JPH0475753A - 連続鋳造用タンディッシュの熱間リサイクル使用方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は２ストランドでかつ大容量のタンディツシュに
好適な連続鋳造用タンディッシュの熱間リサイクル使用
方法および装置に関するものである。

〈従来の技術〉 従来連続鋳造においては鋳込終了の都度タンディツシュ
内の残鋼、残滓の排出および耐火物等の修理のため、タ
ンディツシュを鋳込位置から移動させて冷却し、修理を
行った後、再び予熱するなどの不経済な工程を経なけれ
ばならなかった。

このような不経済な工程を改善するためタンディッシュ
の交換を必要とする場合、またはタンディツシュ内を一
旦空にして再利用する場合、タンディッシュをタンディ
ツシュカーこ゛と（頃転させるもの、あるいはタンディ
ッシュカー自身にタンデイ・７シユを傾転させる機能を
持たせるものが使用されるようになった。

後者のタイプとしては例えば特開昭４９−１０１２２８
号公報に、鋳込終了直前にタンディツシュを急速に傾転
させてタンディツシュ内の残鋼および残滓を排出させた
後、直ちにタンディッシュを原位置に復帰させて取鍋か
らの溶鋼を受けて引き続いて鋳込みを行うようにしたも
のであって、クンディッンユ傾転装置を具備するクンデ
インシュカーにタンディツシュを搭載すると共にタンデ
ィツシュの前面壁を溶鋼が流出し易くするため特殊な形
状としさらに鋳込床に近接してタンディツシュ洗浄台を
設置して鋳込温度が低い場合でもタンディツシュノズル
等に凝集せんとする溶鋼を急速に除去できるようにした
ものが開示されている。

〈発明が解決しようとするＨＢ＞ しかるに前者の手段はタンディツシュをタンディツシュ
カーごと傾転するものであるため、大型タンディツシュ
に通用すると傾転させる装置が極めて大掛かりとなり真
人な設備費を要することになる。

また後者の手段は１ストランド連鋳機でタンディツシュ
が小型のときには良好な手段となるが、２ストランドで
かつ大容量のタンディツシュではタンディツシュカーに
複雑で大掛かりなタンディツシュ傾転装置を具備しなけ
ればならず得策でない。

本発明は前記従来技術の問題点を解消し、２ストランド
でかつ大容量のタンディツシュにも好適な連続鋳造用タ
ンディツシュの熱間リサイクル使用方法および装置を提
供することを目的とするものである。

〈課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するための本発明の方法は、タンディッ
シュカー上に搭載されたタンデイ・ノシュを鋳込位置と
予熱位置との間で熱間リサイクル使用するに際し、前記
タンディッシュカー上で鋳込位置にセットされたタンデ
ィツシュを上昇して切り離し、前記タンディツシュカー
と共に鋳込位置から予熱位置に移動させた後、前記タン
ディツシュを下降させて該タンディツシュの排出口側に
固設した支持軸を予熱位置に設置した１頃転用受台に預
け、前記タンディツシュを傾転用受台を支点として傾転
駆動装置により排出口側が下向きになるように傾転する
と共に、前記タンディツシュカーから切り離して支持せ
しめ、前記タンデイ、シュ内の残鋼、残滓を排出口から
排出しながら該タンディツシュを予熱し、前記予熱の終
了したタンディツシュをリサイクル使用する段階で、前
記傾転駆動装置により傾転用受台を支点としてタンディ
ツシュを傾転状態から水平に戻すと共に前記タンディッ
シュカー上に搭載し、前記タンディツシュを上昇させて
排出口側を傾転用受台から離脱させた後、前記タンディ
ツシュをタンディノシュカ−と共に鋳込位置に移動させ
てリサイクル使用することを特徴とする連続鋳造用タン
ディツシュの熱間リサイクル使用方法であるや また、本発明の２置は、傾転方向に設けられた排出口（
１，二残鋼、残滓が集中するように平面がＹ字状または
Ｙ字状に形成さｔまたタンディツシュと、該タンデイ、
ノシュをｉｎで支承するタンティ７，２・ユ支持フレー
ムと、該タンディツシュ支持フレームを４．陵可能に装
備したタンデイ、ンユカーと、タンディッシュ予熱位置
に設けられ前記タンディツシュの排出口側すこ設りゴニ
支持軸を預けて支持さゼる傾転用受台と、前記タンプイ
ノジノの排出口と対向する位置に設Ｗされた保持架台−
Ｌに搭載され、前記タンディノシｙ−（Ｄ両側部に設Ｌ
３だ吊手を牽引して前記タンデイツシｊ、カーの支持７
１〕−ムから切り離して傾転さゼる傾転駆動装置とから
なり、前記タンディノシｊを傾転して排出口から残鋼、
残滓を排□出すると共Ｇ５て予熱するように構成したこ
とを特徴とする連続鋳造用タンディツシュの熱間リサイ
クル使用装置である。

