JPH047583A - 定着装置における温度検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は乾式プロセスによるファックス・プリンタ等
の定着装置における温度検知装置に関する。

従来の技術 従来のこの種の温度検知装置としては、定着ローラの離
型層の表面に接触する温度検知手段を有するものがあっ
たが、このようなものにあっては、検知手段の接触面に
紙粉、トナー、キャリア等の異物が付着し、これらの異
物が前記離型層を傷つけるという問題がある。

またこのような問題を起さないものとして、定着ロール
に接触しない温度検知手段を設けたものがある。しかし
ながらこのようなものは、センサ部が定着ローラから離
間して、定着ローラの放射熱を受けてセンサ部が温めら
れるようになっているので、定着作動の開始初期のよう
に定着装置が冷却しているときの応答性が悪く、特に開
始作動が迅速な複写機のような場合は、温度制御の不適
によりオーバーシュートが２２０〜２４０℃にもなって
、転写紙にカールまたはしわ等を生ずるという問題があ
る。またシリコンゴムローラの場合は、芯金の温度が２
００℃以上になると芯金とゴムとの接着はがれが生ずる
という問題がある。

一 発明が解決しようとする課題 そこでこのような接着はがれを防止するための対策とし
て、芯金接触検知方式をとったものがある。ところでこ
のようなものは芯金の肉厚が１０〜２０　ｍｍのような
厚肉の場合は横方向への熱移動があるので影響は少ない
が、芯金の肉厚が薄いと、不作動時における待期中は、
芯金の中央部も端部も同様の温度分布となっているが、
作動を開始して通紙をすると、中央部は紙によって熱が
うばわれて温度が下がるにもかかわらず、端部は熱がう
ばわれなくて所定の温度に保たれ、これが検知されてい
るのでヒータが点灯せず、したがって中央部の温度が低
いまま定着作動がなされるもので、定着不良を生ずると
いう問題がある。

この発明の目的は、前記のような従来の温度検知装置の
もつ問題を解消し、作動開始初期における定着ローラの
温度を正確に検出し、それに応答して正しい温度制御を
してオーバーシュートの発生を防止し、それ以外の時に
おいて定着ローラが温度低下を起して、定着不良を生ず
ることのない温度検知装置を提供するにある。

課題を解決するための手段 この発明は前記のような目的を達成するために、定着ロ
ーラに接触する第１温度検知手段と、接触しない第２温
度検知手段とを設け、第１温度検知手段で定着作動開始
初期の、また第２温度検知手段でその他のときの温度制
御をそれぞれ行うことを特徴とするものである。

作　　　用 前記のようなこの発明の温度検知装置において、定着作
動開始初期は第１温度検知手段による定着ローラをの接
触を利用し、迅速に温度変化を検知して必要な温度制御
をして、オーバーシュートの発生を防止するとともに、
その他のときは定着ローラに接触しない第２温度検知手
段によって検知された温度変化に基いて温度制御をし、
定着ローラの温度低下を防止する。

実施例 第１，２図に示すこの発明の実施例において、１は定着
ローラを示し、芯金２の表面にシリコーンゴム層３を取
付けて形成され、４はこのローラ１の内部に配置された
ヒータであり、芯金２の一端に対向してその表面に接触
するサーミスタからなる第１温度検知手段６が、またシ
リコーンゴム層３の中央上部には、これと接触しない位
置に配置されたサーミスタからなる第２温度検知手段７
が、それぞれ定着カバー８に設けられている。この実施
例はセンタ基準であるため第２温度検知手段７は中央に
あるが、片側基準の場合はいずれかの側に偏位する。

９は表面がテフロンコートされた芯金を有する加圧ロー
ラ、１１は入口ガイド板、１２は出口ガイド板、１３は
排紙ころ、１４は転写紙、１６はこの転写紙１４を加圧
ローラ９から分離する分離爪をそれぞれ示す。

第３図は制御回路のブロック図を示し、１７はプリント
スイッチ、１８はメインＣＰＵ、　１９は温度制御ＣＰ
Ｕ、　２０はリレー回路、２１は電源、２２は温度ヒユ
ーズをそれぞれ示す。

前記のようなものの作動状態を第４図に示すフローチャ
ートを参照して説明する。

図示しないメインスイッチをＯＮシ（ステップ２６）、
第１温度検知手段６で温度制御ＣＰＵ１９、リレー回路
２０を介して温度ＴＩ　＝　１８０℃となるようにヒー
タ４を制御する（ステップ２７）。

そしてプリントスイッチ１７をＯＮして両ローラ１，９
の回転を開始すると（ステップ２８）、温度検知は第１
温度検知手段６から第２温度検知手段７に切換り、温度
Ｔ２＝１８０℃となるようにヒータ４を制御しくステッ
プ２９）、この間第１温度検知手段６による芯金２の温
度をモニタしておく。

その結果芯金２の温度Ｔ１が２００℃を越えると、ヒー
タ４をＯＦＦとしくステップ３０）、これにより定着ロ
ーラ１がシリコンゴム層３を有するもののような場合に
その剥離するのを防止する。

この実施例の場合、定着ローラ１として芯金２の厚さが
１〜１０ｍｍで、その表面に１〜３ｍｍの厚さで幅が通
紙幅プラス５〜１０ｍｍのシリコーンゴム層３を設け、
この幅より長い長さの芯金２を用い、したがってシリコ
ーンゴム層３の両端より外方まで芯金２の両端が延出し
ているものを使用したが、予期したような効果を示した
。

発明の効果 この発明は前記のようであって、定着作動開始初期は定
着ローラに接触する第１温度検知手段で、その他は定着
ローラに接触しない第２温度検知手段で、温度を検知し
、それに基いて温度制御をするようになっているので、
定着作動開始初期におけるオーバーシュートの発生を防
止し、またそれ以外の通紙時の際に紙に熱がうばわれて
温度低下を来たし、定着不良を生ずるのを防止すること
ができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の概略断面図、第２図は同上
の一部縦断正面図、第３図は同上の制御回路のブロック
図、第４図は同上のフローチャートである。 １・・・定着ローラ　　　　　２・・・芯　金３・・・
シリコーンゴム層　　４・・・ヒータ６・・・第１温度
検知手段 ７・・・第２温度検知手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、内部ヒータが設置された定着ローラを有する定着装
   置において、定着ローラに接触して温度を検知する第１
   温度検知手段と、同ローラに接触しないで温度を検知す
   る第２温度検知手段とを設け、定着作動開始初期は第１
   温度検知手段で温度制御をし、その他のときは第２温度
   検知手段で温度制御することを特徴とする温度検知装置
   。