JPH0477105B2 - - Google Patents

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JPH0477105B2
JPH0477105B2 JP63001198A JP119888A JPH0477105B2 JP H0477105 B2 JPH0477105 B2 JP H0477105B2 JP 63001198 A JP63001198 A JP 63001198A JP 119888 A JP119888 A JP 119888A JP H0477105 B2 JPH0477105 B2 JP H0477105B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
basement
shaft
box
existing structure
block
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63001198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01178675A (ja
Inventor
Shigeru Iiboshi
Kenji Nakao
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH01178675A publication Critical patent/JPH01178675A/ja
Publication of JPH0477105B2 publication Critical patent/JPH0477105B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はビルや一般住宅等の既設構造物の真下
に地下室を構築する構築技術に関するものであ
る。
<従来の技術> 既設構造物の地下部に地下室を増改築するに当
たり、種々の構築方法が提案されている。
<本発明が解決しようとする問題点> (イ) 従来の地下室の構築技術として、既設構造物
をジヤキアツプし、適切な山留を行つた後、床
部を直接開削して施工する技術が存在する。
しかし、この施工技術にあつては工事期間中
既設構造物の利用が制限される。
また、既設構造物内において工事機械の搬出
入が困難となる場合が多いことから、各種工事
を人力に頼らざるを得ず、施工性が悪いもので
ある。
さらにまた、住宅密集地や繁華街等のように
近隣の既設構造物が非常に接近するような現場
では近隣に与える悪影響の大きさから開削工法
による施工が不可能とされている。
(ロ) 地下室の構築方法として、トンネル式掘削方
法を採用することが考えられる。
この方法は、立坑から横方向に向けて鋼矢板
や鋼製パイプ等の仮山留材を設け、これらの仮
山留材の内部を掘削して地下空洞を形成する方
法である。
しかし、このトンネル式掘削方法にあつて
は、仮山留材の設置精度が悪いうえに仮山留材
間の連絡が不十分であることから、永久構造物
用としての採用が見合わされているのが実状で
ある。
また、仮山留材の内側に形成された空洞の内
部に場所打ちコンクリート等による覆工が要求
されるため、施工コストが高くつく。
さらに、覆工の施工時期等を誤ると地盤沈下
を誘発し、厳しい施工管理が要求される。
<本発明の目的> 本発明は以上の点に鑑みなされたもので、次の
ような既設構造物下への地下室の構築方法を提供
することを目的とする。
(イ) 都市部のように地上の空地が狭い場所でも施
工が出来る、既設構造物下への地下室の構築方
法。
(ロ) 工費の低廉を図れる、既設構造物下への地下
室の構築方法。
(ハ) 住宅密集地での施工に好適な、既設構造物下
への地下室の構築方法。
(ニ) 合理的に施工を行える、既設構造物下への地
下室の構築方法。
<本発明の構成> 以下を図面を参照しながら本発明に係る地下室
の構築方法について説明する。
(イ) ブロツク 本発明では地下室の構築に当たり、次のような
ブロツクを使用する。
このブロツクは、後述するように立坑の構成材
として、および立坑から地下室までの間を連絡す
る通路の構成材として、および最終構築物の地下
室Aの構成材として使用するものである。
ブロツクの一例を第2図に示す。
このブロツクは方形体からなり、平面用ブロツ
ク1と角部用ブロツク2の二種類のブロツクから
なる。
(ロ) 平面用ブロツク 平面用ブロツク1はその一面の中央に凹部11
を有し、他面は平滑に形成してある。
ブロツク1の四つの各側面には、各ブロツク
1,1間をボルト3で連結するための連結孔12
が開設してある。
(ハ) 角部用ブロツク 角部用ブロツク2は隣り合う二つの面が平滑に
形成してあり、その内部には断面L字形の作業孔
21が開設してある。
そして、作業孔21の開口が露出している側の
面と底面および側面にそれぞれ連結孔22が開設
してある。
<本発明の作用> つぎに地下室の構築方法について説明する。
(イ) 発進立坑の構築(第3図) まず既設構造物の近傍に立坑4を構築する。
この立坑4は開削作業に応じて前記平面用ブロ
ツク1および角部用ブロツク2をボルトで接続し
て上下端を開放した函体形に組み立てながら降下
させる。
立坑4が所定の深度まで到達したら、立坑4の
底面にスラブ版41を構築する。
この立坑4の開設巾は、大きくとる必要はな
く、少なくとも平面用ブロツク1および角部用ブ
ロツク2を搬入できる寸法であれば良い。
(ロ) 推進施設の配備(第4図) つぎに立坑4の側面を構成する一部の平面用ブ
ロツク1を撤去して、掘進方向へ向けて鋼板製の
フード板5を固定する。
また、立坑4内の底部および側部に、掘進方向
へ向けて複数の推進用のシリンダ6を配備する。
さらに前面を鋭角に形成した先導函7を立坑4
内で組み立てる。
先導函7を前記平面用ブロツク1や角部用ブロ
ツク2を使用して組み立てる。
先導函7は、その前面が鋭角に形成してあれば
他の部材からなる函体であつても良い。
先導函7を掘進方向へ向けて配置したら、先導