〈実施例〉 以下、本発明の構成および作用を実施例に築づいて詳細
に説明する。

第１回および第２図において１はタンディツシュであり
、タンデイ、シュ１は傾転方向に設けられた排出「」２
に残鋼、残滓が集中し易くなるため平面が）′字状乙ご
形成されている。このようなＹ字状のタンディッシュ１
はタンディツシュ支持フレーム３に載せて支承されてお
り、タンディツシュ支持フレーム３はタンデイフシ５．
カー４上にシリンダロッド式昇陣装置５を介して昇降可
能に装備されているやまたタンディツシュ１の排出口２
＠には支持軸６が、両端部には吊手７が固設されている
。なお、タンディツシュカー４は、車輪１１を介（〜で
軌道１２１を走行して鋳込位置と予熱位置とに移動する
ようになっている。

タンデイ、シュ１の予熱位置には、前記タンディツシュ
１の排出口２側に固設された支持軸６を預ける傾転用受
台８が床上に設置されている。さらにタンディッシュｌ
の排出口２と対向する位置に保持架台９が設置されてお
り、保持架台９上にはタンディノシ〃１の両側部に固設
された吊手７を牽引してタンデインシフ、支持フレーム
３から切り離して傾転さ一辻る傾転駆動装置１０が搭載
されている。

保持架台９上乙こ搭載された傾転駆動装置ＩＯには、タ
ンディツシュ１の両側部乙、−それぞれ固設された吊手
７に対応して先端部Ｃ＝フック１３を有するロッド状吊
具１４が配設されている。各ロッド状吊具１４は保持架
台９上に設けられた軸受台１５にｆｉ１６を介して支持
された吊具ボルダ１７に保持されており、吊具ホルダ１
７１．ま架台９１−に配設された吊具傾動用シリンダ１
８によって伸転可能乙こなっている。

各ロッド状吊具１４の下面側にはラック１９が固設され
ているー・方、吊具ホルダ１７にはラック１９と噛み合
うピニオン２０が設置３であり、ビニメ゛ン２０を１耘
または逆転さ一ピることによってラック１９を介してロ
ッド状吊貝１４を吊具ホルダ１７から伸縮することがで
きるようになっている。なおロッド状吊具１４は吊具ボ
ルダ１７に配設されたガイドローラ２１にガイドされな
がら伸縮される。、第２図？こ示ずよ・うにビニオン２
０に接続されたシャフト２２は、中間シャフト２３．２
４を介して電動機２５に連結されている。

次に本発明の操作手順（、ごついて説明すると、第３図
に示すようにスイングタワー２６に載置された取鍋２７
から鋳込位置にナツトされたタンディツシュｌへの７８
鋼注入が終了し、さらにタンディツシュ１から鋳型（図
示４．ず）へ鋳込まれる溶鋼中にスラグが混入し７ない
ようにタンディッシュｌ内に溶鋼をスラグと共に残留さ
せてスライディングノズルを閉止する、 鋳込位置にセットされているタンディソシ５．１はタン
ディツシュカー４に装備された前述シリンダ１コツト式
鰹陵装置５を収縮作動して下限まで降下しであるので、
第４図（ａ）に示すようにシリンダロッド式４降詰１５
を伸長作動してタンデインシフ、ｌを支持フレーム３と
共に上限まで上昇さ（る。

