以下、D/A回路と記す) 、32
aは2−1セレクタ(SELゆ)、33aは単安定バイ
ブレータ回路(以下、MM回路と記す) 、33b、3
3CはAND回路(ANDz、s)、33dはカウンタ
(CN T 2 )、R1−R4は抵抗、C,、C2は
コンデンサである。また、第2図中の■〜@は第3図に
波形を示した箇所である。
以下、第3図を併用して第2図を説明する。
クロック供給回路IOには2組のクロック発振器(CL
Ko、 r ) 11.12が設けられ、それぞれの出
力クロックは第3図の■、■に示す如く同期している。
クロック供給回路10の制御回路14より■の制御線に
制御信号が出力されていないときは、クロック切替回路
(SELF)13は0側の入力、即ちクロック発振器1
1よりのクロック■をクロック■として位相同期発振回
路20に出力している。該クロック■は位相比較回路2
1のAND回路21bに直接及び遅延回路21a経出で
入力され、クロック■の立上がり時に短いパルス■をフ
リップフロップ回路21cに出力し、該フリップフロッ
プ回路21cをリセットさせる。該フリップフロップ回
路21cのCP端子には電圧制御発振器23の出力パル
ス@がカウンタ24において分周されたパルス0が入力
されている。第3図に示す如(、電圧制御発振器23の
発振周波数はクロック■及び出力パルス0の2倍である
とし、前記カウンタ24において2分の1に分周される
ものとする。前記リセットパルス■が入力される直前の
パルス0の電位をHレベルとすれば、フリップフロップ
回路21cのQ。の出力■はHレベル、Q、の出力■は
Lレベルとなる。
この状態においてはフィルタ回路22のコンデンサC1
の蓄積電圧■は成る程度充電された状態の電圧Es−0
1、同じくコンデンサC2の蓄積電圧■は成る程度放電
された状態の電圧Ell−111となっている。
この状態でフリップフロップ回路21cに前記リセット
パルス■が入力されるとQoの出力■はLレベルとなり
、Qlの出力■はHレベルとなるため、前記コンデンサ
C1は抵抗R+とコンデンサC1の時定数により放電を
開始し、またコンデンサC2は抵抗R2とコンデンサC
2の時定数により充電を開始する。クロック■とパルス
0が同一周期であるとパルス0は前記リセットパルス■
の周期のほぼ中央で立上がるが、この時点で■の電位は
放電された状態の電圧Es−a+、■の電位は充電され
た状態の電圧E、−01となり、■は充電、■は放電に
変わる。該電位■、■はそれぞれ抵抗R1とR4を介し
て演算増幅器22aのr−J及びr+J端子に入力され
るが、パルス0とクロック■の位相が同期していれば演
算増幅器22aの出力電圧0は標準電圧となり、電圧制
御発振器23の周波数を標準状態を保つように設定され
ている。また、電圧制御発振器23よりの出力パルス0
の周波数がクロック■の周波数よりも高いとパルス0の
立上がり時期がリセットパルス■の周期の中央より早く
なるため、前記標準状態に比して■の電位が■の電位よ
りも高くなり、演算増幅器22aの出力電圧0は標準状
態より下がり、電圧制御発振器23の発振周波数は低下
する。パルス0の周波数の方が■より遅い場合は以上の
逆となる。以上の作用により出力パルス0の位相はクロ
ック■の位相と同期がとられる。
また、前記フィルタ回路22の出力電圧0は電圧記憶回
路31に入力され、A/D回路31aにおいて例えば8
ビツトのディジタル値に変換され、レジスタ31bのり
。−D7に入力される。レジスタ31bのり。−D7に
入力されたディジタル電圧値はCPにパルスが入力され
たときに該レジスタ31bに記憶されるが、クロック供
給回路IOの制御回路14の出力である■がLレベルの
とき、即ち、クロック供給回路10の■に制御信号が出
力されないでクロック発振器11の出力■が位相同期発
振回路20に供給されているときには、電圧切替制御手
段33の■がLレベルとなり、AND回路32bのゲー
トが開いた状態となるため、パルス■と同一のパルス0
が入力される都度記憶される。例えば、第3図に示す如
(、時刻t1のパルス0によって該時刻におけるフィル
タ回路22の出力電圧E1゜−tlがレジスタ31b 
輪記憶され、次の時刻t、のパルス■が入力されるまで
保持される。
以上の状態において電圧切替手段32のカウンタ33d
は、パルス0が入力される都度リセットされ、QA、Q
、ともしレベルとなり、次いでカウンタ24の出力パル
ス0がAND回路33cを経て該カウンタ33dのCP
端子に入力されるとQAにHレベルが出力されるが、再
びパルス0が入力されてリセットされるため、該カウン
タ33dのQa端子はHレベルになることがない。
以上の状態において時刻t2のパルス0が入力されたの
ち、クロック供給回路10の制御回路14が■に制御信
号を送出したとすると、クロック切替回路13において
出力クロックが切替えられ、位相同期発振回路20に供
給されるクロック■は第2図に示す如くパルスの途中で
クロック■からクロック■に切替えられたり、クロック
■の一部が消滅(図示省略)したりする。このため、フ
リップフロップ回路21cのリセット周期が一時的に乱
れ、該フリップフロップ回路21cの出力が送出される
フィルタ回路22の電位も不規則な変化をする。
一方、前記制御信号■は電圧切替制御回路33に入力さ
れ、入力後一定時間TMの間、MM回路33aよりHレ
ベルの出力[相]が送出される。MM回路33aの出力
[相]にHレベルが送出されている時間T、の間は■よ
りパルスが出力されないため、前記電圧記憶回路31の
レジスタ31bは時刻t2において記憶したディジタル
の電圧E111−12を保持した状態となり、そのアナ
ログ変換電圧0を電圧切替回路32に出力し続ける。
また、カウンタ33dは■のリセットパルスが入力され
ずにパルス0が入力されるためカウントアツプが行なわ
れ、第3図に示す如くQI!よりHレベルが出力され、
電圧切替手段32のセレクタ32aを切替える。これに