函7の掘削範囲に渡つて立坑4の側面を構成する
平面用ブロツク1を撤去する。
(ハ) 掘進開始(第1,4図) 各シリンダ6を伸長操作して先導函7の先端を
地山に貫入させ、先導函7内に露出する地山を掘
削し、掘削した土砂を立坑4外へ排土する。
先導函7を地中に貫入し終えたら、シリンダ6
を収縮する。
つぎに平面用ブロツク1および角部用ブロツク
2を立坑4内に搬入する。
搬入したこれらの両種のブロツク1,2を先導
函7の尾端に接続する。
平面用ブロツク1および角部用ブロツク2を接
続して組み立てる際、函体の天上部に相当する箇
所はフード板5の真下で組み付け、他の部分は立
坑4内で組み付ける。
天上部の組み付けをフード板5の真下で行うの
は、立坑4内を函体の天上部が閉鎖することを防
止して立坑4内の空間を有効に活用するためであ
る。
従つて、両種のブロツク1,2を接続した後に
排土作業が阻止されることがなく、しかも作業の
安全性が確保される。
平面用ブロツク1および角部用ブロツク2の組
み付け作業を終えたら、再びシリンダ6を伸長し
て掘進作業を再開する。
以上説明した掘進工程、排土工程、両種のブロ
ツク1,2群を接続する工程を繰り返して、函体
を掘進する。
(ニ) 地下室の形成(第5図) 既設構造物Bの真下の地下室Aの構築予定位置
まで函体を掘進したら掘進作業を終了し、シリン
ダ6を撤去する。
本発明では、地下を掘進させた函体の一部を地
下室Aとして利用する。
すなわち、多数の平面用ブロツク1および角部
用ブロツク2群を用いて組み立てた函体の前部を
利用し、この函体の切羽側と立坑4側の面に壁面
を組み付けて、地下室Aを構築する。
この壁面の材料は、立坑4から部分的に取り外
した平面用ブロツク1および角部用ブロツク2群
や新たに搬入した平面用ブロツク1および角部用
ブロツク2群を用いて組み付ける。
また、立坑4および立坑4から地下室Aまでの
間を連絡した通路は、原則として掘削土砂等を用
いて埋め戻す。
地上側への影響がないようであれば立坑4や通
路を残しておくことも可能である。
(ホ) 地下室への連絡(第5図) 既設構造物B側から地下室Aの天上部へ向けて
連絡通路用の開孔を掘削する。
つづいて、連絡通路用の開孔に対応する地下室
Aの天上部の一部を開口して、既設構造物Bと地
下室Aとを連通する。
最後に、連絡用通路の仕上げ、階段Cの設置、
地下室Aの内装仕上げを行う。
また既設構造物Bとの連絡口は地下室Aの天上
部に限らずに側部であつても良いことは勿論であ
る。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるからつぎのよ
うな効果を期待することができる。
(イ) 本発明は既設構造物の近隣から小形の立坑を
構築し、この立坑から既設構造物の真下へ向け
て函体を掘進する方法である。
従つて、地上の空地が狭い場所であつても容
易に施工できる。
(ロ) 函体を組立式のブロツク体で構成するため、
搬入や取り扱いに便利なうえ、地下室の構成材
として転用が効く。
従つて、工費の低廉を図れる。
(ハ) 重機類等の大型機械を一切必要としないの
で、密集住宅地での施工に好適である。
(ニ) 函体の推進方法を採用したことにより地表面
の沈下を最小に抑制できる。
そのため、地盤沈下防止のための仮土留め材
料が不要であり、経済的に施工できる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の一実施例の説明図であつて多
数のブロツク群からなる函体の掘進時の斜視図、
第2図:ブロツクの拡大説明図、第3図:立坑の
構築時の説明図、第4図:函体の掘進時の縦断面
図、第5図:地下室の完成時の縦断面図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 既設構造物下への地下室の構築方法におい
    て、 前記既設構造物の近傍に立坑を構築し、 前記立坑内で前記既設構造物の真下へ向かつて
    上下壁面と両側壁面をブロツク群で形成して函体
    を構築し、 前記函体を前記既設構造物の真下へ向け推進さ
    せ、 前記函体の切羽側と立坑側の各開口部にブロツ
    ク群で壁面を形成して地下室を構築し、 前記既設構造物と前記地下室とを連絡する通路
    を構築すること、 を特徴とする既設構造物下への地下室の構築方
    法。
JP63001198A 1988-01-08 1988-01-08 既設構造物下への地下室の構築方法 Granted JPH01178675A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63001198A JPH01178675A (ja) 1988-01-08 1988-01-08 既設構造物下への地下室の構築方法

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JP63001198A JPH01178675A (ja) 1988-01-08 1988-01-08 既設構造物下への地下室の構築方法

Publications (2)

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JPH01178675A JPH01178675A (ja) 1989-07-14
JPH0477105B2 true JPH0477105B2 (ja) 1992-12-07

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JP6838988B2 (ja) * 2017-02-16 2021-03-03 日本コンベヤ株式会社 搬送装置および回転構造体の組立方法

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JPH01178675A (ja) 1989-07-14

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