引き続きタンデインシフ、１を上昇させたまま軌道ｌ１
士のタンディンシｙ、カー４を第３図におりる左右のタ
ンディッシュ予熱位置のいずれか一方、たとえば右側の
予熱位！に移動させ、タンデイ・７シユ１の排出口２側
に固設した支持軸６を予熱位置の床上に配置した傾転用
受台８の上方に位置合わせする。

さらに第４図（ｂ）に示すようにシリンダロンド式昇降
装置５を収縮作動してタンディツシュ１を下鋒させ支持
軸６を傾転用受台８に預ける。そして第４図（Ｃ）に示
すようにタンディツシュ１０両側部に固設した吊手７に
ロッド状吊具１４の先端部に設けたフック１３を引っ掛
けて牽引し、傾動用受台８に支承されている支持軸６を
支点としてタンディツシュｌの排出口２何が下向きにな
るように傾転させる。

このとき、タンテ゛イ・ンシュ１はタンデイツシユカー
４の支持フレーム３から切り離されるので、軌道１１上
のタンディツシュカー４は第４図（ハ）に示すようにフ
リーとなり、タンディツシュカー４は別の鋳込みを行う
タンディツシュの搬送に充当することが可能になる。

なお、傾動状態に保持されたタンディッシュ１の排出口
２から残鋼、残滓がポット２８に排出されると共に、タ
ンデイ、シュ１は予熱装置に装備されたバーナ（図示せ
ず〕により予熱されるが、当該予熱装置は通常のものを
用いて常法により予熱操作を行うので、ここでは説明を
省略する。

ここで、第１図および第２図によりタンディツシュカー
４上に搭載されたタンディツシュｌの支持軸６を傾転用
受台８に預けた後、ロッド状吊具１４を操作してタンデ
ィツシュ１を傾転させる手順について説明する。

まず、吊具傾動用シリンダ１８を作動してロッド状吊具
１４の角度を調整し先端部のフック１３を上方に回動さ
せる６次に電動ｌ！２５を駆動して中間シャフト２３．
２４およびシャフト２２を介してピニオン２０を第１図
において反時計方向に回転させ、ラック１９を介してロ
ッド状吊具１４を前方に繰り出し、フック１３を第１図
の２点ｕｔ線で示すようにタンディツシュＩの吊手７の
上方に位置するまで移動させる。

さらに吊具傾動用シリンダ１ｇを作動してフック１３を
矢印で示すように下方に回動させ、引き続き電動機２５
を駆動してピニオン２５を時計方向に回転させラック１
９を介してロッド状吊具１４を後方に引っ込めることに
よってフック１３をタンディツシュ１に固設した吊手７
に引っ掛けた後、タンディツシュ１を牽引すると２点鎖
線で示すように傾転用受台８に預けられた支持軸６を支
点として傾転するのは前述の通りである。

傾転状態に保持してタンディツシュ１の予熱が完了した
ら、予熱位置に空のタンディツシュカー４を移動して待
機させ、前述の場合と逆の手順によりロッド状吊具１４
を扱作して、まずタンディツシュ１を傾動状態から水平
に戻し、タンデインシェカー４の支持フレーム３上に載
せる０次にシリンダロンド式昇降装置５を伸長作動して
タンディツシュ１を上限まで上昇させ、支持軸６を傾転
用受台８の上方に切り離した状態とした後、タンディッ
シュカー４によってタンディツシュ１を鋳込位置に移動
させ、次回の溶鋼注入開始にそなえる。

前記実施例ではロッド状吊具を前後進させる手段として
ピニオンラック機構等を利用するものについて説明した
が、タンディツシュの傾転駆動装置は実施例のものに限
定するものではない。またタンディツシュの平面形状を
Ｙ字状にするものについて説明したが傾転したときに残
鋼、残滓を排出口側に集め易い形状としては７字状も好
適であり、同様の効果が得られる。