より電圧記憶回路31の出力電圧@、この例ではクロッ
ク切替直前の時点t2における電圧E1゜−〇が電圧制
御発振器23の制御電圧0となる。カウンタ33dはQ
、よりHレベルが出力されるとAND回路31aのゲー
トが閉じられるため以後のカウントアツプは行なわれず
、QBよりHレベルの切替信号0を送出し続ける。
前記MM回路錘aに設定される時間Tvはクロック切替
えよりフィルタ回路22の出力電圧0が安定するのに充
分な時間に設定されるが、時間TMを経過すると■はL
レベルとなるため、その後に入力される時刻t3のパル
ス[F]によりカウンタ33dはリセットされる。これ
に伴い切替信号0はLレベルとなり、電圧切替手段32
のセレクタ32aはフィルタ回路22の出力電圧0を電
圧制御発振器23の制御電圧■として送出する。
上記の如く、第2図の回路においては、クロック■の切
替えにより位相比較回路21のフリップフロップ回路2
1cのリセットが不規則な動作を行ない、これに伴って
フィルタ回路22の蓄積電圧[F]が不規則に変動した
としても、電圧制御発振器23の制御電圧■はクロック
切替え直前のフィルタ回路22の出力電圧EIO−+2
に固定されるため、位相同期発振回路20は極めて安定
に動作する。なお、クロック切替え後、電圧切替制御回
路33より切替信号[相]が出力されるまでの間フィル
タ回路22の出力電圧■が不規則に変化し、電圧制御発
振器23の制御電圧を変動させるとしても極めて短い時
間にかぎられるため、出力パルス0が不安定となる時間
は極めて短いものとなる。
以上、第2図及び第3図により本発明の一実施例を説明
したが、第2図及び第3図はあくまで本発明の一実施例
に過ぎず、例えば位相比較回路21及びフィルタ回路2
2に他の公知の回路を用いても本発明の機能を発揮させ
ることが可能であることは明らかである。また、電圧制
御発振器23の発振器周波数をクロックの周波数の2倍
として説明したが、本発明が該周波数の如何に関わらず
構成できることも明らかである。本発明はこれらの変形
を排除するものではない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、2つのクロック
発振器の一方のクロックを出力するクロック供給回路よ
りクロックの供給を受け、電圧制御発振器により発振さ
れるパルスを該クロックと位相同期を行なって出力する
位相同期回路において、前記クロック供給回路において
クロック発振器の切替えが行なわれたときに、位相同期
回路より出力されるパルスが不安定となる時間を極めて
短(することが可能となるため、かかる位相同期回路の
安定化に資するところが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成図、第2図は本発明の実施例
回路ブロック図、第3図は本発明の実施例タイムチャー
ト、第4図は従来技術の回路ブロック図(1)、第5図
は従来技術の回路ブロック図(2)、第6図は従来技術
のタイムチャート(1)、第7図は従来技術のタイムチ
ャート(2)である。 図中、 10−・−・・・ 11.12 クロック供給回路 −・・・・・−・・−クロック発振器 ・−・・−−−−−−一−−・・クロック切替回路位相
同期発振回路 位相比較回路 フィルタ回路 電圧制御発振器 電圧記憶手段 電圧切替手段 電圧切替制御手段 である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  切替えにより2つのクロック発振器(11、12)の
    一方のクロックを出力するクロック供給回路(10)と
    、電圧制御発振器(23)の出力パルスを前記クロック
    の位相と比較し、位相差に応じてフィルタ回路(22)
    の蓄積電圧を変化させて前記電圧制御発振器(23)の
    出力周波数を制御し、出力パルスとクロックの位相同期
    を行なう位相同期発振回路(20)により構成される位
    相同期回路において、 前記フィルタ回路(22)の蓄積電圧を受信してディジ
    タル値に変換し、該ディジタル値を周期的に記憶すると
    ともにアナログ電圧に再変換して出力する電圧記憶手段
    (31)と、 前記フィルタ回路(22)と電圧制御発振器(23)の
    間に設け、該フィルタ回路(22)の蓄積電圧と前記電
    圧記憶手段(31)の出力電圧を入力し、電圧切替制御
    手段(33)より切替信号を受信しないときにフィルタ
    回路(22)の蓄積電圧、該切替信号を受信したときに
    前記電圧記憶手段(31)の出力電圧を前記電圧制御発
    振回路(23)に対して出力する電圧切替手段(32)
    と、 前記クロック供給回路(10)においてクロックの切替
    が行なわれてから一定時間の間、前記電圧記憶手段(3
    1)に記憶された前記ディジタル値の電圧を固定させて
    前記電圧切替手段(32)に切替信号を出力する前記電
    圧切替制御手段(33)を備え、クロックの切替え時に
    、位相同期発振回路の電圧制御発振器の制御電圧を一定
    時間切替え直前の値に固定することにより、クロック切
    替え時における位相同期回路の出力変動を抑制すること
    を特徴とする位相同期回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08288838A (ja) * 1995-04-12 1996-11-01 Nec Corp 位相同期回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08288838A (ja) * 1995-04-12 1996-11-01 Nec Corp 位相同期回路

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