〈発明の効果〉 以上、説明したように本発明によれば２ストランドの大
容量のタンディツシュにも複雑かつ大掛かりな設備を要
することなく適用することが可能となるばかりでなくタ
ンディツシュからの残鋼、残滓の排出性が良好であり予
熱も支障なく行うことができる。その結果、タンディツ
シュの耐火物コストは従来の１／６程度に削減され、ま
たタンディツシュ当たりの注入鍋回数を従来の２．５杯
から１５杯程度に大幅に増加させることができる。

またタンディツシュ予熱中は、タンディッシュカーは切
り離されてフリーであるので他のタンディツシュに充当
することが可能であり、設備費の削減が達成される。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の実施例に係る装置の側面
間および平面図、第３図は本発明乙こ係る装置の配置を
示す平面、第４図は本発明の操作手順を示す説明図であ
る。 ２３．２４・・・中間シャフト、 ２６・・・スイングタワー ２８・・・ボ／１、。 ２５・・・電動機、 ２７・・・取　鍋、 １・・・タンデイ、ノシュ、　　　　２・・・排出口、
３・・・タンディンシヱ支持フレーノ１．４・・・タン
プイノ、／ユカー ５・・・シリンダロンド式昇降装置、 ６・・・支持軸、　　　　　　　７・・・吊　手、８・
・・傾転用受台、　　　　　９・・・保持架台、１０・
・・傾転駆動装置、　　　　１１・・・車　輪、１２・
・・杜　道、　　　　　　　　１３・・・フック、１４
・・・ロッド状吊具、　　　　１５・・・軸受台、１６
・・・軸、　　　　　　　　　１７・・・吊具ホルダ、
１８・・・吊具傾動用シリンダ、　１９・・・ランク、
２０・・・ビニメニ／、　　　　　　　２１・・・ガイ
ドローラ、２２・・・シャツ（・、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、タンディッシュカー上に搭載されたタンディッシュ
   を鋳込位置と予熱位置との間で熱間リサイクル使用する
   に際し、前記タンディッシュカー上で鋳込位置にセット
   されたタンディッシュを上昇して切り離し、前記タンデ
   ィッシュカーと共に鋳込位置から予熱位置に移動させた
   後、前記タンディッシュを下降させて該タンディッシュ
   の排出口側に固設した支持軸を予熱位置に設置した傾転
   用受台に預け、前記タンディッシュを傾転用受台を支点
   として傾転駆動装置により排出口側が下向きになるよう
   に傾転すると共に、前記タンディッシュカーから切り離
   して支持せしめ、前記タンディッシュ内の残鋼、残滓を
   排出口から排出しながら該タンディッシュを予熱し、前
   記予熱の終了したタンディッシュをリサイクル使用する
   段階で、前記傾転駆動装置により傾転用受台を支点とし
   てタンディッシュを傾転状態から水平に戻すと共に前記
   タンディッシュカー上に搭載し、前記タンディッシュを
   上昇させて排出口側を傾転用受台から離脱させた後、前
   記タンディッシュをタンディッシュカーと共に鋳込位置
   に移動させてリサイクル使用することを特徴とする連続
   鋳造用タンディッシュの熱間リサイクル使用方法。 ２、傾転方向に設けられた排出口に残鋼、残滓が集中す
   るように平面がＹ字状またはＶ字状に形成されたタンデ
   ィッシュと、該タンディッシュを載せて支承するタンデ
   ィッシュ支持フレームと、該タンディッシュ支持フレー
   ムを昇降可能に装備したタンディッシュカーと、タンデ
   ィッシュ予熱位置に設けられ前記タンディッシュの排出
   口側に設けた支持軸を預けて支持させる傾転用受台と、
   前記タンディッシュの排出口と対向する位置に設置され
   た保持架台上に搭載され、前記タンディッシュの両側部
   に設けた吊手を牽引して前記タンディッシュカーの支持
   フレームから切り離して傾転させる傾転駆動装置とから
   なり、前記タンディッシュを傾転して排出口から残鋼、
   残滓を排出すると共に予熱するように構成したことを特
   徴とする連続鋳造用タンディッシュの熱間リサイクル使
   用装置。